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## [GTMエンジニアとは？役割と採用方法を採用担当者向けに解説](https://hr-media.offers.jp/articles/go-to-market-engineer)

**公開日**: 2026-07-06
**著者**: 鈴木 裕斗
**カテゴリ**: 採用

<p>GTMエンジニア（Go-to-Market Engineer）とは、営業・マーケティング・カスタマーサクセスをまたぐ収益プロセスを、ツールとデータとAIで自動化・最適化し、再現性のある成長の仕組みを作るエンジニアです。顧客プロダクトを作るのではなく、自社の「収益を生む仕組み」そのものを設計・実装する。SaaSツールが増え、生成AIで部門横断の自動化が現実になったいま、少人数で事業を伸ばしたい企業から一気に注目を集める新職種になりました。</p><p>一方で、GTMエンジニアの採用は簡単ではありません。職種名として肩書きの実務経験を持つ人がほぼいない、技術力とビジネス理解の両方を求められる、そして海外では年収が高騰している——難しさは構造的です。本記事では、GTMエンジニアの定義と成り立ちを整理したうえで、採用市場・年収相場・要件定義・母集団形成・面接の見極めまでを、出典データとOffersの正社員採用事例を交えて採用担当者向けに解説します。</p><h2 id="h4457217e65">GTMエンジニア（Go-to-Market Engineer）とは、定義と成り立ち</h2><p>GTMエンジニア（Go-to-Market Engineer）とは、営業・マーケ・CSに分断された収益プロセスを技術でつなぎ直し、自動化・最適化する役割です。定義そのものが新しいため、採用に踏み出す前に「なぜこの職種が生まれたのか」を押さえておくと、要件定義も評価も設計しやすくなります。</p><h3 id="hb903aa49b0">GTMエンジニアの定義は「収益プロセスを技術で作り込む」</h3><p>GTMエンジニアの中心的な役割は、営業・マーケティング・カスタマーサクセスという複数のビジネス領域の垣根を越え、各部門に分断されたデータや手作業を解決し、収益を生み出すシステムとプロセスを構築・実装することにあります。リード獲得から商談化までの自動化、CRM・SFA・MAの整備と連携、顧客シグナルを使ったアプローチ設計、インバウンドリードの評価とルーティング最適化までが役割の範囲に入ります。</p><p>「Go-to-Market（市場投入戦略）」を「エンジニアリング＝設計・自動化・最適化する」というのが名前の由来です。顧客に届けるプロダクトを開発するのではなく、自社が収益を上げる仕組みそのものをコードとツールで組み上げる点が、一般的なソフトウェアエンジニアと大きく異なります。</p><h3 id="h97cd9a6efa">GTMエンジニアはなぜ生まれたか、SaaSのサイロ化とAIの実装フェーズ</h3><p>GTMエンジニアが注目される背景には、営業・マーケ・CSの分断という構造的な課題があります。企業が営業向けのCRM、マーケ向けのMAといった異なるツールを部門ごとに導入した結果、データが縦割りにサイロ化し、顧客への対応にズレが生じるようになりました。件数が増えるほど人海戦術は限界に近づき、少人数で成果を最大化する必要性が高まります。</p><p>そこに、APIの拡充と生成AIの進化が重なりました。プラットフォーム間の連携と自動化が現実的な選択肢になり、「分断をコードで埋める」担い手が必要になったわけです。AIで営業やマーケの業務を組み替える動きが本格化するほど、その最後のひと押しを担うGTMエンジニアの価値が上がっていきます。</p><h3 id="h6e9b1c7b5c">GTMエンジニアとRevOps・ソフトウェアエンジニアとの違い</h3><p>GTMエンジニアは、既存の職種とどう違うのでしょうか。RevOps（レベニューオペレーション）が戦略・プロセス・データ・技術を統合して「管理」する役割なのに対し、GTMエンジニアはそのなかでも「エンジニアリングによる自動化・実装」に特化します。一般的なソフトウェアエンジニアが顧客向けプロダクトを作るのに対し、GTMエンジニアは自社の「収益インフラ」を作る、という違いも押さえておきたいところです。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>職種</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>主な対象</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>GTMエンジニアとの違い</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>GTMエンジニア</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>自社の収益プロセス</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>技術で収益インフラを自動化・実装する（本記事の対象）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>RevOps</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>戦略・プロセス・データの統合管理</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>管理・オペレーション設計が主で、実装特化ではない</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ソフトウェアエンジニア</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>顧客向けプロダクト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>収益プロセスではなくプロダクトそのものを開発する</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>営業・マーケ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>人対人の営業・認知拡大</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>GTMエンジニアは彼らのボトルネックを技術で解く</p></td></tr></tbody></table><p>この表は、JDを書くときに「自社が求めているのは本当にGTMエンジニアか、それともRevOpsやSWEか」を切り分ける物差しになります。役割の境目が曖昧なまま求人を出すと、応募者と期待がずれて採用が長期化しやすいためです。</p><h2 id="hdf07131d39">GTMエンジニアの採用市場と求人動向</h2><p>GTMエンジニアの求人は、米国を中心に急拡大しています。国内では肩書きの実務経験者がまだ非常に少なく、これから母集団を作る職種です。</p><h3 id="hee5c97b09d">GTMエンジニアの求人は米国で前年比205%増</h3><p>GTMエンジニアという職種は、ここ数年で急速に立ち上がりました。求人分析メディアBloomberryが公開給与付きの求人約1,000件を<a href="https://bloomberry.com/blog/i-analyzed-1000-gtm-engineering-jobs-here-is-what-i-learned/">分析したレポート</a>によると、2000〜2023年にはほとんど存在しなかったGTMエンジニアの求人が2024年に現れはじめ、2025年（1〜9月）には前年同期比で205%増加しています。VercelやOpenAI、Ramp、Clayといった、AIプロダクトや開発者向けツールを持つ高成長企業が採用を牽引している点が特徴です。</p><p>採用に必要なスキルの実態もデータに表れています。同じ<a href="https://bloomberry.com/blog/i-analyzed-1000-gtm-engineering-jobs-here-is-what-i-learned/">Bloomberryの分析</a>によると、SQLとPythonがそれぞれ求人の38%に登場しており、コードを書けることが処遇を押し上げる要因になっています。「ビジネス寄りの職種」と誤解されがちですが、実際には技術力が明確に問われる職種だと読み取れます。</p><h3 id="h55feeb894f">GTMエンジニアは日本ではこれから、経験者はほぼいない</h3><p>一方、日本市場ではGTMエンジニアという肩書きでの実務経験を持つ人はまだ非常に稀です。ただし、採用に動く企業は現れはじめており、たとえばLayerXはバクラク事業で<a href="https://note.com/numashi_biz/n/n8a8db6828452">Go-To-Marketエンジニアの採用を開始</a>しています。</p><p>背景には、技術と業務の両方を担える人材の慢性的な不足もあります。経済産業省の<a href="https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf">「IT人材需給に関する調査」</a>では、<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/it-talent-shortage">IT人材の需給ギャップ</a>が2030年に最大約79万人へ拡大すると試算されました。ただでさえエンジニアが足りないなかで、ビジネス理解まで備えたGTMエンジニアはとりわけ希少です。採用担当者への示唆は明快で、「経験者を探す」発想では母集団がゼロに近く、後述するように<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/engineer-recruitment">エンジニア採用</a>の考え方を応用して&quot;隣接人材を採って育てる&quot;設計に切り替える必要があります。</p><h2 id="hb073dac86c">GTMエンジニアの年収相場</h2><p>GTMエンジニアの年収は、米国で中央値$127,500、トップ企業では$250,000超に達します。日本ではまだ相場が形成途上のため、米国のデータを基準に自社の提示水準を検討することになります。</p><h3 id="hf8d0e74785">GTMエンジニアの米国での年収レンジ</h3><p>米国の年収水準は、新職種としては明確に高い部類に入ります。前述の<a href="https://bloomberry.com/blog/i-analyzed-1000-gtm-engineering-jobs-here-is-what-i-learned/">Bloomberryの分析</a>によると、公開給与付き求人の年収の中央値は$127,500でした。最も高い提示はVercelの$252,000で、OpenAIが$250,000、LILT AIが$221,500、Airが$208,500、Rampが$184,000と続きます。AIプロダクトや開発者向けツールを持つ、資金力のある高成長企業が高い報酬を提示している構図です。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>区分</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>年収水準</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>自社判断の目安</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>米国・中央値</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>$127,500</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>標準的なGTMエンジニアの相場感</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>米国・トップ企業（Vercel）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>$252,000</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>経験者の争奪に勝つ上限水準</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>米国・大手AI企業（OpenAI）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>$250,000</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>同上</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>日本</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>相場は形成途上（経験者が稀）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>隣接職種の水準＋技術手当で設計</p></td></tr></tbody></table><p>出典: <a href="https://bloomberry.com/blog/i-analyzed-1000-gtm-engineering-jobs-here-is-what-i-learned/">Bloomberry</a>（米国分）／日本は実務経験者がまだ稀で相場は未確立</p><h3 id="hc5dd73b6ec">GTMエンジニアの年収は「経験者相場」で考えない</h3><p>日本では経験者がほぼいないため、米国の高い相場をそのまま当てはめても、比較できる候補者がいないのが実情です。現実的な設計は、後述する3つの原石層——ソフトウェアエンジニア、デジタルマーケター、営業開発（SDR）——それぞれの現職水準を起点に、技術と業務をまたぐ希少性への手当を上乗せする組み立てです。年収表だけで外資系の高報酬に張り合うより、任せる裁量の広さや「収益の仕組みをゼロから作れる」経験価値をどう提示できるかが、承諾を左右します。</p><h2 id="h8a1c4cf9a6">GTMエンジニアの採用要件定義</h2><p>GTMエンジニアの採用要件は、「技術力」「ビジネス理解」「部門横断の推進力」の掛け合わせで定義するのが要点です。どれか一つが欠けても収益プロセスを作りきれないため、全部入りの理想像を並べるより、自社で外せない軸を見極めることが先決です。</p><h3 id="h172e1096ca">GTMエンジニアに必要なスキル領域</h3><p>GTMエンジニアに求められるスキルは、大きく次のように整理できます。</p><ol><li>技術力。SaaSツール間のAPI連携設計と自動化実装、SQLによるデータ分析とダッシュボード構築</li><li>ツール知識。CRM・SFA・MAといった収益系ツールの深い製品理解</li><li>ビジネス理解。営業・マーケ・CS全般のドメイン知識と、LTV/CACやROIといった収益指標への感覚</li><li>推進力。課題発見から部門横断のプロジェクトを動かしきる力</li></ol><p>技術力だけでも、ビジネス理解だけでも足りません。米国の求人でSQL・Pythonが4割弱に登場するという<a href="https://bloomberry.com/blog/i-analyzed-1000-gtm-engineering-jobs-here-is-what-i-learned/">Bloomberryの分析</a>からも、「ビジネスがわかるだけの人」では務まらない職種だと分かります。</p><h3 id="h625a32a78c">GTMエンジニアのJDは「必須」と「歓迎」を切り分けて書く</h3><p>採用要件（JD）を書くときは、これらを等しく並べるのではなく、自社の収益プロセスの課題から「必須」と「歓迎」を切り分けるのが現実的です。たとえばリード対応の自動化が急務なら、API連携と自動化の実装経験、SQLでのデータ抽出を必須に据え、特定業界の営業ドメイン知識は歓迎要件に回す、といった設計になります。</p><p>ここで効いてくるのが、前半で示したRevOps・SWEとの違いの表です。四つすべてを高水準で求める要件は、ただでさえ薄い母集団をさらに狭めます。「GTMエンジニアの経験そのものは問わない」と間口を広げつつ、自社の課題に直結する軸だけを必須で明確にする。この書き分けが、現実に採れるJDと、評価のぶれない基準の両方を支えます。</p><h2 id="hddc6c2705e">GTMエンジニアに届く母集団形成</h2><p>GTMエンジニアは経験者が市場にほぼいないため、「探す採用」は成立しません。採用の本体は、隣接する職種の中から&quot;ビルダー気質&quot;を持つ原石を見つけ、要件を翻訳することにあります。</p><h3 id="h4169d5f805">GTMエンジニアは「経験者」ではなく「3つの原石層」から採る</h3><p>これがGTMエンジニア採用の勘所です。肩書きの経験者を待っても出会えない以上、狙うべきは近い経験を持つ隣接人材になります。具体的には、（1）自動化やデータ連携を楽しめるソフトウェアエンジニア、（2）ツールを使い倒すデジタルマーケター、（3）オペレーション改善に強い営業開発（SDR）——この3層が有力な候補です。</p><p>見極めの手がかりは、職務経歴だけではありません。GitHubや技術ブログのアウトプット、イベントやSNSでの発信から、「自分で仕組みを作ってしまう」ビルダー気質と課題解決の実績を読み取ることが有効です。求人票に「GTMエンジニア募集」と書いて待つのではなく、こうした原石に企業側から声をかけにいく設計が要になります。</p><h3 id="hda48c7e007">GTMエンジニア採用にはダイレクトリクルーティングとAIスカウトが効く</h3><p>原石層に直接アプローチするには、企業側から候補者を見つけて声をかける<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/direct-recruiting-guide">ダイレクトリクルーティング</a>が有効です。データベースから「自動化が得意なエンジニア」「ツールに強いマーケター」を条件で絞り込み、転職を積極的に考えていない潜在層にもアプローチできます。母集団が薄い職種ほど、待つのではなく取りに行く設計が成果を分けます。</p><p>課題は、一人ひとりの経歴を読み込んで刺さる文面を書く工数です。ここを軽くするのがAIスカウトです。Offersの<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">AIスカウト生成機能</a>は、求人情報と候補者の経歴データを照合し、一人ひとりに最適化されたスカウトメッセージを自動で作成します。導入企業ではスカウトの承諾率が13.1%から31.7%へと約2.4倍に改善した実績があり、限られた接点の歩留まりを引き上げます。原石を口説くGTMエンジニア採用でこそ、一通ごとの精度が効きます。</p><p>採用要件の翻訳から母集団形成、スカウト運用までを一度に見直したい採用担当者の方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offersの無料相談</a>で自社のGTMエンジニア採用の進め方を相談してみてください。</p><h2 id="hf735c63666">GTMエンジニアの面接・見極め</h2><p>GTMエンジニアの面接では、技術・ビジネス理解・推進力の三軸を、実際に作ったアウトプットで実証させることが核になります。肩書きや経歴の広さではなく、「収益の仕組みを自分で作りきれるか」を確かめる設計にしましょう。</p><h3 id="h54a6099a5b">GTMエンジニアの評価観点は「技術・ビジネス・推進」の三軸</h3><p>評価は、要件定義で定めた軸に沿って組み立てます。技術力については、API連携や自動化を実装しきった経験や、SQLでデータを扱った具体を深掘りします。ビジネス理解については、営業やマーケの業務のどこがボトルネックかを自分の言葉で語れるかを聞きます。推進力については、部門をまたいで仕組みを定着させた場面を確認します。</p><p>書類やGitHub・技術ブログの段階で「どの軸に強みがありそうか」の仮説を立て、面接でその仮説を検証する流れが効率的です。三軸のうち自社で必須とした軸に、アウトプットの裏付けがあるかを重点的に見極めましょう。</p><h3 id="h931d66ba74">GTMエンジニアの面接で使える質問例</h3><p>三軸を確かめるには、抽象的な自己PRではなく、具体的な経験を引き出す質問が有効です。たとえば次のような問いが挙げられます。</p><ul><li>営業やマーケの手作業を、自動化やツール連携で解決した経験を教えてください（技術力・ビジネス理解）</li><li>分断されたデータをつなぎ、意思決定に使える形にした経験はありますか（技術力）</li><li>立場の異なる部門を巻き込んで、収益プロセスの仕組みを定着させた場面を教えてください（推進力）</li><li>LTVやCACといった指標を、施策の設計にどう反映させましたか（ビジネス理解）</li></ul><p>こうした質問への答えの具体性と再現性から、三軸のどこに深さがあるのかが見えてきます。社内にGTMエンジニアの評価経験者がいない場合は、評価基準を事前にそろえ、営業・マーケ・開発の複数の視点で見る体制を整えておくと精度が上がります。</p><h2 id="hbb38e417c5">GTMエンジニア採用を成功させる体制</h2><p>GTMエンジニアのように見極めが難しく母集団も薄い職種は、待つのではなく、専任の伴走やAIスカウトで取りに行った企業が成果を出しています。Offersの導入事例と、採用プロセスの外部化という選択肢から、その動き方を取り上げます。</p><h3 id="hc28e430059">スタンバイの検索・ハイクラス採用、2ヶ月で確保</h3><p>求人検索エンジン「スタンバイ」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">株式会社スタンバイ</a>は、採用体制のリソース不足に加え、ハイクラスエンジニアの採用が難航していました。求める技術領域の特殊性から、人材の探索そのものが難しく、通常のチャネルでは数ヶ月待っても出会えないポジションです。経験者が市場に少なく、技術と専門性の掛け合わせが求められるGTMエンジニア採用と、構造がよく似ています。</p><p>同社はOffersのリテーナープランを活用し、CTOインタビューや事業説明で候補者への魅力の伝え方を磨きながら、対話を反復する伴走型の体制を組みました。その結果、検索技術の中核を担うハイクラス人材を、導入から2ヶ月で正社員採用することに成功しています。母集団の薄い領域でスピードと精度を両立させたい場合の、有効なパターンと言えるでしょう。</p><h3 id="hffebffaf09">AI RPOでGTMエンジニア採用のプロセスを外部化する</h3><p>社内に評価できる人がいない、母集団が作れないという難所は、採用プロセスの外部化でも解消できます。<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPO</a>は、従来の採用代行（RPO）にAIスカウトを組み合わせ、採用戦略の策定から候補者のスクリーニング、最適化スカウト、オファー対応までを一貫して支援する形態です。</p><p>GTMエンジニアのように定義が新しく評価ノウハウが社内にない職種では、外部の評価リソースとAIスカウトを組み合わせる意味が大きくなります。評価体制づくりから採用代行までを検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>で自社に合った進め方を相談してみてください。ハイクラス領域には、専任チームが予算と期間にコミットする<a href="https://offers.jp/client/retainer">リテーナープラン</a>もあります。</p><h2 id="h581e738a56">GTMエンジニア採用のまとめ</h2><p>GTMエンジニア（Go-to-Market Engineer）とは、営業・マーケ・CSに分断された収益プロセスを、技術で自動化・最適化する新職種です。SaaSのサイロ化と生成AIの実装フェーズを背景に、米国では2025年に求人が前年比205%増と急拡大し、年収の中央値は$127,500に達しました。日本ではまだ経験者がほぼいない、これから母集団を作る職種です。</p><p>読み終えた採用担当者が、今週から動くとすればこの順番です。</p><ul><li>求める像を切り分ける。RevOps・SWEとの違いの表を使い、「自社が本当に求めているのはGTMエンジニアか」を確かめてJDの必須軸を1〜2個に絞る</li><li>経験者を探すのをやめる。SWE・マーケター・SDRの3層から、GitHubや発信に&quot;ビルダー気質&quot;が見える原石をリストアップする</li><li>取りに行く母集団を作る。ダイレクトリクルーティングとAIスカウトで、原石層に企業側から声をかける</li><li>評価体制をそろえる。営業・マーケ・開発の複数視点で、アウトプットベースの評価基準を面接前に決めておく</li></ul><p>GTMエンジニアの採用は、手法選び以上に「自社の収益プロセスの何を任せたいか」の定義で決まります。スカウト運用の効率化や評価体制の整備を検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。ハイクラス領域の採用には、専任チームが予算と期間にコミットする<a href="https://offers.jp/client/retainer">リテーナープラン</a>もあります。</p>

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## [フォワードデプロイドエンジニア（FDE）とは？役割と採用方法を解説](https://hr-media.offers.jp/articles/forward-deployed-engineer)

**公開日**: 2026-07-05
**著者**: 鈴木 裕斗
**カテゴリ**: 採用

<p>フォワードデプロイドエンジニア（FDE）とは、自社のAIプロダクトを顧客の業務現場に持ち込み、課題に合わせて設計・実装し、現場で使われる状態に定着させるまでを担うエンジニアです。単にシステムを作って納品するのではなく、現場に入り込んでプロトタイプを磨き、業務フローそのものを変えていく。AIの社会実装が本格化するなかで、いま最も採用競争が激しい新職種の一つになりました。</p><p>一方で、FDEの採用は簡単ではありません。定義が新しく社内に評価できる人がいない、技術力と業務理解と推進力を兼ね備えた人材の絶対数が少ない、そして年収の提示水準が高い——難しさは構造的です。本記事では、FDEの定義と成り立ちを整理したうえで、採用市場・年収相場・要件定義・母集団形成・面接の見極めまでを、出典データとOffersの正社員採用事例を交えて採用担当者向けに解説します。</p><h2 id="hdf38f99d0f">フォワードデプロイドエンジニア（FDE）とは、定義と成り立ち</h2><p>フォワードデプロイドエンジニア（FDE）とは、顧客の業務現場という「最前線」に自ら入り込み、AIプロダクトを課題に合わせて実装・定着させるエンジニアです。定義そのものが新しいため、採用に踏み出す前に「なぜこの職種が生まれたのか」を押さえておくと、要件定義も評価も設計しやすくなります。</p><h3 id="h983e6621a1">FDEの定義は「顧客の現場で実装・定着まで担う」</h3><p>FDEの中心的な定義は、自社のAIプロダクトやプラットフォームを、顧客ごとの業務課題に合わせて設計・実装し、現場で使われる状態にするまで責任を持つことにあります。現場への潜入と観察、プロトタイプの作成、システム統合、業務フローの作り直しまでが役割の範囲に入ります。</p><p>「Forward Deployed（前線展開）」はもともと軍事用語で、前線に展開する部隊を指す表現です。顧客の業務現場という最前線に自ら出向く、という働き方をそのまま言い表しています。開発室でコードを書くだけの職種ではなく、顧客のオフィスや業務そのものに深く関わる点が、既存のエンジニア職と大きく異なります。</p><h3 id="h290ce69c2f">FDEはなぜ生まれたか、Palantirの「1顧客に多機能」モデル</h3><p>FDEという職種を体系化したのは、2010年代初頭に米国のデータ統合プラットフォーム企業Palantir Technologiesでした。<a href="https://blog.palantir.com/dev-versus-delta-demystifying-engineering-roles-at-palantir-ad44c2a6e87">Palantir公式ブログ</a>によると、同社は当初この役割を「Delta」と呼び、産業出身の業務専門家「Echo」とペアを組ませる体制をとっていました。</p><p>Palantirの採用ページで語られる特徴は明快です。通常のエンジニアが「1つの機能を多くの顧客向けに」開発するのに対し、FDE（同社ではForward Deployed Software Engineer＝FDSEとも呼ぶ）は「1つの顧客に対して多くの機能を実装する」。汎用プロダクトを横に広げるのではなく、目の前の一社の課題を縦に深く解ききることに軸足を置くわけです。この「顧客密着で価値を出す」思想が、AI導入を成功させる職種像として、いま各社に広がっています。</p><h3 id="h1003c8a0de">FDEと既存職種（SES・フルスタックエンジニア）との違い</h3><p>FDEは、既存の職種とどう違うのでしょうか。受託開発やSESが「指示された仕様を実装する」ことを主眼に置くのに対し、FDEは課題の発見から解決策の設計、実装、定着までを一気通貫で担い、業務そのものを変える成果に責任を持ちます。顧客の業務に踏み込む深さと、成果へのコミットの強さが違いです。</p><p>技術の幅という点では<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/full-stack-engineer">フルスタックエンジニア</a>と近い部分もありますが、FDEはそこに「顧客の業務を理解し、現場を動かす力」が強く加わります。コードを書ける、というだけでは務まりません。技術・業務理解・推進力の掛け合わせが問われる点を、採用要件の出発点として押さえておきたいところです。</p><h2 id="hfaa898a3cb">フォワードデプロイドエンジニア（FDE）の採用市場と求人動向</h2><p>フォワードデプロイドエンジニア（FDE）の求人は、AIの社会実装フェーズ入りを背景に、グローバル企業から国内AI企業・SaaS企業へと急速に広がっています。ただし公開求人の絶対数はまだ限られ、獲得競争は激しい状態です。</p><h3 id="h4a7bfa51ac">FDEの求人は限られるが、グローバル・国内のAI企業が採用を開始</h3><p>FDEはまだ職種名として定着しはじめたばかりで、公開求人の数は限られます。一方で、採用に動く企業の顔ぶれは急速に広がってきました。海外ではOpenAIやAnthropic、Salesforceといったグローバル企業がFDEの採用を進め、日本でもLayerX、ログラス、ソフトバンクなどが採用を開始しています。</p><p>動きの本気度は、グローバル企業の姿勢にも表れています。Salesforceは自社ブログでFDEを「いま最も注目される役割」と位置づけ、<a href="https://www.salesforce.com/ap/blog/forward-deployed-engineer/">積極的な採用</a>を進めています。求人の絶対数がまだ少ないぶん、限られたポジションを各社が奪い合う構図になりやすく、待っているだけでは出会えない職種です。</p><h3 id="h1be035f776">FDEの需要を押し上げるIT人材不足とAI実装フェーズ</h3><p>需要の土台には、深刻なIT人材の不足があります。経済産業省の<a href="https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf">「IT人材需給に関する調査」</a>では、IT人材の需給ギャップが2030年に最大約79万人へ拡大すると試算されました。ただでさえ人材が足りないなかで、技術と業務の両方を担えるFDEは、とりわけ希少です。</p><p>もう一つの押し上げ要因が、AIの社会実装フェーズへの移行です。生成AIを「導入した」だけでは成果が出ず、顧客の業務に合わせて作り込み、現場に定着させて初めて価値が生まれる——この最後のひと押しを担う職種として、FDEの需要が高まりました。AIプロダクトを持つ企業ほど、その価値を顧客の現場で証明できるFDEを必要としています。</p><h2 id="hd3f3a78f7d">フォワードデプロイドエンジニア（FDE）の年収相場</h2><p>フォワードデプロイドエンジニア（FDE）の年収は、一般的なエンジニア職より明確に上振れし、日本では600万〜1,200万円台、スキル次第で1,500万円以上に達します。希少性と成果への責任の重さが、そのまま処遇に反映されている職種です。</p><h3 id="h9cf768b02b">FDEの日本国内の年収レンジ</h3><p>日本市場でのFDEの年収は、目安として600万〜1,200万円のレンジに分布し、AI・LLM領域のスキルを持つ人材では1,500万円以上が提示される例もあります。AIプロダクトを持つ企業の公開求人でも、1,000万円を大きく超える水準が見られます。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>区分</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>年収レンジ（目安）</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>備考</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>日本・一般的なFDE</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>600万〜1,200万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>市場相場の目安</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>日本・AI/LLMスキル保有</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1,500万円以上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>希少スキルで上振れ</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>米国</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>総報酬で数千万円規模</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>資金力のある高成長企業が牽引</p></td></tr></tbody></table><h3 id="hdda2cc19d3">FDEの米国の年収レンジと日米差</h3><p>米国ではさらに水準が上がり、AIプロダクトを持つ企業では総報酬が数千万円規模（数十万ドル）に達する例もあります。円換算での日米差は依然として大きいのが実情です。</p><p>採用担当者への示唆は、年収だけで勝負しても外資系や資金力のある企業には競り負けやすい、ということでしょう。処遇の妥当性を担保したうえで、任せる顧客・プロダクトの面白さ、意思決定の裁量、AI実装の最前線に立てるという経験価値をどう提示できるかが、承諾を左右します。</p><h2 id="h74e9e8d710">フォワードデプロイドエンジニア（FDE）の採用要件定義</h2><p>フォワードデプロイドエンジニア（FDE）の採用要件は、「技術力」「業務理解力」「プロジェクト推進力」の三つの掛け合わせで定義するのが要点です。どれか一つが欠けても現場で成果を出しきれないため、全部入りの理想像を並べるより、自社で外せない軸を見極めることが先決です。</p><h3 id="ha68dd9cb9d">FDEに必要な3つのスキル領域</h3><p>FDEに求められるスキルは、大きく次の3領域に整理できます。</p><ol><li>技術力。Pythonによる開発、LLM／RAGの構築、クラウドインフラの運用、プロンプトエンジニアリングなど、AIプロダクトを実装しきる力</li><li>業務理解力。顧客の業界・業務の文脈を理解し、顧客の言葉でヒアリングして課題を捉える力</li><li>プロジェクト推進力。超高速でプロトタイプを回し、社内外のステークホルダーを動かして定着まで運ぶ力</li></ol><p>技術力だけでも、業務理解だけでも足りません。三つが重なる領域に立てる人材こそがFDEであり、ここが採用の難所にもなります。</p><h3 id="he141161fe8">FDEのJDは「必須」と「歓迎」を切り分けて書く</h3><p>採用要件（JD）を書くときは、この3領域を等しく並べるのではなく、自社のプロダクトと顧客特性から「必須」と「歓迎」を切り分けるのが現実的です。たとえばAIプロダクトの実装が中心なら、Pythonでの開発経験やLLM／RAGの構築経験を必須に据え、特定業界の業務知識は歓迎要件に回す、といった設計です。</p><p>三つすべてを高水準で求める要件は、応募者に「自分には無理だ」と感じさせ、ただでさえ薄い母集団をさらに狭めてしまいます。「FDE経験そのものは問わない」と間口を広げつつ、コアとなる技術軸を必須で明確にする。この書き分けが、現実に採れるJDと、評価のぶれない基準の両方を支えます。</p><h2 id="h4024faef77">フォワードデプロイドエンジニア（FDE）に届く母集団形成</h2><p>フォワードデプロイドエンジニア（FDE）は市場の絶対数が少なく、求人広告を出して待つだけでは母集団が作れません。潜在層に直接アプローチするダイレクトリクルーティングと、それを効率化するAIスカウトが要になります。</p><h3 id="hdef0ea0ed4">FDEにはダイレクトリクルーティングが要</h3><p>前章までで見たとおり、技術・業務理解・推進力を兼ね備えたFDE級の人材は限られ、しかも今の職場で重宝されているため、転職市場に表立って出てきません。応募を待つ受け身の手法では、そもそも候補者と出会えないケースが多くなります。</p><p>そこで効くのが、企業側から候補者を見つけて直接声をかける<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/direct-recruiting-guide">ダイレクトリクルーティング</a>です。データベースから条件に合う人材を探し、転職を積極的に考えていない潜在層にもアプローチできます。エンジニアに特化したスカウト媒体を使えば、FDEに近い経験を持つ人材にピンポイントで接触できるでしょう。母集団が薄い職種ほど、待つのではなく取りに行く設計が成果を分けます。</p><h3 id="h391735aa5d">FDE採用におけるAIスカウトの効果</h3><p>ダイレクトリクルーティングの課題は、候補者の選定とスカウト文面の作成に工数がかかることです。一人ひとりの経歴を読み込み、刺さる文面を書く作業は、採用担当者の大きな負担になります。ここを軽くするのがAIスカウトです。</p><p>Offersの<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">AIスカウト生成機能</a>は、求人情報と候補者の経歴データを照合し、一人ひとりに最適化されたスカウトメッセージを自動で作成します。導入企業ではスカウトの承諾率が13.1%から31.7%へと約2.4倍に改善した実績があり、限られた接点の歩留まりを引き上げます。母集団が薄いFDE採用でこそ、一通ごとの精度を高める効果が大きくなります。</p><p>採用要件の整理から母集団形成、スカウト運用までを一度に見直したい採用担当者の方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offersの無料相談</a>で自社のFDE採用の進め方を相談してみてください。</p><h2 id="hb201bdd35a">フォワードデプロイドエンジニア（FDE）の面接・見極め</h2><p>フォワードデプロイドエンジニア（FDE）の面接では、技術・業務理解・推進力の三軸を、実務やアウトプットで実証させることが核になります。肩書きや経歴の広さではなく、「顧客の現場で成果を出しきれるか」を確かめる設計にしましょう。</p><h3 id="h6c7c92ecad">FDEの評価観点は「技術・業務・推進」の三軸</h3><p>評価は、要件定義で定めた三軸に沿って組み立てます。技術力については、AIプロダクトを実装しきった経験や、設計上の判断の妥当性を深掘りします。業務理解力については、顧客の課題をどう捉え、どう自分の言葉で再定義したかを聞きます。推進力については、関係者を動かして定着まで運んだ具体的な場面を確認します。</p><p>書類やポートフォリオの段階では「どの軸に強みがありそうか」の仮説を立て、面接でその仮説を検証する流れが効率的です。三軸のうち自社で必須とした軸に、実証の裏付けがあるかを重点的に見極めましょう。</p><h3 id="h9ad9ce6a00">FDEの面接で使える質問例</h3><p>三軸を確かめるには、抽象的な自己PRではなく、具体的な経験を引き出す質問が有効です。たとえば次のような問いが挙げられます。</p><ul><li>顧客や現場の課題を、自分でヒアリングして再定義した経験を教えてください（業務理解力）</li><li>短期間でプロトタイプを作り、フィードバックを受けて作り直した経験はありますか（技術力・推進力）</li><li>立場の異なるステークホルダーを巻き込んで、施策を現場に定着させた場面を教えてください（推進力）</li><li>AIプロダクトを顧客の業務に合わせて実装するうえで、最も難しかった技術的判断は何でしたか（技術力）</li></ul><p>こうした質問への答えの具体性と再現性から、三軸のどこに深さがあるのかが見えてきます。社内にFDEの評価経験者がいない場合は、評価基準を事前にそろえ、複数の視点で見る体制を整えておくと精度が上がります。</p><h2 id="h59d04558e1">フォワードデプロイドエンジニア（FDE）採用を成功させる体制</h2><p>フォワードデプロイドエンジニア（FDE）のように見極めが難しく母集団も薄い職種は、薄い母集団を待つのではなく、専任の伴走やAIスカウトで取りに行った企業が成果を出しています。Offersの導入事例と、採用プロセスの外部化という選択肢から、その動き方を取り上げます。</p><h3 id="h07ab49733b">スタンバイの検索・ML採用、2ヶ月でハイクラス人材を確保</h3><p>求人検索エンジン「スタンバイ」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">株式会社スタンバイ</a>は、採用体制のリソース不足に加え、ハイクラスエンジニアの採用が難航していました。検索エンジン領域という特殊な技術分野では、人材の探索そのものが難しく、通常のチャネルでは数ヶ月待っても出会えないポジションです。FDEのように技術と専門性の掛け合わせが求められる採用と、構造がよく似ています。</p><p>同社はOffersのリテーナープランを活用し、CTOインタビューや事業説明で候補者への魅力の伝え方を磨きながら、対話を反復する伴走型の体制を組みました。その結果、検索技術の中核を担うハイクラス人材を、導入から2ヶ月で正社員採用することに成功しています。超専門領域でスピードと精度を両立させたい場合の、有効なパターンと言えるでしょう。</p><h3 id="h288716e7d4">AI RPOでFDE採用のプロセスを外部化する</h3><p>社内に評価できる人がいない、母集団が作れないという難所は、採用プロセスの外部化でも解消できます。<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPO</a>は、従来の採用代行（RPO）にAIスカウトを組み合わせ、採用戦略の策定から候補者のスクリーニング、最適化スカウト、オファー対応までを一貫して支援する形態です。</p><p>FDEのように定義が新しく評価ノウハウが社内にない職種では、外部の評価リソースとAIスカウトを組み合わせる意味が大きくなります。評価体制づくりから採用代行までを検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>で自社に合った進め方を相談してみてください。ハイクラス領域には、専任チームが予算と期間にコミットする<a href="https://offers.jp/client/retainer">リテーナープラン</a>もあります。</p><h2 id="h94c50979fc">フォワードデプロイドエンジニア（FDE）採用のまとめ</h2><p>フォワードデプロイドエンジニア（FDE）とは、自社のAIプロダクトを顧客の現場に持ち込み、実装から定着までを担う新職種です。Palantirが「1顧客に多機能」の思想で体系化した役割が、AIの社会実装フェーズを背景に日本にも広がってきました。年収は日本で600万〜1,200万円台、スキル次第で1,500万円以上と、一般的なエンジニア職より明確に上振れします。</p><p>採用を成功させる流れは、おおむね次のように整理できます。</p><ul><li>求める像を言語化する。「技術力・業務理解力・推進力」の三軸で、自社の必須と歓迎を切り分けて要件を定義する</li><li>三軸を実証で評価する。書類で仮説を立て、具体的な経験を引き出す質問で検証し、評価基準をそろえた体制を整える</li><li>取りに行く母集団を作る。求人がまだ少ない職種だからこそ、ダイレクトリクルーティングとAIスカウトで潜在層に届ける</li><li>難所は外部化する。評価ノウハウが社内にないなら、AI RPOで採用プロセス全体を任せる選択肢を持つ</li></ul><p>FDEの採用は、手法選び以上に「自社が何を任せたいか」の定義で決まります。スカウト運用の効率化や評価体制の整備を検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。ハイクラス領域の採用には、専任チームが予算と期間にコミットする<a href="https://offers.jp/client/retainer">リテーナープラン</a>もあります。</p>

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## [ダイレクトリクルーティングとは？採用単価140万円減の仕組みと成功事例](https://hr-media.offers.jp/articles/direct-recruiting-guide)

**公開日**: 2026-07-05
**著者**: 鈴木 裕斗
**カテゴリ**: 採用

<p>ダイレクトリクルーティングとは、企業が求める人材に直接アプローチする「攻めの採用手法」です。矢野経済研究所の調査によると、国内のダイレクトリクルーティングサービス市場は2024年度に1,275億円（前年度比18.7%増）に達し、マイナビの調査では中途採用企業の36.5%が利用しています。</p><p>本記事では、ダイレクトリクルーティング（DR）の定義から市場動向、メリット・デメリット、費用比較、成功事例、導入ステップ、そしてAIを活用した最新のスカウト自動化まで、一次データに基づいて整理します。</p><h2 id="h6bf203bd0e">ダイレクトリクルーティングの定義と仕組み</h2><p>ダイレクトリクルーティングとは、企業が採用候補者のデータベースから自社の要件に合う人材を検索し、スカウトメールなどで直接声をかける採用手法です。求人広告を掲載して応募を待つ「待ちの採用」に対し、「攻めの採用」と呼ばれます。</p><p>従来の採用手法では、求人広告に掲載して応募を待つか、人材紹介会社（エージェント）に候補者の選定を委ねるのが一般的でした。ダイレクトリクルーティングはこの構図を覆し、採用担当者自身が「誰に声をかけるか」を選べる点が根本的に異なります。</p><h3 id="hfa4c12983f">ダイレクトリクルーティングの5つのステップ</h3><ol><li>採用ペルソナの設計 — どんな人材が欲しいかを具体的に定義する</li><li>候補者の検索・選定 — サービスのデータベースからスキル・経験・職種で候補者を絞り込む</li><li>スカウト文面の作成・送信 — 候補者一人ひとりに合わせたメッセージを送る</li><li>カジュアル面談・選考 — 返信があった候補者と面談し、相互理解を深める</li><li>効果測定・改善 — 送信数・開封率・返信率を分析し、次のスカウトに活かす</li></ol><h3 id="h95e6e0c500">ダイレクトリクルーティングとダイレクトソーシングの違い</h3><p>ダイレクトソーシングとダイレクトリクルーティングは、実務上ほぼ同義で使われています。厳密には、ダイレクトソーシングが「候補者を探し出す（ソーシング）」工程を指すのに対し、ダイレクトリクルーティングは「スカウトから採用決定まで」を含む、より広い概念です。</p><h3 id="h5bcb9a4fcc">ダイレクトリクルーティングとスカウト採用・ヘッドハンティングの違い</h3><p>スカウト採用はダイレクトリクルーティングとほぼ同義ですが、ヘッドハンティングは主にエグゼクティブ層を対象とし、第三者（ヘッドハンター）が候補者にアプローチする点が異なります。</p><h3 id="h23b548c094">ダイレクトリクルーティングと求人広告・人材紹介との違い（比較表）</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>ダイレクトリクルーティング</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>求人広告</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介（エージェント）</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>アプローチ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>企業 → 候補者（攻め）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>候補者 → 企業（待ち）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>エージェント → 候補者</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>候補者の選定</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>企業が自ら選定</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>応募者から選考</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>エージェントが推薦</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>コスト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>定額制 or 成功報酬（人材紹介より低め）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>掲載料（採用有無に関わらず発生）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>年収の30〜35%（成功報酬）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>潜在層へのリーチ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>可能（転職活動前の人材も対象）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>困難（応募者に限定）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>一部可能（エージェント経由）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>運用負荷</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>高い（候補者選定・文面作成が必要）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低い（掲載後は待つだけ）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低い（エージェントに委託）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ノウハウ蓄積</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>自社に蓄積される</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>限定的</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>エージェントに依存</p></td></tr></tbody></table><h2 id="habe26f28eb">ダイレクトリクルーティング市場規模1,275億円の成長率</h2><p>国内ダイレクトリクルーティング市場は2024年度に1,275億円に達し、2022年度の872億円からわずか2年で46%拡大しました（矢野経済研究所調べ）。人材獲得競争の激化を背景に、「待ちの採用」から「攻めの採用」へのシフトが広がっています。</p><h3 id="he579e3bce7">国内DR市場の推移（2022-2024年度）</h3><p>矢野経済研究所の<a href="https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3593">『ダイレクトリクルーティングサービス市場に関する調査』</a>によると、市場の成長率は以下のとおりです。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>年度</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>市場規模（事業者売上高ベース）</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>前年度比</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>2022年度</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>872億円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>—</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>2023年度</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1,074億円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>+23.2%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>2024年度（見込）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1,275億円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>+18.7%</p></td></tr></tbody></table><h3 id="hf3a4f73cf3">ダイレクトリクルーティングを3社に1社が利用する企業の導入状況</h3><p>マイナビの<a href="https://career-research.mynavi.jp/reserch/20250326_93514/">『中途採用状況調査2025年版（2024年実績）』</a>では、中途採用におけるダイレクトリクルーティングの利用率が3年連続で上昇しています。</p><ul><li>2022年。34.1%</li><li>2023年。35.1%</li><li>2024年。36.5%</li></ul><p>従業員1,001名以上の大企業では51.1%と半数を超えました。業界別ではIT・通信・インターネット業界が37.2%でトップです。</p><h3 id="hb3c577387a">ダイレクトリクルーティング市場拡大を支える3つの背景</h3><ol><li>労働人口の減少 — 少子高齢化により人材獲得競争が激化。求人広告を出すだけでは母集団を確保しにくくなった</li><li>人材紹介コストの高騰 — 成功報酬型の手数料が年収の30〜35%に達し、年間数千万円規模の採用費がかかるケースも珍しくない</li><li>採用サービスの進化 — 候補者データベースの検索精度とスカウト送信の効率が大きく向上した</li></ol><h2 id="ha23dfc21c0">ダイレクトリクルーティングの主要サービス一覧</h2><p>ダイレクトリクルーティングサービスは、ターゲット層や職種によって最適な選択肢が異なります。代表的なサービスを3つのカテゴリに整理しました。</p><h3 id="h239137727d">中途採用向けダイレクトリクルーティングサービス</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>サービス名</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>特徴</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>登録者数/導入企業数</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>料金体系</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ビズリーチ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>年収600万円以上のハイクラス特化</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>307万人会員/約34,700社</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成功報酬型</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Green</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>IT・Web業界特化、20〜30代中心</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>—</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成功報酬型</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>dodaダイレクト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>総合型、複数職種対応</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>338万人会員</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>定額制</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Offers</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>エンジニア・デザイナー特化</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>—</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>—</p></td></tr></tbody></table><h3 id="h24f4cf8a09">新卒採用向けダイレクトリクルーティングサービス</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>サービス名</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>特徴</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>登録者数/導入企業数</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>OfferBox</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>新卒DR最大手</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>約24.3万人/16,726社</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>キミスカ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>3段階のスカウト設計</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>約13.5万人/1,239社</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>TECH OFFER</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>理系学生特化</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>—</p></td></tr></tbody></table><h3 id="h1f36f87e72">エンジニア採用に強いダイレクトリクルーティングサービス</h3><ul><li>Offers。AIスカウト生成機能を搭載し、スカウト文面の自動生成と承諾率の最適化が可能。35,000人以上のエンジニア・デザイナーが登録</li><li>Forkwell Jobs。開封率65.2%、返信率16.9%と高い反応率を誇るエンジニア特化サービス</li><li>転職ドラフト（サービス名）。企業がエンジニアに年収を提示してスカウトする仕組み。返信率は約90%、面談承諾率30.6%</li></ul><h2 id="h9f9090921a">ダイレクトリクルーティングのメリット6選</h2><p>ダイレクトリクルーティングの最大のメリットは、欲しい人材にピンポイントでアプローチできることです。人材紹介と比較して採用コストを約4割削減できる可能性もあり、データ面での優位性は明確です。</p><h3 id="hd10abfeea3">ダイレクトリクルーティングで欲しい人材にピンポイントでアプローチできる</h3><p>従来の求人広告は「応募を待つ」手法であり、誰が応募してくるかをコントロールできません。ダイレクトリクルーティングでは、スキル・経験・職種・勤務地などの条件でデータベースを検索し、自社の要件に合致する候補者だけにアプローチできます。</p><p>スマートロックなどIoT・デジタルコネクトサービスを提供する<a href="https://offers.jp/cases/bitkey">株式会社ビットキー</a>はOffersを活用し、IoT・クラウド・ネットワークを横断する複合スキルを持つエンジニアに絞ってスカウトを送信。母集団が限定される専門領域にも関わらず、Software Edge Deviceチームのソフトウェアエンジニア1名の正社員採用に成功しました。</p><h3 id="h89531e38e4">ダイレクトリクルーティングなら転職潜在層にリーチできる</h3><p>ダイレクトリクルーティングサービスには、積極的に転職活動をしていない「転職潜在層」も登録しています。これまで接点のなかったエンジニアにアプローチできる点が大きな強みです。</p><h3 id="he034014f39">ダイレクトリクルーティングで採用コストを削減できる</h3><p>マイナビの<a href="https://career-research.mynavi.jp/reserch/20250326_93514/">『中途採用状況調査2025年版』</a>によると、人材紹介にかけた平均費用は1名あたり約372.1万円。ダイレクトリクルーティングは約232.7万円です。1名あたり約140万円、割合にして約37%のコスト差があります。</p><h3 id="h596e222fdf">ダイレクトリクルーティングで自社の採用ノウハウが蓄積される</h3><p>送信数・開封率・返信率・承諾率をPDCA（Plan-Do-Check-Act）で改善し続けることで、採用チームの実力が着実に上がっていきます。人材紹介ではエージェントに候補者の選定を委ねるため、こうしたノウハウは自社に残りにくい面があります。</p><h3 id="hfb333f86d2">ダイレクトリクルーティングでミスマッチを減らせる</h3><p>企業側が候補者のプロフィールを確認した上でアプローチするため、書類選考段階でのミスマッチが大幅に減ります。</p><h3 id="hf2bc8764c1">ダイレクトリクルーティングが企業ブランディングにつながる</h3><p>スカウトメールは企業が候補者に直接伝えるコミュニケーションです。たとえ即座に採用に至らなくても、企業の存在と魅力を候補者に認知させる効果があります。</p><h2 id="hc595ca37e7">ダイレクトリクルーティングのデメリットと対策</h2><p>ダイレクトリクルーティング最大の課題は運用負荷です。候補者の選定、スカウト文面の個別作成、返信対応、日程調整。これらすべてを採用担当者が担うことになります。</p><h3 id="hbed0f6209d">ダイレクトリクルーティング運用で増える採用担当者の業務負荷</h3><p>求人広告や人材紹介と比較して、運用に手間がかかります。候補者データベースの検索、一人ひとりに合わせたスカウト文面の作成、返信への対応。少人数の採用チームで回すのは容易ではありません。</p><h3 id="h8191c2c736">DR運用にはスカウトのノウハウが必要</h3><p>テンプレートの一斉送信では返信率は伸びません。候補者の経歴を読み込み、「なぜあなたに声をかけたのか」を具体的に伝える個別カスタマイズが欠かせません。</p><h3 id="h1f6b31880a">ダイレクトリクルーティングは大量採用には向かない</h3><p>一人ひとりに個別対応するダイレクトリクルーティングは、短期間で数十名規模の採用を行うケースには不向きです。求人広告やリファラル採用と組み合わせるのが現実的な選択です。</p><h3 id="h968df75911">AI活用と外部委託によるDRデメリットの解決策</h3><p>これらの運用課題に対して、2つの解決策が広がっています。</p><p>1つ目はAIスカウトの活用です。Offersの<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">「AIスカウト生成機能」</a>は、候補者のプロフィールと求人要件をAIが照合し、一人ひとりに最適化されたスカウト文面を自動生成します。導入企業ではスカウト文作成工数が80%削減され、承諾率は2.4倍に改善しています。</p><p>2つ目はスカウト代行（RPO）への外部委託です。候補者の選定からスカウト送信、返信対応までを専門のパートナーに委託する方法で、社内に採用リソースが不足している企業に有効です。</p><h2 id="h0206b03e54">ダイレクトリクルーティングの費用とコスト比較</h2><p>ダイレクトリクルーティングの料金体系は「成功報酬型」と「定額型」の2つに分かれ、採用人数が増えるほど1名あたりのコストが下がるのが特徴です。</p><h3 id="hbd10d3477f">ダイレクトリクルーティングの2つの料金体系</h3><p>成功報酬型は、採用が決定した場合にのみ費用が発生します。人材紹介（年収の30〜35%）と比べて低めに設定されているケースが多く、初期費用を抑えたい企業に適しています。</p><p>定額型は、月額または年額の固定料金で利用します。何名採用しても追加費用が発生しないため、複数名の採用計画がある企業ほどコストメリットが大きくなります。</p><h3 id="h70433178d8">ダイレクトリクルーティングと採用手法別のコスト比較表</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用手法</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>費用構造</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>1名あたりの目安費用</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>特徴</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成功報酬（年収の30〜35%）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>約372万円（マイナビ調べ）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>確実だが高コスト</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ダイレクトリクルーティング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成功報酬 or 定額</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>約233万円（マイナビ調べ）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>運用次第でコスト大幅削減</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人広告</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>掲載料（採用有無に関わらず）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>数十万〜数百万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>母集団は集まるがミスマッチも多い</p></td></tr></tbody></table><h3 id="h1c7850a806">ダイレクトリクルーティング費用を採用人数別にシミュレーション</h3><p>定額型のサービス（年間利用料150万円と仮定）と、人材紹介（年収500万円 x 手数料35%）を比較します。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用人数</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>DR（定額型）</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>差額</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>1名</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>150万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>175万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>25万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>3名</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>150万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>525万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>375万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>5名</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>150万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>875万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>725万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>10名</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>150万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1,750万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1,600万円</p></td></tr></tbody></table><p>採用人数が増えるほど、ダイレクトリクルーティングのコストメリットは拡大します。ただし、運用に必要な人件費は別途かかる点に留意が必要です。</p><h2 id="h6f2def5ed5">ダイレクトリクルーティングの成功事例（課題別マトリクス）</h2><p>ダイレクトリクルーティングで成果を出す企業は、自社の採用課題に合わせて運用プランを使い分けています。「誰を、どの規模で、どれくらいの期間で採るか」で取るべき打ち手は変わります。Offers導入企業の事例を、代表的な5つの採用課題にマッピングして紹介します。</p><h3 id="hf66b5575e1">スタンバイの検索・ML・AI人材採用、予算型リテーナーで2ヶ月で正社員化</h3><p>求人検索エンジン「スタンバイ」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">株式会社スタンバイ</a>の課題は、検索技術という専門性の高い技術分野で、要件に合うハイクラス人材にどうリーチするかでした。予算型リテーナープランで専任チームがコミットし、機械学習・バックエンド/フルスタック領域の要件に合致する候補者にアプローチ。2ヶ月でハイクラス正社員の採用に成功しています。「専門領域が狭く、母集団を一般媒体で確保できない」というケースの典型的な解です。</p><h3 id="h57c90d6261">HRBrainのVPoE採用、選考4ヶ月・面談5回で1名を正社員化</h3><p>人事評価クラウドを提供する<a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">HRBrain</a>は、開発組織を60名から200名規模へ拡大する計画の中で、組織をリードするVPoEの採用を必要としていました。Offersでの候補者プロフィール確認により書類選考通過率が高く保たれ、選考4ヶ月・面談5回を経てVPoE 1名の正社員採用に成功。マネジメント層の採用は推薦が来にくく、ダイレクトリクルーティングで自社要件に合致した人材を能動的に探しに行く価値が大きい領域です。</p><h3 id="he4347979f3">ビットキーのIoT複合スキル採用、Software Edge Deviceチーム1名を正社員化</h3><p>スマートロック等IoT・デジタルコネクトサービスを提供する<a href="https://offers.jp/cases/bitkey">株式会社ビットキー</a>は、IoT・クラウド・ネットワークを横断する複合スキルを持つエンジニアという、母集団が限定される採用課題を抱えていました。開発組織90名規模の中で専門チーム向けの採用を進め、Software Edge Deviceチームのソフトウェアエンジニア1名の正社員採用を実現。ニッチ領域ほど「検索条件で絞り込んでピンポイントで当てる」DRの強みが効きます。</p><h3 id="hd3024e6cd0">CollaboGate Japanのシード期ゼロスタート、AI RPOで3ヶ月8名を採用</h3><p>Web3/ディープテック領域の<a href="https://offers.jp/cases/eyuzjlsszfi">CollaboGate Japan</a>は、シード期で採用ノウハウもリソースもない状態から、OffersのAI RPOプランを活用して3ヶ月で8名のテックリード級エンジニアを採用しました。社内に採用専任者を置けない立ち上げ期では、スカウト送信から選考調整までを外部に委ねる選択が合理的です。</p><h3 id="h8d5b265159">ナイルのAIスカウト伴走、リードエンジニア1名＋業務委託2名を確保</h3><p>デジタルマーケティング事業を展開する<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル</a>は、求人媒体やエージェントではスキルと志向性を兼ね備えた人材の採用に至らない状況でした。OffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを組み合わせ、リードエンジニア1名の正社員採用と業務委託2名の獲得を実現しています。AIによるパーソナライズと運用代行の組み合わせは、社内の採用工数が限られる企業でDRを軌道に乗せる現実解です。</p><h3 id="he16ce5e2a8">AIスカウト単体での改善効果</h3><p>上記の事例と並行して、Offersの「AIスカウト生成機能」を導入した上場企業A社では承諾率が13.1%から31.7%（242%改善）、文面作成工数も80%削減されています。既存のDR運用にAIを組み込むだけでもPDCAの初期品質は大きく向上します。</p><h2 id="hde4891bf6d">ダイレクトリクルーティングの始め方5ステップ</h2><p>ダイレクトリクルーティングの導入は難しくありません。ただし「とりあえずスカウトを送る」だけでは成果は出にくいのが実情です。</p><h3 id="hd5851e03a3">Step 1. ダイレクトリクルーティングの採用ペルソナを具体化する</h3><p>職種・スキル・経験年数だけでなく、「現職でどんな不満を抱えているか」「転職に踏み切るトリガーは何か」まで踏み込んで定義します。</p><h3 id="h48558a3f3a">Step 2. ダイレクトリクルーティングサービスを選定する</h3><ul><li>ハイクラス総合職 → ビズリーチ</li><li>IT・Web系の若手 → Green</li><li>エンジニア・デザイナー → Offers、Forkwell Jobs</li><li>新卒 → OfferBox、キミスカ</li></ul><h3 id="h0830b9e19e">Step 3. DRのスカウト文面を設計する</h3><p>テンプレートの一斉送信は避け、候補者のプロフィールを読み込んだ上で「なぜあなたに声をかけたのか」を具体的に伝えます。</p><h3 id="hf4860ad0cb">Step 4. ダイレクトリクルーティング運用のPDCAを回す</h3><p>送信数・開封率・返信率・面談設定率を週次で追跡し、改善を繰り返します。</p><h3 id="h2559fdf93b">Step 5. ダイレクトリクルーティングの効果測定と改善</h3><p>1〜3ヶ月の運用データが蓄まったら振り返りを行います。「運用リソースが足りない」と感じた場合は、AIスカウトツールの導入やスカウト代行の活用を検討するタイミングです。</p><h2 id="hc32574d94f">ダイレクトリクルーティングとAIによるスカウト自動化の現在地</h2><p>2025〜2026年のダイレクトリクルーティングで最大のトレンドは、AI活用によるスカウト業務の自動化です。スカウト文面の自動生成、候補者と求人の適合度スコアリング、最適な配信タイミングの判定まで、AIがDR運用を効率化しつつあります。</p><p>LinkedInの<a href="https://business.linkedin.com/talent-solutions/resources/future-of-recruiting">『Future of Recruiting 2025』</a>でも、61%のタレントアクイジション（TA）担当者がAIによる採用品質の向上を期待していると回答しました。</p><h3 id="h3d34118003">ダイレクトリクルーティングのAIスカウト生成で文面作成工数80%削減</h3><p>Offersの「AIスカウト生成機能」（2024年10月リリース）は、候補者のプロフィールデータと求人要件をAIが照合し、パーソナライズされたスカウト文面を自動生成します。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>企業</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>導入前の承諾率</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>導入後の承諾率</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>改善率</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>上場企業A社</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>13.1%</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>31.7%</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>242%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>シード企業B社</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>19.0%</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>32.4%</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>171%</p></td></tr></tbody></table><p>AIスカウトは「テンプレートの一斉送信」と「完全個別作成」の間を埋める第三の選択肢です。</p><h3 id="he48a712b4a">DR x RPOで運用ごと外部に委託する選択肢</h3><p>Offersは<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPOプラン</a>を提供しており、候補者の選定からスカウト送信、返信対応、面談調整までをOffersのチームが代行します。CollaboGate Japanの事例では、社内に採用専任者がいない状態から8名の採用に成功しました。</p><h2 id="h7e8b90ad32">本記事のまとめ</h2><p>ダイレクトリクルーティングは、企業が求める人材に直接アプローチできる「攻めの採用手法」です。</p><ul><li>市場規模。2024年度に1,275億円（矢野経済研究所調べ）、年率20%前後で成長中</li><li>導入率。中途採用企業の36.5%が利用、大企業では51.1%に到達</li><li>コストメリット。人材紹介の平均費用372.1万円に対し、DRは232.7万円（約37%減）</li><li>最大の課題。運用負荷が高く、スカウトのノウハウが必要</li><li>課題の解決策。AIスカウト（工数80%削減、承諾率2.4倍改善）やRPO（採用代行）の活用</li></ul><p>まず始めるなら、自社の採用ペルソナを明確にし、ターゲットに合ったサービスを1つ選ぶところからです。運用リソースに不安がある場合は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>で効率的にスタートできます。</p>

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## [採用代行（RPO）サービス比較14選、7つの評価軸と料金相場・導入事例](https://hr-media.offers.jp/articles/rpo-comparison)

**公開日**: 2026-07-05
**著者**: 鈴木 裕斗
**カテゴリ**: 採用

<p>採用代行（RPO）とは、採用業務の一部または全体を外部の専門パートナーに委託するサービスです。国内のRPO市場は約706億円（矢野経済研究所、2022年度見込み）に成長し、グローバルでは2030年に229億ドル規模に達する見通しとなっています（Research and Markets）。</p><p>本記事は、採用代行サービス14社の目的別比較、選び方の評価軸、料金相場、導入事例、そしてAI活用で広がる「<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo?utm_source=hr_media&amp;utm_medium=ai-rpo&amp;utm_campaign=pagemiddle-cv_client-2026_04_01_text-ad_component">AI RPO</a>」という新しい選択肢までを整理した内容です。</p><h2 id="h6ff125ba46">採用代行（RPO）比較の前に押さえる基礎知識</h2><p>採用代行（RPO: Recruitment Process Outsourcing）とは、企業の採用プロセスの一部または全体を、外部の専門パートナーに委託するサービスです。「採用アウトソーシング」とも呼ばれ、求人媒体の運用からスカウト送信、面接日程の調整、内定者フォローまで、幅広い業務を委託できます。</p><p>採用代行が注目される背景には、慢性的な人材不足があります。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2050年の生産年齢人口は2021年比で29.2%減少する見通しです。限られた候補者を複数の企業が取り合う状況下で、採用のプロフェッショナルの力を借りることが合理的な選択になっています。</p><h3 id="he5b74099be">採用代行で委託できる業務範囲</h3><p>採用代行で委託できる業務は、大きく6つのフェーズに分けられます。</p><ul><li>採用戦略・計画策定。求人要件の定義、採用計画の立案、ペルソナ設計、採用チャネルの選定</li><li>母集団形成。求人媒体の運用、スカウトメールの配信、ダイレクトリクルーティング、ソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）運用</li><li>応募者管理。応募受付、書類選考、ATS（採用管理システム）の運用</li><li>面接調整・実施。面接日程の調整、面接代行、オンライン面接の運営</li><li>内定・入社フォロー。内定通知の代行、条件交渉サポート、入社手続き支援</li><li>採用ブランディング。採用サイトの制作、採用広報、SNSマーケティング</li></ul><p>すべてを委託する「フルプロセス型」と、特定フェーズだけを切り出す「部分委託型」があり、自社の課題に応じて使い分けることが一般的です。</p><h3 id="h90581c02b2">採用代行と人材紹介の違い</h3><p>「採用代行」と「人材紹介」は混同されがちですが、サービスの構造がまったく異なります。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>比較軸</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用代行（RPO）</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>サービス内容</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用プロセスの代行・運用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>候補者の紹介・推薦</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>料金体系</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額固定型が主流（月額10万〜70万円）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成果報酬型（年収の35%程度）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>コスト特性</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用人数が増えるほど単価が下がる</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1名ごとに費用が発生</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>向いている場面</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>複数名を継続的に採用したい</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ハイクラス・専門職を少数採用したい</p></td></tr></tbody></table><p>年収600万円のエンジニアを人材紹介で採用すれば、手数料は約210万円です。採用代行（月額45万円のプラン）なら3ヶ月で135万円。同じ期間に複数名採用できれば、1名あたりのコストは大きく下がります。</p><p>採用代行と人材紹介は排他的な関係ではなく、併用するケースも少なくありません。採用代行でオペレーションを回しつつ、特定のハイクラスポジションだけ人材紹介を使う、という組み合わせが実務では有効です。</p><h3 id="h3b539d92e1">採用代行市場の現在地は国内706億円、グローバル$9.7B規模</h3><p>採用代行市場は国内外で拡大を続けています。</p><p>矢野経済研究所の<a href="https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3674">BPO市場調査</a>（2025年4月発表）によると、国内の採用アウトソーシング市場は2021年度に628億円（前年度比15.0%増）、2022年度は706億円（前年度比12.4%増）に成長しました。人事業務アウトソーシング市場全体では1兆655億円に達しています。</p><p>グローバルでは、Research and Marketsの<a href="https://www.globenewswire.com/news-release/2026/01/20/3221507/28124/en/Recruitment-Process-Outsourcing-RPO-Strategic-Business-Report-2025-Market-to-Reach-22-9-Billion-by-2030-Recruitment-Service-Providers-Step-Up-Investments-in-AI-Driven-Platforms.html">RPO Strategic Business Report</a>（2026年1月）がRPO市場を2024年の97億ドルから2030年に229億ドル（CAGR 15.4%）と予測。成長の牽引役はAIとデータ分析の導入で、RPOプロバイダーがAIプラットフォームへの投資を拡大していると報告しています。</p><h2 id="h46d4107186">採用代行比較で失敗しない7つの評価軸</h2><p>採用代行の比較で最も重要なのは、サービスの「社数」ではなく、自社の課題に合った「評価軸」を持つことです。以下の7つの軸で各社を評価すれば、候補を3〜5社に絞り込めます。</p><h3 id="h1c24f9f76a">採用代行比較軸1. 対応可能な業務範囲（フルプロセス型 vs 部分委託型）</h3><p>採用プロセス全体を任せたいのか、スカウト送信や日程調整など特定業務だけを委託したいのか。フルプロセス型のサービスに部分委託を依頼するとオーバースペックになりますし、逆に部分委託型のサービスに戦略策定を求めても期待通りの支援は受けられません。</p><p>まず「何を委託したいか」を明確にしてから比較を始めることが、ミスマッチを防ぐ第一歩です。</p><h3 id="h48267745fc">採用代行比較軸2. 得意な職種・業界</h3><p>採用代行サービスには、それぞれ得意な領域があります。エンジニアやデザイナーなどのデジタル人材を採用したい場合、技術スタックを理解したコンサルタントがいるかどうかで成果が大きく変わります。</p><p>営業職や事務職の大量採用と、エンジニアのスカウト採用では、必要なノウハウがまったく異なるという点は見落とされがちです。</p><h3 id="h516ce86665">採用代行比較軸3. 料金体系の透明性</h3><p>月額固定型なのか、従量課金型なのか、成果報酬型なのか。見積もり段階で「何にいくらかかるか」が不明瞭なサービスは、運用開始後に想定外のコストが発生するリスクがあります。</p><p>月額の基本料金に加えて、スカウト送信やATS利用にオプション料金がかかるケースもあるため、契約前に総額のシミュレーションを依頼しましょう。</p><h3 id="h72655f6f9c">採用代行比較軸4. 実績・導入社数</h3><p>導入社数が多いサービスはそれだけ多くの企業課題に対応してきた経験を持ちます。ただし「1万社導入」のうち自社と同じ規模・業界の実績がどれだけあるかも確認が必要です。</p><p>レジェンダは29年間で800社以上、ネオキャリアは累計10,000社以上の支援実績を公開しています。Offersは1,000社以上のデジタル人材採用を支援してきた実績があります。</p><h3 id="he5dc38a12f">採用代行比較軸5. コミュニケーション体制（専任担当の有無）</h3><p>専任のカスタマーサクセスやコンサルタントがつくかどうかは、運用品質に直結します。特定領域の要件定義からスカウト運用までを一貫で伴走できるかは、ハイクラス・専門職の採用成否を分けるポイントです（具体例は後述の導入事例を参照）。</p><p>担当者が複数社を兼務しているのか、何名体制でサポートするのかも確認すべきポイントです。</p><h3 id="h07e133ccda">採用代行比較軸6. テクノロジー活用度（AI・自動化の有無）</h3><p>Society for Human Resource Management（SHRM）の<a href="https://www.shrm.org/executive-network/insights/people-strategy/state-of-recruiting-2025-insights-to-maximize-recruitment">2025 Talent Trends</a>によると、HR業務でのAI活用率は2024年の26%から2025年には43%に上昇しました。候補者スクリーニングにAIを活用している企業は88%という調査結果もあります。</p><p>従来型の人的オペレーション中心のRPOと、AIを組み込んだ次世代のRPOでは、処理速度と精度に差が出ます。比較の際に「テクノロジー活用度」を評価軸に入れることを推奨します。</p><h3 id="h3a260d31b4">採用代行比較軸7. セキュリティ・法令遵守体制</h3><p>採用業務では個人情報を大量に扱います。プライバシーマークや国際標準化機構（ISO）の27001認証の取得状況、データの保管・廃棄ポリシーを確認してください。また、業務内容によっては職業安定法上の「委託募集」に該当し、許可が必要になるケースがあります（詳細は後述）。</p><h2 id="h5c97a18a02">目的別に選ぶ、おすすめ採用代行サービス14選</h2><p>採用代行サービスは「大手総合型」「スタートアップ・ベンチャー向け」「エンジニア・IT人材特化型」「AI活用型」の4カテゴリに分けて比較すると、自社に合ったサービスが見つかりやすくなります。</p><p>以下、各カテゴリの代表的なサービスです。</p><h3 id="hc8b699fc75">採用代行の大手総合型（実績・規模重視）</h3><p>大量採用や複数職種の一括対応が必要な企業に向いています。</p><p>ネオキャリア採用代行 累計10,000社以上の導入実績を持ち、大規模コールセンターを保有しているため土日祝・夜間の対応も可能です。新卒・中途・アルバイト領域すべてに対応しています。</p><p>マンパワーグループRPO 世界第3位の総合人材サービス会社が提供するRPOサービスです。採用プロセス全体を任せる「フルパッケージ型」と、特定業務を選んで委託する「選択型」の2プランから選べます。</p><p>レジェンダRPO 創業29年で800社以上の支援実績。利用企業の90%が継続利用しており、採用プロセス設計とブランディングに強みがあります。</p><p>doda RPO（パーソルキャリア） doda求人データベースとの連携が最大の特徴です。求人媒体運営の知見を活かした母集団形成に強みを持っています。</p><h3 id="h6217727eff">スタートアップ・ベンチャー向けの採用代行</h3><p>少人数のチームで採用活動を回す企業に適しています。月額固定型で、必要な業務だけを柔軟に委託できるサービスが中心です。</p><p>まるごと人事（マルゴト株式会社） ベンチャー・成長企業向けに特化した採用代行サービスです。スカウトのみなら月額25万円〜、フル代行なら月額45万円〜。最短1ヶ月から契約できるため、採用状況に応じたボリューム調整がしやすいのが特徴です。</p><p>ポテンシャライト スタートアップの採用支援に特化し、採用戦略の立案から求人票作成、スカウト配信まで幅広くカバーします。エンジニア採用にも対応しています。</p><p>HeaR（HeaR株式会社） 採用マーケティングに強みを持つスタートアップ特化のRPOです。採用ブランディングとオペレーション代行を組み合わせたサービスを提供しています。</p><p>即戦力RPO（右肩上がり） ベンチャー・スタートアップ向けに、採用の「即戦力」となる代行サービスを提供。現場目線の実務支援に特徴があります。</p><h3 id="h40ef663b1a">エンジニア・IT人材特化型の採用代行</h3><p>エンジニアやデザイナーなど、デジタル人材の採用に課題を抱える企業に向いています。</p><p>Offers RPO（株式会社overflow） 多数のプロダクト開発人材が登録するデータベースを基盤に、AIを活用したスカウト・マッチングと採用戦略設計を一連の流れで提供します。1,000社以上の導入実績があり、業務委託から正社員化までの複合的な採用経路を設計できる点が特徴です。具体的な導入事例は後述の「導入事例（課題別マトリクス）」にまとめています。</p><h3 id="hb30a46795d">採用代行のAI活用型（次世代RPO）</h3><p>AIによるスクリーニングやマッチングを組み込んだ、次世代型の採用代行サービスです。</p><p>Offers AI RPO（株式会社overflow） 従来のRPOにAIを組み合わせた「<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo?utm_source=hr_media&amp;utm_medium=ai-rpo&amp;utm_campaign=pagemiddle-cv_client-2026_04_01_text-ad_component">AI RPO</a>」を提供。AIスキル登録・可視化機能（2024年12月リリース）により、AI人材のスキルとポジション要件のマッチング精度を高めています。</p><h3 id="h63639ae6f0">採用代行14社の比較一覧表</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>サービス名</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>タイプ</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>得意領域</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>料金目安</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>導入実績</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ネオキャリア</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>大手総合型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>全職種・全雇用形態</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>10,000社以上</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>マンパワーグループ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>大手総合型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>グローバル対応</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>グローバル展開</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>レジェンダ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>大手総合型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>プロセス設計</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>800社以上</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>doda RPO</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>大手総合型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>母集団形成</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>doda連携</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>まるごと人事</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ベンチャー向け</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成長企業全般</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額25万円〜</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>多数</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ポテンシャライト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ベンチャー向け</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>スタートアップ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>多数</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>HeaR</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ベンチャー向け</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用マーケティング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>多数</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>即戦力RPO</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ベンチャー向け</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ベンチャー実務</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>多数</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Offers RPO</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>エンジニア特化</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>デジタル人材・AI活用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1,000社以上</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Offers AI RPO</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI活用型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI×エンジニア採用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1,000社以上</p></td></tr></tbody></table><h2 id="h5baa65794f">エンジニア採用に強い採用代行の選び方</h2><p>エンジニア採用の代行では、「技術スタックへの理解」「候補者データベースの専門性」「業務委託からの正社員化への対応」の3つが、一般的な採用代行にはない固有の評価軸になります。</p><h3 id="hf2974d9ae9">エンジニア採用の採用代行で重視すべき3つのポイント</h3><ol><li>技術理解の深さ 「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」の違いを説明できない担当者に、エンジニアのスカウト文面は書けません。採用戦略の設計段階でチーム構成を適切に言語化できるかが、RPOパートナーの技術理解度を測る指標になります（具体例は後述の導入事例を参照）。</li><li>候補者データベースの質 エンジニアは転職サイトよりもダイレクトリクルーティングでの採用が主流です。RPOパートナーがアクセスできるデータベースに、ターゲット層の候補者がどれだけ含まれているかを確認してください。Offersには多数のプロダクト開発人材が登録しており、エンジニア・デザイナーに特化した母集団を持っています。</li><li>スカウト文面の質 テンプレートの一斉送信と、候補者の技術経験に合わせたパーソナライズされたスカウトでは、返信率に大きな差が出ます。AIスカウト生成機能による個別メッセージ自動生成と運用代行を組み合わせれば、正社員採用と業務委託からの正社員化ルートを並行で走らせることも可能です（後述の導入事例参照）。</li></ol><h3 id="h1466c2e8e9">採用代行が対応する業務委託からの正社員化という採用経路</h3><p>エンジニア採用では「いきなり正社員」だけが選択肢ではありません。業務委託で一緒に働き、相互理解を深めてから正社員化するルートが広がっています。スカウト配信・候補者対応の工数を委託しつつ、正社員採用と業務委託採用を並行で走らせるモデルが可能です。</p><p>この採用経路に対応できるかどうかは、エンジニア採用の採用代行を選ぶ際の重要な判断基準です。</p><h2 id="h7ff0fb3433">採用代行の料金相場と費用対効果</h2><p>採用代行の料金体系は「月額固定型」「従量課金型」「成果報酬型」の3つに大別され、月額固定型の場合、一部委託で月額10万〜30万円、全体委託で月額45万〜70万円が相場です。</p><h3 id="h9701c0d7e9">採用代行の料金体系3分類と相場感</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>料金体系</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>相場</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>特徴</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>向いているケース</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額固定型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額10万〜70万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>毎月一定額。業務範囲に応じてプラン設計</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>継続的な採用活動がある企業</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>従量課金型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>業務量に応じて変動</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>スカウト送信数や面接設定数に連動</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用ボリュームに波がある企業</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>成果報酬型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1名あたり30万〜100万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用成功時のみ費用発生</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用人数が少なく、確実性を重視する企業</p></td></tr></tbody></table><p>まるごと人事の料金を参考にすると、スカウト代行のみなら月額25万円〜、採用プロセス全体の代行なら月額45万円〜。業務範囲によって費用感は大きく変わるため、見積もり段階で「何が含まれて何が含まれないか」を明確にすることが欠かせません。</p><h3 id="h0ff2e6f26d">採用代行と人材紹介の費用比較シミュレーション</h3><p>年収600万円のエンジニアを3名採用する場合を想定します。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用手法</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>費用</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>計算根拠</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介のみ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>630万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>600万円 × 35% × 3名</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用代行（月額固定型）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>135万〜210万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額45万〜70万円 × 3ヶ月</p></td></tr></tbody></table><p>採用代行の月額費用は採用人数に関わらず一定のため、複数名を採用するほど1名あたりのコストが下がります。3名採用できれば、人材紹介と比較して400万円以上のコスト差が生まれる計算です。</p><p>ただし、採用代行はたとえ1名も採用できなくても月額費用が発生します。採用難易度が非常に高いポジションや、単発で1名だけ採用したい場合は、成果報酬型の人材紹介のほうが適していることもあります。</p><h3 id="h1468d320a8">採用代行（RPO）導入で採用単価40-50%削減のデータ</h3><p>Everest Groupの<a href="https://www.everestgrp.com/report/egr-2025-26-r-7822/">RPOベンチマーク調査</a>（2023年）によると、RPOを導入した企業は採用単価を40-50%削減し、充足期間を30-40%短縮したと報告されています。</p><p>この数字はグローバルのデータであり、国内でそのまま当てはまるわけではありません。しかし、採用プロセスの標準化とテクノロジー活用が進むほど、効率改善の幅が大きくなるという傾向は共通しています。</p><h2 id="h251adb2916">採用代行のメリット・デメリット</h2><p>採用代行の最大のメリットは「採用のプロのノウハウを自社のリソースに変換できること」であり、最大のデメリットは「自社にノウハウが蓄積されにくいこと」です。メリットとデメリットは表裏一体の関係にあります。</p><h3 id="h777294f07d">採用代行の工数削減・専門知識活用・採用スピード向上のメリット</h3><p>採用担当者の工数を大幅に削減できる スカウト送信、日程調整、応募者対応といった定型業務をRPOに委託すれば、採用担当者は最終面接や入社後のオンボーディングといったコア業務に集中できます。採用専任者がいない企業や、人事が採用以外の業務を兼任している場合に特に効果が大きいサービスです。</p><p>採用市場のプロの知見を活用できる 求人媒体の使い分け、スカウト文面の最適化、面接設計のノウハウ。採用代行のパートナーは複数の企業の採用を支援してきた経験から、自社だけでは蓄積しにくい知見を持っています。</p><p>採用スピードが向上する Everest Groupのデータでは、RPO導入企業の充足期間は30-40%短縮されています。専門チームが並行して動くことで、候補者への初回コンタクトから内定までのリードタイムが縮まります。</p><h3 id="h567562f7e4">採用代行のノウハウ蓄積・ミスマッチリスク・セキュリティのデメリット</h3><p>社内にノウハウが蓄積されにくい 採用オペレーションの大部分をRPOに依存すると、「RPOがいなくなったら採用が止まる」状態になりかねません。定期的なナレッジ共有ミーティングや、採用プロセスのドキュメント化を契約に含めることが対策になります。</p><p>人材のミスマッチリスク RPOパートナーが自社のカルチャーや求める人物像を十分に理解していないと、書類選考の精度が下がりミスマッチが発生します。導入初期に、自社の採用基準を言語化して共有する工数は惜しまないことが重要です。</p><p>情報セキュリティリスク 候補者の個人情報を外部パートナーと共有するため、情報漏洩のリスクは無視できません。プライバシーマークやISO27001の取得状況を確認し、データの取り扱い規程を書面で合意しておきましょう。</p><h3 id="h57a7940157">採用代行のデメリットへの対処法</h3><p>上記のデメリットは、導入前の設計で軽減できます。</p><ul><li>ノウハウ蓄積。月次レポートの共有、採用プロセスの標準化ドキュメントの作成を依頼する</li><li>ミスマッチ防止。導入初期に採用担当者とRPO担当者が合同でペルソナを設計し、定例ミーティングですり合わせる</li><li>セキュリティ。秘密保持契約（NDA）締結、データアクセス権限の限定、個人情報の保管期間と廃棄ルールを契約書に明記する</li></ul><h2 id="he371532052">採用代行の導入事例を課題別に見る</h2><p>採用代行で成果を出した企業に共通するのは、「自社の採用課題を言語化し、RPOパートナーと密に連携した」点です。課題別に事例をマッピングして紹介します。</p><h3 id="h8dd8e8f9c2">CollaboGate Japanのシード期立ち上げ、AI RPOで3ヶ月8名を採用</h3><p>ブロックチェーン技術を手がける<a href="https://offers.jp/cases/eyuzjlsszfi">CollaboGate Japan</a>は、シード期に開発組織をゼロから立ち上げる必要がありました。採用ノウハウがない状態から、Offers AI RPOプランを導入し、採用戦略の設計からチーム構成の言語化、スカウト実行までを一連の流れで進めています。結果、開始翌月に1名目が決定し、3ヶ月でテックリード級を含むエンジニア8名の採用に成功しました。</p><h3 id="hdb24e01c69">HRBrainのVPoE採用、選考4ヶ月・面談5回で1名を獲得</h3><p>タレントマネジメントSaaS提供の<a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">HRBrain</a>は、開発組織を60名から200名規模へ拡大する局面で、VPoE人材の採用に課題を抱えていました。母数が限られるマネジメント層で、Offersの採用支援を通じて候補者を厳選。選考期間4ヶ月・面談5回をかけてVPoE 1名の採用に成功し、書類選考通過率の高さに象徴される質の高い母集団形成につながっています。</p><h3 id="h9d714d0214">ビットキーがIoT/組込の母集団限定領域でSWエンジニア1名を採用</h3><p>IoTプラットフォームを展開する<a href="https://offers.jp/cases/bitkey">ビットキー</a>は、約90名の開発組織のうち、IoT・クラウド・ネットワークを横断するSoftware Edge Deviceチームのソフトウェア（SW）エンジニア採用に苦戦していました。転職市場の母集団が限定的なニッチ領域で、技術要件に沿った候補者リスト作成とスカウト運用をOffersと展開し、Software Edge Deviceチーム向けSWエンジニア1名の採用に至りました。</p><h3 id="h7943899e4c">スタンバイが予算型リテーナーで2ヶ月、ML＋BE/FS人材の確保に成功</h3><p>求人検索エンジン「スタンバイ」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">スタンバイ</a>は、機械学習とバックエンド・フルスタックの専門人材確保に苦戦していました。Offersの予算型リテーナープランを活用し、検索技術の要件定義からターゲットリスト作成、スカウト運用までを一体で推進。2ヶ月で機械学習エンジニアとバックエンド・フルスタックエンジニアの正社員採用に成功しています。</p><h3 id="h8d5b265159">ナイルのAIスカウト伴走、リードエンジニア1名＋業務委託2名を確保</h3><p>デジタルマーケティング事業などを手がける<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル</a>は、主要媒体・エージェントでは採用に至らない状況で、OffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを活用。スクリーニング・スカウト配信・候補者対応の工数を委託し、リードエンジニア1名の正社員採用に加え、業務委託エンジニア2名の獲得につなげました。業務委託→正社員化を見据えた複合的な採用ルート設計の事例です。</p><h3 id="h2c305350cf">ガジラボのPdM採用、伴走型支援でハイクラス1名を確保</h3><p>プロダクト開発支援の<a href="https://offers.jp/cases/gaji-labo">ガジラボ</a>は、プロダクトマネージャーという母集団が限定的で見極め難度の高い職種の採用に取り組みました。Offersの伴走型支援を通じて候補者とのコミュニケーションを設計し、PdM 1名のハイクラス採用に至っています。エンジニアに偏らないプロダクト側の職種でも、要件言語化とスカウト運用の伴走があれば採用可能であることを示す事例です。</p><h3 id="he5b39c9c0f">その他の採用代行事例</h3><ul><li>多拠点企業の面接参加率改善。RPOを活用してコミュニケーションの速度と丁寧さを改善。面接参加率が78.2%→92.5%に向上し、内定承諾率も過去最高を記録</li><li>大手IT企業の大量採用効率化。年間1,000名以上の採用をRPOで運用。AI候補者スクリーニングとオンライン面接プラットフォームの組み合わせで、採用期間30%短縮・定着率10%改善</li></ul><h3 id="h6e66ec158e">採用代行で成果を出した企業に共通する3つのポイント</h3><ol><li>採用課題と目標の言語化: 「何名を、いつまでに、どの職種で採用したいか」を具体的に定義してからRPOを導入している</li><li>密なコミュニケーション体制: 週次の定例ミーティングやSlackでのリアルタイム共有で、RPOパートナーとの認識ズレを最小化している</li><li>柔軟な採用経路の設計: 正社員の直接採用だけでなく、業務委託からの正社員化など複合的なルートを活用している</li></ol><h2 id="hb03e342610">AI RPOで変わる採用代行</h2><p>AI RPOとは、従来のRPO（採用代行）にAIを組み込み、候補者のスクリーニング・マッチング・スカウト最適化を自動化・高度化した次世代の採用代行モデルです。</p><h3 id="h8b85e6e4b8">従来型の採用代行（RPO）とAI RPOの違い</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>比較軸</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>従来型RPO</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>AI RPO</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>スクリーニング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>人手による書類確認</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AIが経歴・スキルを自動分析</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>マッチング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>コンサルタントの経験に依存</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AIがデータベースから最適候補を抽出</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>スカウト文面</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>テンプレートベース</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>候補者ごとにパーソナライズ</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>対応スピード</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>営業時間内</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>24時間自動処理</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>データ活用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>過去実績の参照</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>リアルタイム分析と予測</p></td></tr></tbody></table><p>人的オペレーションに依存する従来型RPOでは、担当者のスキルや稼働時間がボトルネックになります。AI RPOは、AIがルーティン業務を処理し、人はコミュニケーションや意思決定といった高度な判断に集中する設計です。</p><h3 id="h9d27d23fc2">AI型採用代行が解決する3つの課題</h3><ol><li>スクリーニングの精度と速度 88%の企業がすでにAIを候補者スクリーニングに活用しているというデータがあります。大量の応募書類を人手で確認する作業は、見落としや判断のばらつきが避けられません。AIによるスクリーニングは一貫した基準で処理を行い、見落としリスクを軽減します。</li><li>マッチング精度の向上 Offersでは2024年12月にAIスキル登録・可視化機能をリリースし、候補者のスキルとポジション要件のマッチング精度を高めています。54%の企業がAIでスキルマッチングを行っているというデータもあり、「経験年数」ではなく「実際のスキルセット」に基づくマッチングが主流になりつつあります。</li><li>採用オペレーションの自動化 面接日程の調整やルーティン業務にAIを活用している企業は70%に達しています。求人票の作成にAIを活用する企業も70%。AIが定型業務を処理することで、RPOのコンサルタントはより付加価値の高い業務に時間を使えるようになります。</li></ol><h3 id="h4cf9970fcd">AI型採用代行の導入が進むグローバルの動向</h3><p>グローバルでは、RPOプロバイダーのAI投資が拡大しています。</p><p>Research and Marketsの<a href="https://www.globenewswire.com/news-release/2026/01/20/3221507/28124/en/Recruitment-Process-Outsourcing-RPO-Strategic-Business-Report-2025-Market-to-Reach-22-9-Billion-by-2030-Recruitment-Service-Providers-Step-Up-Investments-in-AI-Driven-Platforms.html">RPO Strategic Business Report</a>（2026年1月）は、RPOプロバイダーがAIプラットフォームへの投資を拡大していることを報告。Everest Groupの<a href="https://www.everestgrp.com/peak-matrix/recruitment-process-outsourcing-rpo-services-peak-matrix-assessment-north-america-emea-and-asia-pacific.html">Performance, Experience, Ability, Knowledge（PEAK）Matrix Assessment 2025</a>でも、2025年のグローバル評価でRPO31社を評価しており、AI活用が重要な評価軸になっています。</p><p>Deloitteの<a href="https://www.deloitte.com/us/en/insights/topics/talent/human-capital-trends/2025.html">Global Human Capital Trends 2025</a>は、84%の経営者がアウトソーシングやフリーランス、AIを含む「ブレンデッドワークフォース」の管理が重要だと認識している一方、準備できていると答えたのはわずか16%だと指摘しています。AI RPOは、この「重要だけど準備ができていない」ギャップを埋める手段の一つです。</p><h2 id="h7dd9b8824e">採用代行の導入ステップと運用開始まで</h2><p>採用代行の導入は「課題整理 → 比較・選定 → トライアル → 本格運用」の4ステップで進めるのが一般的です。全体で1〜2ヶ月を見ておくとスムーズです。</p><h3 id="had3d2fbca1">採用代行導入Step 1. 自社の採用課題と委託範囲を整理する</h3><p>まず「何を、なぜ、外部に委託するのか」を言語化します。具体的には以下を整理してください。</p><ul><li>採用する職種と人数、採用時期</li><li>現在の採用プロセスのどこにボトルネックがあるか</li><li>自社で継続すべきコア業務（最終面接、オファー面談等）</li><li>委託したい業務の範囲（スカウトのみ、面接調整まで、フルプロセス等）</li><li>予算の上限</li></ul><h3 id="h2b7a3f96f8">採用代行導入Step 2. 3〜5社に絞り込み、比較・見積もりを取る</h3><p>前述の7つの評価軸をもとに、候補となるサービスを3〜5社に絞り込みます。各社に同じ条件で見積もりを依頼し、比較表を作成しましょう。</p><p>見積もり時に確認すべきこと: - 月額費用に含まれる業務範囲の詳細 - オプション料金の有無と内容 - 最低契約期間 - 担当者の体制（専任か兼任か） - 定例ミーティングの頻度</p><h3 id="h9a0c986105">採用代行導入Step 3. トライアル運用で相性を確認する</h3><p>いきなりフルプロセスを委託するのではなく、まず1〜2ヶ月のトライアル運用で相性を確認することを推奨します。スカウト代行や日程調整など、限定的な業務から始めて、コミュニケーションの質や対応スピードを実感してから本格導入を判断してください。</p><h3 id="h3c3081c2c4">採用代行導入Step 4. 本格運用とPDCAサイクルの構築</h3><p>トライアルで問題がなければ本格運用に移行します。KPIを設定し、月次でレビューするPlan-Do-Check-Action（PDCA）サイクルを構築することが継続的な改善につながります。</p><p>設定すべきKPIの例: - スカウト返信率 - 書類通過率 - 面接参加率 - 内定承諾率 - 採用単価 - 充足期間</p><h2 id="h9b9a62cfbd">採用代行の法的注意点と委託募集の許可</h2><p>採用代行そのものは合法ですが、委託する業務内容によっては職業安定法第36条の「委託募集」に該当し、厚生労働大臣の許可が必要になります。</p><h3 id="h6d6cb2dff8">採用代行が委託募集に該当するケース・しないケース</h3><p>許可が必要なケース 企業が第三者に対して「労働者の募集」を委託し、報酬を支払う場合は委託募集に該当します。具体的には、RPOパートナーが企業名義で求人を出し、応募者に対して労働条件を提示して応募を勧誘する行為がこれにあたります。</p><p>許可が不要なケース 採用や選考の判断は自社で行い、RPOパートナーには試験問題の作成や採用戦略の策定、面接日程の調整といった補助的な業務のみを委託する場合は、委託募集に該当しません。</p><p>無報酬の場合 報酬を伴わない委託募集は、届出のみで実施可能です。</p><h3 id="h30ae676ea4">採用代行の委託募集許可申請の手順と基準</h3><p>委託募集の許可を申請する場合の基準は以下のとおりです。</p><ul><li>委託者・受託者双方に、職業安定法等の重大な違反がないこと</li><li>募集に係る労働条件が適切であること</li><li>労働条件（職務内容、勤務地、賃金等）が明確に示されていること</li></ul><p>無許可で委託募集を行った場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。採用代行サービスを導入する際は、委託する業務範囲が委託募集に該当するかどうかを、導入前にサービス提供元と確認してください。</p><h2 id="hf170160b95">採用代行比較のポイント整理</h2><p>採用代行（RPO）サービスは50社以上が存在しますが、「社数の多さ」で選ぶ必要はありません。本記事で紹介した7つの評価軸で自社の課題に合ったサービスを絞り込み、トライアルで相性を確認してから本格導入するのが、失敗しないアプローチです。</p><p>ポイントを振り返ります。</p><ul><li>採用代行は「フルプロセス型」と「部分委託型」がある。まず「何を委託したいか」を明確にする</li><li>料金体系は月額固定型・従量課金型・成果報酬型の3種類。複数名採用なら月額固定型のコスト優位が大きい</li><li>エンジニア採用には、技術理解・候補者データベース（DB）・スカウト文面の質という固有の評価軸がある</li><li>AI RPOは従来型RPOの限界（人的オペレーション依存）を超える新しい選択肢</li><li>導入事例から学ぶ成功パターンは「課題の言語化」「密な連携」「柔軟な採用経路」</li></ul><p>採用代行の比較・検討を進めている方は、まずは自社の課題を整理したうえで、気になるサービスに相談してみてください。</p>

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## [採用代行（RPO）とは？コスト40〜50%削減・リードタイム30%短縮の仕組み](https://hr-media.offers.jp/articles/recruitment-outsourcing)

**公開日**: 2026-07-05
**著者**: 鈴木 裕斗
**カテゴリ**: 採用

<p>採用代行とは、求人票の作成から応募者対応、面接日程の調整まで、採用業務の一部または全部を外部の専門企業に委託するサービスです。RPO（Recruitment Process Outsourcing）とも呼ばれ、矢野経済研究所の<a href="https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3201">「採用アウトソーシング市場に関する調査」</a>（2023年発表）によると、国内市場は2022年度に706億円に達しました。</p><p>本記事では、採用代行の定義から委託できる業務範囲、人材紹介との違い、メリット・デメリット、費用相場、導入事例、そしてAI RPOの活用まで、初めて検討する方にもわかりやすく解説します。</p><h2 id="h2940e37e40">採用代行（RPO）の定義と仕組み</h2><p>採用代行とは、企業の採用活動にかかわる業務を、外部の専門会社に委託するサービスです。英語ではRPO（Recruitment Process Outsourcing）と呼ばれ、「採用アウトソーシング」という名称でも知られています。</p><p>採用代行サービスの役割は、単なる作業の「代行」にとどまりません。委託を受けた企業の人事課題を分析し、採用戦略の立案から実務のオペレーション、KPIの管理まで担うパートナーとして機能します。自社の採用チームを外部にもう一つ持つ、というイメージが近いかもしれません。</p><p>採用代行サービスは大きく2つのタイプに分かれます。</p><ul><li>採用プロセス代行型。求人票作成、スカウト配信、面接日程調整などの業務プロセスを丸ごと委託する形態。自社に採用担当が少ない企業や、急な大量採用に対応したい場面で選ばれます</li><li>リクルーター派遣型。採用代行会社から専任のリクルーターが自社に常駐し、社内の採用チームと一体で動く形態。自社のカルチャーを理解した上での採用活動が可能です</li></ul><h3 id="ha3dcdc5ba6">採用代行（RPO）の正式名称と意味</h3><p>RPOは「Recruitment Process Outsourcing」の略称です。直訳すると「採用プロセスの外部委託」。日本では「採用代行」「採用アウトソーシング」と呼ばれることが多く、いずれも同じサービスを指しています。</p><p>人事領域では「BPO（Business Process Outsourcing）」という用語もよく使われますが、BPOが経理・総務・人事など幅広い業務の外部委託を指すのに対し、RPOは採用領域に特化した外部委託を意味します。</p><h3 id="hcfe3b7d737">採用代行市場は国内706億円、グローバル229億ドル規模への成長</h3><p>採用代行市場は国内外で拡大が続いています。</p><p>矢野経済研究所の調査によると、2022年度の国内採用アウトソーシング市場規模は706億円（前年比12.4%増）。採用チャネルの多様化や、人事担当者の業務負荷の増大が市場を押し上げています。</p><p>グローバルでは、Research and Marketsの<a href="https://www.globenewswire.com/news-release/2026/01/20/3221507/28124/en/">『RPO Strategic Business Report 2025』</a>がRPO市場を2024年の97億ドルから2030年に229億ドル（CAGR 15.4%）と予測。Grand View Researchの推計では243.2億ドル（CAGR 16.1%）とさらに強気です。</p><p>この成長を後押ししているのがAI技術の統合です。RPO業界団体Recruitment Process Outsourcing Association（RPOA）とLighthouse Researchの<a href="https://rpoassociation.org/2025-rpo-trends-report/">『2025 RPO Trends Report』</a>（519名調査）では、AI機能を持つRPOパートナーへの選好が持たないパートナーの3.5倍に達しました。</p><h2 id="h783a496bca">採用代行に委託できる業務範囲</h2><p>採用代行に委託できる業務は、採用戦略の立案から入社後のフォローまで幅広く存在します。ただし、すべてを一括で委託する必要はありません。自社でやるべき「コア業務」と、外部に任せられる「ノンコア業務」を切り分けることが導入の第一歩です。</p><h3 id="h78550ae84a">採用代行で委託できるノンコア業務（日程調整・スカウト配信など）</h3><p>まず外部に委託しやすいのは、オペレーション中心の業務です。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用フェーズ</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>委託できる業務例</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人票・JD作成</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人原稿の作成、求人媒体への掲載・更新</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>母集団形成</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>スカウト配信、求人媒体の運用、エージェント対応</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>書類選考</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>応募者の一次スクリーニング、合否連絡</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>面接調整</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>候補者・面接官の日程調整、リマインド連絡</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>内定者フォロー</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>オファーレターの作成、入社前の連絡対応</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>データ分析</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用KPIのトラッキング、レポーティング</p></td></tr></tbody></table><p>特に面接日程の調整やスカウト配信は、工数がかかる割にルーティン化しやすい業務です。ここを外部に任せるだけでも、採用担当者の稼働は大きく変わります。</p><h3 id="ha4ca815006">採用代行で自社に残すべきコア業務（採用戦略・最終面接など）</h3><p>一方で、自社に残すべき業務もあります。</p><ul><li>採用戦略の最終決定。どのポジションを、いつまでに、何名採用するかの意思決定</li><li>最終面接・合否判断。カルチャーフィットや将来のポテンシャルを見極める判断</li><li>入社後のオンボーディング。自社の文化に馴染んでもらうプロセス</li></ul><p>採用代行はあくまで「委託」であり、採用の最終判断は自社で行います。この線引きを明確にしておくことで、後述するデメリット（ノウハウが蓄積されない問題）を最小化できます。</p><h2 id="hc2db4929c2">採用代行と人材紹介・人材派遣の違い</h2><p>採用代行・人材紹介・人材派遣は、「何を外部に頼むか」がそれぞれ異なります。初めて採用の外部支援を検討する方が最も混乱しやすいポイントなので、比較表で整理します。</p><h3 id="haacd965aaf">採用代行・人材紹介・人材派遣の比較表</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>比較軸</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用代行（RPO）</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>人材派遣</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>何を頼むか</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用「業務」の委託</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>候補者の「紹介」</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>「人手」の補充</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>契約形態</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>業務委託契約</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>紹介手数料契約</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>労働者派遣契約</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>料金体系</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額固定 or 従量課金</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成功報酬（年収の30〜35%が相場）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>時間単価（派遣料金）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>雇用関係</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>自社が直接雇用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>自社が直接雇用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>派遣元が雇用</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>指揮命令</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>委託先が業務を遂行</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>紹介会社は仲介のみ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>派遣先が指揮命令</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>適したケース</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用業務の工数を減らしたい</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>特定ポジションを早く埋めたい</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>一時的な人手不足を補いたい</p></td></tr></tbody></table><h3 id="h98c4431e7c">採用代行・人材紹介・人材派遣のどれを選ぶべきか</h3><p>判断のポイントは「何に困っているか」です。</p><ul><li>「採用したい人材像は明確だが、スカウトや日程調整に手が回らない」→ 採用代行</li><li>「どんな人を採ればいいかわからない。候補者を紹介してほしい」→ 人材紹介</li><li>「今月だけ人事アシスタントが欲しい」→ 人材派遣</li></ul><p>これらを組み合わせて使うことも可能です。採用代行で日常のオペレーションを回しつつ、ハイレイヤーのポジションだけ人材紹介を併用する企業も少なくありません。</p><h2 id="hcc23610f9f">採用代行の5つのメリット</h2><p><a href="https://www.everestgrp.com/report/egr-2025-26-r-7224/">Everest GroupのRPOベンチマーク調査</a>によると、採用代行を導入した企業では採用単価が40〜50%削減され、採用リードタイムも30〜40%短縮されています。米国人事管理協会（SHRM）のデータで平均44日とされる採用リードタイムが、RPO導入後は26〜31日に縮まったという結果です。</p><h3 id="hdf040dd940">採用代行でコア業務に集中できる</h3><p>採用代行で最も多くの導入企業が実感しているメリットが、採用担当者の工数削減です。</p><p>スカウト配信、応募者への返信、面接日程の調整。こうした業務は一つひとつは小さくても、積み重なると膨大な工数になります。採用代行に委託すると、採用担当者は面接や候補者の見極め、現場との要件すり合わせなど、自社でしかできないコア業務に時間を使えるようになります。</p><p>Offersの<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">「AIスカウト生成機能」</a>を活用した企業では、スカウト文作成工数が80%削減されました。人が1通ずつ書いていたスカウトメッセージをAIが自動生成することで、担当者は候補者との対話に集中できる環境が生まれています。</p><h3 id="hfe3bb6ec2c">採用代行で採用の質とスピードが向上する</h3><p>工数が減るだけではありません。採用代行会社は複数のクライアントの採用を同時に支援しており、市場動向やチャネルごとの効果データを蓄積しています。この知見が、自社だけでは得られない採用の質の向上につながります。</p><p>「この職種はこの媒体が効く」「スカウトの返信率を上げるにはこのタイミングが最適」。こうした実践的なノウハウは、数十社の採用を並行で支援しているRPOベンダーだからこそ持っている武器です。</p><h3 id="hf166d4ae34">採用代行パートナーの専門知識・ノウハウを活用</h3><p>初めて採用に取り組む企業や、これまで採用を経営層が兼務していた企業にとって、RPOベンダーの専門知識は大きな助けになります。</p><p>採用要件の定義方法、求人票の書き方、スカウトの文面設計、選考フローの組み立て方。「何から始めればいいかわからない」状態から、プロの型を借りて立ち上げられるのは、採用代行ならではのメリットです。</p><h3 id="h239bcdb7eb">採用代行でトータルの採用コストを抑える</h3><p>Deloitteの<a href="https://www.deloitte.com/global/en/issues/work/global-outsourcing-survey.html">『Global Outsourcing Survey 2024』</a>によると、アウトソーシングを導入した企業の78%がコスト削減目標を達成または超過しています。</p><p>「外部に委託する分、コストが増えるのでは？」と感じるかもしれません。しかし実際には、人材紹介手数料への依存度が下がり、採用チャネルの最適化が進むことで、トータルコストが下がるケースが多く報告されています。SHRMのデータでは、米国の平均採用単価は1名あたり4,700ドル。RPO導入で40〜50%削減できるならば、その経済効果は採用規模が大きいほど顕著です。</p><h2 id="hb15eb7265e">採用代行のデメリットと注意点</h2><p>メリットがある一方で、採用代行の導入にはリスクも存在します。「思ったほど効果が出なかった」という声の多くは、以下の3つに集約されます。</p><h3 id="h439aeb912b">採用代行では社内に採用ノウハウが蓄積されにくい</h3><p>採用業務を外部に任せ続けると、自社の採用チームにノウハウが残りません。これは採用代行で最も指摘されるデメリットです。</p><p>RPOベンダーが優秀であればあるほど、「全部お任せ」になりやすい。しかし契約終了後に自走できなければ、また外部に依存する構図が繰り返されます。</p><p>対策としては、委託先との定期的なナレッジ共有ミーティングの実施や、一定期間後にノウハウを内製化する計画をあらかじめ設計しておくことが有効です。</p><h3 id="h53b7b07df4">採用代行の認識齟齬によるミスマッチリスク</h3><p>「求める人物像がうまく伝わらず、ターゲットと違う人材ばかり集まった」。この問題は、委託開始時の要件定義が曖昧な場合に起きやすくなります。</p><p>特にカルチャーフィットのような定性的な基準は、言語化が難しい。選考基準の明文化と、委託先との初期段階での擦り合わせを丁寧に行うことが欠かせません。</p><h3 id="h2bc91910d3">採用代行は違法？職業安定法と委託募集の基礎知識</h3><p>「採用代行は違法ではないか」という疑問を持つ方もいます。結論からいえば、適切な運用をしていれば違法にはなりません。ただし、一定のケースでは法的な許可が必要です。</p><p>職業安定法第36条では、第三者に報酬を支払って労働者の募集を行わせる「委託募集」について、厚生労働大臣または都道府県労働局長の許可を定めています。無許可で委託募集を行った場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります（同法第65条）。</p><p>ただし、以下のケースは委託募集に該当しません。</p><ul><li>採否の判断を自社で行い、事務的なサポート（日程調整、書類回収など）のみを外部に委託する場合</li><li>求人媒体の運用代行やスカウト配信の代行にとどまる場合</li></ul><p>つまり、「誰を採用するか」の判断を自社が握っている限り、多くの採用代行業務は許可不要で利用できます。判断に迷う場合は、管轄の労働局に事前確認するのが確実です。</p><h2 id="h70392dbdeb">採用代行の費用相場と3つの料金体系</h2><p>採用代行の費用は、料金体系と委託範囲によって月額10万円から70万円以上まで幅があります。3つの料金体系を理解した上で、自社に合ったモデルを選んでください。</p><h3 id="h637ae657d0">採用代行の月額固定型（10〜70万円/月）</h3><p>毎月一定額を支払い、決められた業務範囲を委託する形態です。</p><ul><li>一部業務の委託（スカウト配信、日程調整など）。月額10〜30万円</li><li>業務全般の委託（戦略策定〜KPI管理まで）。月額45〜70万円</li></ul><p>予算の見通しが立ちやすく、最も採用企業が多い料金体系です。</p><h3 id="h4b1edcc4cc">採用代行の従量課金型</h3><p>業務量に応じて費用が変動する形態です。</p><ul><li>求人媒体の管理。月額5〜10万円</li><li>面接実施。1回あたり8,000〜15,000円</li><li>スカウト配信。1通あたり数百円〜</li></ul><p>採用時期によって業務量が大きく変動する企業に適しています。</p><h3 id="hbfe207cfc9">採用代行の成果報酬型（年収の20〜35%）</h3><p>採用が決定した場合にのみ費用が発生する形態です。人材紹介の報酬体系に近く、1名あたり年収の20〜35%が相場です。</p><p>初期費用を抑えられる反面、1名あたりの単価は月額固定型より高くなる傾向があります。大量採用よりも、特定ポジションのピンポイント採用に向いています。</p><h2 id="he371532052">採用代行の導入事例を課題別に見る</h2><p>採用代行の効果は、「どんな採用課題を抱える企業が、どんな業務を委託して何を得たか」で変わります。ここでは課題別に事例をマッピングして紹介します。業種も規模も異なる企業が、それぞれの課題に合わせてRPOを活用しています。</p><h3 id="hae858e2855">CollaboGate Japanがシード期にAI RPOで3ヶ月8名のエンジニアを採用</h3><p>Web3/ブロックチェーン領域のディープテック企業<a href="https://offers.jp/cases/eyuzjlsszfi">CollaboGate Japan</a>は、シード期に開発組織をゼロから立ち上げる必要がありました。社内に採用担当はおらず、採用ノウハウもない状態です。</p><p><a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">OffersのAI RPOプラン</a>を活用し、採用戦略の策定からスカウト配信、候補者対応までを一括委託。3ヶ月でテックリード級を含むエンジニア8名の採用に成功し、開発組織の基盤を構築しました。採用専任がいないスタートアップにとって、RPOが「最初の採用チーム」として機能した事例です。</p><h3 id="h6dfc2addd8">HRBrainがマネジメント層採用、選考4ヶ月・面談5回でVPoE 1名を確保</h3><p>タレントマネジメントSaaS提供の<a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">HRBrain</a>は、開発組織を60名から200名規模へ拡大する局面で、組織を束ねるVPoE人材の採用に課題を抱えていました。マネジメント層は母数が少なく、見極めにも時間がかかります。</p><p>Offersの採用支援を通じて候補者を厳選し、選考期間4ヶ月・面談5回をかけてVPoE 1名の採用に成功。書類選考通過率の高さが示すとおり、質の高い母集団形成につながりました。「量より精度」が求められるポジションで、RPOが候補者コミュニケーションの設計を担った事例です。</p><h3 id="h09fb1c0713">ビットキーがIoT/組込のニッチ領域でSoftware Edge Deviceエンジニアを採用</h3><p>IoTプラットフォームを展開する<a href="https://offers.jp/cases/bitkey">ビットキー</a>は、約90名の開発組織のうち、IoT・クラウド・ネットワークを横断するSoftware Edge Deviceチームのソフトウェア（SW）エンジニア採用に苦戦していました。スキル領域の組み合わせが特殊で、転職市場の母集団そのものが限定的だったためです。</p><p>Offersを通じて技術要件に沿った候補者リスト作成とスカウト運用を展開し、Software Edge Deviceチーム向けSWエンジニア1名の採用に至りました。母集団が狭いニッチ領域ほど、技術理解のあるRPOパートナーの価値が顕在化します。</p><h3 id="h8a63db1e73">スタンバイが予算型リテーナーで2ヶ月、機械学習＋BE/FSの正社員を採用</h3><p>求人検索エンジン「スタンバイ」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">スタンバイ</a>は、機械学習エンジニアとバックエンド・フルスタックエンジニアの確保に苦戦していました。検索・機械学習という専門領域で、短期に正社員を揃える必要があったためです。</p><p>Offersの予算型リテーナープランを活用し、検索技術の要件定義からターゲットリスト作成、スカウト運用まで一体で推進。2ヶ月で機械学習+バックエンド/フルスタックの正社員採用に至りました。専門領域×短期という難度の高いミッションで、予算にコミットする伴走型RPOが機能した例です。</p><h3 id="h2b70bb4366">その他の外部事例（羽田空港サービス、ジュエリーバウレット）</h3><p>RPO活用は業種を問わず広がっています。</p><ul><li>羽田空港サービス。グランドハンドリング職の採用目標を前年の50名から100名に倍増する中でRPOを導入。人事部の7割が採用未経験という状況から、エージェント対応の外部委託と母集団形成の強化によって毎月1〜2名の安定入社を実現し、倍増した採用目標を達成</li><li>ジュエリーバウレット。求人媒体の運用とスカウト配信を外部に委託。採用業務の工数を大幅に削減し、導入から2カ月で採用目標を達成。限定的な業務委託でも適切なパートナーと組めば短期間で効果が出ることを示す事例</li></ul><h2 id="he0db982602">採用代行が向いている企業と導入ステップ</h2><p>採用代行はすべての企業に必要なわけではありません。導入効果が特に大きいのは、「採用リソースが足りない」か「採用のやり方がわからない」のどちらか、あるいは両方に当てはまる企業です。</p><h3 id="hcfe750733f">採用代行の導入が向いている企業の特徴</h3><ul><li>採用担当が不在、または兼任。経営層やマネージャーが採用を兼務しており、本来の業務に支障が出ている</li><li>急成長フェーズで大量採用が必要。資金調達後やサービスローンチ前など、短期間に複数名を採用しなければならない</li><li>専門職の採用に苦戦している。エンジニア、デザイナー、データサイエンティストなど、特殊なスキルセットが必要なポジション。経済産業省の<a href="https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf">「IT人材需給に関する調査」</a>では、2030年にIT人材が最大約79万人不足すると予測されています</li><li>採用チャネルが多すぎて管理しきれない。求人媒体、エージェント、スカウト、リファラル。チャネルが増えるほどオペレーションは複雑化します</li></ul><p>逆に、採用人数が年間数名で、社内に専任の採用担当がいる企業であれば、人材紹介の活用で十分なケースもあります。</p><h3 id="hfd874d8fd0">採用代行導入の4ステップ</h3><h4 id="h526e7c14a5">Step 1. 要件定義</h4><p>まず「何に困っているか」「何を委託したいか」を明確にします。業務範囲、採用目標、予算、期間を整理しましょう。</p><h4 id="hc71bda6c40">Step 2. ベンダー選定</h4><p>複数のRPOベンダーに相見積もりを取り、自社の課題に合った提案を比較します。実績、対応業種、料金体系、担当者との相性を確認してください。</p><h4 id="h80fca8c306">Step 3. 契約・キックオフ</h4><p>契約を締結し、委託する業務範囲、コミュニケーション方法、レポート頻度を決定します。選考基準の擦り合わせは、この段階で徹底的に行います。</p><h4 id="hfd9b0c129d">Step 4. 運用・改善</h4><p>運用が始まったら、定期的にKPIをモニタリングし、改善サイクルを回します。委託先との週次ミーティングでナレッジ共有を行えば、ノウハウの内製化にもつながります。</p><h2 id="h3c992b0ecc">AI RPOで変わる採用代行の未来</h2><p>採用代行市場は、AI技術の統合によって転換期を迎えています。RPOAの調査では、AI機能を持つRPOパートナーへの選好が3.5倍に達し、50%の企業が1〜2年以内にRPOプロバイダーの切替や内製化を検討しているという結果が出ています。</p><h3 id="h17c8d14e68">AI × 採用代行で採用業務がどう変わるか</h3><p>従来の採用代行は「人の手による代行」が中心でした。しかし今、AIがその業務の多くを変えつつあります。</p><ul><li>スカウト文面の自動生成。候補者一人ひとりの経歴に合わせたメッセージをAIが作成</li><li>候補者のマッチングスコアリング。スキルデータと求人要件を照合し、最適な候補者を数値で可視化</li><li>採用データの分析・予測。どのチャネルが効果的か、いつ採用活動を強化すべきかをデータで判断</li></ul><p>Everest Groupの<a href="https://www.everestgrp.com/report/egr-2025-26-r-7224/">『RPO Performance, Experience, Ability, Knowledge（PEAK）Matrix Assessment 2025』</a>でも、AI統合がRPOプロバイダーの差別化要因として最も注目されています。</p><h3 id="ha91547d4e4">Offers AI RPO採用代行のスカウト承諾率2.4倍の実績</h3><p><a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPO</a>は、AIを採用プロセス全体に組み込んだ次世代型の採用代行サービスです。</p><p>AIスカウト生成機能を導入した企業では、スカウト承諾率が13.1%から31.7%へ2.4倍に改善。スカウト文作成の工数は80%削減されました。35,000人以上のエンジニア・デザイナーが登録するデータベースを基盤に、採用戦略の策定からKPI管理まで一連のプロセスを支援しています。</p><p>CTO・VPoEなど採用難易度が高いポジションには、専任チームが予算にコミットする<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>も用意されています。</p><h2 id="hcef14ec3af">採用代行検討のポイント整理</h2><p>採用代行（RPO）とは、採用業務の一部または全部を外部の専門企業に委託するサービスです。</p><ul><li>市場規模。国内706億円、グローバルは229億ドル規模への成長が見込まれている</li><li>業務範囲。求人票作成、スカウト配信、面接調整からデータ分析まで委託可能。「コア業務は自社、ノンコアは委託」の切り分けが鍵</li><li>他サービスとの違い。採用代行は「業務」の委託、人材紹介は「人材」の紹介、人材派遣は「人手」の補充</li><li>メリット。採用単価40〜50%削減、採用リードタイム30〜40%短縮というグローバルベンチマーク</li><li>デメリット。ノウハウが残りにくい、ミスマッチリスク。ナレッジ共有と要件定義の徹底で対策可能</li><li>費用相場。月額固定型で10〜70万円、成果報酬型で年収の20〜35%</li></ul><p>スカウト運用の工数削減や採用プロセスの効率化を検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。CTO・VPoEなどハイクラスポジションの採用には、<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>もあります。</p>

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## [【イベントレポート】採用でAIはどう使う！？〜苦手意識を解消！人事責任者が押さえるべき生成AIマネジメントと組織定着の壁の超え方〜](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_65)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 鈴木 裕斗, 石川 徹
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>生成AIを使ってはいるが、いまいち使いこなせている気がしない。期待した品質のアウトプットが返ってこない。プロンプトが難しそうで手が出ない。そんな苦手意識を抱える人事・経営層は少なくありません。<br></p><p>しかし、AIへの「問いの質」は経験に比例します。むしろマネジメント層こそ、生成AIで大きな成果を出せる立場にあるのです。<br></p><p>本記事は、2025年11月27日に開催したウェビナー「採用でAIはどう使う！？ 人事責任者が押さえるべき生成AIマネジメントと組織定着の壁の超え方」のレポートです。<br></p><p>株式会社overflow 代表取締役CEOの鈴木裕斗と、株式会社HR Force 事業開発企画 ゼネラルマネージャーの石川徹氏が登壇しました。<br></p><p>プロンプト設計の黄金律から、画像生成による品質マネジメントの実演、そしてAIと人の「暗黙知」の違いまで。明日から使えるAIマネジメントの要点をお届けします。<br></p><h2 id="ha42056cfd2">なぜ人事・経営層こそ生成AIを使うべきなのか<br></h2><p>――鈴木：今日のテーマは「人事責任者が押さえるべき生成AIマネジメント」です。石川さん、まず前提から伺えますか。<br></p><p>石川様：はい。総務省の調査では、生成AIの利用経験は2023年度の10人に1人から、2024年度は3人に1人へと広がりました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b428b9e6988947039776abd0fbac28a2/20251127_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br></p><p>注目したいのは年代別です。新しいツールは普通20代が最も多いのですが、このツールは40代の方が30代より使っているのです。<br></p><p>理由を調べると、世代によってAIのイメージが違います。若い世代は「面白いコンテンツを生み出すもの」、マネジメント層の世代は「仕事を手伝ってくれるもの」と捉えています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/503f991c9ae5451cbd57cc30060cfe00/20251127_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(1).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br></p><p>つまり経営層・人事ほど、AIを遊びではなく業務を助ける道具として使っている。だからこそ、生成AIは人事や経営者ほど使うべきツールだと考えています。<br></p><p>――鈴木：なぜマネジメント層が向いているのでしょうか。<br></p><p>石川様：AIへの「問いの質」は、経験がないと出てきません。経験が蓄積していい問いができるようになるのが40代以降です。<br></p><p>加えて、批判的思考も仕事で鍛えられています。AIの生成結果に対し「この方向性もあるよね」と発想を広げられる。経験に裏付けされた問いこそが、大きな成果につながるのです。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/9f6d2646f217442c944543d60494ff74/20251127_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(2).png" alt="" width="960" height="540"></figure><h2 id="h45eadbd14c"><br>プロンプト設計の黄金律──「明確な指示」と「お手本」<br></h2><p>――鈴木：そのうえで、具体的なプロンプトの作り方ですね。<br></p><p>石川様：はい。OpenAIやGoogleの資料をまとめ、「プロンプト設計の黄金律」を1枚にしました。デスクトップの壁紙にしていただきたい思いで作っています。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/9bbceab22c5f4705a92af9a367005f57/20251127_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(3).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br>特に大事なのは、明確にしっかり指示することと、意外なところで「お手本を見せる」ことです。<br></p><p>人に指示する時もお手本資料を添付すると成果物がよくなりますよね。AIも同じで、具体的に指示してお手本を添付するだけで生成結果が大きく変わります。<br></p><p>――鈴木：AIはどう処理しているのでしょうか。<br></p><p>石川様：プロンプトで指示すると、AIはそれをトークンという言葉の塊に分解し、推論して生成します。</p><p></p><p>ここで前提にすべきがハルシネーションです。事実と異なる回答が混じる前提で、批判的思考で確認し、再生成するか使うかを判断します。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/504fa3046c8b443483a44846da2008fe/20251127_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(4).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br>なぜプロンプトの質が問われるのか。企画立案、データ分析、コード開発、自動応答ボットまで作れますが、各工程を分解して指示するのは人間の力だからです。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/cd024fdfd5f74d93bbab1bd8ef96c673/20251127_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(5).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br></p><h2 id="hfcc1c0b5f4">良い指示の4要素と構造化──役割・ゴール・フォーマット・制約<br></h2><p>――鈴木：良い指示には、何が必要でしょうか。<br></p><p>石川様：4つあります。役割を与える、ゴールを明確にする、フォーマットを指定する、そして制約をつけることです。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/ca61afd3da604c86abfbfdcc355e877c/20251127_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(6).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br>制約は意外と抜けがちで、だらだらと長い文章を見続けることになります。この4つを満たすだけで、プロンプトは大きく変わります。<br></p><p>その前提として、自分の仕事のプロセスや意味合いを言語化することが先です。これが曖昧だと、何を作ればいいか分かりません。<br></p><p>「いいプロンプトをください」とよく言われますが、何をさせたいかが定まっていないと、設計だけ渡しても出力は安定しないのです。<br></p><p>――鈴木：さらに精度を上げるコツはありますか。<br></p><p>石川様：お手本を与えることです。よく使う修正例や言葉を例としてプロンプトに入れるだけで、生成結果が大きく変わります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/344cf4c4d4714d25939e9d7c0a8e168b/20251127_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(8).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br>加えて、区切り文字でセクションを分けると、AIの誤読を防げます。シンプルなプロンプトはサクっと、構造化したプロンプトは精度重視と、目的で使い分けるとよいです。<br></p><p>チェックリストは5つです。ゴールは明確か、例を入れたか、優しく肯定的に接しているか、ペルソナを与えたか、区切りで誤読を防いでいるか。これをぜひ習慣にしてください。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/176b586db2f14eb9906bd67c59705cc9/20251127_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(9).png" alt="" width="960" height="540"></figure><h2 id="he3d26282ad"><br>画像生成で学ぶプロンプトの質──5大要素とYAML形式<br></h2><p>――鈴木：2章は実践編ですね。今回は画像で見せていただきます。<br></p><p>石川様：はい。今回はGemini 3.0のNano Banana Proを使います。プロ品質のビジュアルをサクっと作れるモデルです。<br></p><p>テキストは曖昧な指示でも意外と成立しますが、画像は曖昧だと期待から大きく外れます。「猫の絵」とだけ言うと、何だか分からない画像になります。<br></p><p>そこで画像プロンプトの5大要素です。被写体、スタイル、場所、アクション、そして構図。とくにカメラの位置を意識すると、精度の高い画像になります。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/5ead6ce8e31646328548b32bdf8b8d9a/20251127_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(12).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br>――鈴木：求人バナーで試すとどうなりますか。<br></p><p>石川様：営業職募集のバナーを口語で「30代の仕事ができそうな男性が自信たっぷりに立っている感じで」と指示すると、解釈の余地が大きく、情報配置がばらついた気持ち悪い画像になります。手の形が不自然になることもあります。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/2294eab9689f4ff49cbdb25e717116ce/20251127_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(13).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br>これをYAML形式の構造化プロンプトにすると整います。横長画像・ターゲット層・CTAボタンの色・コピーと人物の配置などをブロックで記述すると、勝手に構造化して整えてくれます。<br></p><p>同じキャッチコピーでも、コピーと人物のエリアが分かれ、目線が誘導され、ボタンのバランスも整います。手は崩れやすいので、あえて構図で制御しています。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/d8a6bd4827aa489489d313adf4be6ee7/20251127_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(14).png" alt="" width="960" height="540"></figure><h2 id="h4df988130a"><br>プロ品質へ──技術要件の作り込みと「楽に作る」コツ<br></h2><p>石川様：さらに技術要件を作り込むと、クオリティが一気に上がります。レイアウトを「右60%・左40%」と数値で指定し、解釈の余地を与えません。<br></p><p>被写体の服装や色、背景、カメラ設定、ライティングの方向まで指定します。色はコードで、テキストは書体や色まで指定すると、透かしや陰影まで精巧な仕上がりになります。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/392ca5cc8b074f179eebd3b91ed9d8e0/20251127_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(15).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br>――鈴木：（ライブ生成を見て）めちゃめちゃいいじゃないですか。指示していない背景のマークまで消えていますね。<br></p><p>石川様：そこは指示していないのに整いました。お任せでも、イラストと実写のハイブリッド画像をここまで作れます。<br></p><p>――鈴木：YAMLを作るのは大変そうですが、楽にする方法はありますか。<br></p><p>石川様：2つあります。1つは、いい感じのバナーをキャプチャして「YAML形式にして」と頼み、フォーマットを作ってから自分で調整する方法です。<br></p><p>もう1つは、背景・人物・コピーのパーツを個別に生成し、Canvaなどで重ね合わせる方法です。レイアウトはセンスに任せますが、5分ほどで作れます。<br></p><p>――鈴木：私がよくやるのは、思いつきのまま打ち始めて、最後にいい出力が出たら「これを再現するプロンプトを書いて」と頼む方法です。初期のハードルが下がるのでおすすめです。<br></p><p>石川様：設計前提で考えると疲れてしまうので、思いつきベースで進めて最後にまとめるのは良いやり方ですね。<br></p><h2 id="h57dba9f8ce">AIマネジメントと人のマネジメント──決定的な違いは「暗黙知」<br></h2><p>石川様：最後はマネジメントの話です。今日お伝えしてきたのは、プロンプトでAIをどうマネージするか、でした。<br></p><p>人のマネジメントとの決定的な違いは「暗黙知」です。人は「いい感じにやっといて」「前と同じイメージで」が通じます。<br></p><p>例えば家族と目が合った瞬間に意図が分かる。対人コミュニケーションは、関係性に基づく暗黙知で成り立っています。<br></p><p>一方でAIは、その「いい感じ」が分かりません。曖昧に頼むと手戻りが発生します。だから「いい感じ」を定義してプロンプトに起こすことが必要なのです。<br></p><p>――鈴木：裏を返せば、これから人に求められるのは暗黙知を処理する仕事ですね。タスクの実行はAIに任せ、ふわっとした粒度を噛み砕く力が問われます。<br></p><p>石川様：おっしゃる通りです。加えて環境の入力も重要です。言葉だけでなく、自社のデータや独自の慣習を言語化して入れると、ずれを直す材料になります。<br></p><p>この自社環境の値は、馬鹿にならない財産になります。独自のノウハウを言語化していくことが、AI活用の質を左右します。<br></p><p>――鈴木：私たちも、NotebookLMにこのYAMLのデザイン性を転用し、会社概要や候補者とのやり取りをソースに入れると、オファーレターやスライドをほぼワンポチで生成できます。採用のアトラクトにも使えそうです。<br></p><h2 id="h35bd9cd008">Q&amp;A・サービス紹介</h2><p>――鈴木：Q&amp;Aです。「AIで生成された画像に著作権・肖像権は発生しないのか。Web広告で使ってよいか」というご質問です。<br></p><p>石川様：肖像権は、基本的に人物画像には発生しません。ただし著作権は、既存の著名なキャラクターに似てしまうと侵害になるケースがあるので注意が必要です。<br></p><p>商用利用の可否は、使うモデルの利用規約に書かれています。そこを必ず確認していただくのがよいです。</p><p></p><p>――鈴木：最後にサービス紹介です。石川さん、お願いします。<br></p><p>石川様：弊社HR Forceは船井総合研究所グループで、「人×デジタル」で業績アップを支援しています。母集団形成で溜まったナレッジをAIに学習させ、AIの環境を提供しています。<br></p><p>「リクルーティングクラウド」は機械学習で母集団を形成し応募数としてお戻しするサービス、「AIアシスタント」は我々の運用ノウハウをAIに学習させ独自の出力をお届けするサービスです。<br></p><p>――鈴木：Offersもハイクラス人材の採用プラットフォームで、直近AIエンジニアの登録が2倍弱に増えています。面接後に申し送りを自動生成し、面接官へのフィードバックを返すサービスも展開しています。<br></p><p>本セッションが、生成AIへの苦手意識を解消するヒントになれば幸いです。<br></p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに<br></h2><p>生成AIは、経験に裏打ちされた「問いの質」を持つ人事・経営層こそ活かせる道具です。役割・ゴール・フォーマット・制約を明確にし、お手本を添えるだけで、出力は大きく変わります。<br></p><p>画像生成でも、YAML形式で構造化し技術要件まで作り込めば、クオリティは一段上がります。そして人とAIの決定的な違いは「暗黙知」。「いい感じ」を言語化し、自社の環境を入力することが鍵になります。<br></p><p>明日からの一歩として、まずはプロンプト設計の黄金律6要素をチェックリストにして、手元のプロンプトを見直すところから始めていただければ幸いです。</p>

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## [【イベントレポート】なぜ優秀な候補者ほど辞退するのか？ AIで解決する「評価のブレ」と「候補者を惹きつける面接」の作り方](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_64)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 鈴木 裕斗, 峯 菜穂
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>採用に力を入れているのに、優秀な候補者ほど途中で離れていく。面接の評価は人によってばらつき、申し送りの作成にも時間が奪われる。多くの採用現場がこの悩みを抱えています。</p><p></p><p>候補者は複数社を同時に比較し、面談慣れもしています。そんな時代に選ばれるには、面接を「見極めの場」から「惹きつけの場」へと捉え直す必要があります。<br></p><p>本記事は、2025年11月21日に開催したウェビナー「なぜ優秀な候補者ほど辞退するのか？ AIで解決する『評価のブレ』と『候補者を惹きつける面接』の作り方」のレポートです。株式会社overflow 代表取締役CEOの鈴木裕斗と、株式会社ポテンシャライト HRパートナーの峯菜穂氏が登壇しました。<br></p><p>カジュアル面談で覚えておくべき数値から、引きつけテクニック5選、人とAIの役割分担、そしてAIによる面接支援の実際まで。「採用実務のための生成AI活用術」第3回をお届けします。<br></p><h2 id="h0b1d61a73a">なぜ優秀な候補者ほど辞退するのか──カジュアル面談が勝負になる理由<br></h2><p>――鈴木：まず峯さんに、採用現場で意識すべき数値から伺えますか。<br></p><p>峯様：はい。あるIT特化型エージェントの保有求人数は約8000社と言われます。一方で、キャリアアドバイザーが面談で丁寧に紹介できるのは5〜10社程度です。<br></p><p>推薦から応募に至る割合は約60%なので、求職者が実際に応募する企業数は3〜7社にとどまります。8000社のうちの数社という、かなり狭き門なのです。</p><p></p><p>エージェント経由で応募をいただけている時点で、その狭き門を通っている。この実態を知らないと、面談を雰囲気で進めてしまいがちです。<br></p><p>そして2016年にWantedlyがカジュアル面談を生んでから、もう9年が経ちました。各社の引きつけ力は強まり、求職者も面談慣れして他社比較の目を持っています。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/d0cc780e751d49cfa01a0c4687a2a0aa/202501121_Offers%C3%97pote%20%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%93%E3%83%8A%E3%83%BC%20(1).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br>――鈴木：歩留まりの実感値はいかがですか。<br></p><p>峯様：支援先の平均で、カジュアル面談32件・一次面接13件・二次面接4件・内定2件・内定承諾1件が、1内定に必要な歩留まりです。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/15a36cd6d1f44824a05f75e0e51d53d8/202501121_Offers%C3%97pote%20%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%93%E3%83%8A%E3%83%BC%20(2).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>選考途中の目線を下げるのは本質的ではありません。だからこそカジュアル面談が勝負で、弊社は引きつけ100%で臨んでいます。</p><p></p><p>引きつけが効くと候補者の意欲が上がり、面接でのパフォーマンスも上がります。通常30%の一次通過率が50%に、二次も70%に上がることもある。結果として選考遷移率が確実に上がるのです。<br></p><h2 id="h7c30e8a93d">引きつけテクニック①②──専門用語の言語化と「結論か背景か」<br></h2><p>――鈴木：ここから具体的なテクニックですね。15選のうち5つを紹介いただきます。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/f686577afbdf4484acabf45c2a176f18/202501121_Offers%C3%97pote%20%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%93%E3%83%8A%E3%83%BC%20(4).png" alt="" width="960" height="540"></figure><h3 id="hdeec795493"><br>① 専門用語の言語化<br></h3><p>峯様：1つ目は専門用語の言語化です。当たり前のようですが、私たちは無意識に専門用語を使い、しかも他人に指摘されないと気づきません。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b0d5dba476fb43b596129e3757a815ee/202501121_Offers%C3%97pote%20%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%93%E3%83%8A%E3%83%BC%20(5).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br>例えば「MVPフェーズでPSFとPMFを目指すが、デューデリジェンスもあるため」と言われても、伝わらない方は調べることになります。<br></p><p>おすすめは「おばあちゃんも理解できるか」という基準です。以前は専門用語を3秒と13秒で補足説明する練習もしていました。端的に伝える力と、補足する力の両方が鍛えられます。<br></p><h3 id="h296a5109b0">② 結論から話すか、背景から話すか<br></h3><p>峯様：2つ目は、結論から話すか背景から話すかです。どちらが分かりやすいかは場面によるので、使い分けが大切です。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/903d81555ae44b63812082717a34d063/202501121_Offers%C3%97pote%20%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%93%E3%83%8A%E3%83%BC%20(6).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br>回答が頭の中で整理できていない時は、「整理し<br>ながら話しますね」と前置きを置くのが有効です。聞き手も身構えずに済み、理解しやすくなります。<br></p><h2 id="h998a05b891">引きつけテクニック③──質疑応答は「魅力を伝える場」<br></h2><p>――鈴木：3つ目が、僕も一番印象的だった「質疑応答」ですね。<br></p><p>峯様：はい。質疑応答をただの質問対応にするのは、非常にもったいないです。1時間の面接でも10分は質疑に取るので、10分間引きつけられる大チャンスと捉えています。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/02350a11929e47c88aa752f13be83e8c/202501121_Offers%C3%97pote%20%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%93%E3%83%8A%E3%83%BC%20(7).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br>例えば「詳しい仕事内容を教えてください」に、「営業です」だけで終えてはいけません。チーム構成や現在の課題、なぜあなたにお任せしたいのかまで返すと、有意義な時間になります。<br></p><p>質疑応答にはレベルがあります。回答できない段階から、固有名詞や数値・比較観点を入れて答える段階、最終的にはストーリーで語れる段階まで。練習すれば習得できます。<br></p><p>――鈴木：質問は「確実に知りたいからやっている」という明確なシグナルですよね。自分なりの回答を持っているから、確認しに来る。<br></p><p>そこをさらっと流して期待値を下回るとネガティブになりますが、熱量と分かりやすさで上回ると一気に良い印象になります。<br></p><p>峯様：質問には2つのパターンがあると感じます。本当に分からなくて確認する質問と、興味があるからこそ自分の解釈が合っているか確かめる質問です。<br></p><p>この見極めができると、回答の仕方も変えられます。ただキャッチボールするのではなく、自社のどこに紐づけられるかを考えながら聞くことが大切です。<br></p><h2 id="h847bf4d501">引きつけテクニック④⑤──数値で語る／合理と情理を入れる<br></h2><h3 id="h137ec6b6a8">④ とにかく数値を用いて説明する<br></h3><p>峯様：4つ目は、とにかく数値で説明することです。「ものすごく成長しています」では解釈が人それぞれになります。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/3671ad16247e413d9a79c2043e738531/202501121_Offers%C3%97pote%20%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%93%E3%83%8A%E3%83%BC%20(8).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br>「前年比155%成長で、成長ランキング2位」と言えば、すごさが具体的に伝わります。相手に推測させないコミュニケーションが、事実を魅力に変えるのです。</p><p></p><h3 id="h4d228eb948">⑤ 合理と情理を入れる<br></h3><p>峯様：5つ目は、合理と情理の両方を入れることです。合理だけでは人は動かず、情理だけでは納得しません。<br></p><p>例えば自社の強みを語るとき、実績という合理を示したうえで、それを何のために使うのかという思想・情理を続けます。すると人は納得し、心も動かされやすくなります。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/52d4eb357a464f20aaf333c7ca0e07c4/202501121_Offers%C3%97pote%20%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%93%E3%83%8A%E3%83%BC%20(11).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br>――鈴木：候補者がどちらのタイプか、見極める指標はありますか。<br></p><p>峯様：相手が感情型なら情理を厚めに、合理型なら合理を厚めにと配分を変え、まず試してみます。<br></p><p>――鈴木：指標があるとすれば、質問の数だと思います。情理寄りの質問が増えればそちらへ、論理寄りが増えればそちらへ。自然に偏りが見えてきます。</p><p></p><h2 id="hf2e032de35">人とAIの役割整理──採用フェーズで何を任せるか<br></h2><p>――鈴木：後半は、人とAIの役割分担ですね。<br></p><p>峯様：採用は市場調査から事業戦略、ブランディング、面談・面接まで大きく10項目に分けられます。その多くでAIの比率が高まっています。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/684d34fab1734fd2a3aca40bc8f4b593/202501121_Offers%C3%97pote%20%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%93%E3%83%8A%E3%83%BC%20(12).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br>例えば求人ドラフトは、現在AIの活用が約45%ですが、3年後には約95%まで高まり、人間は最終確認程度になる可能性が高いと見ています。<br></p><p>AIが得意なのは効率化と客観化です。履歴書や職務経歴書の解析・要約、必須スキルや経験年数に基づく一次スクリーニングは、AIが速く正確にこなします。<br></p><p>一方で、感情を伴う対応はまだ人間の役割です。例えば日程のリスケを伝える電話では、AIの声より人間の声で「承知しました」と言われた方が、求職者も気持ちよく受け取れます。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/24ad2bef28744b77a24cdce71ee7d1c0/202501121_Offers%C3%97pote%20%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%93%E3%83%8A%E3%83%BC%20(14).png" alt="" width="960" height="540"></figure><h2 id="h943a5bdf1d"><br>AIで「評価のブレ」と「申し送り」を解決する──面接支援の実際<br><br></h2><p>――鈴木：ここからは、面接の困りごとをAIでどう解決するかをお話しします。お困りごとは大きく3つあります。<br></p><p>1つ目は申し送りの作成が面倒なこと。そもそも面談を録画している企業は意外と少なく、テキストがないと記憶を頼りに作ることになります。<br></p><p>2つ目は面接官への教育・フィードバック。担当によって引きつけや見極めにばらつきが出て、その均質化が課題です。<br><br>3つ目は評価そのもののばらつきです。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/15ea0e1ad3064af0b8b0c2250dc88b3f/202501121_Offers%C3%97pote%20%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%93%E3%83%8A%E3%83%BC%20(15).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br></p><p>Offersでは、これらを解決する「面接レポ」を提供しています。面談が終わると、まず主観での評価と理由を簡単に入力いただきます。<br></p><p>――鈴木：すべてをAIに任せると最初からフラットな回答になるため、主観を起点にするのがポイントです。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/61ef28ddf5be4d8b8b0cf38f6b828261/202501121_Offers%C3%97pote%20%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%93%E3%83%8A%E3%83%BC%20(17).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>入力後、Slackに推薦理由や、その会社が理想とする面接像からのアドバイスが返ります。Valueや評価指標を学習させているので、改善点もフィードバックされます。<br></p><p>スコアはスキルマッチ・カルチャーマッチなどの項目ごとに定量化されます。「この人が2点だった理由」「5点の理由」を議論でき、評価の合意が取りやすくなります。<br></p><p>さらに、カスタマイズされたお礼メールもSlackのスレッドにそのまま出力されます。今回の面接で評価した部分を盛り込めるので、定型文にならずに済みます。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/a700c1941ef94bbc9cb34aa98d6bf1bf/202501121_Offers%C3%97pote%20%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%93%E3%83%8A%E3%83%BC%20(18).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p><br>峯様：AIでメールは書けても、開いて読み込ませてリライトして送るのが面倒で進まないものです。それがすっと出てくるのはありがたいですね。<br></p><h2 id="h695a987c95">Q&amp;A｜評価の定量化と、AIはどこまで踏み込むか<br></h2><p>――鈴木：「面接の評価を定量化した方がよいのか。人を点数化することに抵抗もある」というご質問です。<br></p><p>峯様：採用のスコアは、その人の価値を決めるものではありません。会社に合うかどうかは総合的なもので、合えばパフォーマンスが出やすい、それだけです。</p><p></p><p>点数化はあくまで自社の方針を明確にし、社内で判断軸を持って議論しやすくするためです。市場全体で人物を評価するのは法律上も禁止されているので、その目的では行いません。<br></p><p>――鈴木：「面接でのAIの判断範囲は、間や表情、手足の動きまで、発話内容と連動して解析する未来に踏み込みますか」というご質問もあります。<br></p><p>これは技術的に十分ありうると考えています。私たちの進化というよりLLM側の進化で、動画を高精細に生成できるなら、解析側はもっと正確に読み取れているはずです。<br></p><p>峯様：声のトーンの変化から感情を分析する動画解析ツールも実際にありました。そうした機能は、もうすぐそこまで来ていると感じます。</p><p></p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p></p><p>優秀な候補者ほど辞退する時代、面接は見極めの場であると同時に「惹きつけの場」です。狭き門を通って出会えた一人に、専門用語をかみ砕き、数値で語り、質疑で魅力を伝える。その積み重ねが選考遷移率を押し上げます。</p><p></p><p>評価のブレや申し送りの負担は、AIで均し、定量化できます。人は最終判断と感情の機微に集中し、AIは効率化と客観化を担う。役割を分けることが、候補者体験の質を高めます。</p><p></p><p>明日からの一歩として、まずは次の面談で「質疑応答を魅力を伝える時間」と捉え直すところから始めていただければ幸いです。</p>

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## [【イベントレポート】AI時代だからこそ重要な、エンジニアの「心を動かす」採用コミュニケーション 〜採用成功率を上げる、理論と実践に基づいたコミュニケーション・スカウト戦略〜](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_62)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 久松 剛
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>スカウトを大量に送っても返信が来ない。求人票を整えても応募につながらない。多くの開発組織が、かつての採用の「正解」が通用しなくなった現実に直面しています。</p><p></p><p>エンジニアバブルが終わり、採用は「人数を集める」時代から「一人を口説く」時代へと変わりました。AIネイティブな人材を求める声も高まる一方で、現実とのギャップは広がっています。</p><p></p><p>本記事は、2025年9月24日に開催したウェビナー「AI時代だからこそ重要な、エンジニアの心を動かす採用コミュニケーション」のレポートです。合同会社エンジニアリングマネージメント代表で、レンタルEMとして20社を支援する久松剛氏が登壇しました。</p><p></p><p>母集団の罠から、伝わるスカウト・求人票の作り方、候補者の感情設計、そしてAI活用の実態まで。明日から実践できる採用コミュニケーションの要点をお届けします。</p><p></p><h2 id="haea9d69329">「母集団の罠」から抜け出す──One to ManyからOne to Oneへ</h2><p></p><p>採用のご相談をいただく時、多くの企業が取り憑かれている悪魔があります。私が「母集団の罠」と呼んでいるものです。</p><p></p><p>2015年から2022年のエンジニアバブルでは、正社員人数を確保することが各社の最優先でした。多少のミスマッチには目をつぶり、未経験採用も行っていた時期です。</p><p></p><p>この発想だと、マーケティング的な母集団形成が手法として流れます。100人に声をかけて1人が入社したなら、5人欲しいので500人に声をかけよう、という考え方ですね。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/684242fb7a8443cabad7caa5ec5dfe43/20250924_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%93%E3%81%9D%E9%87%8D%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>しかし今は、厳選採用の時代です。スキルマッチもカルチャーマッチも、コミュニケーションも厳しく見られ、事業への興味やドメイン知識まで求められます。</p><p></p><p>年収も現実的になりました。かつては転職で1.25倍、極端には2倍に上がることもありましたが、今は相場と自社の給与制度に沿った適正水準です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/07dc2bea122a447bbb840e2c2433c374/20250924_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%93%E3%81%9D%E9%87%8D%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%20(1).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>加えてこの1年は、Vibe Codingをやっているか、まで問われます。すべての条件を満たす人は、ほぼいないのです。</p><p></p><p>ではどうするか。「One to ManyからOne to Oneへ」です。例えばプロダクトマネージャーなら、成功させたいサービスを思い描き、その担当者を具体的にリストアップすると、対象は自然と絞られます。</p><p></p><p>数百名にスカウトを送るのではなく、絞り込んだ対象者をどう口説くか。これがワントゥワンの考え方です。</p><p></p><h2 id="h401dbd58ce">採用のあり方はどう変わったか──言語化と決め打ちのアプローチ</h2><p></p><p>エンジニアバブルの間は、母集団形成とワントゥメニーが一般的でした。スカウトは自動送信で再送1回、人材紹介費を上げる手も見られました。</p><p></p><p>人材紹介費は今も安くありません。40%が下限で45%での交渉もある一方、余裕がありそうと見られると50〜60%、コンサルやPMでは100〜200%という水準も残っています。</p><p></p><p>今は、欲しい人を言語化し、決め打ちで会いに行きます。職種は欲しいが居場所が分からない時は、他社と組んで「プランナー集まれ」のようなキャリアイベントを開き、集まった人とネットワーキングする方法もあります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/86a16f8d001246a7b8b2467f445a03ab/20250924_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%93%E3%81%9D%E9%87%8D%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%20(2).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>粘り強い接触も重要です。スカウトを15回送り、相手が折れて採用に至った会社さんもありました。豆に連絡し、接点を持ち続けるわけです。</p><p></p><p>最近のHRテックでは、対象者の在籍企業の状況悪化をニュースから拾って通知し、それを取っ掛かりに連絡する仕組みもあります。</p><p></p><p>財政に余裕のある会社ばかりではないため、給与以外で訴求する場面も増えています。給与を軸にする候補者への需要も、それを叶えられる会社も減っているのが実情です。</p><h2 id="h6ba9c052b3">伝わらないスカウト・求人票──情報渋滞という落とし穴</h2><p></p><p>スカウトも求人票も、情報が渋滞していて何も伝わらないケースが少なくありません。</p><p></p><p>例えば「フルリモート、フルフレックス、少数精鋭の技術組織、裁量大きく自由度の高い環境」とだけ書かれていても、何のプロダクトで何をするのかが一切伝わりません。</p><p></p><p>良さそうなキーワードを並べただけのスカウトは、耳触りだけ良く、かえって詐欺っぽく映ります。エンジニアの受信箱にはこの手の文面が溢れているので、避けるべきです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/49fabf84e2c34c4cbd54e194c6d60f2b/20250924_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%93%E3%81%9D%E9%87%8D%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%20(3).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>ポジション名も同じです。「開発効率最大化を担うFlutterエンジニアリーダー募集 兼 iOSテックリード歓迎」のように長いと、結局誰が欲しいのか分かりません。</p><p></p><p>この時は、実際に欲しいのがFlutterエンジニアだったため、それを前面に出し、「全面リプレイスをかける開発組織づくり」とタイトルにまとめて提案し、採用に至りました。</p><p></p><p>可読性を意識することが、伝わるスカウトの第一歩になります。</p><p></p><h2 id="h9e4923427b">自社の魅力を言語化する──面接関係者を集めたワークショップ</h2><p></p><p>整理の出発点は「そもそも自社の魅力は何か」を言語化することです。私が顧客向けに行うワークショップを紹介します。</p><p></p><p>CTO、VPoE、マネージャー、リーダー、人事など、面接に関わるメンバーを召集します。そして各自の入社理由や入社後の実感を振り返り、付箋に書いてディスカッションします。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/41ce6171c8904244963c4d61f07cceab/20250924_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%93%E3%81%9D%E9%87%8D%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%20(4).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>普段こうした話はしないので、大きな気づきになります。前職と比べてエンジニアの意見が通る、開発環境がモダン、開発生産性が高い、といった魅力が言葉になっていきます。</p><p></p><p>SESや受託開発の会社は、お客様先で働くため自社の魅力を見つけにくいものです。それでも議論すると、社長のキャラクターや帰社日の社員交流、評価制度の透明性といった前向きな材料が見つかります。</p><p></p><p>もう一つ、複数の事業を持つ会社では、担当者ごとに作った求人票を横並びで比較していないことがよくあります。読み合わせをすると、互いの良い書き方を共有できます。</p><p></p><p>逆質問対策も大切です。候補者から「あなたが入社した理由は何ですか」と聞かれて面接官が詰まると、志望度が下がり、訳ありの会社かと邪推されます。あらかじめ言語化して備えましょう。</p><p></p><h2 id="h73378a5d12">スカウトの改善──「なぜあなたに」を伝え、URLで補う</h2><p></p><p>読みにくいスカウトには共通点があります。対象者への訴求が埋もれていて、なぜその人に声をかけたのかが伝わらないこと。</p><p></p><p>自社の説明が長く、スクロールしてもサービス紹介が続くこと。継ぎ足しの運用で似た内容が複数箇所に並ぶこと。こうした文面はスルーされます。</p><p></p><p>改善の起点は、なぜ声をかけたかの理由を明記することです。この経験が良い、公開されているテックブログやスピーカーデックを拝見し、このレベル感で活躍されている方にぜひ、といった具体性が望ましいです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/11903619e4aa47c1b41f73d473513f62/20250924_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%93%E3%81%9D%E9%87%8D%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%20(6).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>長さの目安は、スマホのファーストビューに全文が収まる程度。2画面、3画面と続く文面は、途中で読まれなくなります。</p><p></p><p>どうしても伝えたい自社語りは、URLで補います。採用サイト、似た境遇の人のインタビュー記事、テックブログ、IRニュース、マスメディア掲載などが有効です。</p><p></p><p>特におすすめは動画です。私のお客様の日経大手企業では、新卒・20代採用でYouTube動画が効果的でした。</p><p></p><p>最も視聴されたのは「配属された部署と合わなかったが、すぐ異動できて今は楽しい」という内容で、今の若手を象徴していると感じました。意味の取りにくいスカウトは、生成AIに構成を整えてもらうのも一案です。</p><p></p><h2 id="h4e6497ecc3">「イケてる求人票」の条件──働くイメージが湧くか</h2><p></p><p>従来の求人票は、就業条件と企業都合を並べた、ハローワークに持っていけるようなものでした。財政が厳しくなると、会社はこの従来型に戻りがちです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/05c7c25adc5e40219f2bd0b5184d8cf8/20250924_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%93%E3%81%9D%E9%87%8D%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%20(7).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>イケてる求人票の条件は、働くイメージが湧くことです。複数社が声をかける中で「なぜ今の会社より自社が良いのか」に答える必要があります。</p><p></p><p>会社の雰囲気も、若手の転職理由の上位に入ります。出社中心なら議論する写真を発信できますが、フルリモートだと雰囲気が伝わりにくいので工夫が要ります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/43d6f07e116b4937b5dca30dfbaa83ac/20250924_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%93%E3%81%9D%E9%87%8D%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%20(8).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>成長を後押しする仕組みや入社後研修の有無も、優秀層から問われます。ポジション名は、定義からずれない範囲でトレンドを抑えてください。</p><p></p><p>要件は欲張らないことです。必須要件・歓迎要件はそれぞれ3つが目安。コミュニケーション力や元気といった抽象的・自己申告の項目は、必須から外して構いません。</p><p></p><p>「こんな人が活躍しています」は、応募していいのかという不安を払拭します。SI出身者が多いと分かれば、自分も応募していいと思えるわけです。</p><p></p><p>働き方、開発環境、選考日数、キャリアパス、具体的な数値も書きましょう。特に選考日数がないと、ワンデー選考を仕掛ける他社に取りこぼされます。</p><p></p><p>そして、2ヶ月以上更新していない求人票の内定承諾率は5%にとどまる、という大手人材紹介会社の社内調査もあります。改善し続ける姿勢が承諾率に表れるのです。ATSやnoteで更新ハードルを下げ、鮮度を保ちましょう。</p><p></p><h2 id="h3abd7ee922">候補者ジャーニーと感情設計──「感じのいい選考」をつくる</h2><p></p><p>採用は、認知から関心、カジュアル面談、選考、内定、入社へと進みます。この流れを候補者ジャーニーマップとして捉えます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/cdeeb87e9da04055b348347f1d786a20/20250924_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%93%E3%81%9D%E9%87%8D%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%20(9).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>鍵になるのはカジュアル面談です。それまでの「知りたい」という段階から、「内容を理解した上で応募したい」へと気持ちを転換させる場だからです。</p><p></p><p>感情の動きを設計することが重要です。認知では無関心、関心で少し上がり、カジュアル面談でポジティブになります。</p><p></p><p>ところが本選考では、スキルアセスメントなどで「自分はやっていけるのか」と打ちひしがれがちです。ここでカジュアル面談がネガティブだと、厳しい選考に耐えられず辞退します。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b7a11198cbb1455cb18e9d53b4b6cce3/20250924_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%93%E3%81%9D%E9%87%8D%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%20(10).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>ポジティブが続けば、オファー面談で評価ポイントを伝え、課題も一緒に乗り越えようと話すことで志望度が上がり、内定承諾につながります。</p><p></p><p>油断は禁物です。新卒では内定承諾後の辞退が増え、2社以上に承諾している学生が34%という調査もあります。承諾されても辞退リスクは残るのです。</p><p></p><p>平たく言えば「感じのいい選考」ができているか。そして、自社のことを自分の口で語れること。人事に丸投げする面接官がいると、良くない会社だと邪推されてしまいます。</p><p></p><h2 id="h4889168fa6">AIネイティブ幻想と現実──「使える人」は5%</h2><p></p><p>「Vibe CodingをやっているAIネイティブなエンジニアが欲しい」という経営層が急増しています。ただ、ここには現実とのギャップがあります。</p><p></p><p>生成AIが広まったのは2023年ごろ、ChatGPTの公開以降です。それなのに「生成AIでのVibe Coding5年」といった求人もあり、これはさすがに無理があります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/2563df7133914c7bb31ce4184b95b833/20250924_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%93%E3%81%9D%E9%87%8D%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%20(11).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>優秀なAIソリューションのライセンスを付与しても、特に働きかけなければ、利用率はイノベーター理論に近似して16%前後にとどまります。</p><p></p><p>使われない理由は明確です。ジュニア層はAIへの指示の出し方が分からず、シニア層は自分でやった方が早いと言い始めるからです。</p><p></p><p>うまく使えるのは、詳細設計まで担うプロジェクトマネージャーや、オフショアで意思疎通の苦労を経験し、丁寧な指示とフィードバックに慣れている人です。</p><p></p><p>私の見立てでは、AIを使った開発が本当にできる人は全体の5%ほど。そしてその層は現職で楽しく働いているため、転職市場にはしばらく出てきません。</p><p></p><p>採りに行くなら、リファラルやイベントでの接触を前提にした方が現実的です。</p><p></p><h2 id="h1a15b7b19f">明日からできるアクションリスト＆Q&amp;A</h2><p></p><p>最後に、明日から取り組めるアクションを整理します。まず自社の魅力を言語化して採用活動に活かすこと。次に候補者へ伝わるスカウト・求人票を作ること。</p><p></p><p>そして求人票を定期的に更新して鮮度を保つこと。さらに候補者ジャーニーマップを見直し、候補者体験を高めること。この4点です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/4486fa61fdc84b0cbd2f342d957ca4f8/20250924_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%93%E3%81%9D%E9%87%8D%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%20(12).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>ここからは、当日の視聴者Q&amp;Aを抜粋してお届けします。</p><p></p><p><strong>質問：</strong> 最近のエンジニアの悩みがあれば教えてください。</p><p></p><p>久松：2022年まで好景気でちやほやされていた層が、23年・24年で一転、5〜6社の応募で決まっていたのが20〜70社必要になり、氷河期のような状況に直面しています。</p><p></p><p>自分のスキルがAI時代に通用するか不安で、市場価値を確かめに動く方も増えました。選考では転職の温度感を各ステップで確認するよう気をつけています。</p><p></p><p><strong>質問：</strong> 転職意欲が高くない候補者と、カジュアル面談でどう向き合えばよいですか。</p><p></p><p>久松：今の悩みをベースに話すのが有効です。元キャリアアドバイザーの担当者が「お悩みにも乗れます」という切り口でスカウトし、面談を悩みから始めて優しく受け止め、採用につなげていました。受容ですね。</p><p></p><p><strong>質問：</strong> 内定後のフォローで大切なポイントはありますか。</p><p></p><p>久松：人事が豆に連絡すること、承諾段階でメンターをつけることが王道です。入社が先の転職者には、メンバーやリーダーと定期的に会う断続的な接点が効きます。</p><p></p><p><strong>質問：</strong> 採用とハイヤリングマネージャーで役割分担する際のアンチパターンは。</p><p></p><p>久松：責任の範疇を切り分けないことです。ワンチームで入社まで伴走しないと、間に落ちる対応が生まれます。半日でも、自社の魅力を発見するワークショップから作戦会議を始めるのがおすすめです。</p><p></p><h2 id="h110ccd173b">AIを活用した採用ソリューション（Offersより）</h2><p></p><p>最後に、Offersのサービスをご紹介します。Offersは、採用担当者の工数をかけずに採用成功へつなげることに注力しています。</p><p></p><p>AIスカウト機能は、AIが候補者のプロフィールを読み込み、ワントゥワンのメッセージを自動でカスタマイズします。エンジニア目線で引きの強い文面を簡単に送れます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/572202e1f21d42fb835480d510cb82e7/20250924_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%93%E3%81%9D%E9%87%8D%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%20(13).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>蓄積したナレッジをもとにAIの精度を高める取り組みも継続しており、返信率が向上した事例もあります。AIエンジニアの登録割合も増えています。</p><p></p><p>リリースした「即レポ面接」は、面接後の申し送りや議事録をAIが自動作成し、Slackに投稿する機能です。</p><p></p><p>合否判断の整理をAIに任せることで評価の一貫性を担保でき、面接官へのフィードバックも届くため、候補者体験の改善が見込めます。ご関心があればお問い合わせください。</p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p></p><p>エンジニア採用は、母集団を集める時代から、一人を口説く時代へと移りました。スカウトも求人票も、自社の魅力を言語化し、働くイメージが湧くまで具体化できるかが分かれ目になります。</p><p></p><p>候補者ジャーニーを見直し、感じのいい選考を設計することが、辞退を防ぎ志望度を高めます。AIは作業を肩代わりしますが、最後に候補者の心を動かすのは人の言葉です。</p><p></p><p>明日からの一歩として、まずは自社の魅力を面接関係者と言語化し、ひとつの求人票を書き直すところから始めていただければ幸いです。</p>

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## [【イベントレポート】＜採用実務のための生成AI活用術#2＞ 返信率を2倍にする AIを活用したハイクラス採用の実践講座 新・ダイレクトリクルーティングの最前線](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_61)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 鈴木 裕斗, 峯 菜穂
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>生成AIで作ったスカウトが当たり前になった今、候補者の受信ボックスには「AIが書いたような文章」が並びます。そのなかで、どうすれば返信したくなる一通になるのでしょうか。</p><p></p><p>採用現場の半数以上がすでにAIをスカウトや求人作成に使っています。便利になった一方で、誰が書いても似たような文面になり、差別化がいっそう難しくなっているのも事実です。</p><p></p><p>本記事は、2025年9月18日に開催したウェビナー「返信率を2倍にするAIを活用したハイクラス採用の実践講座」のレポートです。株式会社overflow 代表取締役CEOの鈴木裕斗と、株式会社ポテンシャライト HRパートナーの峯菜穂氏が登壇しました。</p><p></p><p>スカウトを「ラブレター」として設計する考え方から、AIに命を吹き込むプロンプト設計、そしてライブデモでの比較まで、AIスカウトの差別化に必要な実践知をお届けします。</p><p></p><h2 id="h262a7e9095">AIスカウトが当たり前になった今、どこで差がつくのか</h2><p></p><p>――鈴木：まず前提として、ハイクラス層はAIをどう受け止めているのでしょうか。Offersでは毎月100〜200名のハイエンドなエンジニアと面談しています。</p><p></p><p>その初発言を集計すると、AIへの感情はポジティブが80%、中立が11%、ネガティブが7.7%でした。対象は経験5年以上の方が中心で、今はポジティブな受け止めが大勢を占めています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/0be49fd5e2fc4e29883b215ec0631f32/20250918_Offers%C3%97pote%20%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>ポジティブの理由は「スキルアップの機会」「業務効率化への期待」「キャリア機会の拡大」の3つに整理できます。市場価値を高められる、生産性が上がる、転職市場で有利になる、という実感が背景にあります。</p><p></p><p>一方ネガティブは少数ですが、「技術習得への不安」と「置き換え懸念」に分かれます。職場のAI活用についていけるか、プログラマーの需要が減るのではないか、という声です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/000764ceeb544c74afb6be7f0df02cb9/20250918_Offers%C3%97pote%20%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(1).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>峯様：採用現場の側も、半数を超える方がすでにAIを活用していました。なかでもスカウトや求人情報の自動生成・改善には、かなりの方が使われています。</p><p></p><p>だからこそ今回は、AIスカウトを作るなかで「どう差別化するか」をテーマにお話しします。</p><p></p><h2 id="he9e51b1312">スカウトは「ラブレター」──訴求の魅力をTIMで言語化する</h2><p></p><p>――鈴木：峯さんはスカウト文章をどう設計しているのでしょうか。</p><p></p><p>峯様：私はスカウトをラブレターだと捉えています。あえて文章チックに書くのは、なぜあなたに声をかけたのかを伝えたいからです。</p><p></p><p>実は私が例として使った文章は、手を一切加えずすべてAIが書いたものです。私の経歴を読み込ませると、惚れた点や依頼したい理由が伝わる文面になりました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/bcd066dd56b446338e255cf094fe726e/20250918_Offers%C3%97pote%20%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(3).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>ただ、AIは指示する人やプロンプト次第でクオリティが大きく変わります。AIスカウトが当たり前になる世界線では、いかに他者と差別化するかが重要な課題になると考えています。</p><p></p><p>その土台になるのが、弊社が提唱するTIMという概念です。Tがターゲット、Iがインサイト（潜在ニーズ）、Mがメッセージを指します。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/677eed76c1664221817925eabad32278/20250918_Offers%C3%97pote%20%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(5).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>転職を考える候補者のモヤモヤがインサイトです。その潜在ニーズを想定し、それに沿ってメッセージを設計する。この頭文字を取ってTIMと呼んでいます。</p><p></p><p>同じ会社でも、コンサルタントとして働く魅力と、エンジニアとして働く魅力は違います。だからこそスカウト文に落とし込むことが大切で、今回はTIMのなかでもインサイトに注目します。</p><p></p><h2 id="h35f48a584d">ターゲットのインサイトを設計する</h2><p></p><p>――鈴木：インサイトはどう捉えればよいのでしょうか。</p><p></p><p>峯様：人によって大事にするものが違うので、まずは相手の志向性を想像することが起点になります。</p><h3 id="h8a39d62393">志向性とレイヤーでインサイトは変わる</h3><p>峯様：エンジニアは大きく、技術志向型・組織志向型・プロダクト志向型の3つに分かれると捉えています。何を実現したくて転職するかが、それぞれ異なります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/8b37757fa1ff43399c8b0b484eb619d6/20250918_Offers%C3%97pote%20%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(6).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>営業職も、独断と偏見ですが顧客志向・目的達成志向・創造志向で分けられます。さらに年齢やレイヤーでもインサイトは変わります。</p><p></p><p>ジュニアはとにかく技術スキルを上げたい。ミドルは今後のキャリアの選択肢を考える。シニアは家庭に理解のある環境を求める、といった具合です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/98fa0d42aa01482eb5802cf0218f6f2e/20250918_Offers%C3%97pote%20%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(7).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>つまり人間の数だけペルソナがあり、その分インサイトも存在します。全パターンにアプローチするのは不可能なので、どこに狙いを定めるかの設計が重要なのです。</p><p></p><h3 id="h1d70948f08">鉄板の型3つはマズローの欲求に対応する</h3><p>峯様：訴求の鉄板の型は3つあると考えています。経歴を褒める、解決できそうな課題を訴求する、希望を叶えられる環境だと伝える、です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/74c759e567304ffa86f0eed09555f82e/20250918_Offers%C3%97pote%20%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(9).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>この3つは、実はマズローの5段階欲求に対応していました。承認欲求が「褒め」に、所属の欲求が「課題訴求」に、自己実現が「希望を叶える環境」に当てはまります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/82c63d745ac84a2984bdf9b0643f1bfd/20250918_Offers%C3%97pote%20%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(10).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>土台の生理的欲求や安全の欲求は、生活できる給料か、無理のない働き方か、といった点です。候補者は無意識に求人票でこれを感じ取っています。</p><p></p><h3 id="h5a4927cde3">8つのニーズと「一言の配慮」</h3><p>峯様：さらに分解すると、転職の意思決定の根底にあるニーズは8つに分類できると捉えています。所属・希少性・自己保存・成長・意味・承認・貢献・希望実現です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/dd70ac361e994eb183b517badc744433/20250918_Offers%C3%97pote%20%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(11).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>ただ、すべてを長文で書く必要はありません。一言の補足や配慮で十分で、テンプレ化もできます。</p><p></p><p>例えば、バンドをしている候補者に「弊社にもバンドをやるメンバーが3人いて気が合うと思う」と添えたところ、それを理由に返信をいただき、内定承諾まで至った事例があります。一言でもこだわる価値があると実感しています。</p><p></p><h2 id="h50ef1397ca">AIに命を吹き込む①──AIと人間の違いと「コンテキスト」</h2><p></p><p>――鈴木：そのノウハウを、どうやってAIに反映させるのでしょうか。</p><p></p><p>峯様：AIに命を吹き込むには2つあると考えています。AIと人間の決定的な違いを知ることと、アウトプットを磨く力を持つことです。</p><p></p><p>決定的な違いは、AIはインプットした内容をそのまま出力するのに対し、人間は思考できる点にあります。</p><p></p><p>AIスカウトが増え、「これはAIだな」と見抜く方も一定数増えてきました。ありきたりな褒め文章や、「確信しています」のような独特の言い回しに、違和感を覚える方もいます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/bc4289554f3545c68e7dc2a597030797/20250918_Offers%C3%97pote%20%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(13).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>そこで鍵になるのがコンテキスト、つまり言葉が意味を持つための背景や文脈です。</p><p></p><p>私たちは生まれてから家族・先生・仲間といった変数に出会い、膨大な文脈を脳に蓄積して会話しています。一方AIは、Web上の全てを知る「アインシュタインの脳を持った子供」のような存在です。</p><p></p><p>知っているがゆえに、どれを引き出せばよいか分からない。だからこそ、適切な指示で欲しい出力を引き出すノウハウが必要になります。</p><p></p><p>――鈴木：文脈がないと、どう変わるのでしょうか。</p><p></p><p>峯様：「スカウト送っておいて」だけでは、誰に何通いつまでか分かりません。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/65cbdfd423264aa0b7e535b91420290e/20250918_Offers%C3%97pote%20%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(15).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>「採用が前に進まないと私たちのミッションが達成できないから」と意味を添えると、作業に意義が宿ります。AIも同じで、なぜその指示なのかを理解させないと、欲しい出力は得られません。</p><p></p><h2 id="h70592638cb">AIに命を吹き込む②──プロンプト設計と「粒度感」</h2><p></p><p>――鈴木：具体的には、どう指示を設計すればよいのでしょうか。</p><p></p><p>峯様：「何を・どのように・どうやって・なぜ」というコンテキストに、ノウハウを重ねて出力指示を設計します。そうすると、自分の脳をそのまま反映したような文章をAIが書いてくれます。</p><p></p><p>最初は検算と修正の時期が必要です。ただ、これからの時代はAIの出力を磨ける力が必須になると考えています。70%の品質を99%まで引き上げる力です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/abdb6f9f14a8440d8a0f193fc09913bd/20250918_Offers%C3%97pote%20%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(16).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>対話形式の指示に加えて、蓄積型のプロンプトも有効です。ChatGPTのGPTs、GeminiのGemのように、設計したプロンプトを登録しておく仕組みですね。</p><p></p><p>誰がいつ使っても同じ品質を出せて、自分の出力に近づけられる。設計したプロンプトを自分で作れるようになるのが一番の近道だと捉えています。</p><p></p><p>登録するプロンプトには8つの公式があります。1つ抜けるごとにAIの推測領域が増え、出力がぶれやすくなります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/c01bb53736bf49c9a685ff74600cf62d/20250918_Offers%C3%97pote%20%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(18).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>例えば「800文字で」と指定すればその通りに出ますが、文字数を指定しなければ100文字になることもあります。推測の余地を減らす設計が大切なのです。</p><p></p><h2 id="haa9427f72a">ライブデモ｜指示の粒度でスカウトはここまで変わる</h2><p></p><p>――鈴木：では実際に、指示の違いで出力がどう変わるか見せていただけますか。</p><p></p><p>峯様：私はGeminiユーザーで、Google Workspaceとの相性からセキュリティ面でも安心して使えます。Gemに、レベル別のカスタムプロンプトを登録してきました。</p><p></p><p>レベル1は「プロフィールを読んでカスタム文章を作って」だけ。レベル3は、経験を生かした依頼と、次の転職で叶えたい希望に触れ、温かみのある文章で、と指示します。</p><p></p><p>レベル5は、褒め・課題訴求・希望をそれぞれ200文字で、とカスタム文章だけを依頼します。プロンプト式は、目的・役割・参考資料まで作り込んだ最強版です。</p><p></p><p>――鈴木：実際の出力はどうでしたか。</p><p></p><p>峯様：レベル1でも、率直に良いスカウトを書いてくれました。プロフィールが充実していれば成立します。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/21e0300c4a8c46c083a46af0e7fc16dc/image.png" alt="" width="1454" height="796"></figure><p>レベル3は少し硬めですが、人柄まで踏み込んでくれました。一方で「なぜその組織を目指すのか」までは、AIに入れていない企業情報の領域なので踏み込めません。</p><p></p><p>レベル5は挨拶を省き、カスタム要素だけを出力しました。指示の粒度感がそのまま出力に表れます。</p><p></p><p>プロンプト式では、AIの役割を「経歴を解釈して未来を提示するキャリアのストーリーデザイナー」と定義しました。役割を明確にし、持ち上げるほど精度が上がります。</p><p></p><p>加えて「事実以外は書かない」「AIっぽい表現にしない」といったルールや、真似してほしい出力形式・トーンを記載します。すると、それを踏まえた文章を返してくれます。</p><p></p><h2 id="hf5b5520ec5">クイズで実感｜人間・AIプロンプト・Offers AI自動スカウトの見分けはつくか</h2><p></p><p>――鈴木：ここでクイズです。3つの文面のうち、人間が全部書いたもの、峯さんのAIプロンプトで作ったもの、Offersに無料で備わるAI自動スカウトで作ったものは、それぞれどれでしょうか。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/9e8b752a2ce942db95dc6d07c4677efb/20250918_Offers%C3%97pote%20%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(19).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>峯様：半年前に初めてこのテーマでご一緒した時は、明確に見分けがつきました。今回の鈴木さんの自動スカウトを見て、ここまで来たのかと焦りました。</p><p></p><p>――鈴木：正解は、1番が人間、2番がOffersのAI自動スカウト、3番がAIプロンプトでした。ピタリ賞の方もいて、クイズが成り立つこと自体が進化の証だと感じます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b123f03028e545129e071b206a26091d/20250918_Offers%C3%97pote%20%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(20).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>ただ、2番には箇条書きや、いわゆるAIっぽい言い回しがまだ残っていますね。</p><p></p><p>峯様：箇条書きが喜ばれる場面もあるので、一概に悪いわけではありません。私がラブレター調にしたいだけ、とも言えます。</p><p></p><p>ひとつ持ち帰っていただきたいのは、候補者が要約や自己PRに書いた内容は、一番見てほしいポイントだということです。</p><p>そこをピックアップし、経歴から「こう推察しています」と人間ならではの読みを添えると、一気にAI感が消えると感じています。</p><p></p><h2 id="hb6d96739b3">Offers AI自動スカウトの進化とこれから（サービス紹介）</h2><p></p><p>――鈴木：Offersの自動スカウトは、どう進化してきたのでしょうか。</p><p></p><p>峯様：先ほどの出力を見ても、本当に楽になっていて驚きました。</p><p></p><p>――鈴木：1年前はテンプレートしかなく、担当者名や候補者名が差し込まれる程度でした。現状のV1は、候補者プロフィールと求人情報を読み、「この課題があるからあなたに」というフックを作れる点が大きな進化です。</p><p></p><p>今回お見せするV2は、候補者推測データと志向性データを加えます。技術・プロダクト・組織のどの志向かを経歴から推測し、インサイトに沿った訴求を行います。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/4fa0cd46c6d04d838c54c8306ef2d87c/20250918_Offers%C3%97pote%20%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(25).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>さらに、1通目から3通目までのリマインドのストーリーを文脈として設計します。半年前に峯さんへ抱いた悔しさが、開発の原動力になりました。</p><p></p><p>V2では箇条書きを抑え、1通目で志向性、2通目で前回の文脈を汲んだ別角度の訴求、3通目で具体的な役割提案と総括、という流れにしています。</p><p></p><p>峯様：2通目で前回の文脈を引き継ぐ設計は、まさにどう書こうか悩んでいた部分です。ぜひ使わせてください。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/dc71d962fa96433ea9d5a105ca58f82b/20250918_Offers%C3%97pote%20%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(27).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>――鈴木：実際、ナイル様では返信率が3倍近くになるなど、成果も出ています。あわせて、面談後の議事録や申し送りを1分以内にSlackへ届ける新サービス「即レポ面接」も提供を始めました。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1edf54f8007e4c8998719df6efc70548/20250918_Offers%C3%97pote%20%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(28).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>理想の面接像と実際のデータを突合し、面接へのフィードバックも返します。申し送りの遅さや品質のばらつきといった課題を解消できるサービスです。</p><p></p><h2 id="hf9634b9396">Q&amp;A｜志向性ごとに全パターン作る必要はあるか</h2><p></p><p>――鈴木：「志向性が違う相手に、それぞれ全パターンのスカウトを作る必要があるのか。工数が多くなりそうだが、AIで下げられるのか」というご質問です。</p><p></p><p>峯様：全パターンを作る必要はないと考えています。重要なのは、レジュメを見て「この人は組織志向か、スキル志向か」を見定める力です。</p><p></p><p>例えば言語が多く書かれている、KPIの達成実績が並ぶ、チームリーダー経験を強調している、といった濃淡が必ずあります。そこから志向性を見極めて書き分けます。</p><p></p><p>褒めの部分は率直に感じたことで構いません。大切なのは、TIMで「このポジションで働く魅力」のカードを増やしておくことです。</p><p></p><p>カードが揃っていれば、組織志向の方にはこのカード、技術志向の方にはこのカードと切り替えられます。設計こそが効率化の鍵になります。</p><p></p><p>なお、ポテンシャライトではHR領域に特化したAI研修やコミュニティも運営しています。ご関心があればぜひご覧ください。</p><p></p><p>本セッションが、AIスカウトを「自分らしい一通」に磨くヒントになれば幸いです。</p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p></p><p>AIスカウトが当たり前になった今、差がつくのは「誰に・なぜ」を言語化する力です。TIMで訴求を設計し、コンテキストとノウハウをプロンプトに込めることで、AIは自分の言葉を映す相棒になります。</p><p></p><p>一方で、候補者の経歴から人間ならではの読みを添える一手間が、AI感を消し、返信したくなる一通を生みます。テクニックもAIも、その差別化を後押しする手段にすぎません。</p><p></p><p>明日からの一歩として、まずは自社のポジションの「魅力カード」をひとつ言語化し、AIに渡すところから始めていただければ幸いです。</p>

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## [【イベントレポート】採用でAIはどう使う！？〜AI活用は次なるステップへ。8社の事例から学ぶ最新活用術〜](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_59)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 鈴木 裕斗, 石川 徹
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>「採用にAIを使った方がいい」とは聞くものの、具体的にどの業務で、どう使えば成果が出るのか。その実像はまだ見えにくいのではないでしょうか。</p><p></p><p>生成AIの進化は速く、半年も経てば「できること」が大きく変わります。だからこそ、一般論ではなく「実際に成果が出た事例」を知りたいというニーズが、採用の現場で高まっています。</p><p></p><p>2025年8月28日、株式会社overflow 代表取締役CEOの鈴木裕斗と、株式会社HR Force 事業開発企画 ゼネラルマネージャーの石川徹様が登壇し、「採用でAIはどう使う！？ 8社の事例から学ぶ最新活用術」をテーマに、好評だった第1回の続編ウェビナーを開催しました。</p><p></p><p>本記事では、石川様が支援した採用業務での生成AI活用8事例と、鈴木が実践する採用コンテンツ生成の方法まで、当日の内容をまとめてお届けします。</p><p></p><h2 id="h9f23cbe431">4ヶ月でAI活用は次のステップへ──「具体的なユースケース」が知りたいフェーズに</h2><p>――鈴木：前回（2025年4月）から4ヶ月が経ちました。この間の変化をどう見ていますか。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/a85211e3beec415b9bc837f5ed18d3a4/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>石川様：状況は大きく変わりました。前回は、ペルソナ作成やスカウト文の自動生成、求人の叩き台づくりといった話をしました。今回はその復習に加えて、進化した部分と、何より「どの会社でどう使っているか」という具体的なユースケースをお伝えします。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/0355e82ab9b94619bcdaa32965a67db6/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(1).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>――鈴木：面接領域でも進化を感じます。面接や面談が終わった瞬間に、内容の評価や「次はこういうアトラクトをしましょう」というフィードバックを返せるワークフローを使う企業も増えてきた印象です。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/18335bd906b64a72bf68fa00109317b4/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(2).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>石川様：そうですね。まず前提として、AIと人の役割分担を整理させてください。AIにできないのは意思決定です。「この人だ」と決めること、人の心を動かし志望順位を2位から1位に上げることは、人間が頑張るべきポイントです。</p><p></p><p>一方でAIが得意なのは、情報の整理と、人間の指示を実行して成果物を作ること。採用フローの中でも、興味関心や認知を得るのは人間ですが、それ以外の多くはAIだけでもやれるところまで来ています。その成果物を、今日は8事例お持ちしました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/87bad4974e38429eae23530f5e4e3653/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(5).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h2 id="h78b1b2180f">広告・求人をAIで生み出す──社労士・人材派遣・教育の3事例</h2><p>――鈴木：では、具体的な事例からお願いします。</p><p>石川様：採用業務での生成AI活用を、テンポよくご紹介します。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/6a863666efa44ad89e8d7dda7fb502f5/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(7).png" alt="" width="960" height="540"></figure><h3 id="h8ee37dfe58">事例1：社労士事務所──専門外の領域を「専門家のように」</h3><p>石川様：ある社労士の先生が、エンドクライアントから施工管理の求人セミナーを依頼されました。先生は施工管理の求人を作った経験がありません。そこで弊社のAIを使い、広告もセミナーのコンテンツも作って、専門外の採用の話をして大成功を収めました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/3631363e0f4540fb8e133a5c2e3c4241/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(8).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>AIはすでに専門的な知識を持っています。上手にプロンプトを作れば、専門家がやったような内容を簡単に扱えるのです。情報検索や資料作成だけでなく、「自分にできないことをやらせる」という能力拡張の方向に使うと効果的だと考えています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1c3f4e0c51714a5584b14f2aa6804d06/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(9).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h3 id="h0871c7e6dc">事例2：人材派遣──半日の作業が1時間に</h3><p>石川様：今まで半日かかっていた業務が1時間で終わったケースです。お客様先でヒアリングをしながら、その場でAIツールでペルソナを作り、市場調査もAIで実施します。商談を一旦終え、帰宅後に求人を作成してお客様へ提案する、という流れです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/e6ca8bd31f1847b4972491c54565f1f6/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(10).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>目の前で成果物が組み上がっていく体験は、お客様にとっても驚きで、関心を持って商談を進められたそうです。質を上げながらスピードも大きく引き上げた事例だと捉えています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/9cf38789d2b348dba52f8761f787d3fa/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(11).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p></p><h3 id="h5e6198dd31">事例3：教育事業者──応募率・応募数が2倍に</h3><p>石川様：当初「原稿を変えても大して変わらないでしょう」と言われたお客様です。そこでチューニングを施し、先方専用のAIをお渡ししました。結果、Indeedや求人ボックスでの応募率（CVR）が2倍、応募数も2倍になり、正社員の採用にも成功しました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/f69c714269af4bd79da9ad81ecdae173/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(12).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>仕組みとしては、汎用AIに先方のデータを連携させた形です。「うちのペルソナを作って」と言うだけで、その会社専用のペルソナが出てきます。公開・非公開を問わず、後ろでRAGのように情報を入れていくイメージです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/710f73d399954f49a8f3645767b7cee6/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(13).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>――鈴木：技術的に大変そうに見えますが、実際はシンプルなのですね。</p><p>石川様：今日でもできてしまう形だと思います。GPT-5になって読み込めるデータも増えたので、情報を縮めて渡すといった工夫すら不要になり、簡単に作れるようになりました。</p><h2 id="h1e8d987988">面接をAIが評価する──経営層への「気づき」と可視化</h2><p>――鈴木：4番目以降は、面接評価の事例ですね。</p><p>石川様：東京のデジタルマーケティング会社の事業部長と、仙台の葬儀社の社長、2社の事例です。社長や事業部長は、面接の進め方をなかなか指摘されず、同じ面談を続けてしまいがちです。そこをAIが指摘することで、新しい気づきが生まれました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/98b16f10394c40f88b3de6a154c2a060/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(14).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>「この立場になると褒められることがなく、詰められることばかり。AIが褒めてくれるのでメンタルケアにもなる」という声や、「ずっと気になっていたことを指摘してもらえた」という声をいただきました。普段フィードバックを受けにくい立場の方ほど、率直な感想を得て見識が広がっていくのです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/50811a3fc40f4c5f9dd0286f8790d4cf/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(16).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>――鈴木：評価の「理想形」は、どう作っているのですか。</p><p>石川様：FAQ形式にしています。「この発言は加点」「この発言は減点」というものを作り、AIに学習させます。類似の発言があればプラス・マイナスが付く仕組みです。理想のFAQは、まず経営者と2〜3時間ほどインタビューして作っていきます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/3bf5fda92e8a48149eed197b4418a070/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(17).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>――鈴木：レポートのアウトプットも工夫されていますね。</p><p></p><p>石川様：面接官のレポートは、AIに頼めば簡単に作れます。テキストだけでは伝わらないものも、グラフなどでリッチに表現すると伝わります。</p><p></p><p>応募者視点と面接官視点のフィードバックをAIからもらい、次回のアクションにつなげる。テキストだけでなくビジュアル化も今は簡単にできる、というのはぜひ知っていただきたいです。</p><h2 id="h227c6a4c91">「できないこと」を超える──介護のチラシ生成と消費財メーカーの選考自動化</h2><p>――鈴木：後半の事例もお願いします。</p><p>石川様：能力拡張と業務圧縮の事例です。</p><h3 id="he10113d905">事例6：介護事業者──手書きの図からチラシのイラストを生成</h3><p>石川様：札幌の介護事業者様から、ご家族を招くチラシのイラストを作りたいと相談を受けました。手書きの図をスライドで作り、「Aにお祭り会場、Bに住宅地のイラストを」とプロンプトで指定して渡すと、絵心がなくても図を簡単に作れます。著作権にだけ注意すれば、Googleマップなどの素材でもいい形になります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/0a5926319a3f4dca95dc66c38063f8a7/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(18).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>これも「できないことをできるにする」能力拡張の使い方です。なお、SNS広告のアイデアがマンネリ化したという別の相談には、AIに30案を作ってもらう形で対応しました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/3b95c28607514946a3360fc06e50c2ab/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(19).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h3 id="h886f296a42">事例8：消費財メーカー──選考工程をAIが代替し85時間を創出</h3><p>石川様：一次・二次面談の判断工程をAIに任せ、属人性を排除して業務を圧縮したいというご要望でした。専用のAIフローを構築し、データを連携させて、判断工程をAIに委ねました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/26c64406b0864b80b672637d1757d45d/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(20).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>約1ヶ月で構築し、6月から運用した結果、9,400分かかっていた工程が4,000分まで削減され、2名体制が1名になりました。書類選考と一次工程をAIが担い、最終面談などは人間が行います。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/67669ad5edd741f6b9ac9fbf568e7210/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(21).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>結果として85時間分の作業時間が生まれ、勘と経験の採用からデータ駆動の採用へ進化しました。客観評価により、面接官ごとの通過率のばらつきも見えるようになっています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/da955d884e5f4d5ca99130fa9faf5a19/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(22).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>――鈴木：8事例を貫く要点は何でしょうか。</p><p></p><p>石川様：3つあります。専門分野を拡張すること、能力を拡大すること、そしてAIと分業・協力体制を築くことです。AIはドキュメンテーションや調査だけでなく、自分の代わりに働ける存在になっている、と知っていただきたいです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/a9f8ad97567f47929a06d5974bb17d2d/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(23).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h2 id="hcfd3e0a3b9">採用コンテンツをAIで作る──「らしさ」のスコアリングと音声ナレッジ</h2><p>――鈴木：ここからは採用コンテンツへの活用です。石川さんは「らしさ」をスコアリングされているとか。</p><p></p><p>石川様：書き言葉ではニュアンスが伝わりにくいので、最近は声を録り続け、AIと会話しながら作っています。経営者や幹部は自由に話した方がいいことを話す、という持論があり、音声や動画を情報として取り込んでいます。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/c11418a6d1ee4786a3a599c8e1a1013e/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(24).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>その内容をもとに、経営者の思いを「らしさ」と表現してスコアリングするテストをしました。動画やインタビューでお話しいただいた内容からキーワードを5つほど抜き出し、企業の「らしさ」をAIに判定させ、面接でのカルチャーフィットを見る試みです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/9296988a09fb472db367a7e30fef67ac/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(25).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>――鈴木：「らしさ」は要素分解すると変数が100ほどあり、言語化を求めても難しい。だからインタビューで聞き出すのが一番楽なんですよね。私自身、夜に1人で3時間ほど、創業の理由や会社で実現したいことを話し続けたことがあります。</p><p></p><p>テキストに起こすと思いが削ぎ落とされますが、話していると生い立ちから枝葉に広がり、「こう生きてきたから起業した」という流れが全部つながります。それを貯めておくと、候補者ごとに刺さる訴求ポイントをAIが返してくれます。経営者や責任者の頭の中を口語で貯めておく価値は、今後さらに高まると考えています。</p><p></p><p>石川様：まさにその通りで、話したことは忘れても、どこかに貯めておけば後で活用できる。そういう時代だと感じています。</p><h2 id="h835752957a">ナレッジを貯めてnoteを生む──AIを「育てる」4ステップ</h2><p>――鈴木：私はnoteのような記事制作にも使っています。最も大事なのは「ナレッジ収集」です。AIの使いやすさはAI側が勝手に良くしてくれます。それより、料理するための情報をどれだけ貯め、的確に渡せるか。そこでアウトプットが会社らしさや伝えたいことになります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/592bf7bcc2244f838de690ff7c25f6c1/20250828_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(26).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>記事制作は4ステップで考えています。ステップ1は、既存記事やインタビューを読み込み、文体・トーン・構成を分析すること。私の場合はGoogleのドキュメントやスプレッドシートを横断的に参照させます。</p><p></p><p>ステップ2は、説明の順番や読者の課題解決につながるストーリーラインを設計すること。ステップ3で実際に記事が書かれていきます。</p><p></p><p>ステップ4が意外と効きます。AIが作ったものを、もう一度AIにレビューさせるのです。指示が多すぎると見落としが出るので、最後にルールへ適合しているか自己チェックさせると、品質が担保されます。</p><p></p><p>最後に、自分の最近の関心や感情を乗せて仕上げます。「AIを育てておけば後で楽できる」というのが実感です。育てておくほど、ポンと成果物を出すことが簡単になります。</p><p></p><h2 id="hf21cce620b">Q&amp;A｜AIと縁遠い業種ほど効く理由・面接評価の作り方</h2><p></p><p>――鈴木：葬儀社など、AIと縁遠く見える業種でも使われているのが意外でした。どんな考えで導入されるのでしょうか。</p><p></p><p>石川様：高齢化で業務が増える中、採用に人を割けないので「自分以外でやりたい」という相談が起点でした。経営の壁打ち相手が欲しいが、コンサルはコストが高い。それならAIで、という流れです。「学ぶと数十万のビジネスクールが必要、どうすれば」という相談にも、AIとの会話で1人学習できると提案しています。</p><p></p><p>――鈴木：人が足りない業界ほど、一見AIと遠そうでも、使わないと立ち行かない。だから浸透が早いのかもしれませんね。</p><p></p><p>石川様：そうですね。私のお客様は8割が地方です。最新事例にアクセスしにくい地方ほど、東京の最新事例を学んだAIを通じて情報を得られるので、むしろのめり込んでいくケースが多いです。</p><p></p><p>――鈴木：「面接官フィードバックは、面接を録画して読み込んで評価する形ですか」という質問です。</p><p></p><p>石川様：録画した動画をそのまま読み込むと量が多く、モデルによっては拒否されます。そこで録画を文字起こしし、そのテキストをもとに評価します。口語体の発言を拾ってプラス・マイナスを付ける形です。Geminiなら動画も読めますが、コンテキストの都合上、文字起こしデータが扱いやすいと思います。</p><p></p><h2 id="hc3505bba63">AIを活用した採用ソリューション</h2><p>――鈴木：最後に、両社のサービスをご紹介します。まず石川さんからお願いします。</p><p></p><p>石川様：HR Forceは、中小企業の業績を支援する船井総研グループのグループ会社として、「デジタル×人」をドメインに事業を行っています。主力はリクルーティングクラウドや採用代行です。</p><p></p><p>本日の事例で使った「専門家としてのAI」もご案内しています。最新の事例や成功パターンをAIを通じて取得し、採用に役立てていただくカスタムAIです。</p><p></p><p>鈴木：Offersは、ハイクラス人材の採用プラットフォームです。とくに最近はAIエンジニアが急増しており、ご登録者数も今年は2倍近くに増えています。</p><p></p><p>スカウトはすでに90%以上のお客様がAI機能を利用しており、工数削減と返信率の向上が見込めます。ナイル様では、返信率の伸び悩みやスカウト作成の時間を、AIスカウトの活用で改善できたという声をいただいています。</p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p>採用におけるAI活用は、4ヶ月で「何ができるか」から「どう成果を出すか」へと進みました。広告・求人の生成、面接の評価、チラシやコンテンツの制作、そして選考工程の一部代替まで、8社の事例はいずれも具体的な業務に根ざしています。</p><p></p><p>鍵になるのは、AIを単なる検索や資料作成の道具と捉えず、専門分野の拡張・能力の拡大・分業の相手として使うこと。そのために、自社の「らしさ」やナレッジを口語で貯めておく姿勢が、これからの採用活動を支えていきます。</p><p></p><p>明日からの一歩として、まずは自社の情報をひとつ、AIが料理できる形で貯めるところから始めていただければ幸いです。</p>

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**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 光山 豪太
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>スカウトを送り、面談につながり、選考も進んでいた。それなのに優秀なエンジニアほど、途中で静かに離れていく。そんな場面に心当たりのある採用担当の方は多いのではないでしょうか。</p><p></p><p>エンジニアの採用難易度は年々上がり続けています。とりわけ即戦力となるハイレイヤー層では、1人の候補者に対して多くの企業が殺到する状況が常態化しています。</p><p></p><p>2025年7月31日、株式会社overflow Offers事業部でカスタマーサクセスマネージャーを務める光山豪太が登壇し、「【元エージェントがこっそり教える】なぜ優秀なエンジニアは、あなたの会社の選考を辞退するのか？ その&quot;敗因&quot;と対策」と題したセミナーを開催しました。</p><p></p><p>光山は約15年にわたり人材業界に身を置き、転職エージェントとして候補者と向き合ってきました。</p><p></p><p>本記事では、選考辞退を生む「5つの罠」と、選ばれる会社になるための「3つの打ち手」を解説した当日の内容を、まとめてお届けします。</p><h2 id="h2a7dd4103a">採用難易度が上がる今、辞退を防ぐ鍵は「候補者体験」にある</h2><p></p><p>求人倍率は13倍といった水準にあり、多くの企業様でエンジニアの採用計画を達成できていないのが現状です。人材不足を背景に、採用難易度は年々上がり続けています。</p><p>最近、候補者の方や人事の方とお話をしていると、この13倍がさらに上がる領域があると感じています。ジュニア層よりも、シニア層・ミドルシニア以上、いわゆるハイレイヤーの採用です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/caffbd0d02bb41558c4c4472ba27d688/20250731_%E3%80%90%E5%85%83%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%A3%E3%81%9D%E3%82%8A%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%84%AA%E7%A7%80%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%81%B8%E8%80%83%E3%82%92%E8%BE%9E%E9%80%80%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%20%E3%81%9D%E3%81%AE_%E6%95%97%E5%9B%A0_%E3%81%A8%E5%AF%BE%E7%AD%96.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>1人のできる人に対して、桁違いの数の求人が出ています。どの企業も即戦力を求めている。だからこそ、幅広い母集団より「この人だ」という即戦力にどうアプローチするかが、今後の最大のポイントになると捉えています。</p><p></p><p>本日の内容は、私がキャリア支援の中で、EMやVPoEといったシニアな経験を持つエンジニアの方々から直接いただいたフィードバックをもとに構成しています。</p><p></p><p>そして全体を貫くテーマは「候補者体験」です。選考辞退を防ぐうえで最も重要なのはここだという認識で、お話を進めさせてください。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/efe87be23af94de68cb4f5f22ecfe2eb/20250731_%E3%80%90%E5%85%83%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%A3%E3%81%9D%E3%82%8A%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%84%AA%E7%A7%80%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%81%B8%E8%80%83%E3%82%92%E8%BE%9E%E9%80%80%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%20%E3%81%9D%E3%81%AE_%E6%95%97%E5%9B%A0_%E3%81%A8%E5%AF%BE%E7%AD%96%20(1).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h2 id="hc0111514a6">優秀なエンジニアが辞退する「5つの罠」</h2><p>面接・面談を受けた方から「こういう理由で辞退したい」と実際に伺った中で、特に多かったものを5つに整理しました。順に解説します。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1c3c03b64be44886811c9b8cb42a446b/20250731_%E3%80%90%E5%85%83%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%A3%E3%81%9D%E3%82%8A%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%84%AA%E7%A7%80%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%81%B8%E8%80%83%E3%82%92%E8%BE%9E%E9%80%80%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%20%E3%81%9D%E3%81%AE_%E6%95%97%E5%9B%A0_%E3%81%A8%E5%AF%BE%E7%AD%96%20(2).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h3 id="h93e960b909">罠1：面談の温度感が違った</h3><p>「基本的に全員にこの質問をしています」「まずはご経歴から深掘りさせてください」。カジュアル面談で多いNG例です。候補者は「寄り添ってもらえていない」と感じてしまいます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1bd6aac5688541c1aab29775e4cf07dd/20250731_%E3%80%90%E5%85%83%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%A3%E3%81%9D%E3%82%8A%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%84%AA%E7%A7%80%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%81%B8%E8%80%83%E3%82%92%E8%BE%9E%E9%80%80%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%20%E3%81%9D%E3%81%AE_%E6%95%97%E5%9B%A0_%E3%81%A8%E5%AF%BE%E7%AD%96%20(3).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>話を聞きに来ただけなのに、いきなり面接のようにジャッジメントベースで進むと、安心感が生まれません。「この雰囲気だと入社後も同じなのでは」という不安にもつながります。</p><p></p><p>その場をどういう温度感で設けているのかが伝わらないまま進めると、最初の段階で印象が食い違ってしまうのです。</p><h3 id="he88691df9c">罠2：Willを分かってもらえない、聞かれない</h3><p>一方的な会社説明や制度説明に終始してしまうケースです。カジュアル面談に限らず、二次・最終・オファー面談まで、Willを聞くことはどのフェーズでも重要だと考えています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/52901496982e4bf18092de96218f9871/20250731_%E3%80%90%E5%85%83%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%A3%E3%81%9D%E3%82%8A%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%84%AA%E7%A7%80%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%81%B8%E8%80%83%E3%82%92%E8%BE%9E%E9%80%80%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%20%E3%81%9D%E3%81%AE_%E6%95%97%E5%9B%A0_%E3%81%A8%E5%AF%BE%E7%AD%96%20(4).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>候補者は、自分の強みや将来像をどう評価・理解してもらえているかを知りたいものです。そこが伝わって初めて「この会社で活躍できる」「選ばれた」という感覚が芽生えます。</p><p></p><p>「フォーマット通りの説明が多かった」という声は、裏を返せば個人を見ていない印象につながります。とくにハイレイヤーは自ら面接する側でもあり、違和感に敏感です。</p><h3 id="hbaf8716857">罠3：求人と面接中の質問が繋がっていない</h3><p>経歴に合わせて別ポジションを提案すること自体は問題ありません。ただ、事前に渡した求人と面接での質問がずれていると、候補者は戸惑います。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/c0c063eb36174ca792a2ac9b949d6ea4/20250731_%E3%80%90%E5%85%83%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%A3%E3%81%9D%E3%82%8A%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%84%AA%E7%A7%80%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%81%B8%E8%80%83%E3%82%92%E8%BE%9E%E9%80%80%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%20%E3%81%9D%E3%81%AE_%E6%95%97%E5%9B%A0_%E3%81%A8%E5%AF%BE%E7%AD%96%20(5).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>「なぜ自分にこのポジションを紹介したのか」「なぜこの質問なのか」が見えないと、求人と現実のギャップを感じてしまいます。社内体制への不審感にもつながりかねません。</p><p>想定外のポジションを紹介するなら、「あなたの経歴のここが合うと思うので」と背景まで添えて広げる。それが不安を軽減するポイントになります。</p><h3 id="h69aa89b731">罠4：判断できる材料が少ない</h3><p>「詳細は次の面接で」「進めば分かります」と情報の開示を先送りすると、候補者は解像度が上がらないことにストレスを感じます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b9faf3c8ca77409684fbf6b7d91c0c8f/20250731_%E3%80%90%E5%85%83%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%A3%E3%81%9D%E3%82%8A%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%84%AA%E7%A7%80%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%81%B8%E8%80%83%E3%82%92%E8%BE%9E%E9%80%80%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%20%E3%81%9D%E3%81%AE_%E6%95%97%E5%9B%A0_%E3%81%A8%E5%AF%BE%E7%AD%96%20(6).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>とくにシニア・ハイクラス層は、開発のレベル感、プロダクトの成長性、エンジニア文化、スプリントの進め方まで、深い情報を求めています。そこをかわされると実態が見えません。</p><p></p><p>面接を重ねるほど解像度が上がらないと、辞退につながります。前の面接で話したこと・聞かれたことを引き継ぎ、材料は企業側から積極的に出していくべきだと考えています。</p><h3 id="h9c4d4339a1">罠5：人事と現場で言っていることがずれている</h3><p>情報の引き継ぎがされず、前回と同じ質問をしてしまう。これは非常によく聞きます。「これ前にも聞かれたな」「形式的に聞いているだけかな」と感じさせてしまいます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/5cdf7d60b6ea453c9c964accaf6af9ef/20250731_%E3%80%90%E5%85%83%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%A3%E3%81%9D%E3%82%8A%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%84%AA%E7%A7%80%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%81%B8%E8%80%83%E3%82%92%E8%BE%9E%E9%80%80%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%20%E3%81%9D%E3%81%AE_%E6%95%97%E5%9B%A0_%E3%81%A8%E5%AF%BE%E7%AD%96%20(7).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>すると「この上司や経営陣とはスタンスが合わないのでは」「内部連携は大丈夫だろうか」という不安が生まれます。連携不足への不安が辞退理由になるのは、私自身も意外な発見でした。</p><p>質問が重複するなら、その理由を伝える。「前回はこう伺いましたが、この点ではどうですか」と接続する。連携は非常に重要なポイントだと捉えています。</p><h2 id="h68c4139797">対策1｜面談の目的と温度感を事前にすり合わせる</h2><p>「当たり前」と思われるかもしれません。ですが、目的と期待値を事前に言語化できている企業様は、最初のカジュアル面談から選考まで、入り口の作り方が明らかに違います。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1a205ea869b54bc5b625aeb7aa07acc6/20250731_%E3%80%90%E5%85%83%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%A3%E3%81%9D%E3%82%8A%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%84%AA%E7%A7%80%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%81%B8%E8%80%83%E3%82%92%E8%BE%9E%E9%80%80%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%20%E3%81%9D%E3%81%AE_%E6%95%97%E5%9B%A0_%E3%81%A8%E5%AF%BE%E7%AD%96%20(8).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>ダイレクトリクルーティングでもエージェント経由でも、外部・内部を問わず温度感のずれをなくしておく。誰がどの目的で会うのかを、候補者に明確に伝えておくことが起点になります。</p><p></p><p>とくに日程調整の前が効果的です。「相互理解のための情報交換です」「この課題について、こういう役割を期待しています」と伝える。細かいほど、当日の充実感が増します。</p><p></p><p>そこまで整っていると、「しっかりした組織だ」という印象にもつながります。事前の設計が、候補者の受け取り方を大きく左右するのです。</p><p></p><p>実際、これをやり切った企業様について、入社を決めたEMの方から声をいただきました。「他社では選考の役割分担が曖昧だったが、この会社は一貫性があり違和感がなかった」と。組織として強く見えたことが、決め手になったそうです。</p><p></p><h2 id="hce933bb2ac">対策2｜Will（やりたいこと）を起点に会話を設計する</h2><p>その人が何に向かいたいのか。事前にレジュメや経歴を読み込み、「こうではないか」という仮説を持って会話に臨みます。その仮説を、自社とどうフィットするかキャッチボール形式で共に探る姿勢が重要です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b2297acbce47488fb562d94da7c30182/20250731_%E3%80%90%E5%85%83%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%A3%E3%81%9D%E3%82%8A%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%84%AA%E7%A7%80%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%81%B8%E8%80%83%E3%82%92%E8%BE%9E%E9%80%80%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%20%E3%81%9D%E3%81%AE_%E6%95%97%E5%9B%A0_%E3%81%A8%E5%AF%BE%E7%AD%96%20(9).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>これができると、やりたいことや方向性をヒアリングしながら、「うちならこういうことができます」と違和感なくつなげられます。「ここに共感したので、この部分で活躍できそうです」と強く打ち出せるのです。</p><p></p><p>「なぜあなたなのか」「なぜそう思ったのか」まで踏み込むのは簡単ではありません。それでも、Willを起点にすると候補者の納得感が生まれやすくなります。</p><p></p><p>候補者からは「直感的にフィットするかを重視している」という声をよく聞きます。Will起点で話すと、期待役割への理解が深まり、「なぜ自分に任せたいのか」が腹落ちします。</p><p></p><p>入社を決めた方からは、「心理的安全性があり、意見を言いやすい雰囲気だった」「面接官の人柄も含めて安心できた」という声もいただきました。会話設計が、それだけの効果を生むと実感しています。</p><p></p><h2 id="hb57c889bd1">対策3｜社内連携と情報共有を強化する</h2><p>ポイントは3つあります。人事・現場・役員間で前提情報をすり合わせること、過去の面談ログを次の担当に事前共有すること、想定QAシートなど一貫性のある面談体系を設計することです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b240dd3044e74ad6a3786526378ab951/20250731_%E3%80%90%E5%85%83%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%A3%E3%81%9D%E3%82%8A%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%84%AA%E7%A7%80%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%81%B8%E8%80%83%E3%82%92%E8%BE%9E%E9%80%80%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%20%E3%81%9D%E3%81%AE_%E6%95%97%E5%9B%A0_%E3%81%A8%E5%AF%BE%E7%AD%96%20(10).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>「前回こういう話が出たので、この点を深掘りしたい」と面接官が言える。すると候補者は「組織として情報が回っている」「採用に本気で向き合っている」と感じます。そこで働きたいという気持ちの醸成にもつながります。</p><p></p><p>連携が入社の決め手になった例もありました。業務内容に加えて「1年後の自分の姿や期待役割が明確で、入社後をイメージしやすかった」という声です。裁量や組織横断の幅まで具体的に描けたそうです。</p><p></p><p>最後に「人事と現場の認識にずれがなく、組織として一貫していた」と。これも明確に決め手として挙げられていました。</p><p></p><p>面接を重ねるほど一貫性が伝わると、「この組織なら働きやすそうだ」と安心してもらえます。すでに取り組んでいる企業様も、より徹底することで決め手に変えられるはずです。</p><p></p><h2 id="h76b2569622">体験のずれは「仕組み」で解決できる──まとめと実例</h2><p>選考辞退は、体験のずれから始まります。事前にすり合わせ、Will起点で会話を設計して寄り添い、聞いた情報を社内連携で強化する。この3つに尽きます。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/562923fd585c4d97934ad39773e873f4/20250731_%E3%80%90%E5%85%83%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%A3%E3%81%9D%E3%82%8A%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%84%AA%E7%A7%80%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%81%B8%E8%80%83%E3%82%92%E8%BE%9E%E9%80%80%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%20%E3%81%9D%E3%81%AE_%E6%95%97%E5%9B%A0_%E3%81%A8%E5%AF%BE%E7%AD%96%20(11).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>優秀なエンジニアは、選考過程の体験で会社を見極めています。「見極め」から「引きつけ」へ意識を転換することが、すべての始まりです。最高の候補者体験を、会社の仕組みとして作り上げることが重要だと考えています。</p><p></p><p>一度ずれると、候補者は自己開示をやめてしまいます。「何か違う」と感じた瞬間に言葉を閉ざす。だからこそ心理的安全性を構築できるかどうかが、引きつけの分かれ目になります。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/963ad72eb7154640b952c49bd7e8d59e/20250731_%E3%80%90%E5%85%83%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%A3%E3%81%9D%E3%82%8A%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%84%AA%E7%A7%80%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%81%B8%E8%80%83%E3%82%92%E8%BE%9E%E9%80%80%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%20%E3%81%9D%E3%81%AE_%E6%95%97%E5%9B%A0_%E3%81%A8%E5%AF%BE%E7%AD%96%20(12).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>実際に、丁寧な設計で採用に至った例もあります。人事とのカジュアル面談を3回設計し、CTOと執行役員5名との連続面接を組んだケースです。プロセスの設計と引き継ぎ、連携強化を徹底した結果でした。</p><p></p><p>事業部CTOやセキュリティエンジニアのシニアクラスに対し、社内連携の上で「ここまでやろう」と設計する。こうした積み重ねで、2〜4ヶ月で採用成功に至るケースも生まれています。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/61f12de8999348e19f86479adcb2aa34/20250731_%E3%80%90%E5%85%83%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%A3%E3%81%9D%E3%82%8A%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%84%AA%E7%A7%80%E3%81%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%81%B8%E8%80%83%E3%82%92%E8%BE%9E%E9%80%80%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%20%E3%81%9D%E3%81%AE_%E6%95%97%E5%9B%A0_%E3%81%A8%E5%AF%BE%E7%AD%96%20(13).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>なおOffersは、ハイクラス人材の採用プラットフォームとして、エンジニア比率が約7割という母集団を運営しています。AIスカウト機能により、スカウト工数を約80%削減できたという声もいただいています。</p><h2 id="hc4f7dc922d">Q&amp;A｜面接官差・カジュアル面談・複数社選考への向き合い方</h2><p>ウェビナーの後半では、視聴者から寄せられた質問に光山が回答しました。面接官の足並みやカジュアル面談の進め方など、現場で実践しやすい問いが並びました。</p><p><strong>質問：</strong> 面接官ごとのレベルや温度感の差を減らすには、どうすればいいでしょうか？</p><p>光山：面接官向けの事前ブリーフィングが効果的です。候補者の経歴・志向、前回面接の内容、この面接で伝えるべきことを共有します。最終面接に近づくほど質問の質が落ちないよう、注意が必要です。</p><p><strong>質問：</strong> カジュアル面談では、何を聞くのが良いのか、いまいち分かっていません。質問のポイントはありますか？</p><p>光山：やはりWillの深掘りです。これまでで一番楽しかった仕事、今後挑戦したい技術領域、働く上で譲れない条件。過去の経験で納得できた点・できなかった点まで聞くことがポイントになります。</p><p><strong>質問：</strong> 優秀な候補者ほど複数社の選考を受けています。辞退を防ぐために良い手はありますか？</p><p>光山：次の選考に進む動機付けを、毎回の選考の最後に伝えきることです。「あなたのこの点が現場に刺さっている」「次回はCTOと深い技術議論の場を設けたい」と。評価されている実感が、辞退率を下げます。</p><p><strong>質問：</strong> 候補者体験の改善に取り組みたいのですが、何から着手すべきでしょうか？</p><p>光山：最優先は、面談の目的と温度感のすり合わせです。「今日は情報交換なのか、評価の場なのか」を曖昧にしない。簡単なアジェンダを共有するだけでも、心理的安全性は大きく上がります。</p><p><strong>質問：</strong> 人事と現場の意見が噛み合わない場合は、どう調整すべきでしょうか？</p><p>光山：面接官全員が共通の目線を持てる状態を作ることです。ある企業様は、募集ポジションの役割・評価基準・期待値をNotionに集約し、面接官へ共有していました。可視化が一貫した選考を支えていたのが印象的でした。</p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p>採用難易度が上がり続ける今、優秀なエンジニアは選考の体験を通して会社を見極めています。辞退の多くは「人がいない」のではなく、体験のずれによって「選ばれていない」ことから生まれます。</p><p></p><p>面談の目的と温度感のすり合わせ、Will起点の会話設計、社内連携の強化。この3つは、いずれも個人の頑張りではなく会社の仕組みで解決できる領域です。</p><p></p><p>「見極め」から「引きつけ」へ。明日からの一歩として、まずは面談の目的を候補者に伝えるところから始めていただければ幸いです。</p>

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## [【イベントレポート】【採用実務のための生成AI活用術#1 】300以上のプロンプト文から厳選！明日から使えるAIを活用した自社の魅力設計方法](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_57)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 鈴木 裕斗, 峯 菜穂
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>スカウトを送っても響かない、カジュアル面談で自社をうまく語れない。その原因の多くは、自社の「魅力」が言語化・整理されていないことにあります。</p><p></p><p>魅力設計、いわゆる採用ブランディングには本来、数ヶ月単位の時間がかかります。しかし生成AIを使えば、その叩きを一気に作り、解像度を引き上げることができます。鍵になるのは、AIに渡す「材料」と、魅力の定義を理解した「対話」の設計です。</p><p></p><p>2025年7月30日、株式会社overflow 代表取締役CEOの鈴木裕斗と、株式会社ポテンシャライト HRパートナーの峯菜穂様が登壇し、「AIを活用した自社の魅力設計方法」をテーマにした共催ウェビナーを開催しました。</p><p></p><p>本記事では、事実を魅力に変える「IFA」という考え方、AIと魅力設計を進める4つのステップ、対話形式とプロンプトの使い分け、そしてアウトプットの活用とAIエージェント時代に人間が担うべきことまでをお届けします。</p><h2 id="hb937f2639e">「魅力設計」とは何か──自社の魅力を知る</h2><p></p><p>――鈴木：まず峯さんから、AIを活用した魅力設計で大事なことをお願いします。</p><p>峯様：採用領域には課題がたくさんありますが、今回は採用ブランディング、つまり自社の魅力設計をどうやるかにフォーカスします。大事なことは3つです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/3a636ba0cf6f4efe9a21aadaa308b46a/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>峯様：1つ目は自社の魅力を知ること。2つ目は事実と魅力の違いを知ること。魅力とは、事実を相対比較して希少価値を高めた情報です。3つ目はなぜそれが重要なのかを知ることです。</p><p>峯様：自社の魅力を知ることは、採用ブランディングそのものです。弊社では魅力を発掘・言語化・整理する支援を行っていて、魅力をフレームワークに分けて整理することを強みとしています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b0196fa7b8b6495bb3bae348556302de/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(1).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>峯様：例えばプロダクトの魅力、ストラテジ（戦略）の魅力、マーケットの魅力、とそれぞれ整理しておく。すると、スカウト文面でどの魅力を打ち出すか、カジュアル面談で候補者のニーズに合わせてどの魅力を引き出すか、ができるようになります。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/9fef6e8e7ee24ce08560b5c048b10304/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(2).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h2 id="ha4be0c25fe">「事実」を「魅力」に変える──相対比較と希少価値</h2><p>――鈴木：事実と魅力は、どう違うのでしょうか。</p><p>峯様：例えば「鈴木さんはサッカーが上手」が事実だとして、魅力に消化させるのは比較観点です。「鈴木さんは東京で1番サッカーが上手」と言われると「すごい」となりますよね。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/df4655d500c4470ebb597e9a8d3fd334/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(3).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>峯様：採用活動に置き換えると、「今1番勢いのあるベンチャー企業です」はよく聞きますが、ただの事実です。そこに希少価値の観点を入れると、一気に魅力度が増します。</p><p></p><p>峯様：例えば「弊社は日本のIoT企業の中でもナンバーワンを誇る成長率です。通常のIoT企業の平均成長率が約110%のところ、弊社は業界ナンバーワンの成長率250%を実現しています」。ここで比較しているのは業界の平均成長率です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/d50e50bea67f4850bf949c55a76141d5/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(4).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>峯様：さらに、IoT業界の企業が何社あるのか（3社中の1社か、100社中の1社か、1万社中の1社か）も含めると、印象がガラッと変わり、より説得力が増します。</p><p></p><p>峯様：「HR特化型企業です」という事実なら「ベンチャー×HR支援企業は日本で唯一なんです」、「製造業に特化したSaaSです」なら「日本で最も多い産業は製造業で、それに特化したSaaSなんです」。事実を相対比較したり装飾したりするイメージです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/96ca4ed98bfc4c0eb4ce42bb5842a9f6/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(5).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h2 id="hc6bebc78ab">なぜ重要なのか──IFA（Important・Fact・Attract）</h2><p>――鈴木：3つ目の「なぜ重要なのか」は、どう設計するのでしょうか。</p><p></p><p>峯様：ポテンシャライトの事例でお話しします。「ベンチャー特化型HR企業です」は事実なだけ。そこに「なぜ重要なのか（Important）」を加えます。これがIFA、Important・Fact・Attractという概念です。</p><p></p><p>峯様：「なぜ重要なのか」は、日本のGDPを上げるためにはベンチャー企業を支援しないといけない、ということです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/d381502e972741e0b100371f7b9a1a8a/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(6).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>峯様：弊社のメンバーが人材紹介会社にいた頃、ある企業様（当時はオフィスの一角で人数も少ないスタートアップ）を支援していました。今や日本を代表する企業です。</p><p></p><p>優秀な人材のご縁をつなぐとこんなにも成長するのか、まだスポットライトの当たっていない企業にフォーカスできれば日本のGDPを上げられるのではないか、と。</p><p></p><p>峯様：そう聞くと「確かに重要かも」となりますよね。そこに希少価値の観点を乗せて「ベンチャーに特化したHR企業は日本にほぼないんです」と言われると、めちゃくちゃ価値があると感じます。</p><p></p><h3 id="hf475c7087a">「なぜ重要か」を語れると魅力が増す</h3><p></p><p>峯様：採用・転職市場でよく聞く「顧客満足度が高い」「やりがいのある環境」も、そこに「なぜこれが重要なのか」を語れるとグッドです。基本的なノウハウですが、ここを掴んでおくことが大事です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/0f41dc31b37648eabc75219b567a43c5/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(7).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>峯様：補足として、リクルートバリューポジションを見つけられるといいです。競合が打ち出しておらず、候補者が望んでいて、自社が打ち出している魅力。そこが見つかればグッドです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/9d45236b3c0541948f687b83030215fe/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(8).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h2 id="hcfdc19c05d">AIと魅力設計を進める4つのステップ</h2><p>――鈴木：ここからAIとの対話ですね。</p><p>峯様：AIと対話するステップを4つ用意しました。マテリアルインプット、ノウハウインプット、アウトプット、チューニングです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/c11857419eb14ca7b8830100af8bff93/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(9).png" alt="" width="960" height="540"></figure><h3 id="h52a64e9435">①マテリアルインプット──音声認識が効く</h3><p>峯様：最高の材料とは、自社の事業内容や企業説明です。「魅力が分からないから来ている」という方もご安心ください。対話式のAIができれば、事業内容という事実だけでも十分魅力に消化できます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/8fe45bcbd55641faa5ba576fc50029a5/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(10).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>峯様：ここで音声認識が非常に有効です。テキストだと人間の感情が乗りづらいのですが、音声認識だとフィラーは入るものの、その場で発された生々しい情報をインプットできます。私はよく携帯のマイクに向かって話しながら街中を歩いています。</p><p></p><p>――鈴木：僕も全然やりますね。テキストより早いんですよね、音声認識の方が。</p><p></p><h3 id="h77365db8f8">②ノウハウインプット──ノートをPDFで読み込ませる</h3><p>峯様：次に、AIにノウハウを読み込ませます。弊社のIFAと採用ブランディングのノートを読み込ませ、「あなたは採用ブランディングのプロです。この手法を完全に理解して、先ほどの文字起こしを最高の魅力としてアウトプットしてください」と指示します。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/349734632c2a453198ce45e2923906ab/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(11).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>峯様：資料を読み込ませる時は、URLよりPDFが有効です。URLだと違う内容を読み込むことがあります。</p><p></p><p>――鈴木：NotebookLMにスライドを投げ込んで、全部テキストに書き起こして貼り付けるのもいいかもしれないですね。</p><p></p><h3 id="h6e648c5956">③アウトプット──フレームワークごとに整理する</h3><p>峯様：先ほどのフレームワーク（プロダクト・ストラテジ・マーケットなど）ごとに整理してアウトプットしてください、と伝えます。すると魅力を羅列するのではなく、項目ごとに出してくれて、後々整理しやすくなります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/50297b871f824f988bfc40fc9b219376/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(12).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h3 id="h2538298744">④チューニング──過去事例で「プロのニュアンス」に近づける</h3><p>峯様：最後に、私たちが過去に支援した企業様のIFAのサンプル（お手本）をインプットし、「このトンマナ・量・詳細を完全に再現してほしい」と依頼します。これで本物のプロのニュアンスに近づきます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b350a4b832db42ff84f5fd0830ffae63/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(13).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>峯様：実際にGeminiで実演すると、「日本の成長の鍵はベンチャーの飛躍にあり、その心臓部はHRである」という、解像度の高い採用ブランディング案が出力されました。</p><p>――鈴木：これを作るのはかなり時間がかかります。叩きを作り、ステークホルダーと確認を重ねて、数ヶ月かかってしまう。これだけ精度高く叩きを作ってくれれば、意思決定も早く進みますね。</p><p></p><h2 id="h8d7aca614a">対話形式とプロンプトの使い分け</h2><p>――鈴木：指示文章を毎回考えるのは大変、という方もいそうですね。</p><p>峯様：そこでプロンプトが活きます。対話形式のメリットは、思いついた時にすぐ質問でき、手軽に自分好みのアウトプットに育てられること。デメリットは、対話する人によってクオリティが変わることです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b5b9f7ff98964f28914576d6c8248620/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(15).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>峯様：プロンプトは、設計の工数はかかりますが、一度登録すれば誰でもいつでもできます。GeminiのGemという機能で、前提条件・実行指示・アウトプットのルールという構造で指示文章を登録し、共有すれば誰でも使えます。</p><p></p><p>峯様：先ほどの長いテキストも、プロンプトなら1発で同じクオリティを出してくれます。国語が赤点だった私も書けるようになりました。書けるようになると、メンバー1人ひとりのレバレッジが5倍、10倍に変わります。</p><p></p><p>峯様：なぜ熱く語るかというと、AIの進化スピードがとてつもないからです。今は2025年、AIの戦国時代です。AIと対話して成果物を出すのは基本の「き」。これからはプロンプトを設計できることが重要になります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/524a66b926e24160a6a304030b929cc5/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(16).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h2 id="hac3465c88b">AIを動かす「コンテキスト」の設計</h2><p>――鈴木：プロンプトを設計する上で、大事なことはありますか。</p><p></p><p>峯様：「コンテキスト」です。コンテキストとは、言葉や行動が意味を持つための背景や状況のことです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/d83675280ae647e9bc68c32300df8ab0/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(17).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>峯様：例えば「進捗どうなってる？」も、上司が新卒社員に朝10時に聞くと見守る意味合いに、夕方に聞くと納期を懸念するプレッシャーにも捉えられます。聞く人との文脈で意味が変わります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/62a7719f1a2342d0995ae8c3e5807ed5/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(18).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>峯様：AIも一緒で、言葉だけで指示するのではなく、どういう文脈で指示を出したのかを伝えないと、正しく出力できません。コンテキストは空気ではなく構造です。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/e186f28426484a01ba1295bd2781bbd1/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(19).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>峯様：今回の場合だと、誰が＝採用担当者、目的＝企業の魅力を言語化・設計したい、使用用途＝第三者に伝えられるようになりたい、出力者＝AI（HR業界に詳しいのか飲食業界に詳しいのかで脳が変わる）、期待値＝文字数や文章の固さ。文脈ごとに設計する力が、成果を決める鍵です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/28617ba7f4974f97980fbd0d6dadf87e/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(20).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h2 id="hae8c93d7df">アウトプットの活用とAIエージェント時代に人間がやるべきこと</h2><p>――鈴木：作ったアウトプットは、どう使っていくのがいいのでしょうか。</p><p></p><p>峯様：採用活動なら何でも使えるのが結論です。メインで使うのはAttract（魅力）で、スカウト文面、会社概要、求人票の募集背景、エージェントブック、採用ピッチ資料、採用キャッチコピーなど幅広く使えます。</p><p></p><p>峯様：Importantはカジュアル面談で使えます。候補者から「どういう事業ですか」と聞かれた時、Attractだけでも魅力的ですが、「なぜならば」を自分の口で伝えられると、納得が一層増します。</p><p></p><p>――鈴木：スカウトはAttractの比率が高く、面談・面接では候補者が真実を知りたいのでImportantを話す、という感じですね。候補者が一番魅力に感じるところをキャッチアップして当てるのは、AIだけでは解決できなそうで、見極めの力が重要になりそうです。</p><p></p><p>峯様：候補者それぞれ、カジュアル面談前・面談後・内定承諾前で気になるポイントが変わります。魅力項目ごとに整理・分解しておくほど、その時点に合わせて伝えられます。</p><h3 id="h768d2ff209">一次情報を集めることが最重要</h3><p>――鈴木：4ステップのうち、①のインプットがとにかく一番大事だと思っています。②③④はコモディティ化しながら進化していくものですが、①は変わらず本質的で、その会社が何を成し遂げたいのかが詰まっていないと、原液が薄くなってしまう。</p><p></p><p>――鈴木：一次情報さえあれば、加工はAIが得意なので、素材を集めることが重要です。創業の思いは時代が変わっても変わりませんが、今と照らすと伝え方が変わる。そこは創業者や社長が一番持っているので、引き出す能力が大事です。</p><p></p><p>――鈴木：「出してください」では出ないので、創業者を1〜2時間ブロックして録音し、なぜ起業したのかをひたすら聞くインタビューがいい。喋るうちに経営者のシナプスが繋がり、今の世界で言うならこう、といういいコンテンツになります。</p><h3 id="hbc6e5f38c5">AIエージェント時代も「意思決定と評価」は人が担う</h3><p>峯様：AIエージェントとは、ユーザーの代わりに目標を追求しタスクを完了させるシステムです。HRではスカウトメールの自動生成、AI動画面接などが有名です。採用領域の課題は、ほぼAIが代替できてしまうかもしれません。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/097cde67f3aa4fe0a3c3a5cbaef5f817/20250730_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8BAI%E3%82%92%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E8%A8%AD%E8%A8%88%E6%96%B9%E6%B3%95%20(21).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>峯様：では私たちの仕事に何が残るのか。これは一生問い続ける問いです。AGI時代が来ても、AIを活用して自分が経験したことのないことができるようになるのは面白い。だからこそ学ぶ意味があると思いました。</p><p></p><p>――鈴木：私はAGI時代になっても、意思決定と評価は残ると思います。なぜAIがそのアウトプットを出したのかを理解して修正・指示しなければいけない。根本が分からないと、AIに言われたままになってしまうので、今学習しておくことが大事だと思っています。</p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p></p><p>採用ブランディングは、本来は数ヶ月かかる重い仕事です。生成AIは、その叩きを一気に作り、事実を「相対比較」と「なぜ重要か」で魅力へと消化する強力な相棒になります。IFAというフレームと、4ステップの対話、そしてコンテキストの設計が、その精度を左右します。</p><p></p><p>一方で両者が口を揃えたのは、AIに渡す「一次情報」こそが本質だということ。創業の思いやユーザーへの提供価値という原液は、AIには生み出せません。そして最後の意思決定と評価は、人が担い続けます。</p><p></p><p>まずは自社の魅力を、音声入力でAIに語りかけるところから。その一歩を持ち帰っていただければ幸いです。</p>

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## [【イベントレポート】《徹底討論》成長企業におけるエンジニア採用の最適解とは? 事例に見る、《新卒採用 VS 中途採用 VS 副業人材活用》のリアル](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_53)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 鈴木 裕斗, 荒川 貴史, 五反地 悠
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>エンジニア採用が難化する中で、成長企業は新卒・中途・副業をどう組み合わせればよいのでしょうか。どのチャネルにも一長一短があり、自社にとっての最適解を見つけあぐねている採用担当の方は少なくないはずです。</p><p>採用の手法はダイレクトリクルーティング、リファラル、SNS、そしてAIへと増え続け、売り手市場でリソースは逼迫しています。問われているのは、新卒・中途・副業をどう配置し、現場とどう連携し、候補者とどう向き合うかという設計力です。</p><p>2025年5月27日、株式会社サポーターズの荒川貴史様、マルゴト株式会社の五反地悠様、株式会社overflow 代表取締役CEOの鈴木裕斗が登壇し、新卒・中途・副業の3視点で「エンジニア採用の最適解」を徹底討論する共催ウェビナーを開催しました。</p><p>本記事では、採用ポートフォリオの考え方、新卒か中途・副業かの判断軸、新卒が機能する組織の条件、現場連携と候補者視点のアプローチ設計、そしてAI時代の見極めと準備までをお届けします。</p><h2 id="h1f885270f1">採用ポートフォリオにおける新卒・中途・副業の立ち位置</h2><p>――五反地：ディスカッションテーマ1です。採用ポートフォリオの中で、新卒・副業の立ち位置を簡単にお願いします。まず荒川さん、新卒について。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/77f301fd659c4909b5eac45e00833054/20250527_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>荒川様：新卒採用の立ち位置は大きく2つあります。1つは優秀層の確保です。中途だと他社に年収で負けて採用できない優秀な方を、若手のうちから採用しておくことで、将来活躍してくれる優秀層を採用しやすくなります。</p><p></p><p>荒川様：もう1つは、若手のフレッシュな人材の大量採用です。中途で一気に100人単位は厳しいですが、新卒なら採用体制が整えばそれができる、という立ち位置です。</p><p></p><p>――五反地：続いて鈴木さん、副業・中途の立ち位置や課題をお願いします。</p><p></p><p>鈴木：背景からお話しします。コロナでリモートワークが広がった際、エンジニアは最も副業がしやすい職種と言われ、今副業している人の3割はエンジニアと言われます。</p><p></p><p>鈴木：コロナ中は多くの企業が業務委託採用に積極的でしたが、コロナ明けで出社が前提になると、業務委託より正社員にリソースを割いた方がいいということで、業務委託の求人が大きく減り、正社員が増えたのが直近のトレンドです。</p><p></p><p>鈴木：ただ、エンジニア側は今でも業務委託・副業をやりたい人が増え続けているので、ここに歪みができています。求人は減っているが、業務委託を希望する人は増えている、という構造です。</p><p></p><p>鈴木：採用ポートフォリオの観点では、副業はハイクラスの人を中長期でプールしていく役割です。めちゃくちゃハイレベルなエンジニアは転職サービスに登録しないんですよね。登録しなくても、SNSや紹介で常にアプローチされ続けています。</p><p></p><p>鈴木：他方で、業務委託・副業には興味を持つ方が多い。今の職場で使えない技術を使ってみたい、スタートアップで0→1の立ち上げをやってみたいというニーズがあります。なので、ハイクラスの人とのタッチポイントを作り、中長期の選考プロセスとして捉え、業務委託からの転職を構築する企業さんが多いです。</p><p></p><h2 id="h30474b5f16">新卒で採るか、中途・副業で採るか──判断軸は「ペルソナ」と「時間軸」</h2><p></p><p>――五反地：育成期間が長めに取れる状況のとき、新卒採用か、未経験値の中途のポテンシャル採用か。判断の軸はいかがでしょうか。荒川さんから。</p><p></p><p>荒川様：私個人としては新卒をぜひ推したいです。新卒の方も非常に優秀で、何かしら情報系の勉強を始めている、OB訪問などでエンジニアとして働くイメージが湧いている、という方が多い。</p><p></p><p>荒川様：完全な未経験の方と比べても働くイメージができているので、入社後のミスマッチが少ない。ただ、SIerやSESで客先常駐がある職種だと、中途でビジネスマナーがしっかりしている方の方が育成期間を短縮できたりもするので、企業の事業によっても違います。</p><p></p><p>――五反地：鈴木さん、自社の採用やクライアントの状況も含めて、いかがですか。</p><p></p><p>鈴木：荒川さんのおっしゃる通りで、自社のビジネスモデルや事業に合う必要な人はそれぞれ変わります。どういうペルソナが必要かに応じて、採用チャネルも雇用形態も変わる。まずは自社がどういう人物像を取りたいかが1点です。</p><p></p><p>鈴木：もう1点は時間軸です。SESだと来月からこの案件が始まるとなると、時間軸的に業務委託を取らざるを得ない。一方、事業会社だと2〜3年のプロダクトロードマップや事業戦略があるので、2年後・3年後の組織から逆算して、今このポジションにこういう人が必要だと見えてきます。</p><p></p><p>鈴木：長い時間軸で最速で必要な人という感覚なら、中途や正社員、業務委託からの転職も選択肢に入れながら作っていく形になります。足元の事業の進捗と、中長期の状況を両方睨みながら判断する、難しい部分です。</p><p></p><h2 id="h9173295831">新卒採用が機能する組織の条件──育成へのコミットと技術スタック</h2><p>――五反地：取った後に育てきれる体制があるか。新卒でこういう環境なら育成できる、というのはありますか。</p><p>荒川様：新卒で言うと、コミットする人がいるかどうかに尽きます。エンジニアの人数がある程度いるかも大事ですが、たくさんいても「新卒を育てるんだ」という着意のある方がいないと難しい。</p><p>荒川様：反対に人数が少なくても「絶対に新卒を取って育てたい」と思っている会社なら、比較的ワークしているケースが多いです。</p><p>あるスタートアップ企業さんは、自社のミッション・バリューとして「新卒をきちんと育てていく会社でありたい」と掲げ、CEO・CTOの方が中心におっしゃっていました。</p><p>それだけコミットがあると周りも巻き込まれ、うまくいくケースが多いです。</p><p>鈴木：荒川さんの話の通り、新卒を取るぞという着意・カルチャーがあるかが第一の前提です。スタートアップや立ち上げ期はどうしても経験値が必要で、新卒を育てる時間軸がないので、中途や業務委託の一択かなと思います。</p><p>鈴木：事業がスケールし始めると、受注は入る・売上は伸びるけれど、それをデリバリーして価値を届ける人が少ない。数年前から新卒を育てるカルチャーが作れていると、その辺のリスクはだいぶ抑えられます。バランスを取りながら判断する、難しい部分です。</p><h3 id="h29c0b58773">マネジメントレイヤーが固まってからが新卒</h3><p>荒川様：着意をもう少し定義すると、CTOやテックリード、エース級のマネジメントレイヤーが固まってからが新卒かなと思います。組織を作る方の方針で、若手に求めることが変わるからです。</p><p>荒川様：マネジメントレイヤーが流動的な段階で新卒を入れると、別の方に変わったら方針も変わり、結局「もっとこういう若手が欲しい」と変わってしまう。組織作りの形が見えてきた後なら新卒はあり。その前なら、中途・副業でまず事業を伸ばす方が大事です。</p><h3 id="hbe41b358e5">モダンな技術スタックは若手を採用しやすい</h3><p>――五反地：技術やプログラミング言語で「この環境なら新卒が育てやすい」という軸はありますか。</p><p>荒川様：比較的モダンな技術スタックの方が、若手・新卒を採用しやすい傾向があります。モダンな技術を取り入れ、コードレビュー文化が備わっている会社さんは、優秀層の学生から見て魅力度が高く映るので、結果的にいい人を採用できます。</p><p>鈴木：中途やハイレイヤーなエンジニアになると、技術スタックというより、30代後半でビジネス経験もつき、エンジニアの領域を飛び越えた理解が深まっている方が多い。</p><p>鈴木：「この事業でどういう社会課題を解決するのか」という経営寄りのディスカッションが、二次面接や最終選考で多い印象です。技術選定や開発の進め方は2〜3番目で、事業の根幹への共感を作れるかの方が重要な気がします。</p><h2 id="hae61c56d5b">増え続ける採用リソースと、現場連携の工夫</h2><p>――五反地：数年前と比較して、1人当たりの採用リソースは増えていますか。</p><p>荒川様：狙うターゲットによります。新卒で特にハイレイヤーな学生を採用したい場合は、必要なリソースが増えています。夏のインターンシップで早期に囲い込む流れが多く、人事だけでなくエンジニアのフォローも必要なので、リソースは増えています。</p><p>鈴木：1人採用するために必要なリソースは増えています。理由はシンプルで、まず採用の手法が増えている。媒体とエージェントに加え、ダイレクトリクルーティング、リファラル、SNS、次はAIのツールと、やることが増えています。</p><p>鈴木：2つ目は売り手市場です。採用活動は営業活動と一緒で、1人のリクルーターのキャパシティは限定的。採用したい企業は増え、候補者は減っているので、リソースを増やして候補者と会う機会を増やさないと採用に結びつきません。</p><h3 id="hb795876f75">「万能な人はいない」前提で得意を任せる</h3><p>――五反地：マルゴトの支援でも、エンジニアが忙しく採用に協力してもらえない、という相談が多い。荒川さんから、新卒での現場連携の工夫を。</p><p>荒川様：うまくいっている企業は、「万能な人はいない」という前提で、それぞれの得意なポイントを任せています。学生とワイワイ物づくりするのが好きな方にはインターンシップを任せる。</p><p>荒川様：仕事の時間を長く取りたいけれど、面接で普段の業務の話を抜群に面白くして学生の意向を高める方には、1日1時間でいいので面接をお願いする。得意なことを得意な人に任せると、プロセスが長くやることが多い新卒でもうまくいきます。</p><h3 id="hc8b68080af">現場と人事のギャップを言語化する</h3><p>――五反地：マルゴトの事例では、CTO候補の採用で、スカウト返信はあって面談につながるが内定が出ないお客さんがいました。現場が「良かった・悪かった」くらいしか言語化してくれず、評価面談をまるごとで分析しました。</p><p>――五反地：現場と人事が気づいていなかった志向性・スキルのギャップを言語化した結果、スカウト対象のターゲットを変更し、CTO候補の内定承諾につながりました。誰が候補者と向き合うかも重要です。</p><p>――五反地：面白い事例として、1回目のカジュアル面談から代表取締役兼CTOが全部やる、10名ほどのスタートアップがあります。一度お見送りにしても、関係性を作る運用をしていました。</p><p>その結果、副業から入った方が半年後に、経営していた会社ごとジョインした、ということもありました。初回から社長が出てくるのが、一番インパクトがあります。</p><h2 id="h075653a9d2">候補者視点のアプローチ設計──接触時間と「4象限」</h2><p>――五反地：鈴木さんから、面談・面接での工夫を踏まえて、候補者との向き合い方をお願いします。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/c6f5e0b4b86141da8c6eea7289dd1811/20250527_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(1).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p></p><p>鈴木：一番大きいポイントは、候補者と何回接触し、トータル何時間コミュニケーションを取るかです。中途だと面接3〜5回で1回1時間、会食も合わせて多くて7時間ほどで、見極めも魅力付けもしなければいけません。</p><p></p><p>鈴木：他方、副業転職と呼ばれる業務委託からの転職は、月20〜30時間の副業を3ヶ月ほどやってもらうので60時間ほど確保でき、大体10倍ほどの選考期間が取れる。魅力付けも見極めも物理的に間違いない。ただ、そこに時間をかけていられないので、転職で6〜7時間でしっかり見極める工夫を皆さんされています。</p><p></p><h3 id="h3ae555491b">4象限でネクストステップを設計する</h3><p>鈴木：候補者視点でストーリーを作るのが上手な企業さんはうまくいっています。ある企業さんは、最初のカジュアル面談で候補者の志向性を4象限に分けています。技術的思考が強いか、マネジメント・ヒューマン寄りが強いか、転職意欲が高そうか、業務委託からのアプローチが良さそうか、という軸です。</p><p>鈴木：面談後にプロットして、技術的思考が強い方ならテックリードと話してもらう、と次のステップを決めます。当ててみて満足度が低ければ、今度はEMクラスの方で「どんな開発組織・チームを作りたいか」というアプローチに変える。すると意欲が戻って選考を通過した、ということもあります。</p><p>荒川様：新卒でも同じように4象限に分けている企業様が多いです。弊社の場合は、アカデミック思考・ユーザー思考という志向性と、技術力の高い・低いで学生をプロットします。</p><p>荒川様：アカデミック思考で技術そのものが好きな方には、処理をどれだけ早くするか突き詰めている、という技術の話題で盛り上がると意向が高まる。ユーザー思考の方には、EMやプロダクトマネージャーが「こういうサービスで世の中の課題を解決したい」と話した方が刺さります。</p><h2 id="h6a6404655a">エンジニア採用のこれから──フリーランスのゆり戻しとAIの影響</h2><p>――五反地：注目しているトレンドをお伺いします。荒川さん、新卒で今こういう動きがある、というのは。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/433f38e2a3834612b11c948a3a8c3b9e/20250527_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(2).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>荒川様：新卒では、学生のリテラシーが年々高まり、使うサービスが細分化されてきています。エンジニア職望の学生は、総合職と違ってやりたいことがエンジニアと決まっているので、あらゆる求人があるナビサイトより、情報系に特化したサービスで自分に合った求人を探す、というのが増えています。</p><p>――五反地：鈴木さん、中途・副業採用で特にこういう動きがある、というのは。</p><p>鈴木：1点目はフリーランスのゆり戻しです。コロナの時に独立したエンジニアが増えましたが、最近は案件を継続的に探すのが難しい。業務委託の求人や長期案件が減り、営業しながら案件を探し開発もする二足のわらじが大変で、2〜3年やるとしんどい、という人が増えています。</p><p>鈴木：そういう方が今一度正社員に戻って腕を研鑽し、次のキャリアを作る、という相談が増えています。インボイス制度で税制メリットも減っているのも背景です。</p><p>鈴木：もう1点はAIです。AIが入ってきたことで、企業が採用したいエンジニアに求める人物像が変わってきている印象があります。これまでこの会社は採用していた人がなかなか採用されなくなる、ということも起きています。</p><h3 id="hca08149600">AI時代に難しくなる「見極め」</h3><p>――五反地：AIが得意なエンジニアが欲しいという声をよくいただきますが、新卒・中途でも活発化していますか。</p><p>荒川様：新卒でもあります。ハッカソンでAIを使って開発するのは当たり前で、企業側もAIを使ってOK、むしろ歓迎するという企業が多い。一方で悩ましいのは、技術を測りにくくなったこと。</p><p>荒川様：AIで素晴らしいものができたのか、学生のリテラシーで作ったのかが分からない。見極め方として、1周回ってライブコーディングに戻る企業もあります。あるいはAIを使ってもいいが、どんなプロンプトを使ったかを見せてもらい、理解の奥深さを見る企業もあります。</p><h2 id="he0144a4844">「AI人材」の見極めと、今から準備すべきこと</h2><p>――五反地：そもそも「AIが得意なエンジニア」とは何か、という言語化も難しいと思います。鈴木さん、いかがですか。</p><p>鈴木：企業側から「AI人材を採用したい」というオーダーを受けますが、「AI人材」という言葉は抽象度が高すぎます。噛み砕くと、新規事業立ち上げにAIを活用したPdMだったり、データ基盤を整理してデータアナリティクスをやりたいならデータアナリストだったりします。</p><p>鈴木：それは既存の職種で言うとどれに近しいのか、というマッチングが必要です。候補者が自己認識している職種と合わせないと、「AI人材だと思って面接していたけどPdMじゃないか」とちぐはぐになる。企業が本当に解決したい課題を噛み砕いて、解決できる候補者を見つけることが、採用サービスの付加価値になります。</p><h3 id="h9ef93c8017">短期で効果の出にくい施策に投資する</h3><p>――五反地：これからの人材確保を見据えて、今から準備すべきことを。荒川さん、新卒で数年後に向けて。</p><p>荒川様：短期的に効果が出にくい施策にも投資していくのが大事です。これまで新卒は採用しやすいマーケットでしたが、今後はベンチャーでも大手グループ会社のIT部門と戦うことになり、強いライバルが入ってきます。</p><p>荒川様：短期で効果が出る施策はすぐ真似され、持続可能な競争優位につながりにくい。採用チームをしっかり作る、採用広報のような足の長い施策を、目の前の採用を成功させつつ中長期で投資していくのが大事です。</p><p>鈴木：AIの登場で、採用サービスも面接のあり方もガラッと変わると思います。新しいトレンドにはアーリーな人が入り、できたての領域に強い人が集まる。そのプールにアクセスするには自社がトライし、慣れていく必要があります。</p><p>鈴木：変化への適応能力を今から上げておき、変化にトライすることが社内で奨励される状況にしないと、保守的なポジションを取るとこの先の採用は苦しくなります。手法ではなく、マインドセットの準備が正しいかなと思います。</p><p>――五反地：マルゴトの支援で感じるのは、エンジニアは特に「知ってもらわないと候補に入らない」のが顕著だということです。技術ノートのブログ、テックイベントの登壇や勉強会で会社を知ってもらい、技術発信をスカウトにパーソナライズする。地道ですが、組織設計も含めてやっていくべきだと感じます。</p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p>エンジニア採用に唯一の正解はありません。新卒・中途・副業それぞれの立ち位置を理解し、自社のペルソナと時間軸から逆算して組み合わせること。そして育成へのコミット、現場連携、候補者視点のアプローチ設計が、ポートフォリオを機能させる条件でした。</p><p>AIの登場は、求める人物像も見極めの手法も塗り替えつつあります。一方で3者が共通して語ったのは、採用チームづくりや採用広報といった「短期では効果が見えにくい投資」と、変化に飛び込む適応力の重要性でした。</p><p>まずは自社の採用ポートフォリオを、新卒・中途・副業のどの比重で描くか。その一歩を持ち帰っていただければ幸いです。</p>

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## [【イベントレポート】AIで変わるエンジニア採用の最前線〜スカウト返信率向上・面接自動化・スキル見極めの最新手法〜](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_56)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 鈴木 裕斗, 吉岡 駿
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>エンジニアの求人倍率は13倍を超え、スカウトを送っても返信が来ない、面接にリソースが割けない、スキルを正確に見極められない。そんな採用現場の悩みを抱える方は少なくないのではないでしょうか。</p><p></p><p>一方で、スカウトの作成、面接、スキルの見極めといった各工程に、AIが急速に入り込みつつあります。問われているのは、AIに何を任せ、人は何に集中すべきか、という役割分担の設計です。</p><p></p><p>2025年6月26日、株式会社overflow 代表取締役CEOの鈴木裕斗と、株式会社ギブリー 採用ソリューション事業部の吉岡駿様が登壇し、ギブリーの壺田氏がモデレーターを務め、「AIで変わるエンジニア採用の最前線」をテーマにした共催ウェビナーを開催しました。</p><p></p><p>本記事では、AIスカウトによる母集団形成の効率化、AIインタビューによる面接の自動化、コーディングテストとAI面接を組み合わせたスキル見極め、そして「AIと人間の役割分担」までをお届けします。</p><p></p><h2 id="h875af6c85d">エンジニア採用の現状とAI活用の必要性</h2><p>――壺田：まず鈴木様から、エンジニア採用の現状とAI活用の必要性について、目線合わせをお願いします。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/0ce16bf930ee4162baf4c6d5969840b0/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>鈴木：エンジニアを取り巻く採用のトレンドですが、日本の求人倍率は今も上がり続けていて、大体13倍・14倍くらいです。</p><p>鈴木：アメリカのAI関連求人は、2022年末くらいから一気に増え、今も上がり続けています。開発関係の求人を出す時に、必ず頭にAIがつくというのが最近本当に増えてきました。日本はまだ体感1/50くらいですが、徐々に増えています。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/7176393059b443f8b69ee2eb855ba965/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(1).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>鈴木：Microsoftが従業員の3%にあたる6000人の人員削減を発表したり、IntelやGoogleなどでも動きがあります。今日の朝もGemini CLIという、開発の生産性がさらに上がるリリースがありました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/bc36c8bcc4554f8f92061aa13d2da1cf/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(2).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>鈴木：こうした進化で、今いるエンジニアの仕事がなくなるのではという議論がシビアにされるようになり、レイオフという形で影響が出ています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/d5209730be3d4ee78bbd5c5c75ef14f7/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(3).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>――壺田：そうした中で、採用の手法はどう変わっているのでしょうか。</p><p></p><p>鈴木：エンジニア採用ではエージェントも引き続き利用されていますが、実態としてはダイレクトリクルーティングを使う企業が4割で最も多い。取りづらいエンジニアをエージェントに任せて待っていても紹介が来ず、採用計画が未達で終わる会社さんも多いです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/4e12e2abf32a420d97ebf132719acc77/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(4).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>鈴木：上位レイヤーのエンジニアほど、ダイレクトリクルーティングやリファラルで採用が決まっています。候補者がダイレクトリクルーティングに惹かれる理由は3つです。</p><p></p><p>鈴木：1つ目は、企業から直接「あなたとお話ししたい」という連絡が目につきやすいこと。2つ目は情報の非対称性の解消で、人を介すと自社の魅力がうまく伝わらない懸念があること。3つ目は時間価値の最大化で、ミーティングや電話を避け、スカウト中心のやり取りに寄っていることです。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/691c5ce1455f432e90cd77b8e9600399/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(5).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>鈴木：ただ、スカウトはとても工数がかかります。しっかり作り込むと2倍から最大20倍くらいまで返信率が変わるデータもありますが、その分たくさんの負荷がかかっているのが現状です。だからこそ、各工程でAI活用が求められ、進んでいます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/136795a3218943f78606845cc49db7be/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(6).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h2 id="h917036d7c4">AIで変わる母集団形成──求人生成とAIスカウト</h2><p>――壺田：では、テーマ1のAI活用した母集団形成の効率化について、具体的にお願いします。</p><p></p><p>鈴木：求人作成はほぼ実装されているケースが多いです。例えばOffersの機能では、企業情報やホームページのURLを入れて「AIで生成する」を押すと、魅力のデータを作ってくれます。これを求人に載せたり、スカウトで端的にして送ったりと活用が広がります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/4a16c0689c3d40f4b72021ffa3ffd323/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(8).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>鈴木：候補者が見る求人ページでも、長すぎてはいけないのでAI要約を入れ、端的に魅力を伝えています。将来的には候補者のデータに合わせて訴求軸が変わり、見る人によって変わる求人になる世界もありうると思います。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/8b0a4e35a6324284a01319411885542b/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(9).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p></p><h3 id="h21f4c70596">自動AIスカウトと自動リマインド</h3><p>鈴木：スカウトでは、自動AIスカウトという機能があります。使った時と使わない時の返信率データでは、AI自動スカウトは19%くらい、通常スカウトは12%くらいで、もう人間を品質でも超え始めている可能性があります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1a8abf0456234f138b780167da681fcd/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(10).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>鈴木：自動リマインドも入れています。エンジニアは1日に何通もスカウトを受け取るので、2通目・3通目を送ることで「この会社は自分を必要としてくれている」と伝わり、1通目に遡って返信が返ってきます。</p><p></p><p>鈴木：リマインドを行った場合と行わない場合で、12ポイントくらいの差が返信率に現れます。3通目まで自動で送れる設定をお勧めしています。</p><p></p><p>鈴木：テンプレートは、弊社の中で返信率の高い上位からピックアップしたもので、クライアントが自分で作って送っているものです。自動AIスカウトを使ったものは返信率14%と10%、使っていないものは13%くらい。クオリティの観点では、もう差が出なくなってきています。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/11e28ab188004470908f0696c86b7923/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(11).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>鈴木：ある企業様では、実際にAI自動スカウトを使って返信率が2.4倍になり、作業工数も大幅に圧縮できました。今は8割・9割くらいの企業様に、こういった機能を使っていただいています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/a4d46491d1574938a6f38b6b6cb083bc/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(12).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h3 id="h8d9df625a1">AIがスカウト文面を生成する仕組み</h3><p>――壺田：実際の自動AIスカウトの画面を見せていただけますか。</p><p></p><p>鈴木：AIテンプレートを選び、対象のエンジニアを選んで「AIで生成する」を押すと、作り始めます。左側に出ているのが候補者の職務経歴・レジュメ、もう一方が企業側の求人データで、その双方をAIが読みに行きます。人間がやっていることと一緒です。</p><p></p><p>鈴木：経歴と求人を読み、「転職を1年以内に考えている」といった点や、「エンジニアリングマネージャーとしてピープルマネジメントとインフラ管理も受ける」といった点を職務経歴から拾います。これが「なぜあなたにスカウトを送るのか」につながります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/e20eecdcc23e44e9b7fb3287d1e2a138/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(13).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>鈴木：エンジニア経験がない方でも、エンジニアリングナレッジを持ったスカウト文面が作れます。工数も大体8割削減でき、返信率も1.5倍になります。</p><h2 id="ha28748036c">AIスカウト運用のQ&amp;A──人の目と文面の差別化</h2><p>――壺田：事前にいただいた質問です。AIによるスカウト文面の最適化は、人の目とのすり合わせが必要な場面もありますか。そのまま固定して送るだけの運用は、まだ早い気もしますが。</p><p></p><p>鈴木：この機能を実装した当時（半年前くらい）は、LLMが嘘をつくケースがあり、必ず人が見る必要がありました。今はLLM自体の進化で嘘をつく頻度も減り、我々が複数のLLMでチェックを挟む仕組みを裏側で作っているので、かなり抑制できています。</p><p></p><p>鈴木：ほぼ今は、作られたものをそのまま送って違和感がない状態です。プラスアルファで言えば、人間が見たからこそ見えるレジュメの奥があります。</p><p></p><p>鈴木：この人はこういうところでキャリアに悩んでいるのではないか、次にこういうキャリアステップを描きたいのではないか、というのは人事や経営者の方の想像性が高い。そこを最後に少し加えると、より良いスカウトになります。</p><p></p><p>――壺田：もう1つ、みんなが同じ生成AIを使うと、文面もどの会社も同じようになる懸念が来ています。</p><p></p><p>鈴木：文面の内容は、情報とトーンの2つに分けられます。情報、つまりなぜあなたに送るか・求人・企業紹介は、その大元となる一次情報が全て違います。</p><p></p><p>鈴木：株式会社overflowと株式会社ギブリーでは、事業内容も社員のカルチャーも違うので、アウトプットは絶対に違うものになります。自社の事業情報をどれだけAIに入れ込めるかで差別化が図られるので、情報の差別化は気にしなくていいです。</p><p></p><p>鈴木：トーンは「AIが書いた風だな」というのがあるので、過去に送っているスカウトを学習させ、人事の方々のトーン（明るめか、カジュアルか、かっちりか）を学習させれば、違和感のないスカウトが作れます。それを全部やってくれるツールも、この後もう少し出てくると思います。</p><p></p><h2 id="hf369579a5e">AIインタビューで変わる面接の効率化</h2><p>――壺田：続いてテーマ2、AI活用による面接の効率化を、ギブリーの吉岡さんからお願いします。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/886cb89914894cf8955aa4c51d71625e/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(14).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>吉岡様：全体の採用課題として、競合に人材が流れる、応募はあるが選考に進まない、人事や現場のリソース不足で選考が長期化し入社後ミスマッチが発生する、などがあります。企業が挙げる採用課題のトップ2は、母集団不足が6割以上、マンパワー不足が4割近くです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/07d3b31799c44975b75931aa9b56dc19/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(15).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p></p><p>吉岡様：マンパワーが不足すると、単純に遅延が発生します。今の候補者は速さを重視していて、合格通知が1週間以上かかると志望度が45%以上下がり、離脱の可能性が高くなります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/6020dd11e72d44fbb7c6af6c0c269c83/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(16).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>吉岡様：マンパワーは特に初期選考で不足しやすい。エントリーシート1000名、通過率50%で一次面接500名、通過率30%で通過150名・不通過350名。面接や記録、準備まで含めると1人1時間以上かかり、不通過者だけで350時間ほど、成果につながらない時間になります。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/48ec675651b34afb8c6d1b4915521a20/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(17).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h3 id="he027e3ca40">AIインタビューの特徴</h3><p>吉岡様：そこで提供しているのがAIインタビュー、イメージはAI面接です。ポータブルスキルの分析・可視化ができるアナリティクスサービスで、ポイントは2つあります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1b5409084a254a79818e637e38292166/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(18).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>吉岡様：1つは、候補者が24時間365日いつでも受験できること。受験を1つ発行すれば当日中に1人で受験でき、土日や学生のアルバイト終わりにも受験できます。</p><p></p><p>吉岡様：もう1つは、候補者を多角的に分析したリッチなレポートです。3カテゴリー15項目のコンピテンシー評価と、企業独自の評価項目（企業理念やミッション・ビジョン・バリューに沿った軸）にも対応し、録画・要約・文字起こしも可能です。</p><p></p><h3 id="h6d14d1d29b">ギブリー自社事例と選考プロセスの再設計</h3><p>吉岡様：弊社の社内事例ですが、新卒採用で昨年9月からAIインタビューを導入しました。面接時間を84%削減、面接前後の作業時間を66%削減し、評価の一貫性・公平性も実現しています。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/9afc57042e5045cc92e34c35919babcd/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(19).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>吉岡様：前提として、ギブリーの新卒採用は今年、目標を3倍以上に設定しました。昨年度は20名採用でしたが、今年は60名以上を予定し、初任給も30〜60万に上げ、ビジネス職種も採用しています。</p><p></p><p>吉岡様：ただ新卒採用チームは3名体制で、面接担当は1名。ファネルから計算すると1800名ほどの面接が必要ですが、人力では難しい。役員やマネージャー層の日程を合わせると2〜3週間空く損失も生まれ、面接官が増えるほど評価基準もぶれやすくなります。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/0430fecfcb804a1da4ba4a14bb6521ec/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(20).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>吉岡様：そこで、候補者体験を向上させるため選考回数を4回から3回に変えました。1番目に会社説明とAI面接をセットにし、説明会90分のうち最初の60分が説明会、その後に希望者はリンクからその場でAI面接を受けます。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b0ac2463ba544a009044058c7ea052f5/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(21).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>吉岡様：人事面接がスキップでき、早ければ説明会の翌日に通知して選考を進められます。結果として面接時間84%削減（通常60分を、動画を見る10分に）、作業時間66%削減を実現しました。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/776f4c835cbd4658bdb7b46eda736432/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(23).png" alt="" width="960" height="540"></figure><h2 id="h0df7a75403">AI面接のハードルと運用の工夫</h2><p>――壺田：効率化の効果は大きい一方で、課題もあるかと思います。</p><p></p><p>吉岡様：おっしゃる通りで、まだハードルが高い状況です。企業側のハードルは、評価の納得性、つまり本当にAIで評価できるのかという点。次に候補者体験で、AI面接は冷たい・機械的すぎるというイメージを持たれる可能性です。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/6edd119f43c74555a4af46eeab54c04b/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(24).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>吉岡様：加えて、社内理解や運用体制の構築、セキュリティもハードルになります。候補者側のハードルは、AIとの会話に慣れていない、評価基準が不透明に感じる、フィードバックがない一方通行になる、といった懸念がゼロではありません。</p><p>吉岡様：なので、運用面の工夫を重視しています。AI面接のマニュアルを事前にお渡しして、候補者が安心して受験できる環境を整えます。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/76eca17288bf46829a9f93677fdb356d/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(25).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>吉岡様：特に重要なのが、なぜAI面接を使うのかをきちんと伝えることです。「あなたを公平に評価します」という意思表示や、「書類選考だけでは伝えきれないあなたの魅力をAI面接で伝えてください」という伝え方をすると、受け手のイメージがガラッと変わります。</p><p></p><h2 id="hfa6c5bb69a">AIで変わるスキル見極め──ハードスキルとソフトスキル</h2><p>――壺田：続いてテーマ3、AIを活用したスキルアセスメントとスクリーニングの効率化をお願いします。</p><p>吉岡様：スキルの見極めには、ハードスキルとソフトスキルがあります。ハードは技術的能力（プログラミング言語など）、ソフトは非技術的能力（コミュニケーション能力・チームワーク・協調性など）です。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/8117141f89e643c48a437dcc6d971e45/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(26).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>吉岡様：ハードスキルの評価では、実務スキルを早期に見極めたい、書類や面接だけでは実力が判断しにくい、という課題があります。弊社はコーディングテストでAIが実務力を採点したり、コードの構造を分析したり、スキルの傾向や適性予測も行います。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/47d3b2e32427431b80b8753106078cc3/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(27).png" alt="" width="960" height="540"></figure><h3 id="h55882795d1">ソフトスキルはAI面接で可視化する</h3><p>吉岡様：ソフトスキルは、初期面接で属人化しやすく、非対面の選考が増えて見抜きづらいポイントが増えています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/f0599b42f3114d71b9410fa84b923274/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(28).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>吉岡様：AI面接を使うと、録画回答をAIが分析し、思考力が何点なのかを評価したり、自社の優秀社員のデータとの差分や、自社にフィットするかをAIが予測できます。回答結果はレポート化され、思考力・マインド面・ビジネスらしさといったコンピテンシーの枠組みでスコアが出ます。</p><p></p><p>吉岡様：我々が大事にしている「ギブ＆ギブ精神」のようなオリジナル項目も評価できます。要約や文字起こしも見られ、次回面接用の質問案も出るので、二次面接で深掘りでき、コーディングテストとのクロス評価も展開できます。</p><p></p><h3 id="h064433604c">ハードスキルはコーディングテストで点数化する</h3><p>吉岡様：コーディングテストのTrackは、累計400社以上に導入いただき、受験者も今年の6月12日に100万人を突破しました。自社の候補者だけでなく全国平均と比べた水準も比較でき、問題は全体で千近くあります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/bbda2fd9c8324a5f9cf0940d77d44d0e/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(29).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>吉岡様：問題ジャンルは大きく4つで、知識を測るクイズ形式（ITリテラシーや生成AIの知識）、実務力・プログラミング力を測るコーディング問題、応用力としてデータサイエンティスト向けや機械学習のデータ分析問題などを用意しています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/daed2d5234ed4f3dae652116f2a03daa/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(30).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>吉岡様：採点結果が点数化されるので、エンジニア以外の方も判断しやすいという声を多くいただきます。このコーディングテストとAIインタビューを掛け合わせると総合評価ができます。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/3895a9bbfeb34ebf92b80537ac7504fe/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(32).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>吉岡様：例えばTrackテストを受けた方にAIインタビューのリンクを発行し、「どういう思考でコードを書いたか」というエンジニア目線の面接項目も作れます。点数で把握しつつ、コミュニケーション能力や思考プロセスをインタビューで回収し、総合的な評価を実現しています。</p><p></p><h2 id="hc54dc6405e">AIと人間の役割分担と、これからの採用</h2><p>――壺田：事前質問です。AIを面接化する中で、「これは人間がやるべきだ」と明確に線引きしている部分があれば教えてください。</p><p></p><p>吉岡様：AIと人間それぞれに得意分野があります。AIが得意なのは高精度・客観的な評価。人間が得意なのは意思決定や、人間の感情のケアです。</p><p></p><p>吉岡様：客観的な評価という点で、志望動機などの質問項目はAIを用いつつ、人間がやるべきポイントは、カルチャーにフィットするか、自社に来てもらえるような魅力付け・アトラクトです。そこはまだAIでは補いきれない領域なので、切り分けて活用いただくのがベストです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/888a3452de6c447e820f683a3bbd7834/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(33).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>――壺田：本日のまとめです。1つ目、市場背景として、エンジニア採用はリソース不足や競争の激化が引き続き常態化しています。</p><p></p><p>2つ目、AI活用の進展として、スカウト・面接・スクリーニングの各工程でAIが使えるようになってきました。スカウトを自動で作ってくれないかと考えていたのが2年くらい前ですが、あっという間にAIが代替してくれる時代が来ました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/80fcfc14ba6a4a7591e939309be2d607/20250626%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%20(31).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>3つ目、事例に共通する視点として、AIはあくまで代替ではなく、最終的な判断を下すのは人であり、人が向き合う時間を作る支援役として活用することが重要です。</p><p></p><p>4つ目、これからの採用に対しては、精度や効率化をAIで高めることに加えて、企業も候補者も納得感や候補者自身の体験を、今までと同じように、あるいはさらに向上させていけるよう、AIをどう活用できるかが今後のテーマです。</p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p>エンジニア採用の難化が続く中で、AIはスカウト・面接・スキル見極めの各工程に、すでに実務レベルで入り込んでいます。AIスカウトによる返信率の向上、AIインタビューによる面接時間の大幅削減、コーディングテストとAI面接を組み合わせた総合評価。これらはもう「これから」ではなく「今」の手法です。</p><p></p><p>一方で、両社が共通して語ったのは、AIは代替ではなく、人が候補者と向き合う時間を作る支援役だということでした。最終的な意思決定、カルチャーフィットの見極め、候補者を惹きつけるアトラクトは、人にしかできません。</p><p></p><p>まずは自社の採用のどの工程から、AIに任せる部分と人が磨く部分を切り分けるか。その一歩を持ち帰っていただければ幸いです。</p>

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## [【イベントレポート】なぜ、あの採用は失敗したのか？しくじり事例から紐解く経験者採用の“勝ちパターン”とは](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_55)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 久松 剛, RIKU
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>採用したはずの人材が早期に離職した、思ったようなパフォーマンスが出なかった。そんな「採用の失敗」を経験したことのある採用担当の方は、少なくないのではないでしょうか。</p><p></p><p>問題は、その失敗の多くが「経歴は良かったんだけど」「嫌な予感はしたんだよね」という感覚的な振り返りで終わってしまうことにあります。失敗を定義し、損失を可視化し、再現性のある対策に落とすこと。ここに経験者採用の勝ち筋があります。</p><p></p><p>2025年6月23日、合同会社エンジニアリングマネージメント代表の久松剛様をスピーカーに迎え、株式会社overflow Offers事業部 Sales EvangelistのRIKUがモデレーターを務め、本ウェビナーを開催しました。</p><p></p><p>テーマは「なぜ、あの採用は失敗したのか？しくじり事例から紐解く経験者採用の&quot;勝ちパターン&quot;とは」です。20社以上のIT組織づくりを支援する久松様に、しくじり事例から勝ち筋を伺いました。</p><p></p><p>本記事では、採用失敗の定義とELTVによる損失の可視化から、早期離職を生む3つのミスマッチ、スキル・カルチャー・ストレス耐性それぞれの対策、リファレンスチェックの落とし穴、そして「違和感」の扱い方までをお届けします。</p><h2 id="h33a1acb060">採用の「失敗」をどう定義するか──ELTVで損失を可視化する</h2><p>――RIKU：本日は「しくじり事例から紐解く経験者採用の勝ちパターン」がテーマです。まず久松様から、採用の失敗をどう捉えるか、というところからお願いします。</p><p></p><p>久松様：良くない組織では、短期離職した、思ったようなパフォーマンスが出なかった、というところで愚痴を言い合って終わってしまいます。もっと悪いと、飲んで忘れる。これは論外です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/162220b0b68a4b6193a63dfbb17d573e/20250623_%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AE%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AF%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%98%E3%82%8A%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%20%E7%B5%8C%E9%A8%93%E8%80%85%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E3%83%91%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E2%80%9D%E3%81%A8%E3%81%AF.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>まず「どういう状況を失敗とするのか」という定義から始めましょう、というのが出発点です。</p><p>振り返りでありがちなのが、「パフォーマンスが悪かった」「経歴は良かったんだけど」「2人のうち1人の面接官の評価は高かったんだけど」と、だんだん要因が多になっていくことです。</p><p></p><p>ここでのポイントは、感覚で振り返っていないか、候補者や面接官のせいにしていないか、です。採用の失敗ではそうなりがちなので、まず振り返りの仕方そのものから見直しましょう。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/7105feabcde54abe8598bc86e934624b/20250623_%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AE%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AF%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%98%E3%82%8A%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%20%E7%B5%8C%E9%A8%93%E8%80%85%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E3%83%91%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E2%80%9D%E3%81%A8%E3%81%AF%20(1).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>――RIKU：失敗を測る物差しのようなものはあるのでしょうか。</p><p></p><p>久松様：1つの考え方がELTV（従業員生涯価値）です。入社時は採用コストがかかり、オンボーディングで周囲の手助けを借りるので、バリューはマイナスからスタートします。</p><p></p><p>そこから立ち上がってプラスマイナスゼロを過ぎ、オンボーディング完了でタスクを消化できるようになり、やがて成果が最大化します。その後、退職を考え始めるとバリューが落ち、退職する頃にはゼロに戻ります。</p><p></p><p>構成要素は、横軸の在籍期間と、縦軸の在籍中のバリューです。営業職なら「いくら売り上げたか」が縦軸で分かりやすい。エンジニア職はアウトプットの金額換算が難しいので、マーケティング組織を巻き込んで見積もったり、インパクトの指標で確認したりしてもいい、という話をよくしています。</p><p></p><p>――RIKU：そのバリューって、なかなか見えづらいですよね。なんとなく長くいてくれたらいいかな、ぐらいが最初は多い気がします。</p><p></p><p>久松様：そうなんです。特に事業会社の間接部門だと、さらに分からなくなります。そうなると、短期離職するよりは長期離職の方がマシか、という発想にまで落ちていくところは正直あります。だからこそ、まず失敗の定義を持つことが出発点になります。</p><p></p><h2 id="h48c6248712">早期離職を生む3つのミスマッチ──スキル・カルチャー・ストレス耐性</h2><p>――RIKU：採用失敗の中心にある早期離職は、どう分解できるのでしょうか。</p><p>久松様：早期離職の要素は、スキルミスマッチ、カルチャーミスマッチ、ストレス耐性の3つに分類されます。いろんな現場を見てきましたが、だいたいこの3つに収れんします。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/f1f2d7233a84440eae6ebb1f810713e6/20250623_%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AE%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AF%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%98%E3%82%8A%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%20%E7%B5%8C%E9%A8%93%E8%80%85%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E3%83%91%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E2%80%9D%E3%81%A8%E3%81%AF%20(2).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>――RIKU：そもそも、どれくらいの期間でやめると「早期」と呼ぶのでしょうか。</p><p></p><p>久松様：採用支援の際に必ず「どれぐらいの期間だと早期離職と呼びますか」と聞くのですが、多くの会社さんが「1年未満が2社以上続くと怪しい」と言います。</p><p></p><p>私の感覚では、1ヶ月・3ヶ月でやめているのは、絶対に何かわけありなのではないか、と警戒モードに入ります。1年未満が続く場合も要注意で、後でフラグが立つことが多い。こうした状態を、ここでは採用失敗と定義します。</p><p></p><p>久松様：もう1つ見落とされがちなのが、早期離職そのもの以外のマイナス、つまり既存社員への影響です。採用の失敗は、入った本人だけでなく、周囲の士気や組織にまで及びます。</p><p></p><h2 id="hd0adc82d3a">既存社員を壊す採用失敗──ブリリアントジャークと「ハーメルンの笛吹き男」</h2><p>――RIKU：既存社員への影響とは、具体的にどんなものでしょうか。</p><p>久松様：よく見るのが、ネガティブな言動による士気の低下です。「前職ではこうだったのに、現職ではダメだ」と言う人がいますが、だったら前職に帰れよ、とみんな思うわけです。適応ができないと、そうなってしまいます。</p><h3 id="hf8ffac93c8">アウトプットは優秀でも組織を壊す「ブリリアントジャーク」</h3><p>久松様：シニアエンジニアやマネージャー以上でよく見るのが、組織破壊です。エンジニア界隈では「ブリリアントジャーク」と呼ばれます。</p><p></p><p>私が経験したのは「クイズおじさん」で、若手に「君これ知ってる？」とクイズを出題するんですね。最初は若手も答えるのですが、だんだん「君はそんなことも知らないのかね」とマウントが始まり、メンタルを病んでいきます。</p><p></p><p>アウトプット自体は、品質のいいソースコードや美しい設計でプラスなのですが、それを理由に若手が離職・休職すると、この人を置いたままでいいのか、という話になりやすい。これがブリリアントジャークです。</p><p></p><p>――RIKU：学ぶことよりも教えることが増えるタイプの人ですね。一定数いますよね。</p><p></p><p>久松様：そうです。最近は若い人でもいます。外部から仕入れた知識をもとに組織の否定に入り、みんなが病んでいく。承認欲求と顕示欲の扱いが上手でないと、そうなってしまいます。</p><h3 id="h2ccba6054b">チームごと引き抜く「ハーメルンの笛吹き男」</h3><p>久松様：3つ目が、複数の社員を連れてリファラルでいなくなる、というものです。これを私は「ハーメルンの笛吹き男」と呼んでいます。</p><p></p><p>実際にあったのが、CTO補で入社した人が、何をすればCTO候補になれるかを合意せずに働いていて、いつまでもCTOにしてくれないと激怒してやめたケースです。その後、懐いていた手練れのエンジニア3人を引き連れて抜けていきました。</p><p></p><p>後日談として、数年後にビズリーチで調べたら、実績に「前職から3人引っ張ってリファラル成功」と書いてあったんですね。危ない人は前回も同じことを繰り返すんだ、と痛感しました。</p><p></p><p>久松様：これは大手でもよくあります。ある外国籍を多く採る会社さんから1年半で15人リファラルした人もいて、1人当たりの賞与が60万円なら、リファラルだけで1年半に900万円を持っていった計算になります。</p><p></p><p>1人だけ早期離職するのは構わないのですが、周囲を巻き込まないでほしい。信用の厚いリーダーがチームごと抜けると、分かりやすく戦力ダウンになります。</p><p></p><h2 id="haf715824ac">スキルミスマッチを防ぐ──スキルアセスメントと生成AIカンニング対策</h2><p>――RIKU：では3つのミスマッチを順に伺います。まずスキルミスマッチはどう防ぐのでしょうか。</p><p></p><p>久松様：エンジニアでよくあるのが、スキル不足で戦力化しないというところです。エンジニアのQCD（品質・コスト・納期）でいえば、品質と納期が欠けている状態だったりします。</p><p>他の業種でも、財務経理担当なのに簿記が通じない、かつて簿記3級を取ったけれどすっかり忘れて役に立たない、といった話はよく聞きます。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/7adc54eeb1574672abd69ae07ec9369a/20250623_%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AE%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AF%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%98%E3%82%8A%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%20%E7%B5%8C%E9%A8%93%E8%80%85%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E3%83%91%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E2%80%9D%E3%81%A8%E3%81%AF%20(3).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h3 id="h95152c4f13">スキルアセスメントの手法とツール</h3><p>久松様：ITエンジニアだと、スキルアセスメントという形で、面接プロセスの一環でスキルを確認します。今は手法が多様化しています。</p><p></p><p>1つは、プログラミングの宿題を出して提出してもらい、なぜそう書いたのかをインタビューする方法で、だいたい1時間〜1時間半取ります。今まで書いたソースコードで自信のあるものを出してもらう形や、画面共有でのライブコーディングもあります。</p><p></p><p>――RIKU：ある程度、定量化しつつ判断できる形でミスマッチを解決していく感じですか。</p><p></p><p>久松様：今の3つは、どちらかというと定性的に近いところがあります。定量的なところでいくと、スキルアセスメントツールです。</p><p></p><p>日本だとギブリーが出しているTrackやHireRoo、海外だとインドのiMochaやHackerRankがあり、分かりやすくスコアを出せます。もう少し安価に済ませたいなら、paizaにやらせてスコアを出させる、というあたりが考えられます。</p><p></p><p>――RIKU：これも、ちゃんとやっている会社さんとそうでない会社さんで差が出ますよね。お金もかかると思うので。</p><p></p><p>久松様：そうですね。例えばSESの会社さんでいい加減なところだと、入社後の活躍よりも、とりあえず案件に放り込めばいい、という発想になりがちです。</p><p></p><p></p><p>上の方の人たちがスキルのレベル感を分かっていない状況だと、実際のコーディングやインタビューをすっ飛ばして「この技術やってたんですね、ええ」ぐらいで終わる。だいたいそういうところでミスマッチが起きます。</p><p></p><h3 id="h69ead17bcd">営業職の見極めも同じ構造</h3><p>――RIKU：営業でも同じことがあるかなと思っていて、個人か法人か、無形商材かどうかで全然変わってきますよね。</p><p></p><p>――RIKU：私からよく外資系で使う質問の形式で、状況確認・何をどう思った結果どうなったのか、というインタビューを通じて、再現性のある考え方やポータブルスキルを確認しています。ただ1個ずれると、ほぼ初めてという方も多く、すごく難しい職種です。</p><p></p><p>久松様：本当に難しいですよね。スタートアップで営業組織が伸び悩むところは、だいたいそこで行き詰まっている感じがします。そういうタイプの売り物を売ってこなかった、というケースですね。</p><p></p><p>――RIKU：ITはソリューション解決型が多いので、要件をヒアリングして自社サービスに紐づけて的確に質問する能力が、人によって全然違うんですよね。</p><p></p><p>久松様：「この質問を10個しなさい」とお題的にだけ出して売れるならいいのですが、なかなかできない。おそらくシナリオベースで質問したり、仮想のセールスをやらせたり、そんな工夫を含めて必要なのでしょうね。</p><p></p><h3 id="h0c18972cf8">生成AIによるカンニングにどう向き合うか</h3><p>久松様：エンジニアという観点で今どうしても無視できないのが、生成AIによるチート・カンニングです。就活生や大学生も普段の課題提出から使いまくっているので、やっている人が多い。</p><p>ある程度見慣れると「これはAIを使ったコードだな」と分かりますが、限界がありますし、面接官にそこまでのスキルが求められない会社さんもあるので、結構大変です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/90e30ae3b07e4bfe863b4e3c061a4a9a/20250623_%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AE%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AF%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%98%E3%82%8A%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%20%E7%B5%8C%E9%A8%93%E8%80%85%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E3%83%91%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E2%80%9D%E3%81%A8%E3%81%AF%20(4).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>久松様：対策の1つは、スキルアセスメントツールで、カンニングが疑われるものはスコアを下げたり、途中で強制終了したりする機能を使うことです。</p><p></p><p>例えば、Webブラウザで画面を切り替えたりコピペしたりすると終了する。インドのiMochaは対策がめちゃくちゃ激しくて、視線が怪しくないか、後ろに本人以外が映っていないか、というところまで見るツールもあります。</p><p></p><p>――RIKU：もう、不正が起こること前提で対策する、という感じですね。</p><p></p><p>久松様：そうですね。もう1つはインタビューで、なぜこの構成にしたのかを深掘りすれば、答えられるかどうかでジャッジできます。</p><p></p><p>一方で、どうせ業務で生成AIを使うのだから共存してもらっていい、という考え方もあります。ツールでいえば、ギブリーのTrackはカンニング検知の側、HireRooは「AIを使っていい、業務でも使うのだから」という側に近い。</p><p></p><p>アウトプットを作ってもらい、なぜそうしたのかをインタビューで担保する使い方も広がっています。</p><h2 id="hdead12f694">カルチャーミスマッチを防ぐ──言語化と構造化面接</h2><p>――RIKU：2つ目のカルチャーミスマッチは、いかがでしょうか。</p><p>久松様：これも「なんか違う」と感覚的になる会社さんが多いのですが、言語化した方がいいです。まず価値観のフィットで、ミッション・ビジョン・バリューや行動規範からずれていると、ミスマッチだね、となります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/ea0c53efb586469591cdcb70c51cdde7/20250623_%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AE%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AF%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%98%E3%82%8A%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%20%E7%B5%8C%E9%A8%93%E8%80%85%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E3%83%91%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E2%80%9D%E3%81%A8%E3%81%AF%20(5).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>久松様：あとは、入った後に完全に孤立して馴染めないケース。本人のコミュニケーション力の問題なのか、受け入れ側の問題なのか。最近は、ずっとリモートワークで顔を合わせずオンボーディングが始まり、前からの顔見知り以外に馴染めなかった、という話もよくあります。</p><h3 id="h9d8e0ddfa3">「踏み台」フリーライドを見抜く</h3><p>久松様：3点目が、未経験でありがちなのですが、YouTubeや情報商材、転職系のアフィリエイターの「合わなければ1年でやめればいい」という意見を信じて、最初から踏み台で入ってくる方です。</p><p></p><p>特にひどかった時は、素直そうだったので育ててあげようと採用したものの、4ヶ月でやめて、「俺は4ヶ月でやめて、今フリーランスでこんだけもらってるぜ」というXアカウントが誕生したこともあります。</p><p></p><p>そこに元々受け入れた社長が「これうちの元社員です」と出てくる、というところまでありました。これはカルチャーミスマッチというより、フリーライドと言われます。</p><p></p><p>――RIKU：営業職でも、スタートアップと大手を行き来する中でそういう人がいます。結局、何を求めて入るのか、というところがないんでしょうね。</p><p></p><p>久松様：大手でそれなりの業績を上げた人が、スタートアップに行くと環境の違いでローパフォーマーに分類され、また大きな会社に戻ると生き返る、というパターンもよくあります。自分がどんな状況でパフォーマンスを出せるかの理解が足りていないんですね。</p><p></p><h3 id="h7f0f043a02">構造化面接で「誰が面接しても一定品質」に</h3><p>久松様：対応例としては、簡易な構造化面接をお勧めしています。自社の価値観を軸にした面接質問の必須化です。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/5a38b3d5bced458d85d7c9804f38bbe6/20250623_%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AE%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AF%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%98%E3%82%8A%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%20%E7%B5%8C%E9%A8%93%E8%80%85%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E3%83%91%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E2%80%9D%E3%81%A8%E3%81%AF%20(6).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>面接でありがちなのが、面接官になんとなく質問させていること。そこで「必ずこの質問を聞いてください」というものを、例えば3問ほど、ATS（採用管理システム）のテンプレートに入れて抜け漏れないようにします。</p><p></p><p>久松様：構造化面接は元々アメリカで流行ったものです。日本の面接はファジーで、面接官を増やし複数の目で見ることで質を担保しますが、構造化面接は誰が面接しても一定のクオリティを担保できるよう仕組み化します。</p><p></p><p>久松様：書籍『ワーク・ルールズ！』で紹介されているPBIという、米国退役軍人省の面接マニュアルがあり、登録するとExcelでダウンロードできて、中途向けに約80問、新卒向けに約50問あります。</p><p></p><p>元々軍人向けでマッチョなので、私はそれを和らげ、お客さんが大切にしているミッション・ビジョン・バリューをピックアップしてアレンジします。ポイントは、軸に沿った質問内容と、どのレベルなら何点かを明確にすることです。</p><p></p><p>久松様：例えば対人影響力なら、意見が衝突した時にどう解決したか。ベストは、互いの立場を尊重し、背景を整理しつつ第三者的なデータも用いて、事業として前向きに着地する回答。スコアの低い側に「論破する」がくる、というイメージです。</p><p></p><p>――RIKU：構造化面接は難しいと思っていて、僕らはChatGPTに「これを大事にしたいので、どんな質問をしたらいいか」と聞くと結構バーっと出てくるので、それをうまく使う手もありますね。</p><p></p><p>久松様：それも全然いいと思います。適性検査やリファレンスチェックのツールによっては「次はこう質問してください」と出るものもあるので、必須にすると保険的にいい方に働きます。</p><h2 id="hc5a9e36e0f">ストレス耐性とリファレンスチェックの落とし穴</h2><p>――RIKU：3つ目のストレス耐性のミスマッチは、どう見極めればいいでしょうか。</p><p>久松様：入社前からストレス耐性が低かった、今の現場が辛すぎて、休みもせずに入ってきて最初のオンボーディングで潰れてしまう、というケースがあります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/e4d06b262b964dca881eccf8e3d5507d/20250623_%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AE%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AF%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%98%E3%82%8A%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%20%E7%B5%8C%E9%A8%93%E8%80%85%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E3%83%91%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E2%80%9D%E3%81%A8%E3%81%AF%20(7).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>久松様：もう1つが、年収を伸ばすために背伸びして、上位の会社や慣れない仕事に行くパターン。プロジェクトマネージャーがコンサルティングファームに入って「君はこれからコンサルだ」と言われると全然違う仕事になり、ケーパビリティを超えてやめになります。</p><p></p><p>――RIKU：物理的なストレスだけでなく、期待値から来るストレスですね。</p><p></p><p>久松様：そうですね。ある外資系コンサルの方に、SIerからコンサルに入る人は大丈夫ですかと聞いたら「ダメです」と。年収をジャンプアップするものの、それに見合うバリューを出せず、申し訳なくなってやめるらしいんです。</p><h3 id="h4bc1984e11">適性検査は3つ試して選ぶ</h3><p>久松様：これに対しては適性検査です。星の数ほどあるので、良さそうなものを3つほど、正式導入前に試用できることが多いので、社員で試すことをお勧めしています。</p><p>それを部長以上のレイヤーで確認し、一番しっくりくるものを導入する。言葉としてはよく聞きますが、対策をやっている会社は意外と多くありません。</p><p>――RIKU：言葉としてはよく聞くのに、対策をやっている会社をあまり知らないんですよ、正直。</p><p>久松様：「自分たちと同じような人なら大丈夫」と別の評価基準で決めていることもあります。ただ感覚的なので、再現性という点では、門番のような人がたまたま選考から外れた時に、外れが入りやすいですね。</p><h3 id="h13a6263ee4">リファレンスチェックの落とし穴</h3><p>久松様：リファレンスチェックも流行っていますが、結果を信じすぎるのは危険です。以前、100点満点中95点の方が来て、執行役員も現場も人事も諸手を挙げて合格にしたのですが、パフォーマンスが出ず3ヶ月と1日でやめました。</p><p>大反省会で見ると、その方は回答者に上司が入っておらず、みんな部下だったんです。どうやら買収したらしい。これは金銭だけでなく、いい食事を奢るようなものも含まれます。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/372e28804e4e49a29014306ae2a0825a/20250623_%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AE%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AF%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%98%E3%82%8A%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%20%E7%B5%8C%E9%A8%93%E8%80%85%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E3%83%91%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E2%80%9D%E3%81%A8%E3%81%AF%20(8).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>久松様：誰が回答しているのか、内容が無難すぎるものばかりでないか、は判断基準になります。候補者が「リファレンスチェックはいらない」と渋る場合も、上司と同僚で2人ほしいと頼んで、あだこうだと拒むなら、ちょっと怪しいと見ていい。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/fdd516811377409d94107cd0887506d6/20250623_%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AE%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AF%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%98%E3%82%8A%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%20%E7%B5%8C%E9%A8%93%E8%80%85%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E3%83%91%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E2%80%9D%E3%81%A8%E3%81%AF%20(9).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>久松様：すごく昔の特定の会社のメンバーしか依頼しない方も怪しいです。買収しているか、パフォーマンスの出ない数社が続いた可能性があります。職歴詐称が紛れることもあるので、過信は禁物です。</p><p></p><h2 id="hec95b69900">「違和感」をどう扱うか──言語化と組織合意</h2><p>――RIKU：見極めの最後に、面接官が抱く「違和感」の扱い方を伺います。</p><p>久松様：面接官の誰か1人でも言い知れない違和感を感じたら、それを強い気持ちで尊重してお見送りする。これは鉄則にした方がいいです。複数の目でフィルタリングする、実に日本的な面接のいいところです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/4db2d2b9ec1f46b6b31f62378b1236c2/20250623_%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AE%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AF%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%98%E3%82%8A%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%20%E7%B5%8C%E9%A8%93%E8%80%85%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E3%83%91%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E2%80%9D%E3%81%A8%E3%81%AF%20(11).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>久松様：オフラインの会食を踏まえた人物面のすり合わせも、特にVPクラス・マネージャー以上では必ずやった方がいい。私の友人は、会食の結果として内定がなくなった方もいます。</p><p></p><p>――RIKU：僕も会食で落ちたことがありますよ。「なぜか違和感を感じた」と。僕も「違和感を感じた」と返しましたけど。</p><h3 id="ha32da5e846">違和感を言語化し、組織で合意する</h3><p>――RIKU：視聴者からも質問が来ています。1人でも違和感を感じたら不合格にすべきという考えだが、その違和感をどう言語化して社内を説得するかが難しい、と。</p><p></p><p>久松様：最初に「誰かが違和感を感じたら、その瞬間にお見送り」と強い心で合意しておくと、問題になりにくい。一方で「なぜこんないい人がダメなのか」を言語化しないとダメな組織もあります。</p><p></p><p>久松様：多くの場合、違和感を感じた瞬間から言語化は始められます。この質問にこう返ってきて点がずれた、会ったら目が泳いでいた、など。最近は「品質向上のため録画していいですか」という会社も増えています。</p><p></p><p>久松様：それをみんなで振り返り、「確かに変だよね」あるいは「これはこういう意味だからいい」と。その場は1回通しつつ、もう1回面談を挟んで確認する。これはよろしいかなと思います。</p><p></p><p>――RIKU：誰かの違和感は、逆に言うと自分にないものだったりするので、個人の違和感が組織の違和感になるかは別問題かなと。現場では違和感でも、会社にとっては良いインサイトで、あなたが反応しているだけ、とも見れる。一旦、次の選考で上の役者に確認してもらうのもありかなと。</p><p></p><h3 id="h7fae914ff5">会食で深掘りし、記録して評価する</h3><p>久松様：どうしても聞きにくいガードの硬い人には会食です。終わった後、帰り道が長いと、積極的にご一緒しながら聞きたいことを聞きます。</p><p></p><p>久松様：最近ご入社された方も、希望給与が相場より低く、なんとなく元気がない違和感があったので聞いたら、「実家を相続したので衣食住に困っていない」と。お子さんもおられず、確かに、と違和感が収束し、今ご活躍いただいています。</p><p></p><p>――RIKU：違和感を感じたら記録しておき、それが個人1人へのペインなのか、組織へのペインなのかを後で評価して決めるのがいい、ということですね。</p><p></p><p>久松様：そうです。一番良くないのが「あの時、違和感を感じていたんですけど、やっぱりダメでしたね」という失敗後の振り返り。文句があるなら先に言え、という話です。「俺は違うと思ってた」は一番かっこ悪く、利益にもならないので、違和感があれば言う。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/0a1e151ece3d4a5495199e4fa4430a72/20250623_%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AE%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AF%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%98%E3%82%8A%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%20%E7%B5%8C%E9%A8%93%E8%80%85%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E3%83%91%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E2%80%9D%E3%81%A8%E3%81%AF%20(11).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>久松様：採用の失敗は、みんなが不幸になります。人材紹介は45%が相場になり、会社によっては50〜60%払うので、その分が削られます。候補者も、短期離職でキャリアを無駄に重ねることになります。だからこそ、厳選に再現性を求めましょう、というのがまとめです。</p><p></p><h2 id="h7d82b73c4c">視聴者Q&amp;A──面接1回での人物トラブルと「踏み台採用」の見抜き方</h2><h3 id="h12f26aaf84">面接1回での人物トラブルを減らすには</h3><p>――RIKU：面接は1回しか行えず、違和感の判断が個人的になり、入社後に人物面のトラブルが起きる。人数を増やせない事情がある中で、どうアプローチすればミスマッチを減らせるか、という質問です。</p><p></p><p>久松様：まず、面接が1回しかないのがまずいのですが、原因が大手人材紹介会社の「ワンデーで内定を」という交渉なのか、自社のリソースなのか。対策として、複数の面接官に同時に出てもらうのが1つです。</p><p></p><p>久松様：そこで違和感があれば記録し、すぐ内定ではなく「もう1回プロセスを設けていいですか」と後出しで面談を追加し、払拭できたら次に進む。人材紹介会社にも「面接が1回増えるかも」と言っておくと、うまく候補者に伝えてくれます。</p><p></p><p>――RIKU：組織である以上、現場の一緒に働く人と、経営者クラスとで2回やるとか、会食を1回挟むのもいいかもしれません。今気づいているトラブルの要因が見えてくるかもしれない。</p><p></p><p>久松様：いいですね。トラブルは掘っていくといい。リファレンスチェックで担保できるものもありますし、フリーランスで犯罪歴が後から出ることもあります。</p><p></p><p>久松様：人材エージェントもそこまで掘らないので、自社で日経テレコンを契約して名前を検索してみる。CFOなど金絡みだと、ヘッドハンターが裏メニュー的に興信所で身辺調査する、というところもあります。</p><p></p><h3 id="hcee7e860e9">「踏み台採用」をどう炙り出すか</h3><p>――RIKU：もう1問。ミスマッチとして、最初から自社を踏み台にするつもりの方を、どう炙り出すか、という質問です。</p><p></p><p>久松様：いくつかあります。2019年・2020年はプログラミングスクールが盛んで、「エンジニアは楽でいいかも」と転身した人がいます。その時期にエンジニアになった経歴があると、ちょっと警戒します。</p><p></p><p>久松様：「何を見てエンジニアになろうと思いましたか」ときっかけのメディア名を、「どこで勉強しましたか」とスクール名を聞き出す。悪評の高いスクールは「名前を言うと落ちる」と回っているので、言わないと逆に怪しい、というのもあります。</p><p></p><p>――RIKU：営業職では、踏み台という野心はあってもいいのですが、「働く理由」「何を持って働くか」をダイレクトに聞きます。お金か、事業か、プロダクトか、人か。踏み台でもいいけれど、長く踏んでほしいので。</p><p></p><p>久松様：もう1つが「3年後どうしたいですか」という質問です。むちゃくちゃ素直な人だと「次の会社に転職したいです」と言います。せめて「うちの会社で何をやりたい」と言ってほしい。今回入る会社が将来の延長線上にあるかを確認すると、期待値調整込みで見極められます。</p><p></p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p>採用の失敗は、感覚や愚痴で終わらせた瞬間に再発します。まず失敗を定義し、ELTVで損失を可視化し、早期離職を生むスキル・カルチャー・ストレス耐性のミスマッチを、それぞれの仕組みで防ぐ。これが経験者採用の勝ちパターンでした。</p><p></p><p>スキルアセスメント、構造化面接、適性検査、リファレンスチェック、そして「違和感」を言語化して組織で合意すること。いずれも狙いは同じで、属人的な勘を、再現性のある見極めに変えることにあります。</p><p></p><p>採用の失敗は、企業も候補者もみんなが不幸になります。まずは自社の選考のどの工程に「定義」と「記録」を持ち込むか。その一歩を持ち帰っていただければ幸いです。</p>

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**公開日**: 2026-06-18
**著者**: 鈴木 裕斗
**カテゴリ**: 採用

<p>エンジニア採用媒体は、求人広告・スカウト媒体・人材紹介・採用管理ツール・AI RPOの5つのカテゴリに整理でき、自社の採用人数・予算・社内リソース・ターゲット層から逆算して選ぶのが基本です。数十種類の媒体が乱立するなかで「どれを選べばよいか」は採用担当者の最大の悩みになりがちです。ManpowerGroupの2026年調査では、日本の雇用主の84%が「人材確保が困難」と回答し、最も確保しにくいスキルとしてAI関連が初めてトップに立ちました。</p><p>エンジニアは転職潜在層が厚く、求人広告で待つだけでは出会えません。媒体を入れても、スカウトや返信対応を社内で回しきれなければ成果は出ない。だからこそ、媒体を選ぶ前に「自社の条件に合うカテゴリはどれか」を見極める必要があります。本記事は、エンジニア採用媒体を①エンジニア特化型のダイレクトリクルーティング（DR）②総合型DR③IT特化エージェント④採用管理ツール（ATS）⑤AI RPOの5カテゴリに分け、各媒体の登録者数・料金・返信率を一次データで比較しながら、自社に合う媒体を見極める判断軸を整理しました。</p><h2 id="h82ee9f01d1">エンジニア採用媒体とは、5つのカテゴリと全体像</h2><p>エンジニア採用媒体とは、エンジニアの母集団形成からスカウト、選考管理までを支えるサービスの総称で、性質の異なる5つのカテゴリに分かれます。媒体を比較する前に、まず「媒体には種類がある」ことを押さえる必要があります。求人広告からスカウト、人材紹介、採用基盤まで、役割の違う選択肢を1つの地図にまとめると、自社がどこから検討すべきかが見えてくるはずです。</p><h3 id="h644a331873">エンジニア採用媒体の5カテゴリ（特化型DR・総合型DR・エージェント・ATS・AI RPO）</h3><p>エンジニア採用媒体は、次の5つのカテゴリで整理できます。</p><ol><li>エンジニア特化型の求人媒体・スカウト（DR）。GreenやFindyなど、スキル可視化に強くエンジニアの母集団に直接アプローチできる媒体</li><li>総合型スカウト媒体（DR）。ビズリーチやdodaダイレクトなど、大規模データベースからハイクラス・即戦力を狙う媒体</li><li>IT特化型の人材紹介エージェント。レバテックキャリアやGeeklyなど、専門エージェントが候補者を紹介するサービス</li><li>採用管理システム（ATS）・採用サイト。媒体そのものではなく、応募者を一元管理し採用を支える基盤</li><li>AI RPO。AIスカウト生成と運用代行を一体で提供する、リソース不足企業の「第5の選択肢」</li></ol><p>競合する比較記事の多くは「求人広告・DR・エージェント」の3分類で止まり、Offersのようなサービスを業務委託特化などに雑に振り分けてしまいます。実際には、媒体を入れたあとの運用工数まで含めて考えると、ATSとAI RPOを加えた5カテゴリで捉えたほうが選択を誤りにくくなるでしょう。</p><h3 id="h31d63072e5">なぜエンジニア採用は媒体選びが難しいのか</h3><p>エンジニア採用で媒体選びがつまずきやすいのには、3つの構造的な理由があります。</p><p>1つ目は、転職潜在層の厚さです。優秀なエンジニアほど積極的に転職サイトへ登録しておらず、オープン市場に出る前に決まってしまうのです。エンジニア向けスカウトサービスを運営するLAPRAS（ラプラス）の調査では、エンジニアの67.4%が転職潜在層だとされています。求人広告で「待つ」だけでは出会えない層に、スカウトでどう声をかけるか。ここが最初の関門になります。</p><p>2つ目は、スキルの可視化が媒体ごとに異なる点です。GitHubの活動履歴や技術スコアを見られる媒体もあれば、職歴情報しか分からない媒体もあります。母集団の質を見極める指標が媒体によって変わるため、横並びの比較がしにくいのです。</p><p>3つ目は、媒体を入れても「運用しきれるか」が成否を分ける点です。スカウト送信や返信対応の工数を社内で担えなければ、契約しても成果が出ません。HR総研の調査では、160社のうち約9割がITエンジニアの採用目標を達成できていないと報告されています。媒体選びは、運用体制とセットで考えるべきものです。</p><p>この難しさの背景には、需給ギャップの大きさがあります。dodaのデータでは、2024年7月時点のITエンジニアの転職有効求人倍率は11.93倍でした。厚生労働省の調べでも、情報処理・通信技術者の新規求人倍率は3.06倍と、全職種平均1.92倍の約1.6倍に達しています。経済産業省が2019年に公表した試算では、IT人材の不足が2030年に最大79万人へ拡大するとされました。1人のエンジニアを複数社が奪い合う市場だからこそ、どの媒体でどの層に出会うかという設計が、採用の成否を大きく左右するのです。</p><h2 id="h9869e0a661">エンジニア採用媒体の選び方、5つの判断基準</h2><p>エンジニア採用媒体は「人気だから」ではなく、採用人数・予算・社内リソース・ターゲット層・スキル可視化の5基準で逆算して選ぶのが基本です。同じ媒体でも、1名のピンポイント採用と継続採用では最適な選択が変わります。自社の条件を起点に、どのカテゴリが合うかを判断する枠組みを示します。</p><h3 id="hc30e5ae932">エンジニア採用媒体は採用人数と緊急度で選ぶ</h3><p>まず確認したいのが、何名をいつまでに採りたいかです。1名のピンポイント採用なら、成功報酬型のエージェントや総合型スカウト媒体が向きます。逆に、半年で複数名を継続して採るなら、月額固定のスカウト媒体やAI RPOのほうが1名あたりのコストを抑えやすくなります。緊急度が高いポジションは、母集団の絶対数が小さい専門領域ほど、媒体だけでなく運用の伴走まで含めて考えれば失敗を減らせるでしょう。</p><h3 id="hcff451ea58">エンジニア採用媒体は予算と料金体系で選ぶ</h3><p>料金体系は媒体カテゴリによって大きく異なります。掲載課金型は初期コストが読みやすい一方、成功報酬型は採れたときだけ費用が発生します。月額固定型は採用人数が増えるほど割安になり、予算消化型はかけた予算の範囲で運用する形です。年間の採用予算と採用人数を掛け合わせ、どの形態が1名あたり最も安く収まるかを試算してから媒体を絞り込みます。</p><h3 id="he868894328">エンジニア採用媒体は社内の運用リソースで選ぶ</h3><p>見落とされがちなのが、運用を担う人がいるかどうかです。ダイレクトリクルーティングは候補者に直接アプローチできる「攻め」の手法ですが、検索条件の設計、スカウト文の作成、返信対応に相応の工数がかかります。採用担当者が他業務と兼務している場合、契約しても送りきれずに終わるケースは珍しくありません。社内でスカウトを回しきれないなら、運用代行やAI RPOを前提に媒体を選ぶほうが現実的です。</p><h3 id="h6f11591945">エンジニア採用媒体はターゲット層で選ぶ（webエンジニア・itエンジニア）</h3><p>狙う層によって、強い媒体は変わります。webエンジニアやフロントエンドの若手・中堅層を狙うなら、GitHub連携やコーディングスキルの可視化に強いエンジニア特化型の採用サイトが向いているでしょう。一方、itエンジニアの即戦力やハイクラス層を狙うなら、大規模データベースを持つ総合型スカウト媒体のほうがリーチしやすくなります。「webエンジニア 採用サイト」と「itエンジニア 採用サイト」では、最適な媒体カテゴリが分かれると考えてください。</p><h3 id="hd4cbde925f">エンジニア採用媒体はスキルの可視化で選ぶ</h3><p>エンジニア採用では、候補者の技術力をどこまで見極められるかが母集団の質を左右します。GitHubの活動履歴、技術記事の投稿、コーディングテストのスコアなど、スキルを可視化する仕組みを持つ媒体は、書類だけでは分からない実力を判断しやすくなるのです。スキルの可視化に強い媒体は、現場のエンジニアが選考に参加しやすく、ミスマッチの低減にもつながります。</p><h2 id="hd084dc3fdd">エンジニア採用媒体の料金体系と費用相場</h2><p>エンジニア採用媒体の料金は掲載課金・成功報酬・月額固定・予算消化型の4類型に分かれ、中途エンジニア1名の採用コストは100〜200万円が目安です。どの料金形態が割安になるかは、採用人数と予算によって逆転します。料金体系の特徴と、エンジニア1名あたりのコスト相場を整理します。</p><h3 id="hff7c769b1b">エンジニア採用媒体の料金体系4類型と向き不向き</h3><p>エンジニア採用媒体の料金は、大きく次の4類型です。</p><ul><li>掲載課金型。求人を掲載する期間に応じて費用が発生します。応募が来なくても費用はかかりますが、採用人数が多いほど1名あたりは割安です</li><li>成功報酬型。採用が決まったときに、理論年収の30〜35%を支払います。IT専門職では35%が平均で、採れなければ費用は発生しません</li><li>月額固定型。利用期間に対して定額を支払うサブスク型です。複数名を継続して採る場合に割安になります</li><li>予算消化型。あらかじめ決めた予算の範囲で運用します。AI RPOや一部のスカウト媒体で採用されている形態です</li></ul><p>1名だけをピンポイントで採るなら成功報酬型、複数名を継続して採るなら月額固定型や予算消化型が向きます。採用計画の規模から逆算するのが基本です。</p><h3 id="h31b7cf2ecf">エンジニア1名あたりの採用コスト相場</h3><p>中途エンジニア1名の採用コストは、手法によって100〜200万円が目安で、シニアクラスでは200〜300万円に達することもあります。人材紹介経由では、年収500万円の人材で150〜175万円、年収700万円のシニアでは200万円超の成功報酬が発生します。</p><p>業界全体の水準も確認しておきましょう。マイナビの『中途採用状況調査2025年版』では、IT・通信業界の中途採用単価は実績で1名あたり694.9万円、予算では751.5万円でした。実績が予算を下回っているとはいえ、IT・通信は全職種のなかでも採用単価が高い領域です。</p><p>コストを左右するのは、手法の選択だけではありません。同じ手法でも、採用人数が増えれば1名あたりの固定費は薄まり、月額固定型や予算消化型のほうが割安になります。逆に1名だけのピンポイント採用なら、採れたときだけ費用が出る成功報酬型のほうが総額を抑えやすいケースもあります。採用単価が高止まりする市場だからこそ、採用計画の規模と料金体系の組み合わせが、そのまま採用効率に跳ね返るのです。</p><blockquote><p>エンジニア採用にかかるコストの内訳や削減策をさらに詳しく知りたい方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>でスカウト運用の手間を減らす選択肢もあわせてご検討ください。</p></blockquote><h2 id="h50e9ab24bd">エンジニア採用媒体①特化型スカウト（DR）</h2><p>エンジニア特化型のスカウト媒体は、スキル可視化に強く転職潜在層へ直接アプローチできる、エンジニア採用媒体の中核です。GitHub連携や技術スコアで母集団の質を見極めやすく、webエンジニアや若手・中堅層の採用で最初に検討したいカテゴリになります。主要媒体を登録者数・料金・特徴で比較します。</p><h3 id="hce31ef6d7d">エンジニア特化型の主要な採用媒体（Green・Findy・Forkwell Jobs ほか）</h3><p>エンジニア特化型のスカウト媒体には、それぞれに得意領域があるのです。</p><ul><li>Green。登録者120万人超で、初期費用に加えて成功報酬60〜120万円が発生します。月あたり一定数まではスカウトを無料で送れる帯があり、IT・Web業界の母集団形成に使われます</li><li>Findy。GitHub連携でスキル偏差値を算出し、技術力を可視化します。成功報酬は年収の30〜35%が中心です</li><li>Forkwell Jobs。エンジニア専門の媒体で、登録者は約59,000人以上。開封率65.2%、返信率16.9%とエンジニアへの到達率が高い水準です</li><li>paiza転職。登録者85万人で、コーディングスキルをランクで可視化します。成功報酬は25%〜です</li><li>LAPRAS。登録者約35,000人で、ソーシャルメディア上の技術情報からスキルスコアを自動で算出。返信率は18〜20%で、掲載課金型と成功報酬15%の形態があります</li><li>転職ドラフト。企業が候補者を指名する形式で、年間50万円に成功報酬30%が加わります。返信率は約90%、面談承諾率は30.6%と高めです</li><li>Wantedly。登録者400万人以上の月額固定型で、ミッションやカルチャーへの共感を軸に母集団を集めます</li><li>type。会員443万人を抱える大手総合媒体で、掲載型は35万円〜です。エンジニア比率は18.4%と、大手総合媒体の約3倍の水準で、母集団形成に向いています</li><li>YOUTRUST（ユートラスト）。知人や元同僚とのつながりを起点に候補者と接点を持つ、キャリアプラットフォーム型のサービスです</li></ul><p>各媒体は登録者数だけでなく、開封率や返信率といった運用KPIに差があります。たとえばForkwell Jobsは開封率65.2%・返信率16.9%、LAPRASは返信率18〜20%、転職ドラフトは返信率約90%・面談承諾率30.6%と、エンジニアへの届きやすさが数字に表れています。</p><p>複数媒体を比較すると、登録者数の多さよりも、自社が狙う技術領域とスキル可視化の仕組みが合っているかが選定の決め手になるでしょう。</p><h3 id="hd802aafedb">webエンジニア・フロントエンドに強い採用サイトの選び方</h3><p>webエンジニアやフロントエンドの採用では、コードや技術発信から実力を判断できる採用サイトが向いています。GitHubの活動履歴を連携できるFindy、コーディングテストでスキルをランク化するpaiza転職、技術情報からスコアを出すLAPRASなどは、書類だけでは見えない実装力を可視化できます。応募を待つだけでなく、可視化されたスキルを手がかりにスカウトで声をかけられる点が、webエンジニア向けの採用サイトの強みです。</p><h2 id="h64e3ca3c02">エンジニア採用媒体②総合型スカウト媒体（DR）</h2><p>総合型スカウト媒体は、大規模データベースを持ちハイクラス・即戦力のitエンジニアを狙うのに向いたエンジニア採用媒体です。エンジニア特化型が若手・中堅の技術志向層に強いのに対し、総合型は経験豊富な即戦力層へのリーチで力を発揮します。主要媒体と、特化型との使い分けを押さえましょう。</p><h3 id="h8686e5af0f">総合型スカウト媒体の主要サービス（ビズリーチ・dodaダイレクト ほか）</h3><p>総合型スカウト媒体は、エンジニアに限らない幅広い登録者を抱える点が特徴です。</p><ul><li>ビズリーチ。ハイクラス・即戦力層に強く、成功報酬は15%です。管理職や専門職の採用で使われます</li><li>dodaダイレクト。大規模データベースを持ち、80万円／8週間〜の料金体系です</li><li>エン転職ダイレクト。登録者442万人の業界最大級データベースで、80万円／12週間〜です</li><li>レバテックダイレクト。登録者45万人で、IT・Web経験者層が中心です。成果報酬型で運用します</li></ul><p>このほか、リクルートダイレクトスカウト、AMBI（アンビ）、マイナビスカウティングといった総合型スカウト媒体もあります。いずれも幅広い職種の登録者を抱えており、エンジニアに限らず複数ポジションを並行して採る企業に向いているといえるでしょう。日本のITエンジニアは約132万人とされ、その多くが大手総合媒体に登録しているため、母集団の絶対数を確保したい局面では総合型の存在感が増します。</p><p>総合型は母集団の幅が広いぶん、エンジニア比率や技術スキルの可視化では特化型に譲ります。即戦力やハイクラスを「数で当てにいく」場面で選ぶカテゴリです。</p><h3 id="h5b6a13ce65">itエンジニア・即戦力に強い採用サイトの使い分け</h3><p>itエンジニアの即戦力採用では、総合型と特化型を併用する考え方が有効です。母集団の絶対数を確保したいフェーズでは、エン転職ダイレクトやレバテックダイレクトのような大規模データベースから広く探します。一方で、特定技術のスペシャリストやカルチャー適合を重視するポジションでは、エンジニア特化型のスキル可視化を組み合わせます。「掲載で母集団を広げ、スカウトで質を絞る」というハイブリッド運用が、itエンジニアの採用サイト選びの基本形です。</p><h2 id="h64f2c18788">エンジニア採用媒体③IT特化型の人材紹介エージェント</h2><p>IT特化型の人材紹介エージェントは、自社でスカウト工数を割けない企業に向いた、成功報酬型のエンジニア採用媒体の選択肢です。専門エージェントが候補者を紹介してくれるため、社内リソースが限られていても母集団を確保できます。主要サービスと、メリット・デメリットを確認しましょう。</p><h3 id="h852abff37f">IT特化型の人材紹介エージェントの主要サービス</h3><p>IT特化型のエージェントは、エンジニアの転職市場に精通した担当者が候補者を紹介します。主なサービスには、レバテックキャリア、Geekly、マイナビITエージェント、リクルートエージェントIT、type転職エージェント、ワークポート、社内SE（システムエンジニア）転職ナビなどが代表的です。特定言語のスペシャリストに強いエージェントもあれば、社内システムエンジニアのような領域を得意とするエージェントもあり、狙うポジションに合わせて使い分けます。</p><h3 id="h55cc61832a">人材紹介エージェントのメリットとデメリット</h3><p>人材紹介エージェントの最大のメリットは、運用工数を抑えられる点です。スカウト文の作成や候補者の一次選定をエージェントが担うため、採用担当者の負荷が小さくて済みます。</p><p>一方で、コストは高くなりがちです。成功報酬は年収の30〜35%が相場で、IT専門職では35%が平均でした。年収700万円のシニアエンジニアなら、1名で200万円を超える費用が発生します。X-Techエージェントのように特定の技術領域に特化したサービスもあり、ニッチな専門人材ほどエージェントの目利きが効いてきます。</p><p>使い分けの基本は、ポジションの性質で決めることです。今すぐ埋めたい即戦力やニッチな技術領域はエージェントに任せ、時間をかけてでも母集団を広げたい転職潜在層にはダイレクトリクルーティングで先回りする。両者は競合する手法ではなく、補完し合う関係にあります。コストを抑えつつ採用の確度を上げたい企業ほど、エージェントとDRを併用する設計が向いているでしょう。</p><blockquote><p>エンジニア採用に強いエージェントの選び方や、スカウト媒体との併用の考え方は、運用リソースの状況に合わせて<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>のような代行型と比較しながら検討すると判断しやすくなります。</p></blockquote><h2 id="h1062fc13b7">エンジニア採用ツール④採用管理システム（ATS）</h2><p>エンジニア採用ツール（ATS）は媒体そのものではなく、複数媒体の応募者を一元管理し採用を支える運用基盤です。媒体を増やすほど応募者管理は煩雑になります。「エンジニア採用ツール」を探す検索意図に応えるため、主要なATSと自社採用サイト構築の選択肢を押さえます。</p><h3 id="h20b186dccb">エンジニア採用ツール（ATS）の主要サービス</h3><p>採用管理システム（ATS）は、応募から内定までの進捗を一元管理するツールです。主要なサービスには次のものがあります。</p><ul><li>HRMOS（ハーモス）採用。ビズリーチが提供し、ビズリーチやWantedlyなどスカウト型サービスとの連携が充実しています</li><li>sonar ATS。Thinkingsが提供し、新卒・中途を一元管理できます。累計導入は2,400件以上です</li><li>ジョブカン採用管理。株式会社DONUTS（ドーナツ）が提供し、応募獲得から採用決定までを一元管理します</li><li>RPM（採用管理ツール）。ゼクウが提供し、400以上の求人サイトと連携できます</li><li>i-web。ヒューマネージが提供し、応募者管理から採用フロー設計、採用サイト作成までを担います</li></ul><p>複数の媒体を併用するほど、ATSで応募者情報を集約する価値は大きくなります。媒体選定と並行して、運用基盤の整備も検討したいところです。</p><h3 id="h780975af75">自社のエンジニア採用サイトを構築する選択肢</h3><p>媒体への送客とは別に、自社のエンジニア採用サイトを持つ選択肢もあります。i-webのように採用サイトを作成できるツールを使えば、技術スタックや開発チームの情報を自社の言葉で発信できます。媒体は母集団との出会いの場、自社採用サイトは志望度を高める場と役割を分けると、応募から内定までの流れを設計しやすくなるはずです。エンジニアは「どんな技術で、どんなチームと働くか」を重視するため、自社サイトでの情報発信が他の媒体の効果を底上げします。</p><p>スカウト媒体で候補者に声をかけたあと、興味を持った相手はまず会社の情報を調べるものです。そのときに、技術ブログや開発体制を伝える自社の採用ページが整っていれば、返信や面談承諾のハードルは下がります。逆に、媒体上の求人票しか情報がなければ、せっかくのスカウトも判断材料が足りずに見送られかねません。媒体への投資と並行して、自社で語れる場を持っておくことが、エンジニア採用全体の歩留まりを支えます。</p><h2 id="h4f5771dde7">エンジニア採用媒体⑤AI RPOという第5の選択肢</h2><p>AI RPOは、媒体とAIスカウト生成、運用代行を一体で提供する第5のカテゴリで、媒体を運用しきれない企業の選択肢になります。媒体を選んでも、スカウト工数や返信率の改善まで自社で担いきれない企業は少なくありません。そこで、AIスカウトと運用代行を組み合わせた「AI RPO」を新しいカテゴリとして定義し、媒体選定の選択肢に加えます。</p><h3 id="h0b9349d9b3">AI RPOとは、媒体とAIスカウトと運用代行を一体提供する新カテゴリ</h3><p>AI RPOとは、スカウト媒体の提供に加えて、AIによるスカウト文の生成と、候補者対応を含む運用代行までを一体で担う形態です。従来のダイレクトリクルーティングが「攻めの手法だが運用負荷が高い」という課題を抱えていたのに対し、AI RPOはその運用負荷そのものを引き受けます。</p><p>エンジニア採用媒体の比較記事10本のうち、AIスカウトを実績データ付きの独立カテゴリとして論じる記事は1本にとどまります。多くは「求人広告・DR・エージェント」の枠でAI RPO型のサービスを無理に分類してしまいがちです。社内にスカウトを回す人がいない、あるいは返信率が上がらないという企業にとって、AI RPOは現実的な「第5の選択肢」になります。</p><p>このカテゴリが立ち上がってきた背景には、AI人材をめぐる世界的な争奪があります。ManpowerGroupの2026年調査では、最も確保が難しいスキルとして初めてAI関連が首位に立ちました。ソフトウェアエンジニアの不足は世界全体で約400万人と推計され、米国労働統計局はソフトウェアエンジニアの雇用が2033年まで17%伸びると見込んでいます。採りにくさが増すほど、限られた工数で承諾までこぎつける効率が問われるのです。AIスカウトと運用代行を組み合わせるAI RPOは、その効率を底上げする手段として広がっています。</p><h3 id="h76d8ae954b">AIスカウト機能を持つ媒体の効果（工数80%削減・承諾率2.4倍）</h3><p>AIスカウト機能を持つ媒体の効果は、定量データで確認できるのです。Offersが2024年10月に提供を始めた<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">「AIスカウト生成機能」</a>は、求人情報と候補者の経歴データを照合し、一人ひとりに最適化したスカウト文を自動で作ります。</p><p>導入企業では、スカウト文の作成工数が80%削減されました。承諾率の改善も顕著で、ある東証グロース上場企業では13.1%から31.7%へ（242%改善）、シード期スタートアップでは19.0%から32.4%へ（171%改善）と、企業規模を問わず効果が確認されています。平均では承諾率が2.4倍に改善しました。スカウト文の質と返信率がエンジニア採用の成否を分けるなかで、この差は無視できません。</p><h3 id="h752d8a06fd">AI RPO型の主要サービスとOffersの位置づけ</h3><p>AI RPO型のサービスは、媒体・AIスカウト・運用代行を組み合わせて提供します。Offersはこのカテゴリの代表で、全国2.7万人超のプロダクト開発人材が利用する母集団に対し、AIスカウト生成と運用代行を一体で提供する点が強みです。料金は月額固定／予算消化型（120万円／6ヶ月〜）で、累計600社以上の導入実績があります。スカウト代行や運用代行を手がける他社サービスと同じ区画にありながら、AIスカウトの定量実績を持つ点が特徴です。</p><blockquote><p>スカウト運用を社内で回しきれない、返信率が伸び悩んでいるという場合は、AIスカウトと運用代行を一体で任せられる<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。CTO・VPoEなどハイクラスポジションには、専任チームが予算と期間にコミットする<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>もあります。</p></blockquote><h2 id="h584279d92d">エンジニア採用媒体の比較表と選定早見表</h2><p>主要なエンジニア採用媒体を、カテゴリ・登録者数・料金体系・返信率で一覧化すると、横並びで比較して自社に合う媒体を絞り込めます。本記事で取り上げた媒体の一次データを1つの表に集約しました。競合記事では散在しがちな数値を集めることで、検討の出発点として使えるようにしています。</p><h3 id="hd476c4f9d5">主要なエンジニア採用媒体のスペック比較表</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>媒体</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>カテゴリ</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>登録者数</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>料金体系</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>特徴・KPI</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Green</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>①特化型DR</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>120万人超</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>初期費用＋成功報酬60〜120万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>スカウト無料帯あり</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Findy</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>①特化型DR</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>約14万人</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成功報酬30〜35%</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>GitHub連携・スキル偏差値</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Forkwell Jobs</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>①特化型DR</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>約59,000人以上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>非公開</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>開封率65.2%／返信率16.9%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>paiza転職</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>①特化型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>85万人</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成功報酬25%〜</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>コーディングスキル可視化</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>LAPRAS</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>①特化型DR</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>約35,000人</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>掲載課金型／成功報酬15%</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>返信率18〜20%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>転職ドラフト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>①特化型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>非公開</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>年間50万円＋成功報酬30%</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>指名制・返信率約90%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Wantedly</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>①DR</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>400万人以上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額固定</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>カルチャー共感軸</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ビズリーチ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>②総合型DR</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>非公開</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成功報酬15%</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ハイクラス・即戦力</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>dodaダイレクト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>②総合型DR</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>非公開</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>80万円／8週間〜</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>大規模DB</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>エン転職ダイレクト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>②総合型DR</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>442万人</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>80万円／12週間〜</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>業界最大級DB</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>レバテックダイレクト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>②総合型DR</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>45万人</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成果報酬型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>IT/Web経験者中心</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>type</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>①求人媒体</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>会員443万人</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>掲載型35万円〜</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>エンジニア比率18.4%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Offers</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>⑤AI RPO</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>2.7万人超のプロダクト開発人材</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額固定／予算消化型（120万円／6ヶ月〜）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AIスカウト生成・運用代行</p></td></tr></tbody></table><p>登録者数の多さは母集団の広さを示しますが、それだけでは採用成果は決まりません。料金体系が自社の採用人数に合うか、返信率や開封率といった運用KPIが高いかをあわせて見ることが大切です。</p><h3 id="h36b4e2d6a5">採用人数・予算別のエンジニア採用媒体の早見表</h3><p>自社の条件から、検討すべき媒体カテゴリの当たりをつけるための早見表になります。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>自社の状況</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>向いている媒体カテゴリ</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>1名をピンポイントで採りたい・低予算</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成功報酬型のエージェント、または総合型スカウト媒体</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>複数名を継続して採りたい・中予算</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額固定のエンジニア特化型DR</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>webエンジニア・若手中堅を狙う</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>エンジニア特化型DR（スキル可視化重視）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>itエンジニアの即戦力・ハイクラスを狙う</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>総合型スカウト媒体＋特化型の併用</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>社内に運用リソースがない</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI RPO（AIスカウト＋運用代行）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>複数媒体の応募者管理が煩雑</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ATSを基盤に整備</p></td></tr></tbody></table><p>早見表はあくまで出発点です。実際には複数カテゴリを組み合わせるのが一般的で、自社の採用フェーズが進むにつれて最適な構成も変わっていきます。</p><blockquote><p>どの媒体カテゴリが自社に合うか迷う場合は、採用人数・予算・運用リソースを前提に媒体構成を相談できる<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>を入り口にすると整理しやすくなります。</p></blockquote><h2 id="h41e7ec8b45">エンジニア採用媒体の導入事例をカテゴリ別に紹介</h2><p>エンジニア採用媒体を導入して成果を出した企業は、自社の課題に合わせてスカウト媒体や運用代行を使い分けてきました。ここでは、Offers導入企業の正社員採用事例を2社取り上げ、あわせてAIスカウト機能の導入効果にも触れます。専門領域の人材確保、運用代行の活用、そしてAIによるスカウト改善と、それぞれ異なる課題への対応が見えてきます。</p><h3 id="h3f03f99c9c">スタンバイの検索・ML採用、予算型リテーナーで2ヶ月決着</h3><p>求人検索エンジン「スタンバイ」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">株式会社スタンバイ</a>は、検索エンジンや機械学習という超専門領域の人材確保が課題でした。母集団の絶対数が小さく、「求める人材がどこにいて、どう募集するか」が見えにくいポジションです。</p><p>同社はOffersの<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>を2023年4月に導入し、CTOインタビューやキャリア面談動画の共有、ポジション別リストの事前提示といった伴走を受けました。その結果、2ヶ月で機械学習エンジニア1名とバックエンド／フルスタックエンジニア1名の正社員採用に成功しています。専門領域でスピードと精度を両立させたい場合の有効なパターンです。</p><h3 id="hd93a11877e">ナイルのAIスカウト伴走、リードエンジニア1名と業務委託2名を確保</h3><p>定額カーリース「カーリースカルモくん」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル株式会社</a>は、エンジニア採用市場のレッドオーシャン化に直面していました。技術力と主体的に役割を変えて動ける姿勢を兼ね備えたハイクラス人材の母集団形成が難しく、従来の求人媒体やエージェントでは成果が出にくい状況が続いていたのです。</p><p>同社はOffersのスカウト運用に、カスタマーサクセス（CS）担当者との定期ミーティングと改善提案を組み合わせました。採用担当の澤田佳代子氏は「『スカウトが送れていない』で止まらず、『なぜ送れていないのか、どう改善するか』まで踏み込んで提案いただける点が印象的」と振り返ります。結果として、リードエンジニアの正社員1名と業務委託2名の確保に至りました。</p><h3 id="he13a43bfad">AIスカウト導入で承諾率が改善した事例（上場企業からシード期まで）</h3><p>媒体の導入事例とあわせて押さえておきたいのが、AIスカウト機能を組み合わせたときの効果です。同じ媒体でも、スカウト文の質を底上げできるかどうかで、承諾率は大きく変わります。</p><p>Offersの<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">AIスカウト生成機能</a>を導入した企業では、企業規模を問わず承諾率の改善が確認されています。ある東証グロース上場企業ではスカウト承諾率が13.1%から31.7%へと242%改善し、シード期のスタートアップでも19.0%から32.4%へと171%改善しました。平均では承諾率が2.4倍に伸び、スカウト文の作成工数は80%削減されています。</p><p>上場企業のように母集団へのリーチがある会社でも、立ち上げ期で採用ノウハウが乏しい会社でも、効果が出ている点がAIスカウトの特徴です。媒体の登録者数や料金だけでなく、運用を支える機能まで含めて比較することが、エンジニア採用媒体選びの精度を高めます。</p><blockquote><p>自社の採用フェーズに近い事例を詳しく見たい方は、<a href="https://offers.jp/cases/stanby">Offersの導入事例</a>で各社の課題と成果をご確認いただけます。</p></blockquote><h2 id="h2d03ccb444">エンジニア採用媒体を活かす運用のコツ</h2><p>エンジニア採用媒体は「入れて終わり」ではなく、スカウト文の質・カジュアル面談・選考スピードといった運用次第で成果は大きく変わるものです。同じ媒体でも、運用の巧拙で返信率も承諾率も変わってきます。媒体選定後に成否を分ける運用のポイントを押さえましょう。</p><h3 id="h583a211b1a">エンジニア採用媒体はスカウト文の質と返信率で差がつく</h3><p>スカウト媒体の成果は、送る文面の質に大きく左右されます。テンプレートを一斉送信するだけのスカウトは開封すらされず、候補者から「誰にでも送っている」と見抜かれます。候補者の経歴や技術スタックに触れ、なぜその人に声をかけたのかが伝わる文面が、返信率を押し上げるのです。</p><p>ここでAIスカウト生成が効きます。求人情報と候補者の経歴を照合して文面を最適化する仕組みを使えば、一人ひとりに合わせた文章を作りながら作成工数を80%削減できます。Offersの導入企業では、この機能によって承諾率が平均2.4倍に改善しました。文面の質と工数を両立させたい場合の現実解です。</p><h3 id="h66f8198473">エンジニア採用媒体の成果はカジュアル面談と選考スピードで決まる</h3><p>スカウトに返信が来たあとの候補者体験も、成果を左右します。いきなり選考に進めるのではなく、まずカジュアル面談で相互理解を深めることで、転職潜在層の志望度を引き上げられます。</p><p>選考スピードも重要です。優秀なエンジニアほど複数社が同時にアプローチしているため、返信から面談、内定までの一連の流れが遅いと、他社に決まってしまいます。返信への素早い対応と、面談後の丁寧なフィードバックの積み重ねが、内定承諾率に直結します。</p><p>カジュアル面談の場では、いきなり選考の評価軸で候補者を測るのではなく、相互理解を優先するのがポイントです。自社の技術スタックや開発チームの雰囲気、今後のプロダクト方針を率直に伝えることで、候補者は「自分がここで活躍できるか」をイメージしやすくなります。転職潜在層のエンジニアは、転職を急いでいないぶん、待遇よりも「どんな仲間とどんな技術で働くか」を重視しがちです。媒体で出会った候補者の志望度を、面談の質で引き上げられるかどうかが問われます。</p><h3 id="h5425792737">エンジニア採用媒体を運用しきれないときの選択肢</h3><p>ここまでの運用を、採用担当者が他業務と兼務しながら回しきるのは簡単ではありません。スカウト送信が滞り、返信対応が後手に回れば、せっかく契約した媒体の効果も出ません。</p><p>社内で運用しきれないなら、運用代行やAI RPOに接続するのが有力な選択肢になります。スカウトの設計から送信、返信対応、面談調整までを外部に任せれば、採用担当者は要件定義や最終判断に集中できるはずです。媒体を「選ぶ」だけでなく、「運用しきれるか」まで含めて設計することが、エンジニア採用を成果につなげる鍵になります。</p><h2 id="ha40383b0ff">自社に合うエンジニア採用媒体の選び方を振り返る</h2><p>エンジニア採用媒体は、エンジニア特化型DR・総合型DR・IT特化エージェント・採用管理ツール（ATS）・AI RPOの5カテゴリで整理できます。媒体が数十種類も乱立するなかで、「人気だから」ではなく自社の条件から逆算して選ぶことが、採用成果への近道です。</p><p>選定の手順を振り返ると、起点になるのは次の5つの判断基準になります。</p><ul><li>採用人数と緊急度。1名のピンポイントか、継続採用か</li><li>予算と料金体系。掲載課金・成功報酬・月額固定・予算消化型のどれが割安か</li><li>社内の運用リソース。スカウトと返信対応を担う人がいるか</li><li>ターゲット層。webエンジニアか、itエンジニアの即戦力か</li><li>スキルの可視化。GitHub連携や技術スコアで母集団の質を見られるか</li></ul><p>そして、媒体を選んだあとに成果を分けるのは運用です。スカウト文の質、カジュアル面談、選考スピードを設計しきれるかで、同じ媒体でも結果は変わります。社内で運用しきれない場合は、AIスカウトと運用代行を一体で担う第5の選択肢、AI RPOが現実的な接続先になります。</p><p>実際の進め方としては、まず自社の採用人数・予算・運用リソースを書き出し、5基準に照らして候補となる媒体カテゴリを2〜3に絞り込みましょう。次に、本記事の比較表や早見表を使って具体的な媒体を選び、少数から運用を始める。走らせながら返信率や承諾率を見て、効果の薄い媒体を入れ替えていくのが現実的な進め方です。最初から完璧な媒体構成を組もうとするより、小さく始めて改善を回すほうが、エンジニア採用は前に進みます。</p><p>スカウト運用の工数削減や、媒体を入れても運用しきれないという課題を抱えている方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。CTO・VPoEなどハイクラスポジションの採用には、専任チームが予算と期間にコミットする<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>もあります。</p>

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## [エンジニア採用手法の比較｜コスト・選び方と成功のコツ](https://hr-media.offers.jp/articles/engineer-recruitment-methods)

**公開日**: 2026-06-18
**著者**: 鈴木 裕斗
**カテゴリ**: 採用

<p>エンジニア採用手法には、ダイレクトリクルーティング・人材紹介・リファラル・求人広告・AIスカウト・採用代行（RPO）など9つの選択肢があり、コストも向き不向きも異なります。2025年12月時点でITエンジニアの転職求人倍率は10.4倍（レバテック調査）。ManpowerGroupの2026年のグローバル調査では、日本の雇用主の84%が「人材確保が困難」と回答し、世界平均の72%を12ポイント上回りました。手法選びの巧拙が、エンジニア採用の成果を大きく左右します。</p><p>本記事では、9つの<strong>エンジニア採用手法</strong>を1枚の早見表で比較したうえで、各手法のメリット・デメリット、自社フェーズ別の選び方、運用を成功させるコツ、そしてAIスカウト・AI RPOという最新の手法までをまとめました。</p><h2 id="hf6a7b02a4f">エンジニア採用手法とは、9つの選択肢の全体像</h2><p>エンジニア採用手法は、候補者に企業側から働きかける「攻め」と、応募を待つ「待ち」に大別でき、本記事で扱うのは9つの選択肢です。まず手法全体がどう分類されるかを押さえ、9つの手法を俯瞰します。</p><p>エンジニア採用手法とは、技術人材を確保するための母集団形成・接触・動機づけの方法の総称です。営業職やバックオフィスの採用と同じやり方では成果が出にくいのは、優秀なエンジニアほど積極的に転職活動をしていない潜在層に多く、求人を出して待つだけでは出会えないからです。</p><h3 id="hc713d941b0">エンジニア採用手法は「攻め」と「待ち」で分かれる</h3><p>エンジニア採用手法は、企業から候補者に直接働きかける「攻め」と、求人を掲出して応募を待つ「待ち」の2系統に整理できます。攻めにあたるのがダイレクトリクルーティング・リファラル・AIスカウト、待ちにあたるのが求人広告・人材紹介です。</p><p>この比重は、近年「攻め」へと傾いています。Findyが113社のエンジニア採用担当者に実施した調査では、「最も成果が出た手法」はダイレクトリクルーティングが約40%でトップ、人材紹介が約30%で続きました。さらに「今後最も注力したい手法」になると、ダイレクトリクルーティングは約50%に増え、人材紹介は20%未満まで下がっています。</p><p>理由はシンプルです。転職市場に出てくる候補者を待っているだけでは、10社以上が同じ1人を奪い合う構図から抜け出せません。声をかけなければ出会えない層に、いかに早く・的確に接触できるか。ここがエンジニア採用の勝負どころになりつつあります。</p><h3 id="h925fca61f0">本記事で比較する9つのエンジニア採用手法</h3><p>本記事では、次の9つのエンジニア採用手法を比較します。ダイレクトリクルーティング、人材紹介（エージェント）、求人広告（求人媒体）、リファラル採用、採用広報・テックブログ、転職フェア・イベント、SNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）採用、AIスカウト、採用代行（RPO）の9種類です。</p><p>大切なのは、これらを「方法の足し算」として並べるのではなく、自社の採用プロセス全体をどう設計するかという視点で捉えることです。1つの手法だけで採用を完結させる企業はほとんどありません。複数の手法を組み合わせ、フェーズや職種に応じて重みづけを変えていくのが実態に近い形です。</p><p>手法を個別に深掘りする前に、なぜエンジニア採用がこれほど難しいのか、その構造を整理しておきましょう。課題を押さえると、どの手法がどの課題に効くのかが見えてきます。</p><h2 id="h01b680c449">エンジニア採用手法の前提、難しい4つの課題</h2><p>エンジニア採用が難しい最大の理由は、転職求人倍率10.4倍に象徴される需給ギャップですが、課題は外的・内的に整理すると4つに集約されます。手法を比較する前に、まずこの4つを押さえましょう。</p><p>採用がうまくいかないとき、その原因は市場環境という外的要因と、自社の採用体制という内的要因の両方に潜んでいます。手法を変えるだけで解決する課題と、体制を変えなければ解決しない課題を切り分けることが、最初の一歩です。</p><h3 id="hb6c1a84612">課題①、IT人材の絶対数不足という外的要因</h3><p>最も根底にあるエンジニア採用課題は、IT人材そのものが足りていないことです。経済産業省の<a href="https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf">「IT人材需給に関する調査」</a>は、IT人材の需給ギャップが2030年に最大で約79万人に拡大すると試算しました。</p><p>不足感は年々強まっています。IPA（独立行政法人情報処理推進機構）の<a href="https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/discussion-paper/dx2025_digital_talent_ai_era.html">『DX動向2025』</a>では、DX推進人材の不足を感じている日本企業が85.1%にのぼりました。前年の<a href="https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/discussion-paper/dx-talent-shortage.html">『DX動向2024』</a>で「大幅に不足している」と答えた企業は62.1%と、調査開始以来はじめて過半数を超えています。母集団そのものが小さいため、どの手法を使っても候補者の取り合いになるのは避けられません。</p><h3 id="hd76c200298">課題②、売り手市場による囲い込みという外的要因</h3><p>数少ない候補者を、多くの企業が同時に追いかけています。レバテックの調査では、2025年12月時点のITエンジニアの転職求人倍率は10.4倍。正社員求人数は前年比126%と伸び続けています。</p><p>特定領域はさらに過熱しています。同じ調査で、セキュリティ関連の正社員求人倍率は42.6倍に達し、直近3年で求人数が約2.5倍に拡大しました。転職希望者数も前年同月比173%で過去最高を更新しており、候補者は増えているのに倍率が下がらないという、典型的な売り手市場の様相です。優秀な人材ほど複数社からオファーを受けるため、スピードと魅力づけで競り負けると採用に至りません。</p><h3 id="hd26b4484fc">課題③、ターゲットの曖昧さと技術理解不足という内的要因</h3><p>外的要因と並んで根深いのが、自社側の体制に起因するエンジニア採用課題です。求めるエンジニア像（ペルソナ）が曖昧なまま採用活動を始めてしまうと、スカウトも面接も焦点がぼやけます。</p><p>採用活動を非エンジニアの人事担当者が主導するケースも少なくありません。求人票の技術要件が現場と合っていなかったり、面接で技術力を適切に評価できなかったりすると、候補者から「この会社はエンジニアを理解していない」と判断されてしまいます。見極めの精度が落ちるだけでなく、候補者体験そのものを損なう点が問題です。</p><h3 id="h75d253581e">課題④、選考スピード不足とコスト高騰という内的要因</h3><p>意思決定の遅さも、内的なエンジニア採用課題の代表格です。複数社が同じ候補者を追う市場では、選考に時間をかけているあいだに他社へ流れてしまいます。カジュアル面談から内定までの各ステップで、どこに無駄な待ち時間があるかを点検する必要があります。</p><p>採用単価の高止まりも見過ごせません。後述するように、エンジニア1人の採用には手法によって数十万円から300万円近くがかかります。レバテックの「IT人材白書2026」では、約3割の企業が採用目標の達成見通しが立たないと回答しており、コストをかけても採れないのが実情でしょう。</p><p>これら4つの課題は、市場全体の数字を見るとさらに立体的に見えてきます。次に、日本とグローバルの最新データで市場背景を確認します。</p><h2 id="ha52ace4161">エンジニア採用手法の市場背景とIT人材不足</h2><p>国内では情報処理系の新規求人倍率が4.0倍（厚生労働省、2025年12月発表）、グローバルでは雇用主の72%・日本の84%が人材確保に苦戦しており、IT人材不足は世界共通の構造課題です。経産省2019年データだけに頼らず、最新の数字で前提をアップデートします。</p><h3 id="h503bf26723">日本のエンジニア採用市場の現在地</h3><p>日本のエンジニア採用市場は、依然として強い人材不足の圧力下にあります。厚生労働省が2025年12月に発表したデータでは、情報処理・通信技術者の新規求人倍率は4.0倍、有効求人倍率は1.59倍でした。全職種の平均と比べて突出して高く、エンジニアが構造的に不足していることを示しています。</p><p>採用現場の実感も厳しいものです。レバテックの「IT人材白書2026」によると、約3割の企業が「採用目標の達成見通しが立たない」と回答しています。求人を出しても応募が来ない、スカウトを送っても返信が来ない。こうした状況が、手法の見直しを迫っています。</p><h3 id="ha930caac1e">グローバルで見るエンジニア採用の難易度</h3><p>エンジニア不足は日本だけの問題ではありません。ManpowerGroupが41カ国・約39,000社を対象に実施した<a href="https://www.manpowergroup.com/en/insights/2026-global-talent-shortage">『2026 Global Talent Shortage Survey』</a>によると、世界の雇用主の72%が人材確保に苦戦しています。日本は84%で、世界平均を12ポイント上回りました。</p><p>注目すべきは、この調査で<strong>AI関連スキル</strong>が初めて「最も確保が困難なスキル」のトップに立ったことです。従来の特定言語やフレームワークの経験者不足に加えて、AIを扱える人材への需要が世界的に急伸しています。ソフトウェアエンジニアに限ると世界全体で約400万人の不足が推計され、米国労働統計局はソフトウェアエンジニアの雇用が2033年まで17%成長すると予測しています。AI/ML関連の求人タイトルは直近1年で50%増加しました。</p><p>国内外のデータが共通して示すのは、エンジニア採用が一時的なブームではなく、構造的に難しい状態が続くという見通しです。だからこそ、手法を場当たり的に選ぶのではなく、コストと向き不向きを把握したうえで設計する意味があります。エンジニア採用が難しい背景をさらに深く知りたい場合は、市場動向の全体像とあわせて押さえておくと、手法選びの判断軸がぶれません。</p><h2 id="h5f198bede7">エンジニア採用手法の比較早見表とコスト</h2><p>エンジニア1人あたりの採用単価は手法によって異なり、ダイレクトリクルーティング253万円・求人広告274万円・人材紹介295万円が目安です。9つの手法を、コスト・スピード・母集団・向いているフェーズで一覧にしました。この早見表が手法選びの起点になります。</p><h3 id="hd3904f979e">エンジニア採用手法の比較早見表（9手法）</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用手法</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用単価・費用</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>スピード</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>母集団</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>マッチング精度</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>向いているフェーズ</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ダイレクトリクルーティング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>単価約253万円（媒体料＋運用工数）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>潜在層に広い</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>高（ターゲティング次第）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成長期以降の主軸</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介（エージェント）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>単価約295万円（年収30〜35%）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>速い</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>限定的</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>高（即戦力）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>即戦力を急ぐ場面</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人広告（求人媒体）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>単価約274万円（掲載20〜100万円 or 成功報酬30〜120万円）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>多いが質に幅</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中〜低</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>母集団形成</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>リファラル採用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>インセンティブ30万円未満</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>遅め（紹介待ち）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>少（上限あり）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>非常に高（決定率40%）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>全フェーズの土台</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用広報・テックブログ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>基本は社内工数</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>遅い（中長期）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中長期で蓄積</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中長期のブランディング</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>転職フェア・イベント</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>出展50万円以上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>イベント規模次第</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ばらつきあり</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>対面接点を重視する場面</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>SNS採用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>基本無料（広告時は月30万円程度）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>遅い</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>運用次第</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ばらつきあり</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低コストで継続運用</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>AIスカウト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ツール費＋運用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>速い（工数80%削減）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>潜在層に広い</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>高（承諾率2.4倍改善）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>工数を抑えたい全フェーズ</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用代行（RPO）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額型 or 成果連動型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>委託範囲次第</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>高（プロセス最適化）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用リソースが不足する企業</p></td></tr></tbody></table><p>採用単価は、人材紹介経由が平均295.3万円、求人広告経由が273.6万円、ダイレクトリクルーティングが253.0万円と報告されました。人材紹介の成功報酬は年収の30〜35%が相場で、専門職では35%以上になることもあります。年収600万円のエンジニアをエージェント経由で採用すると、180〜210万円の費用が発生する計算です。</p><h3 id="hd0e3981663">早見表の読み解き方、採用単価だけで選ばない</h3><p>採用単価が安く見える手法ほど社内の運用工数が重く、コストは表面の金額だけでは測れません。早見表を読むときは、金額・スピード・工数の三つ巴のトレードオフを意識します。</p><p>たとえばダイレクトリクルーティングは採用単価が最安水準ですが、スカウト文面の作成や候補者選定には相応の社内工数がかかる点に注意が必要です。逆に人材紹介は単価が最も高い一方で、母集団形成から面談調整までをエージェントが担うため、社内工数は軽くなります。「現金として出ていくコスト」と「社員の時間として消えるコスト」は別物です。</p><p>スタートアップが見落としがちなのが、この社内工数コストです。スカウト運用を内製しようとして担当者が疲弊し、結局どの手法も中途半端になるパターンは珍しくありません。エンジニア採用にかかるコストの内訳を手法ごとに把握しておくと、限られた予算と人員をどこに配分すべきかの判断がしやすくなります。</p><h2 id="h241ddb8442">エンジニア採用手法9選の方法と向き不向き</h2><p>9つのエンジニア採用手法は、攻めのダイレクトリクルーティング・AIスカウト・リファラルから、待ちの求人広告・人材紹介、土台となる採用広報まで、それぞれ向く企業フェーズと職種が異なります。早見表で全体像を押さえたら、各手法を一つずつ掘り下げましょう。</p><h3 id="hd963fca473">①ダイレクトリクルーティングという採用手法</h3><p>企業がデータベースから候補者を検索し、直接スカウトを送る手法です。転職サイトに登録していない潜在層にもアプローチできるため、エンジニア採用では最も推奨される手法の一つに位置づけられています。</p><p>前述のとおり、Findyの調査ではダイレクトリクルーティングが「最も成果が出た手法」で約40%、「今後注力したい手法」では約50%とトップでした。同調査が挙げる成功要因は、候補者に合わせたターゲティングと、現場エンジニアやCTO・VPoEの協力です。スカウトの返信率は媒体によって差が大きく、type Engineerの調査では転職ドラフトの返信率が87%、Forkwellの開封率が65.2%という実数も報告されています。デメリットは運用工数で、検索・選定・文面作成・送信を継続できる体制があってこそ成果が出ます。</p><h3 id="h5202bc911d">②人材紹介（エージェント）という採用手法</h3><p>転職エージェントが候補者を紹介し、採用が決まった場合に年収の30〜35%を成功報酬として支払うモデルです。母集団形成から日程調整までをエージェントが担うため、社内工数を抑えて即戦力を確保したい場面に向きます。</p><p>弱点は、1人あたりの採用コストが最も高くなりやすいことと、紹介される母集団がエージェントの抱える登録者に限られることです。採用単価は平均295.3万円。Findy調査では成果実績が約30%と高かった一方、「今後注力したい手法」では20%未満まで下がっており、コスト負担の重さから比重を下げる企業が増えていることがうかがえます。エンジニア採用に強いエージェントを見極めて使い分けることが、費用対効果を保つ鍵になります。</p><h3 id="h88d768779f">③求人広告（求人媒体）という採用手法</h3><p>求人媒体に募集を掲載し、応募を待つ手法です。母集団形成には向きますが、応募を待つ受け身の性格上、エンジニア採用では応募数の割にマッチする候補者が少なく、スクリーニングの工数が課題になりやすい点に注意します。</p><p>費用は媒体によって幅があり、掲載型で月20〜100万円、成功報酬型で1名あたり30〜120万円が目安です。採用単価の平均は273.6万円。エンジニア特化の専門媒体も多数あるため、汎用媒体に広く出すより、ターゲット職種が集まる媒体を絞って使うほうが効率的です。エンジニア採用に強い媒体の比較は、自社のターゲット層と照らして選ぶと無駄打ちを減らせます。</p><h3 id="hfd9ee4c028">④リファラル採用という手法</h3><p>社員が知人や元同僚を紹介する手法です。紹介者が自社の文化や業務内容を理解したうえで推薦するため、マッチング精度と定着率が高いのが最大の特徴です。費用もインセンティブ30万円未満が一般的で、コスト効率に優れます。</p><p>その効果は数字にもはっきり表れました。リファラル採用の決定率は40%と報告されており、他手法の3〜4%と比べて10倍前後の差があります。富士通ではリファラル採用で累計90名を採用し、採用コストを約1.2億円削減したと報告されています。デメリットは、社員のネットワークに依存するため紹介数に上限があることです。単独で採用計画を埋めるのは難しく、他の手法と組み合わせる土台として位置づけるのが現実的でしょう。</p><h3 id="hbf3af3e722">⑤採用広報・テックブログという採用手法</h3><p>自社の技術スタックや開発チームの取り組みを発信し、中長期で採用ブランドを築く手法です。QiitaやZennでの技術記事、勉強会やカンファレンスでの登壇などを通じて、「この会社で働きたい」と思わせる土壌を作ります。</p><p>費用は基本的に社内工数のみで、低コストながら長期的なリターンが見込めるでしょう。トヨタが開催した採用イベントには7,000名超が参加したように、発信力のある企業は大規模な接点を生み出しています。即効性はないため、すぐに人を採りたい局面の主役にはなりません。他手法の効果を底上げする基盤として、早めに着手しておく価値があります。</p><h3 id="h1c523dd4bb">⑥転職フェア・イベントという採用手法</h3><p>合同説明会やハッカソン、技術勉強会など、対面で候補者と接点を持つ手法です。オンラインのスカウトでは伝わりにくい雰囲気やカルチャーを、対面なら直接届けられます。</p><p>出展費用は50万円以上が目安で、イベントの規模や集客力によって成果のばらつきが大きいのが難点です。確度の高い候補者に出会えるとは限らないため、母集団形成やブランディングの一環として捉えるとよいでしょう。エンジニア向けのハッカソンや勉強会を自社で主催すれば、技術力を直接見極めながら関係を築けます。</p><h3 id="hc9dc89fe6c">⑦SNS採用という採用手法</h3><p>X（旧Twitter）などのSNSで候補者と接点を持つ手法です。基本的に無料で始められ、エンジニアコミュニティの発信を通じて潜在層とゆるくつながれる点が魅力です。</p><p>ただし、成果につなげるには継続的な運用が前提になります。投稿が止まればフォロワーとの関係も薄れ、採用への波及効果は限定的です。広告を併用する場合は月30万円程度の費用が発生します。単体で採用を完結させるより、採用広報やリファラルと連動させて、認知から接触までの導線として活かすのが現実的な使い方です。</p><h3 id="hcf5bb08d11">⑧AIスカウトという新しい採用手法</h3><p>AIが求人情報と候補者の経歴データを照合し、一人ひとりに最適化したスカウト文面を自動生成します。ダイレクトリクルーティングの弱点だった運用工数を、AIで大きく圧縮できる点が画期的です。</p><p><a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">Offersの「AIスカウト生成機能」</a>を導入した企業では、スカウト文の作成工数が80%削減されました。スカウト承諾率も、ある東証グロース上場企業で13.1%から31.7%へ、シード期のスタートアップで19.0%から32.4%へと改善しています。承諾率は最大で2.4倍に伸びており、属人的だったスカウト運用を、データに基づいて改善できるようになった点が従来手法との違いです。AIを採用に取り入れる動きは、エンジニア採用において今後ますます広がっていくでしょう。</p><h3 id="hc4f9f5baa5">⑨採用代行（RPO）という採用手法</h3><p>採用戦略の設計からスカウト送信、候補者対応、選考管理までをまとめて外部に委託する手法です。個別の手法を選ぶというより、採用プロセス全体を外部パートナーと運用する形態にあたります。</p><p>費用は月額型と成果連動型があり、採用リソースが不足する企業に向きます。スタートアップが採用ノウハウのある人材を社内に持たないまま立ち上げる場面や、急拡大で採用負荷が一気に高まる成長期に、運用ごと外出しできる点が利点です。スカウト代行や採用代行をAIスカウトと組み合わせれば、工数を抑えながら採用プロセスを最適化できます。後述するOffersの導入事例では、この形態で短期間に複数名を採用した企業もありました。</p><h3 id="h6d5771763d">中途・職種別で変わるエンジニア採用手法の使い分け</h3><p>ここまでの9手法は、ターゲットとするエンジニアによって最適な重みづけが変わります。中途エンジニアの採用では即戦力性が重視されるため、ダイレクトリクルーティングと人材紹介が主軸になりやすい一方、職種によっても勝ち筋は異なります。</p><p>たとえばAI/MLやセキュリティのような希少領域は、求人広告で待っていてもまず応募が来ません。攻めのダイレクトリクルーティングやAIスカウトで潜在層を掘り起こす必要があります。フロントエンドのように母集団が比較的厚い職種なら、求人媒体やリファラルも機能します。中途採用の進め方や職種別のポイントを踏まえ、ターゲットごとに手法の配分を変えることが、限られたリソースを成果に変えるコツです。</p><p>自社のフェーズや職種に合った手法の組み合わせを相談したい方は、<a href="https://offers.jp/client/lp">Offersの無料相談</a>で個別の採用要件に応じた提案を受けられます。</p><h2 id="h202b9f9a72">エンジニア採用手法のフェーズ別の選び方</h2><p>エンジニア採用手法は単体で選ぶものではなく、スタートアップ・成長期・エンタープライズという企業フェーズに応じて2〜3手法を組み合わせるのが基本です。採用人数・社内工数・人材の希少度という3つの軸で、最適な配分が決まります。</p><h3 id="h16862ba0b6">スタートアップ期に向くエンジニア採用手法の組み合わせ</h3><p>採用予算も人員も限られるスタートアップ期は、低コストで精度の高い手法から固めます。社員の信頼関係を活かすリファラル採用を土台に置き、攻めのダイレクトリクルーティングをAIスカウトで工数を圧縮しながら回すのが現実的です。</p><p>採用広報の初期投資も、この段階で始めておく価値があります。すぐに成果は出ませんが、創業フェーズのストーリーや技術的チャレンジは、候補者にとって大企業にはない魅力になります。社内に採用専任者を置けない場合は、採用代行（RPO）で立ち上げごと外部に委ねる選択肢も有効です。</p><h3 id="h6c765d0559">成長期に向くエンジニア採用手法の組み合わせ</h3><p>採用人数が一気に増える成長期は、ダイレクトリクルーティングを主軸に据えます。攻めの手法で潜在層を継続的に掘り起こしつつ、すぐに埋めたいポジションは人材紹介で即戦力を補完する二段構えが機能します。</p><p>このフェーズで起きやすいのが、採用担当者がスカウト運用に追われて疲弊する事態です。運用負荷が限界に近づいたら、RPOで実務を外出しし、社内は意思決定と候補者の見極めに集中する体制へ切り替えると、採用のスピードと質を両立しやすくなります。</p><h3 id="h2920da1e3f">エンタープライズ・メガベンチャーに向くエンジニア採用手法</h3><p>母集団を大規模に動かすエンタープライズやメガベンチャーは、求人媒体やイベントでの母集団形成を土台に、AIスカウトを大規模に運用して接触量を確保します。手作業のスカウトでは追いつかない規模になるため、AIによる効率化の効果が最も大きく出るフェーズです。</p><p>加えて、採用プロセス全体をRPOで最適化し、各手法のデータを横断して改善し続ける体制が効きます。複数の事業部・職種で同時に採用が走るため、手法の良し悪しを個別に見るのではなく、採用プロセス全体の歩留まりを設計する視点が欠かせません。</p><h3 id="hf924454c4c">エンジニア採用手法の選定で外せない3つの判断軸</h3><p>フェーズが変わっても、手法選定で外してはいけない判断軸は共通しています。第一に採用人数の規模、第二に社内に割ける採用工数のリソース、第三に求める人材の希少度です。</p><p>特に希少度の影響は大きく見落とせません。ManpowerGroupの調査でAI関連スキルが最も確保困難なスキルとなったように、希少領域ほど待ちの手法は通用せず、攻めの手法に投資を寄せる判断が必要です。この3軸を起点に、早見表のどの手法を主軸・補完に置くかを決めていきましょう。</p><h2 id="h6fea7b9d5c">エンジニア採用手法を成功させる5つのコツ</h2><p>どのエンジニア採用手法を選んでも、ペルソナ定義・JD・現場巻き込み・候補者体験・スカウト改善という5つの運用品質で成果は大きく変わります。手法選び以上に、採用プロセスの設計が成否を分けます。</p><h3 id="h5ef326e3c4">コツ①、ペルソナを「スキル×カルチャー」で定義する</h3><p>「Pythonが書けるエンジニア」というスキル要件だけでは、ペルソナとして不十分です。自社の開発チームの文化、プロダクトのフェーズ、コミュニケーションスタイルまで含めて像を描くと、スカウトも面接も焦点が定まります。</p><p>ポイントは、現場のエンジニアと採用担当が一緒にペルソナを作ることです。人事だけで作った要件は現場の実態とずれやすく、ずれたまま走ると入社後のミスマッチにつながります。スキルとカルチャーの両面から、誰に来てほしいのかを言語化することが出発点になります。</p><h3 id="h9fc5e077a7">コツ②、エンジニアが読むJD（求人票）を書く</h3><p>JD（求人票）は、候補者に向けた営業資料です。使用する技術スタック、開発環境、チーム構成、裁量の範囲。これらが具体的に書かれているかどうかで、エンジニアの反応はまったく変わります。</p><p>避けたいのは「経験3年以上」「コミュニケーション能力が高い方」といった抽象的な表現です。何を作るのか、どんな技術で、どんなチームで働くのか。エンジニアが意思決定に必要とする情報が抜けていると、優秀な候補者ほど応募もスカウト返信もしてくれません。</p><h3 id="hb728206473">コツ③、選考プロセスに現場エンジニアを巻き込む</h3><p>技術面接は、現場のエンジニアが担当するのが基本です。Findyの調査でも、ダイレクトリクルーティングの成功要因として現場エンジニアやCTO・VPoEの協力が挙げられていました。</p><p>人事だけで選考を進めると、候補者の技術力を正しく評価できないうえに、候補者からも「エンジニアと話せない会社」と映ってしまいかねません。スカウト文面のレビューや面談への同席など、現場が採用に関わる接点を設計に組み込むことが、精度と魅力づけの両面で効きます。</p><h3 id="h7c61f5e056">コツ④、選考スピードと候補者体験を設計する</h3><p>複数社が同じ候補者を追う市場では、選考スピードが内定承諾率に直結します。カジュアル面談から内定までの各ステップで、不要な待ち時間や重複した面接がないかを点検しましょう。</p><p>面接後の丁寧なフィードバックや、候補者の疑問に素早く答える対応も、候補者体験を左右します。前述のとおり約3割の企業が採用目標の達成見通しが立たないなか、選考体験の質で他社と差をつけられる余地は大きく残っています。</p><h3 id="h70d8b17681">コツ⑤、スカウトの質を定量で改善する</h3><p>スカウトは「送って終わり」ではなく、返信率や承諾率を計測して改善し続ける対象です。どんな文面が、どんな候補者に響いたのか。数字で振り返る習慣が成果を押し上げます。</p><p>Offersの導入企業では、AIスカウト生成機能の活用により、スカウト承諾率が13.1%から31.7%へ、別の企業では19.0%から32.4%へと改善しました。文面作成の工数を80%削減しながら、データに基づいてスカウトの質を高められた事例です。属人的な勘に頼らず、定量で改善のループを回すことが、攻めの手法を成果につなげるコツになります。</p><h2 id="h1d5f46e743">エンジニア採用手法の導入事例とOffers正社員採用</h2><p>Offersの導入企業では、リテーナープランや運用代行、AIスカウトといった手法を組み合わせ、スタンバイが2ヶ月で機械学習エンジニアを、ナイルが新たな人材層から正社員採用を実現しています。実際に手法を選び・組み合わせて成果を出した企業は、どう動いたのでしょうか。</p><h3 id="h3f03f99c9c">スタンバイの検索・ML採用、予算型リテーナーで2ヶ月決着</h3><p>求人検索エンジン「スタンバイ」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">株式会社スタンバイ</a>は、機械学習という超専門領域の人材確保が課題でした。母集団の絶対数が小さく、通常の採用チャネルでは数ヶ月待っても出会えないポジションです。</p><p>Offersのリテーナープランを活用し、専任の体制で探索を進めた結果、2ヶ月で機械学習エンジニアと、バックエンド／フルスタックエンジニアの正社員採用に成功しました。超専門領域でスピードと精度を両立させたい場合の有効なパターンです。</p><h3 id="ha1a40b4dcb">ナイルのAIスカウト伴走、新たな人材層から正社員採用</h3><p>定額カーリース「カルモくん」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル株式会社</a>は、エンジニア採用市場のレッドオーシャン化に直面していました。主要な求人媒体やエージェントでは、求める人材の採用に至らない状況が続いていたのです。</p><p>OffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを導入した結果、リードエンジニアを含む正社員1名ほかの採用に成功しました。担当者は「限られた工数の中で新たな人材層にアプローチできた」と振り返っています。その後は社内に採用ノウハウを蓄積し、内製化へ移行するステップも踏みました。</p><h3 id="hd8a059c867">スカウト改善の実証、承諾率が2倍以上に伸びた企業</h3><p>手法の成果は、スカウトの数字にも表れます。OffersのAIスカウト生成機能を導入した東証グロース上場企業では、スカウト承諾率が13.1%から31.7%へと242%改善しました。シード期のスタートアップでも、19.0%から32.4%へと171%改善しています。</p><p>企業規模もフェーズも異なる2社で、同じように承諾率が2倍以上に伸びた点が重要です。スカウト文の作成工数を80%削減しながら承諾率を高められたことは、AIスカウトという手法が一過性の効率化ではなく、再現性のある成果につながることを示しています。</p><p>Offersの導入事例の詳細や、自社の採用要件での活用イメージは、<a href="https://offers.jp/client/lp">無料相談</a>で個別にご案内しています。</p><h2 id="h09e8351cf7">エンジニア採用手法の最新トレンドとAIスカウト</h2><p>エンジニア採用手法の最前線では、AIスカウトによる工数80%削減・承諾率2.4倍の効率化と、採用プロセス全体を外部と最適化するAI RPOという2つのトレンドが進行中です。今後の採用戦略を考えるうえで押さえるべき変化を確認しておきましょう。</p><h3 id="h28c74d5e73">AIスカウトという手法の進化、工数80%削減・承諾率2.4倍</h3><p>AIスカウトは「文面を自動生成する便利ツール」から、候補者の発見・評価・アプローチを一連の流れで支える基盤へと進化しています。求人情報と候補者の経歴データを照合し、一人ひとりに最適化したスカウトを生成することで、これまで属人的だった運用を仕組みに変えます。</p><p>Offersの「AIスカウト生成機能」は累計600社以上に導入され、スカウト文作成の工数を80%削減し、承諾率を最大2.4倍に改善してきました。ManpowerGroupの調査でAI関連スキルが最も確保困難なスキルとなったように、採る側のエンジニアが希少になるほど、AIで接触の量と質を底上げする意義は大きくなります。</p><h3 id="h8c05a325b1">AI RPO、手法選びの上位にある採用プロセス全体の最適化</h3><p>もう一つのトレンドが、個別のツールや手法の導入を超えて、採用プロセス全体をAIで最適化し、外部パートナーが運用まで担う<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPO</a>という形態です。手法を1つずつ足し算する発想から、プロセス全体を設計する発想への転換といえます。</p><p>リソースが限られるスタートアップや、採用負荷が一気に高まる成長期にとって、AI RPOは有力な選択肢です。どの手法を選ぶかという問いの上位に、自社の採用プロセスをどう設計し最適化するかという問いを置くこと。これが、手法が多様化した時代のエンジニア採用の考え方になりつつあります。</p><p>AIスカウトやAI RPOの導入を検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。</p><h2 id="h61ce376774">エンジニア採用手法に関するよくある質問</h2><p>エンジニア採用手法について、コスパ・最初の一歩・AIスカウトの違いという、採用担当者から多く寄せられる3つの質問に回答します。</p><h3 id="he0ca7dffa3">エンジニア採用手法で最もコスパが良いのはどれですか</h3><p>マッチング精度とコストの両面で優れるのはリファラル採用です。インセンティブが30万円未満と低コストでありながら、決定率は40%と他手法の3〜4%を大きく上回ります。</p><p>ただし、社員のネットワークに依存するため紹介数に上限があり、これ単独で採用計画を埋めるのは困難です。採用単価で見ると、ダイレクトリクルーティングが253.0万円と人材紹介（295.3万円）や求人広告（273.6万円）より低く、AIスカウトを組み合わせれば運用工数も抑えられます。リファラルを土台に、ダイレクトリクルーティングとAIスカウトを重ねる構成が、コスト効率の高い王道です。</p><h3 id="h3f67dc3e8c">スタートアップが最初に取り組むべきエンジニア採用手法は</h3><p>リファラル採用とダイレクトリクルーティングの組み合わせから始めるのが現実的です。予算が限られるフェーズでは、低コストで精度の高いリファラルを土台に、攻めのダイレクトリクルーティングで母集団を能動的に広げます。</p><p>社内に採用専任者を置けない場合は、AIスカウトで運用工数を圧縮するか、採用代行（RPO）で立ち上げごと外部に委ねる選択肢が有効です。スタンバイのように、リテーナープランを活用して2ヶ月で専門領域のエンジニアを正社員採用した事例もあります。重要なのは、1手法に絞らず、リソースに合わせて2手法程度を組み合わせることです。</p><h3 id="hdabe0dc628">AIスカウトは従来のスカウトと何が違いますか</h3><p>最大の違いは、文面作成の工数と、改善の再現性です。従来のスカウトは担当者が一通ずつ候補者の経歴を読み込んで文面を書く必要があり、運用工数の重さがダイレクトリクルーティングの弱点でした。</p><p>AIスカウトは求人情報と候補者データを照合して最適化した文面を自動生成するため、Offersの導入企業では作成工数が80%削減されています。さらに承諾率が13.1%から31.7%へ改善した事例のように、どの文面が響いたかをデータで振り返り、改善のループを回せる点が、従来手法との決定的な違いでしょう。</p><h2 id="he47e8bfe64">自社に合うエンジニア採用手法の見つけ方</h2><p>エンジニア採用手法には9つの選択肢があり、それぞれにコストも向き不向きも異なります。転職求人倍率10.4倍、日本の雇用主の84%が人材確保に苦戦するという厳しい市場のなかで、手法を場当たり的に選んでいては成果は安定しません。</p><p>この記事で見てきたとおり、成果を出す企業には共通する考え方があります。</p><p>ひとつは、手法を組み合わせることです。リファラルを土台に、ダイレクトリクルーティングやAIスカウトで攻め、フェーズと職種に応じて配分を変える。早見表でコスト・スピード・母集団のトレードオフを把握したうえで、自社の採用人数・工数・人材の希少度という3軸で主軸を決めていきます。</p><p>もうひとつは、手法選びの上位に採用プロセス全体の設計を置くことです。ペルソナ定義からJD、現場の巻き込み、候補者体験、スカウトの定量改善まで。AIスカウトで工数を80%削減し承諾率を2.4倍に高めた事例や、リテーナープランで2ヶ月で専門領域のエンジニアを正社員採用した事例は、いずれもプロセスを設計した企業の成果でした。</p><p>スカウト運用の工数削減や採用プロセスの最適化を検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。CTO・VPoEなどハイクラスポジションの採用には、<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>もあります。自社のフェーズに合った手法の組み合わせは、<a href="https://offers.jp/client/lp">無料相談</a>で具体的にご提案します。</p>

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## [職種別エンジニア採用｜難易度・年収・要件・手法の違い](https://hr-media.offers.jp/articles/engineer-recruitment-by-role)

**公開日**: 2026-06-18
**著者**: 鈴木 裕斗
**カテゴリ**: 採用

<p>職種別エンジニア採用とは、Java・QA・セキュリティ・サーバーといった技術職種ごとに、採用難易度・年収・スキル要件・最適な手法を見極めて進める採用活動です。同じエンジニア採用でも、転職求人倍率はIT人材全体の10.4倍に対してセキュリティは42.6倍（レバテック2025年12月）と数倍の開きがあり、年収もQA（品質保証）の平均400万円弱からセキュリティの1,000万円級まで大きく異なります。</p><p>職種をまたぐと、採れる場所も競合の激しさも別物になります。本記事は職種別に難易度・年収・要件を比較表で串刺しし、職種ごとに採用手法をどう組み替えるかまでを、2024〜2026年の最新データとOffers導入企業の採用事例で整理しました。</p><h2 id="h37f7598bf3">職種別エンジニア採用とは、押さえるべき主要職種</h2><p>職種別エンジニア採用とは、バックエンドやセキュリティ、QA、サーバーなど技術職種ごとに採用設計を変えるアプローチで、職種が変わると求人倍率・年収・要件がそれぞれ数倍規模で動きます。まずはエンジニアにどんな職種があり、何を軸に分類するのかを押さえます。ここが、自社がどこから採るべきかを判断する起点です。</p><h3 id="h369423e3bc">エンジニアの主要職種と分類軸の整理</h3><p>エンジニアの職種は、おおまかに「言語別」「レイヤー別」「機能別」の3つの軸で整理できます。この3軸を押さえると、採用要件の作り方の見通しが立てやすくなるでしょう。</p><ul><li>言語別。Java・PHP（Webで広く使われるサーバーサイド言語）・JavaScriptなど、扱うプログラミング言語で見る分類です。Javaエンジニアの採用はこの軸に当たります</li><li>レイヤー別。フロントエンド、バックエンド、サーバー・インフラなど、システムのどの層を担うかで見る分類です。サーバーエンジニアはここに位置します</li><li>機能別。QA・テスト、セキュリティ、機械学習など、特定の専門機能で見る分類です。QAエンジニアやセキュリティエンジニアの採用がこれにあたります</li></ul><p>実際の採用では、これらの軸が重なり合います。「Javaが書けるバックエンドエンジニア」「クラウド基盤を扱うセキュリティエンジニア」のように、言語・レイヤー・機能が組み合わさった要件になるのが一般的です。職種をどの軸で切り出すかで、母集団も訴求も変わってきます。</p><h3 id="h6487d7f751">フルスタックなど横断職種の採用上の位置づけ</h3><p>フロントからバックエンド、インフラまで一人で横断するフルスタックエンジニアは、単一職種の枠に収まらないぶん、採用要件の設計に注意が要ります。「何でもできる人」を漠然と探すと、どの母集団にも刺さらない求人になりがちです。</p><p>横断職種を採る場合でも、自社で特に厚くカバーしてほしい領域を起点に据えると、要件がぶれません。たとえば「バックエンドを主軸にしつつ、インフラ構築まで踏み込める人」のように、中心となる職種を定めたうえで横断性を加点要素として扱うと、評価の基準がはっきりします。</p><h3 id="h0369ed0a02">なぜ職種別エンジニア採用で考える必要があるのか</h3><p>エンジニア採用を一括りにすると、難易度も要件もまったく違う職種に同じ手法を当ててしまい、成果が出にくくなります。前述のとおり、転職求人倍率はIT人材全体で10.4倍ですが、セキュリティは42.6倍（レバテック2025年12月）。職種によって採用の難しさが数倍から数十倍まで開きます。</p><p>母数の大きいJavaと、母数が極小のセキュリティでは、効く手法も予算配分も変わります。<strong>職種別エンジニア採用</strong>で考えるとは、こうした職種ごとの差を前提に、要件・手法・予算を職種単位で最適化する発想に立つということです。次章から、その差を難易度・年収・要件の順に分解していきます。</p><h2 id="he31cf35c9b">職種別エンジニア採用の難易度を求人倍率で序列化する</h2><p>職種別エンジニア採用の難易度は、同一ソースの求人倍率で並べると一目で序列化でき、セキュリティ42.6倍に対しIT人材全体は10.4倍（レバテック2025年12月）と、職種間で数倍の差が生まれています。「どの職種が採りにくいか」を感覚ではなくデータで押さえると、攻める順番の判断がしやすくなるでしょう。</p><h3 id="h3486d82d23">職種別エンジニア採用の難易度ランキング</h3><p>職種ごとの採用難易度を、求人倍率や求人数の伸びで並べると次のようになります。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>職種</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用難易度の目安</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>コメント</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>セキュリティ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>転職求人倍率42.6倍</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>IT人材全体の約4倍。直近では50倍超の月もある</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Java（バックエンド/業務系）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>言語別の正社員求人で1位</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人母数が最大で、その分だけ競合企業も最多</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>サーバー/インフラ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>高水準（DX進展で上昇）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>構築からクラウドまで担える人材が逼迫</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>QA/テスト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>新規求人が前年比約140%増</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>需要が急拡大している局面</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>（参考）IT人材全体</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>転職求人倍率10.4倍</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>比較のベースライン</p></td></tr></tbody></table><p>数字はレバテックの市場動向（2025年12月、一部2024年12月）などをもとにしています。求人倍率は調査主体や集計期間で定義が異なるため、別々のソースの倍率を直接比べるのは避けたほうが安全です。ここでは「同じソースの中で、IT全体10.4倍に対してセキュリティ42.6倍」というように、相対的な開きとして読むのが実態に近い見方になります。</p><p>セキュリティが突出して高いのは、新しい部署の立ち上げ需要が重なり、求人数が直近3年で約2.5倍に増えた一方、有資格・実務経験者の母数が追いついていないためです。2024年12月の集計では、セキュリティは54.0倍で職種別1位を記録しました。参考までに、同じ集計では採用コンサルが41.8倍、PM（プロジェクトマネージャー）が24.6倍で続いています。専門性が高く、かつ立ち上げ需要のある領域ほど倍率が跳ね上がる傾向が読み取れるでしょう。</p><p>この序列を押さえておくと、自社が同時に複数職種を採るときの順番づけに役立ちます。倍率の低い職種から手をつければ早く埋まりますが、本当に事業のボトルネックになっている職種が最難関なら、そこに資源を寄せる判断も必要になります。難易度のデータは、優先順位を決めるための共通言語として使うのが実務的です。</p><h3 id="hf60a3ba6e3">職種別に「採用が難しい理由」はどう違うか</h3><p>採用が難しい理由は職種ごとに異なり、母数不足が効くのはセキュリティとJava、評価の難しさが効くのはQAとサーバーと、ボトルネックの場所が分かれます。同じ「難しい」でも、つまずく箇所が違えば打ち手も変わってくるでしょう。</p><p>職種別に整理すると、難しさの正体は次のように分けられます。</p><ul><li>母数より需要が大きい。セキュリティとJavaが典型です。セキュリティは倍率そのものが高く、Javaは言語別求人1位ゆえに同じ人材を多くの企業が奪い合います</li><li>専門スキルが希少。クラウドセキュリティやゼロトラスト、QAの自動テスト設計など、対応できる人材が薄い領域です</li><li>評価が難しい。QAやサーバーは、品質や運用の貢献が定量化しにくく、面接で実力を測りづらい職種です</li><li>キャリアの可視性が低い。サーバー・インフラは転職潜在層へのリーチそのものが課題になりやすい領域です</li></ul><p>加えて、どの職種にも共通するのが採用担当者の技術理解です。非エンジニアの担当者だけで要件定義や面接設計を進めると、現場の感覚とずれた求人になり、候補者の離脱を招きます。</p><h3 id="he826330edc">難易度が高い職種ほど採用設計の巧拙が効く</h3><p>難易度が高い職種ほど、母集団が小さいぶん一通のスカウトや一回の面談の質が成果を直接左右します。セキュリティやQAのように候補者の絶対数が少ない領域では、数を打つ戦い方が通用しません。</p><p>母数の大きいJavaなら、媒体で母集団を広げて確率で勝負する余地があります。一方、母数の小さい職種は「誰に、何を、どう届けるか」の精度がすべてです。この違いが、後半で扱うAIスカウトや採用代行（RPO）の効きどころにつながっていきます。</p><h2 id="hac8e09741c">職種別エンジニア採用の年収・コスト相場を比較する</h2><p>職種別エンジニア採用の年収相場は、セキュリティが東京で平均約1,000万円、サーバーが約520万円、QAが平均400万円弱と、同じエンジニアでも倍以上の開きがあります。年収の差は採用予算の配分に直結するため、職種ごとの相場を最新データで押さえましょう。</p><h3 id="h461a0395d5">職種別エンジニア採用の年収レンジ一覧</h3><p>職種ごとの年収相場を並べると、次のようになります。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>職種</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>年収相場の目安</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>主な出典</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>セキュリティ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>東京で平均約1,000万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>Morgan McKinley サラリーガイド2025</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Java</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ITエンジニア平均469万円を上回るレンジ、経験者は600万円超</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>doda・Michael Page</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>QA/テスト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>平均400万円弱（求人レンジ300〜1,100万、中心は500〜800万）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>JAC Recruitment・Geekly ほか</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>サーバー</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>平均約520万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人ボックス</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>インフラ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>平均約475〜490万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人ボックス</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>（参考）情報処理・通信技術者</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>平均628.9万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>厚生労働省 賃金構造基本統計調査2024</p></td></tr></tbody></table><p>doda発表のデータでは、正社員全体の平均年収429万円に対し、ITエンジニアは469万円（2025年12月）でした。セキュリティだけが頭一つ抜けて高く、東京では年収1,000万円超の提示も珍しくありません。年収が高い職種ほど、後述する人材紹介の成功報酬も高騰する構造になっています。</p><h3 id="he0da1c1b03">職種別エンジニア採用のコスト・単価の考え方</h3><p>職種別エンジニア採用のコストは、年収に連動する人材紹介の成功報酬（年収の30〜35%）が大きく、年収1,000万円級のセキュリティでは1名あたり300万円超の紹介手数料が発生し得ます。年収レンジがそのまま採用単価に跳ね返るのが、コスト設計の基本構造です。</p><p>コストを抑える鍵は、職種特性に応じてチャネルを選び分けることにあります。母数の大きいJavaやサーバーは媒体で母集団を作りやすい一方、母数の小さいセキュリティやQAは媒体に出しても応募が集まりにくく、直接アプローチ型のほうが費用対効果が高くなります。「全職種を同じ媒体で募集する」設計は、難関職種ほど空振りしやすいので注意しましょう。</p><p>採用予算を組むときは、職種ごとの年収相場と想定チャネルをセットで見積もると、配分の精度が上がります。職種別のコスト構造を踏まえたうえで手法を選ぶことが、限られた予算で複数職種を採るための前提になります。</p><h3 id="h6f5749c1d5">待遇競争に巻き込まれやすい職種と対策</h3><p>セキュリティやJavaは、大手企業や外資との年収差がそのまま採用障壁になりやすい職種です。年収1,000万円級の引き合いがある領域では、提示額だけで真正面から競うのは体力勝負になりがちでしょう。</p><p>ただし、エンジニアが転職先を選ぶ基準は年収だけではありません。技術的なチャレンジの中身、裁量の大きさ、開発環境、リモートワークの柔軟性など、訴求できる軸は複数あります。待遇で一歩譲る場合こそ、自社ならではの魅力を要件と求人票で言語化することが、待遇競争を回避する現実的な打ち手になります。</p><h2 id="h25c69c040f">職種別エンジニア採用で求められるスキル要件の違い</h2><p>職種別エンジニア採用では、求めるスキル要件が職種ごとに大きく異なり、セキュリティはクラウドセキュリティやゼロトラスト、Javaは大規模開発と設計力、QAは自動テスト設計と、必須スキルの中身が別物です。要件を取り違えると母集団も求人票もずれるため、職種別の必須スキルを整理します。</p><h3 id="h5e75c0426a">職種別エンジニア採用のスキル要件比較表</h3><p>職種ごとに求められる代表的なスキルを並べると、次のとおりです。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>職種</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>主要なスキル要件</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>セキュリティ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>クラウドセキュリティ（AWS/Azure）、ゼロトラスト設計、脆弱性診断、セキュアコーディング、SOC/CSIRTの運用</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Java</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>Spring/Spring Boot、業務系・大規模システムの開発経験、設計力、クラウド連携</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>QA/テスト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>テスト設計・テストケース作成、自動テスト（Seleniumなど）、CI（Jenkins）、品質管理基準（ISO）、プログラミング</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>サーバー/インフラ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>Linux/Windows Server、ネットワーク、クラウド（AWS/GCP/Azure）、IaC、仮想化、構築・運用</p></td></tr></tbody></table><p>同じ「エンジニア」でも、求められる土台がここまで違います。セキュリティはクラウドとゼロトラストを軸にした守りの設計力、Javaは大規模な業務システムを支える設計と実装力、QAはテストを自動化し品質を作り込む力、サーバーは基盤を構築・運用しクラウドへ載せ替える力が中心です。要件定義のときは、この差を踏まえて「自社のプロダクトで実際に使う技術」に引き寄せることが欠かせません。</p><h3 id="h3b650853fe">採用担当者の技術理解不足という共通課題</h3><p>職種別の要件を正しく書き分けるうえで最大の壁になるのが、採用担当者の技術理解です。非エンジニアの担当者が一人で職種別の求人票や面接を設計しようとすると、現場の感覚とずれた要件になり、候補者からの信頼を損ねかねません。</p><p>この課題は、現場エンジニアを採用プロセスに巻き込むことで和らげられます。職種ごとの必須スキルと「あれば望ましい」スキルを現場と一緒に切り分け、技術面接は現場が担当する。こうした分担を決めておくと、職種が変わるたびに要件がぶれる事態を防げます。</p><h3 id="hb3add32002">需要が急拡大している横断スキル</h3><p>職種を問わず価値が高まっているのが、AI・クラウド・セキュリティに関わるスキルで、これらを持つ人材は引く手あまたの状態です。レバテックの市場動向では、約4割の企業が「IT人材の採用人数が増えた」と答えています。</p><p>世界的にも同じ傾向です。ManpowerGroupの<a href="https://www.manpowergroup.com/en/insights/2026-global-talent-shortage">人材確保に関する調査</a>（41カ国対象）では、最も確保が難しいスキルとしてAI関連が初めてトップに挙がりました。職種別の要件を考えるときも、AIやクラウドの素養を加点軸に置くと、将来の技術変化に強い採用につながります。</p><h2 id="h1354646da2">エンジニア採用市場の最新動向と職種別採用の前提</h2><p>エンジニア採用市場はIT人材の転職求人倍率10.4倍（レバテック2025年12月）という強い売り手市場で、全業種の1.18倍と比べても突出しており、この市場全体の逼迫が職種別の難易度差を増幅させています。職種別の話に入る前に、市場全体の現在地を押さえましょう。</p><h3 id="hcd1f579caa">エンジニア採用市場の求人倍率と需給ギャップ</h3><p>エンジニア採用市場は、慢性的な人材不足が続いています。レバテックによると、2025年12月時点のIT人材の転職求人倍率は10.4倍で、正社員求人数は前年比126%と増え続けています。前年の2024年12月には11.6倍と過去最高を記録しました。厚生労働省が示す全業種の有効求人倍率1.18倍（2025年12月）と比べると、ITの逼迫ぶりが際立ちます。</p><p>構造的な背景にあるのが、IT人材の不足予測です。経済産業省「IT人材需給に関する調査」は、2030年に最大約79万人（中位シナリオでも約45万人）のIT人材が不足すると試算しました。この市場の前提があるからこそ、職種別の難易度差がそのまま採用成否に響いてきます。</p><h3 id="hd3a842ba92">転職希望者は増えても採用が楽にならない理由</h3><p>転職希望者は増えているのに採用が楽にならないのは、求人数の増加が希望者の増加を上回り続けているためです。レバテックの集計では、IT人材の転職希望者数は前年同月比136%（2025年12月）と伸びています。それでも倍率が高止まりしているのは、企業の求人増がそれ以上のペースだからです。</p><p>動きの大きい層も出てきました。同社のデータでは、50代の転職希望者数は2022年から2025年にかけて約190%増えています。ベテラン層が動き始めたことで母集団の幅は広がりましたが、人気職種への集中は変わらず、職種ごとの取り合いはむしろ激しくなっています。</p><h3 id="had1a7e14e0">グローバルで見るエンジニア採用市場</h3><p>人材確保の難しさは日本に限った話ではありません。ManpowerGroupが41カ国を対象に行った調査では、世界の雇用主の72%が人材確保に苦戦していると答えました。日本は84%で、世界平均を12ポイント上回っています。</p><p>同調査では、最も確保が困難なスキルとしてAI関連が初めて首位に立ちました。国内でも世界でも、AI・クラウド・セキュリティといった先端領域に需要が集中している点は共通しており、職種別に見ても、この領域の職種ほど採りにくいという流れが続くでしょう。</p><p>市場全体が逼迫しているという前提を押さえたら、次は職種ごとの差に目を向ける番です。ここまでが職種別採用の「地図」にあたり、ここから先は各職種を一つずつ掘り下げていきます。自社でどの職種の採用が事業のボトルネックになっているかを思い浮かべながら読み進めると、優先順位が立てやすくなるでしょう。</p><h2 id="h2d2108eed1">セキュリティエンジニア採用、倍率42.6倍の最難関</h2><p>セキュリティエンジニア採用は全職種で最も難易度が高く、転職求人倍率42.6倍（レバテック2025年12月、IT全体の約4倍）、東京の平均年収は約1,000万円という、母数の薄さと待遇の高さが重なる領域です。限られた母集団をどう攻めるかが成否を分けます。</p><h3 id="h38e2780bf6">セキュリティエンジニア採用の難易度と年収</h3><p>セキュリティエンジニア採用は、求人倍率と年収の両面で突出しています。レバテックの市場動向では転職求人倍率42.6倍（2025年12月）、2024年12月の集計では54.0倍で職種別1位でした。正社員求人数は直近3年で約2.5倍に増えており、需要の伸びに供給が追いついていません。</p><p>年収面では、Morgan McKinleyのサラリーガイド2025で、東京のサイバーセキュリティ人材は平均約1,000万円とされています。年収1,000万円超の提示も珍しくない水準で、待遇の高さがそのまま中小・スタートアップの採用ハードルになっています。</p><h3 id="ha6c8565cf7">セキュリティエンジニア採用が難航する理由</h3><p>セキュリティエンジニア採用が難航する最大の理由は、クラウドセキュリティやゼロトラストに対応できる実務経験者の母数が、需要に対して極端に薄いことです。新しい部署の立ち上げ需要が重なり、求人だけが先に増えている状態です。</p><p>そこに待遇競争が加わります。年収1,000万円級の引き合いがある領域では、大手や外資と提示額で正面から競うのは現実的ではありません。母数が薄く、かつ待遇でも競り合う。この二重の難しさが、セキュリティを最難関たらしめています。</p><h3 id="h24a07bba96">セキュリティエンジニア採用に効く手法</h3><p>母数が極小のセキュリティでは、媒体で応募を待つより、潜在層に直接届くダイレクトリクルーティングやAIスカウトを軸に据えるのが現実的です。一通のスカウトの質が成果を左右するため、要件と訴求を磨き込む価値が高い職種です。</p><p>ハイクラス層には、専門エージェントの併用も効きます。さらに、セキュリティはコミュニティのつながりが濃い領域でもあるため、社員紹介によるリファラル採用が思わぬ近道になることもあります。複数チャネルを薄く広く張るより、直接アプローチとリファラルに資源を集中させるほうが、限られた母集団には届きやすいでしょう。</p><h2 id="h1ddcf08ce3">Javaエンジニア採用、求人数最大ゆえの競合過多</h2><p>Javaエンジニア採用はプログラミング言語別で正社員求人が1位（レバテックキャリア）と母数が最大である一方、同じ人材を多くの企業が奪い合うため、求人を出すだけでは埋まりにくい職種です。母数は大きいのに採れない理由と、勝つための要件設計を見ていきましょう。</p><h3 id="h0cf8056292">Javaエンジニア採用の市場ポジションと年収</h3><p>Javaは言語別求人ランキングで正社員求人1位を占め、PHPやJavaScriptを大きく引き離しています。金融や業務系の大規模システムで広く使われ続けているため、求人の母数そのものが最も大きい言語です。</p><p>年収は、dodaのITエンジニア平均469万円（2025年12月）を上回るレンジが中心で、業務系・大規模開発の経験者は600万円超も視野に入ります。母数が大きいぶん「採りやすそう」に見えますが、求人数が最多ということは、同じ候補者を狙う競合も最多だということです。</p><h3 id="h9df0ac38ce">Javaエンジニア採用で競合に勝つ要件設計</h3><p>Javaエンジニア採用で競合に勝つ鍵は、要件を「Javaが書ける人」で止めず、Spring/Spring Bootの実務、大規模・業務系の開発経験、設計力、クラウド連携まで具体化することにあります。母数が大きいからこそ、要件の解像度が母集団の質を決めます。</p><p>構造的な逆風も見逃せません。新しく学ぶ言語としてJavaを選ぶ人は相対的に減っており、経験者の枯渇が進む方向にあります。だからこそ、自社のプロダクトで本当に必要なJavaスキルを切り出し、求人票で具体的に示すことが、似た求人の中で候補者に選ばれる条件になります。</p><h3 id="hd682a306ad">Javaエンジニア採用に効く手法</h3><p>母数の大きいJavaは、求人広告や媒体で母集団を形成しやすい職種です。一方、即戦力のシニア層は市場に出にくいため、人材紹介（エージェント）の併用が効きます。</p><p>差がつくのは、母集団を作った後の選考設計です。同じ候補者を競合と奪い合う以上、求人票の具体性と選考スピードがそのまま勝率に響きます。応募から一次面接までの待ち時間を縮め、技術面接で自社の魅力を伝えきる。母数で戦える職種だからこそ、取りこぼしを減らす運用が成果を分けます。</p><h2 id="h872060abd8">QAエンジニア採用、需要急拡大の品質保証人材</h2><p>QAエンジニア採用は新規求人が前年比約140%増（2024年）と需要が急拡大している一方、平均年収は400万円弱ながら求人レンジは300〜1,100万円と広く、求める水準を定めにくい職種です。年収レンジの広さと、自動化スキルの見極め方を整理します。</p><h3 id="h597c62e278">QAエンジニア採用の需要動向と年収</h3><p>QA・テストエンジニアは、品質保証の重要性が増すなかで需要が伸びている職種です。新規求人数は2024年に前年比約140%増と、急ピッチで拡大しました。開発スピードを落とさずに品質を担保したい企業が増え、専任のQA人材を置く動きが広がっています。</p><p>年収は平均400万円弱が目安ですが、求人レンジは300万〜1,100万円と幅広く、中心となるボリュームゾーンは500〜800万円です。手動テスト中心の人材と、自動テストの設計までできる人材で評価が大きく分かれるため、レンジが広くなっています。</p><h3 id="h921bf672a7">QAエンジニア採用で見るべきスキルと評価</h3><p>QAエンジニア採用で見極めの軸になるのは、テスト設計・テストケース作成に加え、Seleniumなどでのテスト自動化やJenkinsを使ったCI（継続的インテグレーション）まで担えるかどうかです。自動化の素養があるかで、活躍の幅も年収も変わります。</p><p>評価の難しさもこの職種の特徴です。品質への貢献は「不具合が起きなかった」という形で表れるため、成果が定量化しにくく、面接で実力を測りにくい傾向があります。ISO（国際標準化機構）が定める品質管理基準への理解や、過去にどんなテスト戦略を設計したかを具体的に聞くことで、手を動かせる人材かどうかを見分けやすくなります。</p><h3 id="h8be255c1a2">QAエンジニア採用に効く手法</h3><p>QAは母数が比較的小さく、スキルの幅も広いため、要件を明確にしたうえでのダイレクトリクルーティングやAIスカウトが有効です。「手動テスト中心」なのか「自動化まで任せたい」のかを求人段階で言い切ると、母集団のずれを抑えられます。</p><p>媒体に広く出すと、求める水準と合わない応募が増え、スクリーニングの工数がかさみがちです。必要なスキルを定義したうえで、その条件に合う潜在層へ直接アプローチするほうが、急拡大する需要のなかでも狙った人材に届きやすいでしょう。</p><p>評価の難しさを補う意味でも、選考に現場のQAやエンジニアを巻き込む価値は大きいといえます。過去のテスト戦略や自動化の実績を具体的に掘り下げられるのは、同じ目線を持つ現場だからです。需要が伸びている職種だからこそ、見極めの精度を上げる選考設計が採用の質を左右しました。</p><h2 id="h71802ca082">サーバーエンジニア採用、クラウド時代の逼迫職種</h2><p>サーバーエンジニア採用は、DX進展とクラウド移行で需要が年々高まる逼迫職種で、年収相場はサーバーが平均約520万円、インフラが約475〜490万円（求人ボックス）と、構築からクラウドまで担える人材ほど高待遇化しています。インフラ人材の相場と、転職潜在層へのリーチ方法を掘り下げます。</p><h3 id="h6914c366c6">サーバーエンジニア採用とインフラ人材の逼迫</h3><p>サーバー・インフラエンジニアは、DXとクラウド移行の進展で需要が押し上げられている職種です。オンプレミスの構築・運用に加え、クラウドへの移行やIaCによる自動化まで担える人材が逼迫し、技術要求が上がるほど待遇も高くなっています。</p><p>この職種の採用上の難しさは、キャリアの可視性が低いことにあります。安定した運用業務を担う層は、積極的に転職市場へ出てこない傾向があり、「声をかけなければ出会えない」潜在層が厚いのが特徴です。母集団形成の入り口で、いかに潜在層へリーチするかが課題になります。</p><h3 id="h01923a9fc7">サーバーエンジニア採用の年収相場</h3><p>サーバーエンジニアの平均年収は約520万円、インフラエンジニアは約475〜490万円が目安です（いずれも求人ボックス）。参考として、厚生労働省の賃金構造基本統計調査2024では、「情報処理・通信技術者」全体の平均が628.9万円とされています。</p><p>クラウドやIaC、仮想化まで対応できる人材は、この相場の上振れ側に位置します。逆に、特定のオンプレ環境の運用に閉じたスキルだけでは評価が伸びにくく、クラウド対応力の有無が年収レンジを左右するでしょう。採用時は、自社が今後進めるクラウド戦略に必要なスキルを基準に据えると、相場とのずれを抑えられます。</p><h3 id="h5407c4262f">サーバーエンジニア採用に効く手法</h3><p>サーバー・インフラは、Linuxやクラウド、IaCといった必須スキルを求人票で具体的に示したうえで、母数の大きい層には媒体、潜在層には直接アプローチを組み合わせるのが基本です。可視性の低い層が多いぶん、待ちの採用だけでは取りこぼしが増えます。</p><p>濃いコミュニティを持つ領域でもあるため、社員のネットワークを活かしたリファラル採用も有効に働きます。転職潜在層に届くチャネルをどれだけ持てるかが、逼迫するインフラ人材の採用では差になるでしょう。</p><p>採用難易度の高い職種ほど、限られた母集団に的確に届く設計が成果を分けます。職種ごとのスカウト運用から選考設計までを伴走で支えてほしい場合は、Offersの<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPOプラン</a>や<a href="https://offers.jp/cases">導入事例</a>もあわせてご確認ください。</p><h2 id="hfe42db9e18">職種別エンジニア採用に最適な手法の組み替え方</h2><p>職種別エンジニア採用の核心は手法の羅列ではなく、母数の大きい職種は媒体、母数の小さい職種はダイレクトリクルーティングやAIスカウトというように、職種特性に応じて手法とチャネルを組み替える採用設計にあります。職種ごとにどの手法が効くかをマッピングし、採用プロセス全体の設計につなげます。</p><h3 id="hc8571698af">職種別エンジニア採用の手法マッピング</h3><p>主要な採用手法と、効きやすい職種を整理すると、次のとおりです。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用手法</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>特徴</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>効きやすい職種</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ダイレクトリクルーティング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>転職潜在層に直接アプローチ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>全職種、特に母数の少ないセキュリティ・QA</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介（エージェント）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>専門エージェントが即戦力を紹介</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>Javaの即戦力、セキュリティのハイクラス</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>リファラル採用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>社員紹介でマッチング精度が高い</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>コミュニティの濃いインフラ・セキュリティ</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人広告・媒体</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>母集団形成に向く</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>Java・サーバーなど母数の大きい職種</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>技術広報・テックブログ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中長期の採用ブランディング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>全職種、特に技術志向の強い層</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>AIスカウト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>文面を自動生成し工数削減・承諾率向上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>一通の質が効く全職種</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用代行（RPO）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用プロセス全体を外部で設計・運用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ノウハウ・リソースが不足する組織</p></td></tr></tbody></table><p>リファラル採用は、決定率が約40%と報告されており、他手法の3〜4%と比べてマッチング精度の高さが際立ちます。手法には一長一短があり、どれか一つに頼る設計はもろくなりがちです。職種ごとに主軸の手法を決め、補助の手法を重ねる組み合わせが、複数職種を同時に採るときの安定したやり方になります。</p><h3 id="ha6660ca538">母数の少ない職種ほどダイレクトリクルーティングとAIスカウトが効く</h3><p>母数の少ないセキュリティやQAでは、一通のスカウトの質が成果を直接左右するため、ダイレクトリクルーティングとAIスカウトの効果が大きくなるでしょう。数で押せない職種ほど、誰に何をどう届けるかの精度が問われます。</p><p>ここでネックになるのが、スカウト文の作成工数です。職種ごとに要件が違うぶん、候補者一人ひとりに合わせた文面を書くのは負担が大きくなります。Offersの<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">AIスカウト生成機能</a>は、求人情報と候補者の経歴を照合して最適化したスカウトを自動で作成し、文面作成の工数を<strong>80%削減</strong>しました。承諾率もある企業で13.1%から31.7%へ、別の企業で19.0%から32.4%へと改善しており、企業規模を問わず効果が確認されています。母数の薄い職種ほど、この精度と工数削減が効いてきます。</p><h3 id="h44c9d5aa66">職種で手法を組み替える採用プロセス設計</h3><p>職種別エンジニア採用を仕組みにする最終形が、職種ごとに手法とチャネルを組み替える採用プロセス全体の設計です。誰がどの職種を、どのチャネルで、どんな要件で追うかを設計し、運用まで回し切れるかが成果を決めます。</p><p>この設計と運用を社内だけで担うのは、リソースの限られた組織には重い負担です。採用戦略の策定からスカウト運用、選考管理までを外部に委ねる採用代行（RPO）に、AIスカウトを組み合わせるのが、Offersの<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPOプラン</a>が支援している形です。職種別に手法を出し分ける運用を、専任の体制で回したい組織に向いています。</p><h2 id="h41d14c9b19">職種別エンジニア採用の成功事例</h2><p>職種別エンジニア採用に成功した企業は、職種特性に合わせて手法を変えており、Offers導入企業では機械学習領域で2ヶ月、ハイクラスのバックエンド層、VPoEクラスで約4ヶ月といった正社員採用の成果につながりました。どの職種に、どんな施策を当てたのかを事例から確認します。</p><h3 id="hfe949f72e9">スタンバイの機械学習・バックエンド採用、2ヶ月で正社員化</h3><p>求人検索エンジンを運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">株式会社スタンバイ</a>は、成長フェーズでの専門技術人材の確保が課題でした。機械学習という超専門領域は母集団の絶対数が小さく、通常のチャネルでは数ヶ月待っても出会えないポジションです。</p><p>Offersのリテーナープランを活用し、専任チームが予算と期間にコミットして探索。2ヶ月で機械学習エンジニアとバックエンド/フルスタックエンジニアの正社員採用に成功しました。母数の薄い専門領域で、スピードと精度を両立させた例です。</p><h3 id="ha28d61e65e">ナイルのハイクラス採用、AIスカウトと運用代行で到達</h3><p>複数事業を展開する<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル株式会社</a>は、採用市場のレッドオーシャン化のなか、技術力とビジネス理解、主体性を兼ね備えたハイクラスのバックエンド/フルスタック層に届かない状況が続いていました。市場に出にくい層へのアプローチが課題です。</p><p>OffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを導入した結果、リードエンジニアを含む正社員1名と業務委託2名を確保。「限られた工数の中で新たな人材層にアプローチできた」と担当者が振り返るとおり、母集団の幅を広げながら社内の負担を抑えられた例です。</p><h3 id="h442afbab84">HRBrainのVPoE採用、約4ヶ月で正社員化</h3><p>タレントマネジメントSaaSを提供する<a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">株式会社HRBrain</a>は、開発組織を約60名から100〜200名規模へ拡大する計画を統括できるリーダーの確保が課題でした。CTO・VPoEクラスは市場に出回らず、エージェント経由でも推薦が来にくいポジションです。</p><p>OffersのヘッドハントでCTO/VPoEクラスにアプローチし、カジュアルから最終まで計5回の面談という丁寧なプロセスを経て、約4ヶ月でVPoE 1名の正社員採用に至りました。「書類選考通過率がとても高い」と評価されており、難度の高いマネジメント層採用での成果です。</p><p>自社の優先職種に合った打ち手を相談したい方は、Offersの<a href="https://offers.jp/cases">導入事例一覧</a>や<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">無料相談</a>をご利用ください。職種ごとの採用設計を具体的に詰められます。</p><h2 id="hd1767c0dc3">職種別エンジニア採用は比較から優先順位、手法設計へ</h2><p>職種別エンジニア採用は、難易度・年収・要件を職種ごとに比較し、自社の優先職種を決め、職種に応じて手法を組み替える、という3つの順序で進めるのが成果への近道です。最後に全体を振り返り、次のアクションを整理します。</p><p>本記事で見てきたとおり、同じエンジニア採用でも職種が変われば景色が一変します。転職求人倍率はIT全体10.4倍に対しセキュリティ42.6倍、年収はQAの400万円弱からセキュリティの1,000万円級まで開き、必須スキルも別物です。だからこそ、最初にやるべきは職種を横断した比較で、自社が今どこから採るべきかの優先順位をつけることです。</p><p>優先職種が決まったら、職種特性に手法を合わせます。母数の大きいJavaやサーバーは媒体で母集団を作り、母数の薄いセキュリティやQAはダイレクトリクルーティングとAIスカウトで一通の質を磨く。難関職種ほど、スカウトの精度と採用プロセスの設計が成果を左右します。</p><p>この設計と運用を社内だけで抱えきれない場合は、AIスカウトと採用代行を組み合わせる選択肢があります。スカウト運用の工数削減や職種別の採用プロセス設計を検討している方は、Offersの<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPOプラン</a>をご確認ください。CTO・VPoEなどハイクラス職種の採用には、<a href="https://offers.jp/client/retainer">リテーナープラン</a>もあります。</p>

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## [エンジニア採用エージェントはいつ使う？費用相場と選び方](https://hr-media.offers.jp/articles/engineer-recruitment-agent)

**公開日**: 2026-06-18
**著者**: 鈴木 裕斗
**カテゴリ**: 採用

<p>エンジニア採用エージェント（人材紹介）は、即戦力の技術人材に最短で出会える有力な手段です。一方で手数料は理論年収の35〜40%、AIやデータサイエンスなどの高度IT人材では最大50%に達し、複数名を採用するスタートアップのキャッシュを圧迫します。</p><p>2025年12月時点のITエンジニア転職求人倍率は10.4倍（レバテック調査）。ManpowerGroupの2026年調査では日本の雇用主の84%が「人材確保が困難」と回答しており、エージェントは「使うか使わないか」ではなく「いつ、どう使い、いつ卒業するか」が問われる局面に入っています。</p><p>この記事では、人材紹介の仕組みと手数料相場、おすすめ会社の選び方、そしてAIスカウト内製化・AI RPOへの移行までを、採用担当者の意思決定に沿って整理します。</p><h2 id="hc7e30b88c7">エンジニア採用エージェント（人材紹介）とは</h2><p>エンジニア採用エージェント（人材紹介）とは、転職を希望するエンジニアと求人企業を仲介し、採用が決まったときにだけ成功報酬を受け取る採用支援サービスです。求人広告やダイレクトリクルーティングと並ぶ代表的な採用手法で、即戦力の技術人材に短い期間で出会える点が強みになります。</p><p>まずは仕組みと、他手法との違いを押さえます。ここを曖昧にしたまま「とりあえずエージェントに頼む」と、手数料だけがかさんでいきかねません。</p><h3 id="h7711aef65e">エンジニア採用エージェント（人材紹介）の仕組みと成功報酬型の費用構造</h3><p><strong>エンジニア採用エージェント</strong>は、自社のデータベースに登録したエンジニアの中から要件に合う人を企業に推薦し、入社が決まった時点で報酬が発生する成功報酬型が基本です。採用に至らなければ費用はかからないため、初期費用がかからないのが特徴になります。</p><p>エージェントには大きく2つのタイプがあります。登録型は、転職活動中のエンジニアが自ら登録したデータベースから候補者を探す方式です。サーチ型（ヘッドハンティング）は、登録の有無に関わらず、要件に合う人材を市場から能動的に探し出して口説く方式を指します。CTOやVPoEのような市場にほとんど出てこない層を狙う場合は、後者のサーチ型が向いているでしょう。</p><p>「採用が決まるまで無料」という構造は一見すると企業に有利ですが、その分、1人あたりの単価は他手法より高く設定されているのが実情です。費用構造の詳細は次のセクションで扱います。</p><h3 id="hc7d05a233c">エンジニア人材紹介とダイレクトリクルーティング・求人広告の違い</h3><p>エンジニア採用の主な手法は、費用の発生タイミングと、誰にアプローチできるかで性格が分かれます。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>手法</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>費用構造</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>向いている場面</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介（エージェント）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成功報酬。年収の35〜40%（高度IT人材は最大50%）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>即戦力をスポットで採りたい、採用工数が割けない</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人広告（媒体）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>掲載料の前払い。数十万〜数百万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>母集団を広く形成したい、複数名を採りたい</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ダイレクトリクルーティング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成功報酬 年収の10〜20%＋システム利用料</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>転職潜在層に直接アプローチしたい、コストを抑えたい</p></td></tr></tbody></table><p>人材紹介は「採れるまで払わない」かわりに単価が高く、求人広告は「先に払う」かわりに、採れなければ費用が無駄になりかねません。ダイレクトリクルーティングは、転職サイトに登録していない潜在層へ自社から声をかけられる手法で、エージェントよりも単価を抑えやすい一方、スカウト文の作成や候補者選定の工数が社内にかかります。</p><p>エンジニア採用では、この3つを単独で使うより、フェーズに応じて組み合わせるのが現実的です。組み合わせ方は後半の併用・卒業のセクションで具体的に示します。</p><h2 id="h5db861a78c">エンジニア人材紹介の手数料相場と費用構造</h2><p>エンジニア人材紹介の手数料は、一般的に理論年収の35〜40%が相場で、AIやデータサイエンスなどの高度IT人材では最大50%に達することもあります。成功報酬型のため初期費用はかかりませんが、決定1名あたりの金額は採用手法の中でもっとも高い水準です。</p><p>年収帯と職種で相場がどう動くか、返金規定も含めて費用構造を明らかにします。</p><h3 id="h360c8d8cd7">エンジニアの人材紹介手数料は年収の何%か</h3><p>一般職の人材紹介手数料は理論年収の30〜35%が業界標準です。エンジニアの場合はこれより高く、35〜40%が多数派になります。大手では、マイナビIT AGENTが35%（税別）を提示するなど、35%前後が一つの基準です。</p><p>金額に直すとインパクトがわかります。年収500万円のエンジニアを手数料35%で採用すると、175万円の成功報酬が発生する計算です。シニアクラスで年収700万円を超えれば、1名あたり250万円前後に膨らみます。</p><p>「採れるまで無料」という言葉だけで判断すると、実際に決まったときの金額に驚くことになりかねません。年収帯ごとに発生額を試算しておきましょう。</p><h3 id="hdf11682895">高度IT人材（AI・データサイエンティスト）の手数料は最大50%</h3><p>AIエンジニアやデータサイエンティストといった高度IT人材になると、手数料相場はさらに上がります。ハイクラス層では40〜50%が一般的で、市場にほとんど出てこない希少領域では50〜100%という設定も見られます。</p><p>背景にあるのは需給の逼迫です。ManpowerGroupの2026年調査では、AI関連スキルが初めて「もっとも確保が困難なスキル」のトップに立ちました。採れる人が少ないほど、紹介する側の手数料は高くなる構図です。希少職種では、手数料の高さそのものが市場の難易度を映していると考えてよいでしょう。</p><h3 id="h5003bec3e0">エンジニア人材紹介の返金規定と早期離職リスク</h3><p>成功報酬を払って採用したエンジニアが早期に離職した場合、契約に返金規定があれば一定額が戻ります。相場は、入社1ヶ月未満の離職で支払額の80%、1〜3ヶ月で50%程度の返金です。</p><p>ただし返金規定はあくまで金銭的な補填にすぎません。離職が起きれば、採用にかけた時間とポジションの空白という見えないコストは戻ってきません。契約前に返金条件を確認しつつ、そもそも早期離職を防ぐ選考設計のほうに重心を置くことが大切です。</p><p>手数料を含めた採用コスト全体の内訳は、職種や年収帯によって大きく変わります。手法別の費用比較はこの記事の後半でも改めて扱います。</p><h2 id="h23a6249a5e">エンジニア人材紹介のメリットとデメリット</h2><p>エンジニア人材紹介の最大のメリットは採用工数の削減とマッチ精度の高さ、最大のデメリットは成功報酬の高さと採用ノウハウが社内に蓄積されない点です。両面を理解したうえで、デメリットの回避策まで押さえておきます。</p><h3 id="he416bde57b">エンジニア人材紹介の主なメリット</h3><p>エンジニア人材紹介には、採用担当者の負担を軽くする明確な利点があります。</p><p>第一に、要件に合った候補者と出会いやすい点です。エージェントが事前にスクリーニングするため、的外れな応募に時間を取られにくくなります。第二に、採用工数を削減できる点です。候補者の探索や初期コンタクトをエージェントが担うため、現場の選考に集中できます。第三に、成功報酬型ゆえ初期費用がかからない点です。採用が決まるまで支払いが発生しないため、予算化がしやすくなります。母集団形成から推薦までの立ち上がりが速いことも、急ぎの採用では大きな利点です。</p><p>採用に割けるリソースが限られているほど、これらのメリットは大きく効きます。</p><h3 id="hb4d6f87bc8">エンジニア人材紹介のデメリットと回避策</h3><p>一方で、エンジニア人材紹介には看過できないデメリットもあります。</p><p>もっとも重いのは成功報酬の高さです。年収の35〜40%が複数名分積み重なると、採用予算を一気に押し上げます。次に、採用ノウハウが社内に蓄積されない点です。探索からクロージングまでをエージェントに任せきると、自社の採用力が育ちません。さらに、担当者の技術理解にばらつきがある点も無視できません。エンジニア経験のない担当者だと、要件のずれた候補者が推薦され、推薦の質が安定しないことがあります。早期離職による想定外コストのリスクも残ります。</p><p>回避策は次の3つです。まず、2〜3社に絞って依頼し、推薦の質を比較すること。次に、要件と見送り理由を毎回フィードバックし、紹介の精度を上げること。そして、担当者の技術理解を見極めてから本格依頼すること。この見極めの具体的なやり方は、次の選び方のセクションで詳しく扱います。</p><h2 id="hdde0a5cb49">エンジニア採用エージェントはいつ使うべきか</h2><p>エンジニア採用エージェントは「採用に工数を割けない立ち上げ期」や「母集団が極小の専門職」で効果を発揮し、継続採用が増えるスケール期には単独だと割高になります。エージェントは万能ではありません。採用フェーズ・職種・予算によって、向いている場面と他手法が適する場面が分かれます。</p><h3 id="h9c97faf614">立ち上げ期にエンジニア採用エージェントが有効な理由</h3><p>採用チームが整っていない立ち上げ期は、エージェントの工数削減効果がもっとも活きる場面です。候補者の探索やスカウトに人手を割けない段階では、要件を伝えれば推薦が上がってくる仕組みは合理的です。</p><p>採用の頻度が低く、年に数名のスポット採用であれば、自前でスカウト基盤を作るより、必要なときだけエージェントに頼むほうが結果的に安く済むこともあります。まずは1〜2名を確実に採りたい、というフェーズに向いた手法です。</p><h3 id="hcdee60954e">専門性が高い職種ではサーチ型エージェントが効く</h3><p>母集団そのものが極端に小さい職種では、サーチ型エージェントの目利きが力を発揮します。IoTのようにクラウド・ネットワーク・組み込みを横断する複合スキルや、特定領域のスペシャリストは、待っていても応募が来ません。</p><p>こうした領域では、市場から能動的に探し出すサーチ型の探索力と、技術要件を翻訳できる担当者の存在が成否を分けます。希少職種ほど、安いからという理由で手法を選ぶより、その領域に強いエージェントを選ぶことが先決です。</p><h3 id="h773c0bc054">スケール期はエンジニア採用エージェント単独だと割高になる</h3><p>継続的に採用する規模になると、エージェント単独の構造は割高に傾きがちです。手法別の平均採用単価を比べると、その差がはっきりします。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用手法</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>平均採用単価</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介（エージェント）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>295.3万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人広告</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>273.6万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ダイレクトリクルーティング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>253.0万円</p></td></tr></tbody></table><p>1名あたりでは数十万円の差でも、年に10名採用すれば数百万円の開きになります。スケール期に入ったら、エージェントだけに頼る構造から、ダイレクトリクルーティングやAIスカウトを内製で回す構造へ重心を移せば、コストの伸びは抑えられるはずです。</p><h3 id="h4095bad55f">フェーズ別にエンジニア採用手法を使い分けるマップ</h3><p>採用フェーズごとに主役となる手法は変わります。立ち上げ期は工数削減を優先してエージェントを軸に、採用が増えてくる成長期はダイレクトリクルーティングを併走させ、スケール期はAIスカウトの内製化とAI RPOで採用プロセス全体を設計し直す、という移し方が一つの型です。</p><p>大切なのは「エージェントをやめる」ことではなく、「主役を移しながら、エージェントをスポットで残す」という発想です。卒業の具体的な設計は後半で詳しく扱います。</p><h2 id="hd860714d93">エンジニア人材紹介会社の選び方と目利き基準</h2><p>エンジニア人材紹介会社は、データベースの規模と質、エンジニア採用の実績、担当者の技術理解、推薦の質、契約条件の5点で見極めます。このうち担当者の技術理解を見抜く質問は、多くの記事が触れない実装ポイントです。</p><h3 id="h667f19089c">エンジニア人材紹介会社のデータベース規模と質を確認する</h3><p>最初に確認するのは、登録しているエンジニアの規模と質です。レバテックキャリアのように登録者45万人を超える大規模なデータベースもあれば、特定領域に絞った精鋭型のデータベースもあります。</p><p>ただし数の多さがそのまま自社に合うとは限りません。自社が狙う職種・年収帯・技術スタックの登録者がどれだけいるかを、商談の段階で具体的に聞くことが大切です。</p><h3 id="h08149e10b3">エンジニア採用の実績と決定数を確認する</h3><p>次に、自社と近い規模・フェーズの企業でのエンジニア採用実績を確認します。「登録者は多いが、エンジニアの決定実績は少ない」というケースもあるためです。</p><p>直近の決定数、決定した職種、入社後の定着状況まで踏み込んで聞けると、推薦の精度を見積もりやすくなります。実績のないニッチ領域を依頼する場合は、期待値を事前にすり合わせておきましょう。</p><h3 id="ha4bbd71dc4">担当者にエンジニア経験があるかを見抜く質問</h3><p>推薦の質を大きく左右するのが、担当者の技術理解です。エンジニア経験のない担当者でも優秀な人はいますが、技術スタックの解像度が低いと、要件のずれた推薦が増えます。</p><p>商談で次のような質問を投げると、解像度が測れます。「弊社のこの求人で、なぜこの技術スタックが必要だと考えますか」「フロントエンドとバックエンドで、御社が得意な領域はどちらですか」「過去に推薦した方が見送りになった理由を教えてください」。技術用語を自分の言葉で説明できるか、見送り理由を具体的に語れるかで、担当者の理解度が見えてきます。</p><h3 id="hdaff31a58c">エンジニア人材紹介の推薦の質を面接設定率で見極める</h3><p>推薦の質は、感覚ではなく指標で確認できます。人材紹介経由の面接設定率は平均55〜65%が一つの目安です。推薦された候補者のうち、どれだけが面接まで進むかを見れば、要件と推薦のかみ合い具合がわかります。</p><p>書類通過率や面接設定率が極端に低いまま推薦数だけが多い場合は、要件のすり合わせが不足しているサインです。数字を共有しながら、フィードバックの精度を上げていきましょう。</p><h3 id="h687cc59a13">エンジニア人材紹介会社の手数料と契約条件を比較する</h3><p>最後に、手数料率・返金規定・支払い条件を横並びで比較します。手数料率は35%前後が基準ですが、独占契約やまとめ依頼で交渉余地が生まれることもあります。</p><p>返金規定の手厚さ、保証期間の長さ、支払いタイミングも会社ごとにさまざまです。手数料率だけでなく、早期離職時にどこまで補填されるかまで含めて、契約条件を総合的に見比べましょう。</p><h2 id="h8e946c1ba9">エンジニア人材紹介会社のおすすめ比較</h2><p>エンジニア人材紹介会社は、IT特化型、大手総合型、ハイクラス／専門型の3タイプに分かれ、採用したい職種とフェーズで選ぶのが基本です。検索で多い「おすすめ・比較」に直接答えつつ、前のセクションの選び方と紐づけて読めるよう整理します。</p><h3 id="h823eb0ddd7">IT・エンジニア特化型の人材紹介会社</h3><p>エンジニア採用に専門特化したエージェントは、技術理解の深さとマッチ精度が強みです。</p><ul><li>レバテックキャリア。登録者45万人超、20年を超える業界ノウハウを持ち、職種別のマッチングに定評があります</li><li>Geekly。IT・Web・ゲーム領域に特化し、専門アドバイザーによる高精度なマッチングが特徴です</li><li>TechClipsエージェント。IT・セキュリティに強く、現役エンジニアがコンサルタントを務めます</li><li>ウィルオブテック。IT特化型で、アドバイザー2名体制によるサポートが定評です</li><li>LiBER。20〜30代のIT人材に強く、若手から中堅のエンジニア採用に向いています</li></ul><p>技術スタックの解像度を重視するなら、まずこの特化型から検討しましょう。</p><h3 id="h8730cf22dc">大手総合型の人材紹介会社</h3><p>大手総合型は、登録者数の規模と独自データの厚みが強みです。</p><ul><li>マイナビIT AGENT。大手のデータベース規模を背景に、手数料は35%（税別）が基準です</li><li>doda／リクルートエージェントIT。圧倒的なデータベース規模と独自データで、幅広い職種をカバーします</li><li>ワークポート。IT領域に強い総合型で、求人数の豊富さが特徴です</li></ul><p>幅広い職種を一度に探したい、母集団の規模を重視したい場合に向いています。</p><h3 id="h3dbe9351ba">ハイクラス・専門／外資型の人材紹介会社</h3><p>CTOやVPoE、外資・グローバル領域を狙うなら、ハイクラス・専門型が有力な選択肢です。</p><ul><li>JAC／JELLYFISH／PASONA TECH。ハイクラス・外資・グローバル領域に強みを持ちます</li><li>G-JOBエージェント。ゲーム業界に特化し、専門知識を備えています</li></ul><p>市場にほとんど出てこない層を狙う場合は、サーチ型の探索力を持つこのタイプが効くでしょう。</p><h3 id="h1c2103cf1a">エンジニア人材紹介会社の比較表</h3><p>タイプ別の特徴を一覧で整理します。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>タイプ</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>主なサービス</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>特徴</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>手数料目安</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>IT・エンジニア特化型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>レバテックキャリア、Geekly、TechClips、ウィルオブテック、LiBER</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>技術理解が深く、マッチ精度が高い</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>年収の35〜40%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>大手総合型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>マイナビIT AGENT、doda／リクルートIT、ワークポート</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>データベース規模が大きく、職種の幅が広い</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>年収の35%前後</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ハイクラス・専門／外資型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>JAC、JELLYFISH、PASONA TECH、G-JOB</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>希少層・専門領域に強い</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>年収の40〜50%</p></td></tr></tbody></table><p>自社が狙う職種が決まっているなら特化型、幅広く探すなら総合型、希少層ならハイクラス型、と当たりをつけてから比較すると選びやすくなるはずです。</p><blockquote><p>エンジニア採用の工数や手数料に課題を感じている方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。AIスカウト生成機能による工数削減と、採用プロセス全体の設計を支援しています。CTO・VPoEなどハイクラスポジションには、専任チームが予算にコミットする<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>もあります。</p></blockquote><h2 id="h508646793e">エンジニア採用エージェントの費用と交渉術</h2><p>エンジニア採用エージェントの手数料には職業安定法上の上限（理論年収の50%）があり、独占契約やまとめ依頼によって引き下げ交渉の余地もあります。手数料は「言い値」ではありません。構造を知れば、費用をコントロールできます。</p><h3 id="h5ad993201c">職業安定法が定めるエンジニア人材紹介の手数料上限</h3><p>人材紹介の手数料には法的な上限があります。厚生労働省の定める届出制手数料では、上限が理論年収の50%とされており、これを超える設定は認められません。慣行上も50%超は通りにくい水準です。</p><p>もう一つの上限制手数料では、求職者の6ヶ月間の賃金の11%以下（免税事業者は10.3%以下）と定められています。つまり「40〜50%」という相場は、法的な上限ぎりぎりの水準だということです。提示された手数料が相場の範囲かどうか、この上限を物差しにして判断できます。</p><h3 id="hbcb399b430">エンジニア採用エージェントの手数料が高騰する背景と交渉術</h3><p>エンジニアの手数料が高止まりするのは、採れる人が少ないからです。需給が逼迫するほど、紹介する側は強気の料率を提示できます。</p><p>それでも交渉の余地はあります。1社に絞る独占契約と引き換えに35%から30%へ下げてもらう、複数名の採用を前提にボリュームディスカウントを引き出す、といった方法です。返金規定や保証期間も交渉対象になります。「提示された料率がそのまま確定」と思い込まず、条件をセットで持ちかければ、費用は動かせるのです。</p><h3 id="hfc6e15d968">手数料×複数名がスタートアップのキャッシュに与える影響</h3><p>1名分の手数料は許容できても、複数名分が同時に走ると話は変わります。年収500万円のエンジニアを手数料35%で採用すれば175万円。これを年に5名採れば、875万円が成功報酬として出ていく計算です。</p><p>シニアクラスが混じればこの額はさらに膨らみます。スケール期にエージェントだけで採用を回すと、手数料の累積が資金繰りを圧迫しかねません。だからこそ、ある段階からはダイレクトリクルーティングやAIスカウトの内製化で、1名あたりの単価を下げる設計が効いてきます。採用代行の費用構造や、ダイレクトリクルーティングのコストと合わせて検討すると、最適な配分が見えてくるはずです。</p><h2 id="he1daf0553e">エンジニア採用エージェントと併用したい手法</h2><p>エンジニア採用エージェントは、ダイレクトリクルーティングやAIスカウトと併用することで、コストを抑えながらリーチを広げられます。「脱エージェントで自社発信」でも「エージェントに依存」でもない、第3の道があります。</p><h3 id="hbabd013d1a">ダイレクトリクルーティングとの併用でエンジニア採用コストを下げる</h3><p>ダイレクトリクルーティングは、転職サイトに登録していない潜在層へ自社から直接スカウトを送る手法です。成功報酬は年収の10〜20%、定額で60〜100万円のサービスもあり、エージェントの35〜40%と比べて単価を抑えやすいのが利点です。</p><p>エージェントで即戦力をスポット採用しつつ、母集団づくりはダイレクトリクルーティングで自社が担う。この役割分担にすると、全体の採用単価を下げながらリーチを広げられます。</p><h3 id="h943af7d8d1">AIスカウトでエンジニア採用のスカウト工数を圧縮する</h3><p>ダイレクトリクルーティングの課題は、スカウト文の作成や候補者選定にかかる工数です。ここを圧縮するのがAIスカウトです。</p><p>Offersの<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">AIスカウト生成機能</a>は、求人情報と候補者の経歴を照合し、一人ひとりに最適化したスカウト文を自動で作ります。導入企業ではスカウト文作成の工数が80%削減されました。ある東証グロース上場企業ではスカウト承諾率が13.1%から31.7%へ改善し、シード期のスタートアップでも19.0%から32.4%へ伸びています。企業規模を問わず効果が出ているのが、この機能の特徴です。</p><h3 id="hf43d976791">求人広告・リファラルとのチャネル組み合わせ</h3><p>エージェント・ダイレクトリクルーティングに加えて、求人広告とリファラルを組み合わせると、チャネルの幅と質が同時に上がります。求人広告は母集団形成に、リファラルは社員のネットワークを通じたマッチ精度の高い採用に向いています。</p><p>リファラルはインセンティブ費用のみで、コストとマッチ精度の両面で優れた選択肢です。1つの手法に頼らず、自社のフェーズに合わせて複数チャネルを束ねることが、採用の安定につながります。</p><h2 id="h5800aa84a3">エンジニア採用エージェントを卒業する設計</h2><p>エンジニア採用エージェントの「卒業」とは依存をやめることではなく、AIスカウトで内製スカウトを立ち上げ、採用プロセス全体をAI RPOで再設計することです。エージェントを否定せず、スポットで残しながら主役を移していく移行ロードマップを示します。</p><h3 id="he623ffa704">なぜスケール期にエンジニア採用エージェント単独では割高になるのか</h3><p>前述のとおり、平均採用単価は人材紹介が295.3万円、ダイレクトリクルーティングが253.0万円です。1名では小さな差でも、継続採用では累積で大きく開きます。</p><p>採用が増えるほど、成功報酬の総額は線形に膨らみます。一方で、内製スカウトの基盤は一度作れば繰り返し使えるものです。スケール期に入ったら、変動費としての手数料を、再利用できる仕組みへ置き換えていく発想が効いてきます。</p><h3 id="h7af8d348fe">AIスカウト内製化でエンジニア採用を効率化する移行ステップ</h3><p>内製化の入り口は、スカウト文の自動生成で工数のボトルネックを外すことです。AIスカウトでスカウト作成の工数を80%削減できれば、少人数の採用チームでもダイレクトリクルーティングを回せます。</p><p>まずは1職種からダイレクトリクルーティングを試し、承諾率や返信率を見ながらスカウトの型を磨く。立ち上がってきたらエージェントへの依頼をスポットに絞り、内製の比率を上げていく。この順番で移すと、採用を止めずに構造を切り替えられます。</p><h3 id="hbe7e2665fe">採用プロセス全体を再設計するAI RPOへ</h3><p>スカウトの内製化が進んだら、次は採用プロセス全体の設計です。<strong>AI RPO</strong>は、求人票の作成からソーシング、スカウト送信、候補者対応、選考管理までをAIで効率化し、外部のプロフェッショナルが運用まで担う形態です。</p><p>採用専任を置きにくいスタートアップにとって、AI RPOは「最初の採用チーム」として機能します。ツールを入れるだけでなく、戦略設計から実務までを一気通貫で任せられるため、内製化の途中段階を伴走してもらえるのが利点です。採用代行やスカウト代行の仕組みと合わせて検討すると、自社に合う委託範囲が見えてきます。</p><blockquote><p>採用プロセス全体の効率化や、エージェント中心からの移行を検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。求人票の作成からスカウト送信、書類選考、日程調整までをAIが効率化し、専任のカスタマーサクセスが戦略設計と改善提案を担います。</p></blockquote><h2 id="h87dd648284">エンジニア人材紹介からAI RPOへの移行事例</h2><p>Offersでは、リテーナープランやAI RPOを通じて、2ヶ月でのハイクラスエンジニア採用や、VPoEクラスの正社員入社など、正社員採用の実績が積み上がっています。ここで紹介するのは、すべてOffers導入の正社員採用事例です。</p><h3 id="hc44f69a102">スタンバイのリテーナープラン活用、2ヶ月で機械学習エンジニアを正社員採用</h3><p>求人検索エンジンを運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">株式会社スタンバイ</a>は、成長フェーズでハイクラスエンジニアの採用に課題を抱えていました。採用リソースが不足し、機械学習などの専門領域は母集団の絶対数が小さく、通常のチャネルでは出会えないポジションです。</p><p>Offersの<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>を活用し、専任チームが予算と期間にコミットする体制で探索を実施。2ヶ月で機械学習エンジニアと、バックエンド／フルスタックエンジニアの正社員採用に至りました。超専門領域でスピードと精度を両立させたいときの有効なパターンです。</p><h3 id="h2ee74f26e8">HRBrainのVPoE採用、Offersヘッドハントで書類通過率を高める</h3><p>タレントマネジメントSaaSを提供する<a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">株式会社HRBrain</a>は、8プロダクトの展開で開発組織が複雑化し、100〜200名規模へ拡大する統括リーダーの不在が課題でした。CTO・VPoEクラスは市場に出回らず、エージェント経由でも推薦が来にくいポジションです。</p><p>Offersヘッドハントによる紹介で、書類選考の通過率が高い候補者にアプローチ。約4ヶ月・5回の面談という丁寧なプロセスを経て、田村祐樹氏がVPoEとして正社員入社し、別途バックエンドエンジニアの採用にもつながりました。採用担当の寺脇氏は「Offersヘッドハントからの紹介は書類選考の通過率がとても高い」と評価しています。</p><h3 id="h4e82e1b130">ビットキーのIoT複合スキル採用、母集団極小の領域で正社員確保</h3><p><a href="https://offers.jp/cases/bitkey">株式会社ビットキー</a>は、Software Edge DeviceチームでIoT開発のハイクラスエンジニアを採用する必要がありました。IoT・クラウド・ネットワーク・アプリを併せ持つ人材は母集団が極めて小さく、通常の媒体では出会えない領域です。</p><p>Offersのリテーナープランを活用し、3万人規模のデータベースとブラインドレジュメによる討議、スカウト文への動画埋め込みを組み合わせて探索。幅広い開発経験を持つエンジニアの正社員採用に成功しました。担当者は「戦略の壁打ちから泥臭い実務まで一気通貫で支援してもらえた」「手段を尽くしたと感じている企業こそ一度相談する価値がある」と振り返っています。</p><h3 id="hd93a11877e">ナイルのAIスカウト伴走、リードエンジニア1名と業務委託2名を確保</h3><p>定額カーリースを運営する<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル株式会社</a>は、エンジニア採用市場のレッドオーシャン化に直面していました。主要な媒体やエージェントでは、技術力とビジネス理解、主体性を兼ね備えたハイクラス層の採用に至らない状況が続いていたのです。</p><p>OffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを導入した結果、リードエンジニアを含む正社員1名と、業務委託2名の確保に成功。担当の澤田佳代子氏は「限られた工数で新たな人材層にアプローチできた」とコメントしています。運用代行で社内リソースを抑えつつ、新しい母集団に届いた事例です。</p><h3 id="h0ccd6e5a47">AIスカウト生成機能による承諾率改善と内製化の実績</h3><p>個別の採用事例に加えて、Offersの<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">AIスカウト生成機能</a>は、エージェント依存からの移行を後押しするプラットフォームとして実績を重ねています。求人情報と候補者の経歴を照合し、一人ひとりに最適化したスカウト文を自動生成することで、スカウト作成の工数を80%削減します。</p><p>スカウト承諾率の改善幅も大きく、ある東証グロース上場企業では13.1%から31.7%へ、シード期のスタートアップでは19.0%から32.4%へと伸びました。全国2.7万人を超えるプロダクト開発人材のデータベースを基盤に、累計600社以上が導入しています。エージェントに頼り切らず、自社のスカウトを内製で立ち上げたい企業の受け皿になるはずです。</p><h2 id="hdfc4fbefed">エンジニア採用エージェントのよくある質問</h2><p>エンジニア採用エージェントの手数料は交渉の余地があり、同時依頼は2〜3社が目安、早期離職時は契約に応じて返金されます。採用担当者から寄せられる疑問に、データで答えます。</p><h3 id="hfc4f415b3f">エンジニア人材紹介の手数料は値引き交渉できるか</h3><p>値引き交渉は可能です。1社に絞る独占契約と引き換えに料率を下げてもらう、複数名採用を前提にボリュームディスカウントを引き出す、といった方法が現実的です。手数料には職業安定法上の上限（理論年収の50%）があるため、提示が相場の範囲かどうかは上限を物差しに判断できます。</p><h3 id="h7005762d3d">エンジニア採用エージェントは何社に同時依頼すべきか</h3><p>2〜3社が一つの目安です。多すぎると候補者の重複や対応工数の増加を招き、各社へのフィードバックも薄くなりがちです。少数に絞って要件を丁寧に共有し、推薦の質を比較しながら関係を深めるほうが、結果的に精度が上がります。</p><h3 id="hf210ca1069">エンジニア採用エージェントと求人広告・DRはどう使い分けるか</h3><p>即戦力をスポットで採りたい、採用工数が割けないならエージェント、母集団を広く形成したいなら求人広告、転職潜在層に直接アプローチしてコストを抑えたいならダイレクトリクルーティングが向いています。フェーズに応じて主役を移しつつ、エージェントはスポットで残すのが現実的です。</p><h3 id="h7888510ecc">エンジニア人材紹介で早期離職した場合の返金はどうなるか</h3><p>契約に返金規定があれば、入社1ヶ月未満で支払額の80%、1〜3ヶ月で50%程度が戻るのが相場です。ただし返金は金銭的な補填にすぎず、採用にかけた時間とポジションの空白は戻りません。契約前に返金条件を確認しつつ、早期離職を防ぐ選考設計に力を入れることが大切です。</p><h2 id="h45d012f942">エンジニア採用エージェントの賢い使い方</h2><p>エンジニア採用エージェントは、立ち上げ期に使い、スケール期にAIスカウト内製化やAI RPOへ移すのが賢い使い方です。手数料は理論年収の35〜40%、高度IT人材では最大50%に達し、複数名分が積み重なると資金繰りを圧迫します。</p><p>押さえるべき判断軸を振り返ります。</p><ul><li>使う場面を見極める。採用工数が割けない立ち上げ期や、母集団が極小の専門職ではエージェントが効きます</li><li>選び方を実装する。データベースの規模と質、エンジニア採用の実績、担当者の技術理解、推薦の質、契約条件の5点で見極めます</li><li>費用をコントロールする。職安法の上限（50%）を物差しに、独占契約やまとめ依頼で交渉します</li><li>卒業を設計する。AIスカウトでスカウト工数を80%削減し、AI RPOで採用プロセス全体を再設計します</li></ul><p>スカウト運用の工数削減や採用プロセスの効率化を検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。AIスカウト生成機能でスカウト承諾率の改善実績があり、求人票の作成からスカウト送信、選考管理までを支援します。CTO・VPoEなどハイクラスポジションの採用には、専任チームが予算にコミットする<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>もご用意しています。</p>

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## [AI人材とは？不足の現状と採用・育成で確保する方法](https://hr-media.offers.jp/articles/ai-jinzai)

**公開日**: 2026-06-18
**著者**: 鈴木 裕斗
**カテゴリ**: 採用

<p>AI人材とは、機械学習やデータ活用を軸に、AIの研究・開発・業務実装を担う人材の総称です。経済産業省の試算では、AI人材の不足は2030年に約12.4万人規模へ拡大すると見込まれています。さらにManpowerGroupの2026年の調査では、AI関連スキルが初めて世界で最も確保しにくいスキルのトップになりました。</p><p>この記事では、AI人材の定義と種類、不足が起きている構造、求人倍率や年収といった採用市場のリアルなデータ、求められるスキル、そして「育成で全社の活用力を底上げし、採用でコア技術者を確保する」という採用と育成の両輪の考え方までを、採用責任者の視点で整理します。</p><h2 id="h95ebdb099b">AI人材とは、IT人材・DX人材との違い</h2><p>AI人材とは、機械学習・データサイエンス・AI実装といった専門技術を担う層と、現場でAIを業務に使いこなす層の二層からなる人材です。言葉は広く使われる一方で、IT人材やDX人材との境界は曖昧なまま語られがちです。まず定義を整理し、自社が「どの層を確保しようとしているのか」の解像度を上げましょう。</p><h3 id="h363e0cd25c">AI人材の定義、研究・開発・活用を担う人材</h3><p>AI人材は、AIの技術そのものを生み出し、プロダクトに実装し、現場で使いこなす一連の役割を担います。具体的には、機械学習モデルの研究、データ基盤の構築、アルゴリズムの実装、そして業務へのAI適用までが守備範囲に入ります。</p><p>ここで押さえておきたいのは、AI人材が一枚岩ではないという点です。高度な数理やアルゴリズムを扱う「専門技術を担う層」と、自部門の業務にAIを取り入れて成果を出す「現場で活用する層」では、求められる素養も、確保の方法もまったく異なります。前者は市場から採るしかない希少人材であり、後者は社内のリスキリングで広げられる層です。この二層構造の理解が、後半の採用と育成の役割分担につながります。</p><h3 id="h75b75b8a1b">AI人材とIT人材・DX人材の違い</h3><p>AI人材は、より大きな枠であるIT人材の一部です。経済産業省は<a href="https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf">「IT人材需給に関する調査」</a>で、IT人材を従来型・高度・先端の3階層に整理しており、AI人材はそのなかでもクラウドやビッグデータと並ぶ先端領域に当たります。つまりIT人材という大きな円のなかに、AI人材という専門性の高い小さな円が含まれる関係です。</p><p>一方、<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/dx-talent">DX人材</a>は事業やビジネスモデルの変革を推進する役割を指し、技術者だけでなく企画や事業側の人材も含みます。AIを変革の手段として使う点でAI人材と重なりますが、DX人材は「変革をリードすること」、AI人材は「AI技術を担うこと」に軸足がある点が違いです。自社が採りたいのは先端技術を担うAIエンジニアなのか、AIで事業を変える推進役なのか。ここを曖昧にしたまま求人を出すと、要件と候補者がかみ合いません。なお採用難の構造は<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/it-talent-shortage">IT人材不足</a>の記事でも詳しく触れています。</p><h2 id="h52f7085295">AI人材の種類、3つの類型と役割</h2><p>AI人材は、技術を生み出すAI研究者、実装するAI開発者・エンジニア、現場で使うAI活用人材の3類型に大きく分かれます。どの類型を採用で確保し、どの類型を育成で賄うかは、この分類を起点に考えると整理しやすいでしょう。多くの解説記事が触れる定番の切り口でもあります。</p><h3 id="h0217202d5f">AI研究者、新しいモデルを生み出す層</h3><p>AI研究者は、機械学習のアルゴリズムやモデルそのものを生み出す、最も上流の層です。深い数理・統計の素養と、論文レベルの最新研究を追い続ける力が求められます。母数が極端に少なく、博士課程出身者や研究機関経験者が中心になるため、AI人材のなかでも採用難易度は最も高いといえるでしょう。</p><h3 id="hb37fd009c7">AI開発者・エンジニア、実装を担う層</h3><p>AI開発者・AIエンジニアは、研究の成果をプロダクトに載せ、動くシステムとして実装する層です。機械学習エンジニアやMLOpsエンジニアがここに当たり、AI人材の採用ニーズが最も集中するのもこの層です。ソフトウェア開発の力と、機械学習・データ処理の知識を併せ持つ必要があり、市場での取り合いが激しくなっています。エンジニア全体の採用動向は<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/engineer-recruiting">エンジニア採用</a>の記事で整理しています。</p><h3 id="hfe7f36059f">AI活用人材、現場でAIを使いこなす層</h3><p>AI活用人材は、自部門の業務に生成AIや既存のAIツールを取り入れ、成果を出す層です。高度なモデル開発は担いませんが、課題を見つけてAIで解く発想と、ツールを使いこなすリテラシーが問われます。この層こそ、社内のリスキリングで広げていける主対象です。後半で触れる「育成で底上げする部分」は、主にこのAI活用人材を想定しています。</p><h2 id="h58f90a7520">AI人材が不足している理由</h2><p>AI人材が不足する根本原因は、需要の急増に供給が追いつかない需給ギャップにあり、その背景には教育体制・獲得競争・専門性・経営層の理解という構造要因が重なっています。「人手不足」の一言では片づけられない、需給ギャップを生む5つの構造要因。</p><h3 id="hbcc8ca6c34">AI人材の需要が急増し供給が追いつかない</h3><p>最大の理由は、需要の伸びに人材の供給が追いつかないことです。生成AIの普及で企業のAI活用ニーズは一段と加速し、レバテックの調査では生成AI関連の案件数が前年同月比で410%に伸びました。求める企業が一気に増える一方、育成には時間がかかるため、ギャップは開く一方です。</p><h3 id="hc8f59f801f">AI人材を育てる教育・育成体制が整っていない</h3><p>二つ目は、AI人材を育てる教育基盤が国内で十分に整っていないことです。大学などの教育機関でも、企業の社内でも、体系立った育成の仕組みはまだ発展途上にあります。供給の蛇口そのものが細いため、需要が増えても人材の絶対数が増えにくい状態が続いています。</p><h3 id="h4977986f93">AI人材のグローバルな獲得競争が激化している</h3><p>三つ目は、優秀なAI人材が世界規模で奪い合いになっていることです。AIスキルは国境を越えて評価されるため、国内企業は海外の大手テック企業とも採用競争を強いられます。この点は次の章のグローバルデータで詳しく扱います。</p><h3 id="h956e527630">AI人材に必要な専門知識の参入障壁が高い</h3><p>四つ目は、AI人材に求められる専門性が高く、誰でも短期間でなれるわけではないことです。機械学習、統計、数学、データ基盤の知識を横断的に身につける必要があり、参入障壁の高さがそのまま供給の細さに直結します。</p><h3 id="h4d84426dca">経営層のAI・ITリテラシーが追いついていない</h3><p>五つ目は、採る側である経営層のリテラシーが追いついていないことです。独立行政法人情報処理推進機構（IPA）の<a href="https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/discussion-paper/dx2025_digital_talent_ai_era.html">『DX動向2025』</a>では、IT・デジタルに見識のある役員がいる企業の割合は日本で19.9%にとどまり、米国の43.4%の半分以下でした。AIへの投資判断や採用要件の設計が経営の優先課題になりにくく、現場任せになりやすい構造が、確保の遅れを生んでいます。</p><h2 id="h268c55df2e">AI人材不足の最新データと現在地</h2><p>AI人材不足は感覚ではなく数字で語れます。日本では2030年に約12.4万人の不足が見込まれ、世界でもAI関連スキルが最も確保しにくいスキルになりました。日本の需給予測と、他の解説記事がほとんど触れていないグローバルの最新データを並べ、不足の深刻さと緊急性を確認します。</p><h3 id="h6ee33618d1">AI人材不足は2030年に12.4万人へ</h3><p>経済産業省の前掲<a href="https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf">「IT人材需給に関する調査」</a>では、AI人材の需要は2020年の約4.4万人から、2025年に約8.8万人、2030年には約12.4万人へと拡大すると試算されました。これは供給が追いつかないことによる不足見通しであり、IT人材全体では2030年に最大約79万人の不足、うちAI人材が約12万人を占めると見込まれています。</p><p>不足は企業の実感にも表れています。IPAの<a href="https://www.ipa.go.jp/publish/dx-hakusho.html">『DX白書2023』</a>では、日本企業の83.5%がDXを担う人材の不足を感じていると回答しました。人材が「充足している」と答えた割合は、米国が約6割だったのに対し、日本はわずか10.9%です。需給の予測だけでなく、現場の手触りとしても不足が広く共有されている状態がうかがえます。</p><h3 id="h460276a9c0">世界でもAI人材は最も採りにくい人材に</h3><p>視野を世界に広げると、AI人材の希少さはさらに際立ちます。ManpowerGroupが41カ国・約39,000社を対象に実施した<a href="https://www.manpowergroup.com/en/insights/2026-global-talent-shortage">『2026 Global Talent Shortage Survey』</a>では、AI関連スキルが初めて「最も確保が困難なスキル」のトップに立ちました。世界の雇用主の72%が人材確保に苦戦していると答えており、AIはその中心にいます。</p><p>米国の求人データでも同じ傾向が出ています。スタンフォード大学の人間中心AI研究所（HAI）の<a href="https://aiindex.stanford.edu/report/">『AI Index 2025』</a>によれば、AIスキルを要求する求人の比率は過去10年で297%増加しました。日本だけの問題ではなく、世界中の企業が同じ人材を取り合っている。この前提に立つと、確保の緊急性は一段上がります。</p><h3 id="hdfe64d4db6">AI人材を放置するリスク、トップ人材の流出</h3><p>不足は「採れない」だけにとどまりません。育てた人材、採った人材が外に流れるリスクも無視できないでしょう。ガートナーは、人を中心に据えたAI戦略を持たない企業の50%が、2027年までにトップのAI人材を失うと予測しています。確保の打ち手を持たない企業ほど、せっかくの人材を競合に明け渡してしまう。守りの観点でも、確保の戦略は待ったなしです。</p><p>採用市場の全体像をさらに確認したい方は、<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/it-talent-shortage">IT人材不足</a>や<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/engineer-recruiting">エンジニア採用</a>の記事もあわせてご覧ください。市場のデータと採用手法の両面から、自社の現在地を測る材料になります。</p><h2 id="hc741698982">AI人材の採用市場と求人倍率・年収</h2><p>AI人材を採る側から見ると、求人倍率は10倍を超え、生成AI関連の案件は前年比410%に伸び、AIスキルには約25%の賃金プレミアムがついています。他の解説記事がほとんど示さない「採る側」の数字を並べると、今この瞬間の採用難易度が見えてくるでしょう。</p><h3 id="h0db882da75">AI人材の求人倍率と求人数の伸び</h3><p>採用難易度を端的に表すのが求人倍率です。レバテックの調査では、ITエンジニアの正社員求人倍率は10倍を超える水準で推移しています。エンジニア1人を10社以上が取り合う計算であり、AI領域に絞れば競争はさらに激しくなるでしょう。前述のとおり生成AI関連の案件数は前年同月比410%に伸びており、求人が急増する一方で応えられる人材が限られる構図が、数字にはっきり表れています。</p><h3 id="hdb0dea126a">AI人材の年収と賃金プレミアム</h3><p>希少性は処遇にも反映されます。転職市場のデータでは、AIエンジニアの平均年収はおおむね558万円前後とされ、生成AIや大規模言語モデル（LLM）のスキルを持つ層では800万〜1,200万円クラスの求人も珍しくありません。AIスキルを持つことによる賃金の上乗せ、いわゆる賃金プレミアムは国内で約25%とされ、世界では従来のソフトウェア職と比べて+67%という分析もあります。「採れない」だけでなく「採るなら相応の処遇が要る」ことも、AI人材確保の前提として押さえておきたいところです。</p><h3 id="hb70508cfe5">AI人材に求めるスキルが変わっている</h3><p>採用要件そのものも揺れています。レバテックの調査では、生成AIの普及によって求めるスキルが変化したと答えた採用担当者は約4割にのぼり、なかでもプロンプトエンジニアリングを重視する声が38.5%を占めました。就業者側でも生成AIを業務に使う人は4割を超え、その54.3%が業務効率の向上を実感しています。求める人物像が固定的でなくなっているため、要件を定期的に見直さないと市場とのずれが広がってしまいます。</p><h2 id="h5b71d562a9">AI人材に求められるスキルと職種</h2><p>AI人材に共通して求められるのは、機械学習・データサイエンス・プログラミング・数学/統計、そしてAI関連の法知識です。採用でも育成でも、どんなスキルと職種を対象にするかを具体化することが出発点になります。代表的なスキルセットと職種を整理します。</p><h3 id="ha27ef8d5d6">AI人材に共通して求められるスキル</h3><p>AI人材の土台となるのは、機械学習やデータサイエンスの知識、それを形にするプログラミング力、モデルを理解するための数学・統計の素養です。加えて近年は、AIの適正な利用に関する法・ガイドラインの知識も重要になっています。EUのAI法が2024年に承認され、2027年から本格的に適用されるなど、AIを扱う以上は法規制への目配りが避けられなくなりました。技術一辺倒ではなく、データの扱いやリスクを理解したうえでAIを使える人材が求められています。</p><h3 id="hc73a095fbc">代表的なAI職種とキャリアパス</h3><p>職種としては、機械学習エンジニア、データサイエンティスト、AIエンジニア、MLOpsエンジニア、そして生成AI時代に注目されるプロンプトエンジニアなどが代表的です。同じAI人材でも、研究寄りのデータサイエンティストと、実装寄りの機械学習エンジニアでは、評価すべきスキルも候補者のいる場所も変わります。どの職種を狙うのかを定義してから採用要件に落とすことが、ミスマッチを防ぐ近道です。職種ごとの採り方は<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/engineer-recruiting">エンジニア採用</a>の記事でも掘り下げています。</p><h3 id="hd99fff3838">生成AI時代に重みが増したスキル</h3><p>生成AIの普及で、求められるスキルの重心も動きました。前述のレバテックの調査では、採用担当者がプロンプトエンジニアリングを重視する割合が高まる一方、最も重視されたスキルはコミュニケーション能力で48.3%でした。AIを使いこなす技術と、その成果をチームや事業につなぐ力。この両方を備えた人材が、これからのAI人材像として浮かび上がっています。</p><h2 id="h43e6610aa7">AI人材の確保は採用と育成の両輪で</h2><p>AI人材の確保は「育成」だけでは完結しません。全社の活用力は育成で底上げし、コア技術を担う層は採用で確保する。この役割分担が現実的な解になります。市場の常識は「AI人材は育てるもの」に傾きがちですが、ここに採用という当事者の視点を加えると、打ち手の幅は一気に広がるでしょう。</p><h3 id="h15e0fdb226">なぜ育成だけでは足りないのか</h3><p>リスキリングは有効な打ち手ですが、それだけに頼るのは危ういといえます。マッキンゼーの調査では、テック組織の80%がリスキリングを最も有効な手段だと答えた一方、実際に投資を予定している企業は28%にとどまりました。有効だと分かっていても投資が追いつかない、というギャップです。</p><p>さらに本質的な問題として、AI研究者や機械学習のリードクラスのようなコア技術者は、社内育成では間に合いません。ゼロから育てるには数年かかり、その間に事業機会は過ぎていきます。底上げのための育成と、即戦力を確保する採用は、どちらか一方では成立しないのです。</p><h3 id="hecafb65bb4">育成で底上げ、採用でコアを採る役割分担</h3><p>整理すると、確保すべき層は二つに分けられます。一つは、現場でAIを使いこなすAI活用人材。ここは社員のリスキリングで全社的に底上げできます。もう一つは、モデル開発や実装を担うコア技術者。ここは市場から採るしかありません。</p><p>全社員のAI活用力は育成、コア技術者は採用。この切り分けこそ、多くの解説記事が育成一辺倒で語るなかで抜け落ちていた視点です。自社のどのポジションがどちらに当たるのかを仕分けるだけで、限られたリソースの配分がぐっと明確になります。</p><h3 id="h382f43d046">自社の現在地で両輪の比重を決める</h3><p>ただし両輪といっても、比重は企業ごとに異なるでしょう。AIを内製で開発する企業ほど採用の比重が高まり、既存業務へのAI適用が中心なら育成の比重が高まります。そして採用に振る場合でも、自社にノウハウやリソースが足りないなら、採用プロセスの設計から外部の力を借りる選択肢があります。採用代行（<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/rpo">RPO</a>）や<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/ai-saiyou-service">AI採用サービス</a>は、まさに採用力が不足する企業のための手段です。</p><h2 id="hf0caf4a88e">AI人材育成・リスキリングの進め方</h2><p>AI人材育成は、対象層の定義、学習設計、実務での適用という流れで進めます。受講料の補助制度も活用できますが、育成だけに依存しない設計が肝心です。両輪の一方である育成を、実務に落とし込みます。</p><h3 id="hf0caf4a88e">AI人材育成・リスキリングの進め方</h3><p>育成は、まず誰を対象にするかを定義することから始まります。全社員に広く生成AIのリテラシーを持たせるのか、特定部門にデータ分析のスキルを身につけさせるのか。対象が決まれば、それに合わせた学習を設計し、研修やeラーニングで知識を入れ、実際のプロジェクトや実務を通じた育成（OJT）で使わせて定着させます。大企業ではサイバーエージェントや日立製作所などが全社規模のAI研修に取り組んでおり、こうした事例は学習設計の参考になります。知識を入れて終わりにせず、業務で使う場面までつなげることが、育成を成果に変える分かれ目です。</p><h3 id="h1dd8297388">AI人材育成に使える補助金・助成金</h3><p>育成のコストは、公的な制度で軽くできます。経済産業省の第四次産業革命スキル習得講座（Reスキル講座）の認定講座では、専門実践教育訓練給付を通じて受講料の最大70%が補助される仕組みです。あわせて、在職者のリスキリングを支援する「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」も用意されています。AI人材育成を計画する際は、こうした制度を前提に予算を組むと、社内の納得も得やすくなるでしょう。</p><h3 id="h35d19eec42">AI人材育成の注意点、育成だけに依存しない</h3><p>育成には落とし穴もあります。一つは、日本に根強いメンバーシップ型の雇用慣行が、専門性を軸にした育成と相性が悪い場合があることです。役割が固定されにくいぶん、深い専門スキルが定着しづらいという指摘があります。</p><p>もう一つは、育てた人材の流出リスクです。前述のとおり、AI戦略を持たない企業の50%が2027年までにトップAI人材を失うとの予測もあります。手間をかけて育てた人材が外に流れてしまえば、育成投資は回収できません。だからこそ育成は採用とセットで考える必要があり、両輪の発想に立ち返ることになります。</p><h2 id="h97a11ec658">AI人材を採用で確保するAI採用という解</h2><p>採用でコアを確保すると決めたら、鍵は「AIで採用を効率化し、競合より先にAI人材へ出会う」ことです。露出が少なく転職潜在層が厚いAI人材に、どうアプローチするか。その鍵になるのがAI採用という打ち手です。</p><h3 id="h70db77f93a">AI人材採用の難所と打ち手</h3><p>AI人材採用の難しさは、優秀な層ほど積極的に転職市場に出てこない点にあります。声をかけなければ出会えない潜在層が厚いため、応募を待つ受け身の採用では取りこぼします。そこで有効なのが、企業側からデータベースを使って直接アプローチする<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/direct-recruiting">ダイレクトリクルーティング</a>です。先に接点を作り、関係を育てておくことで、いざ転職を考えた瞬間に第一想起される位置を取れます。求人媒体に登録していない層へは、現場のエンジニアによる発信やカジュアル面談で関心を引く工夫も効くでしょう。採用チャネルを一つに絞らず複数の接点を重ねることが、希少なAI人材との出会いの確率を押し上げます。</p><h3 id="hf9d0110f2a">AIでAI人材を採る、AIスカウトの実証データ</h3><p>ダイレクトリクルーティングの課題は、スカウト文の作成や候補者選定に工数がかかることです。ここをAIで圧縮するのが、AIスカウトの発想です。Offersの<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">「AIスカウト生成機能」</a>は、求人情報と候補者の経歴データを照合し、一人ひとりに最適化したスカウトメッセージを自動で作ります。</p><p>導入した企業では、スカウト文作成の工数が80%削減されました。ある東証グロース上場企業ではスカウト承諾率が13.1%から31.7%へと242%改善し、シード期のスタートアップでも19.0%から32.4%へ171%改善しています。企業規模を問わず効果が出ている点が、この機能の特徴です。Offersには全国で2.7万人を超えるプロダクト開発人材が登録しており、累計の導入企業は600社以上にのぼります。</p><h3 id="hf5cd632e2e">AI採用・AI RPOで採用プロセス全体を最適化する</h3><p>個別のツールにとどまらず、採用プロセス全体をAIで効率化し、運用まで外部が担う形がAI RPOです。「8%を奪い合うのがダイレクトリクルーティング、先に出会えるのがAI RPO」。限られた転職顕在層を各社で取り合うのではなく、AIの力で潜在層に先に接触する。これが、AI人材という最難関の採用を成立させる現実的な道筋です。AI採用の全体像は、<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/ai-recruitment">工数80%削減・承諾率2.4倍を7社が実証したAI採用</a>の記事で詳しく解説しています。選考の効率化を進めたい場合は<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/ai-mensetsu">AIを使った面接・選考</a>も参考になります。</p><p>AI人材の採用に向けて、スカウト運用の工数削減や採用プロセスの設計を検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。採用戦略の策定から運用までを一貫して支援します。</p><h2 id="h3905525539">AI人材採用の成功事例5社</h2><p>スタートアップやメガベンチャーが、AI・エンジニア人材を実際に正社員で採用した5社の事例を集めました。他の解説記事が大企業の育成事例に偏るなか、ここでは「採用」で成果を出した実例に注目します。いずれも正社員採用の事例です。</p><h3 id="h5f4c54122b">スタンバイの検索・ML採用、リテーナープランで2ヶ月</h3><p>求人検索エンジン「スタンバイ」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">株式会社スタンバイ</a>は、検索・機械学習という超専門領域の人材確保が課題でした。母集団の絶対数が小さく、通常のチャネルでは数ヶ月待っても出会えないポジションです。Offersのリテーナープランを活用し、専任チームが伴走する体制で探索した結果、2ヶ月で機械学習エンジニアとバックエンド・フルスタックエンジニアの正社員採用に成功しました。</p><h3 id="hf54e39203e">ナイルのAIスカウト伴走、リードエンジニア1名と業務委託2名</h3><p>定額カーリース「カルモくん」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル株式会社</a>では、エンジニア採用市場のレッドオーシャン化が進んでいます。技術力とビジネス理解、主体性を兼ね備えたハイクラス層が市場に出にくく、主要な媒体やエージェントでは採用に至らない状況が続いていました。OffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを導入した結果、リードエンジニアを含む正社員1名と業務委託2名を確保。「限られた工数で新たな人材層にアプローチできた」とのコメントが寄せられています。</p><h3 id="heb700229fa">SmartHRが接点のなかったエンジニア層へリーチ拡大</h3><p>クラウド人事労務ソフトを運営する<a href="https://offers.jp/cases/g4v019bhgqff">株式会社SmartHR</a>は、全社で年200名超、エンジニアでも年30名超という大規模採用を計画していました。課題は、これまで接点を持てなかったエンジニア層へのリーチ拡大です。Offersを活用してエンジニアとの接点を増やし、特定の経験を持つ候補者へ的確にアプローチすることで、計画を支える採用チャネルを広げています。</p><h3 id="hc9efcb441d">HRBrainのVPoE採用、開発組織の中核を確保</h3><p>タレントマネジメントシステムを提供する<a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">株式会社HRBrain</a>は、急成長する開発組織の中核を担うマネジメント人材の確保が課題でした。CTO・VPoEクラスは市場に出回らず、エージェント経由でも推薦が来にくいポジションです。Offersのヘッドハント支援を活用し、<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000205.000053307.html">VPoEの正社員採用に成功</a>。開発組織の強化につなげました。</p><h3 id="hcab2473dc7">ビットキーのIoT複合スキル採用、年間数十ポジションでリーチ</h3><p>デジタルコネクトプラットフォームを展開する従業員229名の<a href="https://offers.jp/cases/bitkey">株式会社ビットキー</a>は、専門性の高いIoT領域の開発人材の採用難に直面していました。複数の技術を横断する複合スキルが求められ、候補者の母集団そのものが限られる領域です。Offersの伴走支援を活用し、年間数十ポジションでハイレベルな候補者へリーチ。運用工数を抑えながら採用を進めています。</p><p>AI人材やエンジニアの採用で同じような課題を抱えている方は、<a href="https://offers.jp/cases">Offersの導入事例一覧</a>や<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPOプラン</a>もあわせてご覧ください。自社のフェーズに近い事例から、採用設計のヒントが見つかるはずです。</p><h2 id="h577f6b9421">AI人材確保は育成と採用の両輪で</h2><p>AI人材とは、AIの研究・開発・活用を担う人材であり、その不足は2030年に約12.4万人規模へ広がると見込まれています。求人倍率は10倍を超え、世界でもAI関連スキルが最も採りにくいスキルになりました。需要が供給を上回る構造は、当面続くと見たほうがよいでしょう。</p><p>この状況で確保を成功させる鍵は、育成と採用の役割分担にあります。現場でAIを使いこなすAI活用人材は、社員のリスキリングで全社的に底上げする。一方、モデル開発や実装を担うコア技術者は、市場から採用で確保する。育成だけにも、採用だけにも偏らない両輪の設計が、現実的な打ち手になります。</p><p>そして、難易度の高いコア人材を採るには、AIで採用を効率化し、競合より先に潜在層へ出会う発想が効きます。<strong>AI人材</strong>を採用で確保する手段を具体化したい方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>や、<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/ai-recruitment">AI採用の全体像をまとめた記事</a>をご確認ください。自社の現在地に合わせて、育成と採用の比重を描くところから始めてみてください。</p>

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## [エンジニア新卒採用の手法と職種別ポイント、成功事例](https://hr-media.offers.jp/articles/engineer-new-graduate)

**公開日**: 2026-06-18
**著者**: 鈴木 裕斗
**カテゴリ**: 採用

<p>エンジニア新卒採用とは、ソフトウェア開発やITを担う技術人材を新卒で確保する採用活動を指します。厚生労働省「一般職業紹介状況」では、情報処理系技術者の新規求人倍率が4.0倍となり、全職種の新規2.4倍を大きく上回りました。経済産業省はIT人材が2030年に最大79万人、AI人材が最大12.4万人不足すると試算しています。一方で、26卒のエンジニア志望学生の約40%が「生成AIを使える環境なら志望度が上がる」と答えるなど、学生側の価値観も動いています。</p><p>この記事では、エンジニア新卒採用が難しい構造要因から、主要な採用手法、職種別（Web・ネットワーク・機械学習・AI）の進め方、第二新卒・通年採用による母集団の広げ方、初任給高騰下のコスト、そしてOffers導入企業の正社員採用事例まで、採用担当者の方が押さえておきたい全体像を整理します。</p><h2 id="he47f49fe2f">エンジニア新卒採用とは、市場の現状と最新動向</h2><p>エンジニア新卒採用とは、開発を担う技術人材を新卒で採用する活動で、情報処理系技術者の新規求人倍率4.0倍という需給ひっ迫が背景にあります。中途で即戦力が採れないぶん新卒に注力する企業が増え、市場全体が「採れない」方向に傾いています。まずは、なぜいまエンジニア新卒採用が注目されているのか、その構造から確認します。</p><h3 id="heb91dfcf91">IT人材不足がエンジニア新卒採用を押し上げる構造</h3><p>経済産業省の<a href="https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf">「IT人材需給に関する調査」</a>は、IT人材の需給ギャップが2030年に最大約79万人（中位シナリオでも約45万人）まで広がると試算しました。公表は2019年で、当時の不足はおよそ22万人でしたから、この10年あまりで不足の見通しが何倍にもふくらんだことになります。</p><p>供給が追いつかない状況は、最新の労働市場データにも表れています。厚生労働省「一般職業紹介状況」によると、情報処理系技術者の新規求人倍率は4.0倍、有効求人倍率は1.59倍でした。全職種の新規2.4倍・有効1.18倍と比べて、エンジニア職の引き合いの強さは群を抜いています。求人1件あたりの候補者が少ない市場で、職歴のない新卒をどう戦力化するかが問われています。</p><h3 id="h89847a27b1">なぜいまエンジニア新卒採用に注目が集まるのか</h3><p>新卒採用に力を入れる理由は、中途が採れないことと表裏一体です。レバテックが新卒採用担当者120名に行った調査では、新卒エンジニア採用に注力する理由として<strong>52.5%が「中途採用が困難だから」</strong>を挙げました。即戦力市場での競り負けが、若手を自社で育てる方針への転換を後押ししています。</p><p>母集団そのものも、かつてより広がっています。同じくレバテックの調査では、新卒エンジニアのおよそ4人に1人が文系出身でした。情報系学部以外からの参入が一定数あるということは、理系の研究室ルートだけに頼らない採用設計の余地があることを意味します。エンジニア採用全体の進め方は中途も含めて整理が必要ですが、新卒に限れば「育てる前提」での母集団形成が出発点になります。</p><h2 id="h91b95abd28">エンジニア新卒採用はなぜ難しいのか</h2><p>エンジニア新卒採用が難しい最大の理由は、新規求人倍率4.0倍という需給ギャップに、育成コストと要件設計の難しさが重なる点にあります。競合記事の9割が「難しい理由」から入りますが、その内実は単なる人手不足ではありません。最新データとともに、構造要因を5つに分けて整理します。</p><h3 id="h6682bf58a0">需給ギャップが大きいエンジニア新卒採用の現実</h3><p>土台にあるのは、すでに触れた需給ギャップです。情報処理系技術者の新規求人倍率4.0倍は、新卒に限らずエンジニア職全体の獲得競争の激しさを示しています。</p><p>この厳しさは国内に限りません。ManpowerGroupが41カ国・約39,000社を対象に実施した<a href="https://www.manpowergroup.com/en/insights/2026-global-talent-shortage">『2026 Global Talent Shortage Survey』</a>では、世界の雇用主の72%が人材確保に苦戦していると回答しました。日本は84%で、世界平均を12ポイント上回り、アジア太平洋地域でも最も高い水準でした。需要そのものも伸び続けています。米国労働統計局は、ソフトウェアエンジニアの雇用が2033年までに17%増え、新たに約32万8,000人分の職が生まれると見込んでいます。世界規模で人材の取り合いが起きている前提で、採用戦略を組む必要があります。</p><h3 id="h64060dc881">採用目標が未達になりやすいエンジニア新卒採用</h3><p>需給が締まっているぶん、計画どおりに採れない企業が目立ちます。レバテックの調査では、新卒エンジニア採用担当者の<strong>約35%が採用目標を未達</strong>と答えました。3社に1社が計画に届かない市場だと考えると、母集団形成と歩留まり設計の両面で打ち手を増やしておく必要があるでしょう。</p><h3 id="ha799ba5891">育成に時間がかかるエンジニア新卒採用</h3><p>新卒は職歴がないぶん、採用後の戦力化に半年から1年程度の時間がかかります。採用単価そのものは中途より低く抑えられますが、配属後のオンボーディングや教育に別途コストが乗ります。受け入れる現場のエンジニアがメンターとして稼働する時間も、見えにくいコストです。育成体制が整っていないまま採用人数だけを増やすと、現場が疲弊して既存メンバーの離職を招くこともあります。採用の瞬間だけでなく、戦力になるまでの総コストで投資対効果を見ないと、「採れたのに育たない」状態に陥りかねません。コストの内訳は記事後半で具体的に扱います。</p><h3 id="hb5c2cbf3e2">要件が曖昧になりやすいエンジニア新卒採用</h3><p>新卒は実務経験がないため、「何を見極めるか」の設計が難しくなります。スキルで線を引けない以上、ポテンシャルや学習姿勢をどう評価するかを言語化しなければ、現場とのミスマッチが起きます。採用担当者が技術を十分に把握できていないと、求人票の技術要件が現場の期待とずれ、選考の精度も下がります。要件設計と選考の具体策は後半の専用セクションで掘り下げます。</p><h3 id="h8a7f90b566">早期化と待遇競争に直面するエンジニア新卒採用</h3><p>学生の動きが前倒しになっていることも、難しさに拍車をかけています。レバテックの意識調査では、24卒の約70%が7月までに就活を始めていました。接点づくりが遅れると、有力な学生は他社の選考に進んでしまいます。さらに、初任給を引き上げる企業が増え、大手やメガベンチャーとの待遇競争も激しくなっています。スピードと魅力づけの両面で後手に回らない設計が求められます。</p><h2 id="h0385e93dc2">エンジニア新卒採用と学生の就活動向、生成AI志向</h2><p>エンジニア新卒採用の精度は、学生の動きをどこまで把握できているかで決まり、26卒では約40%が「生成AI環境」を志望理由に挙げました。市場データだけでなく、学生側のインサイトを採用設計に織り込むことが、競合との差になります。26卒の一次調査から、就活スケジュール・生成AIへの志向・初任給観の3点を確認します。</p><h3 id="h03f4cdaf11">就活早期化に対応するエンジニア新卒採用のスケジュール</h3><p>学生の就活開始は年々前倒しになっています。レバテックの意識調査では、就活を始める時期として最も多かったのは大学3年の6月で、本選考の早期受験を希望する学生は約60%にのぼりました。理系は早い段階で内定を得て就活を終える傾向があり、マイナビの「2026年卒 大学生キャリア意向調査」では、10月中旬時点の内定保有率が90.5%まで上がっています。</p><p>この前倒しに合わせると、インターンシップやスカウトでの早期接点づくりが欠かせません。サマーインターンや長期インターンを母集団形成の入口に置き、本選考が本格化する前から関係を築いておく設計が有効です。逆に、秋以降に動き始める採用計画では、有力な理系学生はすでに進路を固めていることが多く、出会える母集団が薄くなります。自社の選考スケジュールを学生の動きに合わせて前倒しできているか、いま一度見直しておきたいところです。</p><h3 id="ha44ef816b0">学生の約40%が生成AI環境を望むエンジニア新卒採用</h3><p>26卒の学生は、AIをめぐる環境にも敏感です。レバテックが2025年に実施した26卒の就活実態・意識調査（エンジニア職志望125名を含む）では、約40%が「生成AIを使える環境なら志望度が上がる」と回答しました。開発現場でAIをどう取り入れているかが、学生から見た企業の魅力に直結し始めています。</p><p>定着の観点でも注意が必要です。同じ調査では、約60%の学生が入社後の転職を視野に入れていました。最初から長期定着を前提にしにくい世代だからこそ、入社後の成長機会やオンボーディングの設計が、採れたあとの戦力化を左右します。</p><h3 id="h6d0734bb47">内定保有率と理想初任給に見るエンジニア新卒採用</h3><p>学生の温度感は、内定状況と初任給観にも表れます。先のレバテック調査では、調査時点（2月）でのエンジニア志望学生の内定保有率は31.2%でした。早い学生はこの段階ですでに進路を固めつつあります。</p><p>理想とする初任給で最も多かったのは「28万〜30万円未満」で22.4%。「23万〜25万円未満」「25万〜28万円未満」がそれぞれ20.8%で続きました。学生の相場観が以前より上がっていることがうかがえます。初任給の引き上げ競争については、コストのセクションで改めて取り上げます。</p><p>市場のIT人材不足は、エンジニア新卒採用の前提条件です。手法の検討に入る前に、自社が狙う人材像と現在の母集団の位置づけを整理しておくと、以降の手法選びがぶれにくくなります。</p><h2 id="he09c34913f">エンジニア新卒採用のメリット、中途との違い</h2><p>エンジニア新卒採用のメリットは、技術文化への適応の早さ、優秀層の早期確保、育成による定着、相対的に低い採用単価の4点です。コストと手間をかけてでも新卒でエンジニアを採る価値を、中途採用との対比で整理します。</p><h3 id="h6fe4ba389f">自社の技術文化に適応しやすいエンジニア新卒採用</h3><p>新卒は前職のやり方が染みついていないぶん、自社の技術スタックや開発文化に早くなじみます。コードレビューの作法、ドキュメント文化、チームの開発プロセスを、最初から自社流で身につけてもらえます。即戦力の中途が持ち込む経験は貴重ですが、組織のやり方を一から共有したい局面では、新卒の素直さが効いてきます。</p><h3 id="hce96a1e0ee">優秀層を早期に確保できるエンジニア新卒採用</h3><p>優秀なエンジニアほど、中途市場には出てきにくいものです。学生のうちに接点を持てれば、転職求人倍率4.0倍という争奪戦になる前に、有望な人材と関係を築けます。研究室やインターン、ハッカソンなどでの早期接触は、中途では得られない出会いの入口になります。早い段階で自社のプロダクトや技術的な挑戦を知ってもらえれば、待遇だけでは測れない志望動機を育てられる点も、新卒ならではの強みです。</p><h3 id="h55f4e1f61f">育成を通じて定着につながるエンジニア新卒採用</h3><p>入社後の転職を視野に入れる学生が約60%という時代だからこそ、育成と組織文化への適合が定着を左右します。最初のキャリアを自社で形づくる新卒は、丁寧なオンボーディングと成長機会の提供によって、中長期で組織を支える層になり得ます。育てる前提の関わりが、結果として定着率を押し上げます。</p><h3 id="h61fdab9518">採用単価を相対的に抑えられるエンジニア新卒採用</h3><p>採用単価の面でも、新卒には利点があります。新卒エンジニアの採用単価は1人あたり90万〜120万円程度が目安とされ、200万〜300万円に達することもある中途より低く収まります。ただし、戦力化までの育成コストは別に発生します。即戦力を採るエンジニア中途採用とは性格が異なるため、両者を組み合わせて採用ポートフォリオを組むのが現実的です。</p><h2 id="h83f09b073e">エンジニア新卒採用の主な手法と媒体の選び方</h2><p>エンジニア新卒採用の手法は、スカウト、インターン、人材紹介、リファラル、技術広報、AIスカウトの6つが軸で、複数の組み合わせが基本です。1つの手法に頼ると母集団が偏ります。それぞれの向き不向きと、選び方の基準を押さえます。</p><h3 id="h99c701f705">理系特化媒体を使うエンジニア新卒採用のスカウト</h3><p>企業から学生に直接アプローチするダイレクトリクルーティングは、新卒エンジニア採用の母集団形成と早期接点づくりに向いています。理系特化の新卒スカウト媒体では、LabBase就職やTECH OFFERがよく使われます。</p><p>媒体ごとの特徴を押さえておくと選びやすくなります。LabBase就職は登録学生の約75%が旧帝大と上位国立大の理系層で、スカウトの返信率は約20%とされています。累計登録は11万人を超え、登録企業は約1,500社（2025年5月時点）と、理系新卒のチャネルとして規模が大きい媒体です。TECH OFFERでは、プログラミングのレベルが一定以上の学生が約7割を占めると公表されています。</p><p>スカウト媒体を選ぶときは、登録学生の質と量、返信率、そして自社が狙う技術領域との相性を見ます。母集団の広いWeb系を狙うのか、希少な研究室層を狙うのかで、効く媒体は変わります。狙う学生層に合わせて媒体を選ぶことが、スカウトの歩留まりを左右します。ダイレクトリクルーティングの設計や運用は、中途採用で培ったスカウトのノウハウも応用できます。</p><h3 id="h0436080ccf">早期接点をつくるエンジニア新卒採用のインターンシップ</h3><p>長期インターンやサマーインターンは、早期接触・相互理解・志望度の向上を一度に狙える手法です。実際に開発に関わってもらうことで、学生は職場の雰囲気や技術レベルを体感でき、企業側も技術力と人柄を見極められます。就活の早期化が進むなかで、本選考の前から関係を築ける点が大きな強みになります。</p><h3 id="hf2d8b1e89b">スクリーニングを軽くするエンジニア新卒採用の人材紹介</h3><p>新卒エージェントを使う人材紹介は、母集団のスクリーニング負荷を軽くしたい場合に向いています。エージェントがある程度の絞り込みを担うため、自社の工数を抑えつつ、要件に近い学生と出会いやすくなります。成功報酬型が中心で、母集団形成を急ぎたいフェーズで補完的に使う企業が多い手法です。</p><h3 id="hd0708be798">マッチング精度が高いエンジニア新卒採用のリファラル</h3><p>社員やインターン生の紹介によるリファラル採用は、マッチング精度の高さが持ち味です。紹介者が自社の文化や開発スタイルを理解したうえで推薦するため、入社後のミスマッチが起きにくくなります。リファラルを採用の柱に育てた企業の例として、株式会社SmartHRは内定者の約3割をリファラル経由で確保し、メルカリでは内定者の約6割、富士通では1年で20名をリファラルで採用したと報告されています。社員のネットワークを採用資産として活かす発想が鍵になります。</p><h3 id="h0c3494e89a">中長期で効くエンジニア新卒採用の技術広報</h3><p>テックブログやSNS、オウンドメディアでの発信は、すぐに採用へ結びつくものではありません。それでも、開発チームの取り組みや技術スタックを継続的に発信することで、「ここで働きたい」と思わせる土壌ができます。レバレジーズとプルークスの調査では、採用動画を視聴した学生の8割超が志望意向を高めたとされています。発信の積み重ねが、他の手法の効果を底上げします。</p><h3 id="ha551cff5ff">工数を削るエンジニア新卒採用のAIスカウト</h3><p>スカウトの母集団は広げたいが、文面作成に手が回らない。その課題に応えるのがAIスカウトです。Offersの<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">「AIスカウト生成機能」</a>は、求人情報と候補者の経歴データを照合し、一人ひとりに最適化したスカウト文を自動でつくります。導入企業ではスカウト文の作成工数が<strong>80%削減</strong>され、承諾率は最大2.4倍に改善しました。母集団形成のスピードと運用工数を両立させたい場合の選択肢になります。</p><p>理系特化媒体でのスカウトやAIスカウトの運用に課題がある場合は、Offersの<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPOプラン</a>で、ダイレクトリクルーティングの運用とAIスカウトを組み合わせた採用を相談できます。まずは無料相談で、自社の母集団形成の現在地を整理するところから始められます。</p><h2 id="he5df38e77c">エンジニア新卒採用の要件設計と選考の進め方</h2><p>エンジニア新卒採用の選考は、現場と一緒に要件を定義し、コーディング課題などで技術力を客観評価し、ポテンシャルの評価軸を言語化する3段階で精度が上がります。職歴のない新卒だからこそ、何を見極めるかの設計が成否を分けます。</p><h3 id="h178cac17c7">現場と決めるエンジニア新卒採用の要件設計</h3><p>要件が曖昧なまま選考を始めると、現場の期待とずれた採用になりがちです。新卒の要件は、必須スキルだけでなくポテンシャルや学習姿勢まで含めて、現場のエンジニアと一緒に定義します。求人票には、使用する技術スタック、チーム構成、入社後に任せたい業務を具体的に書きます。「経験不問」「コミュニケーション能力が高い方」といった抽象的な表現では、エンジニアを志望する学生に自社の魅力が伝わりません。</p><h3 id="hf3e0502eba">技術力を客観評価するエンジニア新卒採用の選考</h3><p>新卒は実務経験がないぶん、技術力を測る仕組みが必要です。ライブコーディング、ペアプログラミング、ハッカソン形式の選考、コードレビューなどを取り入れると、面接だけでは見えない思考プロセスや手を動かす力を確認できます。サイバーエージェントやメルカリ、ドワンゴなどは、こうした技術力評価の選考手法を取り入れていることで知られます。学生の実装力と、コードに向き合う姿勢の両方を見ることがポイントです。</p><p>技術力評価は、見極めの場であると同時に魅力づけの場でもあります。現場のエンジニアと一緒に課題に取り組む選考は、学生にとって「この会社で働くイメージ」をつかむ機会になります。評価する側も評価される側も、お互いの相性を確かめられる双方向の場として設計すると、内定後の承諾率にもつながります。一方で、課題の難易度を上げすぎたり、フィードバックを返さなかったりすると、せっかく接点を持った学生が離れてしまいます。見極めと体験づくりのバランスを意識した選考設計が、新卒では特に効いてきます。</p><h3 id="haa1b6cedfa">ポテンシャルを見極めるエンジニア新卒採用の評価軸</h3><p>スキルで線を引けない新卒では、ポテンシャルの評価軸をあらかじめ言語化しておくと、面接官による評価のばらつきを抑えられます。論理的思考力、問題解決力、学習姿勢、自走力、カルチャーフィットといった観点を、面接の質問とひもづけて設計します。「入社後にどう伸びそうか」を構造的に見る軸を持つことで、職歴のない候補者でも納得感のある判断ができます。</p><h2 id="h4baf94723b">エンジニア新卒採用の職種別ポイント</h2><p>エンジニア新卒採用は職種ごとに母集団も評価軸も難易度も異なり、機械学習やAIの領域ほど人材が希少で採用難度が上がります。「エンジニア」とひとくくりにせず、職種別に採用設計を分けることが、競合と差をつける打ち手になります。</p><h3 id="hd1d2670223">webエンジニアの新卒採用ポイント</h3><p>Webエンジニアは、新卒の母集団が比較的厚い領域です。学生時代に個人開発やインターンでアプリ・サービスをつくった経験を持つ層が一定数いるため、ポートフォリオや成果物での評価がしやすくなります。GitHubのリポジトリや制作物を見れば、実装力や学習意欲をある程度つかめます。文系出身の新卒エンジニアが約4人に1人を占めることを踏まえると、情報系以外からの参入も多いWeb領域では、専攻だけで母集団を絞り込まない姿勢が母集団の厚みにつながります。母集団が広いぶん、要件と評価軸を明確にして見極めの精度を上げることが鍵になります。</p><h3 id="hb7cdef7702">ネットワークエンジニアの新卒採用ポイント</h3><p>ネットワークやインフラ領域を志す新卒は、Webアプリ志向の学生とは志望動機やスキルの方向性が異なります。資格学習や構築の基礎に関心を持つ層が中心で、即戦力よりも育成前提の採用設計が前提になります。クラウドやセキュリティへの需要が高まるなかで、ネットワークの基礎を持つ若手は中長期で価値が伸びる人材です。入社後の研修体制や、インフラからアプリまでを横断して学べる成長環境を具体的に示すことが、志望度を高めるうえで効いてきます。学生が描くキャリアの道筋を一緒に示せると、競合との差になります。</p><h3 id="h53fb8e2a78">機械学習エンジニアの新卒採用ポイント</h3><p>機械学習エンジニアは、専門人材が希少で母集団の絶対数が小さい領域です。新卒では研究室での経験を持つ学生が中心となり、LabBaseのような理系特化チャネルや学会・勉強会経由の接点が鍵になります。通常の採用チャネルでは数ヶ月待っても出会えないことも珍しくなく、専門領域に強い手法やパートナーを使ってでも探索の幅を広げる判断が求められます。後述するスタンバイの事例は、この難しさに対する一つの解になります。</p><h3 id="h2a6d55c60e">aiエンジニアの新卒採用ポイント</h3><p>AIエンジニアは、いま最も採用が難しい職種の一つです。経済産業省の試算では、AI人材は2025年の8.8万人不足から、2030年には最大12.4万人不足へと拡大すると見込まれています。ManpowerGroupの調査でも、世界で最も確保が難しいスキルとしてAI関連スキルが初めてトップに立ちました。新卒で確保するには、研究実績やコンペ経験のある学生への早期アプローチに加え、開発現場でAIにどう取り組んでいるかを魅力として伝える設計が欠かせません。AI人材の採用戦略は、新卒に限らず中途も含めた全社的なテーマになりつつあります。</p><h2 id="hdcc8452fac">エンジニア新卒採用を成功させるコツ</h2><p>エンジニア新卒採用で運用の差がつくのは、現場エンジニアの巻き込み、選考スピード、魅力づけの3点です。手法と選考を整えたうえで、成功企業に共通する原則を押さえます。</p><h3 id="h49eb1e2dc9">現場エンジニアを巻き込むエンジニア新卒採用</h3><p>技術面接は現場のエンジニアが担当するのが基本です。人事だけで進めると、候補者の技術力を正しく評価できないうえに、学生からも「エンジニアと話せない会社」と受け取られかねません。求人票の技術要件の作成、面接の設計、内定後のフォローまで、現場を巻き込むほど採用の精度は上がります。採用担当者と現場の技術理解のギャップを埋めることが、ミスマッチを防ぐ近道です。</p><h3 id="h504385e3dd">候補者体験とスピードを設計するエンジニア新卒採用</h3><p>学生の約60%が本選考の早期受験を希望する市場では、選考のスピードが内定承諾率に直結します。応募から一次接点までの日数を短くし、面接後のフィードバックを丁寧に返すだけでも、学生の温度感は変わります。カジュアル面談を入口に置いて、相互理解を深めてから選考に進む設計も有効です。意思決定の速さと、一人ひとりへの丁寧さを両立させることが鍵になります。</p><h3 id="h2bb325a418">魅力づけと情報提供で差をつけるエンジニア新卒採用</h3><p>学生は「どんな環境で、誰と、何をつくるのか」を具体的に知りたがっています。開発環境、チーム構成、技術的なチャレンジ、成長機会を言語化し、テックブログや採用広報で発信することが魅力づけになります。生成AIを使える環境を望む学生が約40%にのぼる以上、現場でAIをどう活用しているかを伝えることも、いまの新卒には響きやすい訴求です。</p><h2 id="hb3f61a8611">エンジニア新卒採用の母集団を広げる方法</h2><p>エンジニア新卒採用の母集団は、通年採用・ポテンシャル採用・第二新卒へ対象を広げることで拡大でき、通年採用は約35%の企業が検討しています。新卒一括採用だけでは出会える人数に限りがあります。採用ポートフォリオの広げ方を、制度転換の実例とともに見ていきます。</p><h3 id="h2d81c6b902">通年採用に広げるエンジニア新卒採用</h3><p>新卒一括採用の枠を外し、年間を通じて採用する企業が増えています。マイナビの調査では、通年採用を検討する企業は<strong>約35%</strong>にのぼりました。ヤフーは2016年に新卒一括採用を廃止し、30歳以下を対象とした通年選考に切り替えています。富士通もジョブ型の新卒採用を導入するなど、一括採用を前提としない動きが広がっています。通年で接点を持てるようにすると、早期に動く学生も、就活後半に動き出す学生も取りこぼしにくくなります。就活の早期化と長期化が同時に進むなかで、決まった時期に一斉に動く前提の採用は、取りこぼしのリスクが大きくなっています。年間を通じて窓口を開けておくことが、母集団を安定させる土台になります。</p><h3 id="h101e6a1983">第二新卒という選択肢を含むエンジニア新卒採用</h3><p>採用対象を学生に限定せず、既卒・第二新卒・博士課程まで広げると、母集団は一気に厚くなります。第二新卒は、社会人経験が浅いぶん柔軟性を残しつつ、最低限のビジネスマナーや基礎スキルを備えている層です。新卒の評価軸であるポテンシャルや学習姿勢で見極めれば、新卒採用の延長線上で受け入れられます。中途ほど即戦力性は問わず、新卒ほど育成負荷もかからない、ちょうど中間の母集団として活用できます。</p><h3 id="hf09348bbde">ポテンシャル採用で母集団を最大化するエンジニア新卒採用</h3><p>ポテンシャル採用は、現時点のスキルより伸びしろを重視する採用です。サイボウズはポテンシャル枠を正式に設け、ワコールは20代向けの採用を強化するなど、各社が対象を広げています。学習姿勢や自走力を軸に評価することで、情報系出身でない学生や未経験層にも門戸を開けます。新卒一括採用、通年採用、第二新卒、ポテンシャル採用を組み合わせて、母集団を立体的に設計することが、採れない市場での打ち手になります。</p><h2 id="h0e6ff65e6b">エンジニア新卒採用のコストと初任給の現実</h2><p>エンジニア新卒採用の採用単価は1人90万〜120万円が目安で、初任給は高騰局面にあり、引き上げ予定の企業は54.1%にのぼります。中途より単価は低いものの、育成コストと初任給競争が効いてきます。コストを定量で直視し、新卒だけに頼らない設計の必要性を確認します。</p><h3 id="h267871d06a">採用単価と育成コストで見るエンジニア新卒採用</h3><p>新卒エンジニアの採用単価は、1人あたり90万〜120万円程度が目安です。200万〜300万円に達することもある中途と比べると低く抑えられますが、ここに戦力化までの育成コストが上乗せされます。研修、メンターの工数、配属後のオンボーディングまで含めた総額で投資対効果を見ないと、採用単価の安さだけで判断を誤りかねません。</p><h3 id="h2382fe4c96">初任給の引き上げ競争に直面するエンジニア新卒採用</h3><p>初任給は明確に上昇しています。26卒のエンジニア志望学生が理想とする初任給は「28万〜30万円未満」が最多でした。マイナビの調査では、新卒の初任給を引き上げる予定の企業が<strong>54.1%</strong>と、前年の47.2%から6.9ポイント増えています。IT・情報通信分野の大卒初任給は平均25万円前後とされますが、30万円台、なかには40万円台を提示する企業も登場しています。待遇の相場が上がるなかで、自社が出せる条件と、条件以外の魅力をどう組み合わせるかが問われます。</p><h3 id="h7442beddde">コストを抑えるエンジニア新卒採用の戦略</h3><p>コストを抑えるには、単価の高い手法への依存を減らすことが基本です。理系特化媒体でのスカウトやリファラルを軸に据えると、エージェント中心の構成より採用単価を圧縮できます。リファラルはインセンティブ費用が中心で、紹介者が文化を理解したうえで推薦するためミスマッチも起きにくく、コストとマッチング精度の両面で優れた選択肢です。スカウト運用の工数は、AIスカウトの活用で80%削減できた事例があります。新卒で育てる採用と、即戦力をAI RPOで採る採用を組み合わせ、全体の投資対効果を最適化する発想が、初任給高騰下では効いてきます。一括採用の人数だけを追わず、手法ごとの単価と歩留まりを見ながら配分を決めることが、限られた予算で成果を出す近道になります。</p><h2 id="hef14c9cbb5">エンジニア新卒採用の成功事例</h2><p>Offers導入企業は、機械学習などの専門領域で2ヶ月、レッドオーシャン市場でのリードエンジニア確保といった形で、正社員のエンジニア採用を実現しています。「新卒で育てる」と「即戦力を採る」を併走させた企業が、採用をどう設計したのかを見ていきます。</p><h3 id="h63f48f6efe">スタンバイの機械学習エンジニア採用、リテーナーで2ヶ月</h3><p>求人検索エンジン「スタンバイ」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">株式会社スタンバイ</a>は、成長フェーズで機械学習という超専門領域のハイクラスエンジニアを確保する必要がありました。母集団の絶対数が小さく、採用リソースも限られるなかで、通常のチャネルでは数ヶ月待っても出会えないポジションです。</p><p>Offersの<a href="https://offers.jp/client/retainer">リテーナープラン</a>を活用し、予算と期間にコミットする体制で探索を進めました。その結果、2ヶ月で機械学習エンジニアと、バックエンド・フルスタックエンジニアの正社員採用に成功しています。職種別のセクションで触れた機械学習人材の希少性を、専門領域に強い探索体制で乗り越えた例です。</p><h3 id="h6acdbf53c4">ナイルのAIスカウト伴走、リードエンジニアを正社員採用</h3><p>定額カーリース「カルモくん」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル株式会社</a>は、主要な求人媒体やエージェントでは、技術力とビジネス理解を兼ね備えたハイクラスエンジニアの採用に至らない状況が続いていました。エンジニア採用市場のレッドオーシャン化が背景にあります。</p><p>OffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを導入した結果、複数のベンチャーでの開発経験を持ち、業務オペレーション全体を見渡せるリードエンジニアを含む正社員1名の採用につながりました。同社の澤田佳代子氏は「限られた工数の中で、新たな人材層にアプローチできた」と振り返っています。</p><h3 id="h9d2fa26879">設計から伴走するエンジニア新卒採用とAI RPO</h3><p>スタンバイもナイルも、共通しているのは手法を単発で使ったのではなく、採用戦略の策定から候補者の探索、スクリーニング、オファー対応までを一貫して設計した点です。専門領域の人材確保や、主要媒体では出会えない層へのアプローチは、スカウト媒体を契約するだけでは成立しません。誰を、どのチャネルで、どんなメッセージで口説くかを設計し、運用を回し切ることで初めて成果に変わります。採用ノウハウやリソースが限られるフェーズでは、この設計と運用の一部を外部パートナーに任せる選択も、採用を前に進める打ち手になります。</p><h3 id="hc9528593ac">Offers AIスカウト生成機能が示すエンジニア新卒採用の効率化</h3><p>事例の背景にあるのが、2024年10月に提供を始めたOffersのAIスカウト生成機能です。求人情報と候補者の経歴データを照合し、一人ひとりに最適化したスカウト文を自動でつくります。スカウト文の作成工数は80%削減され、ある東証グロース上場企業では承諾率が13.1%から31.7%へ（242%改善）、シード期のスタートアップでも19.0%から32.4%へ（171%改善）と、企業規模を問わず効果が確認されました。承諾率は最大で2.4倍に改善しています。全国2.7万人を超えるプロダクト開発人材が登録し、累計の導入は600社を超えています。</p><p>新卒採用の文脈でも、AIスカウトの効果は同じ方向に働きます。母集団を広げたい新卒採用では、一人ひとりに合わせたスカウト文を手作業でつくる負荷が運用のボトルネックになりがちです。文面作成を自動化できれば、採用担当者は学生との関係づくりや選考設計といった、人にしかできない仕事に時間を振り向けられます。学生の約40%が生成AI環境を志望理由に挙げる時代に、採用側がAIを使いこなしていることは、それ自体が魅力づけにもなります。</p><p>採用設計から運用までを相談したい場合は、Offersの<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPOプラン</a>や、CTO・VPoEなどハイクラス採用に向く<a href="https://offers.jp/client/retainer">リテーナープラン</a>で、自社の状況に合った進め方を整理できます。</p><h2 id="h2edf2f3d8f">エンジニア新卒採用の未来とAI RPOの併走</h2><p>エンジニア新卒採用は、AI活用と採用ポートフォリオの多様化によって変わり、AIスカウトで工数80%削減・学生の約40%が生成AI環境を志望理由にする両面でAIが効きます。最後に、今後の要点と、採用担当者の方が次にとれるアクションを整理します。</p><h3 id="hbda822004f">AI活用が両面で変えるエンジニア新卒採用</h3><p>AIは、採用業務と学生訴求の両面でエンジニア新卒採用を変えています。採用業務の側では、AIスカウトがスカウト文の作成工数を80%削減し、承諾率を改善しました。学生の側では、約40%が「生成AIを使える環境なら志望度が上がる」と答えています。現場でAIをどう取り入れているかを語れることが、採用効率と魅力づけの両方に効く時代になりました。</p><h3 id="h8e84ea1287">育てる採用と即戦力採用を併走させるエンジニア新卒採用</h3><p>新卒一括採用の一本足では、採れない市場を乗り切るのは難しくなっています。新卒で育てる採用と、通年採用・第二新卒・ポテンシャル採用での母集団拡大、そしてAI RPOで即戦力を採る採用を併走させることが、これからの採用ポートフォリオの基本形です。手法を並べるだけでなく、採用設計から運用までを一貫させることが成果を分けます。</p><p>スタンバイが2ヶ月で機械学習などの専門領域の人材を、ナイルがレッドオーシャン市場でリードエンジニアを正社員採用できたのは、手法の選択だけでなく、採用戦略の策定から探索・選考・オファー対応までを一貫して設計したからです。新卒で時間をかけて育てる枠と、即戦力をスピードで確保する枠を、自社のフェーズに合わせて配分する。この設計ができている企業ほど、採用難の市場でも計画に届きやすくなります。リソースの限られるスタートアップでは、設計と運用の一部を外部パートナーに任せる方法もあります。</p><h3 id="hfd8158421d">エンジニア新卒採用の設計チェックリスト</h3><p>ここまでの要点を振り返ります。市場の需給ギャップを直視し、難しさの構造を把握したうえで、手法を組み合わせて母集団を形成する。要件と選考を現場と一緒に設計し、職種別に評価軸を変える。通年採用や第二新卒で母集団を広げ、初任給とコストを定量で管理する。この一連の設計が、採れない市場での再現性を生みます。</p><p>スカウト運用の工数削減や、採用設計から運用までの伴走を検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。CTO・VPoEなど専門性の高いポジションの採用には、<a href="https://offers.jp/client/retainer">リテーナープラン</a>もあります。</p>

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## [エンジニア中途採用とは？職種別の市場と進め方・成功事例](https://hr-media.offers.jp/articles/engineer-mid-career)

**公開日**: 2026-06-18
**著者**: 鈴木 裕斗
**カテゴリ**: 採用

<p>エンジニア中途採用とは、IT・ソフトウェア開発の実務経験を持つ即戦力人材（キャリア採用）を確保する採用活動です。2025年12月時点のIT人材の転職求人倍率は10.4倍（レバテック調査）、セキュリティ領域に至っては42.6倍に達し、職種ごとに逼迫度が大きく異なるのが中途市場の特徴です。</p><p>本記事では、エンジニア中途採用が難しい構造要因から、Web・インフラ・SE（システムエンジニア）・QA（品質保証）・ネットワーク・セキュリティ・プログラマーという職種別の市場動向と採用ポイント、第二新卒・ポテンシャル採用の活かし方、手法別の費用相場、そしてAIスカウトやAI RPOの活用まで、採用担当者が押さえるべき全体像を解説します。</p><h2 id="h1f6f9260e4">エンジニア中途採用とは、キャリア採用との違い</h2><p>エンジニア中途採用を成功させるには、まず「中途（キャリア採用）で採るとはどういうことか」の輪郭を押さえることが出発点になります。新卒採用との違い、即戦力評価の観点、そして「キャリア採用」という言葉との関係を整理しておきましょう。</p><h3 id="hc7fdb270f9">エンジニア中途採用と新卒採用の違いは即戦力評価にある</h3><p>エンジニア中途採用は、現時点の技術スタックと実務経験を評価軸に据える点が新卒採用と決定的に異なります。新卒採用が将来性（ポテンシャル）を見るのに対し、中途採用では「いま何を作れるか」「どの言語・フレームワークで何年やってきたか」を直接問うわけです。だからこそ、入社後すぐに開発チームへ加わることを期待できます。</p><p>大手企業を中心に使われる「キャリア採用」も、実務上は中途採用とほぼ同じ意味です。「ITエンジニアのキャリア採用」「エンジニアのキャリア採用」と表現される場合も、指しているのは即戦力としての経験者採用にほかなりません。求人票では「中途採用」「キャリア採用」「経験者採用」が混在しており、応募者側もこの3つをほぼ同義として受け取っています。</p><p>新卒のエンジニア採用は、ポテンシャル評価や長期育成という別の論点を持つため、中途採用とは分けて考えるのが現実的です。</p><h3 id="h63f7d3ffe4">エンジニア中途採用が他職種の中途採用と異なる3つのポイント</h3><p>営業職やバックオフィスの中途採用と同じやり方では、エンジニア中途採用はうまくいきません。理由は3つあります。</p><ol><li>スキルの客観評価が難しい。履歴書と面接だけでは技術力を測れず、技術面接やコーディングテスト、GitHubやポートフォリオの確認といった専門的な評価プロセスが要ります</li><li>職種ごとに市場と評価軸が分かれる。後述するように、Webエンジニアとインフラエンジニア、セキュリティエンジニアでは候補者の数も求人倍率も年収レンジも別物で、「エンジニア」と一括りにできません</li><li>技術トレンドの変化が速い。求めるスキルが数年で陳腐化するため、採用要件を定期的に見直さないと市場とずれていきます</li></ol><p>「自社が採りたいのはどの職種の、どの経験を持つ人なのか」を解像度高く定義することが、エンジニア中途採用の第一歩になるはずです。</p><h2 id="haaa31ce568">エンジニア中途採用が難しい5つの構造要因</h2><p>「即戦力のエンジニアが採れない」という声の背景には、単なる人手不足では説明しきれない構造的な要因があります。エンジニア中途採用が難しい最大の理由は、転職求人倍率10.4倍という需給ギャップです。データとともに5つの要因を整理します。</p><h3 id="hd3edbc3fc1">エンジニア中途採用の需給ギャップ、転職求人倍率10.4倍の売り手市場</h3><p>レバテックの調査では、2025年12月時点のIT人材の転職求人倍率は10.4倍で、正社員求人数は前年比126%と増え続けています。前年（2024年12月）は11.6倍まで上がり、正社員求人数が前年同月比130%で過去最高を記録しました。エンジニア1人に対して10社以上が手を挙げている状態が続いています。</p><p>厚生労働省の統計でも、2025年7月時点の情報処理・通信技術者の新規求人倍率は3.38倍、有効求人倍率は1.63倍です。全国の有効求人倍率（2026年4月で1.18倍）と比べると、エンジニア職の逼迫が際立ちます。</p><h3 id="h66ef0863ae">エンジニア中途採用で強まる即戦力・経験者への需要集中</h3><p>中途市場ならではの難しさが、即戦力への需要集中です。未経験者向けの募集が減り、実務経験者に求人が集中するため、経験者の取り合いが激しくなります。</p><p>転職希望者の数自体は増えています。レバテックの調査では、IT人材の転職希望者数は前年同月比136%で、20代に限ると約1.4倍に伸びました。それでも求人倍率が高止まりするのは、企業が「経験者だけ」を求める構図が変わらないためです。</p><h3 id="hbccb3ff16f">エンジニア中途採用で起きるスキルのミスマッチ</h3><p>転職希望者が増えても採用が決まらない一因が、求めるスキルと候補者のスキルのずれです。求人票の技術要件が曖昧だと応募が集まらず、逆に細かすぎても母集団が枯れます。</p><p>世界的にもこの傾向は強まっています。ManpowerGroupの調査（2025年）では、最も確保が困難なスキルとして初めてAI関連スキルがトップに立ちました。特定の言語やフレームワークの経験者が少ないだけでなく、AIに関わる新しいスキルセットへの需要がここ数年で一気に高まっています。</p><h3 id="h95bfc58592">エンジニア中途採用と採用担当者の技術理解不足</h3><p>エンジニアの採用を非エンジニアの人事担当者が主導するケースは少なくありません。求人票（JD）の技術要件が現場とずれていたり、面接で技術力を適切に評価できなかったりすると、候補者から「この会社はエンジニアを理解していない」と受け取られてしまいます。</p><p>JDの作成や技術面接の設計に現場エンジニアが関わっていないと、ミスマッチは構造的に起こりやすくなります。</p><h3 id="h8333766ed2">エンジニア中途採用の選考スピードと待遇競争</h3><p>選考の遅さも、そのまま辞退につながりかねません。エンジニアtypeの分析では、書類選考に1営業日以内で対応している企業は約4割にとどまり、4日以上かかると選考辞退率が約3割に上がるとされています。優秀な候補者ほど複数社を並行して受けているため、スピードの差がそのまま採否を分けます。</p><p>待遇面では、大手企業やメガベンチャー、外資系との年収格差がスタートアップの壁になりがちです。ただし年収だけが決め手ではありません。リモートワークの柔軟性、技術的な面白さ、裁量の大きさといった軸で自社の訴求点を磨けば、待遇競争を別の土俵で戦えます。</p><h2 id="h6c8bcb9301">エンジニア中途採用の市場データ、日本とグローバル</h2><p>エンジニア中途採用が難しいのは日本だけではありません。ただし日本の人材確保困難率は約8割を超え、世界平均を上回る水準にあります（ManpowerGroup調査）。最新の国内・海外データで現在地を確認します。</p><h3 id="h7636f8325f">日本のIT人材不足とエンジニア中途採用市場の動き</h3><p>経済産業省が2019年に公表した調査では、2030年に最大79万人（高位シナリオ）のIT人材が不足すると試算されました。よく引用されるこのデータは公表から年数が経っているため、より新しい試算も併せて見ておく価値があります。</p><p>ヒューマンリソシアの試算では、2040年時点でベースシナリオ31.4万人、高成長シナリオ73.3万人のIT人材が不足するとされています。不足感のある職種を尋ねた調査でも、ITエンジニアは46.8%、AI技術者は43.1%と上位を占めました。転職市場では、レバテックの調査でIT人材の転職希望者数が前年同月比136%に伸びているものの、求人の増加がそれを上回り、売り手市場が続いています。</p><h3 id="h6c29d49ebd">グローバルで見るエンジニア中途採用、AI関連スキルが最難に</h3><p>視野をグローバルに広げると、エンジニア不足は世界共通の課題です。ManpowerGroupの調査（2025年）では、最も確保が困難なスキルとして初めてAI関連スキルがトップに立ち、日本で人材確保が困難と答えた割合は約8割を超えました。これは世界平均を上回る水準です。</p><p>需要の強さは米国の予測にも表れています。米国労働統計局（BLS）は、ソフトウェアエンジニアの雇用が2023年から2033年にかけて17%増え、約327,900人の新規雇用が生まれると見込んでいます。AIの普及がエンジニア需要を縮小させるのではなく、むしろ拡大させているのが現在地です。国内のIT人材不足と採用の打ち手を整理したうえで、AIを採用にどう取り込むかが次の論点になります。</p><h2 id="h1dfd2b1f3e">エンジニア中途採用の職種別の市場動向と採用ポイント</h2><p>エンジニア中途採用で最も重要なのは、<strong>職種別</strong>に市場の逼迫度も採用ポイントも大きく変わる点です。本記事の核として、Web・インフラ・SE・QA・ネットワーク・セキュリティ・プログラマーの7職種について、最新の市場動向・年収レンジ・採用ポイントを整理します。採用難度はセキュリティ（求人倍率42.6倍）が突出し、職種選びの段階で打ち手が変わるのが実情です。</p><h3 id="h8d5a47d350">Webエンジニアの中途採用、出社回帰で広がる候補者層</h3><p>dodaのマーケットレポート（2025年6月）では、Webサービス系のエンジニアの転職登録者は前期比111%に増えています。出社回帰の流れを受けて、これまで動かなかった地方在住者が転職を検討し始めた点も見逃せません。フルリモート前提でなければ会えなかった層に、対面接点を持てる余地が出てきました。</p><p>Webエンジニアの中途採用では、使用言語やフレームワーク、開発フェーズを求人票で具体的に示すことが応募の質を左右します。自社のプロダクト規模やチーム構成を伝え、候補者が入社後の仕事をイメージできるようにすることがポイントです。</p><h3 id="hcd9b442a75">インフラエンジニアの中途採用、クラウド経験者の価値上昇</h3><p>インフラエンジニアは転職希望者の職種希望でも多数を占める一方、求める要件に合う経験者は限られます。厚生労働省の統計（令和5年度）では関連職種の求人倍率は2.23倍で、dodaのレポートでもサーバエンジニアの登録者は前期比115%と堅調です。</p><p>採用ポイントは、求めるスキルセットを明確にすることです。オンプレ運用が中心なのか、AWS（Amazon Web Services）などクラウド環境の設計・構築までを担うのかで、候補者像はまったく変わります。クラウド経験者の市場価値はとりわけ上昇しているため、必須要件と歓迎要件を切り分けて提示すると、ミスマッチを防ぎやすくなります。</p><h3 id="h499caeed10">SE（システムエンジニア）の中途採用、登録者最多の即戦力層</h3><p>dodaのマーケットレポート（2025年6月）によると、業務系SE/PGの転職登録者は前期比115%で、5月が直近1年の最多でした。社内SEも前期比112%と増えており、中途市場で母集団を確保しやすい職種です。「SE 中途採用」「システムエンジニアのキャリア採用」を検討するなら、市場が動いているこのタイミングを活かせます。</p><p>一方で、SEは担当領域が業務系・社内・受託と幅広く、求人票の解像度が低いと、意図しない層が集まりがちです。担当する業務ドメイン、開発工程の範囲、上流からどこまで関わるのかを明示することが、即戦力とのマッチングを高める鍵になります。</p><h3 id="he971f9405d">QAエンジニアの中途採用、希少な品質保証人材の確保</h3><p>QAエンジニアは求人母数が小さく、専門人材が希少な職種です。レバテックキャリアのデータ（2026年6月）では、QAエンジニアの平均年収は770万円で、レンジは390万〜1,000万円と幅があります。インターネット・ソフトウェア業界を中心に需要が集中し、品質保証の重要性が増すなかで採用競争は強まっています。</p><p>候補者の絶対数が少ないため、求人広告で待つだけでは出会えません。テスト自動化や品質設計の経験を持つ層に対して、ダイレクトリクルーティングで能動的にアプローチする打ち手が有効です。年収レンジが広いぶん、自社が求める品質保証の水準と報酬の整合を事前に詰めておくことが採用成立の前提になります。</p><h3 id="h422afb08b8">ネットワークエンジニアの中途採用、クラウド知識で差がつく</h3><p>dodaのマーケットレポート（2025年6月）では、ネットワークエンジニアの転職登録者は前期比105%で、こちらも5月が過去1年で最高でした。母集団は回復傾向にありますが、評価される人材像は変わりつつあります。</p><p>差がつくのは、クラウドやセキュリティの知識を併せ持つかどうかです。従来型のネットワーク構築・運用だけでなく、クラウド環境のネットワーク設計やセキュリティ要件まで理解している人材の市場価値が上がっています。求人票でクラウド環境の規模や扱う技術領域を具体的に書くことで、こうした層に響かせやすくなります。</p><h3 id="h704c1e4957">セキュリティエンジニアの中途採用、求人倍率42.6倍の最難関</h3><p>セキュリティエンジニアは、エンジニア中途採用のなかで最も採用が難しい職種です。レバテックの調査（2026年2月）では求人倍率が42.6倍に達し、直近3年で求人数が約2.5倍に拡大しました。サイバー攻撃の激化を背景に、需給の逼迫が突出しています。</p><p>採用の現実解は、生え抜きの専門家だけを狙わないことです。平均年収は487万円ですが、関連資格の保有で年収が最大200万円上乗せされるケースもあり、待遇の設計余地は大きいといえます。インフラエンジニアやネットワークエンジニアの経験者がセキュリティ領域へキャリアパスを広げる流れも有力で、隣接職種からの育成を前提に母集団を捉え直すと、確保の現実味が増します。</p><h3 id="hf30dc216da">プログラマー（PG）の中途採用、言語・フレームワーク経験の見極め</h3><p>プログラマー（PG）の中途採用は、SEと同じく市場が動いている職種です。dodaのレポート（2025年6月）では業務系PGの登録者がSEと同様に前期比115%で推移しています。「プログラマー 中途採用」「プログラマ 中途採用」と表記は揺れますが、求めているのは実装力を持つ即戦力という点で共通します。</p><p>見極めの鍵は、言語・フレームワークの経験を具体的に確認することです。求人票でも、使用する言語・フレームワーク・開発環境を明記しておくと、応募の段階でスキルのずれを減らせます。実務でのコード量やレビュー経験など、量と質の両面を技術面接で確認することが、ミスマッチを避ける近道でしょう。</p><p>職種ごとに市場が分かれる以上、「自社が狙う職種はどこか」を起点に採用戦略を組むことが、エンジニア中途採用の成否を分けます。職種一覧から自社の必要人材を整理したい場合は、要件定義の段階で現場エンジニアを巻き込むところから始めると確実です。</p><h2 id="ha1da18fcaf">エンジニア中途採用と第二新卒・ポテンシャル採用</h2><p>即戦力市場が逼迫するなか、経験の浅い第二新卒や異職種からのポテンシャル人材を中途枠で受け入れる動きが広がっています。20代の転職希望者は前年比約1.4倍に伸びており、育成前提の採用を中途戦略に組み込む余地が広がってきました。</p><h3 id="hdb58432cd6">第二新卒・ポテンシャル採用がエンジニア中途採用で増える背景</h3><p>経験者の取り合いが続くなかで、企業の関心は「採れる層をどう広げるか」に移りつつあります。即戦力だけを追いかけても枠が埋まらないため、育成前提のポテンシャル採用やミドルシニアの活用が一般化し、研修付きの求人も増えてきました。</p><p>追い風になっているのが第二新卒層の流動性です。レバテックの調査では20代の転職希望者が前年比約1.4倍に伸びており、社会人経験が浅くても学習意欲とポテンシャルを持つ層が中途市場に出てきています。「エンジニア 第二新卒 中途採用」という検索が増えているのも、こうした層を取り込もうとする企業側の関心の表れでしょう。</p><h3 id="h597bd4513d">エンジニア中途採用でポテンシャル人材を戦力化する受け入れ設計</h3><p>ポテンシャル採用は、採って終わりではなく戦力化までを設計して初めて成果につながります。入社直後のオンボーディング、メンター制度、段階的なアサインを用意し、立ち上がりを支える体制を整えることが前提になります。</p><p>募集の段階でも工夫が欠かせません。即戦力枠とポテンシャル枠を分けて要件を設計すれば、即戦力枠で妥協せずに済み、ポテンシャル枠では学習意欲やカルチャーフィットを軸に見極められます。2つの枠を併走させることで、逼迫した市場でも採用計画全体の充足率を上げられます。</p><h2 id="hf64243a3ec">エンジニア中途採用の費用相場と手法別の採用単価</h2><p>即戦力エンジニアを1人採用するのにいくらかかるのか。エンジニア1人の中途採用にかかる単価は手法によって幅があり、ダイレクトリクルーティングの平均253.0万円に対し、人材紹介は295.3万円です。どの手法にいくら投じるかの判断が、採用成果とコストの両方を左右します。</p><h3 id="hf64243a3ec">エンジニア中途採用の費用相場と手法別の採用単価</h3><p>採用費用の実態から押さえます。IT・通信・インターネット業界の中途採用費用は、1人あたり平均694.9万円に上るという集計です。エンジニア個別で見ても、中途1人あたりの採用コストは200万〜300万円に達することが珍しくなく、人材紹介の成功報酬が年収の35%以上になる場合もあります。</p><p>手法別の平均採用単価を並べてみましょう。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用手法</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>平均採用単価</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>特徴</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介（エージェント）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>295.3万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成功報酬は年収の30〜35%以上。即戦力・希少職種に強い</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人広告</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>273.6万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>掲載費と採用工数の合算。母集団の質にばらつき</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ダイレクトリクルーティング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>253.0万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>媒体利用料と運用工数。転職潜在層にリーチできる</p></td></tr></tbody></table><p>ダイレクトリクルーティングは定額型なら年間300万〜400万円程度で運用でき、中途では年収の15%程度から始められるケースもあります。採用人数が増えるほど、成功報酬型より1人あたりの単価を抑えやすい構造です。</p><h3 id="hdaa5a33391">エンジニア中途採用のコストを下げる3つの方法</h3><p>採用単価を下げる現実的な打ち手は3つあります。</p><ol><li>ダイレクトリクルーティングへのシフト。人材紹介への依存を減らし、自社でスカウトを回すことで、1人あたりの単価を相対的に下げられます</li><li>第二新卒・ポテンシャル枠の活用。即戦力だけに絞らず母集団を広げることで、希少職種の高騰した単価に引きずられにくくなります</li><li>AIスカウトによる工数削減。Offersの<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">AIスカウト生成機能</a>では、スカウト文の作成工数が80%削減されたという実績があります</li></ol><p>スカウト運用の工数を抑えながら採用単価を下げたい場合は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>が役立つでしょう。</p><h2 id="h29ea40ba0a">エンジニア中途採用の7つの手法と選び方</h2><p>エンジニア中途採用には複数の手法があり、それぞれ得意な場面が異なります。即戦力に出会いやすいのはダイレクトリクルーティングと人材紹介で、1つの手法に頼らず複数を組み合わせるのが成功の基本パターンです。7つの手法を出会いやすさとコストの観点で整理します。</p><h3 id="h296eda8c4e">エンジニア中途採用のダイレクトリクルーティング（スカウト採用）</h3><p>企業がデータベースから候補者を探し、直接スカウトを送る手法です。転職サイトに登録していない潜在層にもアプローチできるため、エンジニア中途採用では最も推奨される手法の一つです。エンジニア特化の媒体が多く、即戦力の経験者に直接声をかけられます。</p><p>近年はAIスカウトの活用が進んできました。候補者の経歴と求人要件を照合して最適化したメッセージを自動生成する仕組みで、後述のとおりOffersの導入企業ではスカウト承諾率が最大242%改善した実績があります。</p><h3 id="h2260604ce1">エンジニア中途採用の人材紹介（エージェント）</h3><p>転職エージェントが候補者を紹介し、採用が決まった際に成功報酬を支払うモデルです。成功報酬は年収の30〜35%以上で、即戦力のシニアエンジニアやニッチな技術領域の人材を探す場合に向いています。</p><p>ただし1人あたりの採用コストは手法のなかで最も高くなりがちです。年収の高いハイクラス層ほど費用が膨らむため、紹介を主軸にしつつ、母集団形成は別の手法で補う設計が現実的でしょう。</p><h3 id="h190a3887f6">エンジニア中途採用の求人広告（求人媒体）</h3><p>求人サイトに募集を掲載し、応募を集める手法です。母集団形成には向きますが、エンジニア中途採用では応募数の割にマッチする候補者が少なく、スクリーニングの工数がかさみがちです。自社の魅力や技術環境を訴求できる媒体を選ぶことが、応募の質を左右します。</p><h3 id="h2472bd6655">エンジニア中途採用のリファラル採用</h3><p>社員が知人や元同僚を紹介する手法です。紹介者が自社のカルチャーや業務を理解したうえで推薦するため、マッチング精度が高く、定着にもつながりやすいのが特徴です。エージェント費用がかからずコスト面でも優れますが、社員のネットワーク頼みになるため、量を安定して見込むのは難しい面があります。</p><h3 id="hbd4ba99d1f">エンジニア中途採用の採用広報・テックブログとソーシャル発信</h3><p>自社の技術スタックや開発チームの取り組みを発信し、中長期で採用ブランドを育てる手法です。即効性はありませんが、「この会社で働きたい」と思わせる土壌を作ることで、他の手法の効果を底上げします。テックブログや勉強会での登壇、ソーシャルメディア（SNS）での発信が代表的な打ち手になります。</p><h3 id="hd9f8fecf86">エンジニア中途採用の転職フェア・勉強会イベント</h3><p>転職フェアや技術勉強会で候補者と対面接点を持つ手法です。書類やスカウトだけでは伝わらない開発チームの雰囲気を直接伝えられるため、潜在層の興味を引き出すのに向きます。一度の接点で採用に至ることは少なく、継続的な接触で関係を育てる前提で取り組む手法です。</p><h3 id="h86e09fe241">エンジニア中途採用の採用代行（RPO）</h3><p>採用戦略の設計からスカウト送信、候補者対応、選考管理までをまとめて外部に委託する手法です。採用ノウハウやリソースが不足する組織でも、採用プロセス全体を回せます。OffersのAI RPOプランのように、ダイレクトリクルーティングの運用代行とAIスカウトを組み合わせた形態も広がっています。</p><p>自社の採用フェーズに合った手法の組み合わせを設計したい場合は、<a href="https://offers.jp/client/lp">Offers</a>の活用も検討してみてください。</p><h2 id="h0c7a5b1f1d">エンジニア中途採用を成功させる5つの原則</h2><p>手法を選んだ後、それをどう運用するかで成果は大きく変わります。エンジニア中途採用の成否は手法選び以上に採用プロセスの設計で決まり、なかでも選考スピードは辞退率（4日以上で約3割）を左右する要素です。どの手法を使うにしても共通して効く5つの原則を整理します。</p><h3 id="h1af0b136f7">エンジニア中途採用のペルソナを職種・スキル・カルチャーで定義する</h3><p>「Pythonが書けるエンジニア」というスキル要件だけでは不十分です。職種ごとに評価軸が異なる前提で、技術スタック、プロダクトのフェーズ、チームのカルチャーまで含めてペルソナを設計します。現場のエンジニアと人事が一緒に作ることで、現実とずれない要件に近づきます。</p><h3 id="h29e9786225">エンジニア中途採用の求人票（JD）をエンジニア目線で書く</h3><p>求人票は候補者にとっての営業資料です。使用する技術スタック、開発環境、チーム構成、裁量の範囲が明示されているかがポイントになります。「経験3年以上」「コミュニケーション能力の高い方」といった抽象的な表現は、エンジニアには響きません。何を作るのか、どんな技術で、どんなチームでという具体が、応募の質を決めます。</p><h3 id="h15f2c10132">エンジニア中途採用の選考に現場エンジニアを巻き込む</h3><p>技術面接は現場のエンジニアが担当するのが基本です。人事だけで進めると技術力を正しく評価できないうえ、候補者からも「エンジニアと話せない会社」と映ってしまいます。面接設計やコーディングテストの内容も、現場の知見を入れて作り込むことが欠かせません。</p><h3 id="h487e5986bb">エンジニア中途採用の候補者体験（CX）と選考スピードを設計する</h3><p>優秀な候補者ほど複数社を並行して受けています。書類選考に4日以上かかると選考辞退率が約3割に上がるというデータが示すとおり、スピードは内定承諾率を左右する要素です。選考フローの短縮、面接後の丁寧なフィードバック、カジュアル面談の活用を組み合わせ、候補者体験を設計することが成果を左右します。</p><h3 id="h20e0c2fdbf">エンジニア中途採用で複数チャネルを組み合わせる</h3><p>1つの手法に依存する採用は不安定です。ダイレクトリクルーティングを主軸に、リファラルで社員のネットワークを活かし、第二新卒・ポテンシャル枠で母集団を広げる。複数チャネルを組み合わせることで、特定の手法が不調でも採用計画全体が崩れにくくなります。</p><h2 id="hb6cb42c7de">エンジニア中途採用の成功事例、Offers導入企業3社</h2><p>エンジニア中途採用を成功させた企業に共通するのは、従来の手法に固執せず、自社の課題に合ったアプローチを選んでいる点です。Offers導入企業では、検索技術のような超専門領域でも2ヶ月、市場に出にくいVPoEクラスでも約4ヶ月で正社員採用を実現しています。正社員採用の3社を取り上げましょう。</p><h3 id="hfa48294a7a">スタンバイのリテーナー活用、2ヶ月で機械学習・バックエンドエンジニアを採用</h3><p>求人検索エンジン「スタンバイ」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">株式会社スタンバイ</a>は、LINEヤフーとビジョナルの合弁会社で、月間1,000万人超が使うサービスを展開しています。課題は、検索技術や広告配信といった特殊領域の人材確保でした。ハイクラスエンジニアがどの媒体にいるのか分かりにくく、自社リソースだけでは探索が進まない状況です。</p><p>Offersのリテーナープランを活用し、CTOインタビューや事業説明を通じて深い企業理解を形成したうえで、候補者との対話を重ねました。結果として、2ヶ月で機械学習エンジニアとバックエンド／フルスタックエンジニアの正社員2名を採用しています。「自分たちだけでは気づかない自社の魅力を見つけ出してくれる」（人事部マネージャー 山本夏希氏）という言葉が、伴走型支援の価値を表しています。</p><h3 id="h49dff6a300">HRBrainのヘッドハント、約4ヶ月でVPoE・バックエンドエンジニアを採用</h3><p>タレントマネジメントや労務など8種類のHR SaaSを展開する<a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">株式会社HRBrain</a>は、複数プロダクトの同時開発でマネジメント層が不足していました。開発チームを約60名から100〜200名規模へ拡大する計画を支える、VPoE・CTOクラスの確保が課題です。市場に出回りにくく、エージェント経由でも推薦が来にくいポジションでした。</p><p>Offersのヘッドハントを活用し、出会いにくいマネジメント層にアプローチ。カジュアル面談3回を含む計5回の面談という丁寧なプロセスを経て、約4ヶ月でVPoEとバックエンドエンジニアの正社員採用に至りました。「出会いにくい人材を紹介いただき、書類選考通過率が非常に高かった」（採用担当 寺脇氏）と、母集団の質の高さが成果につながっています。</p><h3 id="h27ec1f3b3d">ナイルのAIスカウト伴走、リードエンジニア正社員1名を採用</h3><p>定額カーリース「カルモくん」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル株式会社</a>は、エンジニア採用市場のレッドオーシャン化に直面していました。主要な媒体やエージェントでは、技術力・ビジネス理解・主体性を兼ね備えた人材の採用に至らず、こうした層は市場に出にくいという壁がありました。</p><p>OffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを導入し、複数ベンチャーでの開発経験やECプラットフォームの立ち上げ経験を持つリードエンジニアを含む正社員1名を採用。「限られた工数のなかで新たな人材層にアプローチできた点で、導入の効果を強く実感した」（澤田佳代子氏）とコメントしています。その後は内製化へ移行するステップも踏みました。</p><h3 id="h8d39360cf8">3社に共通するエンジニア中途採用の成功パターン</h3><p>3社の事例には、エンジニア中途採用を成功させる共通項があります。スタンバイは検索技術という特殊領域、HRBrainはVPoE・CTOクラス、ナイルは技術力とビジネス理解を兼ね備えた層と、いずれも求人広告で待っていては出会いにくい人材を狙っていました。その難所に対し、応募を待つのではなく、深い企業理解にもとづくダイレクトリクルーティングやAIスカウト、伴走支援で能動的に母集団をつくっている点が共通します。</p><p>もう一つの共通点が、候補者との対話に時間をかけている姿勢です。スタンバイはCTOインタビューで自社の魅力を言語化し、HRBrainはカジュアル面談を含む丁寧な面談プロセスを設計しました。採用ノウハウやリソースが限られる組織では、採用戦略の設計からスカウト、選考対応までをまとめて任せられるRPO型の支援も選択肢になります。自社の採用フェーズと狙う職種に合わせて手法と支援体制を組み合わせることが、難度の高い即戦力採用を前に進める近道です。</p><p>より多くの導入事例は、<a href="https://offers.jp/cases">Offersの導入事例ページ</a>で確認できます。</p><h2 id="h0cfe6e3688">エンジニア中途採用のAI活用、AIスカウトとAI RPO</h2><p>エンジニア中途採用の手法は、AIの進化によって変わりつつあるのが現状です。AIスカウトはスカウト文の作成工数を80%削減し、承諾率を最大2.4倍に改善した実績があります。母集団形成・スカウト・プロセス設計をAIでどう軽くできるかを整理します。</p><h3 id="hf2d81c5c94">AIスカウトによるエンジニア中途採用の効率化</h3><p>AIスカウトは、求人情報と候補者の経歴データを照合し、一人ひとりに最適化したスカウトメッセージを自動生成する仕組みです。2024年10月に提供が始まったOffersのAIスカウト生成機能では、スカウト文の作成工数が80%削減されました。</p><p>効果は企業規模を問いません。ある東証グロース上場企業ではスカウト承諾率が13.1%から31.7%へ（242%改善）、シード期のスタートアップでも19.0%から32.4%へ（171%改善）と、いずれも大きく伸びました。Offersのプラットフォームデータでは、全国2.7万人を超えるプロダクト開発人材が登録し、累計の導入企業は600社以上にのぼります。</p><h3 id="h3a32c525f4">AI RPOでエンジニア中途採用のプロセス全体を設計する</h3><p>AIの価値は、個別ツールの便利さにとどまりません。手法を羅列して終わらせるのではなく、母集団形成から選考設計までの採用プロセス全体をAIで回し、運用まで外部パートナーが担う形態が広がっています。</p><p>採用特化のAI RPOは、リソースが限られるスタートアップにとって有力な選択肢です。スカウトの自動化と運用代行を組み合わせれば、限られた人員でも採用を前に進められます。採用プロセス全体をAIで設計し直したい場合は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>が有力な選択肢でしょう。</p><h2 id="h94ad4789b6">エンジニア中途採用に関するよくある質問</h2><p>採用担当者からよく寄せられる質問に、本文の要点を踏まえて簡潔に回答します。</p><h3 id="hb980bc5f3e">エンジニア中途採用で最も難しい職種は？</h3><p>セキュリティエンジニアです。レバテックの調査（2026年2月）では求人倍率が42.6倍に達し、直近3年で求人数が約2.5倍に拡大しました。生え抜きの専門家だけを狙うのは現実的ではないため、インフラやネットワークの経験者がセキュリティ領域へキャリアを広げる流れを見込み、隣接職種からの育成を前提に母集団を捉え直すのが現実解です。</p><h3 id="h08d12e2b4a">エンジニア中途採用の費用相場はいくら？</h3><p>IT・通信・インターネット業界の中途採用費用は1人あたり平均694.9万円という集計があります。手法別の平均採用単価では、人材紹介が295.3万円、求人広告が273.6万円、ダイレクトリクルーティングが253.0万円です。採用人数が増えるほど、成功報酬型より定額型のダイレクトリクルーティングのほうが1人あたりの単価を抑えやすくなります。</p><h3 id="h46110c7c66">即戦力が採れないとき第二新卒・ポテンシャル採用は有効？</h3><p>有効な選択肢です。即戦力市場が逼迫するなか、20代の転職希望者は前年比約1.4倍に伸びており、第二新卒層の流動性は高まっています。即戦力枠とポテンシャル枠を分けて募集し、ポテンシャル枠では学習意欲やカルチャーフィットを軸に見極めたうえで、オンボーディングや段階的なアサインで戦力化を設計すると、採用計画全体の充足率を高められるはずです。</p><h2 id="h85f8cead1a">本記事のポイント</h2><p><strong>エンジニア中途採用</strong>は、IT人材の需給ギャップ、職種ごとの市場の偏り、スキルのミスマッチによって難しさが増しています。IT人材の転職求人倍率は10.4倍、セキュリティ領域では42.6倍に達し、日本の人材確保困難率は約8割を超え、世界平均を上回る水準でした。</p><p>一方で、この難しさを乗り越えた企業には共通するアプローチがあります。</p><ul><li>職種から戦略を組む。Web・インフラ・SE・QA・ネットワーク・セキュリティ・プログラマーで市場も年収も採用ポイントも異なる前提で要件を設計する</li><li>母集団を広げる。即戦力だけに絞らず、第二新卒・ポテンシャル枠で前年比約1.4倍に伸びた20代層を取り込む</li><li>プロセス全体を設計する。手法の選定からJD作成、選考スピード、候補者体験まで一貫して設計し、AIスカウトで工数を80%削減する</li></ul><p>スカウト運用の工数削減や採用プロセスの効率化を検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。CTO・VPoEなどハイクラスポジションの採用には、<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>もあります。</p>

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## [フルスタックエンジニアとは？スキル・年収と採用のポイント](https://hr-media.offers.jp/articles/full-stack-engineer)

**公開日**: 2026-06-18
**著者**: 鈴木 裕斗
**カテゴリ**: 採用

<p>フルスタックエンジニアとは、要件定義・設計からフロントエンド・バックエンド・データベース・インフラ、リリースまでを一人で広く担えるエンジニアを指します。少人数で開発を回したい企業にとって心強い存在ですが、「定義が曖昧で見極めが難しい」「広く浅い人材と区別がつかない」という採用上の難しさもついて回ります。</p><p>検索すると出てくるのは、年収やなり方を解説した求職者向けの記事ばかりでしょう。採用担当者が本当に知りたいのは、その先にある「自社でどう採用要件に落とし、どう評価し、どうやって出会うのか」のはずです。本記事では、定義・仕事内容・必要スキル・年収相場という基礎を整理したうえで、採用要件（JD）の設計から評価・母集団形成・外部化までを、市場データとOffersの正社員採用事例を交えて紹介します。</p><h2 id="hfa8b147d21">フルスタックエンジニアとは、定義と仕事内容</h2><p>フルスタックエンジニアとは、要件定義・設計からフロントエンド、バックエンド、データベース、インフラ、リリースまでの工程を一人で広く担えるエンジニアのことです。特定の工程だけを担当する専門職と違い、サービスを一気通貫で形にできる点が最大の特徴になります。採用要件に落とすには、まず「どこからどこまでを一人で担うのか」を解像度高く押さえておきたいところです。</p><h3 id="hafb38e691a">フルスタックエンジニアの定義は「FE・BE・インフラを一人で担う」</h3><p>フルスタックエンジニアの中心的な定義は、フロントエンド（FE）、バックエンド（BE）、インフラまでを一人でカバーできることにあります。画面の実装からサーバーサイドのロジック、データベース設計、クラウド環境の構築・運用までを、必要に応じて自分で手を動かせる。この「縦に通った」担当範囲の広さが、専門特化型のエンジニアとの違いです。</p><p>注意したいのは、この定義に国家資格のような明確な基準がない点でしょう。誰でも「フルスタックエンジニア」を名乗れるため、肩書きだけでは実力の幅を判断できません。近年は「フルスタックエンジニア」という呼称そのものを使わず、「ソフトウェアエンジニア」と呼ぶ動きも広がってきました。定義が曖昧であること自体が、後述する採用・評価の難しさの根っこになっています。</p><h3 id="hfcf6577e2f">フルスタックエンジニアの仕事内容と活躍する場面</h3><p>フルスタックエンジニアの仕事内容は、所属する組織のフェーズによって変わります。共通するのは、一人が複数の工程を横断し、プロダクト全体を見渡しながら開発を進めるという働き方でしょう。</p><p>活躍の場面として多いのが、少人数で開発を回すスタートアップや、新規Webサービスの立ち上げ、社内のDX推進プロジェクトです。人数が限られる環境では、工程ごとに担当者を分けるより、一人が広く担えるほうが意思決定も実装も速く進みます。こうした環境では、フルスタックエンジニアがやがてCTOやVPoEといった技術組織の中核を担うキャリアにつながることも少なくありません。採用側から見れば、「いま一人で広く任せたい」というニーズと、フルスタックエンジニアの像はよく噛み合うはずです。</p><h2 id="ha6c95ed33b">フルスタックエンジニアに必要なスキルとT字型人材</h2><p>フルスタックエンジニアに必要なスキルは、フロントエンド、バックエンド、データベース、インフラ／クラウド、DevOpsの5領域に整理できます。ただし、5領域すべてを平均的にこなす人材を探すと採用は行き詰まるでしょう。実態は「特定領域を深く持ち、その周辺を広く担えるT字型人材」であり、ここが評価のカギになります。</p><h3 id="h2557506144">フルスタックエンジニアに必要な5つのスキル領域</h3><p>採用要件を考えるうえで、まず押さえたいスキル領域は次の5つです。</p><ul><li>フロントエンド。画面側の実装（HTML/CSS、JavaScript／TypeScript、React・Vue・Angular など）</li><li>バックエンド。サーバー側の処理（Python、Ruby、Java／PHP／Go など）とアプリケーション設計</li><li>データベース。データ構造の設計と、データ操作（SQL）や検索の最適化</li><li>インフラ／クラウド。環境の構築・運用（AWS／GCP／Azure など）</li><li>DevOps。デプロイ自動化や継続的な開発（CI／CD）など、開発と運用をつなぐ仕組みづくり</li></ul><p>実際の開発案件データでは、TypeScript、Python、JavaScriptが扱う言語の上位を占める傾向がありました。採用要件に書き出すときは、この5領域を漏れなく並べるのではなく、自社のプロダクトで必須となる領域と、あれば望ましい領域を切り分けておきましょう。そうすれば、後の評価がぶれません。</p><h3 id="hca87d86000">フルスタックエンジニアの実像は「T字型（Tシェイプド）人材」</h3><p>採用で最も誤解されやすいのが、フルスタックエンジニアを「すべてを同じ深さでこなす万能型」と捉えてしまうことです。現実に活躍している人材の多くは、特定領域を深く掘り下げたうえで、周辺領域を広く担える「T字型（Tシェイプド）人材」に近いと言われています。Tの縦棒が深い専門性、横棒が周辺への対応力を表す形です。</p><p>この実像を理解しておくと、評価の軸がはっきりします。求めるべきは「広く浅い」人材ではなく、「深い軸（コア）を1つ持ち、その周辺を自走で担える」人材でしょう。コアがどこにあるのかを見極められれば、「器用貧乏」との取り違えを避けられます。逆にコアの見えない候補者は、肩書きがフルスタックでも自社の課題を解けないかもしれません。</p><h3 id="h3c2f57bc17">フルスタックエンジニアになるまでの期間と役立つ資格</h3><p>フルスタックエンジニアの習得期間は、すでに特定領域の専門を持つ人で1〜3年、ゼロからの場合は3〜5年が一つの目安とされます。複数領域を実務レベルまで引き上げるには相応の時間がかかるため、市場に出てくる人材の絶対数が限られる要因にもなっています。</p><p>資格でいえば、IPA（独立行政法人情報処理推進機構）の高度試験が一つの参考材料になるでしょう。ITストラテジスト、システムアーキテクト、データベーススペシャリスト、プロジェクトマネージャなどがあり、合格率はおおむね15〜17%前後と難度が高い試験です。ただし、フルスタックエンジニアに資格は必須ではありません。資格はあくまで知識の裏付けの一つであり、評価の本筋は次章以降で触れる実務とアウトプットの確認に置くべきでしょう。</p><h2 id="h10e934c1a4">フルスタックエンジニアの年収相場とオファー設計</h2><p>フルスタックエンジニアの正社員年収は、相場の中心が550〜650万円、全体としては500〜1,000万円のレンジに分布します。一般的なITエンジニアより上振れする傾向があり、オファー設計ではこの差をどう説明できるかが問われるでしょう。</p><h3 id="h382203d40d">フルスタックエンジニアの正社員年収レンジ</h3><p>各種の転職市場の集計を整理すると、フルスタックエンジニアの正社員年収は相場の中心が550〜650万円、全体レンジは500〜1,000万円に収まります。経験を積んだミドル層で600〜750万円、シニア層では800〜1,200万円まで上がるのが一般的な見立てでした。外資系や成長中のスタートアップでは、1,000万円を超える提示も見られます。</p><p>比較の物差しとして、国税庁の民間給与実態統計調査による給与所得者全体の平均は443万円です。一般的なITエンジニアの平均はおよそ450〜555万円とされており、フルスタックエンジニアはこの水準から明確に上振れします。複数領域を担える希少性が、そのまま年収に反映されていると考えられるでしょう。</p><h3 id="h2aa9dc72c5">フルスタックエンジニアのオファー設計を経験値別に組む</h3><p>オファー設計では、一律のレンジを当てるのではなく、経験値に応じて提示を組み立てるのが現実的です。人材紹介会社ロバート・ハーフの給与ガイドのような一次データでは、経験の浅い層でも650〜1,050万円、クラウド領域に強い優秀層では1,250万円といった水準が示されました。自社の等級と照らし合わせ、候補者のコアスキルがどこにあるかでレンジ内の位置を決めると、提示の根拠が明確になります。</p><p>ただし、IT人材の転職求人倍率は10倍を超える売り手市場が続いており、年収だけで競合に勝つのは簡単ではありません。年収の妥当性を担保したうえで、技術的な裁量の大きさ、扱える技術スタック、開発環境やリモートの柔軟性といった「お金以外の価値」をどう提示できるかが、最終的な承諾を左右します。年収はあくまで土台であり、勝負どころはその上にあると考えておきましょう。</p><h2 id="h859553d699">フルスタックエンジニアは「いらない・器用貧乏」なのか</h2><p>「フルスタックエンジニアはいらない」「器用貧乏」という言説は、人材そのものの否定ではなく、見極めの難しさと環境依存性を言い当てたものです。採用側から読み替えれば、これらは「評価基準を設計しなければミスマッチが起きる」という警告として受け取れます。</p><h3 id="hb75490d240">フルスタックエンジニアが「いらない・やめとけ」と言われる背景</h3><p>「いらない」「やめとけ」と語られる背景には、いくつかの理由があります。一つは、明確な基準がなく誰でも名乗れるため、肩書きの信用度が相対的に低く見られがちなことでしょう。もう一つは、各領域の専門家と比べると一つひとつの深さでは劣る場面がある、という指摘です。</p><p>加えて、日本のソフトウェア開発には品質を重視して工程を細かく分業する文化が根強く、一人で広く担うフルスタック型の働き方が活きにくい現場もあります。こうした事情が重なり、「いらない」という言葉だけが独り歩きしている面は否めません。とはいえ、これらは人材の価値を否定するものではなく、活きる環境とそうでない環境がはっきり分かれることを示しているにすぎないのです。</p><h3 id="h799ec8507f">フルスタックエンジニア「器用貧乏」論を採用課題として読み替える</h3><p>採用側にとって重要なのは、「器用貧乏」というラベルを候補者の欠点として片づけないことでしょう。問題の本質は、候補者が広く浅いのか、深い軸を持ったうえで広く担えるのかを、採用側が見分けられるかどうかにあります。つまり「器用貧乏」論は、評価基準の設計が欠かせないという採用課題に翻訳できるのです。</p><p>もう一つの読み替えが、価値は環境に依存するという視点でしょう。ゼロから立ち上げる初期フェーズでは、一人で広く担えるフルスタックエンジニアの価値は非常に大きくなります。一方、組織が成熟して分業が進んだ環境では、特定領域を深掘りする専門家のほうが噛み合う場面が増えるでしょう。「いるか・いらないか」を一般論で論じても答えは出ません。自社のフェーズで何を求めるのかを定義することが、議論の出発点になります。</p><h2 id="hef31408cfa">フルスタックエンジニアの需要と将来性、AI時代の役割変化</h2><p>フルスタックエンジニアの需要は、IT人材不足という構造とAIによる役割変化の両方に押し上げられています。2030年に最大約79万人とされるIT人材の不足を背景に獲得競争が激しく、AIの普及で求める要件そのものも更新が必要になりました。</p><h3 id="hba65800461">フルスタックエンジニアの需要を押し上げるIT人材不足</h3><p>需要の土台にあるのが、深刻化するIT人材の不足です。経済産業省の<a href="https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf">「IT人材需給に関する調査」</a>では、IT人材の需給ギャップが2030年に最大約79万人（中位シナリオでは約45万人）に拡大すると試算されました。同省の別の調査によれば、IT人材の供給は2019年をピークに減少傾向へ入ったとされ、不足は構造的なものになっています。</p><p>こうした需給を反映し、IT人材の転職求人倍率は10倍を超える水準で推移してきました。求人倍率が10倍を超える市場では、複数領域を担えるフルスタックエンジニアは特に取り合いになりやすく、待っているだけでは出会えません。</p><h3 id="h7c21934091">フルスタックエンジニアの将来性とAI時代の役割変化</h3><p>将来性を語るうえで外せないのが、AIによる役割の変化でしょう。生成AIやコーディング支援ツールの普及で、フルスタックエンジニアの仕事は「自分でコードを書く」ことから「AIを使ってシステム全体を設計・統合する」ことへと比重が移りつつあります。実装の一部をAIに任せられるようになったぶん、全体を見渡して構造を設計する力や、新しいツールへの適応力が価値の源泉になってきました。</p><p>この流れの中で目立つのが、複合型の専門性です。「AI構築に強いフルスタック」「決済に強いフルスタック」「MLOpsに強いフルスタック」といった掛け合わせが、希少性を生んでいます。たとえばMLOps領域では、データサイエンティストが作ったモデルを本番環境まで一貫して実装できる人材が重宝されました。採用側への示唆ははっきりしています。求める要件を「広く実装できること」から「設計・統合する力にAI活用力を加えること」へと更新する必要がある、ということでしょう。</p><blockquote><p>エンジニア採用の市場環境やIT人材不足の最新データをもっと詳しく押さえたい採用担当者の方は、<a href="https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf">経済産業省のIT人材需給調査</a>の数字とあわせて、自社の採用計画を見直すきっかけにしてください。</p></blockquote><h2 id="h8f67cddbe9">フルスタックエンジニア採用が難しい5つの理由</h2><p>フルスタックエンジニア採用が難しいのは、見極め・希少性・評価体制・市場競争という構造的な5つの要因が重なるためです。難所を言語化しておくことが、採用設計の出発点になります。</p><h3 id="hea2b4638a8">採用が難しい理由①、定義が曖昧で見極めが難しい</h3><p>最初の難所は、定義が曖昧で誰でも名乗れることでしょう。国家資格や明確な基準がないため、「フルスタックエンジニア」という肩書きだけでは、どこまでの工程を実務で担えるのかが判断できません。書類の自己申告と実力のあいだにずれが生じやすく、見極めには独自の評価基準が要ります。</p><h3 id="h298a3aef57">採用が難しい理由②、広く浅い人材との区別がつかない</h3><p>二つ目は、深い軸を持つ人材と、広く浅いだけの人材を区別しにくいことです。複数領域を「触ったことがある」レベルと、「一人で本番まで担える」レベルの差は、肩書きには表れません。コアとなる専門の深さをどう確かめるかが、採用の成否を分けます。</p><h3 id="h2b6bf9d324">採用が難しい理由③、市場の絶対数が少ない</h3><p>三つ目は、市場の絶対数の少なさでしょう。複数領域を実務レベルまで引き上げるには年単位の時間がかかるため、真にFE・BE・インフラを担えるT字型人材は限られます。しかもこうした人材は今の職場で重宝されているため、転職市場に表立って出てくることが少なく、母集団そのものが薄くなりがちです。</p><h3 id="ha5e3d69b7a">採用が難しい理由④、評価できる面接官が社内にいない</h3><p>四つ目は、評価体制の問題です。フルスタックエンジニアを正しく見極めるには、フロントからインフラまで複数領域を横断して評価できる面接官が必要になります。ところが、特定領域に特化したエンジニアしか社内にいない場合、候補者の全体像を評価しきれません。評価する側のスキルが、採用のボトルネックになります。</p><h3 id="h5df897c0c4">採用が難しい理由⑤、売り手市場の競争と一人依存リスク</h3><p>五つ目は、市場競争と運用リスクでしょう。転職求人倍率10倍超の売り手市場では、年収や条件をめぐる競争が激しく、提示で見劣りすると早々に離脱されてしまいます。加えて、少人数の開発組織で一人に広く依存すると、その人材が抜けたときの影響が大きくなります。採用したあとの体制まで含めて設計しておきたいところです。</p><h2 id="h99726e1193">フルスタックエンジニアの採用要件（JD）をどう設計するか</h2><p>フルスタックエンジニアの採用要件は、「全部できる人」ではなく「コア軸＋周辺スキル」を、自社のフェーズに合わせて定義するのが要点です。すべてを満たす理想像を並べるほど母集団は枯れ、評価も曖昧になります。</p><h3 id="hb345e8cc39">フルスタックエンジニアのJDは「コア軸＋周辺スキル」で書く</h3><p>採用要件（JD）の出発点は、深い軸（コア）を1つ定めることでしょう。自社のプロダクトで最も重要な領域を必須要件に据え、その周辺を「広く担えること」を要件に加えます。たとえば「バックエンドをコアに、フロントとインフラまで自走で担える」といった書き方です。</p><p>5領域を等しく並べた要件は、応募者にとって「自分には無理だ」という印象を与え、母集団を狭めてしまいます。コアと周辺を切り分けて書くことで、深い軸を持つT字型人材に響くJDになるでしょう。評価の段階でも、コアの深さと周辺の広さという二軸で見られるため、判断がぶれにくくなります。</p><h3 id="ha840e01d3d">フェーズ別に求めるフルスタックエンジニア像を変える</h3><p>採用要件は、自社のフェーズによって変えるべきです。ゼロからプロダクトを立ち上げる初期フェーズでは、領域を問わず一人で広く手を動かし、スピード優先で形にできる人材が求められます。この段階では、深さより「自走で全部回せる」幅が効くでしょう。</p><p>一方、組織が拡大したレイターステージでは、特定領域の深さを持ちつつ、チームをまたいで横断的に動ける人材が活きます。同じ「フルスタックエンジニア」でも、フェーズによって求める像は別物でしょう。自社が今どの段階にいるのかを言語化し、それをJDに反映させることが、ミスマッチを防ぐ近道になります。</p><h3 id="ha4038f0b00">AI時代の採用要件に「設計・統合力」と「AI活用力」を加える</h3><p>要件を最新化するうえで欠かせないのが、AI時代の観点でしょう。実装の一部をAIに任せられるようになった今、評価すべきは「速くコードを書けること」よりも、「全体を設計・統合できること」と「AIを使いこなして開発を前に進められること」へ移ってきました。JDにも、新しいツールへの適応力や、AIを前提とした設計力を求める一文を加えておくと、これからの開発体制に合った人材を引き寄せられます。</p><h2 id="ha5244643a2">フルスタックエンジニアの評価・見極め方で何を見るか</h2><p>フルスタックエンジニアの評価で核になるのは、「広く浅い」を排し、深い軸を実務やアウトプットで実証させることです。書類とポートフォリオで仮説を立て、技術面接で検証する流れを、評価体制ごと設計しておきましょう。</p><h3 id="h5765e12879">フルスタックエンジニアの書類・ポートフォリオで見るポイント</h3><p>書類選考とポートフォリオでまず確認したいのは、コアとなる領域での「深さの実証」です。複数領域の経験が並んでいても、それぞれが「触れた」のか「本番まで担った」のかは大きく違います。GitHubのコードや個人開発、実務での担当範囲を見て、どの領域に深い軸があるのかを読み取りましょう。</p><p>たとえば、設計の意図が説明されているか、運用やパフォーマンスまで踏まえた判断をしているか、といった点に注目します。手を広げた経歴そのものではなく、一つの領域をどこまで突き詰めたかが、T字型人材かどうかの分かれ目でしょう。書類段階で「コアはここにありそうだ」という仮説を立てておくと、面接での確認がスムーズになります。</p><h3 id="h7c44074358">フルスタックエンジニアの技術面接と評価体制を設計する</h3><p>技術面接では、書類で立てた仮説を検証します。コア領域については深く踏み込んだ質問で実力を確かめ、周辺領域については「どこまで一人で担えるか」の境界を確認しましょう。フェーズによっては、実際の開発に近い課題を出して、設計から実装までの進め方を見るのも有効です。</p><p>ここで壁になるのが、社内に横断評価できる面接官がいないという問題でしょう。特定領域の専門家だけで面接を組むと、その領域の外を評価できません。複数の現場エンジニアで評価の役割を分担する、評価基準を事前にそろえておく、社内で賄えない領域は外部の技術評価リソースを使う、といった体制づくりが、見極めの精度を支えます。評価の質は、評価する側の設計で決まるのです。</p><h2 id="h84db042a47">フルスタックエンジニアの母集団形成とAIスカウト活用</h2><p>フルスタックエンジニアは市場露出が少なく、求人広告を待つだけでは母集団が作れません。転職潜在層に直接アプローチするダイレクトリクルーティングと、AIスカウトによる効率化が要になります。</p><h3 id="h4e824f7029">フルスタックエンジニアにはダイレクトリクルーティングが要</h3><p>前章までで見たとおり、T字型のフルスタックエンジニアは今の職場で重宝されているため、転職市場に表立って出てきません。求人広告を出して応募を待つ受け身の手法では、そもそも候補者と出会えないケースが多くなります。</p><p>そこで効くのが、企業側から候補者を見つけて直接声をかけるダイレクトリクルーティングです。データベースから条件に合う人材を検索し、転職を積極的に考えていない潜在層にもアプローチできます。エンジニアに特化したスカウト媒体を使えば、フルスタッククラスの人材にピンポイントで接触できるでしょう。母集団が薄い職種ほど、待つのではなく取りに行く設計が成果を分けます。</p><h3 id="h8eca2d53e6">フルスタックエンジニア採用におけるAIスカウトの効果</h3><p>ダイレクトリクルーティングの課題は、候補者選定とスカウト文面の作成に工数がかかることでしょう。一人ひとりの経歴を読み込み、刺さる文面を書くのは、採用担当者にとって大きな負担になります。ここを軽くするのがAIスカウトです。</p><p>Offersの<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">AIスカウト生成機能</a>は、求人情報と候補者の経歴データを照合し、一人ひとりに最適化されたスカウトメッセージを自動で作成します。導入企業ではスカウト文作成の工数が80%削減され、スカウトの承諾率も2倍前後へ改善した実績があります（具体的な数値は次章の事例で取り上げます）。一人ひとりの経歴を読み込んで刺さる文面を書く負担を抑えられるぶん、母集団が薄い職種でこそ、限られた接点の歩留まりを引き上げるAIスカウトの効果が大きくなります。</p><p>採用要件の整理から母集団形成、スカウト運用までを一度に見直したい採用担当者の方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offersの無料相談</a>で自社のフルスタックエンジニア採用の進め方を相談してみてください。</p><h2 id="h35a9b5b8c0">フルスタックエンジニア採用に成功したOffers導入企業</h2><p>フルスタッククラスの採用に成功した企業に共通するのは、薄い母集団を待つのではなく、専任の伴走やAIスカウトで取りに行った点です。Offersの導入事例とプラットフォームのデータから、その動き方を取り上げます。</p><h3 id="h2c1be0ae15">スタンバイの検索・ML採用、2ヶ月でフルスタックエンジニアを正社員採用</h3><p>求人検索エンジン「スタンバイ」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">株式会社スタンバイ</a>は、採用体制のリソース不足に加え、ハイクラスエンジニアの採用が難航していました。検索エンジン領域という特殊な技術分野では、人材の探索そのものが難しく、通常のチャネルでは数ヶ月待っても出会えないポジションです。</p><p>同社はOffersのリテーナープランを活用し、CTOインタビューや事業説明で候補者への魅力の伝え方を磨きながら、対話を反復する伴走型の体制を組みました。その結果、導入から2ヶ月で内定者が決定。入社6ヶ月でプロジェクトをリードするレベルで活躍する機械学習エンジニアと、フルスタックエンジニアの正社員採用に成功しています。その後も2年にわたって継続利用し、採用体制そのものを最適化しました。超専門領域でスピードと精度を両立させたい場合の、有効なパターンと言えるでしょう。</p><h3 id="h67d105fbfc">AIスカウト導入企業の承諾率改善、限られた接点を内定へ運ぶ</h3><p>スタンバイのような伴走型に加えて、AIスカウトを取り入れた企業でもスカウト承諾率の改善が確認されています。ある東証グロース上場企業では、スカウトの承諾率が13.1%から31.7%へと約2.4倍に伸びました。シード期のスタートアップでも、19.0%から32.4%へ改善しています。</p><p>母集団が薄いフルスタックエンジニア採用では、限られた接点の一つひとつをどれだけ内定まで運べるかが成果を左右します。承諾率が2倍前後に上がれば、同じ送信数でも内定までの距離は大きく縮まるでしょう。全国2.7万人超のプロダクト開発人材が登録し、累計600社以上が導入してきた基盤の上で、こうした歩留まり改善が積み上がっている点は、薄い母集団を取りに行くうえで見逃せません。</p><p>自社のフェーズに近い事例をもっと知りたい採用担当者の方は、<a href="https://offers.jp/cases/stanby">Offersの導入事例</a>もあわせてご確認ください。</p><h2 id="h88c74eb94d">フルスタックエンジニア採用を外部化するAI RPO</h2><p>社内に評価できる面接官がいない、母集団が作れないという難所は、採用プロセスの外部化で解消できます。採用戦略の策定からスクリーニング、オファーまでを一貫して任せるAI RPOが、その有力な選択肢になります。</p><h3 id="h136c7f98ed">フルスタックエンジニア採用でAI RPOが有効な場面</h3><p>採用代行（RPO）は、採用戦略の設計からスカウト送信、候補者対応、選考管理までをまとめて外部に委託する手法です。フルスタックエンジニア採用では、特に次のような場面で効きます。評価体制が未整備で横断評価できる面接官がいない、ゼロから開発組織を立ち上げるフェーズにある、社内の採用リソースが足りない、といったケースでしょう。</p><p>たとえば取締役だけの体制から開発組織をゼロから立ち上げる局面では、自前で評価基準やスカウト運用を整える時間的な余裕がありません。こうした状況では、採用プロセスそのものを外に出すほうが、結果的に早く確実に人材を確保できます。</p><h3 id="h34bb3124e7">AI RPOで採用プロセス全体をどう進めるか</h3><p><a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPO</a>は、従来のRPOにAIスカウトを組み合わせ、採用プロセス全体のムダを減らす形態です。採用戦略の策定、候補者のスクリーニング、AIによる最適化スカウト、オファー対応までを一貫して支援します。前章で触れたとおり、AIスカウトによってスカウト文作成の工数は80%削減され、承諾率は最大で約2.4倍に改善しました。</p><p>フルスタックエンジニアのように見極めが難しく母集団も薄い職種では、評価のノウハウとスカウトの運用を外部に任せる意味が大きくなります。社内に専門の面接官を抱えられない企業でも、外部の評価リソースとAIスカウトを組み合わせることで、採用の質とスピードを両立できるでしょう。評価体制づくりから採用代行までを検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>で自社に合った進め方を相談してみてください。</p><h2 id="heafa041762">フルスタックエンジニア採用で押さえるべきこと</h2><p>フルスタックエンジニアとは、要件定義からフロントエンド・バックエンド・データベース・インフラ、リリースまでを一人で広く担えるエンジニアです。年収は正社員レンジで500〜1,000万円が中心で、一般的なITエンジニアより上振れします。ただし定義が曖昧で誰でも名乗れるため、「広く浅い人材」と区別がつきにくく、見極めには独自の評価基準が欠かせません。</p><p>採用を成功させる流れは、おおむね次のように整理できます。</p><ul><li>求める像を言語化する。「全部できる人」ではなく「コア軸＋周辺スキル」で、自社のフェーズに合わせて要件を定義する</li><li>深い軸を実証で評価する。書類・ポートフォリオで仮説を立て、技術面接で検証し、横断評価できる体制を整える</li><li>取りに行く母集団を作る。市場露出が少ない職種だからこそ、ダイレクトリクルーティングとAIスカウトで潜在層に届ける</li><li>難所は外部化する。評価体制が未整備なら、AI RPOで採用プロセス全体を任せる選択肢を持つ</li></ul><p>フルスタックエンジニアの採用は、手法選び以上に「自社が何を求めるか」の定義で決まります。スカウト運用の効率化や評価体制の整備を検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。ハイクラス領域の採用には、専任チームが予算と期間にコミットする<a href="https://offers.jp/client/retainer">リテーナープラン</a>もあります。</p>

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## [エンジニアの種類一覧｜5大分類と役職・採用設計の地図](https://hr-media.offers.jp/articles/engineer-types)

**公開日**: 2026-06-18
**著者**: 鈴木 裕斗
**カテゴリ**: 採用

<p>エンジニアの種類は、実務上「開発系・インフラ系・スペシャリスト系・マネジメント／コンサル系・その他」の5大分類で整理できます。IT職種は各社の解説で17〜27種に分かれ、年収もプログラマーの419万円から機械学習エンジニアの700〜1,200万円まで大きく開きました（厚生労働省・dodaほか）。</p><p>ただ、採用担当者の方にとって、職種を並べて知ること自体はゴールではありません。5大分類の全体像に、エンジニアの役職一覧（ジュニアからCTOまで）、職種別の採用難易度、AI時代に増える新職種を重ねると、職種一覧は「自社がどの職種を・どのランクで・どの順序で採るか」を決める採用設計の地図に変わります。職業選びのカタログではなく、求人要件定義とJD（求人票）設計に使う道具として読み進めてください。</p><h2 id="h4efa63e03c">エンジニアの種類一覧、まず押さえる5大分類</h2><p>エンジニアの種類は数十に及びますが、採用設計で使うには「開発・インフラ・スペシャリスト・マネジメント／コンサル・その他」の5大分類でまず地図を持つのが出発点です。細かい職種名を一つずつ覚える前に、各分類が自社の事業にとってどういう意味を持つのかを掴むほうが、採用の意思決定には効いてきます。</p><h3 id="h93f5972886">エンジニアの種類が「多すぎる」を解く5大分類の地図</h3><p>職種一覧の解説記事は、職種数を17〜27種に分けて掲載するものが多く、26種前後で整理する例が最も目立ちました。数が多くて全体像を見失いがちですが、採用の文脈では下表の5つに束ねれば十分に判断できます。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>大分類</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>含まれる主な職種</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用設計上の位置づけ</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>開発系</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>フロントエンド、バックエンド、サーバーサイド、アプリ／モバイル、ゲーム、組込み、SE、プログラマー</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>プロダクトの中核。事業フェーズ初期に最優先</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>インフラ系</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>サーバー、ネットワーク、データベース、クラウド、SRE（サイト信頼性エンジニア）、セキュリティ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>スケール期に必須。セキュリティ・SREは特に希少</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>スペシャリスト系</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI、機械学習、データサイエンティスト、データエンジニア、QA（品質保証）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>最高年収帯で最も希少。AI時代に新設職が増加</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>マネジメント・コンサル系</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>PM、PMO、PL、ITコンサルタント、社内SE、ブリッジSE</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>組織拡大期に必要。役職（ランク）と重なる</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>その他</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>セールスエンジニア、フィールド、ヘルプデスク、サポート</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>周辺機能。市場価値の伸びは職種により差が出る</p></td></tr></tbody></table><p>この5分類は、単なる整理の枠ではありません。開発系は事業の立ち上げで真っ先に必要になり、インフラ系はスケール期に効き、スペシャリスト系は最も希少で年収帯も高いという「採るタイミングと難易度」がセットで読み取れます。職種を覚えること以上に、この温度差を掴むことが採用設計の第一歩になるでしょう。</p><p>職種一覧を採用の道具として捉え直すと、職種数の多さはむしろ味方になります。自社のプロダクトと事業フェーズに照らして「今いらない職種」をはっきり外せるからです。網羅性に圧倒されず、5つの大分類から逆算してください。</p><h3 id="hed0a8f0282">混同しやすい職種の違いと、公的分類とのズレ</h3><p>職種名は、会社や媒体によって揺れます。たとえばサーバーサイドエンジニアとバックエンドエンジニアはほぼ同義で使われる一方、文脈によって指す範囲が変わってきました。社内SEとSE（システムエンジニア）も、前者は自社の情報システム運用、後者は受託・自社開発の設計実装と、業務がまったく異なります。求人票を書く前に、自社が使う職種名が候補者にどう伝わるかを確認しておくと、応募段階のミスマッチを減らせるはずです。</p><p>公的な職業分類と実務の名称にもズレがあります。厚生労働省の職業分類は、実務で使う細かな職種名より粗く、現場の呼び名とそのまま対応しません。一方、IPA（情報処理推進機構）が定めるITスキル標準（ITSS）は、IT職種を11職種・35の専門分野に分け、スキルを7段階のレベルで評価しました。属人的になりがちな「ジュニア／シニア」の判断を、このレベル定義で共通言語に置き換えられる点が、採用要件を整えるうえで役立ちます。役職とレベルの対応は、後半の役職一覧のセクションで詳しく扱います。</p><h2 id="h60f35d6e56">開発系エンジニアの種類と仕事内容</h2><p>開発系はプロダクトの中核を担う職種群で、事業フェーズの初期に最優先で採用すべき種類です。フロントエンドからバックエンド、アプリ、組込みまで幅広く、ここが揃わないとプロダクトそのものが前に進みません。求人要件の出発点として、主要職種の仕事内容と採用の勘所を押さえましょう。</p><h3 id="h5e6390e7f3">フロントエンド・バックエンド・サーバーサイドエンジニアの種類</h3><p>フロントエンドエンジニアは、ユーザーが触れる画面側の実装を担います。ReactやVueなどのフレームワークを使い、見た目と操作性を作る職種です。対してバックエンド（サーバーサイド）エンジニアは、サーバー側のロジック、データベース連携、機能どうしの連携設計を担当しました。両者は扱う技術が異なるため、求人票でも評価する観点を分ける必要があります。</p><p>年収の相場感も押さえておきましょう。システムエンジニアは各種求人データの平均で約485万円、プログラマーは厚生労働省の賃金構造基本統計調査で419万円でした。採用時のオファー設計では、この相場を基準線に、自社の技術スタックや裁量の大きさで差をつける考え方になります。</p><p>採用要件に落とすときは、言語やフレームワークの経験年数だけで線を引かないことが大切です。フロントエンドなら設計した画面の意図、バックエンドならスケーラビリティへの向き合い方など、コードの背景にある判断を技術面接で確かめると、スキルの解像度が一段上がります。経験年数の条件で機械的にふるいにかけると、本当に欲しい人材を取りこぼしかねません。</p><h3 id="ha99c41eba4">フルスタックエンジニアの種類と採用上の注意点</h3><p>フルスタックエンジニアは、フロントとバックの両方を一人で開発できる職種です。少人数で立ち上げる事業では一人あたりのカバー範囲が広く重宝しますが、採用面では注意が要ります。広範なスキルを満たす人材は母集団が薄く、そのぶん採用難易度が上がるからです。</p><p>「フルスタックを一人採れば開発が回る」と考えるより、コア領域を持つエンジニアを複数組み合わせる設計のほうが、現実には採りやすく再現性も高くなりました。フルスタック採用を狙う場合は、求める領域の優先順位を決め、どこまでを必須要件にするかをあらかじめ絞り込んでおくことが大切です。広く求めすぎると、結局誰も要件を満たさないという事態になりかねません。</p><h3 id="h440a92792c">アプリ・モバイル、ゲーム、組込みエンジニアの種類</h3><p>アプリ（モバイル）エンジニアは、iOS・Android向けのアプリを開発します。ゲームエンジニアは、ゲーム特有の描画・物理演算・エンジンを扱う職種です。</p><p>なかでも採用難易度が際立つのが組込み（エンベデッド）エンジニアでしょう。IoTやエッジデバイスの領域では、ハードウェア・クラウド・ネットワークを横断する複合スキルが求められ、候補者の母集団そのものが極端に小さくなります。後半の事例で触れるビットキーの採用は、まさにこの母集団が薄い組込み系ポジションの実例です。職種名を知っているだけでは採れない領域として、採用設計の早い段階で難所と認識しておくべきでしょう。</p><h2 id="h12179a7814">インフラ系エンジニアの種類と希少性</h2><p>インフラ系はサービスの基盤を支える職種群で、スケール期に必須となり、特にセキュリティとSRE（サイト信頼性エンジニア）は市場で最も採りにくい種類です。プロダクトが伸びてアクセスや扱うデータが増えるほど、この領域の手薄さが事業リスクへ直結しました。採るタイミングを読み違えないことが、採用設計の論点になります。</p><h3 id="hbf113eb203">サーバー・ネットワーク・データベース・クラウドエンジニアの種類</h3><p>サーバーエンジニアは物理・仮想サーバーの構築と運用を担い、ネットワークエンジニアは通信インフラの設計を、データベースエンジニアはデータ基盤の設計と最適化を担当しました。近年はこれらをクラウド上で統合的に扱うクラウドエンジニアの需要が高く、クラウド基盤の設計・運用スキルが採用要件の中心になりつつあります。</p><p>年収相場は、クラウドエンジニアで約610万円。SREになると650〜1,000万円超まで上がりました。開発系より一段高い水準で、スケール期に向けてこの予算をいつ確保するかが、採用計画の現実的な検討事項になります。</p><p>ネットワークやデータベースのエンジニアは、クラウドへの統合が進むなかで担当範囲が重なりつつあります。求人票では「専任で1領域を深く」なのか「クラウド前提で横断的に」なのかを明示しておくと、応募段階の認識ずれを防げるでしょう。職種名が同じでも、自社が求める守備範囲を言語化しておくことが採用の精度を左右します。</p><h3 id="h478169da6c">SRE・セキュリティエンジニアの種類と採用難易度</h3><p>SREは、サービスの信頼性と運用効率を両立させる仕組みづくりを担う職種です。そしてインフラ系のなかで突出して採りにくいのが、セキュリティエンジニアでした。レバテックの調査では、セキュリティ関連の正社員求人倍率は42.6倍に達し、直近3年で求人数が約2.5倍へ拡大しています。求人倍率42.6倍は、一社が動き出す前にほかの数十社が同じ候補者へ声をかけている状態を意味しました。必要になってから動いたのでは間に合いません。</p><p>ここで効いてくるのが、採用順序の発想です。インフラ系は「事業がスケールしてから」と後回しにされがちですが、希少職ほど採用のリードタイムは長くなります。スケール期の少し手前から母集団形成を始めておくこと。これが結果として採用の成否を分けます。エンジニア採用が難しいと感じる場面の多くは、この「いつから動くか」の判断の遅れに起因しているのではないでしょうか。</p><h2 id="h1570be5eaf">スペシャリスト系エンジニアの種類（AI・機械学習）</h2><p>スペシャリスト系は最高年収帯かつ最も希少な職種群で、AI時代に新設職が増え続けている種類です。AI・機械学習・データ系は、採れれば事業の差別化に直結する一方、需給ギャップが最も厳しい領域でもあります。年収だけでなく希少性を前提に、採用戦略を組まなければなりません。</p><h3 id="h4253d9b81c">機械学習・AIエンジニアの種類と年収相場</h3><p>機械学習エンジニアは、データから予測モデルを構築し、プロダクトに組み込む職種です。年収は700〜1,200万円と、エンジニア職種のなかでも最高帯に位置しました。これは単に人気だからではなく、供給が需要に追いついていないことの表れです。経済産業省の試算では、AI人材は2030年に約12.4万人不足すると見込まれています。</p><p>採用相場が高いこと自体は止められませんが、希少性を理解しておくと判断が変わります。「年収を出せば採れる」のではなく、「年収を出しても出会えない」のがこの領域でしょう。後述するスタンバイの事例は、機械学習という超専門領域を予算と期間にコミットして採り切った実例として参考になります。</p><h3 id="h57bedda5a3">データサイエンティスト・データエンジニア・QAエンジニアの種類</h3><p>データサイエンティストは統計と機械学習でビジネス課題を解く職種、データエンジニアはその土台となるデータ基盤の構築・整備を担う職種です。両者は混同されがちですが、求めるスキルは分析寄りか基盤寄りかで大きく分かれました。QA（品質保証）エンジニアはテスト設計や自動化を担い、開発の信頼性を支えます。</p><p>これらの職種は、プロダクトがデータを資産として扱う段階になって初めて必要になりました。立ち上げ初期から無理に採るより、データ活用の戦略が固まったタイミングで採用要件を定義するほうが、ミスマッチを避けられます。AI人材の採用を本格化させたい場合も、まずどの職種が自社の課題に対応するのかを切り分けることが先決です。</p><p>採用要件では、研究寄り（モデルの精度を追う）か実装寄り（プロダクトに組み込む）かを最初に切り分けておくと、母集団の探し方が変わります。同じ機械学習エンジニアでも、求める比重によって出会える候補者層はまったく異なるからです。「データに強い人」とだけ書いた求人票では、誰に向けたメッセージなのかが候補者に伝わりません。スペシャリスト系は最高年収帯にあるぶん、要件の曖昧さがそのまま採用コストの膨張につながりやすい領域でもあります。だからこそ、職種の切り分けを最初に済ませておく価値があるのです。</p><h2 id="hcec0a0e812">マネジメント・コンサル系エンジニアの種類</h2><p>マネジメント・コンサル系は組織拡大期に必要となる職種群で、職種（職能）と役職（ランク）が重なる種類です。エンジニアが増え、プロジェクトが並走し始めると、技術力だけでなく実行を束ねる人材が要ります。ここは、次の役職一覧のセクションへの橋渡しになる領域です。</p><h3 id="h6401764412">PM・PMO・PLエンジニアの種類と仕事内容</h3><p>PM（プロジェクトマネージャー）は、開発プロジェクトの計画・進行・品質に責任を持つ職種です。PL（プロジェクトリーダー）は現場のチームを率い、PMO（プロジェクトマネジメントオフィス）は複数プロジェクトを横断で支援・標準化しました。</p><p>PMはIT職種のなかでも年収が最高水準で、dodaなどの試算では約797万円に上ります。技術理解とマネジメントの両方を備えた人材が市場に少ないためでしょう。組織が一定規模を超えると、開発者を増やすだけでは回らなくなり、この層の採用が事業の停滞を防ぐ要になります。</p><h3 id="h51f907dc94">ITコンサルタント・社内SE・ブリッジSEの種類</h3><p>ITコンサルタントは、経営課題をITで解決する上流の職種で、年収相場は約684.9万円でした。さらに上流の設計を担うITアーキテクトは約717万円と、IT職種のなかで最高水準に並びます。社内SEは自社の情報システムを支える職種、ブリッジSEは海外の開発チームと国内をつなぐ調整役です。</p><p>これらは事業の中核を直接作る職種ではありませんが、組織が拡大し、社内外の連携が複雑になるほど価値が増しました。自社にとって今これらが必要かどうかは、開発組織の規模と外部委託の状況から逆算して判断するとよいでしょう。</p><p>社内SEは、開発の最前線というより事業を支える縁の下の職種です。プロダクト開発が中心の組織では優先度が下がる一方、社内システムが事業のボトルネックになっている段階では、早めに確保しておく価値があります。役職の話とも重なる領域のため、次のセクションのキャリアラダーと合わせて読むと、採用要件がさらに立てやすくなるはずです。</p><h2 id="h2b979490c0">エンジニアの役職一覧、ジュニアからCTOまで</h2><p>「どの職種を採るか」と並んで重要なのが「どのランク（役職）を採るか」で、エンジニアの役職は技術・プロジェクト管理・組織・経営の4レイヤーに整理できます。職能（種類）の軸だけでは、採用要件は半分しか定まりません。役職という縦の軸を重ねて、初めて求人票のレベル感が決まります。</p><h3 id="h139ff908ec">エンジニアの役職の順番とITSS 7段階レベルの対応</h3><p>技術職としての役職は、ジュニア→ミドル→シニア→テックリード（TL）→アーキテクトの順で、責任範囲と影響力が広がっていきます。ただし「シニア」が指す水準は会社によってばらつくため、役職名だけでは採用要件の共通言語になりません。</p><p>ここでIPAのITSSが定める7段階のレベルが手がかりになりました。属人的な「ジュニア／シニア」の判断を、客観的なレベル定義に対応づけると、社内の評価基準と採用要件のあいだのズレが減ります。ITSSのレベルは、社外の候補者と社内の評価を同じ物差しで語れる点にも価値がありました。面接官ごとに「シニア」の基準が違うと、評価会議で議論はかみ合いません。レベルの定義を共有しておくだけで、合否判断のばらつきはかなり抑えられるでしょう。役職とレイヤーの対応を整理すると、次の通りです。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>レイヤー</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>役職の並び</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用判断での意味</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>技術（実務）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ジュニア→ミドル→シニア→テックリード→アーキテクト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>どのランクを採るか。ITSSのレベルに対応づけ可能</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>プロジェクト管理</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>PL→PM→PMO</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>実行管理層。組織が増える局面で採用</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>組織マネジメント</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>EM→GEM→GM</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>人を見る層。技術を見るTLと混同しない</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>経営・戦略</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>Director→VPoE→CPO→CTO</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用順序の最上位。事業フェーズで要否が変わる</p></td></tr></tbody></table><h3 id="hc66ca4f843">テックリード（TL）とエンジニアリングマネージャー（EM）の違い</h3><p>採用要件でとくに混同されやすいのが、テックリード（TL）とエンジニアリングマネージャー（EM）の違いです。TLは技術的な意思決定とアーキテクチャに責任を持つ「技術を見る」役職、EMはメンバーの育成・評価・チーム運営を担う「人を見る」役職でした。同じ「リーダー」でも求める素養がまったく違うため、求人票で両者を曖昧にすると、入社後の期待値ずれが起きます。</p><p>その上の層には、PL→PM→PMOという実行管理のラインがあります。技術ラダーと管理ラダーは別物で、優秀なエンジニアを管理職に「昇進」させることが、必ずしも本人と組織の最適にならない点も意識しておきたいところです。採用の場面でも、技術を伸ばしたい候補者にマネジメント役職を提示してミスマッチを生む、という失敗も起こりかねません。</p><h3 id="hdcdb541062">経営・戦略レイヤーの役職（Director・VPoE・CPO・CTO）</h3><p>役職ラダーの最上位が、Director・VPoE（VP of Engineering）・CPO（最高プロダクト責任者）・CTOといった経営・戦略レイヤーです。VPoEは開発組織全体の運営、CTOは技術戦略の最終責任を担いました。この層は採用順序の最上位に位置し、事業フェーズによって要否が大きく変わります。</p><p>レイターステージで開発組織を一気に拡大する局面では、現場を増やす前にVPoEやEMの確保が先決になることもあるでしょう。母集団が極端に薄く、エージェント経由でも推薦が来にくいポジションのため、通常の手法とは異なるアプローチが必要になる層です。</p><p>採用すべき職種とランクの解像度が上がってきたら、次は職種別の「採りにくさ」と、自社の事業フェーズへの当てはめに進みます。IT人材不足の現在地やエンジニア採用全体の難しさを踏まえておくと、どのランクから着手するかの判断がさらに立てやすくなるはずです。</p><h2 id="h7a030ba0aa">AI時代に増えるエンジニアの新職種</h2><p>2026年の採用設計では、従来の職種一覧に生成AIエンジニア・MLOps・プロンプトエンジニア・FDE（フォワードデプロイドエンジニア）といったAI時代の新職種を組み込む必要があります。これらは多くの職種解説でまだ手薄ですが、先端領域へのシフトが進むなか、採用要件に加えるかどうかが組織の競争力を左右しました。</p><h3 id="h7fc81d8256">生成AIエンジニア・MLOpsエンジニアの種類と仕事内容</h3><p>生成AIエンジニアは、ゼロからAIモデルを作るのではなく、既存の生成AIモデルを活用してシステムを構築する職種です。RAG（検索拡張生成）やAIエージェントの実装が中心で、生成AIの使われ方が「対話」から「行動」へ進化するなか、実装ニーズが急速に増えました。従来の機械学習エンジニア（モデルを作る側）とは役割が異なるため、求人要件でも区別して定義しなければなりません。</p><p>MLOps（機械学習基盤運用）エンジニアは、機械学習モデルを本番環境で安定して動かすための運用・監視・再学習の仕組みを構築する職種です。AIの実装が実験段階から本番運用へ移るほど、この職種の有無が成果の差になりました。モデルを作れても運用に乗せられなければ価値を生まないため、AI活用を本気で進める組織ほど早く必要になります。</p><p>この2職種は、いずれも従来の機械学習エンジニアの守備範囲とは別物として捉えたほうがよいでしょう。生成AIエンジニアは「作る」より「組み込む」に重心があり、MLOpsエンジニアは「動かし続ける」ことに責任を持ちます。求人票を書くときに、どちらの役割を求めているのかを曖昧にしたまま「AIに強いエンジニア」と一括りにすると、母集団の探し方も評価軸もぶれてしまうでしょう。新職種ほど、自社が本当に必要としている仕事の中身を言語化しておくことが、採用の精度を左右します。</p><h3 id="h3b85e7ca8b">プロンプトエンジニア・FDEの種類と市場動向</h3><p>プロンプトエンジニアは、AIから狙った出力を引き出すプロンプト設計を専門とする職種です。各種調査では、プロンプトエンジニアの需要は2025年に135%超の増加を示し、市場規模も2025年の11.3億ドルから2026年に15.2億ドルへ拡大すると見込まれています。専門職としてだけでなく、全エンジニアの基礎スキルとして広がりつつある点も見逃せません。</p><p>FDE（フォワードデプロイドエンジニア）は、顧客先に入り込んでプロダクトを実装・適用する職種で、生成AIのAPI（外部連携機能）を自社システムへ組み込む実装の最前線を担います。こうした新職種が増える一方で、従来型IT人材は2030年に約10万人余ると経済産業省は試算しました。人数が足りないのではなく、需要が先端領域へ移っているのが実態です。採用設計でも、既存職種の補充だけでなく、先端職へのシフトを前提に要件を見直す視点が要るでしょう。</p><p>新職種を採用要件に組み込むときは、独立したポジションとして募集するか、既存エンジニアのスキルとして求めるかの判断が要ります。プロンプト設計のように基礎スキル化が進む領域は後者、MLOpsのように専門性が高い領域は前者が向くことが多いでしょう。自社のAI活用がどの段階にあるかで、線の引き方は変わってきます。まだ実験段階なら無理に専任を置かず、本番運用に踏み込む局面で専門職を採る、という順序が現実的です。</p><h2 id="hb118d551d6">職種別に見るエンジニア採用の難易度</h2><p>採用設計に本当に必要なのは「どの職種が採りにくいか」で、求人倍率と不足予測の需給データで職種別の希少性を定量化できます。年収の高さと採りやすさは比例しません。ここを取り違えると、予算配分も採用順序も最適化できないでしょう。</p><h3 id="h73a9c1de30">職種別の採用難易度を需給データで読む</h3><p>職種ごとの「採りにくさ」は、年収よりも需給データのほうが正確に映します。主要な指標を整理すると、次の通りです。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>領域</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>指標</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>数値</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>出典</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>IT人材全体</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>転職求人倍率</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>10.4倍</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>レバテック（2025年12月）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>IT・通信エンジニア</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人倍率</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>10倍超を維持</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>doda（2026年2月）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>セキュリティ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>正社員求人倍率</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>42.6倍</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>レバテック（2025年12月）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI人材</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>2030年の不足予測</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>約12.4万人</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>経済産業省（2019年公表）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>先端IT人材</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>2030年の不足予測</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>約45万人</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>経済産業省（2019年公表）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>従来型IT人材</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>2030年の需給</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>約10万人余剰</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>経済産業省（2019年公表）</p></td></tr></tbody></table><p>IT人材全体の転職求人倍率が10.4倍であるのに対し、セキュリティは42.6倍と桁が違いました。経済産業省の<a href="https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf">「IT人材需給に関する調査」</a>では、先端IT人材が2030年に約45万人、AI人材が約12.4万人不足する一方、従来型IT人材は約10万人余ると試算されています。同じ「エンジニア」でも、希少な職種とそうでない職種で採用戦略を分ける根拠が、ここにあります。</p><h3 id="haf1662b410">年収だけでは測れない採用難易度の読み方</h3><p>ITエンジニア全体の平均年収は、dodaの集計で469万円。全職種平均の429万円を40万円上回りました。ただ、この平均値は採用難易度を直接は表しません。年収が相対的に低い職種でも母集団が薄ければ採りにくく、逆に年収が高くても候補者層が一定数いれば、戦略次第で採れます。</p><p>採用の優先度は、年収の高低ではなく需給ギャップで付けるのが筋でしょう。「採りにくい職種から早く動く」「採りやすい職種は手法を効率よく回す」という二段構えにすると、限られた採用予算と工数を無駄なく配分できます。職種ごとの難易度を把握することが、この配分の前提になります。エンジニア採用が難しいと言われる背景には、この希少性の偏りを年収という一つの軸だけで見てしまう、判断の粗さもあるのではないでしょうか。</p><p>実務では、需給データを自社の採用計画に重ねるところまでやって、初めて意味を持ちます。たとえばセキュリティとフロントエンドを同時に募集するなら、前者は早めに動いて専門のスカウトを厚く、後者は通常の媒体で母集団を作る、と手段を分けるのが効率的です。希少性の高い職種に工数を寄せ、採りやすい職種は仕組みで回す。この配分こそが、限られたリソースで採用目標に届くための現実的な道筋になるでしょう。</p><h2 id="h958fd1a175">エンジニアの種類を採用設計に落とし込む</h2><p>ここまでの職種・役職・難易度の理解は、職種×事業フェーズ×採用順序のマッピングに変換することで、JD設計と採用要件定義の判断軸になります。職種を知ることがゴールではなく、自社の意思決定に翻訳して初めて意味を持ちました。本記事の中核となる視点です。</p><h3 id="h2e0009487a">事業フェーズ別に「どの職種を・どの順序で」採るかを設計する</h3><p>採るべき職種は、事業フェーズによって変わります。立ち上げ初期は開発系を最優先で固め、スケール期にインフラ系、組織拡大期にマネジメント系やスペシャリスト系を加えていく、という順序が基本形でした。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>事業フェーズ</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>優先的に採る職種</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>役職・ランクの目安</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>立ち上げ初期</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>開発系（フロント・バック）、フルスタック</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>シニア〜テックリード（少数精鋭）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>スケール期</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>インフラ系（クラウド・SRE・セキュリティ）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ミドル〜シニア＋TL</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>組織拡大期</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>マネジメント系（EM・PM）、スペシャリスト系（AI・データ）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>EM／VPoE、シニア以上</p></td></tr></tbody></table><p>この表はあくまで型で、プロダクトの性質によって順序は前後します。重要なのは、希少職ほどリードタイムが長い点を織り込むことでしょう。スケール期に必要なセキュリティやSREは、必要になってから探し始めると間に合わないため、一段階前のフェーズから母集団形成を始める判断が要ります。逆に言えば、採用順序は「いつ困るか」から逆算して引くものだといえます。</p><p>棚卸しの手順そのものはシンプルです。半年から1年先の事業計画を起点に、必要になる職種を5大分類で洗い出し、それぞれの採用難易度（需給）と相場を並べる。そのうえで、リードタイムの長い希少職から着手順を決めていきます。この一枚を作っておくだけで、空いたポジションを都度埋めるだけの場当たり的な採用から抜け出せるはずです。</p><h3 id="hbd14578f40">職種理解をJD（求人票）と採用要件定義に落とす</h3><p>職種の理解は、そのまま求人票（JD）の材料になりました。仕事内容は求人要件へ、採用難易度は採用順序の優先度へ、適性は「JDで求める志向」へと読み替えると、これまで見てきた整理がそのまま採用ドキュメントに変わります。</p><p>そのうえで、役職（ランク）とITSSのレベルを採用要件の共通言語に据えると、社内の期待値と求人票のあいだのズレが減ります。「シニアのバックエンドエンジニアが欲しい」という曖昧な要望を、「ITSSレベル4相当、バックエンド領域、TLとしてチームをリードできる」と具体化できれば、スクリーニングの精度も面接の評価軸も揃うでしょう。職種一覧を採用設計の言語に翻訳する作業こそ、希少なエンジニアを採り切るための土台になります。</p><p>この翻訳作業がもたらすのは、採用に関わる関係者の目線を揃える効果です。現場のエンジニア、採用担当、経営層では「どんな人を採りたいか」のイメージがずれがちですが、5大分類とITSSレベルという共通の物差しがあれば、議論の出発点を合わせられます。職種と役職を採用設計の言語に変換しておくことは、求人票を書くためだけでなく、選考に関わる全員が同じ基準で候補者を評価するための前提づくりでもあるのです。</p><p>自社の職種×フェーズ×採用順序を整理したものの、希少職をどう採り切るかで手が止まる場合は、<a href="https://offers.jp/client/lp">Offersの無料相談</a>から職種別の採用設計を相談してください。</p><h2 id="h41d14c9b19">職種別エンジニア採用の成功事例</h2><p>希少な職種を実際にどう採用したのか、Offers導入企業の正社員採用事例を職種と採用順序の観点から紹介します。機械学習・組込み・リード開発という、いずれも母集団が薄く採りにくい領域の実例です。職種を分類で理解したうえで、自社の事業フェーズに必要な希少職へ手段を集中させると、通常のチャネルでは出会えない人材にも届きます。</p><h3 id="hfe949f72e9">スタンバイの機械学習・バックエンド採用、2ヶ月で正社員化</h3><p>求人検索エンジン「スタンバイ」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">株式会社スタンバイ</a>は、成長フェーズで機械学習とバックエンドという専門技術分野の人材確保に苦戦していました。母集団の絶対数が小さく、通常のチャネルでは数ヶ月待っても出会えないポジションです。</p><p>Offersのリテーナープランを活用し、予算と期間にコミットする体制で探索したところ、2ヶ月で機械学習エンジニアとバックエンド／フルスタックエンジニアの正社員採用に成功しました。スペシャリスト系（機械学習）と開発系（バックエンド）を同時に採り切った形です。超専門領域でスピードと精度を両立させたい場合に、参考になる進め方でしょう。</p><p>注目したいのは、年収帯の高い機械学習職を「お金で釣った」のではなく、母集団の薄い領域に対して採用手段そのものを設計し直した点です。機械学習エンジニアは年収700〜1,200万円とエンジニア職種でも最高帯にあり、AI人材は2030年に約12.4万人不足すると見込まれる超売り手市場です。こうした領域では、求人媒体に掲載して待つだけでは出会いの確率が上がりません。採るべき職種を分類で見極めたうえで、その職種に届く手段へ予算と工数を集中させたからこそ、2ヶ月という短期で結果に結びついたといえます。</p><h3 id="h427d3c9b4e">ビットキーのIoT・組込み採用、母集団が極小の希少職を確保</h3><p>スマートロックなどを展開する<a href="https://offers.jp/cases/bitkey">株式会社ビットキー</a>は、Software Edge Deviceチームの採用に苦戦していました。ハードウェア・クラウド・ネットワーク・組込みを横断する複合スキルが必要で、候補者の母集団そのものが極端に少ない特殊ポジションです。事業の分かりにくさも、採用の壁になっていました。</p><p>Offersのリテーナープランにスカウトへの動画埋め込みを組み合わせ、採用難易度の高いこのポジションで理想の人材の入社につなげています。同社の担当者は「あらゆる手段を試しても採用できず諦めかけている企業こそ、一度相談する価値がある」と語りました。候補者層が限られる組込み系をどう採るかの、参考になる事例です。</p><p>組込み系のように事業内容そのものが伝わりにくい職種では、求人票のテキストだけで魅力を届けるのに限界があります。スカウトに動画を添えたのは、文章では伝えきれない事業の面白さや技術的な挑戦を、候補者に直接感じてもらうための工夫でした。希少職の採用では、職種を正しく定義することと並んで、薄い母集団の一人ひとりにどう振り向いてもらうかという訴求の設計が、成否を分ける要素になります。</p><h3 id="hae859598e6">ナイルのリード開発職採用、AIスカウトで新たな人材層へ</h3><p>定額カーリースなどを手がける<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル株式会社</a>は、技術力とビジネス理解、主体性を兼ね備えた人材が市場に出にくい状況に直面していました。主要な求人媒体やエージェントでは、ハイクラスの開発職に出会えない状態が続いていたのです。</p><p>OffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを導入した結果、リードエンジニアの正社員採用と、業務委託での体制づくりに成功しました。これまでアプローチできていなかった人材層に届いたことが、成果につながっています。</p><p>この事例で見逃せないのは、スカウト文の生成だけでなく、採用業務の運用そのものを外部に任せた点です。リードクラスは技術力に加えてビジネス理解と主体性を求められるぶん、要件のすり合わせや候補者一人ひとりへの向き合い方に手間がかかります。その運用工数を外部パートナーが引き受けたことで、限られた社内リソースでもハイクラスの開発職に踏み込めました。成果が出たあとは社内へ採用機能を移していくステップも踏めており、外部活用から内製化へという移行の形としても参考になります。開発系リードクラスを、AIスカウトと運用代行で効率よく採った事例です。</p><p>ここで挙げた事例に共通するのは、職種を分類で理解したうえで、自社の事業フェーズに必要な希少職へ手段を集中させた点です。機械学習やIoT、リード開発といった母集団の薄い領域でも、採り方を設計すれば結果は出せます。スタンバイは予算と期間へのコミットで、ビットキーはスカウト動画による訴求で、ナイルはAIスカウトと運用代行で、それぞれ採りにくい職種の壁を越えました。職種一覧を眺めるだけでは見えてこない、この「集中のさせ方」こそが実務の勘所でしょう。</p><p>これらのように職種ごとの採り方を相談したい場合は、<a href="https://offers.jp/cases">Offersの導入事例</a>と<a href="https://offers.jp/client/lp">無料相談</a>から、自社に近いケースを確認してください。</p><h2 id="h714108813f">エンジニアの種類理解とAIスカウト・AI RPO</h2><p>職種を理解しても希少職は従来手法では採り切れず、AIスカウトとAI RPOが「どう採るか」の現実的な解になります。職種一覧を採用設計の地図に変えた先で、最後に効いてくるのが採用手段の選択でした。</p><h3 id="h8dd3fe5511">職種別スカウトを効率化するAIスカウトの活用</h3><p>希少な職種ほど、候補者一人ひとりに合わせたスカウトが必要になります。とはいえ、職種別に最適化したスカウト文を手作業で書き続けるのは現実的ではありません。Offersの<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">「AIスカウト生成機能」</a>は、求人情報と候補者の経歴を照合し、最適化したスカウトメッセージを自動で作ります。</p><p>導入企業ではスカウト文作成の工数が80%削減され、承諾率も大きく改善しました。ある企業では13.1%から31.7%へ（242%改善）、別の企業では19.0%から32.4%へ（171%改善）と、規模を問わず効果が確認されています。背景には、全国2.7万人を超えるプロダクト開発人材の登録と、累計600社以上の導入実績がありました。職種ごとに採るべき人材が見えたあと、その人材へ届く確率を上げる手段がAIスカウトです。</p><p>承諾率が2倍前後に伸びる意味は、希少職の採用ほど大きくなります。候補者の絶対数が少ない職種では、そもそも声をかけられる相手が限られるため、一通あたりの返信率がそのまま採用の成否を左右するからです。同じ候補者リストでも、経歴を読み込んだうえで職種ごとの訴求点を織り込んだスカウトと、定型文を一斉送信したスカウトでは、反応がまるで変わります。工数を80%削れることは、空いた時間を候補者一人ひとりとの対話や選考体験の設計に振り向けられることも意味しました。スカウトの量を増やすためではなく、質を上げて確度を高めるために自動生成を使う、という発想が希少職の採用には合っています。</p><h3 id="h03f6fb2626">職種理解から採用順序の実行までを担うAI RPO</h3><p>スカウトの効率化だけでは、採用戦略の設計や選考運用までは埋まりません。そこを一貫して担うのが、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPO</a>という形態です。採用戦略の策定からスクリーニング、オファー対応までを外部パートナーが運用まで引き受けるため、リソースの限られる組織でも希少職の採用に踏み込めます。</p><p>先のナイルの事例は、まさにこのAIスカウトと運用代行を組み合わせ、社内だけでは出会えていなかったリードクラスの人材層へ届いたケースでした。採用戦略の設計と日々の運用を外部と分担しながら、ダイレクトリクルーティングを軸に中途採用の手法を組み合わせ、職種理解を実際の採用成果へつなげていく流れです。「どの職種を・どの順序で採るか」という設計を、実行と運用のレベルまで一貫して支えられる点に、AI RPOの値打ちがあります。職種一覧から始まった採用設計は、こうした採用手段の選択まで降りて、初めて完結します。</p><p>どの採用手法を主軸にするかも、職種と事業フェーズ次第です。母集団の薄い希少職はスカウト型のダイレクトリクルーティングが軸になり、即戦力をスピード重視で採るならエージェント、コストを抑えたいなら社員紹介、というように使い分けるとよいでしょう。職種理解があって初めて、手法の選択も意味を持つでしょう。中途採用のチャネルを職種ごとに組み替える発想が、採用全体の費用対効果を底上げします。</p><h2 id="h673eb937e1">エンジニアの種類一覧と採用設計の要点</h2><p>エンジニアの種類は、開発・インフラ・スペシャリスト・マネジメント／コンサル・その他の5大分類で整理できます。そこに役職（ジュニアからCTOまでのキャリアラダー）、職種別の採用難易度、AI時代の新職種を重ねると、職種一覧は採用設計の地図に変わりました。</p><p>採用担当者の方が押さえておきたい要点は、職種を「知る」段階で止めないことでしょう。年収の高さではなく需給ギャップで採用の優先度を付け、希少職ほど早く動く。役職とITSSのレベルを共通言語に、求人票と採用要件を具体化する。そして希少職には、AIスカウトやAI RPOといった採用手段を組み合わせる。この一連の流れが、職種理解を採用成果に変えていきます。</p><p>まず取り組めるのは、自社の事業フェーズに対して「どの職種を・どのランクで・どの順序で」採るかを棚卸しすることです。そのうえで希少職の採り方に課題があれば、<a href="https://offers.jp/client/lp">Offersの無料相談</a>から職種別の採用設計を相談してください。ハイクラスや専門領域の採用には、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPOプラン</a>も選択肢になります。</p>

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## [DX人材とは？6類型の職種・必要スキルと採用・育成の進め方](https://hr-media.offers.jp/articles/dx-jinzai)

**公開日**: 2026-06-18
**著者**: 鈴木 裕斗
**カテゴリ**: 採用

<p>DX人材とは、データとデジタル技術を使って製品・サービスやビジネスモデルを変革し、企業の競争優位を高められる人材を指します。経済産業省は2030年に最大79万人のIT人材不足を予測し、独立行政法人情報処理推進機構（IPA）の<a href="https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/discussion-paper/dx2025_digital_talent_ai_era.html">『DX動向2025』</a>では日本企業の85.1%がDX推進人材の不足を訴えました。米国・ドイツと比べても突出して高い水準です。</p><p>本記事では、DX人材・デジタル人材・IT人材の違いから、デジタルスキル標準ver.2.0（2026年4月公表・6類型）に基づく職種、求められるスキルと資格、不足の実態、そして採用・育成・AI化による確保手段まで、人事・採用担当者が押さえるべき全体像を最新の一次ソースで解説します。</p><h2 id="h2432044e97">DX人材とは｜デジタル人材・IT人材との違い</h2><p>DX人材とは、ビジネス変革をデジタル技術で主導する橋渡し人材のことです。採用を成功させる出発点は、「そもそもどんな人材を採ろうとしているのか」の解像度を上げることにあります。混同されがちな「DX人材」「デジタル人材」「IT人材」を、経済産業省とIPAの一次ソースで区別するところから始めましょう。</p><h3 id="h4d0089be25">DX人材とは何か、経済産業省の定義をわかりやすく整理</h3><p>経済産業省はDXを、企業がデータとデジタル技術を活用して製品・サービスやビジネスモデル、業務そのものを変革し、競争上の優位を確立することと定義しています。この変革を担うのが<strong>DX人材</strong>です。</p><p>ここで押さえたいのは、DX人材が「技術に詳しいだけの人」ではないという点でしょう。求められるのは、自社の業務や事業を理解したうえで、どこにデジタルを使えば価値が生まれるかを構想し、改善策を立案して実行までやり切る力です。プログラミングができることと、事業をデジタルで変えられることは、まったく別の能力。両者をつなげられる人材こそ、DX人材と呼ばれます。</p><p>DXの背景には、老朽化した既存システム（レガシーシステム）の存在もあります。経済産業省の「DXレポート」は、複雑化・ブラックボックス化したシステムを放置すれば、新しいデジタル技術を活かしきれないと指摘しました。古い仕組みを作り替えながら事業を変えていく、その舵取り役がDX人材です。</p><h3 id="had2a63a658">DX人材・デジタル人材・IT人材の違いを三層で整理</h3><p>「デジタル人材とは何か」「IT人材とどう違うのか」は、検索でも頻繁に問われるテーマです。3つの言葉は重なり合う部分が大きく、明確に線を引いた解説は多くありません。一次ソースに沿って三層で整理します。</p><ul><li>IT人材。システムの企画・開発・運用・保守を担う技術人材を広く指します。従来型のシステム開発を支える基盤的な層です</li><li>デジタル人材。AIやクラウド、データといった先端技術を使い、新たな価値提供を担う層です。NTTデータ経営研究所（NTTデータグループのシンクタンク）の調査では、デジタル人材は市場全体の約10%にとどまる希少な存在とされています</li><li>DX人材。デジタル人材の力を、事業やビジネスモデルの変革につなげる橋渡し役です。技術とビジネスの両方を理解し、変革を主導します</li></ul><p>つまり、IT人材という大きな母集団の中に先端技術を担うデジタル人材がいて、その技術を事業変革に結びつけるのがDX人材、という入れ子の関係です。自社が採りたいのがどの層なのかで、求人要件も採用チャネルもコストも変わってきます。三語をあいまいに使ったまま求人を出すと、現場と人事の認識がずれ、ミスマッチの温床になりかねません。</p><h2 id="h70c84f6d18">DX人材の職種｜デジタルスキル標準ver.2.0の6類型</h2><p>DX人材は単一の職種ではなく、デジタルスキル標準ver.2.0では役割の異なる6つの類型として定義されています。多くの解説記事が旧版の5類型で止まる中、IPAと経済産業省が2026年4月に公表したデジタルスキル標準ver.2.0では「データマネジメント」が新設され、6類型へと更新されました。最新の分類で職種像を示します。</p><h3 id="h3a3def1445">DX人材の6類型、ver.2.0で新設された「データマネジメント」</h3><p>デジタルスキル標準ver.2.0が定めるDX推進人材の6類型は、次のとおりです。</p><ol><li>ビジネスアーキテクト。DXの目的設定から実現に向けた関係者の巻き込みまでを担う中核の役割です。ver.2.0では、ビジネスアーキテクト・ビジネスアナリスト・プロダクトマネージャーの3つのロールに再定義されました</li><li>デザイナー。利用者起点で製品・サービスの体験を設計します</li><li>ソフトウェアエンジニア。システムやソフトウェアの設計・開発・実装を担います</li><li>サイバーセキュリティ。デジタル活用に伴うリスクからシステムや情報資産を守ります</li><li>データサイエンティスト。データを分析し、事業の意思決定や価値創出につなげます</li><li>データマネジメント。ver.2.0で新設された類型で、データの収集・蓄積・整備・品質管理を担い、データ活用の土台を支えます</li></ol><p>旧版（ver.1.x）は上位5類型で構成されていました。データを「分析する人」だけでなく「整え、管理する人」を独立した類型として位置づけた点が、ver.2.0の大きな変更です。データ活用の前提となる基盤づくりに、独立した役割が必要だと認められたわけです。DX人材の採用要件を組むなら、この6類型のどこを補強したいのかを先に決めておくと、求人の解像度が一段上がります。</p><h3 id="h3b3a475b5c">DXエンジニアとは、ソフトウェアエンジニア類型の中核</h3><p>「DXエンジニア」は、6類型でいうソフトウェアエンジニア類型の中核に位置する人材です。要件定義から開発・実装までを担うだけでなく、DX戦略の理解や運用体制の構築にも関わる、DX対応スキルを備えたITエンジニアの呼び方として使われます。</p><p>一般的なシステム開発のエンジニアとの違いは、目の前の仕様を実装するだけでなく、その開発が事業の変革にどうつながるかまで意識して動けること。年収レンジも高く、後述するように先端IT領域の人材は最多年収帯が1,000万円台に乗ります。採用競争が最も激しい層の一つでしょう。</p><h3 id="h13d3817445">全ビジネスパーソンに求められるDXリテラシー</h3><p>6類型のような専門人材だけがDXを担うわけではありません。経済産業省のDXリテラシー標準は、すべてのビジネスパーソンが持つべき素養として、4つの要素を示しています。</p><p>具体的には、DXがなぜ必要かを理解する「Why（背景）」、データやデジタル技術の基礎を押さえる「What」、それらを業務でどう使うかを知る「How」、そして変化を前向きにとらえる「マインド・スタンス」です。専門人材を外から採るのと並行して、こうした素養を社内に広げておくことが、DX人材を採った後に組織として機能させる前提になります。せっかく専門人材を採っても、受け止める側のリテラシーが低ければ、変革は空回りしてしまうでしょう。</p><h2 id="h9c7ab807d9">DX人材に求められるスキルとマインド</h2><p>DX人材の見極めには、技術スキルだけでなくビジネス理解と変革をやり切るマインドを評価軸に含める必要があります。採用面接で何を見るかを設計するために、ハードスキルとマインドの両面から整理します。</p><h3 id="h489e80eac3">DX人材のハードスキル、技術とビジネスの橋渡し</h3><p>DX人材のハードスキルは、プログラミングやデータ分析、利用者体験（UX）の設計といった技術力と、業務・事業を理解する力の二本立てです。どちらか一方だけでは足りません。</p><p>採用市場で最も希少なのは、この二つを兼ね備えた橋渡し人材でしょう。先端IT領域に詳しいエンジニアは一定数いても、自社の事業課題を理解し、どこにその技術を当てれば成果が出るかまで描ける人材はごくわずかです。だからこそ、求人要件を「技術スタックの羅列」で終わらせず、任せたい事業領域や解いてほしい課題まで言語化することが、見極めの精度を左右します。</p><h3 id="h84a14d10e0">DX人材のマインド・スタンスをどう評価するか</h3><p>DXリテラシー標準は、マインド・スタンスとして変化への適応、顧客起点での発想、コラボレーション、リーダーシップなどを挙げました。DXは前例のない変革を伴うため、決められた手順をこなす力よりも、不確実な状況で動き続けられる姿勢が効いてきます。</p><p>難しいのは、こうしたマインドが履歴書や資格では測りにくいことです。過去にどんな変革をどう進め、何につまずき、どう乗り越えたか。具体的な経験を掘り下げる面接設計が、スキルのミスマッチを防ぐ鍵になります。DX人材の採用がうまくいかない要因として「技術とビジネスのスキルセットがかみ合わない」という声は、多くの企業から聞かれました。</p><h2 id="he3f29ba50e">DX人材の資格・スキル証明｜DX推進パスポートを軸に</h2><p>DX人材の標準的なスキル証明は、ITパスポート・データサイエンティスト検定（DS検定）・G検定の3試験合格で発行される「DX推進パスポート」です。「デジタル人材 資格」という検索需要に対し、資格を体系立てて整理した解説は多くありません。採用要件や育成の指標として使える資格を、IPAの<strong>DX推進パスポート</strong>を軸に整理します。</p><h3 id="h57809df80c">DX人材の資格、DX推進パスポートとIT基礎の国家試験</h3><p>DX推進パスポートは、IPAが提供するデジタルバッジです。ITパスポート試験、データサイエンティスト検定（DS検定）リテラシーレベル、G検定の3つに合格すると発行され、DX人材としての基礎スキルを横断的に証明できます。資格をばらばらに並べるより、この3点セットを採用要件や育成のゴールに据えると、評価軸がぶれにくくなるはずです。</p><p>土台となるのがIT基礎の国家試験です。ITパスポート試験はITの基礎知識を問う入門資格で、年間応募者数は25万人を超えました。エンジニアの登竜門とされる基本情報技術者試験も、開発の基礎を測る指標として採用要件で重視されています。</p><h3 id="h9fb68ae871">DX人材の専門資格、G検定とデータサイエンティスト検定の使い方</h3><p>専門レベルの素養を見るなら、AI領域のG検定とデータ領域のデータサイエンティスト検定（DS検定）が指標になります。G検定は日本ディープラーニング協会が実施し、AI・ディープラーニングを事業に活用するための知識を問う試験です。DS検定リテラシーレベルは、データサイエンティスト協会が、データサイエンス力・データエンジニアリング力・ビジネス力の3領域を測る試験で、合格率は約40%とされています。</p><p>資格は実務能力そのものではありませんが、学習意欲やリテラシーの水準を客観的に把握する手がかりになるでしょう。新たに採るときの足切り基準としてだけでなく、既存社員の育成マイルストーンとしても使えます。国の学び直し支援であるマナビDX Questは、2024年度に2,439名が受講し、満足度は84%と報告されました。こうした制度と資格を組み合わせる育成設計も、取り入れやすい一手です。</p><h2 id="h5d9f1e9400">DX人材不足の実態｜国内データとグローバル比較</h2><p>DX人材不足は日本特有の現象ではありませんが、グローバルと比べると日本が最も深刻です。採れない背景を、国内データと世界のデータの二段構えで確認します。</p><h3 id="h4854f60357">日本のDX人材不足、79万人と85.1%が示す現実</h3><p>経済産業省が2019年に公表した<a href="https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf">「IT人材需給に関する調査」</a>は、IT人材の需給ギャップが2030年に最大約79万人（高位シナリオ）に達すると試算しました。中位シナリオでも約45万人の不足です。</p><p>その後の不足感は、さらに強まっています。IPAの『DX白書2023』では約80%の企業がDX人材の不足を訴え、翌々年の<a href="https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/discussion-paper/dx2025_digital_talent_ai_era.html">『DX動向2025』</a>では、不足を感じる日本企業が85.1%にのぼりました。質の面はもっと厳しく、DX人材の質を確保できていると答えた割合は日本がわずか3.8%で、米国の52.9%、ドイツの25.1%と大きく開いています。人材が過不足なく足りている、もしくは過剰だと答えた割合も、日本は4.5%にとどまり、米国の73.6%とは対照的でした。</p><p>放置した場合のコストも示されています。経済産業省の「DXレポート」は、レガシーシステムの刷新が進まなければ2025年以降に最大で年12兆円の経済損失が生じうると警鐘を鳴らしました。いわゆる「2025年の崖」です。</p><h3 id="hc93ba46d63">DX人材不足を世界と比較する、日本が最も深刻な理由</h3><p>人材獲得の難しさは世界共通です。コンサルティング会社マッキンゼーの調査では、DX推進に十分な技術人材を確保できていると答えた経営幹部は16%のみで、60%が人材不足をDXの阻害要因に挙げました。調査会社IDC（International Data Corporation）は、ITスキル不足が2026年までに世界の90%超の組織に影響し、5.5兆ドル規模の損失につながると見込んでいます。情報システム部門のトップも危機感を強めており、調査会社ガートナーによれば、CIO（最高情報責任者）の86%が有能な候補者の獲得競争が激化していると報告しました。</p><p>求められるスキルそのものも動いています。世界経済フォーラムの『Future of Jobs Report 2025』は、2030年までに求められるスキルの39%が変化し、AIやビッグデータ関連の需要が最も速く伸びると予測しました。人材サービスのManpowerGroupが実施した<a href="https://www.manpowergroup.com/en/insights/2026-global-talent-shortage">『2026 Global Talent Shortage Survey』</a>では、AI関連スキルが初めて「最も確保が困難なスキル」のトップに立っています。人材確保に苦戦する割合は世界平均で72%、日本は84%。ここでも日本は世界平均を上回りました。</p><p>世界中が同じ人材を奪い合い、しかも求められるスキルが速く入れ替わる。その渦中で、日本は質の確保で最も後れているというのが現在地です。</p><h3 id="h4ab0b0f60f">なぜDX人材は不足するのか、構造要因を見る</h3><p>不足は一過性の景気要因ではなく、構造に根ざしています。第一に、デジタル人材が市場全体の約10%という絶対的な希少性。第二に、その希少な層の流動性の高さがあります。NTTデータ経営研究所の調査では、デジタル人材の転職経験率は71.6%（非デジタル人材は56.3%）、1年以内に転職を考えている割合は30.6%（非デジタル人材は9.7%）と、いずれも大きく上回りました。</p><p>採れても定着させにくく、定着しても引き抜かれやすい。希少性と流動性が重なることで、DX人材は構造的に不足し続けます。だからこそ、一度の採用で終わらせず、採用・育成・AI化を組み合わせて継続的に確保する発想が欠かせません。</p><p>DX人材不足のマクロな需給は、<a href="https://offers.jp/client/lp">IT人材不足の最新データと需給の構造</a>とあわせて見ると、自社が置かれた市場の厳しさをより立体的に把握できます。採用業務そのものの負担をどう軽くするかは、後半で扱うAI採用の論点にもつながるテーマです。</p><h2 id="h6b5f3e0c42">DX人材の採用が難しい理由</h2><p>DX人材の採用が難しい根本には、需要過多・希少性・待遇ギャップ・要件の不明確さ・選考スピードという5つの要因があります。マクロの不足感の裏で、多くの企業が個社固有の壁にぶつかってきました。データで構造化して捉え直します。</p><h3 id="h8bd079908a">採用が難しい理由①、全社が同じ人材を奪い合う需要過多</h3><p>最大の要因は、需要が供給を大きく上回っていることです。dodaの調査では、2024年6月時点のエンジニア（IT・通信）の転職求人倍率は11.06倍に達しました。厚生労働省の統計でも、2024年12月のエンジニア関連職種の新規有効求人倍率は4.5倍前後で推移しています。1人の候補者を10社前後が取り合う構図では、待っているだけでは出会えません。</p><h3 id="hcd5c314142">採用が難しい理由②、人材の希少性とスキルのミスマッチ</h3><p>需要過多に加えて、母集団そのものが小さいという問題があります。前述のとおりデジタル人材は市場の約10%しかおらず、その中でも技術とビジネスをつなぐ橋渡し人材はさらに限られるでしょう。求人を出しても「要件に合う人がそもそも市場にいない」という事態が起こりやすいのが、DX人材採用の特徴です。</p><h3 id="h86753c1ef2">採用が難しい理由③、待遇・処遇のギャップ</h3><p>先端IT領域の人材は、報酬水準も高くなります。経済産業省の調査では、先端IT従事者の最多年収帯は1,000〜1,500万円未満（15.2%）で、先端ITに従事していない層が500〜600万円台に多いのと比べて明確な差がありました。IPAの実態調査では、DX人材を採れない理由として「魅力的な処遇を提示できない」が41.3%で挙がっています。既存の給与テーブルのままでは、土俵に上がれないケースが少なくありません。</p><h3 id="h0ed07f6ace">採用が難しい理由④、DX戦略と採用要件の不明確さ</h3><p>「何を求めるか」が固まっていないことも、採用を難しくします。同じIPAの調査では「魅力的な仕事を用意できない」が24.1%にのぼりました。自社のDX戦略が曖昧なまま求人を出すと、任せる役割や事業領域を語れず、候補者に響きません。後述するように、採用要件は戦略から逆算して初めて意味を持ちます。</p><h3 id="h8e11cb0883">採用が難しい理由⑤、選考スピードと候補者体験</h3><p>最後は、選考のスピードと体験です。複数社が同時に口説いている状況では、選考が長引くほど候補者は他社に流れます。連絡が遅い、面接日程が組めない、評価のフィードバックがないといった小さな摩擦の積み重ねが、辞退につながりかねません。希少な人材ほど、この差で勝敗が分かれます。エンジニア採用の手法選びと選考設計の全体像は、<a href="https://offers.jp/client/lp">エンジニア採用の進め方</a>もあわせて検討すると整理がはかどるはずです。</p><h2 id="h0eb3f4305d">DX人材の確保手段｜採用・育成・AI化の三層で考える</h2><p>DX人材の確保は採用だけでは完結せず、中途採用・ダイレクトリクルーティング・育成・AI化を組み合わせる三層構造で設計します。自社のフェーズに合った手段の選び方を、ここから具体的に見ていきましょう。</p><h3 id="hc5b4d91fb6">DX人材の中途採用とダイレクトリクルーティング</h3><p>確保手段で最も比率が高いのは中途採用です。IPAの調査では、DX人材の確保手段は中途採用が51.1%、新卒採用が38.1%、既存人材の活用が27.3%でした。即戦力を外から採る中途採用が主流である一方、その中途市場が激戦であることは前章のとおりです。</p><p>そこで有効なのが、企業側から候補者を探して直接声をかけるダイレクトリクルーティングでしょう。転職サイトに登録していない潜在層の希少人材にアプローチできるため、求人広告やエージェント任せでは出会えない層に届きます。スカウト型の採用は工数がかかる点が課題ですが、その負荷をどう下げるかが、後述するAI化の出番です。</p><h3 id="hddccb252d3">DX人材の人材紹介・リファラル・SNS採用</h3><p>チャネルは複線で持つほど安定します。IT・DXに強い人材紹介エージェントは、専門領域の即戦力を探すときの頼れる選択肢です。社員紹介によるリファラル採用は、自社の事業や文化を理解した人が推薦するためマッチング精度が高く、費用も抑えられます。技術発信やソーシャルメディアを通じた採用広報は即効性こそ低いものの、「この会社で働きたい」と思わせる土壌をつくり、他のチャネルの効果を底上げするはずです。</p><h3 id="h7595eccd5e">DX人材を育成・リスキリングで内製する</h3><p>外から採るだけでなく、社内で育てる選択肢も持っておきたいところです。既存社員のスキル変革（リスキリング）は、自社の事業を理解した人材をDX人材へと育てられる点で、採用とは異なる強みがありました。</p><p>国の支援も整いつつあります。経済産業省のマナビDX Questは2024年度に2,439名が受講し、満足度84%でした。デジタル田園都市国家構想では、2026年度末までにデジタル推進人材を230万人育成する目標が掲げられています。政府は初年度100万人の登録を見込むデジタルスキル情報プラットフォームを2026年秋に稼働させる予定で、学び直しのインフラは年々厚くなってきました。採用でコア人材を確保し、育成で層を厚くする両輪が、現実味のある確保戦略になります。</p><h3 id="h152df2a4f1">DX人材採用のAI化（AI RPO）という確保手段</h3><p>そしてもう一つ、採用業務そのものの負荷をAIで下げる手段があります。スカウト文面の作成や候補者の選定といった工数のかかる作業をAIが引き受け、戦略設計から運用までを外部の専門チームが代行する形態が、AI RPOです。ダイレクトリクルーティングの負荷を下げながら採れる手段として、DX人材の確保に効いてきました。詳しくは記事後半で取り上げましょう。</p><p>自社にとって採用・育成・AI化のどこに重心を置くべきか、確保手段の組み合わせに迷う場合は、<a href="https://offers.jp/client/lp">Offersの無料相談</a>で現状の採用課題を整理するところから始められます。</p><h2 id="h9ad6b3f427">DX人材の採用を成功させるポイント</h2><p>DX人材の採用は、戦略からの要件逆算・求人票の具体化・別枠の待遇設計・チャネル複線化・育成との両輪という5点で成果が変わります。手段を選んだ後の運用こそが、成否を分けるポイントです。</p><h3 id="h6e64d410c3">ポイント①、DX戦略から採用要件を逆算する</h3><p>採用要件は、事業のDX戦略から逆算して初めて意味を持ちます。何を変えたいのか、そのためにどの職種・スキルが、どの順番で必要なのか。ここを定義せずに「DXができる人」を募集しても、候補者にも社内にも像が伝わりません。6類型のどこを補強するのかを先に決めることが、ぶれない採用の起点になります。</p><h3 id="h3abcb0f0aa">ポイント②、DX人材が読む求人票（JD）を書く</h3><p>求人票は候補者向けの営業資料です。使う技術スタック、任せる事業領域、与える裁量を具体的に示せているかが分かれ目になります。レバテックの調査では、DX人材の転職理由の1位は「事業内容への興味」でした。給与や肩書よりも、どんな事業をどう変えられるかに惹かれて動く層だからこそ、仕事の中身を語れる求人票が効きます。</p><h3 id="h8dcf454c39">ポイント③、別枠の待遇・選考フローを設計する</h3><p>先端IT人材の報酬水準を踏まえれば、既存の給与テーブルに収めようとした時点で勝負になりません。職種別に別枠の処遇レンジを用意し、選考も「候補者に選ばれる体験」として設計し直します。スピーディな日程調整や現場エンジニアとの対話の機会は、それ自体が口説きの材料になるでしょう。</p><h3 id="hee4fe818c1">ポイント④、DX人材の採用チャネルを複線化する</h3><p>単一チャネルへの依存は脆弱です。ダイレクトリクルーティングを軸に、リファラルで社員のネットワークを活かし、エージェントで専門領域を補う。複数のチャネルを組み合わせることで、母集団の安定とリスク分散の両方が効いてきます。</p><h3 id="h67b9cde237">ポイント⑤、DX人材の採用と育成を両輪で回す</h3><p>外部採用だけでDX人材をすべてまかなうのは、市場の希少性から見て現実的ではありません。採用でコア人材を確保し、リスキリングで周辺の層を育てる。両輪で回すことで、一度の採用成否に左右されない組織のDX推進力が育っていくはずです。</p><h2 id="h0d3cd07ace">DX人材の採用事例｜Offers導入企業に学ぶハイクラス採用</h2><p>DX・開発組織を担うハイクラス人材を採用した企業は、自社の課題に合わせて手段を組み替えています。ここからは、成長フェーズでの希少人材の獲得を、Offers導入企業の正社員採用事例で紹介します。</p><h3 id="h3da122ff9f">ナイルのAIスカウト伴走、ビジネスとデジタルを両立する人材を確保</h3><p>DX支援や定額カーリース「カルモくん」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル株式会社</a>は、エンジニア採用市場のレッドオーシャン化に直面していました。技術力に加えてビジネス理解と主体性を備えたハイクラス人材は、主要な求人媒体やエージェントでは出会いにくい層です。</p><p>OffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを導入した結果、リードエンジニアを含む人材の採用に成功しました。獲得したのは、複数のベンチャーでの開発経験やECプラットフォームの立ち上げ経験を持ち、開発だけでなく業務オペレーション全体を見渡せる人材です。技術とビジネスを両立する、まさにDX人材像に合致します。同社の澤田佳代子氏は「限られた工数の中で新たな人材層にアプローチできたという点で、導入の効果を強く実感した」と振り返りました。</p><h3 id="hc74a12f0e1">スタンバイの検索・機械学習採用、リテーナーで2ヶ月決着</h3><p>求人検索エンジン「スタンバイ」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">株式会社スタンバイ</a>は、成長フェーズでのハイクラスエンジニア採用が課題でした。検索や機械学習という超専門領域は、母集団の絶対数が小さく、通常のチャネルでは数ヶ月待っても出会えないポジションです。</p><p>同社はOffersのリテーナープランを活用し、専任チームが期間にコミットする体制で探索を進めました。その結果、2ヶ月で機械学習エンジニアと、バックエンド／フルスタックエンジニアの正社員採用を実現しています。専門性とスピードを両立させたいときの、一つの型といえるでしょう。</p><p>2社に共通するのは、自社のフェーズと課題に合わせて手段を選び直している点です。同様の進め方は<a href="https://offers.jp/client/lp">Offersの導入事例</a>でも公開しており、自社の状況に近いケースから採用設計のヒントを探せます。</p><h2 id="ha90a6fa2fd">DX人材採用のAI化（AI RPO）という選択肢</h2><p>DX人材採用のAI化は、AIスカウトで工数を80%削減し、承諾率を最大2.4倍に高める確保手段です。DX人材をめぐる議論は、生成AIを前提とした時代へと移ってきました。採用業務そのものをAIで軽くする視点は、まだ多くの解説で語られていません。最後に、確保戦略の有力な選択肢として<strong>AI RPO</strong>を整理します。</p><h3 id="h81e12ca630">DX人材採用のAIスカウト活用、工数80%削減・承諾率2.4倍</h3><p>ダイレクトリクルーティングの最大の負荷は、一人ひとりに合わせたスカウト文面の作成です。Offersが2024年10月に提供を始めた<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">AIスカウト生成機能</a>は、求人情報と候補者の経歴データを照合し、個人に最適化したスカウトメッセージを自動でつくります。</p><p>効果は数字に表れました。導入企業ではスカウト文の作成工数が80%削減されています。東証グロース上場のある企業ではスカウト承諾率が13.1%から31.7%へと改善し（242%の向上）、シード期のスタートアップでも19.0%から32.4%へ上がりました（171%の向上）。企業の規模を問わず効くのが特徴です。同機能を含むプラットフォームは全国2.7万人超のプロダクト開発人材が利用し、累計の導入企業は600社以上にのぼりました。</p><h3 id="hd45e198a48">DX人材採用のAI RPOで採用プロセス全体を担う</h3><p>AIスカウトはあくまで一部です。採用プロセス全体を見渡すと、戦略の設計、候補者の探索、スカウト、選考対応と、工数のかかる工程が連なっています。これらをAIと専門チームで一気通貫に代行するのが<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPO</a>です。</p><p>リソースの限られるスタートアップやメガベンチャーにとって、AI RPOは「採用に人を割けないが、希少なDX人材は採りたい」というジレンマへの現実的な答えになります。前述のナイルが限られた工数で新たな人材層に届いたのも、AIスカウトと運用代行をまとめて委ねられたからでした。採用業務のAI化そのものについては、<a href="https://offers.jp/client/lp">AI採用の全体像</a>もあわせて検討するとよいでしょう。</p><p>スカウト運用の工数を下げたい、あるいは採用プロセスごと外部に任せたいと考える方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">OffersのAI RPOプラン</a>をご確認ください。</p><h2 id="h72ba68a702">DX人材の確保に向けた要点</h2><p>DX人材とは、データとデジタル技術で事業を変革する橋渡し人材です。デジタルスキル標準ver.2.0では「データマネジメント」を加えた6類型に整理され、求められるのは技術スキルとビジネス理解、そして変革をやり切るマインドの組み合わせでした。</p><p>確保の難しさは、構造に根ざしています。2030年に最大79万人とされるIT人材不足、85.1%という日本企業の不足感、デジタル人材が市場の約10%という希少性。世界中が同じ人材を奪い合う中で、日本は質の確保で最も後れているのが現在地です。</p><p>それでも、課題に合わせて手段を組み替えた企業は成果を出してきました。</p><ul><li>戦略から要件を逆算し、別枠の待遇と選ばれる選考体験を設計する</li><li>中途採用・ダイレクトリクルーティング・育成・AI化を三層で組み合わせる</li><li>AIスカウトで工数を80%削減し、承諾率を高めながら希少人材に届く</li></ul><p>採用に十分な人を割けないまま、希少なDX人材を確保しなければならない。そんな状況にある方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">OffersのAI RPOプラン</a>や<a href="https://offers.jp/client/lp">無料相談</a>から、自社の確保戦略を描く一歩を踏み出せます。</p>

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## [【イベントレポート】ナイルが語る「伝える」を「伝わる」に変える採用クリエイティブのつくり方と届け方](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_51)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 峰尾 優里, RIKU
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>採用で魅力を伝えているはずなのに候補者に刺さらない、採用したい人物像とずれた応募が多い、そもそも打ち出すべき魅力がどこにあるか分からない。そんな悩みを抱える採用担当の方は少なくないのではないでしょうか。</p><p></p><p>採用広報がうまくいかないとき、その原因は「企業が言いたいこと」を優先し、「候補者が知りたいこと」が抜け落ちていることにあります。伝える側の視点から、受け取る側の視点へ。この転換こそが「伝える」を「伝わる」に変える鍵になります。</p><p></p><p>2025年5月21日、ナイル株式会社 人事本部 カルチャーデザイン室で広報を担当する峰尾優里様をゲストに迎え、株式会社overflow Offers事業部 Sales EvangelistのRIKUがモデレーターを務め、「ナイルが語る『伝える』を『伝わる』に変える採用クリエイティブのつくり方と届け方」をテーマにウェビナーを開催しました。</p><p></p><p>本記事では、採用広報を「誰に・何を・どんな言葉で・どう届けるか」の4ステップに分解する考え方と、ナイルが実践するオウンドメディア・採用資料・オファー資料の具体例、そして効果測定や「採用広報は誰がやるべきか」までをお届けします。</p><p></p><h2 id="h5ac20d5cba">伝えているのに「伝わらない」のはなぜか──採用広報の4つのエラー</h2><p></p><p>――RIKU：本日は「伝えるを伝わるに変える採用クリエイティブ」がテーマです。まず峰尾様から、なぜ伝えているのに伝わらないのか、というところからお願いします。</p><p></p><p>峰尾様：採用でこういう壁にぶつかったことはありませんか。「魅力を伝えているのに候補者に刺さっていない」「採用像とずれた応募が多い」「そもそも打ち出すべき魅力はどこか」、そして「リソースがない」。採用担当の方の悩みは多いと思います。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/20bc4a39104d45f2aba2ab185abecb85/20250521_%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A8%E5%B1%8A%E3%81%91%E6%96%B9.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>採用広報のステップを4つに区切ると、いずれかでエラーが起きている可能性が高いです。「誰に・何を・どんな言葉で・どう届けるか」です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/f92fd04d60494de0972563517d8f52e2/20250521_%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A8%E5%B1%8A%E3%81%91%E6%96%B9%20(1).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>「誰に」はターゲットの解像度が荒い、そもそもそのターゲットで合っているのか。「何を」は、誰にがぶれると何をもぶれがちで、企業として伝えたいことが優先され、候補者が知りたいことが抜け落ちます。</p><p></p><p>「どんな言葉で」は、企業が主語になっていて候補者が主語じゃない、「成長できる」「裁量がある」といったふわっとしたテンプレ言葉になりがち。「どう届けるか」は、媒体・順番・見せ方、そもそも用意がなくて伝え不足、ということが起きがちです。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/8a7649db5a36431ca3520573fd8fc0a7/20250521_%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A8%E5%B1%8A%E3%81%91%E6%96%B9%20(2).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p></p><p>根底となる考え方は、「企業の魅力を伝える」ではなく「候補者が得たいと思う未来を逆算して届ける」です。自分たちはこうですという訴求は一旦置いて、候補者は何を考えているかを常に頭に置いて考えるといいです。</p><p></p><h2 id="h9a53ac0de7">誰に──ターゲットの解像度を上げる</h2><p>――RIKU：では、ステップ1の「誰に」から伺います。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/cf218194b98a40afa7e4135899ba7c56/20250521_%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A8%E5%B1%8A%E3%81%91%E6%96%B9%20(3).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>峰尾様：採用をスタートするにあたり、現場から「こういうポジション、こういう人を採用したい」と話が上がってきますが、現場も忙しいとかなりざっくりしたオーダーで上がってくることも多いです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/5943d062e5c1406fa10779d85be44f27/20250521_%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A8%E5%B1%8A%E3%81%91%E6%96%B9%20(4).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>それをそのまま受け取ると、この後の「何を・どんな言葉で」も芋づる式にふわっとしていくので、採用要件や実際に活躍している方を考慮しつつ膨らませていくことが大事です。</p><p></p><p>今日共通して使う事例として、自動車産業DX事業の車のサブスク「カルモ（おトクにマイカー 定額カルモくん）」のインサイドセールスの募集を挙げます。Webでお客様がお申し込みし、インサイドセールスがお電話でどんな車を提供するか、お申し込みまで伴走するポジションで、業界未経験・車の知識がなくても大丈夫として募集しています。</p><p></p><p>要件は、対面の販売ポジションで活躍され、Web業界に憧れがあり、若いうちにキャリアチェンジ・スキルアップしたい意欲が高い方です。インサイドセールスでSaaS系の経験がある方は業界的に多くないので、オフライン対面での販売経験がある方までスコープを広げています。</p><p></p><p>ただ、対面が非対面になるだけで難易度やお客様への気遣いが変わるので、こうした要素がある方の方が活躍できそうだ、というところまですり合わせて言語化し、ターゲットの解像度を上げて求人票を作成しています。</p><p></p><h2 id="h9fdf7e5a73">何を──現場から魅力を抽出する（魅力は「作る」選択肢も）</h2><p></p><p>――RIKU：ステップ2の「何を」、魅力の抽出についてはいかがでしょうか。</p><p></p><p>峰尾様：企業がスタートアップ・ベンチャーからスタートする時、最初に軸になるのは創業ストーリー・マーケットの優位性・事業展望・資金調達額の大きさです。ただ、成長フェーズを重ねるごとに魅力がそこじゃなくなったり、候補者のことを考えるとメインで伝えるところではなくなったりするので、改めて考えてみましょう。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/528e5a4b517745b1a423a3d8ff6c3206/20250521_%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A8%E5%B1%8A%E3%81%91%E6%96%B9%20(5).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>魅力を考える時は、現場を観察して普段どんな業務で工夫しているか、どんな瞬間に生き生きしているかを観察し、インタビューもして、転職の時にどういうところが気になったかなどを30分〜1時間取って聞いてもいいです。</p><p>思考停止で「今まで打ち出してきたからこれで」ではなく、このポジション・この候補者は何が心を動かす材料になるかを考えた方がいいです。</p><p></p><p></p><p>――RIKU：そもそも打ち出す魅力が弱い、というケースもありそうです。</p><p></p><p>峰尾様：「魅力がない問題」「魅力が弱い問題」はよくあります。前職で中途採用支援をやっていた時も、他社の同じような職種の求人と比較するとどうかな、ということがありました。そういう時は、企業の課題感やフェーズにもよりますが「制度を作ってしまう」のも一つの提案です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/9b202278a79d40d8a1c9e36a1927df0a/20250521_%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A8%E5%B1%8A%E3%81%91%E6%96%B9%20(6).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p></p><p>例えば、成長中のポジションだけどスキルを得たらさようならではなく長くコミットしてくれる、経営視点で物事を見てくれる人が欲しいという要望に対し、社内に実態としてはあったけど明文化した方がいい社内異動の制度を確立してプレスリリースを打つ、ナイルでの経験を経て起業したくなった時に出資する制度を作る、といったことをエビデンスとして出すと、魅力ができたり強化されたり説得力が増します。</p><p></p><p>「魅力これで合っているのか問題」もありますが、採用はスピード重視なので、まず出してみて、候補者・採用の現場・エージェントに聞きながら、響いているかを中長期的に検証していくといいです。</p><p></p><h2 id="h60f4f6ae1f">どんな言葉で──抽象から具体へ言語化する</h2><p></p><p>――RIKU：ステップ3の「どんな言葉で」、言語化のポイントを教えてください。</p><p></p><p>峰尾様：魅力が出てきたら具体で言語化していきます。主語を候補者に、抽象じゃなく具体に。慣れていないと難しいかもしれませんが、ChatGPTもあるので「こういう方に向けてこういう要素が刺さると思うが、どんな感じで書けばいいか」を壁打ちしながらテキストにするといいです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b4f99f61fc8e416a86bddfe70958f217/20250521_%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A8%E5%B1%8A%E3%81%91%E6%96%B9%20(7).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>カルモのインサイドセールスの求人票の例では、「直接顔を合わせず非対面で完結するサービスです。お客様と直接会わせることはありません。顔が見えないからこそ、電話の向こうにいるお客様にどれだけ寄り添えるかが成約の鍵を握っています」と書きました。資格もそこまで高くなく、これまでの対面の接客経験が生きるとなんとなく分かってきます。</p><p></p><p>IT・Web業界だからと横文字を盛り盛りにすると「怖い、私は違うかも」と離脱されるので、ターゲットの候補者が安心できる書き方にします。「こんな方におすすめ」「セールスとして活躍して以降のキャリアパス」を示すと20代の方は安心しますし、チームの特徴（どういう組織に入るのか）も気になるところなので、成長中の組織だからこそチャンスがある、とエビデンスを踏まえつつ具体で書くといいです。</p><p></p><h2 id="h721c603af3">どう届けるか──オウンドメディア・採用資料・オファー資料</h2><p></p><p>――RIKU：最後のステップ、どう届けるかについて、ナイルの具体事例を伺えますか。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1737674353564089bc82eec4785bac51/20250521_%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A8%E5%B1%8A%E3%81%91%E6%96%B9%20(8).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>峰尾様：候補者のフェーズ（検討初期・応募直前・内定後）によって知りたい情報が異なるので、各種資料を用意します。</p><h3 id="h5241c1d821">オウンドメディア「Nyle Arrows」</h3><p></p><p>1つ目はオウンドメディア「Nyle Arrows」です。2018年からスタートして運用8年目、100本以上、非公開を含めると200本以上の記事があるメディアです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/e9ac5cecff9949779b1243a0b4aeabeb/20250521_%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A8%E5%B1%8A%E3%81%91%E6%96%B9%20(9).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>人・組織・事業・カルチャー・制度などのテーマに分け、個人インタビューや制度解説、給与と評価も画像・図表で解説します。求人票はスペースが限られるので、どんな人がどんな思いで活躍し、どんなキャリアを築きたいかを、リアルが伝わるように記載します。</p><p></p><h3 id="h6084696da0">職種別の採用資料</h3><p>2つ目は採用資料です。主要職種ごとに個別化して作成し、Webコンサル・編集者・エンジニアという通年で採用ボリュームが多いところに用意しています。組織構成・業務フロー・成果事例・カルチャー、メンバーの個別プロフィールも掲載し、長いものだと最大70ページほどになります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b3fec650d40047439ac4c8aecc34e6b5/20250521_%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A8%E5%B1%8A%E3%81%91%E6%96%B9%20(10).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>制作で注意したのは、当たり前と思っていることが魅力や納得感につながるので、可視化を頑張ったところです。例えば編集の募集では、採用ターゲットが出版・紙媒体で活躍された方でWebの知識を身につけたく入社するケースが多いので、ツールでこう可視化できる、だからこそユーザーニーズがあるコンテンツを合理的に作れる、とスライドで用意しました。</p><p></p><h3 id="ha669801e29">内定後のオファー資料</h3><p>3つ目はオファー資料です。内定が決まったら採用通知書で詳細をすり合わせますが、ナイルではスライド資料で用意します。特徴的なのは、その方へのオファー理由をスライド1枚にびっしり書いて提示することと、3ヶ月後・6ヶ月後・1年後・2年後の期待されるキャリアパスを可視化してすり合わせることです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b350c425f18146038becc662feaf9787/20250521_%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A8%E5%B1%8A%E3%81%91%E6%96%B9%20(11).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>私もナイルに入社する時に上長からこれをいただき、私の意向も踏まえたキャリア成長を一緒に考えてくれているのだと、安心感と熱意が伝わりました。1人1人書くのは大変ですが、内定後の承諾率に寄与し、オンボーディングもやりやすくなります。</p><p></p><h3 id="h8b2241b45d">未経験者に「伝わる」ための工夫</h3><p>最後にカルモのインサイドセールスで、未経験者に伝わるために工夫したポイントです。求人票では「内勤営業」とWeb業界未経験の方でも働き方のイメージがつく言い方にする。「セールスの1日」を写真多めで画像化し、実際の仕事や人の雰囲気を見せて安心して応募してもらえるようにする。スキルアップしたら何ができるか、事業部内で異動したメンバーの事例や職種を超えて異動した事例など、いろんな角度から「不安に思うことはない」と提示しています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/0d8654b2efeb437282cc4af4d72ec6ac/20250521_%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A8%E5%B1%8A%E3%81%91%E6%96%B9%20(12).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>まとめると、企業の魅力を伝えようとして候補者を無視したメッセージングになりがちなので、候補者が得たいと思う未来を起点にしましょう、ということです。</p><p></p><h2 id="hc1b84a4d12">ディスカッション①──オウンドメディアの効果測定・立ち上げ方・AI活用</h2><p>――RIKU：視聴者の方から「オウンドメディアの効果測定はどのようにしていますか。ちょうど5月から始めたばかりです」という質問です。</p><p></p><p>峰尾様：効果測定は、数値もGoogleアナリティクスでどのくらい見られているかは気にしますが、厳密にこの指標を追ってはいません。それより定性的なところで測っています。</p><p></p><p>応募時・入社時のアンケートで「ナイルが気になるきっかけになった」「入社を決めるきっかけになった」にオウンドメディアの選択肢を入れ、役に立ったと言う方がこのくらいいたらいいよね、と置いたり、面談・面接で「Nyle Arrowsのこの情報が参考になった」という事実があればよし、としています。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/e9ac5cecff9949779b1243a0b4aeabeb/20250521_%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A8%E5%B1%8A%E3%81%91%E6%96%B9%20(9).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>採用オウンドメディアは、候補者に「次に面接する人の記事を送る」とダイレクトに送る手法が多く、一般的なメディアと違って流入の母数がそこまで多くありません。数字を追いすぎると母数の少ない数字に振り回されて本質的な結果にならない、と8年運営して思いました。見はするけど追いすぎない、という感じです。</p><p></p><p></p><p>――RIKU：自社でオウンドメディアを立ち上げる場合、何がハードルになりますか。</p><p></p><p>峰尾様：スタートは外部のプラットフォーム（noteなど）を使うのも全然ありで、保守運用が楽です。現場の協力で大変なのは、記事コンテンツの企画をどうするか。ネタがどこにあるか分からない、出したくない、忙しい、と言われることもあります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1c17a95f684345b0872b4ebed70f7363/image.png" alt="" width="1656" height="853"></figure><p></p><p>ナイルの場合は、実際に入社したメンバーがこれを見て入社を決めたところもあるから「協力して当たり前」という認識ができているのが大きいです。新しく始める方は、こういう情報が採用で必要になるし、その方のオンボーディングの角度も上がる、という形で協力を取り付けるといいです。</p><p></p><p>何より、自分がターゲットだったら何を知りたいかを考えながら、自分が楽しんでインタビューする。運営する側が楽しんでいる方が読み手にも伝わり、継続することが一番大事です。</p><p></p><p>――RIKU：マーケティングのノウハウがない業界の方は、まず何から始めればいいでしょうか。弊社のプロダクトでも、誰に・何を・何で訴求するかの言語化を、AIの力を使ってやっている会社さんがいます。GPTで同業他社の求人票と自社の求人票を貼り付けて、ターゲット層と差分を抽出すると、表現が見えてきたりします。</p><p></p><p>峰尾様：採用活動を俯瞰して、課題感が強いところから着手するといいですが、目安としては採用資料がなかったら採用資料を作るところから始めてもいいと思います。選考で何回も使うものなので、まず全社で1つ、企業概要・これまでの流れ・大事にしている思い（ミッション・ビジョン）が伝わるものを用意すると、面談・面接の生産性が上がり、説明の労力も省けます。</p><p></p><p>オウンドメディアは一番手間がかかり編集観点も難しいので、プロの手を借りるのもありです。ChatGPTも本当にすごく、インタビューの初稿のニュアンス調整や、採用資料の図の叩き台を出してもらうのに活用しています。知識がない場合は一旦AIに頼ってみるのも大事です。</p><p></p><h2 id="h7052fd8396">ディスカッション②──オファーレターと差別化、採用広報は誰が旗を振るか</h2><p>――RIKU：オファーレターについて質問です。「なぜあなたなのか」をどう伝えていきますか。</p><p></p><p>峰尾様：その方のオファー理由は、「今までこういうご経験をお持ちだと面接を通じて判断しました」「こういうスタンスや思考性は弊社でも活躍いただけると思いました」と、面接で得たその方のスキルやマインド面の良さを、ポジションとのマッチも踏まえてしっかり記載します。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/d0b42ab97ad24bc0a1d098fcdbf562f2/20250521_%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A8%E5%B1%8A%E3%81%91%E6%96%B9%20(14).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>300文字くらいの結構な文字数で書くことが多いです。面接で発言された内容を申し送り事項として残しつつ、肯定・許容する形でうまく表現します。</p><p></p><p>――RIKU：あるクライアントだと、巻物に「何をして、なぜそう思ったか、今後のキャリア・期待」を全部書いて渡すお客さんもいて、そこからもう演出が始まっています。もう少しジュニアな層だと、親御さん向けのメッセージを書くケースもあります。弊社の場合は500文字くらいで、スライド資料にまとめて印刷してお渡ししています。第二新卒くらいまでだと、家族で合意形成を取りつつ安心感を出す、本人の意向を取るという事例もありました。</p><p></p><p>峰尾様：候補者ターゲットによっては必要なので、そういう手を打つのは大事ですね。</p><p></p><p>――RIKU：逆に、うまくいっていない会社さんはどういうところでしょうか。</p><p></p><p>峰尾様：企業側が差別化を完全に諦めてしまっているのをたまに見受けます。会社としての差別化も、中途では基本は職種に基づいた方がいいです。中途で転職する時はどんなスキルアップができるか・年収が上がるかなど職種に紐づいた話が多くなるので、企業側が魅力付けを諦めてしまうと、うまくいくものもうまくいかなくなります。</p><p></p><p>餌も垂らしていないのに魚が寄ってこないな、そりゃそうだ、ということもあるので、垂らす餌がないならどう作るかを経営陣も巻き込んで話した方がいいです。</p><p></p><p>エンジニア職はより一層難しくなりますが、コンテンツの量が全てではなく、ドンピシャで刺さる魅力や、スカウトで自社にハマるターゲットに向けて送れているかも大事です。ただ、採用競合になる会社がこうしたツールを出しているなら、自社も頑張って作った方がいい。忙しいと自社の目の前のことだけになりがちですが、他社にも目を向けるベンチマーク視点は大事です。</p><p></p><p>――RIKU：最後に、採用広報は誰が旗を振るべきでしょうか。求められる資質も含めてお願いします。</p><p></p><p>峰尾様：人事が旗を振ろうね、はあると思います。ただ弊社では、採用人事・組織人事のメンバーと私のような広報のメンバーなど複数人が協力してやっています。私は採用側のKPIは追っておらず、広報のことを実施しています。中途採用のマネージャー曰く、採用担当が旗は振るべきだけど実行は別にした方が長期的には続くだろう、と。</p><p></p><p>オウンドメディアのような定量より定性でしか測りにくい施策は優先順位付けが難しいので、役割を分けられるなら分けて、広報メンバーが人事メンバーと密に共同するやり方がいいです。求められる資質は、自社を良くしたい・自社のメンバーが好きという方は深掘りも上手なので、その目線と、「ちゃんと伝えるには」という観点をリンクさせられるとなおいいです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/3c79bb35d3ce4a9ebe2858ab73882cf7/20250521_%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A8%E5%B1%8A%E3%81%91%E6%96%B9%20(15).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p></p><p>――RIKU：ロジカルな話と、愛情・感情的な話の両方がクロスオーバーするのが一番いい、ということですね。本日はありがとうございました。</p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p></p><p>採用広報の起点は「企業が言いたいこと」ではなく「候補者が得たい未来」にあります。誰に・何を・どんな言葉で・どう届けるかを分解し、ターゲットの解像度を上げ、現場から魅力を拾い（時に制度として作り）、抽象を具体に言語化し、フェーズに合う資料で届ける。一つひとつは地道ですが、この積み重ねが「伝える」を「伝わる」に変えていきます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/22e20840eaf04eefaca252d9f6418a43/20250521_%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E4%BC%9D%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A8%E5%B1%8A%E3%81%91%E6%96%B9%20(13).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>効果測定は定量だけにとらわれず、面談で「あの記事が参考になった」と言われる定性の手応えを大切に。まずは自社の採用資料を1つ作るところから、その一歩を持ち帰っていただければ幸いです。</p>

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## [【イベントレポート】最新トレンドから紐解く　いまグロース企業が押さえるべきエンジニア採用の新卒×即戦力採用の“勝ち筋”](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_52)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 鈴木 裕斗, 矢竹 秀行
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>エンジニア採用が年々難しくなるなか、グロース企業は新卒と中途（即戦力）の採用をどう組み合わせればよいのでしょうか。新卒採用の早期化は加速し、中途は深刻な売り手市場が続いています。</p><p></p><p>新卒では3年生の段階で内定保有者が半分を超え、中途では2030年に79万人の人材不足が見込まれます。どちらの市場も「時間軸」をどう制するかが勝負どころになりつつあり、そこにAIの進化が重なっています。</p><p></p><p>2025年5月20日、株式会社ベネッセi-キャリア DR営業部 部長の矢竹秀行様と、株式会社overflow代表取締役CEOの鈴木裕斗が登壇し、「いまグロース企業が押さえるべきエンジニア採用の新卒×即戦力採用の&quot;勝ち筋&quot;」をテーマにウェビナーを開催しました。</p><p></p><p>本記事では、新卒採用の早期化と繋ぎ止め、中途のAIスカウトと副業転職、そして学生のAI活用が変える見極めまで、新卒・即戦力の両視点からお届けします。</p><p></p><h2 id="h3682a73c61">新卒採用の早期化はどこまで進んだか──内定保有率と「情報I」世代</h2><p>――鈴木：まず矢竹様から、新卒採用のトレンドについてお話しいただきます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/19d1acca91304fee914b3bbc5b02c7bf/20250520_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%8C%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%8D%92%C3%97%E5%8D%B3%E6%88%A6%E5%8A%9B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E7%AD%8B%E2%80%9D.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>矢竹様：ポイントは、文系の学生だろうが、理系・特にエンジニア志望の学生だろうが、いわゆる早期化が進んでいる点です。弊社はベネッセホールディングスとパーソルキャリアの合弁会社で、教育の「学ぶ」と人材の「働く」をつなぐことをミッションにしています。</p><p></p><p>新卒のスカウト型サービス「dodaキャンパス」は、業界で唯一、大学1年生の時から教育コンテンツを提供し、1年生・3年生で企業との接点を持っていただく形で2017年にサービスインしました。</p><p></p><p>まず「卒年」という概念です。今の大学4年生は26卒、つまり2026年4月に社会人になる方です。新卒領域で今メインなのは26卒の内定者対応と、27卒（今の3年生）に向けた動きです。1点ティップスとして、29卒（今の大学1年生）の大学入試には初めて「情報I」という科目が入りました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/97c16734f8364eb0a32a4a8974a4f1f6/20250520_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%8C%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%8D%92%C3%97%E5%8D%B3%E6%88%A6%E5%8A%9B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E7%AD%8B%E2%80%9D%20(1).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>コーディングやデータ分析を100点満点で受験するもので、約60万人弱の受験登録のうち情報Iを受けた学生さんが35万人ほどおり、平均で大体75点ほど取れていました。文系・理系問わず7割方取れた学生さんが2年後に就活を迎えるので、注意いただきたいポイントです。</p><p></p><h3 id="hcedf0fe268">3年生で内定保有4割──早期化の実数と最終面接の前倒し</h3><p>――鈴木：早期化は、具体的にどれくらい進んでいるのでしょうか。</p><p>矢竹様：26卒では、4月末（ゴールデンウィーク前後）の時点で内定を75%〜70%ほど持っていました。3月1日のナビ解禁時点でも大体55%〜45%が内定を持っており、3年生の段階で内定保有者が半分以上います。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/a9ff809ce94243b48595e5e07cccac58/20250520_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%8C%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%8D%92%C3%97%E5%8D%B3%E6%88%A6%E5%8A%9B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E7%AD%8B%E2%80%9D%20(2).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>さらに3年生の12月末段階で内定を持っているのが4割〜3割で、27卒で言っても3年生の12月で4割ほどが内定を持つ状況です。文系より理系の方がもっと内定を持っているのが実態です。</p><p></p><p>企業側の最終面接開始時期も、26卒では45%が12月までに行っています。25卒は大体35%なので10ポイントほど上がっており、企業も3年生の年内に最終面接を行って内定を出す状況にガラッと変わりました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/78675b68939c4f0e821784538d92b936/20250520_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%8C%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%8D%92%C3%97%E5%8D%B3%E6%88%A6%E5%8A%9B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E7%AD%8B%E2%80%9D%20(3).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>これに影響しているのが夏のインターンシップ・オープンカンパニーで、接点を持った学生さんを秋に面接し、12月に最終面接・内定を出す。だから27卒の夏に向けてどう接点を持つかが重要で、先に接点を持っておかないと後々集めるのが苦しくなります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b3ad41b222624793a463bff136e17946/20250520_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%8C%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%8D%92%C3%97%E5%8D%B3%E6%88%A6%E5%8A%9B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E7%AD%8B%E2%80%9D%20(4).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>理系は卒論があるので、遅くとも3月まで、早ければ年内で決めて大学生活に戻りたいという学生さんが増えています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1c9235ed8ed64a48b6c4661d575b7c7a/20250520_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%8C%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%8D%92%C3%97%E5%8D%B3%E6%88%A6%E5%8A%9B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E7%AD%8B%E2%80%9D%20(5).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h2 id="hb537e6a62f">早期接点から「繋ぎ止め」へ──選考フロー内の体験設計と内定者の巻き込み</h2><p></p><p>――鈴木：最初の接点から入社までの時間軸が長くなる中で、繋ぎ止めが非常に大事だと思います。うまくされている企業さんの例や、矢竹様のお考えを伺えますか。</p><p></p><p>矢竹様：前提として、なぜ新卒がここまで早期化しているか。1つは「採用直結」と言われるもので、3年生のインターンシップで接点を持った学生さんの情報を採用に使っていいことが世の中的にOKになった部分です。</p><p></p><p>これまで形骸化していたものを改めて文言化し、接点を持ったなら採用していいとなったゆえに、早期に接点を持ってそのまま選考という形になりました。</p><p></p><p>繋ぎ止めのポイントは2つあります。1つ目は、内定を出した学生さんをインターンシップのような形で雇い、業務を早々に体験させること。最近の学生さんは入社後ミスマッチをなくしたい思いが非常に強いので、「ここで働いていてもいいのか」を具体的にイメージさせます。</p><p></p><p>内定を出した後に「インターンシップあるよ」ではなく、選考フローの中で「内定後にインターンシップを準備しているので、具体のイメージを持って次の4月を迎えられる環境を作っている」と告知してしまう。内定後フォローを後から打つのではなく、選考フローの中でオペレーションして安心感を出すのです。</p><p></p><h3 id="he47264409e">内定を出す前から「繋ぎ止め」を設計する</h3><p>――鈴木：内定を出す前から設計しておく、ということですね。</p><p>矢竹様：そうです。25卒・26卒の学生さんは内定を全体平均で2点何社、人によっては3〜4社持って選ぶ状況なので、内定を出す前に「この会社で成長できそう」というステップ感をどう示せるかが重要です。2つ目は、内定者に企画をさせて次の採用イベントを打ち出すこと。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/ab4b8f7151f24083996792548435ddab/20250520_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%8C%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%8D%92%C3%97%E5%8D%B3%E6%88%A6%E5%8A%9B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E7%AD%8B%E2%80%9D%20(6).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>若手社員、特に自分と近しい社員がどう働いているかをイメージできることが学生さんに響きます。</p><p>内定を出した後に、下の学年のインターンシップや採用イベントを内定者に企画・運営してもらうと、学生からは「内定の人たちがこんな感じでやってくれている」とイメージがつき、採用担当はプロデューサー的な位置づけになります。</p><p>会社へのコミット度を醸成しながら、究極の若手＝内定者が企画を進める姿を次の採用にも見せられます。</p><p></p><p>正直、これまでは「大手が後から内定を出したら辞退されるから後から採用した方がいい」が通常の議論でした。しかし、もはや4年生の4月末で内定を持って就活をやめた学生が大体45%〜55%ほどいて、これが年々上がっています。</p><p></p><p>早期に内定をもらって早期に活動をやめる学生も増えているので、内定を出す手前から設計していくことがポイントです。</p><h3 id="hc53e0b3cbd">接触頻度と学習プラットフォームでコミット度を測る</h3><p>――鈴木：入社までに、他社よりいかに可処分時間を奪うかの勝負かなと思います。接触の頻度や仕方はどういったものですか。</p><p>矢竹様：新卒の場合、3年生から4年生に向けての3月〜6月は一斉に内定が出る動きが激しいので、時期によっては1ヶ月に1回や2週間に1回、その後は2〜3ヶ月に1回イベントをやる形です。</p><p>これに紐づくのが学生の動きを捉えることで、ベネッセグループでは「Udemy」という学習プラットフォームを入社前教育コンテンツとして提供しています。</p><p>学んでいる学生と学んでいない学生で自社へのコミット度が分かり、動いていない学生は他社に気持ちがいっているのではというアラートになるので、その学生にアプローチする、というツールの位置づけも参考にしていただけます。</p><h2 id="h6b2f4f0747">中途の即戦力採用は「いいスカウト」から──ダイレクトリクルーティングとAIスカウト</h2><p>――鈴木：ここからは私から、中途でエンジニアの即戦力人材をどう採用すべきかをお話しします。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/a3616c579a1547f9812791b9b905017f/20250520_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%8C%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%8D%92%C3%97%E5%8D%B3%E6%88%A6%E5%8A%9B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E7%AD%8B%E2%80%9D%20(7).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>鈴木：ポイントは2つ、AIスカウトと副業転職です。まずAIスカウトから。2030年には79万人が足りないというのはもう確実で、その中でエンジニアが足りない比率も少なくありません。採用未充足率は80%で、100社あれば80社は満足いくエンジニア採用ができなかったという状況です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/9c3ce2200d1444e882907d72eaa5e27c/20250520_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%8C%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%8D%92%C3%97%E5%8D%B3%E6%88%A6%E5%8A%9B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E7%AD%8B%E2%80%9D%20(8).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>その中でダイレクトリクルーティングがポピュラーになり、今は約4割の企業が使っています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/3947e756cc964b298c1d56fc807d1a5c/20250520_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%8C%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%8D%92%C3%97%E5%8D%B3%E6%88%A6%E5%8A%9B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E7%AD%8B%E2%80%9D%20(9).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>ダイレクトリクルーティングが候補者に選ばれやすいポイントは3点あります。1点目は自己効力感で、「あなたのこのスキルが評価された」というメッセージが届くので、入りの感触がいい。2点目は情報の透明性で、直接企業から情報共有を受けられると安心感が得られます。</p><p>3点目は時間価値の最大化で、エンジニアは忙しく電話を嫌う傾向もあるため、スカウト・メッセージ中心の方がタイパがいいと判断されるケースが多いです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/a9fbb4bf80924664b9d81e13c36fd259/20250520_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%8C%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%8D%92%C3%97%E5%8D%B3%E6%88%A6%E5%8A%9B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E7%AD%8B%E2%80%9D%20(10).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h3 id="hd20e9b7641">「いいスカウト」の3条件とAI自動スカウトの効果</h3><p>――鈴木：今やスカウト合戦という中で、振り向いてもらえる「いいスカウト」とは何でしょうか。</p><p></p><p>鈴木：いいスカウトの効果は、通常の平均返信率といいスカウトを打った時の返信率を比べると、大体2倍から最大20倍ほどの差が生まれます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/2b376e9e4afe4c3a81e01643163c64fb/20250520_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%8C%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%8D%92%C3%97%E5%8D%B3%E6%88%A6%E5%8A%9B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E7%AD%8B%E2%80%9D%20(11).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>いいスカウトの条件はOffersのサービス内のスカウトを分析して分類していますが、今日は3点お話しします。</p><p></p><p>1点目は候補者への言及で、これが最も大事です。</p><p></p><p>「あなたでなければならない」という特別感が重要で、候補者のこの経験が我々の会社にフィットすると考えている、という言及がないと返信率に影響します。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/2d4ea5915f3244a492bf21c26db12e51/20250520_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%8C%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%8D%92%C3%97%E5%8D%B3%E6%88%A6%E5%8A%9B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E7%AD%8B%E2%80%9D%20(12).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>2点目は企業紹介・事業内容で、簡潔かつ具体的が鍵です。</p><p></p><p>会社概要を長々と説明するより、何の事業をやっていてどういう会社にしたいか、最近こういった企業に導入されている、といった各論が入ると返信率が上がります。</p><p></p><p>3点目は募集ポジション・役割で、求人を載せるだけでなく、その方に合わせて「求人のここが合っている」と主張するといいです。</p><p></p><p>これらを作るには、候補者のレジュメを読み込み、自社求人を読み込み、双方が合う部分を考えてテキストに起こす作業で、非常に時間と工数がかかります。そこでAIを活用できないかが発想の起点でした。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/22e41301611b4f99adae14a4cc845684/20250520_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%8C%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%8D%92%C3%97%E5%8D%B3%E6%88%A6%E5%8A%9B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E7%AD%8B%E2%80%9D%20(13).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>実際の生成画面では、候補者の職務経歴書と企業側の求人データの双方をAIが読みに行き、「転職を1年以内に考えている」といった点や「エンジニアリングマネージャーとしてピープルマネジメントとインフラも担う」といった点を職務経歴書から拾い、「なぜあなたにスカウトを送るのか」につなげます。</p><p></p><p>AI自動スカウトは我々のサービス上で8割方の企業様にお使いいただいています。</p><p></p><p>ある企業様では、候補者プロフィールの読み込みに時間がかかること、採用担当がエンジニアでないケースが多くエンジニアに刺さる書き方・訴求を発想するのが難しいことが課題でしたが、自然に作ってくれる点をメリットに感じていただき、結果として返信率が導入前13%から31%ほどまで上がり、文面作成時間も大幅に圧縮できました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/6d0fb82236074fc9a58ff113db1696b5/20250520_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%8C%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%8D%92%C3%97%E5%8D%B3%E6%88%A6%E5%8A%9B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E7%AD%8B%E2%80%9D%20(14).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>実際の効果は、通常スカウトの返信率平均12%が、自動スカウトで19%まで増えています。もう1点、自動リマインド機能も大事で、売り手市場では1通目に目を通してくれても返信に移る腰が重い。自動リマインドを使った場合は17%の返信率ですが、リマインドしなかった場合は3%にとどまります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/5944a9e78e184a0f8450d9770f153073/20250520_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%8C%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%8D%92%C3%97%E5%8D%B3%E6%88%A6%E5%8A%9B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E7%AD%8B%E2%80%9D%20(15).png" alt="" width="960" height="540"></figure><h2 id="h4dfc46e808">副業転職という選択肢──業務委託から見極め、定着率を上げる</h2><p></p><p>――鈴木：もう1つのポイント、副業転職についてもお願いします。</p><p></p><p>鈴木：副業転職は通常の転職活動と少し違い、まず業務委託で企業にジョインします。理解度が深まりリソースを増やしながら、我々のプラットフォームだと一番多いのは3ヶ月ほどで、双方の見極めも踏まえて転職を目指すスキームです。副業転職は採用単価を非常に低く抑えられます。</p><p></p><p>エージェントと比較して、業務委託でハードルを下げてジョインいただくので単価が下がる。もう1点が定着率で、候補者側も企業側も「間違いない」と思った状態でフルコミットに切り替わるので、定着率が大体2倍ほどになっています。</p><p></p><p>事例として、ある企業様では初期のエンジニア組織を作る段階で副業転職を軸に採用されました。最初のコアメンバーで採用ミスマッチが起きると、その後のカルチャー作りや組織スケールで問題が生じるので、最初は慎重に間違いない採用をしたいということで活用されました。</p><p></p><p>我々は累計800社以上を、正社員も副業転職も含めご支援しています。</p><p></p><h3 id="h02d63f2da4">コロナ後の変化と「3ヶ月の見極め」の活かし方</h3><p></p><p>――鈴木：コロナを境に副業も大きく変わりましたね。</p><p></p><p>鈴木：リモートワークが増え、副業をしている人で一番多いのがエンジニアだと言われています。その後も増え続け、中途のエンジニアが副業を探しているニーズは変わりません。ただ最近はリモートから出社に変わり、業務委託でも出社が必要という企業さんも増え、候補者側の考え方も変わっています。</p><p></p><p>昔は「業務委託の案件は取るのが簡単」と思う候補者もいましたが、今は案件を取ることも難しく、企業側も見極めをより慎重にされています。副業したい人は増え続けていますが、受け入れる企業やプロセスは厳密化しています。</p><p></p><p>その中で双方にいいのは、候補者側が「3ヶ月以内の転職も考えています」と発信する、もしくは企業側から「そういうオーダーで考えているので横断してくれますか」と初期に握っておくこと。すると一気に業務委託ではなく正社員採用のプロセスに置き換わり、双方のモチベーションが上がります。</p><p></p><p>その3ヶ月が選考期間なので、真剣なフィードバックが行われます。面接3回・合計3時間では人を見極めきれませんが、3ヶ月の業務期間で月20時間働いてもらっただけでも60時間の仕事ぶりが見えてきます。</p><p></p><p>特にハイレイヤー・スキルセットの高い方は転職のタイミングを逃すと次が何年後になってしまうので、それをキャッチアップするためにも業務委託期間を続けるのは有効に使われている会社さんも多いです。</p><p></p><h2 id="hefe2947ebe">学生のAI活用が変える見極め──「学習歴」と「素」をどう見るか</h2><p></p><p>――鈴木：採用領域でのAI活用について、新卒ではどうでしょうか。中途市場ではAIスカウトや、面談動画を解析してレコードを分析するケース、Geminiに動画を見せて表情から感情・意向度を読み取るところまで来ています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/84f0c61ac1364092a203985ce9f69ecf/20250520_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B4%90%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%8C%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%8D%92%C3%97%E5%8D%B3%E6%88%A6%E5%8A%9B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E7%AD%8B%E2%80%9D%20(16).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>矢竹様：学生側と企業様側で変わります。AIスカウトは、新卒でも採用担当者がその領域のプロではないからこそ使われるのは中途と同じで、新卒でAIスカウトを使う企業さんも増えています。新卒は中途のワンオファー領域と違い「波」の方が主流で、「説明会あります」というDMに近い数の論理が強い。</p><p></p><p>だからこそ学生さんは「自分に対して送ってくれている」部分に振り向きやすく、それを人でやらずAIで作っていく方がよりマッチします。</p><p></p><p>一方、学生さん側のAI活用も大きく変化しています。エントリーシートをまずAIで生成してブラッシュアップするのは当たり前で、メディア側が学生集客のために「生成AIで自己PRを作れるサービスがあるから登録してね」というのが今すごく流行っています。</p><p></p><p>さらに大学のキャリアセンターも生成AIを使った業界分析を推奨しています。叩きを作り、考えるきっかけを作る環境として使われているので、表面上出てくる登録情報は彼ら彼女らが0から100まで作り上げたものではない、という前提で考えるとよいです。</p><p></p><h3 id="h523d8cc488">「学習歴」と「素」をどう見極めるか</h3><p></p><p>――鈴木：そうなると、企業は何を見ればよいのでしょうか。</p><p></p><p>矢竹様：カメラのスポットでパッと撮ったもの、つまりその場のアウトプットではなく、過去の経験や積み上げてきたスキル、それをどういうプロセスで得てきたか、学歴ならぬ「学習歴」が可視化されることが重要になります。</p><p></p><p>社会人なら職業歴がありますが、新卒はポテンシャル採用ゆえに学習歴的なものが見えなかった部分が変わってきます。もう1つ、大学のキャリアセンターはAI面接の練習をすごくさせています。ログインして学生が喋るとスコアが出て、「80点にならないとダメ」と練習させている。</p><p></p><p>選考で対策を打ち始めている前提で来ているので、表面のところは対策・環境整備されてきているからこそ、彼ら彼女らの「変えられない観点」＝やってきたこと・過去のプロセス・持っているスキルを見極めることが必要になります。</p><p></p><p>鈴木：これまでエントリーシートで企業が見ていたのは、経験・学習歴に加えて、どんな文章を書くか、論理的思考や文章力でした。AIはその表現を綺麗にしてくれる役割が強いので、文章力の見極めが難しくなる一方、経験自体は変えられず読みやすく書いてくれるので学習歴は読み取りやすくなる。</p><p></p><p>ただ、インプットをどうアウトプットするかの能力を測る機会を、選考の別で設けないといけないと感じました。</p><p></p><p>矢竹様：そうですね。プレゼンテーションやグループディスカッションのように、本人たちの素がある程度出る場を準備いただく方がスクリーニングには必要です。ウェブで何でもできる状況だと対面が億劫になりますが、見極める手段の1つとして考えられます。</p><p></p><h2 id="h1acda8696e">実務Q&amp;A──採用チャンネルの使い分けとAIスカウトの提供形態</h2><p></p><p>――鈴木：「中途採用を強化したく、エージェントとダイレクトリクルーティングの導入を考えています。様々なサービスがあり判断がつかないので特徴を教えてください」というご質問です。</p><p></p><p>鈴木：中途領域では、大きくダイレクトリクルーティング・求人媒体・人材紹介です。一番ポピュラーなのが人材紹介で、成果報酬型なので基本リスクなく契約を結べますが、問題はそこからです。</p><p></p><p>エージェント心理としては、決まりやすい企業、つまり候補者から人気・知名度・条件のいい企業、フィーの高い企業に力学的に寄ります。他社との競争が透明性の低い場で行われるので、一次情報を取得しながらのエージェントマネジメントが大事で、実はダイレクトリクルーティングより工数がかかるとも言われます。</p><p></p><p>ダイレクトリクルーティングは早ければ即使え、コントローラブルで、自分で行動すれば100通打てば必ず10通は返ってくるので、行動を担保できれば着実に採用につながります。大雑把に言えば、採用の優先度・緊急度が高ければダイレクトリクルーティング、中長期であれば人材紹介が合っていると思います。</p><p></p><p>――鈴木：「AIスカウトは各ダイレクトリクルーティングとは別のツールですか、それともサービスによって提供されるものですか」というご質問です。</p><p></p><p>鈴木：私がご紹介したものはOffersの中で使えるAIスカウトツールで、無料でお使いいただけます。Offersご利用企業はAIスカウトがデフォルトで使えます。別途、最近は「複数のダイレクトサービスをまたいで使える」ツールもあるので、複数サービスを併用する企業さんはそちらの方がいいかもしれません。</p><p></p><p>新卒も中途も、まずはトライしていただくのがよいと思います。勉強会で理解することとできることは違うので、スモールに始めるところから始めていただけると嬉しいです。</p><p></p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p></p><p>新卒も中途も、勝負どころは「時間軸」にあります。早期に接点を持ち、選考フローの中で繋ぎ止める新卒。業務委託で見極め、定着につなげる中途。アプローチは異なっても、どちらも「いかに早く、深く関係を築くか」という一点で共通しています。</p><p></p><p>そしてAIは、工数削減にとどまらず、見極めるべき対象を「文章力」から「学習歴」や「素」へとシフトさせています。学生も候補者もAIを使いこなす時代に、企業は何を見るのか。まず自社の採用のどの時間軸に手を打つか、その一歩を持ち帰っていただければ幸いです。</p>

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## [【イベントレポート】優秀人材を逃さない。AI活用で変わる採用業務の超・実践事例](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_50)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 鈴木 裕斗, 井上 愛海
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>生成AIを採用業務に取り入れたものの、「求人票を書かせてもクオリティが高くない」「スカウト作成が思ったようにいかない」と感じている方は少なくないのではないでしょうか。多くの場合、その原因はAIを「工数削減」のためだけに使っていることにあります。</p><p></p><p>一方で、AIを「採用そのものをアップデートする道具」として使いこなす企業も現れています。採用競合の分析、候補者体験の設計、スカウトの個別最適化、面接の評価まで、これまで人手と勘に頼っていた領域がAIで再現可能になりつつあります。</p><p></p><p>2025年5月15日、株式会社ミギナナメウエ 執行役員兼採用支援事業部長の井上愛海様と、株式会社overflow代表取締役CEOの鈴木裕斗が登壇し、「優秀人材を逃さない。AI活用で変わる採用業務の超・実践事例」をテーマにウェビナーを開催しました。</p><p></p><p>本記事では、採用支援RPOの現場で使われる「明日から使えるプロンプト」、Offersの自動AIスカウト、Geminiを使った面接評価、そしてAIを組織に浸透させる方法まで、スカウト支援とRPO双方の視点からお届けします。</p><p></p><h2 id="hfd0982a8ba">AIが変える採用市場──求人倍率とAI求人の現在地、各ファネルのAI活用</h2><p></p><p>――鈴木：まず目線を揃える意味で、AIを取り巻く採用環境からお話しします。</p><p></p><p>鈴木：エンジニアの求人倍率はやはり飛び抜けて高い傾向があり、背景にはDXがあります。米国のAI求人を見ると、2023年の少し前にChatGPTがリリースされて以降、今では求人数が大体2.5倍くらいまで増えています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/088931debe0c4bcabfa767d932139577/20250515_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E5%84%AA%E7%A7%80%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92%E9%80%83%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82AI%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%A7%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%81%AE%E8%B6%85%E3%83%BB%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E4%BA%8B%E4%BE%8B.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>日本はまだそこまでの影響度は来ていない印象ですが、数年以内にはAI求人やAIを使える人の採用が増えてくると予想しています。</p><p>採用プロセスのどこでAIが使えるかをオーバービューで見ると、応募を集める・求人を作るところでは、すでに求人票の自動生成や、ダイレクトリクルーティングのデータベースから自社に合う人を自動でピックアップする、といったことが始まっています。今後は需要予測です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/795cd40d0c274ae1bb87543a1eb38933/20250515_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E5%84%AA%E7%A7%80%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92%E9%80%83%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82AI%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%A7%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%81%AE%E8%B6%85%E3%83%BB%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E4%BA%8B%E4%BE%8B%20(1).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>タレントマネジメントシステムと連携して数ヶ月後にどのポジションに何名必要かを予測し、ダイレクトリクルーティングと連携してスカウトを自動で打つ、という世界線にもなっていくと考えています。</p><p></p><p>書類選考・面接・評価・フォローアップという各ファネルでAIは浸透してきており、今後の進化もまだまだ残されています。最後に「AI時代に求められる人物像」ですが、これはエンジニアに限らず、下に行くほどAIに代替されやすく、上に行くほど代替されにくい。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b041f32273c5466ea2129505f6a6e9da/20250515_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E5%84%AA%E7%A7%80%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92%E9%80%83%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82AI%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%A7%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%81%AE%E8%B6%85%E3%83%BB%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E4%BA%8B%E4%BE%8B%20(2).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>マネジメントができる人、人を見れる人は相対的に価値が上がり、求人倍率も上がっています。採用難易度は上がっていくので、工夫が必要なポイントだと捉えています。</p><p></p><h2 id="h9585a06329">AIは「工数削減」より「採用アップデート」に使う</h2><p></p><p>――鈴木：では井上様から、採用コンサルタントが実際に使っているAI活用法をお願いします。事前にお話しする中でも、ミギナナメウエさんはAIをかなり活用されている印象でした。</p><p></p><p>井上様：私のパートでは、ミギナナメウエ流のAI活用法、明日から使えるGPTのプロンプト、人事がAIを活用する際のポイントの3点でお話しします。去年と今年で、5ヶ月くらいでも全く違う使い方をしているので、AIのスピードは本当に早いと感じます。</p><p></p><p>今回お伝えしたいのは、工数削減だけでなく、アトラクトやより採用をアップデートしていくところに使っていただきたい、ということです。</p><p>AI活用で「あんまりうまくいかない」という企業さんのあるあるは、楽にするためにGPTで求人票を書いてもらったがクオリティが高くない、スカウト作成が思ったようにいかない、というもので、ほとんどが工数削減のために使っているケースが多いです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/c5b2d3861d614f2f9411fb05b2651d04/20250515_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E5%84%AA%E7%A7%80%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92%E9%80%83%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82AI%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%A7%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%81%AE%E8%B6%85%E3%83%BB%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E4%BA%8B%E4%BE%8B%20(3).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>工数削減も最終的には必須ですが、それと同時に「もっと採用をアップデートするために使いこなせないか」という観点で使うと、より使いこなしやすくなります。</p><p></p><p>――鈴木：具体的には、どんな場面で使えるのでしょうか。</p><p>井上様：工数削減でいえば、採用ターゲットの策定や戦略を考える上流の部分でも壁打ちができますし、スカウト文章の作成、媒体ごとの訴求の打ち出し、会社紹介資料の作成も幅広く楽になります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/0f78d5132cc14efea262f5e85cbccc30/20250515_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E5%84%AA%E7%A7%80%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92%E9%80%83%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82AI%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%A7%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%81%AE%E8%B6%85%E3%83%BB%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E4%BA%8B%E4%BE%8B%20(4).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>これにアトラクトを掛け合わせると、各採用フェーズでどんな候補者にニーズがあり、どんなアピールをすればいいかのフェーズ別アトラクト、ポジション別の採用広報、カスタムしたメール文章、ウェルカムブックやオファーレターなどの資料作成にも使えます。</p><p></p><h2 id="h0fe26c2be3">採用競合をDeep Researchで定義する──離脱要因・刺さる魅力・魅力最大化</h2><p></p><p>――鈴木：明日から使えるプロンプトを、具体的にご紹介いただけますか。</p><p></p><p>井上様：今回は10弱のプロンプトをご紹介します。まず弊社が行っているのは、採用競合をDeep Researchで定義して調査することです。「競合調査をしましょう」と言われても、自社の採用競合がどこなのかを探すのは難しい。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/c915f8f117f64fa58fdecf5c6273b614/20250515_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E5%84%AA%E7%A7%80%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92%E9%80%83%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82AI%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%A7%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%81%AE%E8%B6%85%E3%83%BB%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E4%BA%8B%E4%BE%8B%20(5).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>プロンプトはシンプルで、自社の募集要綱を貼り付け、「採用競合に当たる企業」「競り負ける危険性のある要素」「競合より勝っている可能性のある要素」「付け加えるとプラスになる要素」を教えて、と記載します。これだけでも角度の高いものが出ます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/dcba78f684d5406b8923e8cb6502be9c/20250515_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E5%84%AA%E7%A7%80%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92%E9%80%83%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82AI%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%A7%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%81%AE%E8%B6%85%E3%83%BB%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E4%BA%8B%E4%BE%8B%20(6).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>さらに「採用競合の定義」を加えると深掘りできます。「採用競合となる会社は同じようなターゲットを募集している会社です」と定義するか、「同じ言語を使っているエンジニアを採用したい会社です」と定義するかで、抽出される競合が変わります。</p><p></p><p>大枠で抽出した上で、これは競合に当たるか違うかを見て、弾く・入れるための条件を考えると、GPTとのやり取りがうまくいきます。</p><h3 id="h959678188b">GPTは「育てる」もの──やり取りで精度を上げる</h3><p></p><p>――鈴木：1回の指示で完璧な答えを求めない、ということですね。</p><p>井上様：そうです。GPTは1回のラリーで正式な回答がもらえると思わず、「育てていく」認識を持つことが重要です。会話を重ねると傾向を掴んでくれ、別の求人で依頼した時にも特徴を捉えて評価してくれます。</p><p></p><p>「競り負ける危険性のある要素」は、候補者が離脱しやすい要因のイメージです。いろんな求人票を見比べた上で、他社が打ち出している強みや、定量的に給料で負けている点などを見られるので、市場調査として使えます。</p><p>続く「競合より勝っている可能性のある要素」は刺さる魅力、「付け加えるとプラスになる要素」は魅力最大化です。採用広報での打ち出しは、自社が他社より勝っているプラスの訴求と、「他社より劣っていない」という不安の払拭が必要です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/4f2e4e3fa44343b594138364c6b97841/20250515_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E5%84%AA%E7%A7%80%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92%E9%80%83%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82AI%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%A7%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%81%AE%E8%B6%85%E3%83%BB%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E4%BA%8B%E4%BE%8B%20(7).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>企業が認知されても選ばれない理由は、不安が勝るか魅力が感じられないかのどちらかに集約されるので、要因を1つ1つ潰し、市場的に競り負けている点は正直に口頭で伝えた上で「こんな魅力がある」とカウンタートークを用意します。</p><h3 id="hca37cfed14">「プラス要素」では改善案まで提示してくれる</h3><p></p><p>――鈴木：「付け加えるとプラスになる要素」では、改善案まで出してくれるのでしょうか。</p><p>井上様：はい。「評価制度に透明性を持たせた方がいい」「職種別のキャリアパスの図を示した方がいい」「顧客事例の数値を訴求した方がいい」といったことを、他社の成功事例を見てGPTが判別してくれます。</p><p>今足りていない部分、今何をやればいいかを採用コンサルレベルでやってくれるので、採用コンサルという領域すらAIが代替していくのではないか、と思うほどです。</p><p></p><h2 id="hd050e1c8d9">採用フェーズ別アトラクトと、人事がAIを使いこなす要件定義力</h2><p></p><p>――鈴木：2つ目のプロンプトについてもお願いします。</p><p>井上様：募集ポジション・採用フェーズ別のアトラクト施策の立案です。「以下の採用要件を見た上でペルソナを仮定し、母集団形成から内定後のフォローアップの中で各フェーズにおいて行うべきアトラクト施策を洗い出して」という指示です。ペルソナをある程度GPTと揉んだ後に貼ると、より詳しい回答が上がります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/78f3739af6514123b5d77030c7e198b2/20250515_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E5%84%AA%E7%A7%80%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92%E9%80%83%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82AI%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%A7%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%81%AE%E8%B6%85%E3%83%BB%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E4%BA%8B%E4%BE%8B%20(8).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>各フェーズは企業さんによって変わるので、一次・二次・最終・オファー面談がある会社なのか、カジュアル面談がある会社なのか、リファラルで採用するケースもあるのか、採用経路も入れると解像度が高くなります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/abaecdeb5c4e449eb93fb7c3876cc95f/20250515_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E5%84%AA%E7%A7%80%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92%E9%80%83%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82AI%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%A7%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%81%AE%E8%B6%85%E3%83%BB%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E4%BA%8B%E4%BE%8B%20(9).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>上がってくるのは、想定する採用ペルソナ（年齢・経験・現職・志向性・課題・キャリア観点・不安）を洗い出し、それに対するアトラクト施策を、母集団形成の流入段階・応募後・カジュアル面談・面接中・内定承諾前・承諾から入社前と段階別に出してくれるものです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/4c3e803669e64579a55e7a5754bbac15/20250515_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_%E5%84%AA%E7%A7%80%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92%E9%80%83%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82AI%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%81%A7%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%81%AE%E8%B6%85%E3%83%BB%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E4%BA%8B%E4%BE%8B%20(10).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>これは採用領域で言うキャンディデートジャーニーに近く、候補者のフェーズごとの心理・ニーズ・欲しい情報を洗い出し、必要な広報を出すという施策が、全てGPTでできてしまう時代です。</p><p></p><p>――鈴木：エージェントへのフィードバックにも使われていると伺いました。</p><p></p><p>井上様：自社で人材紹介していただいた際、エージェントにしっかりフィードバックすると、ちゃんと紹介してくださるようになります。会話の文字起こし・メモ・議事録・録画を起こし、評価点・懸念点を自社の軸を入れて洗い出すと、かなり詳細にフィードバックでき、紹介数を上げていただけます。</p><p></p><p>――鈴木：人事がAIを活用する際に、特に意識すべきポイントは何でしょうか。</p><p></p><p>井上様：しっかり定義して使いこなせば、戦略・壁打ち・使いこなし方・作業のToDoまで幅広く使えます。AIでできることと人間がすべきことを整理し、適切な依頼文を作成するスキル、つまり要件定義力が非常に重要視される時代です。</p><p></p><p>また、個人情報を流出しないようマスクすることを徹底し、情報の取捨選択はAIに任せすぎないこと。最終的に候補者を引きつけるのは人なので、そこを意識した上でAIを使うと良いと思います。</p><p></p><h2 id="h5e96d46a70">Offersの自動AIスカウト──返信率とリマインドで「会えない」を減らす</h2><p></p><p>――鈴木：ここからは私から、Offersでのスカウト×AIの活用をお話しします。</p><p></p><p>鈴木：Offersはダイレクトリクルーティングサービスで、今3万人ほどの候補者の方にご登録いただいており、企業の皆様がスカウトを打っていただくものです。まず「自動AIスカウト」という機能があり、スカウトを打つ時に大体8〜9割のクオリティで一旦作ってくれます。</p><p></p><p>そこからご自身で少しカスタマイズ・チェックしてお送りする流れです。</p><p></p><p>自動AIスカウトと通常スカウトを比べると、自動AIスカウトは返信率の平均が19%くらい、通常スカウトは12%くらいで、約7ポイントの優位差が出ています。もう一方が「リマインド」です。</p><p></p><p>エンジニア領域はものすごい売り手市場でたくさんスカウトを受けているので、1回のスカウトは見てはくれていますが、熱量が伝わりづらい。2回目・3回目のリマインドはエンジニア採用では当たり前になっており、これを自動でお送りする機能を実装しました。</p><p></p><p>最大リマインド2回、トータル3通を自動で送り、1通目に返信が来れば2通目は送らない自動制御も入っています。効果は大きく、1通の時だと返信率は大体3%ですが、3通目までお送りいただくと17%まで引き上がります。</p><h3 id="h8d9ae239cc">スカウト文面の構成と「Why You」の自動生成</h3><p></p><p>――鈴木：スカウトの文面は、どのような構成になっているのでしょうか。</p><p></p><p>鈴木：基本は、導入から、候補者の方への言及（「こんなところを拝見して」「SNSでこのような発信をされていた点に共感した」など）、送信者の役職（経営層からの連絡だと熱意・特別感につながる）、企業のご紹介・事業内容、ポジションの説明、最後にクロージングで面談の機会を、という流れが一般的です。</p><p></p><p>自動AIスカウトは、このうち候補者への言及や企業・ポジションの該当部分を自動で作ってくれるので、8〜9割型もう作れてしまいます。</p><p></p><p>特に一番時間がかかるのは、候補者のレジュメを読み、自社の求人を見て、どこがフィットするからあなたに送っているのかを考えて文字に起こす部分なので、ここがAIとして一番効果的です。</p><p></p><p>事例として、ある企業様でAI自動スカウトをお使いいただいています。ビフォーの課題は、候補者のプロフィールを読むのに時間と手間がかかること、採用担当の方がエンジニア出身でない場合が多くエンジニアに刺さる文面を考えるのが難しいこと、でした。</p><p></p><p>エンジニアの方に刺さる部分を作ってくれるのが自動スカウトの強みで、結果として返信率が13%から31%まで増え、作業時間も大幅に圧縮できたといただいています。</p><p></p><p>実際の生成画面では、候補者の職務経歴書と企業側の求人データの双方をAIが読みに行き、「転職を1年以内に考えている」といった点や「エンジニアリングマネージャーとしてピープルマネジメントとインフラ管理も担う」といった点を職務経歴書から拾い、「なぜあなたにスカウトを送るのか」につなげます。</p><p></p><p>エンジニア経験がない採用担当でも、エンジニアリングナレッジを持ったスカウト文面が作れます。</p><p></p><h2 id="h19ed30522e">採用現場のAI活用Tips──スカウト・面談資料・面接評価・候補者の声</h2><p></p><h3 id="h93244f6f3a">スカウトの「Why You」とプロフィール探索</h3><p></p><p>――鈴木：ここからはディスカッションです。まずスカウトの書き方から、井上様いかがでしょうか。</p><p></p><p>井上様：先ほど鈴木さんがご説明された「なぜあなたに（Why You）」は本当に大事です。ここに使える内容として、その方のプロフィールをGPTで探せたりします。</p><p></p><p>個人情報の流出にならないよう「◯◯さんという方の情報があれば」と逆にあちらから出させる形で、こういう傾向の方ですとか、SNSが見つかってその傾向が分かったりします。「そこまでやるのか」という話ですが、本気でヘッドハンティング風にやっている会社はそこまでやられています。</p><p></p><p>――鈴木：何年も探しても見つからないハイレイヤー・シニアなポジションなら、そこまでやる必要がありそうですね。</p><p></p><p>井上様：はい。セルフヘッドハンティングをしている企業さんで、リストの作り方にGPTを活用されている会社がありました。</p><p></p><p>「こういう性質の会社で事業責任者をしている人のインタビュー記事を集めて」というやり方で、個人名・インタビュー記事・役職・自社に類似している会社の記事を見つけ、それをヘッドハンティングリストとしてSNSでスカウトを送る、ということをされていて、すごいなと思いました。</p><p></p><p>最近はGensparkでもExcelを出してくれるので、リサーチはAIに任せた方が質もスピードも早く、手作業でリストアップしていた時代が考えられないですね。</p><h3 id="h47410d4d40">候補者面談資料をAIで作る（Genspark活用）</h3><p></p><p>――鈴木：次の候補者面談資料も興味があります。フェーズごとに伝えるべきことが変わると思いますが、面談資料もAIでアップデートできるのでしょうか。</p><p></p><p>井上様：そうですね。面接・面談でこういうことを聞かれるだろう、知りたいだろうということをフェーズごとに資料にまとめていると、しっかり見てくれている企業だと分かり、魅力も伝わりやすいです。弊社ではGensparkを活用していて、ほとんど自分では作っていないかもしれません。</p><p></p><p>オファーレターのタイミングで、伝えたい内容を「このタイミングでこれを伝えるといい」とメンバーからテキストでコメントをもらって読み込ませる、期待していることや入社2〜3ヶ月後の話はポジションによって変わるので事前に用意しておく、といったことをやっています。</p><p></p><p>デザインは何も指示せずまず作ってもらい、納得いかなければ「色を変えて」「背景はこうして」と雑なプロンプトでも全部聞いてくれるので、わがままを言うデザイナーのような使い方ができます。余談ですが、経営計画から人員計画に落とし込んで採用戦略を立てるKPIの資料もGensparkで作れます。</p><p></p><p>「これをモデルにして」と自社のホームページや資料を送ると、よりそこに寄せてくれる活用もおすすめです。</p><h3 id="hde46b8aea2">Geminiによる面接動画の評価とトレーニング</h3><p></p><p>――鈴木：次がGeminiの動画感情判断機能です。私も井上様から初めて聞いた内容ですが、どんなシーンで使っているのですか。</p><p></p><p>井上様：候補者さんの面談・面接が水準に達しているかを判断するために使っています。今のGoogleのGeminiは、何を話したかの文字起こしだけでなく、その時にどんなアクションを起こしたかという非言語の解析や、どんな感情になったかの解析ができるよう進化しています。</p><p></p><p>面接官が増えてくると、アトラクトはうまくいっているか、自社の説明はできているか、評価のタイミングで何を聞いているかを全ての動画を見て判断するのは難しい。そこを点数化する評価軸を設定して動画を見せると、面接項目ごとにGeminiが「この面接は何点」と評価してくれるので、面接官トレーニングに使えます。</p><p></p><p>点数だけでなく「もっとこうした方がいい」というアドバイスまでくれます。</p><p></p><h3 id="h4898f1eeaa">面談内容のサマライズと候補者の本音フィードバック</h3><p></p><p>――鈴木：表情や声色を見て、トレーニングまでやってくれるんですね。最後に、面談内容のサマライズです。</p><p></p><p>井上様：我々も候補者の方を人材紹介の形で企業様にご紹介するケースがあり、その際の面談を動画で撮らせていただいています。エージェントとしていろんな企業の求人をお伝えすると、候補者の方の反応、その企業名の前後の文脈を収集してサマライズし、レポートとして共有しています。</p><p></p><p>「初耳の会社だけど聞いてみたい」「この事業は興味があるかも」「聞いたことはあるけど特別な印象はない」など、面接の場ではネガティブなことは出ませんが、我々のような中立的な立場だと率直に言っていただけるので、企業側にすると改善のチャンス・発見のあるデータです。</p><p></p><p>月1回の定例で「事業のこういう所が候補者に伝わりづらい」「この条件面で不安がっている人が多そう」とお伝えし、会社の制度や広報コンテンツを変えていくレポーティングをしています。</p><p></p><p>――鈴木：企業からするとフラットな意見をもらえる、ない機会ですね。エージェントもオブラートに包むことが多いので、ダイレクトに定量的に判断されると嫌な気持ちにならず刺さりやすい。</p><p></p><p>井上様：そうですね。採用活動はプロダクト作りと同じで、候補者の声を聞かないと何を改善すればいいか分からないので、忖度なくストレートにお伝えするのが一番の価値だと思います。手作業だとラグが発生しますが、AIを使えばスピードを持ってフィードバックできます。</p><p></p><h2 id="h80adabc60d">AIをどう組織に浸透させるか──不可逆な流れと「使う→広げる→組み込む」</h2><p></p><p>――鈴木：本日のまとめです。AIをどう捉え、組織にどう浸透させるべきでしょうか。</p><p></p><p>鈴木：AIはもう不可逆な流れだと思います。HRの領域は、採用に限らず組織・HRBPの方も、テキストコミュニケーションがこんなに多い仕事はないと思うほど毎日たくさんのテキストをやり取りされています。そことLLM・AIは非常に相性がよく、影響度が高いので、積極的に使った方がメリットが大きい。</p><p></p><p>AIがすべきこと・人間がすべきことの整理は、AI側が毎日変わっているので線も毎日変わりますが、常にどこまでAIに任せ、人間は何に集中すべきかを社内で合意形成しておくと進めやすいと考えています。</p><p></p><p>そして、自分1人で使うより10人で使った方が享受できるものが多いので、まず使ってみて、次に誰でも使えるようにして、最後に実務のワークフローに組み込む。全員が情報をAIを通じて入れ、AIを通じて引き出すようにすると、浸透が早いと思います。</p><p></p><p>――鈴木：視聴者の方から「スカウト作成などを経営者が直接関われるレベルの内容で勉強になった」というコメントをいただきました。</p><p></p><p>鈴木：ありがとうございます。経営者と書かれていますが、人事責任者でも採用部門のリーダーでもよく、リーダーの人が率先して使わないと浸透は遅いので、リーダーの皆様はぜひ自ら動いてみるのが一番大事だと思います。</p><p></p><p>――鈴木：最後に、井上様から今日のご感想をお願いします。</p><p></p><p>井上様：AIは幅が広いと率直に感じました。待っていれば採用ができる時代から、今は売り手市場が100%という時代なので、採用はセールスで会社のトップラインを上げるのと同じくらい重要な領域です。</p><p></p><p>企業が伸びる大事な一手だからこそ、経営者や重要な役割の方が関わる機会が増えるだろうと思いつつ、「とはいえ」もあると思うので、AIを活用しながら進めていただけるといいと感じました。</p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p></p><p>AI活用の本丸は、工数削減ではなく、候補者体験とアトラクトのアップデートにあります。採用競合の分析からフェーズ別アトラクト、スカウトの個別最適化、面接の評価まで、これまで人手と勘に頼っていた領域が、プロンプト次第で再現可能になりつつあります。</p><p></p><p>鍵になるのは、AIに丸投げするのではなく「育てる」こと、そしてAIと人間の役割を整理する要件定義力です。最後に候補者を引きつけるのは人である、という前提を持ちながら、まず自社の採用のどの工程から試すか。その一歩を持ち帰っていただければ幸いです。</p>

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## [【イベントレポート】AI時代に組織を強くする「採用×育成」のベストプラクティス](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_48)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 鈴木 裕斗, 半田 頼敬, 渡邉 大瑛
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>エンジニアの求人倍率が13倍を超え、2030年には79万人が不足すると言われる採用難の時代に、企業はどのように人材を獲得し、育てていけばよいのでしょうか。採用責任者から人事、経営層まで、多くの方がこの問いと向き合っています。</p><p></p><p>生成AIの急速な普及により、「採用」と「育成」のどちらにもAIを取り入れる動きが広がっています。一方で、AIをうまく活用できている組織とそうでない組織の差は、ツールの有無だけでは説明できないところに生まれています。</p><p></p><p>2025年4月24日、株式会社overflow代表取締役CEOの鈴木裕斗、株式会社エクサウィザーズ／株式会社Exa Enterprise AI取締役の半田頼敬様、パーソルイノベーション株式会社 Reskilling Camp Company 事業開発責任者の渡邉大瑛様が登壇しました。</p><p></p><p>テーマは「AI時代に組織を強くする『採用×育成』のベストプラクティス」です。</p><p></p><p>本記事では、AIスカウトによる採用効率化、スキルの可視化と人事データ分析を組み合わせた育成、リスキリングによる適材配置という3社それぞれの実践と、採用・育成・評価を客観データで一気通貫につなぐという共通の思想を、パネルディスカッションを含めてお届けします。</p><p></p><h2 id="h37fd82833f">求人倍率13倍の現実──主流化するエンジニアのダイレクトリクルーティング</h2><p>――大谷：まず鈴木様から、エンジニア採用市場の現状についてお話しいただきます。</p><p>鈴木：前提のすり合わせとして、エンジニア採用市場の現状からお話しします。求人倍率は13倍を超える推移で、2019年頃からずっと上がり続けています。DXやAIなどさまざまなトレンドの中で、エンジニアを必要とする企業は増え続けています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/fa0bb876d1e94f48bc946dce67960a6d/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>「採用が十分にできている」という企業には、6〜7年事業をやっていて一度もお会いしたことがないというのが実情です。基本的に皆様、エンジニア採用に苦しんでおられます。2030年には79万人が不足するという推計も出ており、このトレンドは続いていくと捉えています。</p><p></p><p>参考までに、米国の求人ではChatGPTが登場してからAI関連の求人が1.5倍ほどに急増しています。日本にはまだそこまでのインパクトは出ていませんが、AI関連の求人は引き続き注目すべきトレンドではないでしょうか。</p><p></p><p>――大谷：そうした市場の中で、採用の手法はどのように変化しているのでしょうか。</p><p></p><p>鈴木：我々のデータ上でも、今エンジニア採用の4割がダイレクトリクルーティングで行われています。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/218de12d6eb941bcbdaebd210301d0d1/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(1).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>ハイレイヤーの方にはエージェント経由で出会いにくいことや、エージェント自身がエンジニア出身でないため最適なキャリア提案が難しいことなどから、エンジニアと自社をよく理解している企業が直接候補者にアプローチするのがスタンダードになっています。</p><p></p><p>ただ、多くの企業がスカウトを打つ状況になり、振り向いてもらうために大きな工数と時間がかかっているのが現実です。いわゆる「ワンメッセージ」と呼ばれる個別カスタマイズは、まず返信率が高くなります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/220713670ea047bf90862e29322c46e6/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(2).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>候補者のレジュメを確認し、自社求人のどこがフィットするかを考えて送ると、返信率が通常より20%ほど高くなるというデータがあります。</p><p></p><p>その方のキャリアに沿った提案をスカウトの中ですることで、初回面談時点での志望度を高められ、その後の選考もスムーズに進みます。一方で、これをやり続けるには膨大な数と時間がかかるのが、今の市場の課題です。</p><p></p><h2 id="hcd159382dd">AIスカウトで工数8割削減・返信率2.4倍──個別最適化が変える初回接点</h2><p>――大谷：その工数の課題に対して、overflow様はどのような機能を提供されているのでしょうか。</p><p></p><p>鈴木：我々が提供しているのがAIスカウト機能です。スカウトがほぼ自動で作れるようになり、スカウト工数の8割を削減できています。質の面でも、従来のテンプレートからAIに変えることで返信率が2.4倍になった実績が出ています。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/a58ece255853444fb44f2e93e88ab015/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(3).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>最も多いニーズは、採用担当の多くがエンジニア出身ではなく総合職を経験された方であるため、エンジニアの気持ちが分かりづらいという課題です。我々のAIを使えば、エンジニア知識がなくても、エンジニアが興味を持ってくれるスカウトを作っていけます。</p><p></p><p>――大谷：具体的には、従来のスカウトと何が変わるのでしょうか。</p><p></p><p>鈴木：従来のテンプレートでは、相手の名前や送り主の名前はデフォルトでセットできます。ただ、「なぜあなたにスカウトを送ったのか」という理由や、「あなたに提供できるキャリアの機会」を書く部分に最も時間を使っていました。</p><p></p><p>これをAIテンプレートにすると、候補者のマッチした経験業務、たとえばどこの会社で何年こういう業務をやっていたか、といった情報や、自社とマッチするスキルが箇条書きで入ってきます。求人との照らし合わせという、最も時間を使う部分を叩きとして出してくれるので、効率が大きく進みます。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/012e706ec6bb4a39bbc71a233df6b877/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(4).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>――大谷：実際の導入事例についてもお聞かせください。</p><p></p><p>鈴木：すでにグロース市場に上場している、マーケティング事業の約300名の企業様の事例です。元々スカウトを積極的に打たれていましたが、プロフィールの読み込みに手間がかかり送信数が増えない、エンジニア向けに刺さる文面を作れない、という課題を感じておられました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/09b783a987df46b890b2e3bfa2a4cce2/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(5).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>AIスカウト機能を導入したことで、返信率が13%ほどから31%ほどに上がりました。文面作成の時間も大幅に圧縮され、スカウト作成が難しいという状態から、非エンジニアの方でも高い返信率のスカウトを書けるようになっています。</p><p></p><h2 id="h7b0e80899b">スキルの可視化と人事データで回す、採用から育成までの一気通貫</h2><p>――大谷：続いて半田様から、エクサウィザーズ様の育成の取り組みについてお願いします。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/7ee2c29c515b4365991c9685f3d0814d/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(6).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>半田様：人事戦略は採用だけでなく、その後の育成も一気通貫でやることが重要だと考えています。具体的には、個人のスキルを可視化し、人事データと掛け合わせることで、採用基準の見直し、育成方針の策定、評価基準づくり、異動の判断などを組織として回しています。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/8ebfad8cb13d4aae9e5858a897951467/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(7).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>その中核にあるのが、我々が独自開発した「デジタルイノベーターアセスメント」です。経済産業省が定義するデジタルスキル標準に完全準拠した形で、ビジネスパーソンのDXリテラシーや、推進に必要なマインドセット、ヒューマンスキルを可視化します。</p><p></p><p>組織内での分布を見たり、他業界と比較したり、部署ごとの平均を取ったり、育成対象を誰にするかを見られます。これまで延べ30万人以上にご利用いただき、シェアNo.1をいただいています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/83baf36cca9b45408ed4ac860b29e494/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(8).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h3 id="ha023f0ab48">データに基づく育成カルテと組織の意思決定</h3><p></p><p>――大谷：そのアセスメントデータを、育成の現場ではどのように活用されているのでしょうか。</p><p></p><p>半田様：社内データと突き合わせると、誰が活躍しているか、誰がハイパフォーマーかをアセスメントデータと付き合わせて見られるので、それをベースに人事の意思決定をしています。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/4d550e0f04a942898cdc0d00f7adca6e/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(9).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>たとえば新卒入社者に対して、どこが重点的に弱いか、現在地点と仕上がりをデジタルのスキルやスタンスに特化して見て、全体で研修を設計します。組織全体としてデジタル人材に必要なところは、まず一括で補填します。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/a0a9b4c4fdc943b78f27ee56f9fb62fc/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(10).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>その上で、我々はAIの会社なので、個別にスキルを見ながら個別の育成プランを立てるのにも使っています。</p><p></p><p>本人や、次のグレードの活躍人材の特徴がデータとして取れているので、それを起点に本人の業務内容・目標・上長のフィードバックなどを投入し、個人の育成カルテを作って上司と共有し、育成プランを検討しています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/0ef4314beb76481f870b1c9717c18dea/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(11).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>この辺りは生成AIと相性が良く、材料となるデータがあれば、なんとなく合う・合わないではなく、根拠を持って組織の中で育成のPDCAを回せます。</p><p></p><h3 id="h0fd8545e47">中途採用・オンボーディングでの定量活用</h3><p>――大谷：中途採用やオンボーディングの場面ではいかがでしょうか。</p><p></p><p>半田様：中途採用でも、年間でかなりの人数が入るので、入社1ヶ月・2ヶ月・3ヶ月で定量的なデータを取り、パフォーマンスやグレードが上がるまでの相関を分析しています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/052a17ff06d94c70b71fba9f244f357f/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(12).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>オンボーディングで何をすべきか、どこに注力すべきかを定量的に見つつ、それがどう活躍につながるかを人事として共通見解を持つよう意識しています。</p><p></p><h2 id="hb0c41aa27b">自然言語で動くコードインタープリタと「人事データ分析の民主化」</h2><p></p><p>――大谷：そうしたデータ分析は、人事にとって工数の負担も大きいかと思います。その点はどう解決されているのでしょうか。</p><p></p><p>半田様：おっしゃる通り、データ分析は人事で工数をかけてやるのが大変です。この部分もAIでできることが多くあります。我々が使っている法人向け生成AI基盤でモデルを選び、データを載せて、自然言語で指示を出すとPythonが勝手に動き出す「コードインタープリタ」というサービスがあります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/8a65ea70eaa841ecb1092c1a3de13554/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(14).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>「複数の観点で分析してください」とやや雑に入れても、数十秒から1分ほどで分析が走り出し、特に指示しなくてもどんどん分析が進みます。「関係性について分析してください」と荒く指示しても、何が相関しているか、何が特徴量として強いかを分析できます。</p><p></p><p>コンディションサーベイのような組織状況や、離職者と在職者の違いも分析可能です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/77a6886616a74231ba8ed0bc3cca07ae/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(13).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>――大谷：データリテラシーがそれほど高くないメンバーでも使えるものなのでしょうか。</p><p></p><p>半田様：AIでデータが溜まる一方、使いこなす人事側のデータリテラシーを付けるのは大変ですが、こうしたツールを使えば、データ分析の専門家が隣にいるような形で、深く考えずにシートを投げてみると、PythonやRで勝手に動き出します。データが足りなければ、ここが足りないと補足してくれます。</p><p></p><p>実際にエクサウィザーズでは、入社2ヶ月目のメンバーが、会社にそれほど詳しくなくデータ分析に明るくなくても、分析レポートをどんどん出せています。人事のデータ分析の民主化だと捉えています。</p><p>――大谷：分析以外にも、育成の場面で使える機能はありますか。</p><p></p><p>半田様：目標設定をAIにやらせる、作った目標設定が妥当か・実現可能かをレビューを通じて組織の中で目線を揃える、といった人事が使うシーンに合わせたテンプレートが多数入っています。育成の場面でも使えます。</p><p></p><p>我々は正社員14名ほどで回していますが、2年間で180時間ほどの工数インパクトが出ており、感覚的には1日1時間ほど早く帰れるようになっています。これによって、より人間がやらなければいけない業務に集中できる状況が、少しずつ生まれています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/bf2f030de95543fb8e23b6d0457b8316/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(15).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>この「デジタルイノベーターアセスメント」と、法人向け生成AIサービス「エクサベース」を提供しています。社内ITからも独立した環境で、給与情報や評価情報といったセンシティブなデータも扱えます。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/8fa4f5bcea4e45f7af580e91398f0bb7/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(16).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h2 id="h55765343b1">リスキリングによる適材配置──ビジネスアーキテクトをどう育てるか</h2><p>――大谷：続いて渡邉様から、パーソルイノベーション様のリスキリング支援についてお願いします。</p><p></p><p>渡邉様：「リスキリングによる適材配置」というテーマでお話しします。DXは、デジタルを使って競争上の優位性を確立しましょうと国が言い始めて早10年です。</p><p></p><p>日本企業の現在地として、デジタル化は一定程度進んできていますが、組織文化も含めてデジタルをベースにトランスフォームできているかという点では、日米で比較すると大きく差がついています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b206fd024c004f91b4a3f1d578ee988a/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(17).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>DXは、IPA・経済産業省の定義によれば戦略・人材・技術の3要素で構成されます。我々はReskilling Campという名前でやっているので、特に人材の側面からお話しします。DXに貢献できる人材、特にDX推進をリードする人材は「ビジネスアーキテクト」と定義されています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/8c79ebf88fa44d8f82e1fd144554bdd4/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(18).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>我々は「攻めのDXの中核人材」と捉え、ここが最も重要だとお客様と会話しながらリスキリングを伴走しています。</p><h3 id="hf413c14694">ビジネスアーキテクトが「攻めのDXの中核」である理由</h3><p>――大谷：ビジネスアーキテクトという職種が重要だと考えられる理由は、どこにあるのでしょうか。</p><p></p><p>渡邉様：役割としては、新規事業の開発、既存業務のコード化・社内業務の効率化が挙げられます。これらが全て中期経営計画に直結している点が、重要性の理由です。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/0e32aa355de944d8aeb43bfb8608a9ae/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(19).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>デザインやサイバーセキュリティはAIにサポートしてもらえる伸び代がある一方、ビジネスアーキテクトは役割の特性上、自社の商習慣・カルチャー・サービスの歴史・顧客との関係性を踏まえてデジタルをどう使うかを考えます。そのため、AIに全部を置き換えることにはならないだろうと考えています。</p><p></p><p>だからまずビジネスアーキテクトを育てましょう、とお客様と会話しています。</p><h3 id="hd766f26130">営業リーダー層をリスキリングの主対象にする</h3><p>――大谷：実際には、どのような人材をリスキリングしていくのでしょうか。</p><p></p><p>渡邉様：多いのは、商習慣や自社プロダクトに詳しい人材、イメージとしては営業リーダークラスでプロダクトもよく分かっている人を、ビジネスアーキテクトという新しい看板に変え、デジタルを今のプロダクトにどう組み込むべきかをリードできる人材に育成していく、という話です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/186fcefee88643c787bc42c9a3987df3/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(20).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>とはいえ、研修を考える側は「役割は何か、何を学ばせ、どう測定するか」がありますし、受講者側も「急に言われてもやる気が出ない、何のためにやるのか」となります。ここが我々の対峙している課題です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1ddf2218eace4e56863ac188c4dddada/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(21).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h3 id="h5b148081a9">目的の明確化・テーマ選定・経験学習の3ステップ</h3><p>――大谷：その課題に対して、どのような設計で進めるのが有効なのでしょうか。</p><p>渡邉様：結論として、まず目的を明確にし、目的に応じたテーマを選び、経験重視の学習体験を組み込むことです。当たり前に見えますが、未知のテーマに取りかかろうとするとテーマから選びがちです。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/fe3f79e074314a9ca6821ce3efeec302/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(22).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>目的の明確化には、eラーニング環境を整える、人材戦略に紐づく形、事業に紐づく形の3つがあり、まずどれなのかを明確にします。その上で学習テーマを設定し、企業としてどの職種をどのレベルで欲しいかを一緒に会話して目指すところを決め、道筋を企画します。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/e135a4cc0dff4aaf9188154f1ed1fe77/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(23).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>デジタル育成を短期でやると既存業務がほぼできないほどの勉強量になるため、1年や半年の期間を見ていただきます。基本はeラーニングや書籍でのインプットをベースにしつつ、我々の特徴としてピアラーニング、つまりワークショップを設計し、配置を変えた時にどういう業務をするのかを練習しながら過ごします。</p><p></p><p></p><p>長期に渡るため、AIに詳しいコーチが1対1でつき、中間報告に向けてフォローし、前後にアセスメントを踏まえて全体をコーディネートします。最後に、勉強して終わりにせず、営業なら営業、人事なら人事で「どの業務に何を使いたいか」を研修に組み込む、経験学習への転換を行っています。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/ab047c0e1c3f44209f9ac6e8546948c1/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(24).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h2 id="hdc358d02ea">客観データで採用・育成・評価をつなぐ──3社の実践事例</h2><h3 id="h1ea79f5135">overflow：副業トライアルで採用前にパフォーマンスを定量化する</h3><p></p><p>――大谷：ここからは、各社の成功した実践事例を紹介いただきます。まず鈴木様からお願いします。</p><p></p><p>鈴木：客観的なデータといっても、人を定量化することは至難の業で、現段階のテクノロジーでは不可能だと個人的には思っています。その中で、実践の中でどれだけミスマッチを減らすかが大事なポイントです。</p><p></p><p>ある企業様は、弊社プラットフォーム経由で累計10名以上を採用されていますが、会社のポリシーとして全て業務委託から採用していました。目的は、採用のミスマッチを減らしたい、ハイパフォーマーに確率高く出会いたい、というものです。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/6cf520c6223646e09aa04bb1e8212db2/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(25).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>1〜2ヶ月ほど副業のトライアルをやる中で、エンジニアの場合はスプリント、2週間ほどのサイクルでタスクをこなすので、その方が何時間動いてどういう機能を開発できたか、どれくらいの難易度のものをどれくらいの時間で作れたかを正確に把握できます。</p><p></p><p>前回10人いた時の1人目・2人目はこれくらいのパフォーマンス、8人目・10人目はこれくらい、という定量的なデータが溜まるので、この人なら入社後に高い確率でパフォーマンスしてくれるだろうと、採用プロセスの中だけでも取れます。</p><p></p><p>採用段階でできるだけデータを取るという点で、副業からのトライアルはかなり有効だと考えています。</p><h3 id="hc46f0f8f95">AIスカウトの返信率と一次データをめぐる議論</h3><p>――大谷：半田様、今の事例についてコメントや質問があればお願いします。</p><p></p><p>半田様：冒頭のプレゼンで鈴木さんに伺いたかったことがあります。AIでスカウトを送っていることがなんとなく相手にも分かり始めていて、それによって返信率が下がるという感覚が、我々の採用活動でも一部あります。</p><p></p><p>その中でも返信率を高くキープできているのは、AIのモデルなのか、運用上の工夫なのか、もしあれば伺えればと思います。</p><p></p><p>鈴木：2つあります。1つは、テンプレートの青い部分にユニークな情報がしっかり入ると、全体の倍ほどのボリュームになります。8割ほどの内容がユニークになるものになっています。もう1つは、相手は人なので、感情を動かすことがスカウトで残り半分の大事な部分です。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/310f5384f1ef4a93942c553df47cdbca/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(26).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>相手のペルソナを先に学習させておいて、16タイプの性格診断のようなアセスメントを使いながら、このタイプの人にはポップな言い方がいい、といったバリエーションを交えると、より自然になります。</p><p></p><p>半田様：候補者のパーソナリティは登録されていないと思うので、そこは類推させて合わせてカスタマイズする、ということですか。</p><p></p><p>鈴木：おっしゃる通りです。類推させてデータが溜まり精度が上がるパターンと、会員登録のフォームからWillや内面の部分をできるだけ登録いただくようアップデートしていくパターンです。この分野をやり始めて、逆算的に内面情報が大事だと分かってきました。</p><p></p><p>――大谷：渡邉様からもコメントをお願いします。</p><p></p><p>渡邉様：工数8割削減と返信率2.4倍を見て凄まじいなと思いつつ、これはいつエンジニア職以外に展開されるのか、という興味がありました。</p><p></p><p>関連して、採用業務の運用ではRPOを使っている企業もそれなりにいると思います。そうしたものよりAIスカウトなのか、併存なのか、AIスカウトと自社の社員でやっていく体制が望ましいのか。今そういった見立てはありますか。</p><p></p><p>鈴木：今はエンジニアとデザイナーとPdMにフォーカスしています。RPOとの関係でいうと、結局最後は一次情報・データが重要だという議論があります。プラットフォームでは、公開している経歴やスキルのスコアだけでなく、裏では職務経歴書も取得していますし、表に出ていないWillのようなところも収集しています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/863f9de0079d45cab42620c22485bc73/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(27).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>一次情報の厚さで考えると、汎用的なRPOのAIツールというより、データの深みを考えると各プラットフォームが実装した方がいいのではないか、と私は思っています。もちろん共存する前提でも考えますが、我々としてはその方がベストエフォートだと突き詰めて作りました。</p><p></p><h3 id="hc91984e56f">エクサウィザーズ：活躍人材の特徴を面接プロセスへ反映する</h3><p>――大谷：半田様、続けて事例の紹介をお願いします。</p><p></p><p>半田様：現在進行系の話ですが、社内での活躍人材のパターンや特徴が見えてきたので、これに合わせて面接プロセスにもしっかり入れていくことを実際にやっています。スコアからギャップがある部分をより深掘りする面接項目を設計し、それをどう聞いてどう返ってきたらどう判断するかを人事の中で試しています。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/3052d0ee14fb40f6bb9ab4a6bc987b06/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(28).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>採用すること自体を目的とせず、より活躍する可能性が高い人をうまく採用できる形のトライアルです。</p><p></p><p>採用だけで閉じてしまうところを、採用・評価・育成の人たちが一気通貫で「このデータでやるぞ」と意思を持たないと難しいのですが、これをやると1個1個のデータがちゃんと繋がって、点ではなく線になります。</p><p></p><p>――大谷：鈴木様、いかがでしょうか。</p><p></p><p>鈴木：活躍できる方のイメージがついてくると、それを先に立ち戻って、面接の質問やエンジニアなら技術試験の内容にフィードバックされると思いますが、面接で聞く項目はいわゆる構造化面接っぽくなるアプローチが多いのでしょうか。</p><p></p><p>半田様：前提として、職種やどのポジションで取るかでだいぶ違います。</p><p></p><p>たとえばコラボレーションスキルが必要な職種で、この候補者はやや懸念がある場合は、コラボレーションの内容を深掘りして寄りで聞く。やり抜く意思は重要だけれどもう十分にあるなら、面接の中でコラボレーションを重点的に聞く。そういう面接設計の中でカスタマイズするイメージです。エンジニアはそもそもこれで本当に特徴量が出るのかが職種によって違うので、そういう学習を回している段階です。</p><p></p><p>――大谷：渡邉様、いかがでしょうか。</p><p></p><p>渡邉様：素朴な疑問ですが、必ずしも人事の方々がリテラシーが高いわけではないと思っていて、その時に「使いこなせるのか問題」をどうフォローアップされるのか伺いたいです。</p><p></p><p>半田様：おっしゃる通りで、先ほどのデータ分析も、やっとここ数ヶ月で興味のある人がいじれるようになってきた感じです。現時点では、伴走やプロジェクトをCS的に支援する形が必要だと思っています。</p><p></p><p>このツールを使えば一発で終わりということでは全くなく、かなり分厚い伴走や、社内でどうセンスメイクするかが重要論点です。この辺りはまだAIにはできないので、人とAIをセットで支援するのが我々のスタンスです。</p><h3 id="hd25f52ba09">パーソルイノベーション：脱落させない計画的な職種転換</h3><p></p><p>――大谷：渡邉様、事例の紹介をお願いします。</p><p></p><p>渡邉様：まず、育成とデータの話で、極論、研修に1000万円使う分を損益で取ろうとするのはほぼ不可能です。研修をやったからその人がパフォームして売上が上がった、という研修による貢献度を見極めるのはかなり難しい。ここは我々も努力を続けないといけない部分です。</p><p></p><p>たとえば大手化粧品メーカー様のような、トラディショナルで事業規模も大きくグローバルな会社では、従業員を「脱落させない」ことが非常に重要です。DXをしたいのはあるけれど、従業員に新しいチャレンジを安心して受けてもらいたいという、セーフティネットの観点も重視されます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/8aff321ee38240fc8276818bee7d23d9/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(29).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>半田さんの話のように、人っぽくサポートを続けながら脱落させないことが1つの評価ポイントです。</p><p></p><p>プラスして、計画的な職種転換の蓋然性を高めるところです。たとえば入社5〜10年目の営業が10人来たら、8人ほどは6ヶ月ほどで情シスに職種転換できますよ、というプログラムの耐久性・確実性をいくつか持っておくことが、これくらい大きな会社になると重要です。</p><p></p><p>ヘッドカウントが足りずうまく回らないのが一番問題だったりするので。マイナスを生まない、その上でどれだけプラスを増やせるか、という2つの観点でお話ししています。</p><p></p><p>――大谷：半田様、この事例について気になるところがあればお願いします。</p><p></p><p>半田様：質問です。会社側はチェンジしてほしいけれど、今だと個人が転職してしまう、ということもあると思います。人事の方はどんな苦労や難しさを抱えているのか、実際にやられている中で感じることを伺えればと思います。</p><p></p><p>渡邉様：人事の方からすると、研修を用意して「じゃあチェンジだ」というのはなかなか難しい。だからこそ、研修で模擬的に、かつ長い期間チャレンジしてもらうインターン的なものを用意し、アセスメントも取るので、それを1つの動機付けのきっかけにしていただく活用設計がいいのではないかと思います。</p><p></p><p>実際やってみて向いている・成果が出たということで、個人のキャリアと会社の事業ニーズの整合性をうまく合わせていくイメージです。</p><p></p><p>――大谷：鈴木様、一言コメントがあればお願いします。</p><p></p><p>鈴木：営業から情シスへというのは大きなキャリアチェンジだと思いますが、それは何ヶ月くらいで実際にできるものですか。</p><p></p><p>渡邉様：最短だと6ヶ月です。月に100時間ほどは勉強していただくことになるので、社内だと「これはライザップだ」と共通言語になりつつあります。社内要因も外部のマーケット要因も、急速にこの職種が必要だというポジションには、そうした短期で進める判断も必要です。</p><p></p><p>会社としては引き出しの準備が必要だろうということですね。</p><p></p><h2 id="h07ad6b84bd">視聴者Q&amp;Aとクロージング──HRプロダクト全体で広がるAI活用</h2><p></p><p>――大谷：視聴者の方から質問が来ています。「スカウトメッセージを送られた側としては、AIを用いてメッセージ内容の検討に加え、メッセージ送信者の経歴を含めた検討をすると思います。これらの対応がなされることを前提として、スカウトメッセージを送る側から見て効果的な施策があればお聞かせください」。いかがでしょうか。</p><p></p><p>鈴木：スカウトの目的はあくまで振り向いてもらうことで、人それぞれ振り向くポイントが違うところにAIを使う、と私は捉えています。メッセージ送信者の経歴は動かせない事実・ファクトなので、ここで嘘をつくことは絶対にしません。</p><p></p><p>あくまでこの経歴の中で、相手の方のどこをお手伝いできるか、です。</p><p></p><p>たとえば私にエンジニアの経験が少しあれば、「私はジュニアで諦めてしまったが、その諦めるポイントもお話しできます」「どういう企業でどういうキャリアを作れるか、うちの会社のメンバーの具体的な話ができます」と、いろいろな観点で広げる必要があります。</p><p></p><p>あくまでその方に振り向いてもらいやすいよう、どうAIを使っていくかだと思います。</p><p></p><p>――大谷：最後に、鈴木様からまとめをお願いします。</p><p></p><p>鈴木：改めて半田様、渡邉様、貴重なお話をありがとうございました。私も知らない部分がたくさんあり、採用後の領域がそこまで進化しているのか、という発見がありました。</p><p></p><p>共通して言えるのは、AIの活用はこれから先も含めて不可逆で、やっていくのなら積極的にスピード感を持ってやっていくべきだ、ということです。</p><p></p><p>我々のような採用プラットフォーム、リスキリングのプラットフォーム、評価・育成の領域も踏まえて、HRプロダクト全体で、これまでになかったデジタル・AIを使った価値創造ができる時代になってきたと感じています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/bac91918528c4928b47339106a3791cf/20250424_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%94%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89_AI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%82%92%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97%E8%82%B2%E6%88%90%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%20(30).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>ぜひ競争・協創していきながら、必要なサービスを必要な形で取り入れ、データを無駄なく使っていただけたら嬉しいです。</p><p></p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p></p><p>エンジニア採用市場が逼迫する中で、AIは「採用」と「育成」の双方をすでに大きく変えつつあります。一方で、3社の実践に共通していたのは、AIに全てを委ねるのではなく、客観的なデータを起点に採用・育成・評価を一気通貫でつなぎ、その周りを人が伴走するという思想でした。</p><p></p><p>スカウトの個別最適化、スキルの可視化と人事データ分析、リスキリングによる適材配置。アプローチは異なっても、「点を線にする」という考え方は共通しています。自社のどの工程からデータを取り始めるか、まずはその一歩を持ち帰っていただければ幸いです。</p>

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## [【イベントレポート】【元・人材エージェントが教える】 エージェントに候補者を紹介されないウラの理由 〜主体性を引き出すコミュニケーション術を解説〜](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_49)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 光山 豪太
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>人材エージェントを活用しているのに、思うように候補者を紹介してもらえない。マッチ度が低い、ペルソナのニュアンスが伝わらない、レスが遅い──こうした採用現場の悩みは、多くの企業に共通するものです。</p><p></p><p>その「紹介されない理由」には、エージェントが表向きに伝える理由とは別に、なかなか口にされない「裏の理由」が存在します。</p><p></p><p>2025年4月28日、株式会社overflow Offers事業部でカスタマーサクセスマネージャーを務める光山豪太が登壇し、「【元・人材エージェントが教える】エージェントに候補者を紹介されないウラの理由」をテーマにウェビナーを開催しました。光山は前職で約10年間、転職エージェントに在籍していました。</p><p></p><p>本記事では、エージェントから紹介されない「表と裏」の理由、多くの採用担当が見落としている本当の問題である「本気度」、そしてエージェントが本気で動きたくなる「超本気な会社」の具体的な3つの事例まで、当日の内容をまとめてお届けします。</p><p></p><h2 id="h5028232201">エージェント活用のすれ違いと、紹介されない「表と裏」の理由</h2><p></p><p>エージェント活用でよく聞くお悩みとして、私がエージェント時代にクライアントから実際にいただいたご意見をご紹介します。「そもそもマッチ度が低い」「紹介をもっと多くしてほしい」「ペルソナのニュアンスが伝わっていない」「フィードバックの頻度が少ない、レスが遅い」「最終フェーズで期待値がずれている」「情報不足で何を伝えたらいいか不明確」といった声です。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/76c1a53b2cac4ffe9879a6ca263bc667/20250428_%E3%80%90%E5%85%83%E3%83%BB%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AB%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E3%82%92%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1%E3%80%9C%E4%B8%BB%E4%BD%93%E6%80%A7%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A1%93%E3%82%92%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%80%9C.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>今日の内容ですべてが解消されるわけではありませんが、こうしたお悩みに対してどんなアクションを取ればエージェントをよりアクティブに動かせるのか、そのヒントになればと思っています。</p><p></p><p>そのうえで、エージェントから紹介されない理由を「表」と「裏」に分けてお話しします。表の理由は、私自身もエージェント時代によく言い訳に使ってしまっていたものですが、「マッチする候補者がいない」「御社の魅力を伝えきれていないので興味を持ってもらえない」というものです。もちろん、こうした表の理由も実際にあります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/bb1ebce97c6d44f4afa8107ce803adba/20250428_%E3%80%90%E5%85%83%E3%83%BB%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AB%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E3%82%92%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1%E3%80%9C%E4%B8%BB%E4%BD%93%E6%80%A7%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A1%93%E3%82%92%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%80%9C%20(1).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>ただ、裏にはもう一つの理由があります。候補者が求人に魅力を感じていない、あるいは感じてもらえるだけの魅力出しができていない。推薦しても通過率がとても低い。企業とのコミュニケーションが取りづらく、フィードバックが遅い、または不十分である──こうした状況です。エージェント側のコンサルタントとしての責任もありますが、推薦がなかなか通らなかったり、フィードバックがなかったりすると「ちょっと紹介しづらいな」というのが、正直なところありました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/ee602c0016514bd9ad0d834388c5befa/20250428_%E3%80%90%E5%85%83%E3%83%BB%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AB%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E3%82%92%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1%E3%80%9C%E4%B8%BB%E4%BD%93%E6%80%A7%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A1%93%E3%82%92%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%80%9C%20(2).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h2 id="h6e8a1fe07a">多くの採用担当が気づいていない本当の問題は「本気度」</h2><p></p><p>本当の問題は「本気度」だと考えています。その本気が、エージェント側に正しく伝わっていないのではないか、ということです。採用に関わる方はやはり本気だと思うのですが、その本気がエージェント側に正しく伝わっているのか、日々の行動に本気が現れているのかを、少し振り返っていただきたいのです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/8b0dfa994ebe49cc86a63eb680ba962a/20250428_%E3%80%90%E5%85%83%E3%83%BB%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AB%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E3%82%92%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1%E3%80%9C%E4%B8%BB%E4%BD%93%E6%80%A7%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A1%93%E3%82%92%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%80%9C%20(3).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>エージェントが「本気じゃないかも」と感じてしまうのは、次の3点です。「レスポンスが遅い」「フィードバックが短く具体的でない」「事前情報がない、または広く浅い」。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/a64d001183164543a8b66a9c99efd88b/20250428_%E3%80%90%E5%85%83%E3%83%BB%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AB%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E3%82%92%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1%E3%80%9C%E4%B8%BB%E4%BD%93%E6%80%A7%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A1%93%E3%82%92%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%80%9C%20(4).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>レスが遅いと「本気じゃないのかも」「ちょっと放置されているな」という感覚になります。フィードバックが一行しかなかったり、事前にお伝えいただく情報が少なくて、どのエージェントにでも使い回せるようなものになっていたりすると、「広く浅くなっているな」「もっと濃い情報をいただきたいな」と感じてしまいます。そうしたお付き合いになっていると、どうしても「本気じゃないかも」と受け取ってしまうのです。</p><p></p><h2 id="hc13cf30f9d">エージェントが本当に組みたいのは「超本気な会社」</h2><p></p><p>実際のところ、エージェントは「超本気な会社」とお付き合いしたいと思っています。超本気な会社はスタンスがまったく違いますし、その本気を当てられると、こちらも「やらなきゃ」という気持ちになってきます。だからこそ超本気な会社とお付き合いしたいですし、それをどうアクションに落とし込んでいただくかが、エージェントを動かすポイントだと思っています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/94426f49acf74093b59b33f9232a4c93/20250428_%E3%80%90%E5%85%83%E3%83%BB%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AB%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E3%82%92%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1%E3%80%9C%E4%B8%BB%E4%BD%93%E6%80%A7%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A1%93%E3%82%92%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%80%9C%20(5).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>なぜ超本気な会社を求めるのか。超本気な会社とお付き合いすると、候補者の方にも全力でおすすめしたいという気持ちになれるからです。「これだけ採用に本気なんですよ」とおすすめしやすくなります。さらに、こうしたお付き合いは他のエージェントとの差別化にもつながり、私たちエージェントとしての付加価値も上がっていきます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1c0636ca9fb04c258fc61d454dcbab5f/20250428_%E3%80%90%E5%85%83%E3%83%BB%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AB%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E3%82%92%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1%E3%80%9C%E4%B8%BB%E4%BD%93%E6%80%A7%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A1%93%E3%82%92%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%80%9C%20(6).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>エージェント業というのは、組織に属していても属人的なものです。担当している候補者からの信頼の積み上げが最大のリソースであり、企業と候補者、両方の信頼をいかに築けるかがエージェントにとって一番大事なことです。超本気な企業は、候補者に対する信頼失墜のリスクを減らしてくれる存在でもあります。だからこそ、私たちは超本気な会社と組みたいと思うのです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/d3efe51fac8f48c7a97edefb6af60a6f/20250428_%E3%80%90%E5%85%83%E3%83%BB%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AB%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E3%82%92%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1%E3%80%9C%E4%B8%BB%E4%BD%93%E6%80%A7%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A1%93%E3%82%92%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%80%9C%20(7).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p></p><h2 id="hd902802d20">「超本気」が伝わる3つの事例</h2><p></p><p>超本気な会社には、「経営陣を巻き込んで採用プロジェクトを推進している」「現場メンバーや役員との接点を作ってくれる」「組織全体で採用に協力的である」という3つの特徴があります。現場や役員の方と直接つなげてくれて、解像度の高い情報をキャッチアップできる場を設けてくれる。企業の側から「こういう場を作りましょう」と声をかけていただくこともあります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/bf0e332b91ab4938afae490bfc7194fc/20250428_%E3%80%90%E5%85%83%E3%83%BB%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AB%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E3%82%92%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1%E3%80%9C%E4%B8%BB%E4%BD%93%E6%80%A7%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A1%93%E3%82%92%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%80%9C%20(8).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>ビジネスサイドであれエンジニアリングサイドであれ、「こういう方が入社しました」「この人と話してみてください」という場が用意されていると、経営陣を巻き込んでくれているのだなと感じます。そして解像度が高まると、「本気でおすすめしたい」という気持ちに切り替わっていきます。特にシニア・ハイクラスの方との面談になるほど、信頼関係を築くためのスピードと質が両方求められるため、この情報提供と人の巻き込みは大きなポイントになります。</p><p></p><p>ここからは、実際に「超本気」が伝わった3つの事例をご紹介します。</p><p></p><h3 id="h1a52ee2e26">事例1：役員クラスが自らエージェントに人材要件を説明する</h3><p></p><p>1つ目は、役員クラスが自らエージェント側に人材要件を説明してくださった事例です。ある重要なポジションを採用するとき、人事やマネージャーの方だけでなく、担当役員の方も同席してくださいました。役員自ら、求人に期待することや次の事業展開、考えていることを語ってくれるのです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/08cfd71cf5324c1fb80fa17c41b45009/20250428_%E3%80%90%E5%85%83%E3%83%BB%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AB%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E3%82%92%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1%E3%80%9C%E4%B8%BB%E4%BD%93%E6%80%A7%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A1%93%E3%82%92%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%80%9C%20(9).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>エージェントが人材要件を固める段階でこうした話をキャッチアップできると、「この方に会ってもらおうかな」「役員の方とディスカッションしてもらえたら合いそうだな」というところまでイメージできます。最初の段階で役員クラスが人材要件を説明してくれたり、求人自体を一緒に作成したりするのは重要なポイントで、ここまでやっていただけると、本当にこの組織・この事業を成長させるために人を紹介したいという気持ちが湧き上がってきます。</p><p></p><h3 id="hedd7febbe7">事例2：面接担当者が候補者ごとの認識を合わせてくれる</h3><p></p><p>2つ目は、面接の担当者が候補者ごとの認識を一緒に合わせてくださる事例です。二次面接・最終面接の前に、「こういう面接官がいるので候補者に会ってもらえませんか」「一次面接のフィードバックを踏まえてどんなポイントで何を聞きたいのか」「実はこういうところにギャップを感じているのですが、どうですか」といったことをエージェントに聞いてくれて、認識を合わせようとしてくれます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/cd4e7c53509e4b48b1fd445682039032/20250428_%E3%80%90%E5%85%83%E3%83%BB%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AB%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E3%82%92%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1%E3%80%9C%E4%B8%BB%E4%BD%93%E6%80%A7%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A1%93%E3%82%92%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%80%9C%20(10).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p></p><p>最終面接の前にも、現場のマネージャーとの面接後に、最終面接官である代表や役員の方が「現場からこういう印象があるが実際どうですか」「こういう点が懸念として上がっています」と踏み込んで、オープンな質問の内容まで共有してくれることがありました。「この質問を開示しても対策できるわけではないので、本人のキャリアやWillをしっかり掘り下げてきてください」というところまで情報を開示してくれて、ステータスごとに見ているポイントや、候補者ごとのポジティブ・ネガティブな印象を包み隠さず話してくれるのです。</p><p></p><p>こうした認識合わせができると、候補者の方に「意図していないけれど、こういう見られ方をしていますよ」「この面接からこういうポジティブな評価が生まれていますよ」とお伝えできます。ネガティブな点も正直にお伝えすることで、候補者の意欲が上がったり、面接官の印象が良くなったりする。フィードバックと認識合わせには良い効果しかないと思っていますので、面接前の候補者ごとの認識合わせは、ぜひやっていただきたいです。</p><p></p><h3 id="h211a765691">事例3：組織全体で採用活動にコミットする</h3><p></p><p>3つ目は、同じ部署のメンバーや役員だけでなく、組織全体で採用活動にコミットしている事例です。たとえば最終面接合格が近づき内定を出したいというとき、その前後でメンバーとのミーティングやディスカッションの場を設けてもらい、入社後のイメージを候補者に掴んでもらうカジュアル面談のような場を、最終面接前に用意していただいたことがありました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/78ff697747dd4e52a744d4cebf772b5d/20250428_%E3%80%90%E5%85%83%E3%83%BB%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AB%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E3%82%92%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1%E3%80%9C%E4%B8%BB%E4%BD%93%E6%80%A7%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A1%93%E3%82%92%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%80%9C%20(11).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>また、内定後に他社と迷っている候補者に対して、出社日に合わせて現場の方やマネージャーとの交流会を開いてもらったこともあります。同じチームや横の組織の方々が入って、候補者1人に対して7〜8人でいろいろと話せる場を設けていただきました。その中に役員やマネージャー、まったく別の部署の方もいて、いろいろな角度から話を聞くことができ、「この人の採用に本当にコミットしてくれたな」と感じた経験です。</p><p></p><p>超本気な会社は、ここまで組織全体で採用活動にコミットしてくれますし、何かあったときにこうした連携ができます。エージェント側としても「一緒にやっている」という感覚が持てますし、担当だけが頑張るのではなく、一緒に頑張れる。今あげた3つの事例のうち一つでも実践していただくと、エージェントのコンサルタントの意識が、どんどん企業の方へと向いていくと思います。</p><p></p><h2 id="haeb231e0fa">エージェントを動かす秘訣は「ワンチーム」</h2><p></p><p>エージェントを動かす秘訣は「ワンチーム」です。広く浅くではなく、ど真ん中に情報の厚みと熱量を加えていただいて、一緒にスクラムを組んでほしいのです。一緒にスクラムを組むと一体感が生まれますし、パスを繋いでもらえる一員だという実感が持てると、巻き込んでもらえている感覚にもなります。そんな超本気な熱を帯びた人たちと一緒に働けると、「なんとか一名紹介したい」という気持ちにつながっていくのではないかと思います。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/f6d90b1488774f05a79e4d699ab6a530/20250428_%E3%80%90%E5%85%83%E3%83%BB%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%91%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AB%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E3%82%92%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1%E3%80%9C%E4%B8%BB%E4%BD%93%E6%80%A7%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A1%93%E3%82%92%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%80%9C%20(12).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>エージェントは、基本的に人や組織が好きです。巻き込んでもらえればもらうほど、「その方の役に立ちたい」「自分が紹介した方でその事業を成長させたい」という気持ちになります。採用成功は皆さんのゴールだと思いますが、その採用成功というトライに向かって「ともに走らせてくれる企業と出会いたい」とエージェントは思っています。ぜひ、ワンチームの一員として巻き込んでいただければと思います。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/e9347d3b01254288a7205ac372eeaff9/image.png" alt="" width="1364" height="765"></figure><p></p><h2 id="hf566cdf9e2">参加者Q&amp;Aで深掘りする実践のポイント</h2><p></p><p>ウェビナーの後半では、視聴者から寄せられた質問に光山が回答しました。エージェントとの接点づくりやコミュニケーション頻度など、現場で実践しやすい問いが並びました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b1e944536e004053a6f9a82bb57059ff/image.png" alt="" width="1651" height="937"></figure><p></p><p><strong>質問：</strong> 企業側が本気だという姿勢をエージェント側に示す方法として、具体的にどんなやり方がありますか？</p><p></p><p>光山：先ほどのアクションの中にもありましたが、現場の方や役員との接点を作ることだと思います。エージェントは候補者に企業のカルチャーや仕事内容を代わりに伝える立場ですので、解像度の高い情報をどれだけキャッチアップさせてもらえるか、そういう接点をどれだけ作るかが、具体的なやり方として一番効果的だと思います。</p><p></p><p><strong>質問：</strong> 採用活動でエージェントからの紹介に依存している状況ですが、やはり問題なのでしょうか？</p><p></p><p>光山：「問題です」という言い方はしませんが、完全に依存するのは避けたほうがいいと思います。エージェント自体は採用パートナーとして非常に有用ですので活用いただきつつ、ダイレクトリクルーティングなど他の手法も検討いただければと思います。やり方と状況を踏まえて、エージェントや他の手法を採用戦略に組み込んでいただくのがよいかと思います。</p><p></p><p><strong>質問：</strong> スタートアップだと代表や役員が出てきやすい体感がありますが、大企業でも出てきているのでしょうか？</p><p></p><p>光山：私が経験してきた中では、一番大きいところで800〜1000名規模の企業でも、役員の方が出てきてくださっていました。事例に挙げた「直接人材要件を説明してくれる」「最終面接前に認識を合わせてくれる」というのは、その規模の役員の方でも経験があります。企業規模に依存するというより、スタートアップだけではない、という認識を持っていただければと思います。</p><p></p><p><strong>質問：</strong> 候補者向けのPDF資料をエージェントにシェアしている企業は多いですか？また、それは効果的ですか？</p><p></p><p>光山：シェアしている企業さんは多いですね。エントランスブックやコンテンツを提供してくださる企業さんも多いです。ただ、いただくことはいただくのですが、どのポイントをそのポジションの方に「刺さる部分」として話すのかは、資料を見るとどうしても満遍なく話してしまいます。「実は刺さる情報はここなんです」「このポジションはこのページを一番厚く伝えてください」というコミュニケーションが必要です。シェアした後のフォローを、ぜひいただければと思います。</p><p></p><p><strong>質問：</strong> 役員や現場メンバーとエージェント担当者の接点設定は、どのタイミングがいいですか？</p><p></p><p>光山：二次面接・三次面接など、面接が通過した時点でフィードバックをいただき、接点を設けていただけたらと思います。内定前だとポジティブ・ネガティブや懸念点が上がってくると思いますので、それを踏まえてフィードバックをテキストに起こしていただく機会もあります。実際のセッションとして場を設けるのが、タイミングとしてはベストだと思います。</p><p></p><p><strong>質問：</strong> エージェント時代に重視していたKPIは何でしたか？また、企業の本気度を数値で表すとしたら？</p><p></p><p>光山：私が重視していたKPIは、書類の通過率と内定の取得率です。紹介した方がどれだけ通過するかは目線が合っているかどうかに直結しますし、内定の取得率は、どれだけ一緒にスクラムを組んで情報提供し、候補者に「いい」と思ってもらえるかに関わります。企業の本気度を数値に表すとしたら、内定の取得率に近いと思います。いかに情報提供してアトラクトし、内定取得率を上げるか。これは一緒に取り組むKPIだと思います。</p><p></p><p><strong>質問：</strong> 本気でお付き合いするエージェントは何社くらいが適切ですか？数十社契約していますが、すべてと密にコミュニケーションを取るのは現実的ではないと感じています。</p><p></p><p>光山：確かにそうですね。エージェント側としても「広くアサインされているな」と感じることがあります。いろいろな採用担当の方に聞くと、一番手厚くできるのは5社ぐらいだという話を聞きます。5社ぐらいと月1回の定例を組んで、各社ごとに試行錯誤したり採用の相談をしたりする、というイメージです。数十社の中から、エージェントが持つネットワークやデータベースの相性を踏まえて5社ぐらいに絞ってみると、いろいろなことが見えてくると思います。</p><p></p><p><strong>質問：</strong> 信頼を得るために、日頃どういったやり取りをすべきでしょうか。頻度のアドバイスをお願いします。</p><p></p><p>光山：コミュニケーションはスピードだと思っています。書類推薦・面接・面談のフィードバックを、翌日もしくは翌々日以内にいただけると、「この会社は超本気なんだな」と感じます。それぐらいの目安で、ぜひ返答していただければと思います。</p><p></p><p><strong>質問：</strong> 少し前はフィーアップのキャンペーンが効果を発揮したと思いますが、最近はそうでもない印象です。現在効果的な取り組みはありますか？</p><p></p><p>光山：最近はフィーアップの話自体もあまり聞かなくなってきました。シニア・ハイクラスの方々へのアクションは、フィーアップよりも、いかにエージェントと企業がタッグを組めるかになってきています。特にエンジニアの場合、候補者が選択肢として有利に立つことが多いので、その方のWillを叶えるために「社内でこういう人を引っ張ってきました」「この方はVPoEと話しましょう」というように、他社がやっていない付加価値を一緒に作れるかが効果的だと思います。採用競合になりそうな候補者に対して、社内で誰が口説けるのか。そこにぜひ取り組んでいただきたいと思います。</p><p></p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p></p><p>エージェントから候補者を紹介されない「裏の理由」をたどっていくと、行き着くのは企業の「本気度」が伝わっているかどうかでした。レスポンスのスピード、フィードバックの具体性、事前情報の厚み。そして、役員や現場を巻き込んで解像度の高い情報を共有し、組織全体で採用にコミットする姿勢です。</p><p></p><p>エージェントを「外注先」ではなく「ワンチームの一員」として巻き込むこと。それが結果的に、候補者紹介の量と質を引き上げていきます。まずはフィードバックのスピードと、現場・役員との接点づくりから。明日試せる第一歩として、持ち帰っていただければ幸いです。</p>

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## [【イベントレポート】採用でAIはどう使う！？〜採用×AIに挑む2名が本音で語る現場のリアルと成功事例〜【ペルソナ設定からスカウト、候補者評価まで】](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_47)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 鈴木 裕斗, 石川 徹
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>「採用にAIを活用したいが、どこから始めればいいかわからない」——そう感じる採用担当者は少なくありません。AIツールの選択肢は増える一方で、何をどう使えば実際の成果につながるのかは、まだ現場で手探りが続いているのが実情です。</p><p></p><p>2025年4月17日、株式会社HR Force 事業開発企画 ゼネラルマネージャーの石川 徹氏と、overflow 代表取締役CEO 鈴木裕斗によるウェビナー「採用でAIはどう使う！？〜採用×AIに挑む2名が本音で語る現場のリアルと成功事例〜」が開催されました。</p><p></p><p>HR Forceは創業8年目、HRとデジタルのかけ合わせで中小企業の採用を支援してきた企業です。石川氏自身も業務外でAIを活発に活用されています。Offersはエンジニア採用に特化したハイクラスプラットフォームで、スカウト自動生成・求人生成など複数のAI機能を提供しています。</p><p></p><p>ウェビナーでは「ターゲットペルソナの設計」から「スカウトメッセージ」「求人原稿」「候補者評価」まで、採用ファネル全体にわたるAI活用のリアルが語られました。本記事ではそのポイントをまとめてお届けします。</p><p></p><h2 id="h98768f4444">まず揃えたい前提——ターゲットとペルソナ、採用AIを使う前に混同しがちな2つの違い</h2><p></p><p>――鈴木：採用現場で「ターゲット」と「ペルソナ」という言葉はよく使われますが、石川さんはこの2つをどう使い分けていますか？</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/2174456a2fa142079189adaa3449a49c/%E3%80%90%E7%89%B9%E5%85%B8%E8%B3%87%E6%96%99%E3%80%91%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%A7AI%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E4%BD%BF%E3%81%86%EF%BC%81%EF%BC%9F%E3%80%9C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97AI%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%802%E5%90%8D%E3%81%8C%E6%9C%AC%E9%9F%B3%E3%81%A7%E8%AA%9E%E3%82%8B%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%A8%E6%88%90%E5%8A%9F%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%80%9C%E3%80%90%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%88%E3%80%81%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%91.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>石川様：明確な違いがあります。ターゲットは定量データをもとにしたターゲティングの手法で、主にグループの分類や広告の配信枠の設計に使うものです。一方、ペルソナは定量データに加えて定性データが入ります。悩みや価値観、考えていること——それらを含めて、グループではなく個人レベルで落とし込んでいくものです。</p><p></p><p>たとえば、私自身を例に出すと、「川崎市在住の男性30代」というのがターゲットのレベルです。「石川徹39歳、川崎市在住、週末はフロンターレを応援している」というのがペルソナのレベルです。これくらい情報の粒度が違います。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/8eadaab8b5e54dc99d12ee5f7082ae6b/%E3%80%90%E7%89%B9%E5%85%B8%E8%B3%87%E6%96%99%E3%80%91%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%A7AI%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E4%BD%BF%E3%81%86%EF%BC%81%EF%BC%9F%E3%80%9C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97AI%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%802%E5%90%8D%E3%81%8C%E6%9C%AC%E9%9F%B3%E3%81%A7%E8%AA%9E%E3%82%8B%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%A8%E6%88%90%E5%8A%9F%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%80%9C%E3%80%90%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%88%E3%80%81%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%91%20(1).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>石川様：具体的な例でいうと、「首都圏在住」というターゲット設定から、「杉並区の3LDKのマンションに奥様と小学生のお子さん2人で暮らし、時間がない、育児との両立が課題」というところまで落とし込むのがペルソナです。さらに「YouTubeで時短動画系を見る」という情報があって初めて、「長尺ではなく短尺動画で訴求しよう」という戦術につながります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/df6a9b4064784f439e27e01be970fb9c/%E3%80%90%E7%89%B9%E5%85%B8%E8%B3%87%E6%96%99%E3%80%91%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%A7AI%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E4%BD%BF%E3%81%86%EF%BC%81%EF%BC%9F%E3%80%9C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97AI%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%802%E5%90%8D%E3%81%8C%E6%9C%AC%E9%9F%B3%E3%81%A7%E8%AA%9E%E3%82%8B%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%A8%E6%88%90%E5%8A%9F%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%80%9C%E3%80%90%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%88%E3%80%81%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%91%20(2).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>この粒度の違いを理解しておくことが、採用でAIを使いこなす上での出発点です。採用面接の質問設計や、求人のコピー、スカウト文の作成に重要なのはターゲットではなくペルソナです。このペルソナというものをどれだけ具体的にイメージできるかによって、AIのアウトプット精度が相当変わります。</p><p></p><h2 id="h2eef72254b">採用ペルソナの精度を決める2つのデータ——高パフォーマー分析と離職者データの「足し引き」</h2><p></p><p>――鈴木：採用ペルソナを作る際にAIを使うとして、どんなデータを用意すればいいのでしょうか？</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b383e841bf3b45b4b40433095d73d332/%E3%80%90%E7%89%B9%E5%85%B8%E8%B3%87%E6%96%99%E3%80%91%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%A7AI%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E4%BD%BF%E3%81%86%EF%BC%81%EF%BC%9F%E3%80%9C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97AI%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%802%E5%90%8D%E3%81%8C%E6%9C%AC%E9%9F%B3%E3%81%A7%E8%AA%9E%E3%82%8B%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%A8%E6%88%90%E5%8A%9F%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%80%9C%E3%80%90%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%88%E3%80%81%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%91%20(3).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>石川様：マーケティングペルソナと採用ペルソナは、取得するデータがまず違います。顧客インタビューを取りながらペルソナを作っていますという場合、採用ペルソナとしては外れてしまう可能性があります。</p><p></p><p>採用ペルソナに必要なのはこの2つです。ひとつは社内の<strong>高パフォーマーの分析</strong>——1on1のデータや業績、その人の行動の癖といったものをデータ化します。もうひとつは<strong>離職者のデータ</strong>——離職者データをいかにデジタル化できるか。高パフォーマーのデータで足し算、離職者データで引き算をすることで、非常に強いデータセットが作れます。</p><p></p><p>――鈴木：やはり元のデータが重要ということですよね。良いスカウトや求人を作るためのペルソナを作るには、データを溜めることが第一前提になりますか？</p><p></p><p>石川様：そうですね。一般的なデータを出力するのはもう誰でもできてしまうので、差別化するポイントは自社のユニークデータをどれだけ溜められるか、そしてそれを分類された状態でAIに渡せるかどうかです。</p><p></p><p>たとえば私のデモで出てきたストーリーも、実はお客様にご提案して成果が良かったケースの要素を分解してAIに読み込ませています。こういった自社の実績データが蓄積されていることで、汎用的なアウトプットとは違う精度が出てきます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/9e8a7dcfa9234d3292fd78918e96dc18/%E3%80%90%E7%89%B9%E5%85%B8%E8%B3%87%E6%96%99%E3%80%91%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%A7AI%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E4%BD%BF%E3%81%86%EF%BC%81%EF%BC%9F%E3%80%9C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97AI%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%802%E5%90%8D%E3%81%8C%E6%9C%AC%E9%9F%B3%E3%81%A7%E8%AA%9E%E3%82%8B%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%A8%E6%88%90%E5%8A%9F%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%80%9C%E3%80%90%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%88%E3%80%81%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%91%20(5).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>石川様：AIを使ったペルソナ生成のフローとしては、まず事前知識をAIにインストールします。事前知識を与えることでAIが動きやすくなり、アウトプットがブレなくなります。その後「ペルソナを生成してください」と指示すると、共感マップの形でペルソナが作られ、最終的に個人のプロファイリング——たとえば「吉田正太さん32歳」という具体的な人物像まで落とし込まれます。さらにその人物の転職ストーリーまで作ることで、クリエイティブのイメージが具体化していきます。求人票を読み込ませて「ペルソナを作ってください」と言うだけで、この精度まで上がってきます。</p><p></p><h2 id="hd8c35f311c">スカウト工数80%削減の裏側——「ワンポチ」を支える複数LLM連携の設計思想</h2><p></p><p>――石川様：さっきのBefore Afterも実は2〜3回壁打ちしてブラッシュアップしていましたが、Offersはワンポチでできるとのこと。何が違うんですか？</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/4c9f09c63602475e9ae418f5ad7784dc/%E3%80%90%E7%89%B9%E5%85%B8%E8%B3%87%E6%96%99%E3%80%91%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%A7AI%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E4%BD%BF%E3%81%86%EF%BC%81%EF%BC%9F%E3%80%9C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97AI%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%802%E5%90%8D%E3%81%8C%E6%9C%AC%E9%9F%B3%E3%81%A7%E8%AA%9E%E3%82%8B%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%A8%E6%88%90%E5%8A%9F%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%80%9C%E3%80%90%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%88%E3%80%81%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%91%20(6).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p></p><p>鈴木：候補者のレジュメと自社の求人を読み込んで、共通項を洗い出し、「なぜあなたにスカウトを送るのか」の部分を自動生成します。</p><p></p><p>今日はデモとして弊社CTO大谷のOffersプロフィールを使いました。求人を選択してAI生成ボタンを押すと、大谷のレジュメからキャリアや開発経験が、求人から活用できるスキルやポジションの詳細が引っ張り出され、「なぜあなたがこの求人に合うのか」を説明する文面が自動生成されます。このまま送るもよし、ここにペルソナを踏まえたエモーショナルな味付けを加えるとさらに良いスカウトになります。実績として、工数の80%削減、返信率が2.4倍になった企業様が出ています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/3a59225d83e54f63a674204dd891b941/%E3%80%90%E7%89%B9%E5%85%B8%E8%B3%87%E6%96%99%E3%80%91%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%A7AI%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E4%BD%BF%E3%81%86%EF%BC%81%EF%BC%9F%E3%80%9C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97AI%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%802%E5%90%8D%E3%81%8C%E6%9C%AC%E9%9F%B3%E3%81%A7%E8%AA%9E%E3%82%8B%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%A8%E6%88%90%E5%8A%9F%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%80%9C%E3%80%90%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%88%E3%80%81%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%91%20(7).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>石川様：これは本当に助かります。私も数年前にエンジニアを採用しようとして、相当苦労しました。言語やスキルの話が全然わからない中で、何とか勉強しながらスカウトを書いていたので、猛勉強しなくてもちゃんとしたスカウト文章が取れるというのは、当時の自分に教えてあげたかった機能です。</p><p></p><p>――石川様：ちなみに今日のデモでのBefore Afterも、実は私のプロンプトも2〜3回対話しながらブラッシュアップしています。ワンポチで出るOffersとは、何が違うんですか？</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/04bb4751ffda4d448f9e9716b777a405/%E3%80%90%E7%89%B9%E5%85%B8%E8%B3%87%E6%96%99%E3%80%91%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%A7AI%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E4%BD%BF%E3%81%86%EF%BC%81%EF%BC%9F%E3%80%9C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97AI%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%802%E5%90%8D%E3%81%8C%E6%9C%AC%E9%9F%B3%E3%81%A7%E8%AA%9E%E3%82%8B%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%A8%E6%88%90%E5%8A%9F%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%80%9C%E3%80%90%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%88%E3%80%81%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%91%20(8).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>鈴木：やっていることは同じです。石川さんが2〜3回壁打ちしていることを、裏では複数のLLMを組み合わせてやっています。最初はChatGPTで構造整理をして、次にClaudeで肉付けをして、最後にGeminiでアウトプットのスタイルを調整する——という形で組み合わせています。ユーザーからはワンポチに見えますが、裏では石川さんの3ポチ分くらいを処理している感じです。皆さんの工数負担を削減するために、それを内側に閉じ込めています。</p><p></p><p>石川様：AIが何人もいるのに、それが見えないというのがすごい。「存在を感じさせない」というのがメリットだと思いますが、本当にそれが実現されていますね。</p><p></p><h2 id="hb2e7a54699">ペルソナを当てるだけで求人原稿はここまで変わる——Before/Afterで見る「感情訴求」への転換</h2><p></p><p>――鈴木：求人でも、ペルソナありとなしでは出力がかなり変わるんですか？</p><p></p><p>石川様：同じプロンプトを投げても、これだけ変わります。今日は高級自動車の求人原稿を例に出しました。ペルソナなしで作った原稿は、皆さんの想像を超えないような、汎用的なキーワード訴求の文章です。そこに詳細なペルソナを当てていくと、突然エモくなります。「高級車を通して、人生の一台を」みたいな、高級ブランドのキャッチコピーのような表現が入ってくる。ペルソナが持つ考え方や価値観に対してちゃんとハマる訴求文章が生成されてきます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/c2e36134a6c845ecbbaea8ab51d241a4/image.png" alt="" width="1650" height="930"></figure><p></p><p>ターゲットだと「共通のキーワードで訴求しましょう」というキーワード広告的な発想になりますが、ペルソナを使うと「物語のアプローチで感情に刺す」というコンテンツ戦術に落とし込まれます。</p><p></p><p>――鈴木：スカウトで志望度を上げた候補者が、さらにエモい求人を見る。この連鎖が候補者体験を最適化するということですね。</p><p></p><p>石川様：そうです。スカウトでエモく刺した後に志望順位が上がった状態で求人を見せられると、さらに上がる。その連鎖をずっと作り続けることができます。Offersでは、企業情報や事業内容を入力すると、求人に合わせて事業の成長性やプロダクトの面白さを自動生成する機能も提供しています。ペルソナを組み合わせることで、この連鎖がより強くなります。</p><p></p><h2 id="hdc03350452">「心を動かすのは人間、ファクトを取るのはAI」——面接での役割分担の設計</h2><p></p><p>――鈴木：面接でAIはどう活用できますか？</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/45c4e02c62e54e1ca9354fa6af2d033d/%E3%80%90%E7%89%B9%E5%85%B8%E8%B3%87%E6%96%99%E3%80%91%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%A7AI%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E4%BD%BF%E3%81%86%EF%BC%81%EF%BC%9F%E3%80%9C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97AI%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%802%E5%90%8D%E3%81%8C%E6%9C%AC%E9%9F%B3%E3%81%A7%E8%AA%9E%E3%82%8B%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%A8%E6%88%90%E5%8A%9F%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%80%9C%E3%80%90%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%88%E3%80%81%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%91%20(10).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>石川様：面接は大きく「挨拶→アイスブレイク→質問→クロージング」という流れです。この中で一番大事なのがアイスブレイクです。ペルソナを作り、それをもとにスカウトを送っている場合、アイスブレイクでもその定性情報を活かして候補者さんの自己開示を引き出すことができます。この「心を動かす」という部分、志望順位を上げるという部分は、やはり人間がやるべきだと強く思っています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/a1b122823fc94244aec96445db54efa6/%E3%80%90%E7%89%B9%E5%85%B8%E8%B3%87%E6%96%99%E3%80%91%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%A7AI%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E4%BD%BF%E3%81%86%EF%BC%81%EF%BC%9F%E3%80%9C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97AI%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%802%E5%90%8D%E3%81%8C%E6%9C%AC%E9%9F%B3%E3%81%A7%E8%AA%9E%E3%82%8B%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%A8%E6%88%90%E5%8A%9F%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%80%9C%E3%80%90%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%88%E3%80%81%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%91%20(11).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>一方でAIが得意なのは情報の取得です。感情が関わらないところです。面接が盛り上がった後「あの人何言ってたっけ」となってしまうことって、ありませんか？私は結構あるタイプで、そうなるとミスマッチが起きてしまう。AIに会話をデータとして捉えてもらうことで、冷静な情報の列挙を取得できます。人の得意分野とAIの得意分野を有効に合わせた面接ができるというわけです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/383a95e1828f43eb88e87ce32a04716b/%E3%80%90%E7%89%B9%E5%85%B8%E8%B3%87%E6%96%99%E3%80%91%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%A7AI%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E4%BD%BF%E3%81%86%EF%BC%81%EF%BC%9F%E3%80%9C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97AI%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%802%E5%90%8D%E3%81%8C%E6%9C%AC%E9%9F%B3%E3%81%A7%E8%AA%9E%E3%82%8B%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%A8%E6%88%90%E5%8A%9F%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%80%9C%E3%80%90%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%88%E3%80%81%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%91%20(12).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>石川様：デモでは候補者のレジュメと会話データ（デモでは実際の個人情報ではなくモデルデータを使用）をAIに投げると、採用基準との一致度やコメントが生成されます。私自身の若い頃のレジュメをモデルデータとして使って検証してみたんですが、HR Forceの営業担当として評価させてみたら、総合スコア6点をいただけました。評価中はさすがにドキドキしましたが（笑）。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/cc5bad495a7b4733b677ab589a63fb81/image.png" alt="" width="1653" height="931"></figure><p></p><p>面接前にAIに聞いておく、あるいは面接後に会話データを読み込ませる——どちらのタイミングでも使えます。これによって、1人で面接をしていても2人目の意見として参照できますし、評価データがレポートとして残るので、リーダーからマネージャーへの引き継ぎが「見ればわかる」状態になります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/73746ce18c614769954a0e11133a35ff/%E3%80%90%E7%89%B9%E5%85%B8%E8%B3%87%E6%96%99%E3%80%91%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%A7AI%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E4%BD%BF%E3%81%86%EF%BC%81%EF%BC%9F%E3%80%9C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97AI%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%802%E5%90%8D%E3%81%8C%E6%9C%AC%E9%9F%B3%E3%81%A7%E8%AA%9E%E3%82%8B%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%A8%E6%88%90%E5%8A%9F%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%80%9C%E3%80%90%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%88%E3%80%81%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%91%20(13).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>――鈴木：採用現場でよくある「経営者やマネージャーからなんとなく不合格と言われるが、理由が抽象的でフィードバックしにくい」という問題も、AIの評価レポートがあれば解決しそうですね。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/7d36fa6124e54e06b58ad156bb4d55b9/%E3%80%90%E7%89%B9%E5%85%B8%E8%B3%87%E6%96%99%E3%80%91%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%A7AI%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E4%BD%BF%E3%81%86%EF%BC%81%EF%BC%9F%E3%80%9C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97AI%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%802%E5%90%8D%E3%81%8C%E6%9C%AC%E9%9F%B3%E3%81%A7%E8%AA%9E%E3%82%8B%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%A8%E6%88%90%E5%8A%9F%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%80%9C%E3%80%90%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%88%E3%80%81%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%91%20(14).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>石川様：まさにそうだと思います。AIが出した基準という「共通の軸」があれば、人事とマネージャーが衝突するのではなく、「AIの評価を改善しよう」という議論になる。非常に建設的で、フィードバック工数も下がります。</p><p></p><h2 id="h09932d50b9">AIの評価が引き出す「心理的安全性」——普段黙っているメンバーが大量フィードバックを入れた理由</h2><p></p><p>――鈴木：AIが出した評価に対して、チームはどう反応するんですか？</p><p></p><p>石川様：これが意外と面白くて、AIが出した評価には、みんながめちゃくちゃ意見を言うんですよ。上司が出した評価だと、メンバーとしては「くつがえすのは難しい」と感じる。でもAIが出したからというだけで、「AIがやったことだから叩いても大丈夫」という安心領域ができるらしく、フィードバックが大量に入ってきます。</p><p></p><p>実際に体験したエピソードがあって、自分で作った提案書を「AIが作った」と言ってメンバーに出したことがあります。そうしたら普段黙っているメンバーが大量にフィードバックしてきて、けっこうへこみました（笑）。でもそこで「これは使える」と思いました。評価や提案のように、みんながやや言いづらいと感じるものはAIを経由させたほうが、精度が上がるし組織が動きやすくなる。採用評価でも同じことが起きます。</p><p></p><p>――鈴木：AIを通すことで、むしろ引き出しやすくなるということですね。</p><p></p><p>石川様：そうです。AIがやったという媒介があることで、心理的安全性が高まる。採用評価だけでなく、いろんな場面で意識して使ってみると面白いと思います。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/e4f8e902c68e47118b43e9f292836670/%E3%80%90%E7%89%B9%E5%85%B8%E8%B3%87%E6%96%99%E3%80%91%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%A7AI%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E4%BD%BF%E3%81%86%EF%BC%81%EF%BC%9F%E3%80%9C%E6%8E%A1%E7%94%A8%C3%97AI%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%802%E5%90%8D%E3%81%8C%E6%9C%AC%E9%9F%B3%E3%81%A7%E8%AA%9E%E3%82%8B%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%A8%E6%88%90%E5%8A%9F%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%80%9C%E3%80%90%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%88%E3%80%81%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%91%20(15).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h3 id="h6ba5ad9443">Q&amp;Aハイライト：離職者データ・個人情報・ツール活用</h3><p></p><p><strong>離職者データとして使えるシグナルは？</strong></p><p>参加者から「離職者データはどんな項目を集計すべきか」という質問が寄せられました。</p><p></p><p>石川様：従来のタレントマネジメントシステムに入っているような定量データ（異動履歴・評価履歴）に加えて、今はもっと曖昧なデータでも活用できます。1on1の音声データや、会議での発言内容、弊社で言えばミツカリ（カルチャーフィットアセスメントツール）の回答の経年変化なども有効です。たとえば「100%リモートワークだった社員を50%に変更したとき、エンジニアのマネージャー職の満足度が急低下した」というシグナルが出れば、それが離職予兆データになります。こういった会話データや音声データも今の時代は十分なデータになります。</p><p></p><p><strong>候補者の個人情報をAIに入れていいのか？</strong></p><p></p><p>石川様：弊社グループでは、個人情報は基本的にLLMに投げないというルールにしています。投げる場合は氏名や会社名をマスキングすることを推奨しています。社内のAI使用ガイドラインをすでに作り始めている企業も増えています。AIを適切に使えるかどうかを評価指標に入れ、給与と紐づけている企業もあると聞きます。</p><p></p><p>鈴木からも補足がありました。MCPやRAGといった技術を使うことで、社内の情報を外部に出さずにAIを活用する方法も出てきているので、検索して調べてみてほしいとのことです。</p><p></p><p><strong>複数LLMの役割分担</strong></p><p></p><p>スカウト・求人生成で複数のLLMを組み合わせているという話に対して、詳細を聞かれた鈴木は次のように説明しました。</p><p></p><p>鈴木：ChatGPT、Claude、Geminiを使っています。ChatGPTはまずレジュメの基本情報を構造整理します。次にClaudeで肉付けをしてストーリー仕立てにする作業をします。最終的にGeminiでアウトプットのスタイルを決める——という流れです。ただ日々改善しているので、LLMの組み合わせは変わり続けています。</p><p></p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p></p><p>採用のフルファネルにAIを活用するとき、最初に決めるべきことはペルソナの設計だと石川氏と鈴木は一貫して語りました。「一般的なデータはもう誰でも出せる。差別化は自社のユニークデータにある」——この視点でデータを積み上げていくことが、スカウトの返信率を上げ、求人への応募率を改善し、面接のミスマッチを防ぐ起点になります。AI活用の出発点として、まず高パフォーマーと離職者のデータ整備から始めてみてはいかがでしょうか。</p><p></p>

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## [【イベントレポート】【AI組織変革】AIネイティブ時代の組織デザイン。次世代人材ポートフォリオの正解とは？](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_77)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 鈴木 裕斗, 山根 一城
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>AIが営業・総務・法務・エンジニアリングを一人でこなせる時代に、企業はどんな人材を採用し、どう育てればよいのか。経営者からHR担当者まで、多くの方がこの問いと向き合っています。</p><p></p><p>生成AIの普及に伴い、「どんなスキルが価値を持つか」という問いへの答えは半年ごとに更新されています。一方で、AIをうまく取り入れられている組織とそうでない組織の差は、技術的な習熟度だけでは説明できないところに生まれています。</p><p></p><p>2026年5月21日、株式会社ポテンシャライト代表取締役の山根一城様と、株式会社overflow代表取締役CEOの鈴木裕斗が登壇し、「【AI組織変革】AIネイティブ時代の組織デザイン──次世代人材ポートフォリオの正解とは？」をテーマに共催ウェビナーを開催しました。</p><p></p><p>本記事では、AI時代に価値が高まる能力構造（ドメイン知識・構造設計力・視座）、AI人材の定義と採用・育成の具体的な方法論（キャリアドリフトモデル・AIQテスト）、そしてAI導入を阻む「適応課題」とその突破口となるAI BPRの考え方まで、ウェビナーの全体をまとめてお届けします。</p><p></p><h2 id="h391be03d21">AI時代に「職種の壁」が崩れる──ドメイン知識こそ次世代ポートフォリオの核心</h2><p></p><p>――鈴木：まず山根様から、AI時代における職種と人材ポートフォリオの変化についてお話しいただきます。</p><p></p><p>山根様：営業・総務・法務・経理・人事・エンジニア・デザイナー・プロダクト企画を一人でこなせる時代に、ついに来てしまったというのが率直な感覚です。約9ヶ月前にブログで「職種の超越・崩壊」と書いたのですが、今まさにそれが起きているという実感があります。HRという概念自体も今後変わっていくのではないかと思うほど、AIの勢いは非常に強い状態です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/3a4323a5f3a84fa2b1d79f7d09558549/image.png" alt="" width="1550" height="858"></figure><p></p><p>――鈴木：一方で、全自動化が理想かというと、山根様の見方は少し異なると伺っています。</p><p></p><p>山根様：Claude Codeで「この業務はこのAI・あの業務はあのAI」という形でエージェントを動かすことは技術的に可能になっています。ただ個人的には、ビジネスをやる上で何かを試したりぶつかり合う瞬間そのものに面白さがあると感じているタイプで、全自動には内面的にあまり賛成できていません。</p><p></p><p>真ん中には必ず人がいて、営業・総務・法務担当のAIエージェントと協働しながら、完全な自動ではなく進めていくというスタンスが実際のポートフォリオとしてはあると考えています。</p><p></p><p>――鈴木：AI時代に人間が担うべき役割の中で、最も重要な能力は何でしょうか。</p><p></p><p>山根様：ドメイン知識です。Claude Code・Cursor・Devinなどを使えば、ビジネスサイドがエンジニアリングの領域に浸食できる時代になっています。かつて2ヶ月100万円程度だったシステム開発プロジェクトが1時間数千円の水準になってきているという感覚があります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/9de9c43ff55c41bf8d0e9c0efd8a682b/image.png" alt="" width="1534" height="934"></figure><p></p><p>ただ、AIで何かを作る前に「業務に何が必要か」を定義できなければ話が始まりません。AIはその定義の中身を実行することには長けていますが、何を定義すべきかという起点は、その職域に深く精通した人間にしか出せない。だからこそ、ドメイン知識が次世代ポートフォリオの核心になると捉えています。</p><p></p><h2 id="hd5a4ac5e9e">構造設計力から「視座」へ──AIが代替しにくい能力の正体</h2><p></p><p>――鈴木：ドメイン知識の次に重要な能力として、山根様は「構造設計力」と「視座」を挙げていらっしゃいます。</p><p></p><p>山根様：構造設計力とは、問題を構成する要素の数をどれだけ網羅的に見渡せるかという能力です。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/3d76df900e6f424f8473fdafb01e8f5f/image.png" alt="" width="1538" height="852"></figure><p>例えばスカウトの返信率が低いという課題があった時、「スカウトの文章が悪い」だけで終わらず、タイトル・差し出し・企業の魅力・候補者のキャリア段階に応じたカスタマイズ・送信時間・送信曜日・求人の内容・媒体内の競合状況まで、10以上の要因を頭の中で一覧できるかどうかです。この構造的な整理ができるかどうかが、AIの活用精度に直結します。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1e9d7c459bee4c41abc30c54fcfc8a51/image.png" alt="" width="1882" height="1058"></figure><p></p><p>ただし最近は、この構造設計力ですらAIが実行できるようになってきた、というのが正直なところです。</p><p></p><p>――鈴木：構造設計力だけでは足りないということですね。視座についても詳しく教えてください。</p><p></p><p>山根様：アプリケーション層はAIで代替されても、OS層はそれほど簡単ではないという感覚を持っています。そのOS層に相当するのが「視座」です。</p><p></p><p>視座を外的視座と内的視座に分けて整理しています。外的視座の例として重要なのが、「全体最適と部分最適の違いを見極める力」です。社長にとっての全体最適がメンバーにとっての部分最適になっていないか、ある部署に有利な人事制度の変更が他の部署には不利に働かないか。こうした多面的な利害関係の全体を捉える視点は、今のAIが賄えるものではないと感じています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/4d13e1ed735141f49d547c2e78281f34/image.png" alt="" width="2143" height="1195"></figure><p></p><p>もう一つ重要な外的視座が、文脈思考と3〜5年先を読む時間軸です。例えばエンジニアのキャリアは、受託会社から事業会社への転職という流れが一般的ですが、これが逆転する可能性を私は見ています。1プロダクトに特化した会社は、そのプロダクトがAIで代替された際のリスクが大きい。受託・コンサル側にいた方が複数の商品や案件に関われ、スキルを活かし続けやすいと考えているからです。</p><h2 id="h27cbee8e8f">ChatGPTからClaude Code・Kiroまで──過去6ヶ月で上流業務まで到達したAIの変遷</h2><p></p><p>――鈴木：山根様が当日の朝に作成されたというスライドについて、お話しいただけますか。</p><p></p><p>山根様：一般業務とエンジニアリング業務の両方を縦軸に置き、AIの変遷を4フェーズで整理したスライドです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/21fbb2d1c6f54968b6179e06a40d72aa/image.png" alt="" width="1902" height="1068"></figure><p></p><p>ChatGPT 3.5の時代は壁打ち・要約・下書きといった補助的な使い方でした。GPT-4では自力メール・調査分析・企画の叩き台まで広がり、さらにGeminiやCursor・Devinの登場で画面試作・構造設計・課題設定の領域まで入ってきました。そして今のClaude CodeとAWSのKiroの時代では、課題設計・要件定義も含めてほぼ全業務が「AIでカバー済み」になっています。</p><p></p><p>エンジニアリング側も同様で、コードの補助から始まり、テスト・運用・実装・基本設計・要件定義へと上流に上がり続けています。</p><p></p><p>改めてこのスライドを整理してみて、2年後どうなっているかという怖さを感じると同時に、だからこそ「視座」という土台が一層重要だと確信しました。職種の超越はもう決まった未来であり、HRの人間が事業を作れるくらいにならないと厳しい場面が増えていくとも感じています。</p><p></p><h2 id="h62681ad9c5">3.5万人の行動データが示すAI人材の定義──ドメイン知識×AIスキル×開発コミュニケーション</h2><p></p><p>――鈴木：私の方からは、Offersの3.5万人のハイクラス人材データをもとに、AI実装組織の作り方についてお話しします。まずAIを取り入れないリスクを3点整理させてください。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/ed540ce1092240b3a690749572e48da5/20260521_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>1点目は<strong>システム設計リスク</strong>です。AIは人間が1時間かけるソースコード量を1分以内で生成できます。既存の継ぎはぎだらけのシステムにコードが爆発的に積み重なると、品質管理と安全管理のリスクが膨張します。技術的な責任者がいなければ手に負えなくなる状況が近づいています。</p><p></p><p>2点目は<strong>ビジネス競争力のリスク</strong>です。AIを活用した人材が1人で5人分のパフォーマンスを出せるようになると、活用できていない企業は中長期で競争力を失っていきます。</p><p></p><p>加えて、こうした背景から<strong>AI人材の採用・育成ニーズが急増している</strong>という現実があります。特にAIを使いこなせる優秀なエンジニアの採用相談は、明確に増えています。</p><p></p><p>――鈴木：AI人材の定義は各社でまちまちだと思いますが、Offersの整理を共有します。</p><p></p><p>山根様がおっしゃっていたことと重なりますが、私たちの定義は「ドメイン知識×AIスキル×開発コミュニケーション」の掛け算です。最も重要なのはドメイン知識で、業務に何が必要かを定義できれば、あとの実装は現実的に容易な時代です。その定義を生み出すためには、その職域のスペシャリストであることが前提になります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/c2a9cd4f0e4946a9a2d8aad0dc2ce4e7/20260521_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(1).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>スキルをさらに7つに分解すると、ハードスキルはAIスキル本体と実装経験、ソフトスキルは問題定義力・対話継続力・批判的評価力・学習力の4つです。</p><p></p><p>ソフトスキルの重要性は相対的に上がっています。AIは促し方によって出てくる答えが変わります。いい答えを引き出すための対話継続力と、AIが出した答えを批判的に評価する力は、AIが何でもできるようになるからこそ価値が上がる能力です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/6ff90c07d83a40ca8fc87768d5c5090e/20260521_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(2).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>なお私自身、先月Claude Codeで50万円を超えるコストをかけて社内で指摘を受けるという経験をしました。ただ、一度使い込んでみることでAIの限界とコスト構造が分かります。こうした体験型の学習も、重要な学習力のひとつだと実感しています。</p><p></p><h2 id="hc3d55bc708">キャリアドリフトモデルとAIQテスト──採用から育成まで一気通貫する仕組み</h2><p></p><p>――鈴木：スカウトを送っても返信がもらえないという悩みは多くの採用担当者が抱えています。</p><p></p><p>スカウトへの未返信には大きく5つの理由があり、1人の候補者の中でその重みが毎日変化しているというのが現状です。技術への焦りを感じる日もあれば、報酬条件に不安を感じる日もある。この流動的な状態を捉えるために開発したのが「キャリアドリフトモデル」です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/c8b6b51386034410a77102aaed1741e9/20260521_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(3).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>8年間の運用で蓄積した行動データをもとに、例えば1ヶ月スカウトを開いていなかった方がスカウトを開いた動作を「転職意欲の上昇と同等のシグナル」として評価するなど、表面に出てこない行動スコアで心理状態を推測しています。12ヶ月の契約期間中、そのスコアの動きに合わせてスカウト内容を変え続けるという設計です。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b1dd4fe0521e4289ab507525da902e0e/20260521_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(4).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>AIはデータが命ですが、重要なのはオープンデータだけではありません。企業固有の「クローズドデータ」が差別化の鍵です。私たちは契約開始時に社長と開発責任者それぞれと1時間ずつのディープインタビューを実施し、選考基準・ペルソナのニュアンス・組織の価値観を言語化しています。その情報をAIと組み合わせることで、他のプラットフォームでは出せないクオリティのスカウトを作ることができます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/18c96885763e43df8b17d2806430f58e/20260521_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(6).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h3 id="h89520cf039">AIQテストと育成カリキュラム</h3><p></p><p>採用だけでなく育成への相談も増えています。Offersでは「AIQテスト」をサービスとして展開しています。IQ・EQに次ぐAI時代の知能指数という位置づけで、Googleなどのアカデミックな知見と8年間のエンジニア選考データを組み合わせて指標化しています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/746d0f38a8e64345b446d3003330335c/20260521_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(5).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p>テスト結果をもとに企業全体・事業部別・個人別のレポートを出し、それぞれの課題に応じたカリキュラムを提案します。カリキュラムはフェーズ1（AI基礎座学）からフェーズ4（MCPやCLIを使った自律駆動業務）まで段階化されており、必要なフェーズから入ることが可能です。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/cd2eb87b40a049129b26e9e177836682/20260521_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(7).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p></p><p>採用・育成・場合によっては実装支援まで含めた「人事AIコンサルティング」として、Offersの3.5万人の専門家プールとのマッチングも組み合わせながら提供しています。</p><p></p><h2 id="h7b7080707f">AI導入を阻む「適応課題」──技術よりも先に人の心理が変わる理由</h2><p></p><p>――鈴木：トークセッションに移ります。AI組織変革の「第一歩」として、山根様から組織の実態に即したテーマをご準備いただいています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/3f8f39958c4a4cdeaafadd2b161b4033/20260521_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(8).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>山根様：250社程度のAI導入コンサルティングを経験する中で、「なかなか進まない」という感覚が共通して出てきていました。社長はノリノリなのに事業部長が動かない、メンバーはやる気なのにマネージャーがボトルネックになっている、という構造です。</p><p></p><p>この背景を整理するうえで参考にしたのがAWSの研究です。AI導入が進まない根本要因として「技術的課題と適応課題の両方を解かなければ前に進まない」という結論が出ています。技術的課題とは専門知識で解ける問題で、答えは専門家が提供でき、当事者の価値観変容は不要なものです。一方で適応課題は価値観や行動様式の変容が求められ、当事者自身が認識を変えない限り解決しません。</p><p></p><p>IT革命で生まれた課題はIT革命で解決できない、というアナロジーがあります。ホットペッパービューティが出てきて美容院の集客が楽になった一方で、掲載費が利益を圧迫するという問題が新たに生まれた。その問題はIT技術では解けない。AI導入においても同じ構造が起きているということです。</p><p></p><p>具体的には、<strong>防衛的ルーティーン</strong>（変化に対する無意識の防衛反応）、<strong>変化への免疫</strong>（変化しようとすると阻止する力が働く状態）、そして<strong>過去の成功体験や専門性が固定観念になること</strong>の3つが壁として挙げられています。</p><p></p><p>山根様：ある企業の取締役クラスが私たちのAI研修プログラムにとても乗り気でしたが、現場のリーダークラスの方が強く拒否されたケースがありました。話を聞くと、自分のスキルがAIで代替されることへの心理的な折り合いがつかなかったようで、結果的にプロジェクト自体がなくなってしまいました。こうしたパターンはいくつか経験しています。</p><p></p><p>――鈴木：私も現場で同じことを感じています。外部として入ると、課題の指摘より先に「気に入られること」が必要で、全員がハッピーになるために来たという前提を共有しないと、防衛反応がより強く出てしまいます。</p><p></p><h2 id="hd887e42049">組織変革の第一歩──「課題から入らない」対話とClaude Code全面活用の投資論</h2><p></p><p>――鈴木：実際にどこから手をつければよいか、山根様のアプローチを教えてください。</p><p></p><p>山根様：AI導入の前に、まず3〜4時間の対話セッションを組むべきだというアプローチに、非常に共感しています。</p><p></p><p>「AIで何ができるか」から始めるのではなく、「担当者や組織が最終的に実現したい理想の状態は何か」という問いから入る。このプロセスを経ることで防衛的なルーティーンが解除されて、「AIって自分の敵じゃなくて味方だよね」という言葉を当事者自身の口から引き出してからプロジェクトをスタートする。そうしないとなかなか前に進まないということです。</p><p></p><p>AI浸透は推進する側が疲弊しているケースも多いと感じています。方向性としてはトップダウンが有効だと思いつつも、全社員に浸透させる必要があるわけでもない。AI BPR（ビジネスプロセス再設計）なしには前に進まない、という感覚を最近強く持っています。</p><p></p><h3 id="hd2096e3c4f">Claude Code活用と投資期間の考え方</h3><p></p><p>――鈴木：Claude Codeの使い方と実務のバランスについてQ&amp;Aをいただいています。私の経験からお伝えすると、「全ての業務をClaude Codeを通してしかやらない」と決めたことが一番大きな転機でした。</p><p></p><p>メール返信もわざわざClaude Codeで下書きを作らせます。最初は自分で打った方が明らかに早く、事業のスループットが下がる感覚があります。ただそれを続けると、スキルとして蓄積されていき、2回目以降は自動で下書きが作られる。3〜6ヶ月後には他の人の2〜3倍の速度で動ける状態になります。</p><p></p><p>この投資期間を意識的に設けることが重要です。経営者であれば自分の判断でできますが、組織の中では「今後3ヶ月間はここに投資する」という宣言と協力体制を作ることが、気持ちよく進める上で必要になってくると思います。</p><p></p><p>山根様：全国民が同じ粒度でAIをキャッチアップするのは無駄だと感じています。例えばHR業界であれば、幹部が代表して1ヶ月50時間分のAIキャッチアップをして、それを1.5時間でチームに伝えるという仕組みを業界横断で作れた方が有効ではないかと考えています。役割分担することで、組織全体の学習効率が上がります。</p><p></p><h3 id="h05485f88de">ディープインタビューで差別化できる情報</h3><p></p><p>――鈴木：ディープインタビューでどんな情報をAIに入れると差別化につながるか、というQ&amp;Aもいただきました。</p><p></p><p>スカウトの精度が最も上がったのは、社長が普段使っている「言葉」です。バリューの中でどの言葉を特に繰り返しているか、組織について話す時の独自の言い回しは何か、という情報です。</p><p></p><p>スカウトにはどうしても求人票の情報と「なぜあなたに送ったか」が中心になりがちで、求人を見ればわかる内容からあまり増えていない印象があります。そこに、「弊社代表はAIという文脈においてこのような言葉を使っています」という情報を加えることで、候補者の頭の中に映像が生まれる。</p><p></p><p>山根様：まさにその通りで、あるクライアントと初めて会ったのが恵比寿のカフェで、雨の中走ってきた社長が迎えてくれた、というようなエピソードを伝えるだけで、「時間に几帳面な方なんだな」という印象が伝わります。コンテキストの積み重ねが差別化につながるという話は、ディープインタビューで引き出すべき情報の本質だと思います。</p><p></p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p></p><p>AIが業務の上流にまで到達した今、人材ポートフォリオの設計思想は根本から変わりつつあります。ドメイン知識・構造設計力・視座という3層の能力構造と、ドメイン知識×AIスキル×開発コミュニケーションというAI人材の定義は、採用と育成の指針として機能するものです。</p><p></p><p>一方でAI導入が進まない根本要因は技術ではなく「適応課題」にあるという視点は、多くの組織が見落としがちなポイントです。課題から入るのではなく対話から始めるというアプローチは、明日からでも試せる第一歩として持ち帰っていただければ幸いです。</p><p></p>

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## [【イベントレポート】AI検索時代の採用コンテンツ戦略 〜noteとOffersが語る候補者の心を動かす一次情報の作り方〜](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_74)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 大谷 旅人, 徳力 基彦
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>スカウトを送っても返信がない。テックブログを更新しても応募につながらない。エンジニア採用に取り組む企業の現場で、こうした声をよく聞くようになりました。</p><p></p><p>背景には、AI検索の急速な普及があります。Geminiが検索結果をその場で要約してしまうため、ユーザーは検索結果からどこにもクリックせず去ってしまう「ゼロクリック」の割合が、2024年の36%から2025年9月には63.5%まで上昇しました。候補者が企業の採用ページにたどり着く前に、AIが提示する数社の候補から意思決定を済ませてしまう時代に入っています。</p><p></p><p>2026年4月21日、note株式会社 noteプロデューサーの徳力 基彦様と、株式会社overflow 共同創業者CTOの大谷 旅人をスピーカーに迎え、「AI検索時代の採用コンテンツ戦略 〜noteとOffersが語る候補者の心を動かす一次情報の作り方〜」と題したウェビナーを開催しました。</p><p></p><p>本記事では、AI検索が採用市場に持ち込んだ構造変化から、一次情報の定義、noteが「AIに引用される」外れ値である理由、AIルートとファンルートの二軸、社員インタビューによる発信プロセス、続く会社の条件、そしてイベントと記事を連動させてAI引用を獲得する設計までを再構成してお届けします。</p><p></p><h2 id="hd6108d63a7">ゼロクリック63.5% ── AI検索が採用市場に持ち込んだ構造変化</h2><p></p><p>――大谷：徳力様、AI検索が普及して、ユーザーの情報行動はどう変わったのでしょうか。</p><p></p><p>徳力様：AIによって消費者・求職者の情報検索ルートはかなり変わるんじゃないかとよく言われています。私自身、生成AIが普及してしまうと企業の情報発信も無駄になるのかなと、一時期「生成AIうつ」のような状態になっていた時期もあるんです。今年に入ってnoteでも生成AIのイベントを多く開催させてもらい、有識者から得られた整理を共有させていただきます。</p><p></p><p>Valuesさんのリサーチによれば、検索エンジンからAIに完全に移行しているわけではなく、従来の検索エンジンの利用自体は今のところ減っていません。何が大きく変わったかというと、まさに「ゼロクリック」という現象です。検索行動の数自体は変わっていないんですが、検索結果を見た後にどこかをクリックしている人がほとんどだったのが、半分以上の人がクリックせずに帰ってしまうようになりました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/2ce965119b0845338cf5d083ab566480/20260421_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>ゼロクリックの割合は2024年の段階では36%と半分以下でしたが、2025年9月の段階では63.5%まで上昇し、毎月0.5%ずつ実は上がっているらしいんです。Googleが要約を出して終わってしまう、Geminiが教えてくれたらそれで満足する。商業系のメディアサイトはトラフィックが平気で3〜4割減っていて、海外のメディアでは大規模なリストラに追い込まれているケースもあります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/da805b2e8a4244a29dae4a50f611832d/20260421_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(1).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>――大谷：私も同じ感覚を持っています。私たちが出している採用ページが、候補者の手元にたどり着く前にAIが要約してしまう。だからこそ、AIの引用先として残るコンテンツを設計する重要性が増していると捉えています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/bd30964107a24da2adbf886fb435fa1d/20260421_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(2).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h2 id="h5a2b28456b">エンジニアが見ているのは「中身」── 顕在層8%と潜在層の構造</h2><p></p><p>――大谷：エンジニア採用市場の構造についても触れさせてください。Offers登録ユーザーへのアンケートで、転職する際に見ているポイントを整理すると、表面的な理由（給与・勤務地）と本質的な理由（事業テーマ・経営者の本気度・技術環境・成長機会）の二層構造になっています。</p><p></p><p>ハイクラスエンジニアと数多く接していますが、口を揃えて言われるのが本質的な理由の方です。職場への不満の第1位は「技術的負債」で6割、開発環境の満足度も24.7%と世界的に見ても低い水準にあります。一方で、転職時にどこに情報を求めるかというと、企業の口コミサイトの利用率が38.6%。</p><p></p><p>つまり、エンジニアが見ている一次情報は、求人票に書かれている理想像ではないんですね。表向きのブランディングではなく、口コミ・テックブログ・登壇資料の中身で見抜こうとしている。これはエンジニア出身の私自身の感覚としても腹落ちします。</p><p></p><h3 id="h199fcb98e3">キャリアドリフト ── 候補者の心理は7段階で揺れ動く</h3><p></p><p>転職の心理変容をモデル化したのが「キャリアドリフト」です。現状維持から入社後オンボーディングまで7段階あり、多くの企業のスカウト・求人広告・採用広報は「もう限界だ」となるトリガーイベントの直前と、見極めフェーズだけを取りに行っています。すでに動き出している人だけを見て消耗戦をしている状態です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/e4693f06ee854409803a7ec759a9f70b/20260421_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(18).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>実際は、「モヤモヤ」や「ウィンドウショッピング」というもっと前のフェーズが数として圧倒的に多く、しかも本人は転職するとは一言も言っていない。ここは競争相手がほぼいないブルーオーシャンです。スカウトデータで裏付けると、Offers上では「今は転職を考えていない」と設定している層の返信率が29.3%で最も高く、「すぐ転職したい」層よりも高い数値が出ています。</p><p></p><p>――大谷：採用ページを作り込んでも、候補者が動き出した瞬間に読んでもらうのではもう間に合いません。動く前から中身が見える状態を作っておくこと、つまり一次情報を継続的に発信して「観察される企業」になっておくことが起点になります。</p><p></p><h2 id="h628f78289e">一次情報の定義 ── 固有の事実・数値・文脈で「その会社にしか書けない話」</h2><p></p><p>――大谷：では、一次情報として具体的に何を書けばいいのか。私の答えはシンプルで、固有の事実・数値・文脈の3つが揃ったもの、つまり「その会社でしか書けない話」です。この定義に当てはまるかどうかで、AIにも候補者にも刺さるかが決まります。</p><p></p><h3 id="h480994c8bf">NGテーマ ── 他社でも書ける内容は届かない</h3><p></p><p>NGテーマは3つあります。1つ目は会社紹介・サービス紹介。どの会社でも書ける構成なので、一次情報として刺さりません。2つ目は一般的な入門記事。AIがそのまま回答できる領域なので、企業ブログとして読む動機が薄れています。3つ目は成功自慢・サクセスストーリーで、「急成長中」「離職率ゼロ」のようなものは採用コピーにしか見えません。共通するのは「他社でも書ける内容」だという点です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/8dfbe931fdf84cdd8fe246aabd9f4282/20260421_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(17).png" alt="" width="960" height="540"></figure><h3 id="hf7612b8c23">OKテーマ ── 実務の試行錯誤こそが採用広報になる</h3><p></p><p>逆に刺さるテーマは、実務の失敗、独自の選定プロセス、却下の理由、開発文化の思想、AI導入の検証と定量成果です。共通するのは「その会社で実際に起きたプロセスの記録」で、これは他社には書けません。エンジニアの目線では、求人票よりも試行錯誤の記録を熱心に読みます。</p><p></p><p>具体例として、Zenn上で公開されているClaude Code選定記事があります。Copilot・Cursor・Devinを検証したうえでClaude Codeを全社導入したという内容で、採用しなかったツールとその理由まで書かれていました。「この会社は真面目に試行錯誤しているな」と伝わり、求人票1ページよりも強い採用広報になります。</p><p></p><p>AIだけに向けて書くと無味乾燥になりますし、ファンだけ意識するとAIに拾われない。両方を同時に効かせるのが、一次情報として最も重要なポイントだと捉えています。</p><p></p><h2 id="hdf5cef05aa">noteは「AIに引用される」外れ値 ── トピックハブとしてのオウンドメディア</h2><p>――大谷：noteは生成AI経由の流入が期待値比で4倍に増えている、と事前にお聞きしました。これは何が起きているのでしょうか。</p><p></p><p>徳力様：私もnoteの人間として、生成AIが普及したらオウンドメディアは意味がなくなるのではないかと当初は誤解していたのですが、Valuesさんの調査でその誤解が解けました。</p><p></p><p>検索対策と生成AI対策は、基本的にシンクロします。検索エンジンに表示されていれば生成AIにも表示されて流入が残る、というのが基本構造です。ただ、この相関の外れ値が2つあります。WikipediaとnoteのS2つです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1793321c93d344a68a4af02c38ffdca0/20260421_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(2).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h3 id="he7800d3f07">Wikipedia ── まとめサイトはAIに置き換えられる側</h3><p></p><p>Wikipediaは検索時代も最強でほぼトップに出ていましたが、Geminiが Wikipediaの内容を要約してしまうため、ユーザーがWikipediaまで飛ぶ必要がなくなり、アクセスが極端に減りました。大谷さんが何度もおっしゃった「一次情報がなくまとめなので、実は生成AIで置き換えられてしまう可能性が高いもの」の象徴と言われています。</p><p></p><h3 id="he61cfe5220">noteは「専門性のある長文」が掘り起こされる側</h3><p></p><p>逆にあるのがnoteです。「noteは生成AIに強い」と短絡的に言うコンサルタントが増えているんですが、私は違うと思っています。これは「検索では今まで見つかっていなかったが、生成AIが紹介してくれるコンテンツが実は増えた」ということなんです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/28ddce5bb2714fb5bb87772e8f480448/20260421_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(5).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>生成AI経由で多いコンテンツは、政府団体・ウェブツール・論文・研究データベース、つまり一次情報です。専門性があり独自性が高い深い情報をAIがユーザーに教えてくれている。noteで生成AI経由のアクセスが多い記事を分析すると、平均文字数が6000文字。ネットメディアでは一般的に2000文字が良いと言われていますから、6000文字は結構な長文で、今までの検索ではうまく見つけられなかった記事です。</p><p></p><p>カテゴリ別で見ると、検索経由は旅行・グルメなど検索数が多いものが上位ですが、生成AI経由は実はビジネスIT系情報が1位です。本当にニッチで専門性のある情報こそが見つかっている。さらに、60日以内の記事は3〜4割で、180日以前のものが4割。通常の検索だとタイムスタンプの新しさが優遇されるので新しい記事が半数以上になりがちですが、AIは「探している人にとって大事であれば古い記事も紹介する」傾向があります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/ec3e6e47dd724e1ea8acf53440f3f536/20260421_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(3).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>Googleの普通の検索だと、SEO対策で頻繁にタイムスタンプを書き換えて新しい記事に見せかけたスパムサイトが上位に並んでしまう構造があります。生成AIは「この人がどういう情報をいつから書き続けているのか」を見て、同じテーマであれば過去から書いている発信者を優遇しているようなんです。</p><p></p><p>つまり、自分たちが取り組んでいる事業領域に関する情報を継続的に出して、「うちの会社はこのエリアに何年も取り組んでいるからこそ詳しい」と発信し続けることが、採用面でもお客さん向けにも生成AI向けにも、非常に意味がある時代になっているのです。</p><p></p><h2 id="h2b995fed1c">AIルートとファンルート ── 候補者の半数がすでにAIに就活相談している時代</h2><p></p><p>――大谷：候補者がAIに相談する流れは、若い世代ほど顕著だと感じています。徳力様、現場で見えている肌感覚を教えてください。</p><p></p><p>徳力様：私も驚いたデータがあります。就活総合研究所の調査によれば、26卒・27卒の就活生の半数がすでにAIに就活相談しているそうなんです。AIの利用率が高いエンジニア層では、この数字はさらに高くなる可能性があります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/93b5dfb7c27f48a98c2a423f167ed035/20260421_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(7).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>会社が世の中にこれだけたくさんある中で「どういう会社がいいか教えて」とAIに聞き、5〜10個の候補が出てきたら、多くの人はその中から選んでしまう。自分が知らない会社は、多分調べようとすらしない。だからこそ、生成AIにいかに知ってもらうかが採用広報の前提として重要になっています。</p><p></p><p>師匠の佐藤直之さんの『AIに選ばれ、ファンに愛される』という書籍では、AIがこれから「世界一詳しい我々にとってのアドバイザー・パートナー」になり、企業が今まで消費者にぶつけてきた情報をAIが全部ブロックする、という構造が解説されています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/28c95bfd9e974ec8b802d34ffbe46524/20260421_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(8).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>その上で、AIをブロックを突破する唯一の道がファンルートです。ご主人様が企業のファンであれば、「他にもいいのある？」とAIに聞き直してくれる。採用候補におけるファンとは、私は「社員」だと考えています。社員が「日々大変なこともあるけれど、うちの会社はこういうサポートがあるから頑張れる」と発信してくれるかどうかで、AIが「この会社はいい会社だ」と候補者に伝えるかどうかが大きく変わってきます。</p><p></p><p>つまり、AIに正しく引用されるAIルートと、社員＝ファンが発信して候補者に確信を与えるファンルート、この二軸で設計することが採用広報の新しい標準になっていくと捉えています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1bd6bcdedd204475bd28c78a2bcd167a/20260421_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(9).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>――大谷：私も企業情報をAIに調べさせる時、noteの記事は本当に過去のものから幅広く紹介してくれます。社員の方の発信や、エンジニアリングの観点の記事を幅広くキャッチできる構造になっていて、発信の積み重ねの意味を改めて実感します。</p><p></p><h2 id="h7a121ef265">一次情報の作り方 ── 社員インタビューとA面/B面の発想転換</h2><p></p><p>――大谷：では一次情報を実際に作るには何から始めればよいのか。noteプロの現場から、続いている企業のパターンを教えていただけますか。</p><p></p><p>徳力様：noteプロは月額8万円の企業向けプランで、利用社数は7000社近くまで増えています。バナー広告を一切表示しないモデルが企業利用と相性が良く、ブランディング・採用広報・サブスクリプションメディアなど多様な使われ方をしていますが、最もうまくいっているのが採用広報です。</p><p></p><p>「採用広報なんて難しいことやったことない」と思われがちですが、実は「面接で喋っているような内容」を記事にしているケースが多いんです。社員が普段こだわっていることや部署の特徴を社員インタビュー形式で記事化しています。</p><p></p><h3 id="he01b55eaaa">書くのではなく、まず「話を聞く」</h3><p></p><p>自分の中から言葉を生み出して記事にするのは難しいんですが、メールやLINEは皆さん書けるはずです。今おすすめなのは「もう話を聞く」スタイルです。社員に話を聞いて文字起こすと、意外と読めるものになります。生成AIがあるので、Zoomで話を聞いた音声・動画ファイルをそのままAIに投げると、それっぽいインタビュー記事を作ってくれます。</p><p></p><h3 id="h7808b25f56">A面とB面 ── 人事が書きがちな情報と、求職者が読みたい情報</h3><p></p><p>意識していただきたいのが、A面とB面の発想です。会社情報・事業内容・福利厚生のようなA面情報は、人事の方が作りがちで、絶対に必要な情報ではあります。でも、求職者が本当に求めているのは実はB面です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/604045febd5b4c769bb11ad8d22afaff/20260421_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(12).png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>会社の雰囲気、社内の意思決定プロセス、先輩と後輩の人間関係、育休が本当に取れるのか・取った後に復帰できるのか。10年前なら面接に来てくれれば教えますよ、で済んだ情報こそが、会社のカルチャーを定義づけていて、エンジニアでも意外にこういうちょっとしたところで「あ、この会社いいじゃん」と思うのです。</p><p></p><p>これが欠落していると、求職者からするとオンライン上で雰囲気がわからない、怖いから面接にも行かない、という判断になってしまうリスクがあります。</p><p></p><p>――大谷：本当にB面しか見ていないのかもしれないですね。逆に「俺が入ってこの会社を良くしてやる」というアグレッシブな方だと、一緒にやれるチームメンバーがちゃんといるかどうかが重要だったりします。エンジニアリングの観点で結構はっきり傾向が出るのは、「このツールを採用した理由」よりも「他に比較候補があってなぜそちらを選ばなかったのか」、つまり選ばれなかった方の理由を踏まえた記事の方が、3倍ぐらい読まれる印象があります。</p><p></p><p>徳力様：採用コンサルの方から面白い話を聞いたことがあって、「社員インタビューをやるなら1人よりも2人の方がいい」とおっしゃっていました。上司と部下、あるいはチームメイトの2人に同時に話を聞いて、人間関係が見えるインタビュー記事の方が採用には数倍効くらしいんです。</p><p></p><p>従来は採用パンフレットで1人のできる社員をキラキラに見せる構造でしたが、実は社員同士のやり取りや、選ばなかった方の理由に会社の文化が現れる。昭和の時代の採用パンフレットの常識から、ちょっと頭をずらす必要があります。</p><p></p><p>――大谷：技術選定のプロセスでも、テックリードと現場のメンバーで複数インタビューするのはかなり良いです。「これは却下した」「これはダメだった」「これはなぜ選定したのか」というディスカッションは必ずその会社固有の事実を含みますし、見ている側も楽しい。AIも細かいプロセスを拾いやすくなります。炎上リスクはコントロールできますから、恐れずに踏み込むのがいいと考えています。</p><p></p><h2 id="h0b5a159338">続く会社の条件 ── トップが背中を見せ、社内に発信者を増やす</h2><p></p><p>――大谷：一次情報を発信していく上で、継続が一番難しいところです。続かない会社に共通するパターンはあるでしょうか。</p><p></p><p>徳力様：「1人でやるパターン」が一番大きいですね。日本企業はどうしても経営者が「俺はデジタルようわからんから、若いお前1人でやっといてくれ」となりがちです。これは大きく間違っていると思っていて、今、特にエンジニアや求職者はオンライン上でおしゃべりしている。お客さんはみんなオンラインにいるのに、なぜか大企業は経営者をオンラインに行かせず、若い担当者1人で全員を対応させようとするんです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/a259e955de9b4a6ca4ac45864cf203f2/20260421_%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%20(14).png" alt="" width="1236" height="691"></figure><p></p><p>仮にお客さんが100人会社に遊びに来てくれたら社員総出で相手すると思うんですよ。でもオンライン上に100人いても1000人いても、担当者1人にやらせる。全員がオンラインに出ていくことが、本当に重要です。</p><p></p><h3 id="h06e01487d9">量で試して、社内のスイートスポットを巻き込む</h3><p></p><p>社員インタビューを増やしていって、社員ができるだけオンライン上にいる状態を作る。顔出しを嫌がる方ならイラストでも構わない。最初は発信を嫌がる人が多いので、発信担当の方がインタビューしてあげる。続けていると「いつうちの部署に来てくれるんですか」「私そろそろインタビューしてほしいんですけど」と言ってくれる人が必ず出てきます。社内公募で発信したい人を集めて、研修した後に自分で発信させる、という形で発信する人数を増やしていく。</p><p></p><p>苦手な人に無理やりやらせるとこれほど難しいことはないので、CTO・CEOが発信タイプじゃなければ、人事や採用担当がインタビューして記事化する。会社の中に絶対数人はやりたい人がいます。その人を見つけて、その人の発信によってその人に良いことがあるという状態を作れば、周りも「じゃあ俺もやろうかな」と続いていきます。自社のスイートスポットを見つけて突破口に巻き込んでいくのがコツです。</p><p></p><h3 id="h15cc668c9b">トップの発信は現場の数倍のインパクト</h3><p></p><p>――大谷：社員インタビューも大事ですが、CTOやCEO、私のような立場が自分の言葉で書くことも重要だと考えています。トップが背中を見せる効果は大きく、CTOのブログ1本は現場メンバーの記事数本分のインパクトがあると感じています。最初は社員インタビューで広げつつ、CTOやテックリードの本気で向き合っている姿勢を見せる記事を1本作るのは非常に効きます。</p><p></p><h3 id="h6ae765d0a0">量と質 ── 最初はバットを振る、効果測定は面接で</h3><p></p><p>徳力様：採用広報で気をつけないといけないのは、いわゆるインサイト的なPV数値ばかり追うと採用からどんどん離れていってしまう、という点です。読まれる記事を書こうと思えば、会社の近くの花火スポットやグルメ情報を書いた方がPVは絶対増えます。対象が広いから。</p><p></p><p>でも採用は本来「このポジションにこういう人が欲しい」が重要なら、その記事は数人にしか刺さらないけれど、その刺さった人1人が入ればOKなんです。インサイト的なPVだけで効果測定すると、絶対に間違える。</p><p></p><p>効果測定は量より質。面接に来た人に「どの記事が印象に残っていますか」と聞いて、出てくる記事を試行錯誤の材料にする。最初からホームラン狙うと体が固まります。最初は全部、空振りでも全然いい。たくさんバットを振る方がいい。オウンドメディア的なものはストック効果があるので、結構後から効いてきます。</p><p></p><h2 id="h3458168172">イベントと記事のループ ── 登壇・記事・SNSの三位一体でAI引用を獲得する</h2><p></p><p>――大谷：最後に、AI検索時代に勝つための「設計」の話をさせてください。AIは情報を引用する時に文脈を必要としています。記事単体だとAIは「誰がどの立場で言っているのか」の確信度が低い。でも、同じテーマで登壇録があり、レポート記事でも言及されていて、SNSでも拡散されている状態まで来ると、AIはそれを業界の共通認識として使い始めます。</p><p></p><p>そうなれば、候補者がAIに「今〜で行けてる会社を教えて」と気軽に聞いた時に、その会社が引用回答に出てくるようになります。「登壇して資料公開して記事化して」というイベントとコンテンツのループを回し始めると、1本の登壇記事がどんどん採用リードを生み続ける記事に育っていきます。</p><p></p><h3 id="h25a3a07a35">公開事例 ── 数字を動かす型</h3><p></p><p>具体例として、テックブログと採用広報の連動で「魅力付け」と「懸念払拭」を二束で行ったケースでは、中途エンジニアの採用内定承諾率が33%から73%へ40ポイント上がっています。自社の良いところだけでなく、候補者が不安に感じるポイントまで先回りして書いたのがポイントです。</p><p></p><p>別の事例では、100名前後のスタートアップ規模の組織が、月4本の記事を1年継続して82名採用しています。「うちは規模が小さいから無理」と思われがちですが、規模ではなく型の問題だと示してくれる事例です。</p><p></p><p>レイヤーXは「Bet AI」という行動指針のもと、55日連続でブログ・カンファレンス登壇・ポッドキャストの3つを同時に回し、SaaS企業という認知をAIカンパニーというイメージに刷新しました。三位一体のモデルがAI引用の獲得に直結することを象徴しています。</p><p></p><p>勝ち筋を整理すると、一次情報を継続的に候補者の心理に合わせて設計すること。どれか1つだけでは数字は動かないけれど、これを意識すると必ず数字は動くようになります。</p><p></p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p></p><p>AI検索時代の採用コンテンツ戦略の本質は、「AIに引用されること」と「ファンに愛されること」の両立にあります。固有の事実・数値・文脈で「その会社にしか書けない話」を出し続け、社員という最強のファンを発信者として巻き込み、登壇・記事・SNSの三位一体でAIに文脈を渡していく。</p><p></p><p>採用ページを作り込むだけでは届かない時代に、企業がやるべきことは「動く前から観察される側に回る」設計です。明日からの一歩は、社員1人にインタビューを依頼するところから始められます。</p><p></p><p>なお、Offersでは「AIと採用」をテーマにしたカンファレンスを7月に開催予定です。実装ノウハウや最先端の活用事例に関心のある方は、ぜひご注目ください。</p>

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## [【イベントレポート】Claude Codeで採用業務の作業時間を4分の1にした 〜ペルソナ設計からスカウト生成まで、実装工程をすべて公開〜](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_76)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 鈴木 裕斗, 須賀 大志
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>新規求人を1本立ち上げるたびに、媒体ごとのフォーマットに合わせて求人票を書き直し、ペルソナごとにスカウトテンプレートを練り上げる。気づけば半日が消えている。採用担当の方であれば、こうした作業に追われた経験があるのではないでしょうか。</p><p></p><p>近年、生成AIを採用業務に取り入れる動きが広がっています。ただし、汎用チャットに毎回ノウハウを書き起こすやり方では、改善のサイクルがどうしても1対1の会話で途切れてしまいます。コンテキスト（参照する情報）を整備し、その上で動かせるエージェント型ツールであれば、採用担当の暗黙知をそのまま「現場の手」として再利用できる。クラシル株式会社の採用担当・須賀氏が、その実装工程をすべて公開しました。</p><p></p><p>2026年4月28日、株式会社overflow 代表取締役CEOの鈴木裕斗が進行を務め、Claude Codeで採用業務の作業時間を約4分の1まで圧縮した実装工程を須賀氏に語っていただくウェビナーを開催しました。先行公開されたnoteは大きな反響を呼び、当日は約60分のあいだに止まらない数の質問が寄せられました。</p><p></p><p>本記事では、Claude Codeを採用に活かす発想から、ペルソナ・マスター求人票・媒体別変換・スカウトテンプレート生成までの4ステップ、75%削減という結果の背景にある「改善ループの高速化」、セキュリティと運用設計、そしてこれから始める方への助言までを再構成してお届けします。</p><p></p><h2 id="h219a681b75">採用担当が手を動かす時間の大半は「候補者と向き合う時間」以外</h2><p></p><p>――鈴木：まずは須賀様が今回Claude Codeで取り組まれた領域について教えてください。採用担当者の業務全体のうち、どこにフォーカスされたのでしょうか。</p><p></p><p>須賀様：採用担当は「面接をしている」イメージを持たれがちですが、大半は候補者と向き合う時間以外で構成されているのではないかと感じています。定型作業としてのエージェントとのコミュニケーションやCSとの打ち合わせ、事務作業としての日程調整・合否連絡・数字集計、そしてドキュメンテーション領域として求人票の作成や修正、スカウトテンプレート、ペルソナや技術広報の整備。実際に候補者と向き合う以外の時間に多く使われている方は少なくないと捉えています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/f0026e07449a41f498e3f3c39a323b49/Claude%20Code%E3%81%A7%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%82%924%E5%88%86%E3%81%AE1%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%A3%85%E5%B7%A5%E7%A8%8B_1.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>このなかでも、今回はドキュメンテーション領域、特に求人票の作成・修正と、スカウトテンプレートの2つに優先的に取り組みました。新規求人の立ち上げや既存求人の修正は、採用に関わる方であれば必ず一定の頻度で発生しますし、公開求人数×利用媒体数の更新が必要になるので、シンプルに作業量が多い領域なのです。</p><p></p><p>弊社も昨年だけで、節約アプリの「クラシルリワード」が「レシチャレ」に名称変更となり、社名変更も重なる大きな転換があった年でした。これに合わせて公開中の全求人を書き直す必要があり、コーディネーターの方が数営業日を使って対応してくださいました。業務効率化の観点でAI活用のインパクトが最も大きい領域だと判断し、ここに優先的に取り組んでいます。</p><p></p><h2 id="hf3f5297763">暗黙知をMarkdownへ移植する ── Claude Codeを採用に活かす発想</h2><p></p><p>――鈴木：Claude Codeが採用業務に向いていると感じられたポイントはどこにありますか。</p><p></p><p>須賀様：Claude CodeはAnthropic社が提供するエージェント型のコーディングツールで、自然言語で指示するとファイルを読んで書いて実行し、タスクを完了させるツールです。他のチャット系AIと違うのは、事前にコンテキスト（参照する情報）を整備しておけば、それを読み込んだ上で結果を返してくれる点。長々とプロンプトを書かなくても求めるアウトプットが出てくるのが、最大の特徴だと考えています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/effeb6e9946b424c826e0cc1d24b5f6b/Claude%20Code%E3%81%A7%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%82%924%E5%88%86%E3%81%AE1%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%A3%85%E5%B7%A5%E7%A8%8B_2.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>採用に活きると感じる理由は、暗黙知が多く、定型作業が多い領域だからです。自分の中で言語化できる暗黙知をMarkdownファイルに書き起こしてコンテキストにする。つまり、自分の脳内をドキュメントとしてClaude Codeに移植する形で整備していけば、Claude Codeが自分の代わり、現場担当者の代わりに手を動かす状態が作れるのです。採用業務とは相性が良いと、実際に取り組んでみて実感しています。</p><p></p><h2 id="h494f6149f0">ペルソナ→マスター求人票→媒体別変換→スカウト ── 4ステップで採用を組み立て直す</h2><p></p><p>――鈴木：全体像として、4つのステップで設計されたとお聞きしています。それぞれのステップで何をされているのか教えてください。</p><p></p><p>須賀様：採用ペルソナの設計から始まり、マスター求人票を作成し、媒体別フォーマットへ一括変換し、各媒体に最適化されたスカウトテンプレートを生成する。この4ステップを一連の流れとして組み上げました。これまで人が人力でコツコツやってきた部分を、Claude Codeで一括生成できるよう自動化しています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1e6d476b8d1c4f7a8502854cace1be78/Claude%20Code%E3%81%A7%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%82%924%E5%88%86%E3%81%AE1%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%A3%85%E5%B7%A5%E7%A8%8B_3.png" alt="" width="960" height="540"></figure><h3 id="h21cbb80898">ステップ1：ペルソナ設計</h3><p></p><p>最初のステップはペルソナ設計です。求人票やスカウトを作るうえで「誰に何を届けるか」が最も重要であり、その核になるのがペルソナだと考えています。</p><p></p><p>弊社の場合は、ハイヤリングマネージャーと一緒に作成したジョブディスクリプション（JD）を読み込ませることで、複数パターンのペルソナを自動で設計する仕組みを作っています。たとえばキャリア成長志向のエンジニア、スペシャリスト志向型のエンジニア、ワークライフバランスや家庭を重視するエンジニアといった形で、3パターン程度を言語化します。このペルソナをハブに、以降の求人票やスカウトの生成を進めていきます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/78d6d07dee5a45ef8394b0643b373080/Claude%20Code%E3%81%A7%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%82%924%E5%88%86%E3%81%AE1%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%A3%85%E5%B7%A5%E7%A8%8B_4.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>リクルーターがやるべきことは、ペルソナの仮説をゼロから立てることよりも、候補者と会いながら解像度を上げ、ペルソナのドキュメントをチューニングしていくことだと捉えています。面談で得たインサイトを反映してペルソナの解像度が上がるほど、求人票以降の成果物の品質も底上げされる仕組みになっています。</p><p></p><h3 id="hc4c6905d1b">ステップ2：マスター求人票の作成</h3><p></p><p>次に、各媒体の求人票のハブとなるマスター求人票を1つ作成します。読み込ませる素材は、JDの原本、ステップ1で作ったペルソナ3パターン、技術ブログ記事のリストをまとめた articles.md、会社概要、カルチャー、VMV、網羅的な会社説明書など。これらを事前にコンテキストとして整備しておけば、「適切なマスター求人票を作ってください」という指示ひとつで仕上げてくれる状態になっています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1fb36e512a854758902188abf460e514/Claude%20Code%E3%81%A7%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%82%924%E5%88%86%E3%81%AE1%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%A3%85%E5%B7%A5%E7%A8%8B_5.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h3 id="h64f8b893ee">ステップ3：媒体別フォーマットへの一括変換</h3><p></p><p>マスター求人票ができたら、各媒体のフォーマットに合わせた求人票を一括生成します。媒体ごとに求人票作成のフォーマットは異なるため、ひとつずつ手動で登録すると相当な手間がかかります。事前に各媒体のフォーマット定義を .md ファイルとして用意し、convert job posting のようなコマンドを打つだけで一括変換が走るようにしました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/d5abe5be39ef45a49615dd431e4ad02c/Claude%20Code%E3%81%A7%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%82%924%E5%88%86%E3%81%AE1%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%A3%85%E5%B7%A5%E7%A8%8B_6.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>たとえば、セクション数が少なく共感重視・ストーリー性を重視するペルソナが多い媒体には、「何をやっているのか」「なぜやるのか」「どんなことをやっているのか」「こんなことをやります」というセクション構成に合わせて、文体まで自動で調整します。Claude Codeが各媒体のフォーマット定義を読み込み、「この媒体のセクション構成はこうなっているのだから、こう書こう」と判断して生成してくれる状態です。</p><p></p><p>実際にやってみて、新規求人立ち上げのインパクトが最も大きかった部分です。これまでは媒体ごとに「この情報はどこに入れるのが適正か」を毎回考える必要がありましたが、フォーマット定義を事前に読み込ませることで、その思考プロセスをまるごと省略できるようになりました。</p><p></p><h3 id="hc83b86048f">ステップ4：スカウトテンプレートの生成</h3><p></p><p>求人票だけでなく、スカウトテンプレートの生成にも同じ思想を持ち込んでいます。スカウトのノウハウ──ファーストビュー文字数、件名のトーン、開封率が高い件名の傾向、再送設計など──をこれまで個人のドキュメントツールに貯めていたものを、専用の playbook.md というローカルドキュメントに移し、継続的に蓄積しています。</p><p></p><p>ここに加えて、求人票、ペルソナ、articles.md、ペルソナに合う記事のURL、過去のテンプレートなどを読み込ませて、各社・各媒体に最適化されたテンプレートを一括生成しています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/c569fefad5ba4c23827dddd72d0e79aa/Claude%20Code%E3%81%A7%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%82%924%E5%88%86%E3%81%AE1%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%A3%85%E5%B7%A5%E7%A8%8B_7.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>ただし、ここで肝になるのは「全部を作ってもらうのではなく、あくまでテンプレートを作ってもらう」という線引きです。「なぜあなたに送ったのか」「あなただから届けたい情報」といった、いわゆる YOU メッセージの領域に関しては、いまも自分やエンジニアが手書きをして送る運用を分けています。固定的に届けたい情報のテンプレートをClaude Codeで生成し、個別の YOU 部分は人間が担う。これが現時点の最適解だと捉えています。</p><p></p><h2 id="hf54eae17d9">75%削減の正体 ── 自動化ではなく「改善ループの高速化」が効いた</h2><p></p><p>――鈴木：実際に運用されて、どれくらいのインパクトが出ているのでしょうか。</p><p></p><p>須賀様：新規求人の立ち上げに関しては、これまで全工程をきっちりやろうとすると半日ほどかけていた感覚でしたが、現在は1時間程度に圧縮できています。感覚値としては約75%の削減です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/169436b3bda540f6b511360df1ffe029/Claude%20Code%E3%81%A7%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%82%924%E5%88%86%E3%81%AE1%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%A3%85%E5%B7%A5%E7%A8%8B_8.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>ただ、本当にインパクトが大きかったのは作業時間そのものよりも、改善サイクルの高速化のほうだと捉えています。以前から PDCA は意識していましたが、訴求を1回変えると各媒体すべてのスカウトと求人票を書き直す必要があり、率直に言ってやり切れていなかったのが実情です。AIで自動化・短縮されたことにより、改善サイクルは1週間単位、スカウト文の改善であれば毎日ベースで回せるようになりました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/4699d26cfaf94944b61b15df418d1f4e/Claude%20Code%E3%81%A7%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%82%924%E5%88%86%E3%81%AE1%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%A3%85%E5%B7%A5%E7%A8%8B_9.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>特にスカウトを送って候補者と話したり、レジュメを実際に拝見していると、「こういうことを考えているのだろうな」という仮説が見えてきます。それを playbook.md というナレッジドキュメントに蓄積してスカウトを生成する。この循環を続けるだけでも、毎日改善ができている感覚があります。実際に既読率が向上した実績も出ており、改善ループの高速化こそアウトカムへのインパクトが大きかった部分だと感じています。</p><p></p><p>もう一つ気づいたことは、ペルソナの改善がすべての品質を底上げするという点です。ペルソナがずれていると、誰に何の情報を届けるのかという軸自体がずれてしまいます。面談での会話、エージェントとのやり取り、スカウトでのレジュメ確認──こうした一次情報を継続的に読み込ませてペルソナを育てていくことで、求人票やスカウトのアウトプット品質が上がっている実感があります。ペルソナの改善は人間がやり続けるべき領域だと、現時点で確信しています。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b6b6ed30d3064ad783137e4caa5e6eb3/Claude%20Code%E3%81%A7%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%82%924%E5%88%86%E3%81%AE1%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%A3%85%E5%B7%A5%E7%A8%8B_10.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>――鈴木：自動化のその先に何を置くか、という話にもつながりますね。</p><p></p><p>須賀様：本質は「採用を自動化する」ことではなく、「候補者体験を上げること」だと捉えています。ペルソナに対してこの情報を届けるべきなのに届いていない、という気づきを早くAIに入れて反映する。情報の非対称性を減らすことで、候補者は欲しい情報を取って、自社をきちんと理解した上で意思決定や応募ができるようになります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/036384e3b2b94b87b3901b32a4571f87/Claude%20Code%E3%81%A7%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%82%924%E5%88%86%E3%81%AE1%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%A3%85%E5%B7%A5%E7%A8%8B_11.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>人間としては、会って会話して心を動かすという行為はこれまでと変わりません。そこで学んだインサイトをAIに渡して素早く反映するスピードを上げていく。これが現時点での、人間とAIの採用活動における住み分けとしてしっくり来ています。</p><p></p><h2 id="h46602480b0">セキュリティ・権限管理・チーム共有 ── 採用領域でAIを動かす運用設計</h2><p></p><p>――鈴木：HRでClaude Codeを活用するうえで、セキュリティ面はどう整備されたのでしょうか。求人作成は個人情報に関わらないとはいえ、ATSやスカウト媒体まで踏み込むと話が変わってきます。</p><p></p><p>須賀様：会社全体としては、経営陣がすでに積極的に使い始めていたため、トップダウンで「まずは使おう」というモメンタムが生まれていました。情報漏洩などのセキュリティリスクへの整備は、上層と直接対面でやり取りしながら設計するスピード感で進めてくださり、AIに詳しいエンジニアも巻き込みながら整備されたので、非エンジニアとしてはスムーズに取り組める環境でした。</p><p></p><p>HR文脈では、ATSのAPI利用ガイドラインを上層やAI担当のレビューを経てチームに共有・落とし込むフローを踏んでいます。こうした取り組みで、セキュリティ状態を担保しながら活用を進めています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/e7376dfab0f1451ba2c78668b8ffe617/Claude%20Code%E3%81%A7%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%82%924%E5%88%86%E3%81%AE1%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%A3%85%E5%B7%A5%E7%A8%8B_12.png" alt="" width="577" height="324"></figure><p></p><p>――鈴木：補足させてください。セキュリティはレイヤーで整理するとわかりやすいと考えています。第1層はどのLLMをどのプランで使うか。ChatGPT、Claudeなど、エンタープライズで契約するかどうかで情報の制限は変わります。第2層が MCP などでツール接続を行うフェーズです。ATSや人事管理システムと接続する場合、誰でもフリーに接続できる状態にすると、給与情報まで参照できてしまうことも起こり得る。部署単位の権限設計まで踏み込んで決めていく必要があります。須賀様の運用では、MCPは申請制にされているとお聞きしました。</p><p></p><p>須賀様：はい、デスクトップアプリから繋げるコネクターは中央管理した上で繋げる状態になっています。ただし、MCPで繋いだ先のSaaSがアクセスできる権限のものしかClaude Codeは拾えないため、SaaS側の権限設定が適切に行われていれば、Claude Codeが触れる情報も自然に制約されます。データを蓄積しているSaaSの権限管理が適切かどうかは、論点として大きいと捉えています。</p><p></p><p>――鈴木：チーム内でのファイル・スキルの共有はどうされていますか。</p><p></p><p>須賀様：いまはGoogleドライブを使っています。Gitによるバージョン管理は学習コストが高いと判断して見送りました。運用ハードルの課題は残っていますが、現時点では、.md ファイルを変更したらClaudeのフックを使って変更内容をSlackで通知し、該当メンバーにメンションする仕組みを作っています。重要なスキル .md や会社のコンテキストファイルについては、修正前にSlackで承認を取るフローも組み込み、疑似的なGit運用として回しています。</p><p></p><h2 id="h5145a2a216">ソーシングと送信はあえて自動化しない ── 利用規約とヒューマン・イン・ザ・ループ</h2><p></p><p>――鈴木：候補者ピックアップ（ソーシング）やスカウトの送信そのものは、技術的に自動化できそうにも見えます。あえて自動化されていないのには理由があるとお聞きしました。</p><p></p><p>須賀様：ソーシングを自動化できないかは私自身も調べましたが、結論として送信は自分で行っています。理由は2つです。</p><p></p><p>ひとつは利用規約です。各スカウト媒体を運営する企業が、AIを活用した送信を禁止する方向で利用規約をアップデートしている動きが見えてきました。基本的にAI送信を行うと媒体側が制限する方向に動いているため、利用規約に反する選択はしないという意思決定です。</p><p></p><p>もうひとつはヒューマン・イン・ザ・ループの観点です。送信をミスると、シンプルに個人情報の漏洩につながりますし、Aの方に送るはずがBの方に送ってしまうのはインシデントとして大きい。送信の最終地点には、人間が責任を取れる介在を残すべきだと捉えています。それ以外の作業を全部自動化するというのが、現時点の方針です。</p><p></p><p>――鈴木：レジュメ情報はテンプレート生成に渡されているのでしょうか。</p><p></p><p>須賀様：現時点ではテンプレートを渡していません。テンプレート全体は、最初に設計したペルソナの3パターンに合わせて生成しているため、ペルソナレベルでのパーソナライズには寄っています。実際にお会いしたりレジュメを拝見して気づいたことは persona.md の改善に反映していくので、ペルソナ自体が実在の人物像に近づくほど、結果としてパーソナライズが進む構造になっています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1deff13c85234a079e90dca134c7ae63/Claude%20Code%E3%81%A7%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%82%924%E5%88%86%E3%81%AE1%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%A3%85%E5%B7%A5%E7%A8%8B_13.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h2 id="h3539018356">1ヶ月の投資で景色が変わる ── これから始める採用担当者へ</h2><p></p><p>――鈴木：須賀様が現在の精度でアウトプットを出せるようになるまで、どれくらいの期間が必要でしたか。</p><p></p><p>須賀様：実用レベルに到達するまでは約1ヶ月かかりました。2月末ぐらいに本格的に始めて、3月いっぱい使い倒し、月末には想定のアウトプットが出せるようになった感覚です。残業や休日も含めてかなり集中して取り組みましたが、最初に覚えることが大きなレバレッジになると判断して、ずっと触り続けていました。</p><p></p><p>――鈴木：時間の作り方も気になるところです。日中の業務で皆さん忙しいなか、どう向き合われたのでしょうか。</p><p></p><p>須賀様：3月は「基本的に全部Claudeでやろう」と決めて仕事をしていました。求人票を作りたいなら、こういう求人を作りたいという指示を全部Claude Codeに打ち込んで作ってもらう。最終的に手で直す部分があるかもしれませんが、求めるアウトプットが出たら、その会話履歴の情報を参考にして「スキルにして保存しておいて」と指示します。次回以降はそのスキルを読み込めば、最終的にできたアウトプットと同等のものを再現してくれるようになる仕組みです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/68fcf83f47a743439bb1c353622193b4/Claude%20Code%E3%81%A7%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%82%924%E5%88%86%E3%81%AE1%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%A3%85%E5%B7%A5%E7%A8%8B_14.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>最初は全工程をClaude Code経由で会話しながら終わらせて、それをスキルという手順書にまとめておく。次回以降はそのスキルだけで進むので、業務効率化が一気に進みます。「自分の手でやっていることを全部Claudeにやらせる」と決めて1ヶ月続けた、というのが正直なところです。</p><p></p><p>――鈴木：「お願いするより自分でやった方が早い」と感じる場面が多いと思いますが、そこを堪えて続けるのが分岐点になりそうですね。</p><p></p><p>須賀様：AIに任せるというのは部下に仕事を任せるのと近い感覚です。最初は遅くても、まずはAIにやってもらう。その意識でやり切りました。いまではスカウト文章を含め、自分よりも質の高いアウトプットが一発で出てくる場面が増えていて、率直に言って投資効果は大きかったと実感しています。</p><p></p><p>――鈴木：AI活用初心者の1人採用担当者が始めるとして、おすすめの入口はどこになりますか。</p><p></p><p>須賀様：直近、Claudeのデスクトップアプリが大きくアップデートされ、ターミナル版との差分がかなり縮まりました。最初はデスクトップアプリから始めるのが入りやすいと考えています。ターミナルやエディタを入れなくても十分始められます。そのうえで「フォルダ構成が見えないとコンテキストが作りづらい」と感じるようになったら、エディタやターミナルを導入していく順序で問題ありません。</p><p></p><p>――鈴木：CLAUDE.md など、コンテキストファイルはどのように育てていますか。</p><p></p><p>須賀様：率直に言うと、CLAUDE.md 自体はあまり育てていません。最近はスキル .md の側に手順や参照情報を定義しておけば十分動くという議論もあり、私もそちらの方針で運用しています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/6f94b619b4da4ed58d7b7a15ba5c2287/Claude%20Code%E3%81%A7%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%82%924%E5%88%86%E3%81%AE1%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%A3%85%E5%B7%A5%E7%A8%8B_15.png" alt="" width="1647" height="936"></figure><p></p><p>――鈴木：インサイトの蓄積はどんな粒度で書かれているのでしょうか。</p><p></p><p>須賀様：たとえばスカウトを送りながら「このペルソナは年収1000万円前後かもしれない」「ワークライフバランス重視の傾向がありそう」といったメモをその場で取り、Claudeに「playbook に反映しておいて」と指示します。そうするとスカウト中に感じたことが、playbook.md というナレッジドキュメントに自動で蓄積されていく。面談後に得た学びも同じやり方で取り込んでいるので、次回スカウトを生成する際にはこの情報が参照されるイメージで運用しています。</p><p></p><p>ChatGPTなど他のチャット型AIとの違いも、ここに集約されます。チャット型では毎回ノウハウをチャット文に書きねてから指示する必要があり、1対1の会話で完結してしまう。Claude Codeはコンテキストを把握したうえで人間と同じように作業してくれるので、別物として捉えています。</p><p></p><p>――鈴木：各部門からの採用要件の回収は、どう運用されていますか。</p><p></p><p>須賀様：要件の回収は人間がやっている領域です。弊社ではハイヤリングマネージャーがJDを書いてくれるので、そこに採用要件が乗ります。リクルーターが深掘りして情報を追加する流れです。要件の周辺情報、たとえば実際の仕事内容を知りたい場合には、技術ブログプラットフォーム内の関連記事を探してもらい、求人票に追加するといった使い方をしています。</p><p></p><p>――鈴木：補足すると、コンテンツ資産がまだ少ない会社では、社員へのインタビューが入り口として有効だと考えています。1時間でも構わないので、業務内容や事業内容を聞き出す。台本はClaudeで作れるので、ミーティングレコードのAIツールで文字起こしを残し、それをナレッジとして読み込ませる。インタビュー期間を1週間設けて一気に集めるやり方は、実際にやってみると効率が高いはずです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/1a7fd47c619546d1a692674a63f05496/Claude%20Code%E3%81%A7%E6%8E%A1%E7%94%A8%E6%A5%AD%E5%8B%99%E3%82%924%E5%88%86%E3%81%AE1%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%A3%85%E5%B7%A5%E7%A8%8B_16.png" alt="" width="1651" height="922"></figure><p></p><p>須賀様：まったく同じ意見です。一次情報をどれだけ拾えるかが、結局はアウトプットの質を決めると実感しています。</p><p></p><p>最後に、Offersでは「AIと採用」をテーマにしたカンファレンスを7月に開催予定です。今回のような実装ノウハウや最先端の活用事例をキャッチアップしたい方は、ぜひご注目ください。</p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p></p><p>採用業務へのAI活用は、ツールを入れること自体ではなく、自分の暗黙知をどれだけ言語化してAIに渡せるか、そして改善ループをどれだけ速く回せるかにかかっています。</p><p></p><p>須賀様の「自分の手でやっていることを全部Claudeにやらせる」という1ヶ月の集中投資は、その後の運用フェーズで何倍にもなって返ってきました。ペルソナを育て、候補者体験を上げるためにAIを使う──この発想転換が、これからの採用担当の新しい標準になっていくはずです。</p><p></p><p>明日からの一歩として、まずは自分の手作業をひとつ、Claudeに渡せる形で言語化するところから始めていただければ幸いです。</p>

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## [【イベントレポート】なぜハイクラス人材を“口説けない”のか　選ばれる企業に共通する構造とは](https://hr-media.offers.jp/articles/seminar_72)

**公開日**: 2026-07-01
**著者**: 鈴木 裕斗, 山田 博之
**カテゴリ**: イベントレポート

<p>スカウトを送っても返信がない。面談しても辞退される。最終選考で年収提示に負ける。ハイクラスエンジニアの採用に取り組む企業にとって、こうした場面は珍しくないのではないでしょうか。</p><p></p><p>しかし、本質的な課題は「人がいない」ことではなく、「選ばれていない」ことにあります。エンジニア約90万人のうち転職活動中はわずか8%。一方で「いい話があれば聞いてもいい」と考える潜在層は70%に上り、この層へのアプローチこそが勝敗を分ける構造になっています。</p><p></p><p>2026年3月18日、株式会社overflow 代表取締役CEOの鈴木裕斗と、株式会社フィールドマネージメント・ヒューマンリソース 執行役員・ディレクターの山田博之様をお迎えし、「なぜハイクラス人材を&quot;口説けない&quot;のか ── 選ばれる企業に共通する構造とは」と題したウェビナーを開催しました。</p><p></p><p>本記事では、エンジニア採用市場の構造から、選ばれない企業の共通パターン、潜在層へのアプローチ戦略、そして入社後のエンゲージメントを高める7つの要素まで、採用と組織の両面から「選ばれる企業」の条件を読み解いていきます。</p><p></p><h2 id="h725e95fde5">転職活動中はわずか8% ── エンジニア採用市場の構造的課題</h2><p></p><p>――鈴木：エンジニア採用市場の構造について、まずお話しさせてください。</p><p></p><h3 id="h4d31c94e02">90万人のうち、動いているのはわずか8%</h3><p></p><p>市場のエンジニアは今、90万人強と言われていますが、そのうち転職活動中の方はわずか8%です。いわゆるダイレクトリクルーティングサービスで「転職意欲あり」と設定している層になります。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/16ebf9eab53e4e40b229472434cf1423/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92_%E5%8F%A3%E8%AA%AC%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84_%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F_1.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><p>次に注目すべきは、「いい話があれば聞いてもいい」と考える潜在層が70%ほど存在するという点です。この層にどうアプローチするかが、採用活動における大きなポイントになってきました。8%の顕在層を取り合う競争に巻き込まれると、年収で負ける、面談後に辞退されるといった消耗戦に陥りやすいからです。</p><p></p><h3 id="h1440ede377">返信率が最も高いのは「今は考えていない」層</h3><p></p><p>Offersのプラットフォーム上では、「今は転職を考えていない」とステータスを設定している方の返信率が最も高いというデータが存在しています。エンジニアの返信率は、「すぐ転職したい」層が18%、「いいオファーがあれば」層が12%。一方、「今は考えていない」層はおよそ30%に達しました。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b92141d9ab3d440987e42205d0230dfa/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92_%E5%8F%A3%E8%AA%AC%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84_%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F_2.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h3 id="hd76d81338d">動機の上位は「市場価値の確認」と「AIトレンドへの関心」</h3><p></p><p>なぜ返信してくれるのかを深掘りすると、理由の上位に挙がるのは「市場価値を知りたい」という動機です。AIの台頭により、自分の市場価値があるのかないのか分からなくなっている方も増えており、潜在層の中でも最も大きな要因となっています。続いて「いい話があれば柔軟に検討したい」、そして最近増えてきた「AI時代のトレンドを知りたい」という声も目立ちます。スカウトメールの既読率は7割以上を維持しており、動かなくてもメールは見ている方が大半です。</p><p></p><h2 id="h647d37aa27">選ばれない企業に共通する3つの構造</h2><p></p><p>――鈴木：続いて、選ばれない企業に共通する構造についてお話しします。3つのパターンが見えてきています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/f3a2cdc4985d45a59c35aaa1196bb0cb/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92_%E5%8F%A3%E8%AA%AC%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84_%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F_3.png" alt="" width="960" height="540"></figure><h3 id="h58e2f732dd">構造1：人員計画が「現場の声」だけで作られている</h3><p></p><p>1つ目は、人員計画・要員計画が現場の声だけで作られているケースです。現場には当然やらなければいけない仕事がたくさんあり、必要な人員は際限なく出てくるもの。しかし、その声をそのまま拾い続けると、「なぜあなたが必要なのか」という候補者に向けた文脈やストーリーが作りづらくなります。ここでは人事が「翻訳家」として入り、候補者に伝わる言葉に変換していくことが不可欠です。</p><p></p><h3 id="h0cbfd4d8a7">構造2：採用プロセスが「選考」のままになっている</h3><p></p><p>2つ目は、採用プロセスが「選考」のままになっているケース。「選考」という言葉からは、企業側が候補者を見極めるニュアンスが伝わりがちですが、ハイクラスの方々とは同じ目線に立ち、「この会社をどうすればもっと良くできるか」を一緒に語るほうが効果的です。選考プロセスの満足度が上がり、会社への理解も深まることで、結果的に選ばれる形になるケースが多いと感じています。</p><p></p><h3 id="h7b20c569a5">構造3：入社後のリアルが見えていない</h3><p></p><p>3つ目は、入社後のリアルが見えないという点です。面接でお会いした方は良かったけれど、入社後に本当に自分が合うのか不安である。こうした声は少なくありません。Offersのクライアントの中には、10回以上の面談を実施したり、オフィスに来ていただいたり、3日間のトライアル勤務を取り入れたりすることで、このギャップを縮めている企業もあります。</p><p></p><h2 id="h759a862e69">ハント型からファーム型へ ── 潜在層に届くスカウト戦略</h2><p></p><p>――鈴木：潜在層へのアプローチについて、もう少し掘り下げます。私たちは「ハント型からファーム型へ」の転換を提案しています。</p><p></p><h3 id="h6f4a48565f">ハント型の限界とファーム型という発想転換</h3><p></p><p>ハント型は、転職意欲が上がった瞬間に1回スカウトを送り、タイミングが合わなければ終了するモデルです。一方のファーム型は、スカウトメールが7割以上見られている事実を活かし、ブランドグッドを持ってもらいながら継続的にスカウトを打っていく手法になります。候補者がキャリアドリフトモデルの4段階目以上、つまりトリガーイベントを超えて行動を起こすタイミングで、「いつも熱心に送ってくれていたあの会社を見てみよう」と第一想起を獲得できるポジションを作ることが狙いです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/9022a1b7e79c47989a6e85937b2cfeff/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92_%E5%8F%A3%E8%AA%AC%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84_%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F_4.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h3 id="hdbd884f90c">ファーム型を支える3つの柱</h3><p></p><p>具体的には3つの柱で構成しています。<strong>ストーリースカウト</strong>は、ディープインタビューを通じて現場の方や経営者の一次情報を抽出し、その内容をスカウトに落とし込む取り組みです。<strong>フェーズ連動型配信</strong>は、キャリアドリフトスコアという独自のロジックで候補者のフェーズを判定し、そのフェーズに合わせたスカウトを設計します。そして<strong>継続的関係構築</strong>は、スカウトをブログのように追いかけ続けることで、返信率を高い水準でキープし、面談からの成約率向上にもつなげています。</p><p></p><h2 id="he10a8a752f">主従からパートナーシップへ ── 企業と社員の関係性の変化</h2><p></p><p>――鈴木：ここからは、入社後の組織づくりについて山田様にお話しいただきます。</p><p></p><h3 id="he15ef237d7">かつての主従関係は、優秀な人材ほど崩れている</h3><p></p><p>山田様：かつて企業と社員の関係は、労働を提供し報酬を得るという主従の関係でした。その根底は今でも変わりませんが、優秀な人材であればあるほど、この構造が変化してきています。</p><p></p><h3 id="he04516328a">企業価値の軸が「財務」から「非財務」へ</h3><p></p><p>特に大きいのは、企業価値を測る軸の変化です。以前は「いくら儲かっているか」という財務的な観点が中心でしたが、近年では非財務の観点、すなわち「その会社は社会に役立っているのか」「継続的にあり続けられる会社なのか」が重要視されるようになりました。転職においても同様で、「いくら稼げるか」だけでなく、「この会社でどのような社会貢献ができるか」を求職者が見ています。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/0af341400ea9466aae79b2db4d28db32/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92_%E5%8F%A3%E8%AA%AC%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84_%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F_5.png" alt="" width="1280" height="720"></figure><p></p><p>人材版伊藤レポートでも述べられているように、企業と社員が「選び、選ばれる関係」へと移行しています。ハイクラス人材こそ、この傾向は顕著です。魅力的な環境整備ができていなければそもそも選ばれませんし、仮に実態と異なる形で採用したとしても、定着にはつながりません。</p><p></p><h3 id="h37997af0f2">ワークエンゲージメント×帰属意識＝社員エンゲージメント</h3><p></p><p>目指すべきは、ワークエンゲージメント（仕事に対する使命感）と帰属意識（この組織にいたいという意識）の両軸を高めることです。ワークエンゲージメントだけが高い状態では、「同じ仕事ができるなら他社でもいい」という流出リスクが残ります。逆に帰属意識だけが高くても、受け身的・消去法的なものであれば、主体的にパフォーマンスを上げる人材にはなりません。私たちはこの両軸を掛け合わせたものを「社員エンゲージメント」と定義しています。平たく言えば、働きがいと働きやすさの双方を向上させることが重要だということです。</p><p></p><h2 id="hcfbc7cea63">報酬だけでは届かない ── 社員エンゲージメントを高める7つの要素</h2><p></p><p>――鈴木：報酬を上げればエンゲージメントが高まるのか、という問いについてはいかがでしょうか。</p><p></p><h3 id="h51d75591da">報酬は退職理由の2番目、ただし上げ続けるには限界がある</h3><p></p><p>山田様：報酬を得るために働いているという事実は否定できません。報酬が安くてもいいということではない。ただ、報酬を上げるだけでエンゲージメントが高まるかというと、それだけではないことは皆様も体感されているのではないでしょうか。</p><p></p><p>エン・ジャパン様の1万人アンケートを引用すると、給与の低さは退職理由の2番目に挙げられていますが、それ以外にも職場の人間関係、会社の将来性への不安、社風・風土、そして評価・人事制度への不満が上位に並んでいます。当然、会社にも財務的な余力には限界がありますから、報酬の引き上げだけで競い合うことには限界があるのです。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/6e14cd83a4ee468c8375f6b005797415/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92_%E5%8F%A3%E8%AA%AC%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84_%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F_13.png" alt="" width="1280" height="720"></figure><p></p><p></p><h3 id="h1dc0f64b29">エンゲージメントを支える7つの要素</h3><p></p><p>そこで重要になるのが、社員エンゲージメントを高める7つの要素です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/16db4e1613f543968ca0e4bc87d6b442/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92_%E5%8F%A3%E8%AA%AC%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84_%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F_6.png" alt="" width="1280" height="720"></figure><p></p><h4 id="h11ac33f373">① 明確なミッションと目標</h4><p>会社や組織が何のためにあるのか、何に対して貢献しているのかを示すものであり、これがないと人が集まっても単なる群れになってしまいます。</p><p></p><h4 id="h0ab8823383">② リーダーシップ</h4><p>ミッションや目標を日々の現場に浸透させるのはリーダーの役割です。トップマネジメントだけでなく、現場のマネージャーも含め、「あの人ならついていきたい」と思わせるリーダーシップの質が求められます。</p><p></p><h4 id="h6a9e91f2da">③ コミュニケーション</h4><p>上下のやり取りのみならず、他部署との連携も含みます。チェスター・バーナードは組織成立の3要件として、共通目的・協働意思と合わせてコミュニケーションを挙げています。コミュニケーションツールは増えているのに、交わすべきことが交わされていない企業も少なくありません。</p><p></p><h4 id="h3c483c9d5a">④ 成長・発展の機会</h4><p>ここで本当に成長できるのかという問いに応えられるかどうかが問われます。日々の仕事が、本人のキャリア展望と地続きに感じられているかどうかが、定着の分かれ目になります。</p><p></p><h4 id="h318dde8663">⑤ 評価制度</h4><p>評価結果の満足度だけでなく、どのように評価が決まるのかというプロセスの透明性も重要なポイントです。評価プロセスの明示は企業努力で実現できる領域であり、社員の納得感に直結します。</p><p></p><h4 id="hcd8f468d34">⑥ 仕事と生活のバランス</h4><p>やりがいの搾取にならないよう、バランスのとれた環境を整えることが前提になります。働きがいと働きやすさの両立は、ハイクラス人材ほど厳しく見られている領域です。</p><p></p><h4 id="h5346ccf189">⑦ ポジティブな職場文化</h4><p>エンゲージメントサーベイを実施しても、結果を活用して職場文化を向上させる取り組みまで踏み込めている企業はまだ多くありません。先の6つの要素を活用しながら、いかにポジティブな文化を醸成できるかが問われています。</p><p></p><h2 id="h6345b633ff">ミッション策定と浸透 ── 実現性と効果から考える優先順位</h2><p></p><p>――鈴木：7つの要素を実現性と効果で整理したマトリクスがあります。山田様、この中でどこから着手すべきとお考えですか。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/b5822e82e22f4a7c9c4e1117724feea6/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92_%E5%8F%A3%E8%AA%AC%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84_%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F_8.png" alt="" width="960" height="540"></figure><p></p><h3 id="h790b9208fe">A象限：まず取り組むべきは「ミッションと目標」</h3><p></p><p>山田様：7つどれも甲乙つけがたいのですが、あえて相対評価をすると、実現性が高くて効果も高いA象限にあるのが、1番の「ミッションと目標」です。なぜかというと、ミッションと目標はまず掲げればよいからです。掲げるだけで一定の効果が生まれます。</p><p></p><p>多くの企業が、たとえばMBO（目標管理制度）を導入していても適切に運用できていなかったり、ミッション自体が曖昧なまま事業を進めていたりします。特に組織ミッションのレベルまで落とし込めている企業は少ないのが実態です。ミッションと目標は、リーダーシップのあるマネジメントが作ればよい。比較的実現性が高く、かつこれがなければ何も始まらないという意味で、最初に取り組むべき要素だと考えています。</p><p></p><h3 id="hd971a2166a">なぜミッションのない企業が生まれるのか</h3><p></p><p>――鈴木：そもそも目標やミッションがない企業が存在するのは、なぜなのでしょうか。</p><p></p><p>山田様：惰性です。それで来てしまったということですね。かつてはあったのかもしれませんし、実はどこかに存在するのかもしれません。しかし多くの企業で、ミッションがホームページに載っているだけ、という状態になっています。特に成長曲線が踊り場に差し掛かった企業では、これまでの惰性で業務が回っているため、「自分たちの社会的価値は何か」「自分たちの組織は何をするところか」と問われたことがない。オペレーションが回っている限り、ミッションは曖昧になりやすいという構造があります。</p><p></p><h3 id="h5c05d0a1a6">C象限：リーダーシップは効果大、ただし育成に時間がかかる</h3><p></p><p>――鈴木：一方で、C象限にあたるのがリーダーシップですね。</p><p></p><p>山田様：その通りです。リーダーシップは効果が非常に大きいのですが、実現に時間がかかります。リーダーが一人変わっただけで職場の雰囲気が一変した経験は、多くの方がお持ちではないでしょうか。ポジティブな変化もあれば、逆もあります。それほどリーダーシップの影響度は大きいのですが、良いリーダーを育てるには計画的な育成、適切な昇格・人選、場合によっては外部からの採用も含めた長期的な取り組みが必要です。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/cbbe2aa805d6445088305249d35f1399/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92_%E5%8F%A3%E8%AA%AC%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84_%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F_9.png" alt="" width="1198" height="814"></figure><p></p><h3 id="hf66f934ebe">共感性のあるミッションは「社会課題へのリーチ」から始まる</h3><p></p><p>――鈴木：ちょうど視聴者からも質問をいただきました。「ハイクラス人材には、惰性で作っただけの企業ミッションは見抜かれるのでは」と。私もまさに聞きたかったところです。</p><p></p><p>山田様：共感性の高いミッションを作るには、社会課題へのリーチが鍵になると考えています。企業ミッションであれば、「どの社会課題に対して自社の事業がリーチしているのか」が明示されていること。単に「売上目標が何億円」という数字は目標であり、ミッションが果たされているかを測る物差しの一つにすぎません。数字自体がミッションになることはありえないのです。</p><p></p><p>組織ミッションであれば、企業ミッションから連鎖する形で、自分たちの組織が会社の中でどの課題にリーチしているのかを示す。「惰性で業務をやっている」状態から脱却するためには、こうしたバックキャスティング的な視点でミッションに社会課題を組み込む必要があります。</p><p></p><p>――鈴木：ミッションを決めるプロセス自体も、惰性では決められないということですね。腰を据えてしっかり向き合わなければならない。</p><p></p><p>山田様：おっしゃる通りです。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/f987246f1aad44cf85007f112dbc51ab/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92_%E5%8F%A3%E8%AA%AC%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84_%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F_12.png" alt="" width="1280" height="720"></figure><p></p><h2 id="h7a3a76639d">エンジニアが積極的に動かない理由 ── 職種固有のキャッチアップ構造</h2><p></p><p>――鈴木：山田様からも質問がありましたが、エンジニアは手に職があるにもかかわらず、なぜ積極的に外を見ようとしない方が多いのでしょうか。</p><p></p><h3 id="h376bcfcd6d">コンサル人材は動くのに、エンジニアは動かない</h3><p></p><p>山田様：私はコンサルティング会社にいるので、業界をまたいでさまざまな企業を支援しています。コンサルタントの場合は、一人一人がプロフェッショナルとして動いているため、「この仕事は好きだが、なぜこのファームなのか」という問いが常にあり、社会性の高い環境や人材環境の良い場所があれば移っていく傾向があります。エンジニアも同じプロフェッショナルですから同様だと思っていたのですが、転職意欲を明確に出している方が少ないというのは意外でした。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/e798d4bd0e5a4680b4fa9a067e82d4bb/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92_%E5%8F%A3%E8%AA%AC%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84_%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F_17.png" alt="" width="1659" height="930"></figure><p></p><h3 id="he5c1b01322">キャッチアップに時間がかかり、転職コストが高い</h3><p></p><p>――鈴木：エンジニアという職種には、特徴的な構造があります。一つは、キャッチアップに時間がかかるということです。10年、5年と運営されているサービスの全体像を把握するのに数ヶ月かかることも珍しくありません。</p><p></p><p>キャッチアップした知識はその会社固有の資産になり、パフォーマンスを発揮するほど社内で欠かせない存在になります。すると2つのロジックが働きます。「他社に行くとまたあの立ち上げをやり直すのか」という心理と、「社内での自分の価値が高まり、居心地が良くなる」という状況です。営業職であればドメイン知識のキャッチアップはあるものの、商品を人に売るプロセスの基本は変わりません。しかしエンジニアの場合は、会社固有のソースコードに対する理解が不可欠であり、この転職コストの高さが独特の構造を生んでいます。</p><p></p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/53fe8215b2264faab08e843abc036845/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92_%E5%8F%A3%E8%AA%AC%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84_%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F_18.png" alt="" width="1654" height="916"></figure><p></p><p>山田様：なるほど。会社を超えた汎用的なスキルや技術を持っていると思っていましたが、会社固有の部分もやはり大きいのですね。</p><p></p><h3 id="h30ad60a05a">技術トレンドの変化が「チラチラ」層を生む</h3><p></p><p>――鈴木：AIによってドメインのキャッチアップ速度は上がっている側面はあります。ただ、会社固有のものがソースコードに残り続ける構造自体は変わりません。もう一つ重要なのは、技術トレンドの変化が非常に速いということです。PHPが使われていた時代からRubyへ、そして今はAIが言語の壁を超えようとしている。自分が取り組んでいる技術がこのままでいいのか、マネジメントへ移るべきか。エンジニアはこうしたトレンドに常にさらされています。</p><p></p><p>山田様：表面的に転職意欲をはっきり示す方は少なくても、「チラチラ」気にはなっているわけですね。採用の視点に立てば、はっきり動いている人を取りに行くのはレッドオーシャンですから、いかにこの「チラチラ」している層に対して会社の総合的な魅力を訴求していくかが重要になります。報酬や処遇だけではなく、組織としての魅力を含めた統合的なアプローチが求められるということですね。</p><p></p><h2 id="h02e0ab6f04">採用力の源泉は組織力 ── 好循環と悪循環の分岐点</h2><p></p><p>――鈴木：まさにおっしゃる通りで、私は採用のドメインで事業を運営していますが、基本的に採用できる会社は組織がいいと実感しています。</p><p></p><h3 id="h9d3ed1d0b2">商品が良ければ売れる、組織が良ければ採れる</h3><p></p><p>営業に置き換えると分かりやすくて、商品が良ければ売れる。商品が良くなければ営業を頑張らなければならない。同じ構造が採用にもあり、組織が良ければ採用の負担は軽くなります。</p><p></p><p>山田様：やはりエンゲージメントが高い組織は魅力があるから、採用できるし、辞めない。好循環がぐるぐると回っていきます。</p><p></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/883da367062143ccaf9ece08e4e140e5/0541188b04f44a82b494a373abc30edc/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E4%BA%BA%E6%9D%90%E3%82%92_%E5%8F%A3%E8%AA%AC%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84_%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F_14.png" alt="" width="795" height="477"></figure><p></p><h3 id="h993558b05e">一度逆回転が始まると止められない</h3><p></p><p>しかし、ひとたびエンゲージメントが悪化すると、どこかで覚悟を持って巻き直さない限り、人が辞めていく。魅力のない組織には人が来ない。人が来ないから技術力も下がり、やる気のある人までもが離れていくという悪循環に陥ります。この逆回転が始まると本当に止められなくなる。私自身、そうした状態に陥った企業を何社も見てきました。採用強化という観点からも、原点に立ち返って組織づくりを強化する必要があると感じています。</p><p></p><p>――鈴木：理想を言えば、ミッションと目標の策定から始めて、7つの要素をすべて整えたうえで採用に取り組むべきです。しかし現実には、「ここに人が足りない」「あそこにも人が足りない」というバケツの穴を埋めるための採用が先行しがちです。バケツの穴を埋め続ける採用をしていると、エンゲージメントやミッションが逆回転していくことになるのです。</p><p></p><h3 id="hf5d737969e">ポジティブな職場文化が「採れる組織」の共通点</h3><p></p><p>山田様：もう一つお聞きしたいのですが、これまでご覧になってきた中で、魅力ある組織が作れている企業に共通点はありますか。</p><p></p><p>――鈴木：まず前提として、完璧にうまくいっている会社は存在しないと捉えています。どれだけ魅力的な企業でも、ハイクラスの特定ポジションを充足できているかといえば、やはり課題を抱えています。そのうえで、人気のある企業に共通しているのは、ポジティブな職場文化に近い要素です。一緒に働くメンバーが切磋琢磨でき、能力値が高く、「ここにいると自分も一緒に成長していけそうだ」と感じられる組織。エンジニア採用においては、これが非常に強い要素になると考えています。</p><p></p><h3 id="h1fdfbeab14">Netflixに学ぶ「文化が最高の報酬」という発想</h3><p></p><p>山田様：やはり最初の一歩は、一夜にしてレベルの高い人が揃うわけではないから、まず目星のつく方を一人でも二人でも増やしていくということですね。</p><p></p><p>――鈴木：まさにその通りです。Netflixの事例が象徴的ですが、ビジネスモデルを転換する際に一度組織を大きく縮小し、そこから一人一人を厳選して文化を作り上げていった。その文化自体が最高の報酬になるという考え方で組織を育て、一度作った文化を崩さないという姿勢を貫いています。既存の組織を変える場合、一度壊す覚悟が必要になることもあり、相当大きなディシジョンになるかもしれませんが、好循環の起点はそこにあると考えています。</p><p></p><h2 id="h9be0c3393d">おわりに</h2><p></p><p>ハイクラス人材を口説けないのは、待遇や知名度だけの問題ではありません。採用と組織は表裏一体で、採用力の源泉は組織力にあります。</p><p></p><p>好循環は、目星のつく人を一人、二人と増やす地道な一歩から始まります。Netflixの「文化こそ最高の報酬」という発想のように、惹きつけた人で文化を育て、崩さない姿勢が次の採用を呼び込みます。</p><p></p><p>明日からの一歩として、まずは自社が候補者に誇れる「文化」をひとつ言語化するところから始めていただければ幸いです。</p>

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## [IT人材不足はなぜ起きる？背景と企業がとれる対策](https://hr-media.offers.jp/articles/it-talent-shortage)

**公開日**: 2026-05-07
**著者**: Offers HR Magazine編集部
**カテゴリ**: 採用

<p>IT人材不足とは、IT関連産業およびユーザー企業において、DX推進やシステム開発を担うIT人材の供給が需要に追いつかない状態です。経済産業省（METI）の「IT人材需給に関する調査」では2030年に最大約79万人が不足すると試算されており、2026年現在、IT人材の転職求人倍率は11.2倍と全職種平均の約4.7倍に拡大しています（レバテック2025年6月時点）。</p><p>本記事では、IT人材不足の最新データ、経産省調査の正しい読み解き方、5つの根本的原因、企業への影響、そしてAI活用を含む7つの対策まで解説します。</p><h2 id="hf108f6651a">IT人材不足の現状データ</h2><p>IT人材不足は、2026年現在、数字の上でも採用現場の実感としても過去最悪水準に達しています。国内外の最新データから、不足の規模と切迫度を確認します。</p><h3 id="hc8e567adb2">IT人材の求人倍率11.2倍、国内データが示す売り手市場</h3><p>IT人材の採用がどれほど困難か。最も端的に示すのが求人倍率です。</p><p>エンジニア・クリエイター向け人材サービスを手がけるレバテックの調査によると、2025年6月時点のIT人材の転職求人倍率は11.2倍。正社員求人数は前年同月比152%にまで膨らんでいます。全職種の転職求人倍率が2.40倍（doda、2026年2月）であることと比較すると、IT人材の需給ギャップの大きさが際立ちます。</p><p>採用計画への影響も大きく、レバテック（レバレジーズ）が2025年に実施した調査では、約3割の企業が採用数目標達成の見通しが立っていないと回答しました。一方で、約4割の企業が前年度より採用人数を増加させており、「採りたいのに採れない」という状況が鮮明になっています。</p><p>背景にあるのはAI需要の爆発的な拡大です。ChatGPTが一般公開された2022年11月から2年半で、生成AI関連の求人数は29.7倍に増加しました（レバテック調べ）。AI人材の争奪戦が、IT人材市場全体の需給バランスをさらに押し上げている構図です。</p><h3 id="hce4b7601f1">IT人材不足のグローバルデータ、90%の組織に影響と5.5兆ドル損失</h3><p>IT人材不足は日本だけの問題ではありません。</p><p>IT調査会社インターナショナル・データ・コーポレーション（IDC）の予測（2024年5月発表）によると、2026年までに世界の90%超の組織がITスキル不足の影響を受け、その損失額は5.5兆ドル（約830兆円）に達する見通しです。損失の内訳は、製品開発の遅延、競争力の低下、ビジネス機会の喪失。IT人材不足は単なる採用課題ではなく、企業の収益を直接蝕む経営リスクです。</p><p>世界経済フォーラム（WEF）の<a href="https://www.weforum.org/publications/the-future-of-jobs-report-2025/">『Future of Jobs Report 2025』</a>も、2030年までに1.7億の新規雇用が創出される一方で9,200万の既存職が消失し、純増7,800万のうちAI・ビッグデータ関連が最も伸びると予測しています。技術人材の需要は増え続ける一方、供給が追いつく見込みはありません。</p><h2 id="h332f6a1d8f">IT人材不足2030年79万人データの正しい読み方</h2><p>「2030年に79万人不足」。IT人材不足の記事で必ず引用されるこの数字ですが、前提条件を正確に理解している方は多くありません。経産省調査の構造を正しく読み解きます。</p><h3 id="h5e38569fba">IT人材需給の高位・中位・低位3シナリオの違い</h3><p>経済産業省が2019年3月に公表した<a href="https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf">「IT人材需給に関する調査」</a>（みずほ情報総研委託）は、IT需要の伸び率を3段階で試算しています。</p><ul><li>高位シナリオ（IT需要の伸び率3〜9%）。2030年に約79万人が不足</li><li>中位シナリオ（IT需要の伸び率2〜5%）。2030年に約45万人が不足</li><li>低位シナリオ（IT需要の伸び率1%）。2030年に約16万人が不足</li></ul><p>よく引用される「79万人」は最も需要が伸びるシナリオの数字です。ただし、生成AIの爆発的普及やDX投資の加速を考えると、2019年の想定より需要の伸びは上振れしている可能性が高いという点は押さえておく必要があります。</p><p>もう一つ見落とされがちな前提があります。この調査では、2019年をピークにIT関連産業への入職者が退職者を下回り、IT人材は減少に向かうと予測されました。つまり需要が増え続ける一方で、供給側も仕組みとして細っていくのです。IT人材の平均年齢は2030年まで上昇を続け、産業全体の高齢化も同時に進行します。</p><h3 id="hc58c34abe2">先端IT人材と従来型IT人材で異なる不足の実態</h3><p>同調査のもう一つの重要なポイントは、IT人材を「先端IT人材」と「従来型IT人材」に分けて試算している点です。</p><ul><li>先端IT人材（AI・ビッグデータ・IoT等）。全シナリオで不足が拡大</li><li>従来型IT人材（既存システムの運用保守等）。供給過多の可能性あり</li></ul><p>IT人材不足の本質は「人数」の問題ではなく「スキル」の問題です。従来型のシステム運用・保守を担う人材は将来的に余る一方で、AI・クラウド・セキュリティなどの先端技術を扱える人材は大幅に足りません。この二重構造が、「IT人材不足は嘘」と「IT人材不足は重大な課題」という相反する主張が同時に成り立つ理由です。</p><h2 id="hbbc936ab5c">IT人材不足を引き起こす5つの根本的要因</h2><p>IT人材不足は一朝一夕に生じたものではありません。複数の根本的要因が重なり合い、年々深刻化しています。</p><h3 id="h197cd84767">少子高齢化による労働人口の減少とIT人材の不足</h3><p>最も根本的な要因は、日本全体の労働力人口の減少です。厚生労働省の推計によると、2040年の労働力人口は2017年比で約870万人減少する見通しです。IT産業も例外ではなく、経産省の調査が示すように2019年をピークに入職者が退職者を下回る構造に入っています。</p><p>さらに、IT人材の年齢構成は年々高齢化が進んでいます。2015年には35〜39歳の割合が最も高かったのが、2020年には40〜44歳にシフト。30〜34歳の割合は11.2%まで低下しました。若手の流入が細る一方でベテラン層の退職が進む——この人口動態は、採用の工夫だけではカバーしきれない根本的な問題です。</p><h3 id="h8512b25ffc">DX需要の急増で全産業にIT人材が必要</h3><p>DX（デジタルトランスフォーメーション）の波が全産業に広がったことで、IT人材の需要は従来のIT企業だけでなく、製造業、金融、小売、物流、医療など、あらゆる業種で急増しました。</p><p>情報処理推進機構（IPA）の<a href="https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/dx-trend/dx-trend-2025.html">「DX動向2025」</a>によると、日本企業の85.1%がDX推進人材の不足を訴えています。JUAS（日本情報システム・ユーザー協会）の「企業IT動向調査2026」でも、生成AIを導入済みの企業は全体の33.9%、大企業（売上1兆円以上）では85.1%に達しており、AI活用の拡大がDX人材の需要をさらに押し上げています。</p><h3 id="haf8ee29871">AI・クラウド・セキュリティの需要爆発と先端IT人材不足</h3><p>テクノロジーの進化が加速するほど、それを扱える人材への需要と既存人材のスキルギャップが広がります。</p><p>レバテックの調査では、セキュリティ人材の転職求人倍率は50倍超で全職種1位。生成AI関連の求人数はChatGPT公開から2年半で29.7倍に膨張しました。WEFの『Future of Jobs Report 2025』も、2030年までに求められるスキルの39%が変化すると予測しています。</p><p>技術の変化が速すぎて、育成が追いつかない。これがIT人材不足の「質」の側面を加速させている要因です。</p><h3 id="h6b13c2df1b">IT人材のIT企業集中とユーザー企業の不足</h3><p>日本のIT人材は、欧米と比較してIT企業（SIer、SES等）に偏在しています。経産省のデータによると、日本ではIT人材の約7割がIT企業に所属し、ユーザー企業（事業会社）側には3割程度しかいません。米国ではこの比率がほぼ逆転しています。</p><p>DXを推進したいのはユーザー企業ですが、そこにIT人材がいない。結果として外注依存が強まり、内製化が進まず、DXの成果も限定的になるという悪循環が生じています。</p><h3 id="h89d9c18534">IT人材不足が招く2025年の崖とレガシーシステム問題</h3><p>経済産業省が2018年に公表した<a href="https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/dx/DX_report_summary.pdf">「DXレポート」</a>は、老朽化したレガシーシステムを放置した場合、2025年以降に年間最大12兆円の経済損失が発生すると警鐘を鳴らしました。これが「2025年の崖」です。</p><p>2025年を過ぎた今、経産省は「レガシーシステムモダン化委員会」を設置して対応状況を検証しています（2025年5月、総括レポート公表）。レガシーシステムの刷新にもIT人材が必要であり、既存システムの維持と新システムの構築の両面で人材を奪い合う状態が続いています。</p><h2 id="h8d6514a96b">IT人材不足は嘘か本当かをデータで検証</h2><p>「IT人材不足は嘘だ」という声は、実はまったくの的外れではありません。ただし、その主張が当てはまる範囲は限定的です。</p><h3 id="h25329f240e">「嘘」と言われる理由は従来型IT人材の供給過多</h3><p>「嘘」と指摘される根拠は主に2つあります。</p><p>1つ目は、経産省の調査自体が「従来型IT人材はむしろ余る」と示唆している点です。既存システムの運用・保守を担う人材は、クラウド移行やSaaS化の進展で需要が縮小する可能性があります。</p><p>2つ目は、未経験者を大量に受け入れるSES企業の存在です。「人手不足」と言われながらも、実務未経験のエンジニアが就職に苦労するという現象は、求められているのが「人数」ではなく「スキル」であることの証左です。</p><h3 id="h6ed7b80eff">「本当」に深刻な先端IT人材の大幅な不足</h3><p>一方、AI・クラウド・セキュリティ・データサイエンスなど先端領域の人材不足は紛れもない事実です。</p><p>セキュリティ分野の求人倍率は50倍超。生成AI関連求人は2年半で29.7倍。Gartnerの調査では最高情報責任者（CIO）の86%が有能な候補者の獲得競争激化を報告しています。日経クロステックの調査でも、大企業の約8割がIT人材不足を実感しているという結果が出ました。</p><p>「嘘」なのは「IT人材は全体として足りない」という大雑把な議論のほう。「先端IT人材は大幅に不足しており、従来型IT人材はスキル転換が急務」——これが2026年時点でのIT人材不足の正確な実態です。</p><h3 id="hed05116454">IT人材のスキルミスマッチという本質的課題</h3><p>McKinseyの調査では、経営幹部のわずか16%しかDX推進に十分な技術人材を確保できておらず、60%の企業が人材不足をDXの最大の阻害要因と回答しています。</p><p>WEFの予測する「2030年までにスキルの39%が変化する」という数字は、今いるIT人材のスキルがここ数年で陳腐化するリスクも示唆しています。人材の「数」を増やすだけでなく、既存人材のスキル転換を同時に進めなければ、不足は解消しません。</p><h2 id="hf743e7b0c8">IT人材不足が企業に与える4つの影響</h2><p>IT人材が採れない影響は、人事部門の悩みだけに留まりません。事業成長の停滞、セキュリティリスクの増大、そして国家規模の経済損失——データが示すインパクトは想像を超えるものです。</p><h3 id="h86295e0890">IT人材不足で85.1%の企業が実感するDX推進の停滞</h3><p>IPAの「DX動向2025」が示す数字は明確です。日本企業の85.1%がDX推進人材の不足を訴えている。米国やドイツと比較しても著しく高い割合であり、日本企業のDX推進が制度面で遅れている最大の要因が人材不足であることがわかります。</p><p>DXの遅れは抽象的な話ではありません。新規事業の立ち上げが遅れ、既存事業のデジタル化が進まず、顧客体験の改善が止まる。競合がDXで先行すれば、市場シェアを奪われるリスクに直結します。</p><h3 id="hd6b31fac7d">IT人材不足によるセキュリティリスクの増大</h3><p>セキュリティ人材の求人倍率が50倍超という数字は、多くの企業でセキュリティ体制が脆弱なまま放置されている可能性を示唆しています。サイバー攻撃は年々高度化しており、人材不足がそのまま企業のリスクエクスポージャーになる。情報漏洩やランサムウェア被害が発生すれば、損害賠償、信用失墜、事業停止と、取り返しのつかないダメージを被ります。</p><h3 id="h1445059f24">IT人材獲得コストの高騰と採用競争の激化</h3><p>需要と供給のギャップが大きいほど、人材の「価格」は上がります。</p><p>転職ドラフトのデータによると、エンジニアの平均提示年収は2020年の644万円から2024年には791万円へと、5年間で147万円（約23%）上昇しました。SE（システムエンジニア）の月額単価も60〜70万円から75万円超に上昇しています。</p><p>採用単価の高騰は人件費の増加に直結し、特に資金力に限りがあるスタートアップや中小企業にとっては、大企業との採用競争で不利な立場に立たされます。</p><h3 id="h4e73c194b9">IT人材不足の「2025年の崖」が示す年間最大12兆円の経済損失リスク</h3><p>経産省のDXレポートが警告した「2025年の崖」は、レガシーシステムを放置した場合に年間最大12兆円の経済損失が発生するという試算です。2025年を過ぎてもレガシーシステムの刷新は道半ばであり、IT人材不足がシステム更新のボトルネックになっている企業は少なくありません。</p><p>IDCの予測を改めて引用すれば、ITスキル不足によるグローバルの損失は5.5兆ドル（約830兆円）。AI活用による業務効率化で2027年までに1兆ドルの損失を削減できる可能性があるとされており、AI人材の確保が損失縮小の鍵を握っています。</p><h2 id="h74a08bf117">IT人材のエンジニア求人倍率・単価推移の最新動向</h2><p>IT人材不足は、求人倍率と単価の推移を見れば一目瞭然です。採用計画の策定や経営層への報告に使える最新データを整理します。</p><h3 id="hab2cbb58b9">IT人材の転職求人倍率は全職種の4.7倍</h3><p>レバテックが公表するIT人材の転職求人倍率は11.2倍（2025年6月時点）。全職種の転職求人倍率2.40倍（doda、2026年2月）と比べて約4.7倍の開きがあります。</p><p>IT・通信分野に限定したdodaのデータでも求人倍率は高水準を維持しており、特にAI関連スキルを持つ人材への需要が集中しています。レバテックの調査では、2025年度にIT人材の採用を「増加した」と回答した企業は約4割にのぼり、企業側の採用意欲は依然として強い状況です。</p><h3 id="hc3cf3139a0">IT人材・エンジニアの有効求人倍率（厚生労働省データ）</h3><p>厚生労働省の職業安定業務統計によると、情報処理・通信技術者の有効求人倍率は1.75倍（2025年1月、パート除く常用）。新規有効求人倍率は3.4倍（2026年1月）でした。</p><p>全職業の有効求人倍率（約1.2倍）と比較するとIT人材の需給逼迫は明らかですが、レバテックやdodaの民間データほど極端な数値にはなりません。これはハローワーク経由の求人が民間転職サービスの求人をすべてカバーしているわけではないためです。実態としては、民間データと公的データの両方を見て判断する必要があります。</p><h3 id="h47bd0689e5">IT人材の年収・単価はどこまで上がるか</h3><p>エンジニアの「市場価格」は明確な上昇トレンドにあります。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>指標</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>数値</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>出典</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>エンジニア平均年収</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>約550万円（全業種平均の1.2倍）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>各種調査（2025年）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>平均提示年収の推移</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>644万円（2020年）→ 791万円（2024年）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>転職ドラフト</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>SE月額単価</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>60〜70万円（2024年）→ 75万円超見込み（2025年）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>SES市場調査</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>上位職種の平均年収</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ITアーキテクト・データサイエンティスト 746万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>各種調査（2025年）</p></td></tr></tbody></table><p>5年間で提示年収が147万円上昇したという事実は、IT人材の需給逼迫がそのまま報酬に反映されていることを示しています。特にAI・データサイエンス・セキュリティなどの先端領域では、年収1,000万円超のオファーも珍しくなくなりました。</p><p>採用する側にとっては、予算の見直しが不可避です。ただし、年収を上げれば採れるという単純な話でもありません。後述するように、採用手法の多様化やAI活用による効率化が、コストを抑えながら成果を出す現実的な解になります。</p><h2 id="h11c27e3e3a">IT人材不足に効く7つの対策</h2><p>IT人材不足に万能の処方箋はありません。しかし、複数の対策を組み合わせることで状況を改善できます。即効性のある施策から中長期の取り組みまで、7つの解決策を整理します。</p><h3 id="h979353663b">IT人材採用手法を多様化するダイレクトリクルーティングとAI RPO</h3><p>従来の求人広告やエージェント依存から脱却し、企業側から能動的にアプローチする手法が広がっています。</p><p>ダイレクトリクルーティングは、データベースから候補者を検索し、企業が直接スカウトを送る採用手法です。エンジニア採用では特に有効で、転職潜在層にリーチできる点が強みです。</p><p>スカウト運用の工数が課題であれば、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPO</a>（AI × 採用代行）を活用してスカウト業務の負担を減らす選択肢もあります。</p><h3 id="hadbf5d2812">IT人材の社内育成・リスキリング</h3><p>即戦力の外部採用が難しいなら、社内で育てるという発想です。非IT部門の社員をIT人材として育成するリスキリングは、多くの企業で取り組みが始まっています。</p><p>ただし、リスキリングには時間がかかります。McKinseyの調査では、80%の組織が「アップスキリングが最も効果的」と認識しつつも、実際に投資を計画している企業は28%にとどまっています。「やるべき」と「やっている」の間のギャップを埋めることが課題です。</p><h3 id="h2262b78c6c">IT人材SES・派遣の戦略的活用</h3><p>プロジェクト単位での人材調達として、SES（システムエンジニアリングサービス）や技術者派遣は即効性の高い手段です。自社の正社員で賄えないピーク時の稼働や、特定の技術領域に限定した短期的な補強に向いています。</p><p>ただし、SES人材は自社に定着しないため、ナレッジの蓄積やチームの一体感には限界があります。コアメンバーは自社採用で確保し、変動部分をSESで補完する、という使い分けが現実的です。</p><h3 id="h95fdc61d3a">ハイクラスIT人材の採用とリテーナープラン活用</h3><p>CTO・VPoE・エンジニアリングマネージャー（EM）など採用難易度の高いポジションは、通常のエージェント経由では推薦が来ないケースも多く見られます。</p><p>こうしたハイクラスポジションには、専任チームが予算にコミットする<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>のような専門サービスが選択肢になります。35,000人超のエンジニアデータベースから専任チームが候補者をサーチし、アプローチします。</p><h3 id="hbd1d765bd3">IT人材不足対策としてのオフショア開発</h3><p>ベトナム、インド、フィリピンなど海外のIT人材を活用するオフショア開発は、コスト面での優位性が注目されてきました。しかし近年はコストだけでなく、国内で確保できない規模のエンジニアリソースを海外から調達するという「供給力」の観点が重視されています。</p><p>コミュニケーションコストやタイムゾーンの問題は依然として残りますが、ブリッジSEの配置やアジャイル開発手法の導入で対処する企業が増えています。</p><h3 id="h61ef3160f8">IT人材不足に対するAI・ノーコード/ローコードによる省人化</h3><p>IT人材を「増やす」のではなく、「必要な人数を減らす」アプローチです。</p><p>生成AIによるコード生成、テスト自動化、ドキュメント作成の効率化が進んでおり、開発工程の一部をAIが代替できるようになっています。ノーコード/ローコードツールを活用すれば、非エンジニアでも業務アプリケーションを構築可能です。</p><p>IDCの試算では、AI活用によって2027年までにITスキル不足による損失を1兆ドル削減できるとされています。</p><h3 id="h54c21613ed">IT人材の労働環境・待遇の改善</h3><p>採用するだけでなく、辞めさせないことも同じくらい大切です。Gartnerの調査では、IT人材のうち現職に留まる意向が高い従業員は29%のみ。つまり7割以上が転職を視野に入れている状況です。</p><p>リモートワーク、フレックスタイム、技術カンファレンスへの参加支援など、エンジニアが重視する労働環境を整えることが、採用力と定着率の両方を高めます。</p><h2 id="h6692933437">IT人材不足をAI採用で乗り越えるAI RPO</h2><p>リスキリングは成果が出るまで時間がかかる。SESは定着しない。オフショアはコミュニケーションコストが大きい。従来の対策に限界を感じている採用担当者の方にとって、AIを活用した採用効率化は新たな解決軸になります。</p><h3 id="hc97a30e045">IT人材獲得のAIスカウトによる採用効率化</h3><p>スカウト業務は、候補者の検索、文面の作成、送信、返信対応と、膨大な工数がかかります。ここにAIを導入することで、採用チームのリソースを大幅に解放できます。</p><p>Offersが提供する「AIスカウト生成機能」は、求人情報と候補者の経歴データを照合し、一人ひとりに最適化されたスカウトメッセージを自動生成します。スカウト文作成の工数が80%削減され、承諾率は13.1%から31.7%へ242%改善した実績があります（2024年10月リリース）。</p><h3 id="h62ba5ebe92">IT人材のAI RPOによる採用プロセスの効率化</h3><p>個別のAIツール導入を超えて、採用プロセス全体をAIで最適化し、外部パートナーが運用まで担う。これが<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPO</a>（AI × 採用代行）という形態です。</p><p>自社でAI採用システムを構築するのは、多くの企業にとってハードルが高いのが現実です。AIと採用代行のノウハウを併せ持つ外部パートナーを活用することで、採用プロセスの質を維持しながら工数を圧縮できます。</p><p>IT人材不足の時代に、採用チーム自体も人手不足であるという矛盾。AI RPOはこの矛盾を解消する現実的なアプローチです。</p><h3 id="h74399bf5f3">Offersで正社員のIT人材・エンジニアを採用する</h3><p>Offersには35,000人超のプロダクト開発人材が登録しており、経験3年以上のエンジニアが44.7%を占めています。AIスカウト機能でパーソナライズされたスカウトを効率的に送ることができ、採用リードタイムは平均35.4日です。</p><p>転職市場に出ていない潜在層にもリーチできるため、従来のエージェントでは出会えなかった人材との接点が生まれます。</p><h2 id="h5095ec6af3">IT人材不足を乗り越えた企業の採用事例（課題別マトリクス）</h2><p>IT人材不足と一口に言っても、企業が直面する課題は「先端人材」「マネジメント層」「ニッチ技術」「ゼロからの組織立ち上げ」「継続的な大量採用」などで大きく異なります。Offers導入企業の事例を、採用課題の類型別にマッピングして紹介します。</p><h3 id="h55fb8248f5">スタンバイの検索・ML人材確保、予算型リテーナーで2ヶ月で正社員化</h3><p>LINEヤフーとビジョナルの合弁会社である<a href="https://offers.jp/cases/stanby">株式会社スタンバイ</a>は、求人検索エンジンの中核を担う機械学習・バックエンド/フルスタックのハイクラス人材の採用に苦戦していました。検索・機械学習という超専門領域は母集団の絶対数が小さく、通常の採用チャネルでは期間にコミットできないのが実情です。</p><p>施策はOffersの<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>を活用。専任チームが予算と期間にコミットし、通常の転職市場には出てこない潜在層にアプローチしました。</p><p>成果は2ヶ月で機械学習・バックエンド/フルスタック領域のハイクラス正社員を採用。Offersに登録している技術レベルの高い人材にダイレクトにリーチできた点が成功要因です。先端IT人材の不足が最も顕著な領域で、転職市場に出てこない層への能動的アプローチが効いた事例です。</p><p>出所：<a href="https://offers.jp/cases/stanby">Offers導入事例「スタンバイ」</a></p><h3 id="h57c90d6261">HRBrainのVPoE採用、選考4ヶ月・面談5回で1名を正社員化</h3><p>人事評価クラウドを提供する<a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">HRBrain</a>は、開発組織を60名から200名規模へ拡大する計画のもと、組織をリードするVPoEの採用を必要としていました。</p><p>施策はOffersを導入し、VPoE要件を明確化したうえで候補者を絞り込み。書類選考通過率の高い候補者に丁寧に向き合い、選考4ヶ月・面談5回のプロセスを経て意思決定しました。</p><p>成果はVPoE 1名の正社員採用に成功。希少性の高いマネジメント層のポジションでも、要件に合致した母集団にダイレクトにリーチできた点が成功要因でした。エージェント経由では推薦が回ってきにくいポジションの典型的な解です。</p><p>出所：<a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">Offers導入事例「HRBrain」</a></p><h3 id="he4347979f3">ビットキーのIoT複合スキル採用、Software Edge Deviceチーム1名を正社員化</h3><p>IoT・デジタルコネクトサービスを提供する<a href="https://offers.jp/cases/bitkey">株式会社ビットキー</a>は、IoT・クラウド・ネットワークを横断する複合スキルを持つエンジニアの確保が課題でした。開発組織90名規模の中で、Software Edge Deviceチームのソフトウェアエンジニアという母集団が限定された領域での採用です。</p><p>成果はSoftware Edge Deviceチームのソフトウェアエンジニア1名の正社員採用に成功。従来型IT人材と違い、IoT・組込・基盤といったニッチ技術人材は求人倍率が高く、ピンポイント型のダイレクトリクルーティング（DR）が効果を発揮します。</p><p>出所：<a href="https://offers.jp/cases/bitkey">Offers導入事例「ビットキー」</a></p><h3 id="hd3024e6cd0">CollaboGate Japanのシード期ゼロスタート、AI RPOで3ヶ月8名を採用</h3><p>Web3/ディープテック領域のスタートアップである<a href="https://offers.jp/cases/eyuzjlsszfi">CollaboGate Japan</a>は、シード期で開発組織が存在せず、採用ノウハウもリソースもない状態からエンジニア組織の立ち上げが必要でした。</p><p>施策はOffersのAI RPOプランを導入。採用戦略の設計からスカウト実行まで一括でアウトソーシング。</p><p>成果は3ヶ月で8名のテックリード級エンジニアを採用。社内に採用専任者を置けないシード期では、AI × 運用代行を組み合わせて外部に委ねる判断が合理的です。</p><p>出所：<a href="https://offers.jp/cases/eyuzjlsszfi">Offers導入事例「CollaboGate Japan」</a></p><h3 id="h8d5b265159">ナイルのAIスカウト伴走、リードエンジニア1名＋業務委託2名を確保</h3><p>デジタルマーケティング事業を展開する<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル株式会社</a>は、主要な求人媒体やエージェントを活用しても、求めるスキルと志向性を兼ね備えた人材の採用に至らない状況が続いていました。</p><p>施策はOffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを導入。AIが求人情報と候補者の経歴データを照合し、個人に最適化されたスカウトメッセージを自動生成。</p><p>成果は以下のとおりです。 - スカウト文作成の工数が80%削減 - スカウト承諾率が13.1%から31.7%に上昇（242%改善） - リードエンジニア1名の正社員採用、業務委託2名の獲得</p><p>AIによるパーソナライズと運用代行の組み合わせは、採用工数が限られる中でDRを軌道に乗せる現実解です。</p><p>出所：<a href="https://offers.jp/cases/nyle">Offers導入事例「ナイル株式会社」</a></p><h3 id="h5ce8c06ed8">SmartHRが年間30名以上のエンジニア採用を正社員中心で継続</h3><p><a href="https://offers.jp/cases/g4v019bhgqff">SmartHR</a>は、開発組織70名以上（正社員9割）の体制を維持しながら年間エンジニア採用30名以上を継続しています。Offersを活用したサーバサイド正社員採用も実現しており、バリューに合致する人材への直接アプローチを継続的に回せる仕組みが、スケールする開発組織の採用を支える構造になっています。IT人材不足の時代に「継続的に」確保し続けるパターンとして参照できる事例です。</p><p>出所：<a href="https://offers.jp/cases/g4v019bhgqff">Offers導入事例「SmartHR」</a></p><h2 id="ha78dbd435c">本記事の要点</h2><p>IT人材不足は、少子高齢化、DX需要の急増、技術変化のスピード、人材の偏在、レガシーシステム問題という5つの根本的要因が重なり合って生じています。経済産業省の試算で2030年に最大79万人、IDCの予測でグローバルの損失は5.5兆ドルという数字が示す通り、事態は年々深刻化しています。</p><ul><li>IT人材不足の本質はスキルミスマッチ。従来型IT人材は将来的に余る一方、AI・クラウド・セキュリティの先端IT人材は大幅に不足しています</li><li>エンジニアの転職求人倍率は11.2倍。提示年収は5年で147万円上昇しており、「待ち」の採用では確保できない時代に入りました</li><li>リスキリング・SES・オフショアといった従来の対策に加え、AIを活用した採用効率化が、IT人材不足を乗り越える新たな解決軸になっています</li></ul><p>スカウト運用の工数削減や採用プロセスの効率化を検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。CTO・VPoEなどハイクラスポジションの採用には、<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>もご用意しています。</p>

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## [ATS（採用管理システム）とは？導入企業の採用工数50%削減、機能と選び方](https://hr-media.offers.jp/articles/ats)

**公開日**: 2026-05-07
**著者**: Offers HR Magazine編集部
**カテゴリ**: 採用

<p>ATS（Applicant Tracking System）とは、応募者の情報管理から選考進捗の追跡、求人媒体との連携までを一元化する採用管理システムです。Fortune 500企業の97.8%が導入しており、ATS導入企業のリクルーターの86%がtime-to-hire（採用所要日数）の短縮を、79%が採用の質向上を実感しています。</p><p>本記事では、ATSの定義・主要機能・費用相場から、導入効果データ、失敗しない選び方、AI×ATSの活用方法まで、採用担当者が押さえるべき全体像を解説します。</p><h2 id="he58928084c">ATSとは？採用管理システムの定義と仕組み</h2><p>ATSとは「Applicant Tracking System」の略で、応募者の追跡・管理を一元化するクラウドシステムです。 求人掲載から応募受付、書類選考、面接調整、内定管理まで、採用プロセス全体を通貫で支える「採用の基幹システム」とも呼ばれます。</p><h3 id="hf194984b48">ATSの定義</h3><p>ATSは「Applicant（応募者）Tracking（追跡）System（システム）」の頭文字です。応募者がどの選考段階にいて、どのような評価を受けているかをリアルタイムで追跡し、チーム全体で共有できる仕組みを提供します。</p><p>従来の採用業務を振り返ると、多くの企業で次のような光景がありました。</p><ul><li>応募者情報がExcelやスプレッドシートに分散している</li><li>各求人媒体の管理画面を個別に開いて確認している</li><li>選考の進捗は担当者の頭の中にしかない</li><li>「あの候補者、今どこまで進んでいる？」に即答できない</li></ul><p>ATSはこれらの課題を仕組みとして解決するためのツールです。応募者データの一元管理、選考ステータスの可視化、媒体横断の応募取り込み。いずれも「あったらいい機能」ではなく、採用を組織的に回すための基盤になります。</p><h3 id="h44b0462e18">ATSが解決する3つの課題</h3><p>ATSが対処するのは、大きく3つの課題です。</p><ol><li>情報の散在。複数の媒体・エージェント経由の応募がバラバラに管理されている。ATSは最大400媒体からの応募を自動で取り込み、一画面で管理できるようにします</li><li>選考の属人化。担当者ごとに評価基準や進捗管理のやり方が異なる。ATSはパイプライン管理とチーム共有機能で、選考プロセスを標準化します</li><li>データを活用できていない。「どの媒体からの応募が内定に至ったか」を分析できていない。ATSのダッシュボード機能は、採用KPIの可視化と改善サイクルの構築を可能にします</li></ol><h3 id="h5fc6e769a3">ATSはどう変わってきたか</h3><p>ATSは2000年代に求人データベースとしてスタートしました。当時は応募者の情報を蓄積するだけの「静的な管理ツール」でした。</p><p>2010年代に入ると、クラウド型ATSが登場。インターネット環境さえあればどこからでもアクセスでき、初期費用も大幅に抑えられるようになりました。この変化がATSの普及を後押しし、大企業だけでなく中小企業への浸透が始まります。</p><p>そして2020年代後半、ATSはAI搭載プラットフォームへと進化しつつあります。レジュメの自動スクリーニング、面接評価の要約生成、候補者スコアリング。「管理するだけ」から「判断を支援する」ツールへ——ATSの役割は拡張し続けています。</p><h2 id="hb3112b9674">ATSの市場規模と導入率の現在地</h2><p>国内ATS市場は2021年の160億円から2027年には350億円へ倍増する見通しです。 グローバルではFortune 500の97.8%がすでにATSを導入しており、「使うかどうか」ではなく「どう使いこなすか」のフェーズに移っています。</p><h3 id="hd6ea01cdde">グローバルのATS市場</h3><p>ATS調査を専門に行うJobscanの2025年発表データによると、Fortune 500企業の97.8%（500社中489社）が何らかのATSを導入しています。大手企業にとってATSはすでに標準インフラです。</p><p>グローバルATS市場の規模は、Research Nesterの推計で2025年の74.3億ドルから2026年には79.4億ドル、2035年には154.6億ドルに達する見通しです（CAGR 7.6%）。</p><p>Fortune 500で最もシェアの高いATSはWorkday（37.1%）。次いでドイツのソフトウェア企業SAP（SAP SE）のSAP SuccessFactors（13.4%）が続きます。大企業の78%以上がATS導入済みであり、中小企業（SME）でも62%以上がクラウド型ATSを導入しているというデータがあります。</p><h3 id="hb2fa7b46e7">日本のATS市場</h3><p>日本能率協会総合研究所の調査によると、国内ATS市場規模は2021年度の160億円から2027年度には350億円に達する見込みです（CAGR約13.9%）。リクルートのJBRC（Jobs Research Center）の調査では国内企業のATS導入率は36.6%。およそ3社に1社がすでに導入しています。</p><p>HRTechクラウド市場全体を見ると成長はさらに顕著です。デロイト トーマツ ミック経済研究所のデータでは、2023年度の市場規模が1,077億円、2024年度は1,385億円と前年比134.4%の伸びを記録しました。</p><p>国内シェアに目を向けると、SaaS比較サイトBoxil（ボクシル）が2025年3月に1,508人を対象に実施した調査で、1位はジョブカン採用管理（9.62%）。ITトレンドのレビュー数ベースでは、ハーモス（HRMOS）採用が28%で最多です。</p><h3 id="h94e1679791">中小企業のATS導入障壁と突破口</h3><p>「ATSは大企業向けでは？」。こう考える中小企業の採用担当者は少なくありません。</p><p>ミツモアが従業員50〜299名の企業を対象に行った調査では、ATS導入を断念した理由として「導入・運用コストが高い」（28.4%）、「現場の理解が得られない」（18.3%）、「導入作業が難しそう」（17.4%）が上位を占めました。3つ合わせて全体の64.1%に及びます。</p><p>一方で、導入を断念した企業の66.1%が「条件次第で再検討したい」と回答しているのも事実です。初期費用ゼロ、月額数千円から始められるクラウド型ATSの登場がこの障壁を下げつつあり、中小企業の導入は今後さらに広がる可能性が高いでしょう。</p><h2 id="h825fd5883b">ATSの主要機能と採用業務の変化</h2><p>ATSは「応募者を管理するだけのツール」ではありません。 求人掲載から面接日程調整、採用KPIの分析まで、採用業務の全工程をカバーする統合プラットフォームです。</p><h3 id="h6e58d485e9">ATSの求人作成・掲載管理機能</h3><p>ATSの起点となる機能です。求人票のテンプレートを管理し、複数の求人媒体に一括掲載できます。媒体ごとに管理画面を開いて個別に入力する手間がなくなり、掲載のスピードが大幅に上がります。</p><p>Indeed Plus連携ATSを使えば、1求人あたりの応募数が平均約3.2倍に増加するというIndeedのデータもあります。ATSと媒体の連携は、単なる効率化にとどまらず応募数そのものを増やす効果を持ちます。</p><h3 id="h129df3f384">ATSによる応募者情報の一元管理</h3><p>ATSの中核機能です。求人媒体、自社採用サイト、エージェント、リファラルなど複数のチャネルからの応募を自動で取り込み、1つのデータベースに集約します。株式会社ゼクウの「リクオプ（RPM）」のように最大400媒体と連携するATSもあります。</p><p>重複応募のチェック、応募経路の自動追跡も標準的な機能です。「この候補者はどの媒体から来たのか」「過去に応募したことはあるか」がすぐに分かるため、対応漏れや二重連絡のリスクを減らせます。</p><h3 id="h3c7a6877a5">ATSの選考パイプライン管理</h3><p>カンバンボード形式で選考の進捗を一目で把握できる機能です。「書類選考中」「一次面接済み」「最終面接待ち」「内定」といったステータスを視覚的に管理できます。</p><p>評価コメントをチーム全体で共有できるため、面接官が異なっても前のフェーズの評価を踏まえた上で選考を進められます。属人化の排除は、ATSが提供する最も実務的な価値の一つです。</p><h3 id="heb6d10a3c0">ATSによる面接日程調整の自動化</h3><p>地味だが確実に工数を食うのが、候補者との日程調整です。ATSはGoogleカレンダーやOutlookと連携し、面接官の空き枠を自動抽出。候補者に日程候補を提示するメールも自動送信できます。</p><p>この機能だけで、採用担当者が日程調整に費やしていた時間の大部分が削減されます。</p><h3 id="h443da57639">ATSのコミュニケーション機能（メール・LINE連携）</h3><p>選考ステータスの変更時に候補者へ自動でメール通知を送る機能は、ほぼ全てのATSが備えています。最近のトレンドは、LINEとの連携です。</p><p>日常的にLINEを使う候補者にとって、メールよりLINEのほうが開封率・返信率ともに高い。LINEと連携したATSでは、選考案内や面接リマインドをLINEで直接届けられるため、候補者の離脱を防ぎやすくなります。</p><h3 id="h6b19aae57d">ATSによる採用データの分析・可視化</h3><p>ATSは単なる管理ツールではなく、分析ツールとしての価値も持ちます。応募率、面接率、内定率、辞退率といった採用KPIをダッシュボードで可視化し、「どの媒体からの応募が内定に至りやすいか」「選考のどの段階でボトルネックが発生しているか」を数字で把握できます。</p><p>このデータがなければ、採用活動の改善は「なんとなく」の域を出ません。ATSによるデータの蓄積と分析が、採用の計画・実行・検証・改善（PDCA）を回す基盤になります。</p><h2 id="h3d68e998b2">ATSの種類と費用相場（クラウド型 vs オンプレミス型）</h2><p>クラウド型ATSの費用相場は月額2〜10万円、初期費用0〜10万円です。 2010年代以降、クラウド型が主流になっており、市場に出回るATSのほとんどがこのタイプです。</p><h3 id="h5ac999091e">クラウド型ATS</h3><p>インターネット環境があればどこからでもアクセスできるタイプです。サーバーやインフラの構築が不要なため、導入のハードルが低く、初期費用を抑えられます。</p><ul><li>初期費用。0〜10万円（無料のサービスも多い）</li><li>月額費用。2〜10万円が相場。基本プランなら月額1〜3万円程度のサービスも</li><li>導入期間。数日〜数週間</li></ul><p>多くのクラウド型ATSが無料トライアルを用意しており、操作感を確認してから本導入できるのもメリットです。中小企業からエンタープライズまで幅広い規模に対応しています。</p><h3 id="h1eb08414cc">オンプレミス型ATS</h3><p>自社のサーバー環境にシステムを構築するタイプです。セキュリティ要件が厳しい金融機関や大企業で選択されることがありますが、現在では少数派です。</p><ul><li>初期費用。数十万〜数百万円</li><li>ランニングコスト。保守管理費用が別途発生</li><li>導入期間。数ヶ月〜</li></ul><p>カスタマイズの自由度は高いものの、導入コストと期間の観点から、多くの企業がクラウド型に移行しています。</p><h3 id="hfb4307bb59">ATSの無料プラン・フリーミアムモデル</h3><p>一部のATSは無料プランを提供しています。機能や登録人数に制限がありますが、年間採用人数が少ない小規模企業や、まずATSの操作感を試したい企業には有力な選択肢です。</p><p>ただし、無料プランから有料プランへの移行時にデータ移行がスムーズにできるかは事前に確認しておく必要があります。</p><h3 id="hcb1642e218">ATS導入の費用対効果の考え方</h3><p>「月額数万円のコストは本当にペイするのか」。この問いに対するグローバルのデータは明確です。</p><p>Select Software Reviewsと採用管理ツールTracker（Tracker RMS）がまとめたATS統計（2026年）によると、ATS導入企業のROIは平均300〜400%。多くの組織が6〜8ヶ月でROI黒字化を達成しています。月額5万円のATSであれば、年間60万円。採用担当者の工数削減が月に20時間分（人件費換算で8〜10万円）であれば、ツール費用は十分に回収できる計算です。</p><h2 id="heea7729fa3">ATS導入のメリットと導入効果データ</h2><p>ATSを導入したリクルーターの86%がtime-to-hireの短縮を、79%が採用の質向上を実感しています。 感覚ではなく、グローバルの定量データで導入効果を確認します。</p><h3 id="h96599bd2cb">ATS導入で採用スピードを改善（time-to-hire）</h3><p>ATS導入の最も即効性のあるメリットが、採用にかかる時間の短縮です。</p><p>Select Software Reviewsと採用管理ツールTracker Recruitment Management System（RMS）の統計（2026年）では、リクルーターの86%がATSによるtime-to-hireの短縮を報告。導入から90日以内に管理タスクが50%削減されるというデータもあります。</p><p>国内の事例も裏づけになります。ブラザー工業はsonar ATSの導入により、書類選考と一次面接において候補者1人あたりの作業時間を約65%削減しました。同社は15年使い続けたシステムからのリプレイスに際し、ビジネスプロセスモデリング表記法（BPMN）という国際標準の手法で採用プロセスを可視化してから移行。事前の業務整理がスムーズな効果発現につながりました。</p><p>エヌエス・テック（製造派遣）では応募対応時間が50%削減され、月50時間以上あった残業がゼロに。面接設定率も3〜4%改善しています。</p><h3 id="h0624f10ebd">ATSで採用の質向上（quality-of-hire）</h3><p>リクルーターの79%がATSによる採用の質向上を実感しています。ATS導入企業では新規採用者の離職率が平均40%低下しているというデータもあります。</p><p>ATSのパイプライン管理と評価共有の仕組みにより、属人的な判断のばらつきが減り、選考基準が組織として一貫します。「面接官が変わっても同じ基準で評価できる」状態を作れることが、採用の質改善に直結しています。</p><h3 id="hb63594f9b9">ATSによる採用コスト削減（cost-per-hire）</h3><p>Fortune 500企業ではATS導入後のcost-per-hire（採用単価）が150〜300ドルに低下。候補者1人あたり約1,500ドルの削減効果が報告されています。</p><p>国内でも、東西株式会社（トラック輸送業）がATS導入で採用コストを約40%削減。ある中小企業では自社採用ページ経由の応募数が20倍に増え、エージェントへの依存度が大幅に下がりました。</p><h3 id="h6f751b919d">ATSによる候補者体験の向上</h3><p>ATS導入から90日以内に候補者満足度が40%改善されるというデータがあります。</p><p>選考の進捗が見えない、連絡が遅い、そもそも受領通知が来ない。こうした不満は、優秀な候補者の離脱を招きます。ATSによるステータス通知の自動化と対応スピードの向上は、候補者体験の底上げに直結します。</p><h3 id="h6686cb71b2">Offers事例で見るATS × AIの組み合わせで成果が変わる3パターン</h3><p>ATSは採用の「管理基盤」です。ただしATSだけでは、候補者の獲得やアプローチの質までは改善できません。ここに外部ツール（AIスカウト・運用代行）との連携が効いてきます。課題タイプ別に3ケースを紹介します。</p><h4 id="hefc85af4ec">ナイルのAIスカウトとATS連携、承諾率を13.1%から31.7%へ改善</h4><p><a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル株式会社</a>はOffers AIスカウト生成機能と運用代行プランを導入し、リードエンジニア含む正社員1名と業務委託2名のエンジニア採用に成功しました。スカウト文作成工数は80%削減、スカウト承諾率は13.1%から31.7%へ242%改善。ATSで選考パイプラインを管理しつつ、AIスカウトで候補者へのアプローチの質を上げる「ATS × AI」の組み合わせが、ATS単体では出せない成果を生んだ事例です。</p><h4 id="h3e298a8aa3">SmartHRの大規模運用、年間30名以上の採用をATSで継続</h4><p>クラウド人事労務SaaSの<a href="https://offers.jp/cases/g4v019bhgqff">SmartHR</a>は、開発組織70+名（正社員比率9割）で年間30名以上のエンジニア採用を継続しています。この規模で採用オペレーションを回すには、ATSでの選考パイプライン可視化と候補者データベースからの供給が噛み合っている必要があります。Offers経由でサーバサイドの正社員エンジニアを採用するなど、複数チャネルを組み合わせた運用が前提になります。</p><h4 id="h912df17713">ビットキーのIoT複合スキル採用、母集団限定領域でATS選考を最適化</h4><p>スマートアクセス領域の<a href="https://offers.jp/cases/bitkey">ビットキー</a>は、Software Edge DeviceチームでIoT・クラウド・ネットワークの複合スキルを持つソフトウェア（SW）エンジニア1名を採用。開発組織90名規模、エッジデバイス領域は母集団そのものが限定されるドメインです。母集団が小さい領域ほどATSでの候補者1人ひとりの選考履歴管理が重要になり、取りこぼしを防ぐ運用が決め手になります。</p><h2 id="h76aa6ee42a">ATS導入のデメリットと注意点</h2><p>ATSは万能ではありません。中小企業の64.1%がコスト・現場理解・導入難度を理由にATS導入を断念しています。 導入前に知っておくべき5つのリスクと対策を整理します。</p><h3 id="h6866d60e02">ATS導入・運用コスト</h3><p>クラウド型ATSでも月額2〜10万円の固定費が発生します。年間に換算すると24〜120万円。オンプレミス型であれば初期費用だけで数百万円に達することもあります。</p><p>ミツモアの調査でも、導入断念理由の1位は「導入・運用コストが高い」（28.4%）でした。ただし、前述のとおりATS導入のROIは平均300〜400%です。コストだけを見て判断するのではなく、削減される工数と採用効率の改善を含めた費用対効果で評価する視点が必要です。</p><h3 id="h8d7fad94de">ATS操作の習熟コスト</h3><p>新しいシステムの導入は、既存のワークフロー変更を伴います。中小企業では「現場の理解が得られない」（18.3%）が導入断念理由の2位。実際に使う現場の採用担当者がシステムに慣れるまでの時間を、導入計画に織り込んでおく必要があります。</p><p>対策としては、操作が直感的なユーザーインターフェース（UI）を持つATSを選ぶこと、そして無料トライアル期間に現場のメンバーを巻き込んで操作感を確認しておくことが有効です。</p><h3 id="h47db1fadc0">ATSツール選定の失敗リスク</h3><p>「高機能なATSを選んだが、自社の採用規模には過剰だった」「新卒採用がメインなのに中途向けATSを選んでしまった」。こうした選定ミスは、コストの無駄遣いだけでなく現場の不満と利用率の低下を招きます。</p><p>選定ミスを防ぐためのポイントは次のセクションで整理します。</p><h3 id="hc495b9d011">ATSへのデータ移行の手間</h3><p>既存のExcel管理や旧システムからの移行は、想像以上に手間がかかることがあります。過去の応募者データのフォーマット変換、重複データの整理、移行後のデータ検証。これらの作業を見積もらずに導入スケジュールを引くと、現場に混乱を生みます。</p><p>移行期間を最低でも1〜2ヶ月は確保し、旧システムとの並行運用期間を設けることを推奨します。</p><h3 id="h507392818f">ATSの個人情報保護・コンプライアンス</h3><p>ATSに蓄積される情報は、応募者の氏名・住所・職歴・評価コメントなど、明確な個人データです。個人情報保護法の安全管理措置（20条2項）の対象であり、第三者提供制限（27条）にも留意が必要です。職業安定法5条の5に基づく求職者の個人情報の適正な取扱いも、ATS運用時の法的義務となります。</p><p>2025年6月に公布された日本のAI新法は、イノベーション促進を主眼とした推進法であり罰則規定を持ちません。高リスクAIへの第三者監査義務は定めていないため、EU AI Actとは大きく異なります。一方EUでは、2024年3月13日に欧州議会を通過し、同年8月1日に発効したAI Actが、採用へのAI活用を「高リスク」に分類しており、2026年8月2日からは基本的権利影響評価の実施が義務化されます。</p><p>ATSの選定時には、プライバシーマーク取得や情報セキュリティマネジメントシステム（ISMS）認証の有無、データの保管場所（国内/海外）、データ削除のフローなどを確認しておくことが欠かせません。</p><h2 id="hebc6d615ed">ATS導入で失敗しないための3ステップ</h2><p>全社一括導入は不要です。まず1部門から始めて、効果を確認してから拡大する。 この「スモールスタート」がATS導入の成功確率を上げます。</p><h3 id="h3759129282">Step 1. ATS導入前に自社の採用課題を明確にする</h3><p>ATSを検討する前に、まず自社の採用プロセスで最もボトルネックになっている工程を特定します。</p><ul><li>応募者管理が煩雑で漏れが発生している → 一元管理機能を重視</li><li>選考の進捗が見えず、対応が遅れている → パイプライン管理機能を重視</li><li>どの媒体にいくら使って何人採れたかが分からない → 分析機能を重視</li></ul><p>課題によって、ATSに求める機能の優先度が変わります。機能の多さではなく、自社の課題を解決できるかどうかが選定の軸になるべきです。</p><h3 id="h05a1214a53">Step 2. ATSの要件定義とツール選定</h3><p>課題が明確になったら、次の4つの観点で要件を整理します。</p><ul><li>採用形態。新卒メインか、中途メインか、アルバイト採用も含むか</li><li>年間採用人数。数名規模と数百名規模では必要な機能が異なる</li><li>使用中の媒体。現在利用している求人媒体とATSが連携できるか</li><li>チーム体制。採用担当者が1名なのか、チームで運用するのか</li></ul><p>無料トライアルを必ず活用してください。カタログスペックだけでは操作の使い勝手はわかりません。実際の業務フローに沿って操作を試し、現場の採用担当者の声を反映することが導入後の定着に直結します。</p><h3 id="hce0bb9c67c">Step 3. ATS導入を小さく始めて効果測定</h3><p>ブラザー工業がsonar ATSの導入時に行ったのは、ビジネスプロセスモデリング表記法（BPMN）で採用プロセスを可視化し、フローチャートにまとめることでした。業務の棚卸しを先に行うことで、ATSの設定が的確になり、導入後の工数7割減という成果につながっています。</p><p>導入後のKPIとしては、以下を定期的に計測することを推奨します。</p><ul><li>time-to-hire。求人公開から内定承諾までの日数</li><li>cost-per-hire。1名の採用にかかった総コスト</li><li>応募者通過率。各選考段階の通過率（ボトルネック発見に有効）</li><li>媒体別ROI。どの媒体からの応募が内定に至っているか</li></ul><p>まず1部門・1職種から始めて効果を測定し、数字で成果を確認してから全社展開する。この段階的なアプローチが、社内の理解を得る最も確実な方法です。</p><h2 id="habd4e61352">ATSの選び方と主要ツール比較表</h2><p>ATSの選定で最も大切なのは「自社の採用スタイル」との適合性です。 多機能なツールが最適解とは限りません。採用形態、連携媒体、分析機能、スケーラビリティの4軸で判断します。</p><h3 id="h008e5c9e61">ATS選定の4つの軸</h3><h4 id="h7d0403b3e0">1. 採用形態</h4><p>新卒採用がメインなのか、中途採用中心か、アルバイト採用も含むのかで最適なATSは異なります。sonar ATS by HRMOSは新卒に強く、複雑な選考フローへの対応力が高い。JobSuite Careerは中途採用に特化しています。「リクオプ（RPM）」は大量採用（アルバイト含む）に強みがあります。</p><h4 id="h33c68ddc13">2. 連携媒体数</h4><p>使用中の求人媒体とATSが連携できるかは、導入効果に直結します。RPMは最大400媒体と連携し、応募情報を自動取り込みできます。Indeed Plus対応ATSであれば、Indeedへの求人配信が強化され、1求人あたりの応募数が平均約3.2倍になるというデータもあります。</p><h4 id="h33415263c6">3. 分析機能の深さ</h4><p>「どの媒体からの応募が内定に至ったか」を分析できるかどうかは、採用のROI改善に欠かせません。HRMOS採用はデータの見える化と分析機能に定評があり、ITreviewのレビュー数でも28%と最多のシェアを持ちます。</p><h4 id="h7227e7fb25">4. スケーラビリティ</h4><p>スタートアップでは、現時点の採用人数が少なくても、成長に伴い採用規模が一気に拡大する可能性があります。初期は低コストで始められ、成長に応じてプランをアップグレードできる柔軟性を持つATSを選ぶことで、長期的な投資効率が上がります。</p><h3 id="h6634c9ab54">主要ATS比較</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>ツール名</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>導入社数</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>月額費用</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>強み</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>向いている企業</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ジョブカン採用管理</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>10,000社以上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>8,500円〜</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>シェア1位。低コスト導入</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中小企業・初めてのATS</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>sonar ATS by HRMOS</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>2,400社以上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>新卒に強い。採用フロー可視化</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>新卒採用がメインの企業</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>HRMOS採用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>—</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>分析機能が強い。ITreviewレビュー最多</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>データに基づく採用を目指す企業</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>HERP Hire</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>2,000社以上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>IT人材向け約30媒体連携。Slack対応</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>エンジニア採用がメインの企業</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>RPM</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>—</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>400媒体連携。大量採用向け</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>年間数百名規模の採用企業</p></td></tr></tbody></table><h3 id="hbd32bb7343">エンジニア採用に強いATS</h3><p>IT人材・エンジニアの採用では、求人媒体の種類と開発ツールとの連携がATSの選定を左右します。</p><p>ハープ（HERP）株式会社が提供する「HERP Hire」は約30のIT特化型求人媒体と連携し、Slack・Chatwork・Zoom・SmartHRなど開発チームが日常的に使うツールとの接続にも対応しています。個社ごとにカスタマイズした採用ダッシュボードが提供されるため、エンジニア採用のワークフローに合わせた運用が可能です。</p><p>ただし、ATSは採用の「管理」の効率を高めるツールであり、候補者の「獲得」は別の仕組みが必要です。エンジニア採用では、ATSでの管理に加えて、ダイレクトリクルーティングやAIスカウトによる能動的なアプローチを組み合わせることが成果を左右します。</p><h2 id="hfb37a563cd">ATS × AIで変わる採用トレンド</h2><p>組織の79%がすでにATSにAI/自動化を統合しています。 ATSは「管理ツール」から「AIプラットフォーム」への転換期にあります。</p><h3 id="h92d216599e">AI搭載ATSの普及状況</h3><p>ATSとAIの融合は、もはや「次のトレンド」ではなく「現在進行形」です。</p><p>Select Software ReviewsとTracker RMSの統計では、組織の79%がATSにAIまたは自動化機能を統合済み。AIを活用した履歴書スクリーニングは82%の企業が導入しており、AIスクリーニングツールの導入は前年比46%増の勢いで拡大しています。</p><p>国内でもAI搭載ATSは着実に進化しています。sonar AIは10段階スコアで候補者の成功確率を予測し、スクリーニング工数を30〜40%削減。株式会社アサインのペルソナ（PERSONA）は独自AIが60万人以上のデータから候補者の性格診断を行い、面接で何を確認すべきかを提案します。採用一括かんりくんはAIとRobotic Process Automation（RPA）を組み合わせ、事務作業の自動化を推進しています。</p><h3 id="h9cab33611a">AIエージェントとATSが採用を変える</h3><p>IT分野の調査・助言企業Gartnerは、2026年のタレントアクイジション（TA）4大トレンドとして「AIの本格的な浸透」と「コスト圧力」を2つの推進力に挙げています。</p><p>同社によると、Chief Human Resources Officer（CHRO）の予測ではAIエージェントの導入は2027年までに327%増加する見通し。80%の組織が5年以内に「人間とAIエージェントの協働」を標準的な働き方にすると見込んでいます。</p><p>リクルーターの役割も変わります。AIが低複雑度の業務（レジュメスクリーニング、日程調整、ステータス通知）を代替することで、リクルーターは高複雑度の業務——タレント戦略の策定、候補者との関係構築、ハイクラス人材へのアプローチ——に集中できるようになります。</p><h3 id="h80d9ee557f">ATS × AI RPOによる採用プロセスの効率化</h3><p>ATSは採用の「管理基盤」として欠かせない存在です。しかし、ATSだけでは候補者の獲得やアプローチの質までは最適化できません。</p><p>ここに「<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo?utm_source=hr_media&amp;utm_medium=ai-rpo&amp;utm_campaign=pagemiddle-cv_client-2026_04_01_text-ad_component">AI RPO</a>」という概念が生まれます。ATSをインフラとして、ソーシング・スカウト・選考のオペレーションまでAIで最適化し、外部パートナーが運用を担う形態です。</p><p>株式会社スタンバイの事例が象徴的です。同社は国内最大級の求人検索エンジンを運営する企業ですが、検索技術の中核を担うハイクラスエンジニアの採用に課題を抱えていました。従来の求人媒体では「転職潜在層」——今すぐ転職するつもりはないが、良い話があれば検討する層——にリーチできなかったためです。</p><p>Offersのリテーナープランを活用し、3万人のデータベースから戦略的にアプローチした結果、2ヶ月で機械学習エンジニアとバックエンドエンジニアの正社員採用に成功しました。ATSで管理するだけでは出会えなかった人材に、AI RPOの仕組みで到達した事例です。</p><p>ATS × AI RPO。採用管理の基盤を固めつつ、プロセス全体をAIとプロフェッショナルの力で最適化する。これが2026年以降の採用モデルの方向性です。</p><h2 id="h85f8cead1a">本記事のポイント</h2><p>ATSは採用業務の基盤です。Fortune 500の97.8%が導入し、国内でも市場規模は2027年に350億円へ倍増する見通し。「導入するかどうか」を悩むフェーズは終わりつつあります。</p><p>導入効果をデータで振り返ります。</p><ul><li>採用スピード。リクルーターの86%が「採用にかかる日数が減った」と回答</li><li>採用の質。79%が「入社後のパフォーマンスが上がった」と回答。離職率は平均40%低下</li><li>採用コスト。Fortune 500企業で候補者1人あたり約1,500ドル（約22万円）削減</li><li>投資対効果。平均300〜400%。6〜8ヶ月で導入費用を回収</li></ul><p>選び方のポイントは、採用形態・連携媒体・分析機能・スケーラビリティの4軸。多機能なツールではなく、自社の課題を解決するツールを選ぶことが成功の鍵になります。</p><p>ただし、ATSが解決するのは採用の「管理」の課題です。候補者の「獲得」と「アプローチの質」は、ATSだけでは最適化できません。ATSで採用管理の基盤を整え、そこにAI RPOを組み合わせてソーシングから選考までの効率を高める。この「ATS × AI RPO」の形が、採用の新しいスタンダードになりつつあります。</p>

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## [AI人事とは？HR業務のAI活用率43%、5つの領域と導入企業の成果・リスク](https://hr-media.offers.jp/articles/ai-hr)

**公開日**: 2026-05-07
**著者**: Offers HR Magazine編集部
**カテゴリ**: 採用

<p>AI人事とは、採用・人事評価・人材配置・育成・離職防止といった人事業務にAIを組み込み、効率と精度を高める手法をまとめた概念です。米国人事管理協会（SHRM）の最新調査によると、HR業務でのAI活用率は2024年の26%から2025年には43%に上昇しました。一方でGartnerの調査では、HRリーダーの88%が「AIツールから有意なビジネス価値を実現できていない」と回答しています。</p><p>本記事では、AI人事の定義から5つの活用領域、人事評価AIのメリット・デメリット、最新の導入企業事例、法規制、そして採用プロセス全体をAIで最適化する「<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo?utm_source=hr_media&amp;utm_medium=ai-rpo&amp;utm_campaign=pagemiddle-cv_client-2026_04_01_text-ad_component">AI RPO</a>」の概念まで解説します。</p><h2 id="he6fb3def24">AI人事の定義と5つの活用領域</h2><p>AI人事とは、人工知能を活用して採用・評価・配置・育成・離職防止などの人事業務を効率化・高度化する取り組みの総称です。単なるツール導入にとどまらず、人事データを横断的に分析し、意思決定の質を引き上げることがAI人事の本質にあたります。</p><h3 id="h6c756b9386">AI人事の定義と「従来型AI」「生成AI」の違い</h3><p>AI人事で使われる技術は、大きく2つに分かれます。</p><ul><li>従来型AI（予測AI）。蓄積された人事データをもとに予測・分類・スコアリングを行う技術です。応募書類のスクリーニング、離職リスクの予測、勤怠データの異常検知などに使われています</li><li>生成AI。テキスト生成・対話・要約を得意とする技術です。求人票の自動作成、スカウト文面の生成、評価コメントの集約・要約などに活用されています</li></ul><p>この2つは競合するものではなく、組み合わせることで効果が最大化します。従来型AIで「誰を」判断し、生成AIで「どう伝えるか」を担うという役割分担が、現在のAI人事の基本設計です。</p><h3 id="h217759802f">AI人事の5つの活用領域</h3><p>AI人事の活用範囲は広く、人事業務の主要な5領域に及びます。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>領域</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>主なAI活用内容</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>代表的なツール</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>活用の成熟度</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人票生成、ES選考、AI面接、スカウト自動生成</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>Offers AIスカウト、sonar AI、SHaiN</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>高（SHRM: HR AI活用の27%が採用領域）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>人事評価</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>評価素案の自動作成、360度評価の集約、バイアス検出</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>カオナビ、あしたのクラウド</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中（導入進むが最終判断はまだ人間）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>人材配置・異動</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AIマッチング、適性分析、配転シミュレーション</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>タレントパレット、NEC Growth Careers</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>育成・研修</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>パーソナライズ研修、スキルギャップ分析、AIメンター</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>SAP SuccessFactors、Workday</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低〜中</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>離職防止</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>離職予測、エンゲージメントサーベイ分析、早期アラート</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>カオナビ、タレントパレット、HRBrain</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中</p></td></tr></tbody></table><p>この5領域のうち、現時点で最もAI活用が進んでいるのは「採用」です。SHRMの<a href="https://www.shrm.org/topics-tools/research/state-of-ai-hr-2026">『State of AI in HR 2026』</a>によると、HR業務におけるAI活用の27%が採用領域に集中しています。</p><h3 id="h4d3a7e8d02">AI人事の市場規模</h3><p>AI人事を取り巻く市場は急拡大しています。</p><p>Grand View Researchの推計では、グローバルのAI HR市場は2023年の32.5億ドルから2030年には152.4億ドルに達する見通しです（CAGR 24.8%）。国内でも、日本情報システム・ユーザー協会（JUAS）の『企業IT動向調査2026』によるとAI市場全体が1兆3,412億円規模（前年比+56.5%）に成長しており、HR領域もその恩恵を受けています。</p><p><a href="https://www.grandviewresearch.com/industry-analysis/artificial-intelligence-hr-market-report">Grand View Research「AI in HR Market Report」</a> <a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000160762.html">JUAS「企業IT動向調査2026」速報（PR TIMES）</a></p><h2 id="h393ea3f629">AI人事の導入状況と日本・世界のデータ比較</h2><p>HR業務でのAI活用率は2024年の26%から2025年に43%へ伸びました。ただし成果を出している組織はごくわずかで、75%のHR組織がAI成熟度の初期段階にとどまっています。</p><h3 id="h8923f73f79">AI人事のグローバル導入状況</h3><p>SHRMが1,908名のHRプロフェッショナルを対象に実施した<a href="https://www.shrm.org/topics-tools/research/state-of-ai-hr-2026">『State of AI in HR 2026』</a>が、現在の全体像を映し出しています。</p><p>AI活用率は2024年の26%から2025年には43%へ。わずか1年で17ポイント伸びました。Chief Human Resources Officer（CHRO）の92%が「今年さらにAI統合が進む」と見通し、87%が「HR内でのAI採用が拡大する」と予測しています。</p><p>Gartnerのデータも加速を裏付けます。HRリーダーの生成AI導入率は2023年6月の19%から2025年1月には61%に達しました。</p><h3 id="hd391818191">日本のAI人事導入状況</h3><p>日本でもAI活用は進んでいます。『日本の人事部』が発表した<a href="https://jinjibu.jp/article/detl/hakusho/3794/">「人事白書2025」</a>によると、人事部門の約7割が生成AIを何らかの形で活用。Works Human Intelligence（Works HI）の調査でも、HR領域の生成AI利用率（利用中+予定）は54.4%に達しています。</p><p>ただし、世界水準との差は依然大きいのが現実です。ボストン コンサルティング グループ（BCG）が11カ国・10,600人以上を対象に実施した<a href="https://www.bcg.com/publications/2025/ai-at-work-momentum-builds-but-gaps-remain">「AI at Work 2025」</a>によると、日本の業務AI活用率は51%で世界平均72%を21ポイント下回りました。</p><h3 id="h16d0874040">AI人事における「導入」と「成果」のギャップ</h3><p>ここで直視すべきデータがあります。</p><p>Gartnerが114名のHRリーダーを対象に実施した<a href="https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2025-10-28-gartner-survey-shows-88-percent-of-hr-leaders-say-their-organizations-have-not-realized-significant-business-value-from-ai-tools">2025年10月の調査</a>では、88%が「AIツールから有意なビジネス価値を実現できていない」と回答しました。SHRMの調査でも、HR組織のAI成熟度で「成熟」と評価されたのはわずか5%。75%がまだ初期段階にあるという結果です。</p><p>なぜ導入しても成果が出ないのか。BCGの調査が1つの答えを示しています。「AIの使い方について十分なトレーニングを受けた」と感じている従業員は世界平均36%に対し、日本ではわずか12%。ツールを入れるだけでなく、使いこなすための教育投資が欠かせません。</p><p><a href="https://www.shrm.org/topics-tools/research/state-of-ai-hr-2026">SHRM「State of AI in HR 2026」</a> <a href="https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2025-10-28-gartner-survey-shows-88-percent-of-hr-leaders-say-their-organizations-have-not-realized-significant-business-value-from-ai-tools">Gartner「88% of HR Leaders」プレスリリース</a> <a href="https://www.bcg.com/publications/2025/ai-at-work-momentum-builds-but-gaps-remain">BCG「AI at Work 2025」</a></p><h2 id="h1b4cc3d66e">AI人事の5つの活用領域と各領域の実態</h2><p>AI人事の活用は「人事評価をAIに任せる」だけではありません。採用から離職防止まで5つの領域に広がっており、最も導入が進んでいるのは「採用」領域（HR AI活用の27%）です。</p><h3 id="ha64470b4e0">採用、AI人事で最も活用が進む領域</h3><p>SHRMの調査で、AI活用が最も多いHR領域は「採用」（27%）でした。求人票の自動生成から書類選考、AI面接、スカウト文面の最適化まで、採用プロセスの各フェーズでAIが実装されています。</p><p>Offersの「AIスカウト生成機能」はその代表例です。求人情報と候補者の経歴データを照合し、一人ひとりに最適化されたスカウトメッセージを自動生成します。導入企業ではスカウト文作成工数が80%削減され、承諾率は13.1%から31.7%へ242%改善しました。</p><p>AI採用の詳細な活用フェーズやツール比較は「<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/ai-saiyou/">AI採用とは？</a>」の記事で解説しています。</p><p><a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">Offers「AIスカウト生成機能」プレスリリース（PR TIMES）</a></p><h3 id="h265dac4b4c">人事評価、AI評価の仕組みと現在地</h3><p>人事評価は、AI人事の中でも注目度が高い領域です。生成AIを使えば、評価シートの記入支援、360度フィードバックの要約、評価素案の自動生成が可能になります。</p><p>Ubie株式会社は2026年1月から生成AIを活用した評価システムの運用を開始しました。全職種・全社員の日々の業務ログからAIが「客観的な事実」を網羅的に集約し、活動サマリと評価素案を自動作成する仕組みです。</p><p>ケーブルテレビ大手のJCOM（JCOM株式会社）も2025年4月、コールセンター領域で生成AI（Google Gemini）を人事評価に本格導入しています。従来は年1.6万件程度だった顧客アンケートに基づく評価を、AIなら通話記録60万件を全件分析できるため、評価の網羅性が劇的に向上しました。</p><p>ただし、厚生労働省がPwCコンサルティングに委託した<a href="https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001471931.pdf">『AI・メタバースのHR領域最前線調査』</a>（2025年3月）では、ヒアリング企業において人事評価の最終判断をAIが行っている事例はゼロでした。紛争リスクを理由にAI評価サービスの提供を控える企業もあり、「AIは評価を支援するが、最終判断は人間が行う」という原則が現時点の標準です。</p><h3 id="h260bb4fc32">AI人事による人材配置・異動とAIマッチングで実現する適材適所</h3><p>日本電気（NEC）は社内の人材流動化を推進するため、「NEC Growth Careers」というAI人事マッチングシステムを導入しています。AIが職務経歴書とジョブディスクリプションを照合し、社員に最適なポジションをレコメンドする仕組みです。加えて「NEC AI Career Talk」という生成AIキャリア相談ツールも展開し、社員の自律的なキャリア形成を後押ししています。</p><p>日立ソリューションズも、AIが社員のスキルや経験に合う案件を推薦するサービスを提供。企業内の人財と知見を柔軟に活用する基盤として機能しています。</p><h3 id="h373992949f">AI人事による育成・研修のパーソナライズ学習とAIメンター</h3><p>AIを活用すれば、社員一人ひとりのスキルレベルや学習履歴に応じて研修内容を自動で最適化できます。</p><p>アトレは2025年4月にGoogle Geminiを全社員の「AIメンター」として導入しました。わずか2ヶ月半で全社員の82%が利用するまでに浸透しています。日常業務の中で「AIに聞く」習慣を根付かせることで、On-the-Job Training（OJT）の質を底上げする狙いがあります。</p><p>ドイツのソフトウェア企業SAP（SAP SE）が提供するSuccessFactorsのJoule AIエージェントも注目の存在です。パフォーマンス&amp;ゴール・エージェントが従業員データを分析し、マネージャーごとにカスタマイズされた1on1の会話プロンプトを作成します。目標進捗のサマリ、主な成果、成長領域をAIが整理してくれるため、マネージャーの準備工数を大幅に削減できます。</p><h3 id="hf7100174d5">AI人事による離職防止、AI離職予測とエンゲージメント分析</h3><p>勤怠パターンの変化、サーベイの回答傾向、業務負荷の推移。これらのデータを横断的に分析し、離職の予兆を捉えるのがAI離職予測です。</p><p>タレントパレット（導入4,300社以上）やカオナビ（導入4,000社超）には、AIが離職リスクの高い従業員を早期に検知する機能が搭載されています。人事担当者やマネージャーは退職の申し出を受ける前にフォロー面談を設定でき、優秀人材の流出を未然に防ぐ運用が可能です。</p><h3 id="hd5693486da">AI人事を広げる採用プロセス全体のAI化（AI RPO）</h3><p>上記5領域のうち「採用」をさらに深化させたのが「<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo?utm_source=hr_media&amp;utm_medium=ai-rpo&amp;utm_campaign=pagemiddle-cv_client-2026_04_01_text-ad_component">AI RPO</a>」という形態です。個別ツールの導入ではなく、求人票作成からソーシング、選考、内定までの採用プロセス全体にAIを組み込み、外部パートナーと連携して運用します。</p><p>多くの企業が個別ツール導入にとどまっている今、プロセス横断でAIを活用できる組織が採用競争で優位に立てます。</p><h2 id="h7e4c1c6b24">AI人事のメリットと人事評価AIの導入効果</h2><p>McKinseyの「HR Monitor 2025」によると、2030年までにHR業務の27%がAIで自動化され、HR担当者1人あたりの管理可能人数は70名から約200名に拡大する見通しです。</p><h3 id="hacf14a03a0">AI人事による業務効率の大幅改善</h3><p>McKinseyが1,925社・4,000名以上を対象に実施した<a href="https://www.mckinsey.com/capabilities/people-and-organizational-performance/our-insights/hr-monitor-2025">「HR Monitor 2025」</a>は、AI人事の将来像を数字で示しています。</p><p>2030年までにHR業務の27%がAIで自動化される見通し。HR担当者1人あたりの管理可能人数は70名から約200名へ、およそ3倍に拡大すると予測されています。</p><p>すでに効果を実感している従業員も少なくありません。SHRMの調査では62%の従業員が「AIで時間を節約できた」と回答し、AI関連の業務に携わる従業員は1日平均1.5時間の時間を節約していました。</p><h3 id="h06be57d609">AI人事評価のメリット、公平性と一貫性</h3><p>人事評価にAIを導入する最大のメリットは、評価の属人化を防げる点です。特定の上司の主観や無意識のバイアスに左右されず、複数のデータソースを横断的に分析した評価が可能になります。</p><p>IBMの事例がその規模を物語っています。同社はAI人事アシスタント「AskHR」（現在はwatsonx Orchestrate上で稼働）を活用し、2024年には全社で35億ドルの生産性向上を実現しました。人事部門に限っても生産性が40%改善し、年間1,150万件のインタラクションをAIが処理。従業員のHRサービスに対する満足度も40%向上しています。</p><p>もちろん、これはIBMという巨大テック企業だからこそ実現できた規模の話です。しかし「評価コメントの要約」「360度フィードバックの傾向分析」といった個別業務レベルでは、中堅企業でもすぐに導入効果を得られます。</p><h3 id="h961b1abc45">AI人事による採用コストの削減</h3><p>McKinseyは、AI導入により採用コストを最大70%削減できると予測しています。</p><p>国内データでも裏付けがあります。Thinkingsの調査では、AIツールを使った企業の採用目標達成率は81.4%。使っていない企業の47.7%と比べて33.7ポイントの開きがあり、AIが採用の「質」にも効いていることがわかります。</p><p>Offersの「AIスカウト生成機能」でも、導入企業でスカウト文作成工数が80%削減され、承諾率は242%改善されています（A社実績: 13.1% → 31.7%）。工数とコストの削減が、同時に候補者の質の向上にもつながっている好例です。</p><p><a href="https://www.mckinsey.com/capabilities/people-and-organizational-performance/our-insights/hr-monitor-2025">McKinsey「HR Monitor 2025」</a> <a href="https://www.shrm.org/topics-tools/research/state-of-ai-hr-2026">SHRM「State of AI in HR 2026」</a> <a href="https://thinkings.co.jp/news/20230921_ai/">Thinkings「AI採用ツール活用調査 2023」</a> <a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">Offers「AIスカウト生成機能」プレスリリース（PR TIMES）</a></p><h3 id="hd1d595dfa3">AI人事によるデータに基づく意思決定</h3><p>勘と経験に頼っていた人事判断を、データで裏付ける。これがAI人事のもう1つの大きなメリットです。</p><p>離職リスクの早期検知では、勤怠パターンの変化やサーベイ結果をAIが横断分析し、退職の予兆を捉えます。人事担当者は「なぜかわからないが辞めてしまった」という事態を減らし、先手のフォロー施策を打てるようになります。</p><p>人材配置でも同様です。AIが社員のスキル・経験・適性を横断的に分析し、最適なポジションを提案することで、属人的な異動判断を補正できます。</p><h2 id="h5ac677512b">AI人事のデメリットと人事評価AIのリスク</h2><p>AI人事への過度な期待は禁物です。HRリーダーの88%が「AIから有意なビジネス価値を得られていない」と回答しており（Gartner）、「導入すれば成果が出る」わけではありません。</p><h3 id="h74b840c23e">AI人事評価のデメリット、ブラックボックスと納得性</h3><p>人事評価にAIを導入する際、最も大きなリスクは「判断根拠の不透明さ」です。AIがどのデータをどう重み付けして評価したのか、従業員に説明できなければ納得感は得られません。</p><p>厚生労働省がPwCコンサルティングに委託した<a href="https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001471931.pdf">『AI・メタバースのHR領域最前線調査』</a>（2025年3月）は、この現実を裏付けています。ヒアリングを実施した企業において、人事評価の最終判断をAIが行っている事例はゼロでした。一部のサービス提供企業からは、他社の紛争事例を踏まえてAI評価サービスの提供自体を控えているという声も報告されています。</p><p>「AIは評価を支援するが、最終判断と説明責任は人間が担う」。これが2026年時点での現実的な運用方針です。</p><h3 id="h8b520e301a">AI人事のAIバイアス・データ偏りリスク</h3><p>AIは過去のデータを学習して判断します。そのデータに偏りがあれば、AIはその偏りを再生産します。</p><p>Amazonの事例は広く知られています。同社が開発したAI採用ツールは、過去の採用データ（男性比率が高い）を学習した結果、女性候補者を不利に評価する傾向を示し、運用が中止されました。</p><p>人事評価でも同じリスクがあります。過去の評価データが特定の属性（性別・年齢・学歴など）に対して低評価傾向を含んでいた場合、AIはその傾向を引き継ぐ可能性があります。定期的なバイアス監査が欠かせません。</p><h3 id="h107ec9d8f0">AI人事の「導入=成果」ではない現実</h3><p>数字が物語っています。</p><p>Gartnerの調査では、HRリーダーの88%が「AIツールから有意なビジネス価値を実現できていない」と回答しました。SHRMの調査でも、HR組織のAI成熟度で「成熟」と評価されたのはわずか5%。残りの75%は初期段階にとどまっています。</p><p>では何が足りないのか。Gartnerの調査が1つの手がかりを示しています。組織の7%しか「AIで空いた時間をどう使うか」のガイドラインを整備していませんでした。ツールを導入しても、浮いた時間の使い方を組織として設計しなければ、生産性向上にはつながりません。</p><h3 id="hde3e1b6322">AI人事のセキュリティ・プライバシーリスク</h3><p>人事データは企業が扱う個人情報の中でも最も機密性が高い部類に入ります。評価結果、給与データ、健康情報、キャリア志向。これらをAIに学習させるということは、データの取り扱いに細心の注意が求められるということです。</p><p>個人情報保護法の安全管理措置（20条2項）への対応はもちろん、データの保管場所、アクセス権限、第三者提供の範囲について事前に整理しておく必要があります。</p><h3 id="hae5ab4d904">AI人事に対する従業員の抵抗感</h3><p>Gartnerの調査では、マネージャーの46%がAIを実験的に使い始めている一方、一般従業員は26%にとどまっていました。管理職と現場の間に「AI活用の温度差」が存在する構造です。</p><p>一方でポジティブな兆しもあります。Gartnerが2,986名の従業員を対象に実施した別の調査では、77%がAI研修を「提供されれば受講する」と回答し、65%が「AIを仕事で使うことにワクワクしている」と答えました。抵抗感の正体は「AIへの不信」ではなく、「使い方がわからない」という教育不足にあるケースが多いと言えます。</p><p><a href="https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2025-10-28-gartner-survey-shows-88-percent-of-hr-leaders-say-their-organizations-have-not-realized-significant-business-value-from-ai-tools">Gartner「88% of HR Leaders」プレスリリース</a> <a href="https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2025-12-16-gartner-hr-survey-finds-65-percent-of-employees-are-excited-to-use-ai-at-work">Gartner「65% of employees are excited」プレスリリース</a> <a href="https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001471931.pdf">厚労省「AI・メタバースのHR領域最前線調査」報告書</a></p><h2 id="h35968bd22f">AI人事の導入企業事例</h2><p>AI人事の導入効果は「理論」ではなく「実績」で判断すべきです。IBM、JCOM、Ubieなど、領域別に成果を出している企業の最新事例を紹介します。</p><h3 id="h3bb61aae4d">採用領域のAI人事、Offers事例を課題別に見る</h3><p>AI人事のうち、最も活用が進む「採用」領域で成果を出した4ケースを、課題タイプ別に整理します。</p><h4 id="h8d5b265159">ナイルのAIスカウト伴走、リードエンジニア1名＋業務委託2名を確保</h4><p>定額カーリース「カーリースカルモくん」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル株式会社</a>は、主要媒体やエージェントでは採用に至らないエンジニア採用市場のレッドオーシャン化に直面。OffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを組み合わせ、AIが求人情報と候補者の経歴データを照合してスカウトメッセージを自動生成、運用代行チームが送信と候補者選定を担いました。結果、正社員1名と業務委託2名（リードエンジニア含む）の採用に成功し、その後は内製化に移行。Offers全体ではスカウト文作成工数80%削減、スカウト承諾率が242%改善（13.1%→31.7%）という実績も出ています。</p><h4 id="h57c90d6261">HRBrainのVPoE採用、選考4ヶ月・面談5回で1名を正社員化</h4><p>タレントマネジメントSaaSの<a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">HRBrain</a>は、開発組織60→200名規模へのスケールフェーズでVPoEという組織責任者の採用課題に直面。Offersを通じてVPoE 1名の採用に成功しました。選考期間は約4ヶ月、面談5回を重ねるプロセスで、書類選考通過率も高水準。マネジメント層は採用AIの自動化だけでは解けず、相互理解のプロセス設計が鍵になる典型例です。</p><h4 id="h5ce8c06ed8">SmartHRが年間30名以上のエンジニア採用を正社員中心で継続</h4><p>クラウド人事労務SaaSの<a href="https://offers.jp/cases/g4v019bhgqff">SmartHR</a>は、開発組織70+名（正社員比率9割）で年間エンジニア採用30名以上という継続採用ボリュームを持ちます。Offers経由でサーバサイドの正社員エンジニア1名を採用するなど、大規模・継続採用における候補者データベースの供給源の一つとして活用。AI人事領域では、一過性のキャンペーン採用ではなく「継続的にパイプラインを維持する運用設計」が成果の前提になります。</p><h4 id="he4347979f3">ビットキーのIoT複合スキル採用、Software Edge Deviceチーム1名を正社員化</h4><p>スマートアクセス領域の<a href="https://offers.jp/cases/bitkey">ビットキー</a>は、Software Edge DeviceチームでIoT・クラウド・ネットワークの複合スキルを持つソフトウェアエンジニア1名を採用。母集団が限定されるニッチ領域では、AIマッチングで候補者を精緻に絞り込む使い方が有効です。</p><p><a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">Offers「AIスカウト生成機能」プレスリリース（PR TIMES）</a></p><h3 id="h9349096208">IBMがAskHRで人事の生産性40%向上</h3><p>IBMはAI人事の先駆者と言える存在です。AI人事アシスタント「AskHR」（watsonx Orchestrate上で稼働）を活用し、2024年には全社で35億ドルの生産性向上を達成。人事部門に限っても生産性は40%改善しました。</p><p>AskHRは年間1,150万件のインタラクションを処理し、100万件以上のトランザクションを完了しています。HR問い合わせの自動化により従業員のHRサービス満足度は40%向上。規模の大小はあれど、「AI人事で何ができるか」の1つのベンチマークになります。</p><h3 id="hbc4d6637b8">JCOM株式会社が生成AIで通話60万件を人事評価に活用</h3><p>JCOMは2025年4月、コールセンター領域で生成AI（Google Gemini）を人事評価に本格導入しました。</p><p>従来の評価は年間約1.6万件の顧客アンケートが基盤でしたが、AIなら通話記録を全件分析できます。対象は約60万件。感情分析による「最終ポジティブ率」を2025年度からオペレーターの応対品質における新たな評価指標として採用しています。</p><p>2024年5月からの試験導入では、上司による従来評価や顧客アンケートとAI評価がほぼ一致したため、全面導入に踏み切りました。</p><h3 id="hab9f74fb3b">Ubieが生成AIで全社員の評価素案を自動作成</h3><p>ヘルステック企業のUbie株式会社は、2026年1月から生成AIを活用した独自の評価システムの運用を開始しています。</p><p>特徴的なのは、全職種・全社員の日々の業務ログからAIが「客観的な事実」を網羅的に集約し、評価の基礎資料となる活動サマリと評価素案を自動作成する点です。「何をやったか」の事実集約をAIに任せ、「どう評価するか」の判断は人間が行うという明確な役割分担を設計しています。</p><h3 id="h88ad18d757">日本電気（NEC）がAIキャリアマッチングで人材流動化を推進</h3><p>NECはジョブ型人材マネジメントを全社員に展開し、AI活用による社内人材の流動化を進めています。</p><p>「NEC Growth Careers」ではAIが職務経歴書とジョブディスクリプションを照合し、社員に最適なポジションをレコメンド。さらに「NEC AI Career Talk」では生成AIがキャリア相談に対応し、社員の自律的なキャリア形成を支援しています。</p><h3 id="h203c695cfa">パナソニックのピープルアナリティクスによる三段階データ活用</h3><p>パナソニックグループは、ピープルアナリティクスを三段階で展開しています。第一段階は「組織・人の現状の可視化」、第二段階は「データを有機的に結合して分析」、第三段階は「将来を予測・シミュレーション」。段階的にデータ活用の深度を上げていくアプローチは、多くの企業にとって参考になるモデルです。</p><h3 id="hc6e48a4ea8">アトレがGemini全社AIメンター導入で利用率82%</h3><p>商業施設を運営するアトレは2025年4月にGoogle Geminiを全社員の「AIメンター」として導入しました。わずか2ヶ月半で全社員の82%が利用するまでに浸透。日常業務の中で「AIに聞く」文化を定着させた好事例です。</p><h3 id="h1f41b69a55">Amazonのバイアス問題で採用AI中止の教訓</h3><p>成功事例だけでなく、失敗事例からも学ぶ必要があります。</p><p>Amazonが開発したAI採用ツールは、過去10年間の採用データを学習した結果、男性比率の高い技術職の傾向を反映し、女性候補者を不利に評価するバイアスを示しました。同社はこのツールの運用を中止しています。</p><p>この事例は「AIに任せれば公平になる」という思い込みの危険性を示しています。過去データの偏りをAIが再生産するリスクは、人事評価・配置の領域でも同じです。定期的なバイアス監査と人間によるチェック体制が欠かせません。</p><h2 id="hfff73ebb1e">AI人事ツール比較と人事評価AIシステム</h2><p>AI人事を始めるにはツール選定が欠かせません。タレントマネジメント系、統合Human Capital Management（HCM）系、採用特化系の3カテゴリから主要ツールを整理します。</p><h3 id="h22b38c2d8e">AI人事のタレントマネジメント系ツール（AI離職予測・配置・評価）</h3><p>国内市場で広く導入されているのが、AI搭載のタレントマネジメントシステムです。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>ツール名</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>提供元</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>導入社数</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>主なAI機能</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>タレントパレット</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>プラスアルファ・コンサルティング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>4,300社以上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI離職予測、AI人材検索、チャット形式の人材分析</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>カオナビ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>カオナビ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>4,000社超</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI離職予測、AI最適配置、AIスキル分析</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>HRBrain</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>HRBrain</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>3,500社</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI人事評価支援、タレントマネジメント</p></td></tr></tbody></table><p>3社ともAI離職予測機能を搭載しており、勤怠データ・サーベイ結果・評価履歴を横断分析して離職リスクの高い従業員を検知します。導入規模ではタレントパレットがやや先行していますが、機能面での差は年々縮まっています。</p><h3 id="h0dd505b437">AI人事の統合HCM系ツール（グローバル大手向け）</h3><p>グローバルに展開する大企業向けには、統合型HCMプラットフォームが選択肢になります。</p><ul><li>SAP SuccessFactors（Joule AIエージェント搭載）。パフォーマンス&amp;ゴール・エージェントがマネージャー向けの1on1プロンプトを自動生成。2026年にはPeople Intelligenceエージェントも展開予定</li><li>Workday HCM（AI Illuminate搭載）。スキルベースの人材マネジメント、AIによる採用候補者のレコメンド、ワークフォースプランニング</li></ul><p>いずれも月額費用が数百万円規模となるため、従業員数1,000名以上の企業が中心的なターゲットです。</p><h3 id="h4381fea2dd">AI人事の採用特化系ツール</h3><p>採用領域にフォーカスしたAIツールも充実しています。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>ツール名</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>提供元</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>導入社数</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>主なAI機能</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>sonar ATS（sonar AI）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>Thinkings</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>2,200社以上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI候補者スコアリング、スクリーニング工数30-40%削減</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Offers AIスカウト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>overflow</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1,000社以上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AIスカウト文自動生成、スカウト文作成工数80%削減</p></td></tr></tbody></table><p>AI採用ツールの詳しい比較は「<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/ai-saiyou-service/">AI採用サービス比較</a>」の記事で解説しています。</p><h3 id="h39faef805e">AI人事ツール選びの3つのポイント</h3><p>AI人事ツールは種類が多く、選定に迷いがちです。以下の3点を軸に判断すると、自社に合ったツールを見つけやすくなります。</p><ol><li>課題の特定。自社の課題が「採用」「評価」「配置」「離職防止」のどれかを明確にする。SHRMのデータでも、AI活用が最も進んでいるのは採用領域（27%）であり、まず採用から始める企業が多いのが実情です</li><li>データ連携。既存のHRIS（人事情報システム）やApplicant Tracking System（ATS）との連携がスムーズにできるか。データがサイロ化すると、AIの分析精度が下がります</li><li>説明可能性。AIがどんな根拠で判断したかを説明できるか。人事評価や配置の意思決定にAIを活用する場合、ブラックボックスは従業員の不信を招きます</li></ol><h2 id="hefcab85aba">AI人事の始め方と3ステップ導入手順</h2><p>AI人事は全社一括で導入する必要はありません。1領域・1ツールから始めて段階的に拡大するのが、成果を出している企業の共通パターンです。</p><h3 id="h22d1b1ae8f">Step 1. AI人事で解決すべき課題が大きい領域を1つ特定する</h3><p>まず、AI人事の5領域（採用・評価・配置・育成・離職防止）のうち、自社で最も工数・コスト・質の課題が大きい領域を1つ選びます。</p><p>迷ったら「採用」から始めるのが有効です。SHRMの調査でもHR AI活用の最多領域は採用（27%）であり、ツールの選択肢も最も充実しています。求人票のAI作成やスカウト文面の自動生成は、導入ハードルが低く効果が見えやすい施策です。</p><h3 id="h2e0d68f685">Step 2. AI人事は小さく始める（1ツール、1プロセスから）</h3><p>全社展開を急ぐ必要はありません。1つのプロセスに1つのツールを入れて、効果を検証するところから始めます。</p><p>SHRMの調査では、AIを導入していない企業の最大理由は「AI機能の認知不足」（67%）でした。まだツールの存在すら知らない組織が多いのです。まずは担当者レベルで触ってみて、「これは使える」という実感を得ることが第一歩になります。</p><p>具体的な始め方の例を挙げます。</p><ul><li>採用。スカウト文面のAI自動生成（Offers AIスカウト）、求人票の生成AI作成</li><li>評価。評価コメントの要約・集約に生成AIを活用</li><li>離職防止。タレントマネジメントシステムのAI離職予測機能を有効化</li></ul><h3 id="h37e03b3dc8">Step 3. AI人事の効果測定と運用ルール整備</h3><p>導入したら、効果を定量的に測定します。KPIは領域によって異なりますが、代表的な指標は以下のとおりです。</p><ul><li>採用。スカウト承諾率、time-to-hire、cost-per-hire</li><li>評価。評価作成時間、評価のばらつき（標準偏差）</li><li>離職防止。離職率、フォロー面談の実施率</li></ul><p>効果測定と同時に重要なのが「AIで空いた時間をどう使うか」のガイドライン整備です。Gartnerの調査では、この指針を整備している組織はわずか7%。ここを設計できるかどうかが、AI人事で成果を出す組織とそうでない組織の分かれ目になります。</p><h2 id="he8f9824740">AI人事の法規制とEU AI Act・日本AI法</h2><p>EU AI Actでは採用・人事評価へのAI活用は「高リスク」に分類され、2026年8月の全面適用に向けて透明性・説明責任・人間の監視が義務付けられます。日本でも2025年にAI推進法が施行されました。</p><h3 id="h3e65eec7ae">EU AI ActにおけるAI人事・採用の高リスク分類</h3><p>2024年3月にEUが採択した<a href="https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/column/awareness-cyber-security/generative-ai-regulation10.html">AI Act</a>は、AI利用を4段階のリスクに分類しています。採用・人事評価へのAI活用は「高リスク」カテゴリに該当し、2026年8月の全面適用に向けて以下の義務が課されます。</p><ul><li>AIの判断プロセスに関する透明性の確保</li><li>説明責任の明確化</li><li>人間による監視体制の構築</li></ul><p>日本企業であっても、EU域内の人材を採用・評価する場合は域外適用の対象になります。グローバルに事業を展開する企業にとっては、他人事ではありません。</p><h3 id="h29df8fd81b">日本AI法（AI推進法、2025年施行）とAI人事</h3><p>日本では2025年6月に「人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律」（通称：<a href="https://www8.cao.go.jp/cstp/ai/ai_act/ai_act.html">AI推進法</a>）が公布され、9月に全面施行されました。</p><p>ただし、この法律はEU AI Actとは性格が異なります。基本理念の提示とAI戦略本部の設置が中心であり、企業への直接的な義務は第7条「活用事業者の責務」に限定されています。人事領域に特化した規制は含まれておらず、今後策定されるAI基本計画やガイドラインの中で具体化される見通しです。</p><h3 id="h2c4488bc55">厚労省によるAI人事評価への慎重姿勢</h3><p>法律とは別に、厚生労働省がPwCコンサルティングに委託した<a href="https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001471931.pdf">『AI・メタバースのHR領域最前線調査』</a>（2025年3月）は、人事評価AIに対する政府の慎重な姿勢を示しています。</p><p>ヒアリング企業において人事評価の最終判断をAIが行っている事例はゼロ。一部のサービス提供企業からは、紛争事例を踏まえて人事評価AI サービスの提供自体を控えているという報告もありました。</p><h3 id="h31718cd07c">AI人事関連法、NY市AI雇用法（Local Law 144）</h3><p>米国では自治体レベルで先行した規制が動いています。ニューヨーク市で2023年に施行されたLocal Law 144は、採用・昇進にAIツールを使う場合に年次バイアス監査を義務付けるものです。監査結果は公開が求められ、違反には罰金が科されます。</p><h3 id="h3f2a173f78">企業がAI人事で今やるべきリスク対策</h3><p>法規制の動きを踏まえ、AI人事に取り組む企業が今のうちに整備すべき事項は3つです。</p><ol><li>AI利用の社内ガイドライン整備。どの業務にAIを使い、どこで人間が判断するかのルール化</li><li>人事評価の最終判断は人間が行う体制。EU AI Act対応にもなる。現時点で最も安全なアプローチ</li><li>バイアス監査の定期実施。AIの判断傾向を定期的にチェックし、偏りがないか検証する仕組み</li></ol><p><a href="https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/column/awareness-cyber-security/generative-ai-regulation10.html">PwC「EU AI規制法の解説」</a> <a href="https://www8.cao.go.jp/cstp/ai/ai_act/ai_act.html">内閣府「AI法」</a> <a href="https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001471931.pdf">厚労省「AI・メタバースのHR領域最前線調査」報告書</a></p><h2 id="hbca3384358">AI人事の未来と2030年に向けた展望</h2><p>McKinseyは2030年までにHR業務の27%がAI自動化され、HR担当者1人あたりの管理人数が70名から200名に拡大すると予測しています。AI人事は「導入するかどうか」ではなく「どう活用するか」のフェーズに移行しつつあります。</p><h3 id="hb744d6f2be">AI人事の未来、McKinsey予測によるHR業務27%自動化</h3><p>McKinseyの<a href="https://www.mckinsey.com/capabilities/people-and-organizational-performance/our-insights/hr-monitor-2025">「HR Monitor 2025」</a>（1,925社・4,000名以上対象）は、2030年のHR像を描いています。</p><p>HR業務の27%がAIで自動化され、HR担当者1人あたりの管理可能人数は70名から約200名へ拡大。定型的なオペレーション業務はAIに移行し、人事は「戦略人事」へのシフトを余儀なくされます。</p><p>ただし、ヨーロッパではまだHRプロセスの19%しか生成AIを活用しておらず、32%がパイロット段階。変革はまだ始まったばかりです。</p><h3 id="h03998c0c73">AI人事を加速するAIエージェントの標準化</h3><p>2026年以降、人事業務におけるAIエージェントの存在感が増しています。日程調整、労務の問い合わせ対応、候補者とのコミュニケーション。これまで人間が担ってきた「間接業務」を、AIエージェントが自律的に実行する世界が近づいています。</p><p>SAP SuccessFactorsはJouleエージェントを2025年末から段階的に展開。Workday HCMもAI Illuminateを通じてスキルベースの人材マネジメントを強化しています。</p><h3 id="h170e250d01">AI人事から発展する「AI RPO」の広がり</h3><p>個別ツールの導入は、AI人事の第一段階に過ぎません。次のステージは、採用プロセス全体をAIで最適化し、外部パートナーと連携して運用する「<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo?utm_source=hr_media&amp;utm_medium=ai-rpo&amp;utm_campaign=pagemiddle-cv_client-2026_04_01_text-ad_component">AI RPO</a>」です。</p><p>求人票作成からソーシング、選考、内定まで。プロセスの各フェーズにAIを組み込み、データを横断的に分析しながら採用全体を最適化する。こうした「プロセス全体最適化」に踏み出している企業はまだ少数派であり、先行するほど採用競争での優位性を確保できます。</p><h3 id="hae38e44b9e">AI人事活用の鍵を握るマネージャー</h3><p>Gartnerの<a href="https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2026-3-4-gartner-hr-survey-reveals-45-percent-of-managers-report-ai-has-lived-up-to-their-expectations">2026年3月の調査</a>では、マネージャーの45%が「AIがチーム業務を期待通りに改善した」と回答しました。マネージャーの46%がAIを実験的に使い始めている一方、一般従業員は26%にとどまっています。</p><p>この結果から見えるのは、AIの全社浸透はマネージャーが起点になるという構図です。経営層がAI活用を号令するだけでなく、マネージャーが自チームで成功体験をつくり、それを横展開していく。このボトムアップの仕組みが、AI人事の成果を左右する鍵になります。</p><p><a href="https://www.mckinsey.com/capabilities/people-and-organizational-performance/our-insights/hr-monitor-2025">McKinsey「HR Monitor 2025」</a> <a href="https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2026-3-4-gartner-hr-survey-reveals-45-percent-of-managers-report-ai-has-lived-up-to-their-expectations">Gartner「45% of managers」プレスリリース</a></p><h2 id="h85f8cead1a">本記事のポイント</h2><p>AI人事は、採用・人事評価・人材配置・育成・離職防止の5つの領域に広がっています。</p><p>導入は広がっています。HR業務でのAI活用率は43%に達し、HRリーダーの92%が「さらにAI統合が進む」と見通しています。しかし成果を出しているのはわずか5%。75%の組織がまだ初期段階であり、88%のHRリーダーが「有意なビジネス価値を実現できていない」と回答しています。</p><p>この数字が意味するのは、AI人事は「導入しさえすれば成果が出る」ものではないということです。ツールを入れるだけでなく、トレーニング、ガイドライン整備、効果測定の仕組みまでセットで設計する必要があります。</p><p>日本の業務AI活用率は51%で世界平均72%を下回っています。この差は、早期着手した企業が先行者として優位を築ける余地を示しています。まずは最も活用が進んでいる「採用」領域から、1つのツールで小さく始めてみてください。</p>

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## [AI面接とは？導入企業の工数75%削減、主要5サービスの比較とリスク](https://hr-media.offers.jp/articles/ai-interview)

**公開日**: 2026-05-07
**著者**: Offers HR Magazine編集部
**カテゴリ**: 採用

<p>AI面接とは、AIが面接官の役割を担い、候補者の回答内容・声のトーン・表情を複数の観点から分析して評価する選考手法です。2025年時点で日本企業の約31%がAI面接を導入済みであり、米国では採用責任者の99%が何らかの形でAIを採用に活用しています。Insight Globalが実施した調査結果です。</p><p>本記事では、AI面接の仕組みと種類、導入状況のグローバルデータ、メリット・デメリット、導入企業の事例、主要サービス比較、法規制の最新動向、導入ステップ、そして採用プロセス全体をAIで最適化する「<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo?utm_source=hr_media&amp;utm_medium=ai-rpo&amp;utm_campaign=pagemiddle-cv_client-2026_04_01_text-ad_component">AI RPO</a>」という選択肢まで解説します。</p><h2 id="h7ab62f4c12">AI面接の定義・仕組み・3つの種類</h2><p>AI面接とは、人工知能が面接官に代わって質問・対話を行い、回答の内容に加えて話し方や表情を総合的にスコアリングする選考手法です。従来のオンライン面接が「画面越しに人間が行う面接」であるのに対し、AI面接は「AIが面接の実施と評価の両方を担う」点が本質的に異なります。</p><h3 id="h1bc05dde9e">AI面接の定義と基本的な流れ</h3><p>AI面接の基本的な流れは4つのステップで構成されています。</p><ol><li>候補者がAI面接を受験。パソコン（PC）やスマートフォンのブラウザから、指定された時間にAI面接にアクセスします。24時間365日受験可能なサービスが多く、SHaiNの公式データでは受験者の65%が日中以外の時間帯を選んでいます</li><li>AIによる分析・評価。自然言語処理（NLP）で回答内容を解析し、音声特徴量や表情データと組み合わせて多面的に評価します</li><li>評価レポートの生成。候補者ごとに数値化された評価レポートが自動生成されます。ヴァリエタス（VARIETAS）「AI面接官」の場合、面接終了から約15分でレポートが出力されます</li><li>企業による選考判断。AIの評価レポートを参考に、最終的な合否判断は人間が行います</li></ol><h3 id="h6070d33efd">AI面接の3タイプ（対話型・録画型・アバター型）</h3><p>AI面接サービスは大きく3つのタイプに分かれます。</p><ul><li>対話型。AIが候補者の回答に応じてリアルタイムで深掘り質問を行うタイプ。人間の面接に近い体験を提供できます。代表サービスはSHaiN、VARIETAS「AI面接官」、PeopleX AI面接</li><li>録画型。事前に設定された質問に候補者が録画で回答し、AIが事後分析するタイプ。候補者は自分のタイミングで受験でき、やり直しが可能なサービスもあります。代表サービスはHireVue、harutaka Interview Analytics（IA）</li><li>アバター型。3Dアバターが面接官として対話するタイプ。対話型の発展形で、視覚的な臨場感を加えたのが特徴です。代表サービスはOur AI面接、DuDo AI面接</li></ul><h3 id="h689f8866e6">AI面接と従来のオンライン面接との違い</h3><p>オンライン面接（Zoom等）は面接官が人間であり、評価も人間が行います。AI面接との最大の違いは「評価の主体」です。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>オンライン面接</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>AI面接</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>面接官</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>人間</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>質問</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>面接官が自由に設定</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AIが自動生成（対話型）or 事前設定（録画型）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>評価基準</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>面接官の判断に依存</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>事前設定された基準で一貫評価</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>実施時間</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>面接官のスケジュールに依存</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>24時間365日</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>評価レポート</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>面接官が手動作成</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>自動生成</p></td></tr></tbody></table><h2 id="h26bd781740">AI面接官の評価項目と判定の仕組み</h2><p>AI面接官は、自然言語処理（NLP）・音声解析・表情分析の3つの技術を組み合わせ、人間の面接官では捉えきれない情報を数値化します。ただし、「何を評価するか」はサービスによって大きく異なるため、導入前の理解が欠かせません。</p><h3 id="h069be5dfbe">AI面接が分析する回答内容・音声・非言語情報</h3><p>AI面接官が候補者から読み取る情報は、主に3つの層に分かれます。</p><p>回答内容（テキスト分析） 候補者の発話を自動でテキスト化し、論理構成、具体性、キーワードの使用頻度を分析します。「なぜそう判断したのか」「その結果どうなったか」といった構造化された回答ができているかを評価する仕組みです。</p><p>音声特徴（音声解析） 声のトーン、話すスピード、間（ま）の取り方、声の安定性を解析します。緊張度や自信の度合いを推定する材料になりますが、文化的背景や障害特性による誤判定リスクも指摘されています。</p><p>非言語情報（表情・ジェスチャー分析） 一部のサービスでは、表情の変化やアイコンタクト、姿勢を分析します。ただし、EU AI Actでは面接での感情認識AIの使用が2025年2月から禁止されており、このタイプの分析は今後制限が強まる可能性があります。</p><h3 id="h5264dbdacf">AI面接の評価レポートで数値化される項目</h3><p>AI面接官が出力する評価レポートの項目数はサービスによって異なります。</p><ul><li>SHaiN（次世代版）。18項目で評価。次世代版では対話機能が高度化されています</li><li>VARIETAS「AI面接官」。経済産業省が定める「社会人基礎力」を含む16項目で多面的に評価。候補者満足度は94%超を記録しています</li><li>HRmax。82項目の能力分析に加え、パフォーマンス予測機能を搭載しています</li></ul><p>評価項目が多ければよいというものではありません。自社の採用基準と一致する項目を評価できるサービスを選ぶことが、精度向上の鍵になります。</p><h3 id="h83980d8865">AI面接官と人間の面接官の役割分担</h3><p>AI面接は人間の面接を完全に代替するものではありません。現在の主流は、一次面接をAIが担当し、二次面接以降を人間が行う「ハイブリッド運用」です。</p><p>AIが得意な領域は、大量の候補者を一貫した基準で効率的にスクリーニングすること。一方、カルチャーフィットや志向性の深掘り、候補者への動機づけは人間の面接官が担うべき領域です。リクルートマネジメントソリューションズの調査でも、26卒の就活生の6割以上が「人に評価されたい」と回答しています。</p><h2 id="h94ad22dc87">AI面接の導入状況と日本・世界のデータ</h2><p>AI面接を導入する企業は日本で約31%、米国ではAI面接の実施率が2年で10%から34%に拡大しています。「自社にはまだ早い」と感じている企業にとって、このデータは再考の材料になるはずです。</p><h3 id="h97e6add34e">AI面接のグローバル導入状況と米国99%のAI活用率</h3><p>米国の人材サービス大手Insight Globalが採用管理職1,005名を対象に実施した<a href="https://insightglobal.com/2025-ai-in-hiring-report/">『2025 AI in Hiring Survey Report』</a>が示す数字は衝撃的です。99%がAIを採用プロセスに活用しており、98%が効率改善を実感。95%が「今後AIへの投資を増やす」と回答しています。</p><p>米国人事管理協会（SHRM）の<a href="https://www.shrm.org/topics-tools/research/2025-talent-trends">『2025 Talent Trends』</a>（n=2,040）でも、HR業務全体でのAI活用率は2024年の26%から2025年には43%に上昇。採用業務に限ると51%から69%に伸びました。AIを採用に活用しているHR専門家の89%が「時間の短縮・効率向上を実感」と回答しています。</p><p>AI面接に限定しても、HireVueのデータによるとAIが実施する面接の割合は2023年の10%から2025年には34%まで伸びました。リクルーターの3分の2が2026年にAIプレスクリーニング面接を拡大する計画です。</p><p>HireVueは全世界で1,150社以上が導入し、Fortune 100の60%以上を含む企業が累計7,000万件以上の動画面接を実施しています。</p><h3 id="ha401bbf9a5">日本のAI面接導入率31%の現状</h3><p>日本でもAI面接の普及は着実に進んでいます。企業導入率は2022年の21%から2025年には約31%まで上昇しました。時事通信が主要100社を対象に実施したアンケートでも、採用活動でAIを導入する企業は約3割（29社）に上っています。</p><p>より広く「採用AI」全般で見ると、フォワード社の調査では導入率が47.9%に到達。導入企業の73%が工数削減を実感しています。エンジニア・クリエイター向け人材サービスを手がけるレバテックの<a href="https://levtech.jp/partner/guide/article/detail/446/">『採用活動におけるAI活用状況調査』</a>によると、生成AIを採用に導入済みの企業は20.6%、検討中を含めると56.9%です。</p><p>野村総合研究所（NRI）の『IT活用実態調査』でも、企業の生成AI導入率は2023年33.8%、2024年44.8%、2025年57.7%と毎年10ポイント以上のペースで伸びています。</p><p>ただし、課題も見えます。ボストン コンサルティング グループ（BCG）が11カ国・10,600人以上を対象に実施した<a href="https://www.bcg.com/publications/2025/ai-at-work-momentum-builds-but-gaps-remain">「AI at Work 2025」</a>調査では、日本の業務上のAI活用率は51%で世界平均72%を大きく下回りました。</p><p>つまり、早期に導入した企業は先行者としての優位を築きやすい立ち位置にあります。</p><h3 id="hc4f80c912b">AI面接市場の成長予測</h3><p>市場調査会社Mordor Intelligenceによると、グローバルのAI採用市場は2025年の5.96億ドルから2030年には8.61億ドルに成長する見通しです（CAGR 7.63%）。Research Nesterの推計では2035年に13.9億ドルに達するとされています。</p><p>国内では、対話型AI面接サービスSHaiNの導入企業数が2017年のサービス開始から着実に伸び、2026年3月に1,000社を突破しました。商談企業の4割以上が導入を決定しているという数字が、市場の成熟度を示しています。</p><h2 id="hdced0870e3">AI面接のメリットと導入効果データ</h2><p>AI面接の最大のメリットは、面接工数の大幅削減と評価の一貫性確保を同時に実現できる点です。ソフトバンクの選考工数75%削減をはじめ、導入企業から具体的な数値が報告されています。</p><h3 id="hb734a620e6">AI面接で面接工数75%〜88%の削減実績</h3><p>工数削減はAI面接で最も即効性のあるメリットです。</p><p>ソフトバンクではAIを活用した書類選考により、年間680時間かかっていた選考作業を約170時間に短縮しました。75%の工数削減という数字です。ソフトバンクC&amp;Sでは1人あたりの面接工数が約1時間から約5分に圧縮され、採用リードタイムも1ヶ月超から約3週間に短縮されています。</p><p>SHRMの調査でも、AIを採用に活用しているHR専門家の89%が「時間の短縮・効率向上を実感」と回答。36%が採用コストの削減を報告しています。</p><p>Offersが提供する「AIスカウト生成機能」でも同様の効果が確認されています。AIが候補者の経歴データを分析し、一人ひとりに最適化されたスカウトメッセージを自動生成。ある導入企業ではスカウト承諾率が13.1%から31.7%へ、242%の改善を達成しました。</p><h3 id="h2cffab583e">AI面接の24時間365日対応で応募者の取りこぼしを防ぐ</h3><p>AI面接は時間帯や曜日の制約がありません。SHaiNのデータでは受験者の65%が日中以外の時間帯を選択しています。</p><p>吉野家がAI面接を2019年から本格導入した理由は、応募者のドタキャンによる機会損失の削減でした。複数店舗を管理する店長が面接を担当していた従来の仕組みでは、面接に充てる時間の確保そのものが課題だったのです。AI面接の導入により、応募から勤務開始までのスピードが大幅に短縮されました。</p><h3 id="h303707743a">AI面接で面接官の評価ばらつきを解消する方法</h3><p>月曜朝の面接と金曜夕方の面接で、同じ候補者への評価が変わる。面接官が変われば基準もブレる。AI面接は事前に設定した基準で一貫した評価を行うため、こうした属人的なばらつきを仕組みとして軽減します。</p><p>VARIETASの「AI面接官」は経済産業省が定める「社会人基礎力」を含む16項目で評価を行い、面接終了から約15分で詳細なレポートを出力します。キリンホールディングスが導入を決定した背景にも、この評価の標準化がありました。</p><h3 id="h804968f102">AI面接による採用コスト10〜30%の削減実績</h3><p>コスト削減の実績も蓄積されています。</p><ul><li>ビジョン・コンサルティング。採用コスト10〜20%削減。当初の採用目標人数を3ヶ月前倒しで達成</li><li>コンバノ（CONVANO）。採用単価30%削減。面接予約率は20%向上し、面接参加率は90%を超える水準に改善。さらに退職率も30%弱削減</li></ul><p>SHRMの調査でも、AI活用企業の36%が採用コストの削減を報告しています。</p><h3 id="h1b7ba1b796">AI面接のデータ蓄積による選考精度の継続改善</h3><p>AI面接の導入効果は、時間の経過とともに高まります。面接データが蓄積されるほどAIの評価精度が向上し、「どのような候補者がハイパフォーマーになるか」の予測モデルが洗練されていくためです。</p><p>Thinkingsの『AI採用ツール活用実態調査』では、AIツールを使っている企業の採用目標達成率は81.4%。使っていない企業の47.7%を33.7ポイント上回っており、データに基づく採用の優位性が数字で裏付けられています。</p><h2 id="h9943701664">AI面接のデメリット・リスクと対策</h2><p>AI面接には、カルチャーフィットの判断困難、AIバイアスによる差別リスク、候補者の心理的抵抗という3つの根本的な課題があります。メリットだけを見て導入を進めるのではなく、リスクを正しく理解したうえで対策を講じる必要があります。</p><h3 id="hf9f1f2d1d3">AI面接のカルチャーフィット・人柄の評価限界</h3><p>AI面接が現時点で最も苦手とするのが、「この人は自社のカルチャーに合うか」という判断です。</p><p>候補者の価値観、チームとの相性、組織への共感度。こうした定性的な要素は数値化が困難であり、AI面接だけで完結させると重大なミスマッチを引き起こす可能性があります。AI面接は一次選考に留め、カルチャーフィットの見極めは二次面接以降の人間の面接官に委ねるハイブリッド運用が推奨されます。</p><h3 id="h54a2802503">AI面接における学習データの偏りが生むAIバイアスリスク</h3><p>AI面接のもう1つの深刻なリスクが、学習データに起因するバイアスです。過去の採用データに特定の性別・学歴・年齢層への偏りがあれば、AIはその偏りを「正解」として学習してしまいます。</p><p>非言語情報の解析にも課題があります。文化的背景や障害特性による表情・声のトーンの違いを「低評価」に結びつけてしまう誤判定リスクが指摘されています。定期的なバイアス監査と、人間によるモニタリング体制の構築が欠かせません。</p><h3 id="h9285a115b5">AI面接に対して候補者6割が「不安」と感じる抵抗感</h3><p>導入企業側だけでなく、候補者の反応も重要な考慮事項です。</p><p>マイナビの調査では約6割の就活生がAI面接に不安を感じており、エン・ジャパンの調査では転職希望者の53%が「AI選考を受けたくない」と回答しています。リクルートマネジメントソリューションズの調査でも、26卒の就活生の63.0%が「人に評価されたい」という意向を示しました。</p><p>一方で、ポジティブなデータも出始めています。Sapia.aiが2025年9月に発表した「Humanising Hiring Report」では、候補者の満足度は10点満点中9.05。Fabricの分析（5万人超の候補者）では78%が「従来の面接より不安が少なかった」、82%が「プロセスが公平で客観的と感じた」と回答しています。</p><p>候補者体験を左右するのは「AIを使うかどうか」ではなく「AIをどう使い、どう説明するか」です。</p><h3 id="hccb2adb466">AI面接デメリットを克服するハイブリッド運用のポイント</h3><p>AI面接のデメリットを最小化するための実践的なアプローチは、以下の3点に集約されます。</p><ol><li>AI面接は一次選考に限定する。カルチャーフィットや動機づけは人間の面接官が担う。AIのみで完結させると選考辞退につながるリスクがある</li><li>候補者への透明性を確保する。AI面接の実施前に、何が評価されるのか、AIの判断結果がどう使われるのかを明確に伝える</li><li>定期的なバイアス監査を実施する。評価結果を性別・年齢・学歴等の属性別に分析し、特定グループが不利になっていないかを検証する</li></ol><p>Gartnerは、2026年までに全世界の組織の50%が「AI不使用」のスキル評価を義務化すると予測しています。AIに依存しすぎず、人間の判断力を維持する姿勢が求められています。</p><h2 id="h25a2ae9c2b">AI面接の導入企業事例</h2><p>AI面接はすでに外食・金融・通信・コンサル・商社など幅広い業種で導入が進んでおり、工数削減からコスト圧縮、評価の標準化まで多様な成果が報告されています。</p><h3 id="ha0efc5450d">Offers導入企業のAI面接活用実績（課題別マトリクス）</h3><p>Offersは累計1,000社以上のエンジニア・デザイナー採用を支援しています。AI面接は単体ではなく「候補者獲得→面接→合意形成」までのプロセス全体のどこで効かせるかが重要です。ここでは課題タイプ別に3ケース紹介します。</p><h4 id="he06e30d5f0">CollaboGate Japanのシード期ゼロスタート、AI RPOで3ヶ月8名を正社員採用</h4><p>Web3/ディープテック領域のシード企業<a href="https://offers.jp/cases/eyuzjlsszfi">CollaboGate Japan</a>は、開発組織がゼロの状態からOffersのAI RPOプランを活用し、3ヶ月で8名のテックリード級エンジニア採用を実現しました。シード期は面接官となるエンジニアリング責任者のリソースが極めて限られるため、AI面接や録画面接的な仕組みでの一次スクリーニング最適化と、伴走型の候補者選定の組み合わせが機能した事例です。</p><h4 id="h032fbf2ae0">HRBrainのVPoE面接設計、選考4ヶ月・面談5回で1名を正社員化</h4><p>タレントマネジメントSaaSを展開する<a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">HRBrain</a>は、開発組織60→200名規模への拡大フェーズでVPoE 1名の採用に成功しました。選考期間は約4ヶ月、面談回数は5回。書類選考通過率も高水準で推移しました。マネジメント層の採用はAI面接だけで完結させるのではなく、人間による複数回面談を前提に「AIはスクリーニングや評価補助に特化させる」設計が有効に機能したケースです。</p><h4 id="h6d941e9589">スタンバイの検索・ML採用、予算型リテーナーで2ヶ月で正社員化</h4><p>求人検索エンジンを運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">スタンバイ</a>は、機械学習・バックエンド/フルスタックなど検索技術の専門性が問われる正社員ポジションを、Offersの予算型リテーナープランで2ヶ月で採用。専門特化領域では候補者母集団が限定されるため、AI面接の自動化ではなく「少数候補者を丁寧に評価する」方向での面接設計がフィットします。</p><p>Offers全体として、AIスカウト生成機能の導入企業ではスカウト承諾率がA社で13.1%→31.7%へ242%改善、B社で19.0%→32.4%へ171%改善しました。AI面接を含む採用プロセスの最適化を検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。</p><h3 id="h800498f649">通信・IT業界、ソフトバンクの選考工数75%削減</h3><p>ソフトバンクのAI活用は、AI面接の導入事例として最も頻繁に引用されるケースの1つです。</p><p>ソフトバンク株式会社では、AIを活用した書類選考により年間680時間の選考作業を約170時間まで短縮。選考工数75%削減を達成しました。グループ会社のソフトバンクC&amp;Sでも、1人あたりの面接工数が約1時間から約5分に圧縮され、採用リードタイムは1ヶ月超から約3週間に短縮されています。</p><h3 id="hb269fcd5c6">外食業界、吉野家・一蘭のアルバイト採用事例</h3><p>外食業界はAI面接の導入が最も進んでいる業種の1つです。</p><p>吉野家は2019年からAI面接サービスSHaiNを本格導入しました。複数店舗を管理する店長が面接を担当していた従来の仕組みでは、応募者のドタキャンによる機会損失が大きな課題でした。AI面接の24時間対応によって応募→勤務開始のスピードが短縮されました。</p><p>一蘭もSHaiNを導入し、店長の残業時間が大幅に減少。有給取得率の増加と離職率の軽減にもつながっています。アルバイト採用にAI面接が効く理由は明確です。大量の応募者を短期間でさばく必要があり、かつ面接官（＝店長）の本来業務を圧迫している。AI面接はこの根本的な課題を直接解決します。</p><h3 id="hd17e20a3cc">金融・メーカー、横浜銀行・キリンHD・三菱商事の導入</h3><p>大企業のAI面接導入も広がっています。</p><p>横浜銀行はAI面接の導入で書類選考時間を70%削減しました。キリンホールディングスはVARIETAS「AI面接官」を本格導入し、候補者の評価を標準化。従来の面接では拾いきれなかった非言語情報の定量化に踏み込んだ事例です。</p><p>三菱商事もVARIETAS「AI面接官」の導入を決定。コクヨは新卒採用に導入しました。VARIETASの導入企業にはほかにもローソン、三菱ケミカル、出光興産、ミサワホーム、福山通運、そごう・西武が名を連ねています。2025年3月のシリーズA 6億円の資金調達は、この成長を裏付けるものです。</p><h3 id="h58f9065731">コンサル・サービス業、ビジョン・コンサルティングの成果</h3><p>ビジョン・コンサルティングはAI面接の導入により採用コストを10〜20%削減。当初の採用目標人数を3ヶ月前倒しで達成しました。多数の候補者との一次選考負荷を軽減する目的で導入し、AI面接がスクリーニングの質とスピードの両面で貢献した事例です。</p><p>サービス業のCONVANOでは、面接予約率が20%向上し、面接参加率は90%を超える水準に改善。採用単価30%削減に加え、退職率も30%弱削減という成果が出ています。AI面接が「採用の量」だけでなく「採用の質」にも効果を発揮した好例です。</p><h2 id="h02bd10d750">AI面接サービス比較と料金体系</h2><p>2026年時点の国内AI面接サービス市場は、対話型・録画型・アバター型の3タイプに分かれ、SHaiN（1,000社導入）、VARIETAS AI面接官（大手中心に数十社）、HireVue（グローバル1,150社）が実績上位を占めています。</p><h3 id="hc0896207d5">AI面接サービスの3つのタイプと選び方</h3><p>サービス選定の第一歩は、自社の課題と照らし合わせてタイプを選ぶことです。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>タイプ</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>特徴</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>向いている企業</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>対話型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AIがリアルタイムで深掘り質問。人間の面接に近い体験</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>新卒の大量選考、構造化面接を重視する企業</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>録画型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>候補者が自分のタイミングで回答。AIが事後分析</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>グローバル採用、異なるタイムゾーンの候補者対応</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>アバター型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>3Dアバターが対話。視覚的な臨場感</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>候補者体験を重視する企業、ブランディング強化</p></td></tr></tbody></table><h3 id="hd712d16c0d">対話型AI面接サービス比較（SHaiN・VARIETAS・PeopleX）</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>SHaiN</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>AI面接官（VARIETAS）</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>PeopleX AI面接</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>提供元</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>タレントアンドアセスメント</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>VARIETAS</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>PeopleX</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>導入社数</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1,000社（2026年3月）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>数十社（大手中心）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>非公開（グループ3,000社支援）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>評価項目</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>18項目（次世代版）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>16項目（社会人基礎力ベース）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>非公開</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>特徴</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>日本初の対話型AI面接。商談の4割以上が導入決定</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>大手に強み。12万回超の面接実績、候補者満足度94%超</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>リアルなアバター対話。スキル診断統合</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>料金</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>¥1,000〜5,000/件</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>用途</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>新卒・アルバイト・社内アセスメント</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>新卒（大企業中心）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>幅広い採用シーン</p></td></tr></tbody></table><p>SHaiNは日本で最も導入実績が豊富なAI面接サービスです。2017年のサービス開始から着実に成長し、アルバイト採用から昇進試験まで幅広い用途に対応しています。料金は従量課金型で、アルバイト採用向けの¥1,000/件から利用可能です。</p><p>VARIETASのAI面接官は、キリンHD・三菱商事・ローソンなど大手企業を中心に導入が進んでいます。2025年3月にシリーズA 6億円を調達し、事業拡大を進めています。</p><h3 id="he687f5565c">録画型・アバター型AI面接サービス比較</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>HireVue</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>Our AI面接</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>harutaka IA</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>提供元</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>HireVue（日本は日立システムズ）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>JetB</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ZENKIGEN</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>導入社数</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1,150社以上（グローバル）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>非公開</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>非公開</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>タイプ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>録画型/ライブ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>アバター型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>録画型/分析</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>特徴</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>40言語以上対応。Fortune 100の60%以上が利用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ブラウザ完結。定額制。受験率約3倍</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>150万件以上の学習データ。ATS連携に強み</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>料金</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>¥75,000/月〜</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>初期¥500,000+¥50,000/月〜</p></td></tr></tbody></table><h3 id="h87fa24bf49">AI面接サービスの料金体系比較（従量課金と定額制）</h3><p>AI面接サービスの料金体系は大きく2つに分かれます。</p><p>従量課金型（面接1件あたりの課金） - SHaiN。¥1,000〜5,000/件 - AI Recomen（レコメン）。¥700/件 - Interview Cloud。¥980/件〜</p><p>年間の面接件数が読みにくい企業や、まずは特定ポジションでパイロット導入したい企業に向いています。</p><p>定額型（月額固定） - Our AI面接。¥75,000/月〜（面接回数無制限） - MiAI面接。¥69,980/月（20面接込）</p><p>年間を通じて大量の面接を実施する企業はコストメリットが大きくなります。</p><h3 id="h37a2663e9f">AI面接のATS連携とデータ活用の観点</h3><p>AI面接サービスを選ぶ際に見落とされがちなのが、既存の<a href="https://offers.jp/media/ats">ATS（採用管理システム）</a>との連携性です。AI面接の評価データがATSに自動連携されなければ、結局手動でのデータ転記が発生し、効率化の効果が半減します。</p><p>harutaka IAやHireVueはATS連携を強みとしており、評価レポートが自動でATSに反映される仕組みを提供しています。導入検討時には、自社のATSとの互換性を必ず確認してください。</p><p>AI面接サービスの詳細な比較は、別記事「<a href="https://offers.jp/media/ai-saiyou-service">AI採用サービス比較</a>」でも解説しています。</p><h2 id="h94a1c98d0e">AI面接の法規制と各国の最新動向</h2><p>AI面接はEU AI Actでは「ハイリスクAI」に分類され、2026年8月2日から厳格な義務が課されます。米国ではイリノイ州が全米初のAI動画面接規制法を完全施行し、初月だけで37件の訴訟が発生しました。日本でAI面接を導入する場合も、海外法規制の動向を押さえておく必要があります。</p><h3 id="h0ccb444fe8">EU AI ActのAI面接「ハイリスク」分類と義務</h3><p>2024年に採択されたEU AI Act（AI規則）は、AI面接を含む採用選考AIを「ハイリスク」に分類しています。具体的には、求人広告のターゲティング、応募者のスクリーニング・フィルタリング、面接や試験での候補者評価に用いるAIが対象です。</p><p>特に注意すべきは、面接での感情認識AIの使用が2025年2月から禁止されている点です。表情や声のトーンから候補者の感情を推定するタイプのAI面接は、EU域内では使用できません。</p><p>ハイリスクAIのプロバイダー（開発者）と導入者（企業）には、文書化、人的監視体制の構築、定期的な監査が義務づけられます。この義務の施行日は2026年8月2日です。</p><p>EU域内に拠点がなくても、EU在住の候補者を対象にAI面接を実施する場合は規制の対象になります。グローバルにエンジニア採用を行う企業にとっては無関係ではありません。</p><h3 id="ha90589a683">米国のAI面接規制、イリノイ州AIVFA・ニューヨーク市Local Law 144</h3><p>米国では州・市レベルでAI面接の規制が進んでいます。</p><p>イリノイ州 AIVFA（Artificial Intelligence Video Interview Act）は、AIを使って動画面接を分析する際に以下を義務づけています。</p><ul><li>面接の5営業日前までに候補者に通知する</li><li>AIが何を分析するか（表情、言葉遣い、声のトーン等）を説明する</li><li>候補者の同意を得る</li></ul><p>2026年2月の完全施行後、初月だけで37件の訴訟が発生しました。違反1件あたり最大5,000ドルの制裁金に加え、候補者による私訴も認められています。</p><p>ニューヨーク市 Local Law 144は、AEDT（自動雇用決定ツール）を対象に、年次のバイアス監査と結果の公表、候補者への10営業日前の通知を義務づけています。人種・民族・性別ごとのインパクト比率（選考通過率の比較）の公開も義務づけられています。</p><h3 id="h82fc8fa2d7">日本のAI面接を取り巻く個人情報保護法改正とプロファイリング規制</h3><p>日本にはAI面接を直接規制する法律はまだありません。ただし、個人情報保護法の改正検討において、プロファイリング（AIによる個人の評価・予測）の規律強化が議論されています。</p><p>現行法のもとでも、AI面接で取得する映像・音声・発話内容は「個人情報」に該当するため、以下の対応が必要です。</p><ul><li>利用目的に「AI分析を行うこと」を含めて特定・通知する</li><li>候補者の同意を得たうえで取得する</li><li>AIが禁止事項（本籍、信条、社会的身分等）を質問しないよう設計する</li></ul><p>PeopleXは2025年に「AI面接に係るAI倫理ガイドライン」を自主的に策定し、公平性確保や人間による最終判断の担保等を定めました。法規制に先行した自主規制の取り組みとして注目されています。</p><h3 id="he1bddcc2db">グローバル展開する企業がAI面接で押さえるべきポイント</h3><p>AI面接の法規制は国・地域によって大きく異なります。グローバルにエンジニア採用を行う企業は、以下の3点を確認してください。</p><ol><li>EU在住の候補者にAI面接を実施する場合。EU AI Actの義務を遵守する必要がある（2026年8月施行）</li><li>米国の候補者にAI動画面接を実施する場合。イリノイ州・ニューヨーク市の規制に加え、州ごとの法律を確認する</li><li>日本国内の候補者に対しても。個人情報保護法に基づく利用目的の特定と同意取得を徹底する</li></ol><h2 id="ha30cfd45fa">AI面接の始め方5ステップ</h2><p>AI面接の導入は、目的の明確化→サービス選定→パイロット運用→検証→全社展開の5ステップで進めます。いきなり全社導入するのではなく、特定ポジションで効果を検証してから拡大する段階的アプローチが成功率を高めます。</p><h3 id="h0d29e32f06">Step 1. AI面接の導入目的と対象ポジションの明確化</h3><p>最初に決めるべきは「何のためにAI面接を導入するのか」です。</p><ul><li>工数削減が目的。年間の面接件数が多いポジション（アルバイト、新卒一次選考）から導入する</li><li>評価の標準化が目的。面接官ごとの評価ばらつきが課題になっているポジションに導入する</li><li>候補者体験の向上が目的。地方や海外の候補者が多いポジションで、24時間対応のAI面接を提供する</li></ul><p>目的が曖昧なまま導入すると、「AIを入れたのに効果がわからない」という失敗パターンに陥ります。</p><h3 id="h4c152cad67">Step 2. AI面接サービス選定と評価項目の設計</h3><p>目的に応じて、対話型・録画型・アバター型のどのタイプが最適かを判断します。選定時のチェックポイントは以下の5つです。</p><ol><li>自社の採用基準と評価項目の一致度</li><li>既存ATSとの連携可否</li><li>料金体系（従量課金 vs 定額）の適合性</li><li>セキュリティ・個人情報保護の対応状況</li><li>サポート体制（導入支援、評価項目のカスタマイズ対応）</li></ol><h3 id="h433f72d794">Step 3. AI面接のパイロット運用とフィードバック収集</h3><p>いきなり全ポジションに導入せず、1〜2の職種で3ヶ月程度のパイロット運用を実施します。</p><p>この段階で収集すべきデータは3つあります。面接の受験完了率（ドロップオフ率）、候補者からのフィードバック（不安・不満の有無）、AI評価と人間の面接官評価の一致度です。</p><p>コンバノ（CONVANO）の事例では、パイロット運用を経て面接参加率が90%を超える水準まで改善しました。候補者のフィードバックをもとにユーザーインターフェース/ユーザー体験（UI/UX）を調整したことが奏功しています。</p><h3 id="hfee350fa7c">Step 4. AI面接の評価精度検証と人間面接の組み合わせ</h3><p>パイロット運用の結果をもとに、AI面接と人間の面接の最適な組み合わせを設計します。</p><p>一般的なパターンは以下の通りです。</p><ul><li>一次選考。AI面接でスクリーニング（全候補者を一貫基準で評価）</li><li>二次選考。人間の面接官がAI評価レポートを参考にしながら、カルチャーフィット・動機を深掘り</li><li>最終面接。経営層や現場責任者が最終判断</li></ul><p>ビジョン・コンサルティングはこのハイブリッド運用により、採用コストの10〜20%削減と目標人数の3ヶ月前倒し達成を同時に実現しました。</p><h3 id="h107dad1d91">Step 5. AI面接の全社展開とデータ活用の仕組み化</h3><p>パイロットで効果が確認できたら、対象ポジションを段階的に拡大します。この段階で重要なのは、AI面接のデータを採用戦略の改善に活用する仕組みを整えることです。</p><p>蓄積された面接データから「どのような回答傾向の候補者がハイパフォーマーになるか」を分析し、評価基準を継続的にアップデートしていきます。</p><h3 id="h730de55068">AI面接導入で失敗する3つのパターン</h3><ol><li>目的不明確のまま導入。「流行っているから」で導入し、効果測定の基準がない</li><li>AI面接のみで完結させる。人間の面接を省略した結果、選考辞退が増加する</li><li>候補者への説明を怠る。何が評価されるかを知らされないまま面接を受けた候補者の不信感が募る</li></ol><h2 id="h2e037bb437">AI面接の今後とAI RPOの広がり</h2><p>AI面接は、採用プロセスのAI化における「入口」に過ぎません。Gartnerは2026年のタレントアクイジション（TA）のトップトレンドとして、AIが採用のあらゆる側面を変革すると予測しています。</p><h3 id="h44f41105f2">Gartnerが示す2026年のタレントアクイジション4大トレンドとAI面接</h3><p>IT分野の調査・助言企業Gartnerは<a href="https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2025-10-07-gartner-says-ai-revolution-and-cost-pressures-are-two-forces-driving-the-top-four-trends-for-talent-acquisition-in-2026">『Top 4 Trends for Talent Acquisition 2026』</a>で、以下の方向性を提示しました。</p><ul><li>AIプロフィシェンシー（AI習熟度）が採用要件に。2027年までに75%の採用プロセスでAI習熟度の認定・テストが含まれるようになる</li><li>候補者品質の維持が課題に。候補者側もAIを使って選考対策を行うようになり、「真の実力」の見極めが難しくなっている</li><li>AI不使用スキル評価の義務化。2026年までに全世界の組織の50%が、クリティカルシンキングスキルの「AI不使用」評価を義務化する</li></ul><p>AIを導入する側だけでなく、候補者もAIを使う。この「AI対AI」の構図が、今後のAI面接の進化方向を規定しています。</p><h3 id="h3efe6ddd18">AI面接からAI RPOへの採用プロセス効率化</h3><p>AI面接は採用プロセスの1つのフェーズに過ぎません。求人票作成、ソーシング・スカウト、書類選考、面接、評価、候補者コミュニケーション。これらを個別にAI化するのではなく、採用プロセス全体をAIで最適化する動きが広がっています。</p><p>これが「<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo?utm_source=hr_media&amp;utm_medium=ai-rpo&amp;utm_campaign=pagemiddle-cv_client-2026_04_01_text-ad_component">AI RPO</a>（AI × 採用代行）」という形態です。</p><p><a href="https://offers.jp/media/ai-saiyou">AI採用</a>を自社だけで推進するのは、AIの知見と採用の実務ノウハウの両方が必要であり、多くの企業にとってハードルが高いのが現実です。AIと採用代行の両方のノウハウを持つ外部パートナーを活用し、採用プロセスごとアウトソーシングするAI RPOは、実際の選択肢として広がってきています。</p><p>HR Diveの報道によると、企業の3分の1がAIに採用プロセスを任せると回答しています。この流れは2026年以降も続く見通しです。</p><h3 id="h425fe9bb6d">AI面接と「AI不使用」スキル評価の義務化によるハイブリッド選考の未来</h3><p>興味深いのは、AIの普及と同時に「AI不使用」の評価が求められ始めている点です。</p><p>Gartnerの予測によると、生成AI利用によるクリティカルシンキングスキルの萎縮を懸念し、2026年までに全世界の組織の50%が「AI不使用」のスキル評価を義務化します。候補者にはAIの支援なしで問題解決力、根拠の評価、判断力を示すことが求められるようになります。</p><p>これはAI面接の否定ではありません。「AIで効率化できるフェーズ」と「人間の判断が欠かせないフェーズ」を明確に分け、最適なハイブリッド選考を設計することが、2026年以降の採用戦略の鍵になります。</p><h2 id="h85f8cead1a">本記事のポイント</h2><p>AI面接は2026年時点で日本企業の約31%が導入済みとなり、「導入するか否か」から「どう活用するか」のフェーズに移行しています。</p><p>本記事のポイントを振り返ります。</p><ul><li>AI面接とは。AIが面接官の役割を担い、回答内容・音声・非言語情報を多面的に分析して評価する選考手法。対話型・録画型・アバター型の3タイプがある</li><li>導入状況。日本31%、米国99%（何らかのAI活用）。AI面接実施率はグローバルで2年間に10%→34%に拡大</li><li>メリット。面接工数75〜88%削減、採用コスト10〜30%削減、評価の一貫性確保、24時間365日対応</li><li>デメリット。カルチャーフィット判断の限界、AIバイアスリスク、候補者の不安（6割が不安、53%が抵抗感）</li><li>法規制。EU AI Act（2026年8月施行）、イリノイ州AIVFA（完全施行済み）、ニューヨーク市Local Law 144に要注意</li><li>サービス。SHaiN（1,000社）、VARIETAS AI面接官（大手中心）、HireVue（グローバル1,150社）が実績上位</li><li>未来。AI面接は入口に過ぎず、採用プロセス全体のAI最適化（AI RPO）が次のステージ</li></ul><p>AI面接の導入は、採用プロセスのAI化に向けた第一歩です。単体ツールの選定にとどまらず、採用プロセス全体をどうAI化するか。その戦略設計から実行までを支援するのが<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo?utm_source=hr_media&amp;utm_medium=ai-rpo&amp;utm_campaign=pagemiddle-cv_client-2026_04_01_text-ad_component">Offers AI RPO</a>です。</p>

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## [AI採用サービス比較、主要5カテゴリのおすすめツールと導入企業の実績](https://hr-media.offers.jp/articles/ai-recruitment-service)

**公開日**: 2026-05-07
**著者**: Offers HR Magazine編集部
**カテゴリ**: 採用

<p>AI採用サービスとは、採用プロセスの効率化・高度化を目的としたAI搭載ツールやサービスの総称です。面接AI、スカウトAI、書類選考AI、AI搭載Applicant Tracking System（ATS）など種類は多岐にわたり、米国では採用責任者の99%が何らかの形でAIを採用に活用しています。Insight Globalが2024年に実施した調査の結果です。</p><p>本記事では、AI採用サービスをカテゴリ別に整理し、主要サービスの特徴・導入企業事例・選び方の基準を比較します。個別ツールでは解決しきれない課題に対する「<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo?utm_source=hr_media&amp;utm_medium=ai-rpo&amp;utm_campaign=pagemiddle-cv_client-2026_04_01_text-ad_component">AI RPO</a>」という選択肢にも触れます。</p><h2 id="ha89ce6f839">AI採用サービスの種類と全体像</h2><p>AI採用サービスは、採用業務の一部または全体にAI技術を組み込んで候補者の発見・評価・選考の効率を高めるツール・サービスの総称です。2023年時点で国内企業の43.0%がAI採用ツールを使っており、使っていない企業の67.8%も「使いたい」と回答しています。Thinkingsの調査結果です。</p><p>ただし、「AI採用サービス」と一括りにしても、解決できる課題はカテゴリによって異なります。ここでは5つのカテゴリに整理します。</p><h3 id="ha5301565d5">AI採用サービスの5つのカテゴリ</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>カテゴリ</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>解決する課題</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>代表サービス</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>導入ハードル</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI面接サービス</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>面接の工数・評価のばらつき</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>SHaiN、HireVue、PeopleX AI面接</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI書類選考サービス</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ES・履歴書のスクリーニング工数</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>PRaiO、KIBIT、sonar AI</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低〜中</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>AIスカウトサービス</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>候補者検索・スカウト文面作成の工数と質</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>Offers、AIスカウトくん、スカウタブル</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI搭載ATS</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用管理全体の効率化・データ活用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>sonar ATS、PERSONA、タレントパレット</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中〜高</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI RPO</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用プロセス全体の最適化+リソース不足</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>Offers AI RPO</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低（外部委託）</p></td></tr></tbody></table><p>AI面接サービスは、AIが面接官として候補者と対話し評価する「対話型」と、録画動画をAIが分析する「録画型」に分かれます。AI書類選考サービスは、自然言語処理（NLP）でES・履歴書を自動スクリーニングするもの。AIスカウトサービスは、候補者の検索やスカウト文面の生成をAIが支援します。</p><p>AI搭載ATSは採用管理とAI分析を一体化したプラットフォームです。そしてAI RPOは、これら個別ツールの「足し算」ではなく、採用プロセス全体をAIで最適化しながら外部パートナーが運用まで担う形態を指します。</p><p>自社の採用課題がどのカテゴリに該当するかを見極めることが、サービス選定の出発点になります。</p><h3 id="h3b84136f40">AI採用サービスの市場規模</h3><p>AI採用市場は拡大を続けています。</p><p>市場調査会社SkyQuestによると、グローバルのAI採用市場は2025年の7.03億ドルから2033年には12.27億ドルへ成長する見通しです（CAGR 7.2%）。国内でも、IT市場調査会社IDC（International Data Corporation）Japanの「国内AIシステム市場予測」によると国内AI市場全体が1兆3,412億円規模に達したと報告されています。</p><p><a href="https://www.skyquestt.com/report/ai-recruitment-market">SkyQuest「AI Recruitment Market Size, Share, and Growth Analysis」</a> IDC Japan「国内AIシステム市場予測」</p><p>AI採用の基礎知識については、「<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/ai-saiyou/">AI採用とは？導入メリット・活用事例・リスクを解説</a>」で詳しく紹介しています。</p><h2 id="h399ede1a2b">AI採用サービスの導入状況と市場データ</h2><p>AI採用サービスを「導入するかどうか」の段階はすでに終わっています。データが示すのは、「どのサービスをどう使うか」が勝負を分ける段階に入ったということです。</p><h3 id="h784aa58353">AI採用サービスのグローバル導入状況</h3><p>米国の人材サービス大手Insight Globalが採用管理職1,005名を対象に実施した<a href="https://insightglobal.com/2025-ai-in-hiring-report/">『2025 AI in Hiring Survey Report』</a>によると、99%の採用責任者がAIを何らかの形で使っています。95%が「今後AIへの投資を増やす」と回答し、98%が「大幅な効率改善があった」と報告しました。</p><p>米国人事管理協会（SHRM）のデータでも、HR業務全体でのAI利用率は2024年の26%から2025年には43%に上昇しています。</p><h3 id="h5193d68d3f">日本のAI採用サービス導入状況</h3><p>一方、日本の採用現場はまだ伸びしろがある段階です。</p><p>採用管理システム「sonar ATS」を提供するThinkingsの<a href="https://thinkings.co.jp/news/20230921_ai/">『AI採用ツール活用実態調査』</a>（2023年）では、AIツールを使っている企業の採用目標達成率は81.4%。使っていない企業の47.7%を33.7ポイント上回りました。「使った企業は成果が出ている」という結果は、導入判断の根拠として明確です。</p><p>ただし、ボストン コンサルティング グループ（BCG）の<a href="https://www.bcg.com/publications/2025/ai-at-work-momentum-builds-but-gaps-remain">「AI at Work 2025」</a>によると、日本の業務AI利用率は51%で世界平均72%との差があります。この状況は、早期に導入した企業が先行者としての優位を築ける余地を示しています。</p><p><a href="https://thinkings.co.jp/news/20230921_ai/">Thinkings「AI採用ツール活用調査 2023」</a> <a href="https://www.bcg.com/publications/2025/ai-at-work-momentum-builds-but-gaps-remain">BCG「AI at Work 2025」</a></p><h2 id="h11ef1bf6ae">AI採用サービスのメリット・デメリット</h2><p>AI採用サービスの導入効果は「工数削減」だけではありません。コスト削減、評価の一貫性、候補者体験の向上まで、多面的な効果をデータとともに確認し、同時にリスクも正面から押さえます。</p><h3 id="h9654d0805b">AI採用サービスのメリット① 採用工数の大幅削減</h3><p>工数削減はAI採用サービスで最も即効性のある効果です。</p><p>採用管理プラットフォームWorkableの<a href="https://www.workable.com/">『AI Recruitment Report』</a>（2024年）によると、AI導入企業の採用効率は89.6%向上。AIタレントインテリジェンスを手がけるEightfold AIのデータでは、大量採用における候補者の絞り込み作成時間が40%短縮されています。</p><p>国内の実績も具体的です。ソフトバンクはES選考の工数を75%、動画面接の作業時間を約70%削減しました。マイナビの書類選考AI「PRaiO」を導入した企業では、ES選考時間が約40%削減されています。Offersの「AIスカウト生成機能」でも、スカウト文作成工数が80%削減されました。</p><h3 id="h0b1f53e471">AI採用サービスのメリット② 採用コストの削減</h3><p>採用ソフトウェアGreenhouseとGoodTimeの共同レポート（2025年）が示すのは、cost-per-hire（採用単価）の20〜40%削減という数字です。</p><p>コスト削減のメカニズムは、AIがスクリーニングを高速化しポジション空席期間が短くなることで機会損失が減る点、エージェントへの依存度が下がる点、の両面で効いてきます。</p><h3 id="h537b17966c">AI採用サービスのメリット③ 評価の一貫性・公平性</h3><p>面接官が違えば評価基準がブレる。月曜朝と金曜夕方で同じ候補者への印象が変わる。こうした属人的なばらつきを、AIは事前設定した基準で仕組みとして軽減できます。</p><p>ただし、AIの評価基準自体にバイアスが含まれるリスクもあるため、後述のデメリットセクションとあわせて読んでください。</p><h3 id="h50ff7ea324">AI採用サービスのメリット④ 24時間対応・地理的制約の解消</h3><p>吉野家がAI面接を導入した理由は、24時間対応で応募のハードルを下げることでした。セプテーニグループのMANGOでは、AI活用により県外からのエントリーが5倍に増加し、U/Iターン入社率は60%に達しています。時間帯や地理的な制約を取り払えるのは、人間だけの採用チームでは難しいAIならではの価値です。</p><h3 id="h42a96df4c8">AI採用サービスのデメリット① AIバイアス・差別リスク</h3><p>AI採用サービスの最も深刻なリスクがバイアスです。Amazonは自社開発のAI採用ツールが女性に不利な評価を下していることが発覚し、運用を中止しました。AIは過去の採用データを学習するため、過去の偏りをそのまま再現するという根本的な問題があります。</p><p>Pew Research Centerの調査では、米成人の66%がAI採用企業への応募を回避すると回答。候補者の信頼を得るには、AI利用の透明性と人間による最終判断の組み合わせが欠かせません。</p><h3 id="h592565e490">AI採用サービスのデメリット② 人柄・ポテンシャル判断の限界</h3><p>カルチャーフィットや成長ポテンシャルなど、数値化しにくい要素はAIの苦手領域です。AIの評価はあくまで過去データに基づく「確率」であり、「この人がうちで活躍するか」の最終判断は人間が担う必要があります。</p><h3 id="h7acf8241b0">AI採用サービスのデメリット③ 導入コストと運用負荷</h3><p>AIツールは導入して終わりではありません。学習データの準備、評価基準のチューニング、効果測定と改善サイクルの運用が必要です。社内に運用リソースがない場合は、AI RPO（後述）のように運用ごと外部に委託する選択肢も検討に値します。</p><p><a href="https://www.workable.com/">Workable「AI Recruitment Report」</a> <a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">Offers「AIスカウト生成機能」リリース（PR TIMES）</a></p><h2 id="h1dc16a7f82">AI採用サービス・ツールのカテゴリ別比較</h2><p>AI採用サービスは「面接AI」「書類選考AI」「スカウトAI」「AI搭載ATS」の4カテゴリに加え、「AI RPO」という第5の選択肢があります。ここではカテゴリごとに代表的なサービスを比較します。</p><h3 id="h83bbe922d5">AI面接サービス</h3><p>AI面接サービスは、面接の工数削減と評価の一貫性を両立するサービスです。大きく「対話型」と「録画型」の2タイプに分かれます。</p><p>SHaiN（タレントアンドアセスメント）は対話型AI面接サービスです。科学的面接手法に基づくAIが候補者と自然に対話しながら資質を評価します。1,000社以上の導入実績があります（2026年3月時点）。</p><p>HireVue（米国）は録画型AI面接のグローバルスタンダードで、全世界1,150社以上が導入。候補者が録画した回答をAIが分析し、構造化された評価を提供します。多言語に対応しており、グローバル採用を行う企業に適しています。</p><p>PeopleX AI面接はアバター型AI面接官による自然な対話が特徴です。まるで人間と話しているような面接体験を実現し、候補者の抵抗感を軽減する設計になっています。</p><p>AI面接サービスの詳細比較は、「<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/ai-mensetsu/">AI面接とは？仕組み・導入企業事例を解説</a>」で掘り下げています。</p><h3 id="h6665c26b19">AI書類選考サービス</h3><p>ES・履歴書のスクリーニングをAIで自動化するサービスです。採用の中でも最も導入実績が豊富な領域になっています。</p><p>PRaiO（マイナビ）はAIエンジン「HaRi」がESを自動分析する書類選考AIツールです。導入企業は50社超に成長し、サービス開始時の約6倍に拡大。書類選考時間の約40%削減を実現しています。</p><p>KIBIT（FRONTEO）は自然言語処理に強みを持つAIで、ES・履歴書の評価に活用されています。横浜銀行がKIBITを導入し、ES選考時間を70%削減した事例が知られています。</p><p>sonar AI（Thinkings）は採用管理システム「sonar ATS」に統合されたAI選考サポート機能です。候補者の成功確率を10段階スコアで予測し、スクリーニング工数の削減を支援します。2024年4月〜2025年3月の1年間で188件のプロダクトアップデートを実施するなど、開発の速度が際立ちます。</p><h3 id="hebd2dc1521">AIスカウトサービス</h3><p>「誰に声をかけるか」「どんな文面で送るか」。スカウト業務の質を左右するこの2つの判断を、AIが支援するサービスです。</p><p><a href="https://offers.jp/?utm_source=hr_media&amp;utm_medium=ai-recruitment-service&amp;utm_campaign=pagemiddle-cv_client-2026_04_01_text-ad_component">Offers（overflow）</a>はエンジニア・プロダクト開発人材に特化したAIスカウトサービスです。求人情報と候補者の経歴データを照合し、一人ひとりに最適化されたスカウトメッセージを自動生成します。ある導入企業ではスカウト文作成工数が80%削減され、承諾率は13.1%から31.7%へ242%改善しました。35,000人以上のプロダクト開発人材が登録するデータベースと、運用代行を組み合わせたAI RPOプランも提供しています。</p><p>AIスカウトくん（TechSuite）は生成AIと採用コンサルタントを組み合わせたスカウト代行サービスです。AIによる候補者検索・文面生成に、人間のコンサルタントが品質管理を加える運用形態を取っています。</p><p>スカウタブルは24時間365日、AIが候補者の検索からスカウト文面の送信までを自動で実行するツールです。既存のスカウト媒体と連携し、採用担当者の手を離れた状態でもスカウトが回り続ける仕組みを提供します。</p><p>AIスカウトサービスの料金相場は、定額制で月額10万円〜、従量課金型で1通100円前後が目安です。</p><h3 id="h197c819fb2">AI搭載ATS（採用管理システム）</h3><p>採用管理とAI分析を一体化したプラットフォームです。候補者データの一元管理に加え、AIによる評価・分析機能が組み込まれています。</p><p>sonar ATS（Thinkings）は新卒・中途の両方に対応する採用管理システムで、2,400社以上が導入。AI選考サポート機能「sonar AI」との連携により、応募から評価までをシームレスに管理できます。</p><p>PERSONA（アサイン）は60万人以上の性格診断データを活用したAI搭載ATSです。応募書類からAIが自動でプロファイリングを行い、候補者の活躍スタイルや選考ポイントを提案します。SaaS比較サイトBoxil（ボクシル）のSaaSアワード2025でApplicant Tracking System（ATS）部門1位を獲得し、導入企業は2,000社以上です。</p><p>タレントパレット（プラスアルファ・コンサルティング）はタレントマネジメントと採用を一体化したプラットフォームで、4,500組織以上に導入されています（継続率99.6%）。「AI採用候補者サマリ機能」により、履歴書・応募書類の情報から候補者の特徴を生成AIで要約。採用だけでなく入社後の配置・育成まで一貫したデータ活用を目指す企業に適しています。</p><h3 id="hfb6d19ac3d">AI採用サービスのカテゴリ別比較の要点</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>カテゴリ</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>適する課題</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>代表サービス</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>料金目安</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>導入ハードル</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>ROI実績</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI面接</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>面接工数の削減、評価の標準化</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>SHaiN、HireVue</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>面接工数約70%削減（ソフトバンク）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI書類選考</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ES・履歴書のスクリーニング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>PRaiO、KIBIT、sonar AI</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低〜中</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ES選考40-75%削減</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>AIスカウト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>スカウト文面の質・量</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>Offers、AIスカウトくん</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額10万円〜</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>承諾率242%改善（Offers）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI搭載ATS</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用管理全体の効率化</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>sonar ATS、PERSONA</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中〜高</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>2,400社以上導入（sonar ATS）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI RPO</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>プロセス全体最適化・リソース不足</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>Offers AI RPO</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問合せ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>エンジニア3名採用（ナイル事例）</p></td></tr></tbody></table><p><a href="https://shain-ai.jp/">SHaiN公式サイト</a> <a href="https://praio.jp/">PRaiO公式サイト</a> <a href="https://sonar-ats.jp/">sonar ATS公式サイト</a> <a href="https://www.web.persona-ats.com/">PERSONA公式サイト</a> <a href="https://www.pa-consul.co.jp/talentpalette/">タレントパレット公式サイト</a> <a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">Offers「AIスカウト生成機能」リリース（PR TIMES）</a></p><h2 id="hfad90fad15">AI採用サービスの導入企業事例</h2><p>理論よりも実績。AI採用サービスを導入した企業がどんな課題を抱え、どんな成果を出したかを具体的に確認します。</p><h3 id="h8ec053978e">Offers事例で見るAI採用サービスの課題別活用パターン</h3><p>AI採用サービスは「どのサービスを使うか」よりも「自社のどの採用課題に当てるか」で成果が決まります。Offers導入企業の事例を、課題タイプ別に5ケース紹介します。</p><h4 id="h8d5b265159">ナイルのAIスカウト伴走、リードエンジニア1名＋業務委託2名を確保</h4><p>定額カーリース「カーリースカルモくん」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル株式会社</a>は、エンジニア採用市場のレッドオーシャン化に直面していました。主要媒体やエージェントを活用しても採用に至らない状況で、OffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを導入。AIが求人情報と候補者の経歴を照合してスカウト文面を自動生成し、送信・候補者選定はOffers側が代行する組み合わせで、正社員リードエンジニア1名＋業務委託2名の採用に成功しました。</p><h4 id="hf66b5575e1">スタンバイの検索・ML・AI人材採用、予算型リテーナーで2ヶ月で正社員化</h4><p>求人検索エンジンを運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">スタンバイ</a>は、機械学習およびバックエンド/フルスタックの正社員エンジニアという、検索技術の専門性が問われる難度の高いポジションを抱えていました。Offersの予算型リテーナープランを活用し、2ヶ月で正社員採用を実現。採用要件が狭い専門特化領域でも、候補者データベースと伴走運用の組み合わせで成果が出ることを示したケースです。</p><h4 id="h57c90d6261">HRBrainのVPoE採用、選考4ヶ月・面談5回で1名を正社員化</h4><p>タレントマネジメントSaaSを展開する<a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">HRBrain</a>は、開発組織を60名から200名規模へ拡大するフェーズで、VPoE（Vice President of Engineering）という組織責任者レイヤーの採用課題に直面していました。Offers経由でVPoE 1名の採用に成功。選考期間は約4ヶ月、面談は5回を重ねる丁寧なプロセスで、書類選考通過率も高水準で推移しました。マネジメント層は短期決着よりも相互理解の深さが鍵になる典型例です。</p><h4 id="he4347979f3">ビットキーのIoT複合スキル採用、Software Edge Deviceチーム1名を正社員化</h4><p>スマートロックなどスマートアクセス領域を展開する<a href="https://offers.jp/cases/bitkey">ビットキー</a>は、Software Edge DeviceチームにおいてIoT・クラウド・ネットワークの複合スキルを持つソフトウェアエンジニアを採用しました。開発組織90名規模、エッジデバイス領域は母集団そのものが限定されるドメインですが、AIスカウトで候補者プールを精緻に絞り込み、伴走型の運用でマッチングを進めた事例です。</p><h4 id="h1a15fe9906">CollaboGate Japanのシード期ゼロスタート、AI RPOで3ヶ月8名テックリード級を確保</h4><p>Web3/ディープテック領域のシードスタートアップ<a href="https://offers.jp/cases/eyuzjlsszfi">CollaboGate Japan</a>は、開発組織がゼロの状態からOffersのAI RPOプランを活用し、3ヶ月で8名のテックリード級エンジニア採用に成功しました。シード期は採用担当者のリソースがそもそも存在しないため、個別ツール導入では回らず「プロセス全体を外部パートナーに任せる」形が有効に機能したケースです。</p><p>Offers全体の実績として、AIスカウト生成機能の導入後、ある企業ではスカウト承諾率が13.1%から31.7%へ242%改善。別の企業でも19.0%から32.4%へ171%改善しています。</p><p><a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">Offers「AIスカウト生成機能」リリース（PR TIMES）</a></p><h3 id="he5bdd82ddc">ソフトバンクのES選考75%削減・動画面接約70%削減</h3><p>ソフトバンクはAI採用の先駆的な導入企業です。IBM WatsonベースのAIをES選考に導入し、工数を75%削減。動画面接のAI分析では作業時間を約70%削減しました。大量採用を行う企業にとって、AI書類選考と面接AIの組み合わせが大きなインパクトを持つことを示した事例です。</p><h3 id="ha7fa40b7e5">サッポロHDのES選考時間40%削減</h3><p>サッポロホールディングスはES選考にAIを試験導入し、選考時間の40%削減を確認。この成果をもとに本格運用への移行を決定しました。「まず小さく試し、効果を確認してから拡大する」という導入アプローチの成功例です。</p><h3 id="hde65eba6e2">横浜銀行がKIBIT導入でES選考70%削減</h3><p>横浜銀行はFRONTEO社の自然言語処理AI「KIBIT」をES選考に導入し、選考時間を70%削減しました。金融業界のように応募者の質と量の両方が求められる業界で、AI書類選考が有効に機能した事例です。</p><h3 id="h49227e9b8a">一蘭がSHaiN導入でアルバイト採用の効率を改善</h3><p>ラーメンチェーンの一蘭は、対話型AI面接サービス「SHaiN」を導入しました。面接の時間帯制約を取り払うことで、応募から面接までのリードタイムを短縮しています。</p><h3 id="h95dc497511">MANGO（セプテーニ）の県外エントリー5倍</h3><p>セプテーニグループのMANGOは、AI活用により県外からのエントリーが5倍に増加。U/Iターン入社率60%を達成しました。地方拠点や地理的制約がある企業にとって、AIがもたらす応募者プール拡大の効果を端的に示す事例です。</p><h2 id="he7bf73d2a9">AI採用サービスの選び方と5つの判断基準</h2><p>サービスの数が多すぎて選べない。その原因は「自社の課題」と「サービスのカテゴリ」が結びついていないことです。以下の5つの基準で、候補を絞り込んでください。</p><h3 id="h64e092a7e1">AI採用サービス選定基準① 自社の採用課題に合ったカテゴリを選ぶ</h3><p>最も重要な判断軸です。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>課題</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>適するカテゴリ</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>具体的なサービス例</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>書類選考に時間がかかりすぎる</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI書類選考</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>PRaiO、KIBIT、sonar AI</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>スカウトの返信率が低い</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AIスカウト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>Offers、AIスカウトくん</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>面接官ごとに評価がバラつく</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI面接</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>SHaiN、HireVue</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用データが散在して活用できない</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI搭載ATS</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>sonar ATS、PERSONA</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用チームが少なく回らない</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI RPO</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>Offers AI RPO</p></td></tr></tbody></table><p>闇雲にツールを選ぶ前に、自社の採用プロセスのどこがボトルネックかを特定することが先決です。</p><h3 id="h3fa3dc8fcd">AI採用サービス選定基準② 既存システムとの連携性</h3><p>すでに採用管理システム（ATS）を導入している場合、新たなAIサービスとのデータ連携が鍵になります。Application Programming Interface（API）連携の可否、データ移行のコスト、既存ワークフローとの整合性を事前に確認してください。</p><h3 id="h4a68625f30">AI採用サービス選定基準③ 費用対効果（ROI）</h3><p>料金の安さではなく、投資対効果で判断します。</p><p>判断指標として有効なのは、cost-per-hire（採用単価）の変化率、time-to-hire（採用所要日数）の短縮率、スカウト承諾率の改善幅の3つです。Offersの場合、AIスカウト生成機能の導入でスカウト承諾率が242%改善した実績があり、スカウト文作成工数の80%削減と合わせてROIを計算できます。</p><h3 id="h3087394c0d">AI採用サービス選定基準④ セキュリティ・法規制対応</h3><p>2024年3月に採択されたEU AI Actでは、採用へのAI活用は「高リスク」に分類されました。ニューヨーク（NY）市のLocal Law 144はAIツールの年次バイアス監査を義務化しています（2023年施行）。国内でも経産省の「AI事業者ガイドライン」（令和7年3月）が発行されています。</p><p>AIサービスを選定する際は、バイアス監査の仕組み、個人情報の取扱い方針、候補者への説明責任をどう果たすかを確認してください。</p><h3 id="h40cb636dd3">AI採用サービス選定基準⑤ サポート体制と運用支援</h3><p>ツールを導入しても「使いこなせない」問題は頻繁に起きます。操作マニュアルだけでなく、運用設計の支援やカスタマーサクセスの伴走があるかどうかは、導入後の成果を大きく左右します。</p><p>ナイル社の事例でも、Offersの運用代行プランによりスカウト送信・候補者選定を外部に任せ、社内リソースを大幅に削減しています。ツールの機能だけでなく、運用支援の質も選定基準に含めてください。</p><h2 id="h977bfc6804">AI採用サービスを超える選択肢、AI RPO</h2><p>個別ツールを複数導入しても成果が出ない場合、問題は「ツールの性能」ではなく「プロセス設計」にあるかもしれません。</p><h3 id="ha74e66f813">AI RPOとは</h3><p>AI RPOとは、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo?utm_source=hr_media&amp;utm_medium=ai-rpo&amp;utm_campaign=pagemiddle-cv_client-2026_04_01_text-ad_component">AI × RPO（採用代行）</a>の略称で、AIを活用して採用プロセス全体を最適化し、外部パートナーが運用まで担う形態です。</p><p>個別ツールの導入は「点」の最適化です。スカウトAIを入れ、書類選考AIを入れ、AI面接を入れる。しかし各ツールが連携しなければ、データは分断され、プロセス全体としてのROIは見えにくくなります。AI RPOはこの「点」を「面」に変えるアプローチです。</p><h3 id="he57fe56b9b">AI採用サービス導入とAI RPOの選び方</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>判断軸</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>ツール導入（自社運用）</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>AI RPO（外部委託+AI）</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>適する企業</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用チームが十分、1フェーズだけ最適化したい</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用チームが少数、プロセス全体を最適化したい</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>運用負荷</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>高（自社で設定・運用・改善）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低（外部パートナーが運用）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>導入スピード</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ツール選定・設定に時間</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>パートナー選定後、早期に稼働可能</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>向く課題</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>特定フェーズのボトルネック解消</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>エンジニア採用など専門性が高い領域</p></td></tr></tbody></table><h3 id="h2a9f20f5d3">Offers AI RPOの特徴</h3><p>Offersは1,000社以上の導入実績をベースに、AIスカウト生成+運用代行+カスタマーサクセスを組み合わせたAI RPOプランを提供しています。</p><p>ナイル社の事例では、エンジニア採用市場のレッドオーシャンという環境下で、AIスカウト生成と運用代行の組み合わせにより正社員1名＋業務委託2名の採用に成功。「ツールだけでは埋められなかった採用の隙間を、プロセス全体の最適化で埋めた」事例です。</p><p><a href="https://offers.jp/cases/nyle">Offers導入事例 ナイル株式会社</a> <a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000197.000053307.html">Offers「2025年度版RPO（採用代行）サービスカオスマップ」（PR TIMES）</a></p><h2 id="h0aa192df85">AI採用サービスの導入ステップ</h2><p>全社一括導入は不要です。1フェーズから始めて段階的に拡大する3ステップで進められます。</p><h3 id="h44b120736b">Step 1. AI採用サービス導入の課題特定とカテゴリ選定</h3><p>自社の採用プロセスのどこがボトルネックかを特定します。</p><p>「書類選考に時間がかかりすぎるのか」「スカウトの返信率が低いのか」「面接の質にばらつきがあるのか」「そもそも採用チームのリソースが足りないのか」。課題が明確になれば、前述の5カテゴリから適切なアプローチを選べます。</p><h3 id="h527e41307f">Step 2. AI採用サービスのトライアルと効果測定</h3><p>まずは1ツール・1フェーズから小さく始めてください。</p><p>効果測定のKPIは以下の3つが基本です。</p><ul><li>time-to-hire。採用所要日数の変化</li><li>cost-per-hire。採用単価の変化</li><li>承諾率 / 通過率。スカウト承諾率、書類通過率、面接通過率の変化</li></ul><p>1〜3カ月のトライアル期間を設け、導入前後のデータを比較します。</p><h3 id="h95b0611e77">Step 3. AI採用サービス活用の拡大判断</h3><p>効果が確認できたら、隣接するフェーズへ拡大します。</p><p>段階としては、Level 1（ポイント導入: 1ツール・1フェーズ）→ Level 2（プロセス統合: 複数ツールのデータ連携）→ Level 3（AI RPO: プロセス全体の最適化+外部委託）の3段階を意識すると判断しやすくなります。</p><p>「自社でどのLevel まで内製するか、どこからAI RPOとして外部に任せるか」は、採用チームの規模とスキルセット、採用目標のボリュームによって最適解が異なります。</p><h2 id="h8f5e1aa1de">AI採用サービスの2026年以降のトレンド</h2><p>AI採用サービスの市場は「ツール」から「エージェント」へと変化しつつあります。</p><h3 id="h666b212120">AI採用サービスとAIエージェントの標準化</h3><p>IT分野の調査・助言企業Gartnerは、<a href="https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2025-10-07-gartner-says-ai-revolution-and-cost-pressures-are-two-forces-driving-the-top-four-trends-for-talent-acquisition-in-2026">2026年のタレントアクイジション4大トレンド</a>の一つに「AIエージェント」を挙げました。従来のAI採用ツールは人間がトリガーを引く必要がありましたが、AIエージェントは候補者の検索からスカウト送信、日程調整、一次スクリーニングまでを自律的に実行します。</p><p>2026年以降、単機能のAI採用ツールは「AIエージェントの一機能」として統合されていく可能性があります。</p><h3 id="h09fcc69dde">AI採用サービスと「AI不使用」スキル評価の動き</h3><p>興味深い逆トレンドも生まれています。Gartnerは、2026年までに50%の組織が「AI不使用のスキル評価」を採用プロセスに組み込むと予測しています。</p><p>背景にあるのは、生成AIの普及による候補者の思考力低下への懸念です。候補者がChatGPTでES・ポートフォリオを作成する時代に、「AIなしで何ができるか」を評価する必要が出てきたということです。AI採用サービスを導入しつつ、人間としてのスキルを見極める評価設計をどう組み合わせるか。この両立が2026年以降の採用設計の鍵になります。</p><h3 id="h34f48e240e">AI RPO市場の拡大</h3><p>AI採用市場全体は2025年の7.03億ドルから2033年には12.27億ドルへ成長する見通しです（SkyQuest、CAGR 7.2%）。特に伸びが期待されるのがAI RPO領域です。</p><p>個別ツールを社内で選定・導入・運用するモデルには限界があります。採用チームのリソースが限られるスタートアップや成長企業にとって、プロセス全体をAIで最適化しながら外部パートナーが運用するAI RPOは、合理的な選択肢として定着していくと見られています。</p><p><a href="https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2025-10-07-gartner-says-ai-revolution-and-cost-pressures-are-two-forces-driving-the-top-four-trends-for-talent-acquisition-in-2026">Gartner「Top Four Trends for Talent Acquisition in 2026」</a> <a href="https://www.skyquestt.com/report/ai-recruitment-market">SkyQuest「AI Recruitment Market Size, Share, and Growth Analysis」</a></p><h2 id="h85f8cead1a">本記事のポイント</h2><p>AI採用サービスは、「面接AI」「書類選考AI」「スカウトAI」「AI搭載ATS」「AI RPO」の5カテゴリに整理できます。</p><p>選定の鍵は、自社の採用課題がどのカテゴリに該当するかを見極めること。「書類選考が重い」ならAI書類選考、「スカウトの質を上げたい」ならAIスカウト、「そもそもリソースが足りない」ならAI RPOと、課題起点で候補を絞り込むのが最短ルートです。</p><p>個別ツールの導入は出発点として有効ですが、複数ツールの「足し算」では限界があります。採用プロセス全体を最適化したい場合は、AI RPOというアプローチも選択肢に入れてください。</p>

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## [中途採用とは？基本の流れ・手法と成功する企業の進め方](https://hr-media.offers.jp/articles/mid-career-recruitment)

**公開日**: 2026-05-07
**著者**: Offers HR Magazine編集部
**カテゴリ**: 採用

<p>中途採用とは、就業経験のある人材を企業が採用することです。マイナビの<a href="https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260327_109053/">『中途採用状況調査2026年版』</a>によると、91.1%の企業が2026年の中途採用に積極的な意向を示しており、日本経済新聞の調査では中途採用比率が過去最高の46.8%に達しました。</p><p>本記事では、中途採用の定義から新卒採用との違い、メリット・デメリット、具体的な採用フロー、手法比較、コスト、2026年の市場動向、法規制、AI活用、企業事例、オンボーディングまで解説します。</p><h2 id="h4addeab36e">中途採用の定義とキャリア採用・第二新卒との違い</h2><p>中途採用とは、すでに社会人経験のある人材を企業が採用する手法です。新卒一括採用と異なり、企業が人材を必要とするタイミングで随時募集・選考を行い、即戦力の確保から欠員補充、新規事業の推進まで幅広い目的で実施されます。</p><h3 id="h8360ee20f2">中途採用の定義</h3><p>中途採用の対象は、学校卒業後に一度以上の就業経験がある人材です。募集の動機は、退職に伴う欠員補充から事業拡大に伴う増員、専門スキルを持つ人材の獲得まで多岐にわたります。新卒採用のように4月一斉入社ではなく、内定から1〜3ヶ月程度で入社するケースが一般的です。</p><p>なお、経団連は2022年11月の定例記者会見で、「中途」という言葉に否定的なイメージがあるとして「経験者採用」への呼称変更を提唱しました。背景には、転職がキャリアアップの手段として定着しつつある社会的な変化があります。</p><h3 id="hda324aeba5">中途採用とキャリア採用との違い</h3><p>「キャリア採用」は、中途採用の中でも特に即戦力としての専門性や経験を重視する採用を指します。中途採用が未経験者を含む幅広い層を対象にするのに対し、キャリア採用は「この職種で3年以上の経験」など、具体的なスキル要件を設定するのが特徴です。</p><p>実務上は両者を明確に区別しない企業も多く、求人票では「中途採用」「キャリア採用」「経験者採用」が混在しています。</p><h3 id="h13352366a4">中途採用と新卒採用・第二新卒・既卒の比較表</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>区分</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>対象者</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用時期</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>選考基準</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>入社時期</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>新卒採用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>卒業予定の学生</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>年1回（3月〜）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ポテンシャル重視</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>4月一斉入社</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>第二新卒</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>卒業後1〜3年、就業経験あり</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>通年</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ポテンシャル＋基礎スキル</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>随時</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>既卒</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>卒業後未就業</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>通年</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ポテンシャル重視</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>随時</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>中途採用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>就業経験3年以上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>通年</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>即戦力・専門性重視</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>随時（1〜3ヶ月後）</p></td></tr></tbody></table><p>新卒採用と中途採用の最大の違いは選考の焦点です。新卒採用では将来の成長性を見るのに対し、中途採用ではこれまでの実績と自社での再現性を見極めます。</p><h2 id="h55afa993c6">中途採用の5つのメリットと即戦力人材の活用</h2><p>中途採用の最大のメリットは、業務経験を持つ人材を獲得し、入社直後から戦力として活躍してもらえる点です。マイナビの<a href="https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260327_109053/">『中途採用状況調査2026年版』</a>では、採用目標を達成した企業は92.9%に達しました。ただし、この数字の裏には採用目標人数の下方修正（2023年平均30.8人→2025年16.7人）があり、「量から質へ」の転換が進んでいます。</p><h3 id="hcc9efb71cd">中途採用は即戦力として活躍できる</h3><p>前職での実務経験を持つ中途入社者は、基本的なビジネススキルを習得済みです。配属後すぐに成果を出せるため、新規事業の立ち上げや競争優位の構築など、スピードを要する場面で特に力を発揮します。</p><h3 id="he34c5b00b3">中途採用は教育コストと育成期間を削減できる</h3><p>新卒社員の育成には、ビジネスマナー研修からOJT（On-the-Job Training）まで数ヶ月〜1年以上のコストと時間がかかります。中途採用であれば社会人としての基礎教育は不要で、職種別のオリエンテーションと業務引き継ぎに集中できます。</p><h3 id="h799ec2d3b7">中途採用は必要なタイミングで柔軟に実施できる</h3><p>中途採用は通年で実施できるため、急な欠員や事業拡大に対応しやすいという利点があります。新卒採用が年1回のサイクルに縛られるのに対し、中途採用は「今、この人材が必要」というタイミングで動けます。</p><h3 id="h38ad8821a7">中途採用で他社のノウハウ・知見を獲得できる</h3><p>異業種や競合他社で培われた知見を社内に持ち込める点も、中途採用ならではの価値です。自社だけでは気づけなかった業務改善のアイデアや、新しいマーケットへの切り口が生まれることがあります。</p><h3 id="hca11e50205">中途採用から入社までの期間が短い</h3><p>中途採用では、応募から内定まで2週間〜1ヶ月程度、内定から入社までは1〜3ヶ月が一般的です。新卒採用のように1年以上前から準備する必要がなく、人員計画と事業計画を近い距離で連動させられます。</p><h2 id="hf6012654a9">中途採用のデメリットとコスト・定着リスクへの対策</h2><p>一方で、中途採用にはコストや定着面でのリスクが伴います。マイナビの調査では、2025年に退職者が発生した企業は49.3%にのぼり、特に勤続5年以上の中堅社員の退職が業務にマイナス影響を与えたと回答した企業は68.8%に達しました。デメリットを事前に理解し、対策を講じておく必要があります。</p><h3 id="h3a67d1c0a0">中途採用は採用コストが新卒より高い</h3><p>中途採用の1人当たり平均コストは約100万〜130万円が2026年の相場です。人材紹介（エージェント）を利用する場合、成功報酬は理論年収の35〜40%が標準。年収600万円の人材を紹介経由で採用すると、紹介手数料だけで210万〜240万円になります。</p><p>ITエンジニアやデータサイエンティストなどの専門職では、1人当たりの採用コストが200万〜300万円に達するケースも少なくありません。</p><p>対策としては、ダイレクトリクルーティングやリファラル採用など、エージェントに依存しない手法を組み合わせることが有効です。</p><h3 id="hcd8da720d0">中途採用者の早期離職・転職リスク</h3><p>転職経験者は再び転職するハードルが低いという課題があります。中途入社者の約3割が入社後3年以内に離職するというデータもあり、「即戦力のはずが半年で退職」というケースは珍しくありません。</p><p>対策の鍵はオンボーディングです。入社後30・60・90日のフォローアップ面談を設定し、期待値と実態のギャップを早期に把握する仕組みが効果を上げています。</p><h3 id="ha4b2a0d47e">中途採用はカルチャーフィットの見極めが難しい</h3><p>前職での業務スタイルや価値観が固まっている分、自社のカルチャーに馴染めないリスクがあります。スキルは申し分ないのに、チームとの協働がうまくいかないという状況は、双方にとってストレスになります。</p><p>対策として、選考過程でカルチャーフィット面接を組み込む企業が増えています。スキル評価とは別に、「この人は自社の環境で力を発揮できるか」を見極めるステップです。</p><h3 id="hf282ad47cf">中途採用は大量採用には向かない</h3><p>中途採用は1人ひとりの経験やスキルを個別に評価するため、新卒一括採用のような大量採用には適していません。年間で数十名規模の中途採用を行う場合、選考にかかる工数が膨大になり、人事部門のリソースがボトルネックになります。</p><h3 id="h91c20754cf">中途採用依存で若手育成が進みにくくなるリスク</h3><p>即戦力の中途人材に頼りすぎると、社内での若手育成が後回しになるリスクがあります。中長期的な組織力を維持するには、中途採用と新卒採用のバランスを意識した人員計画が必要です。</p><h2 id="h0ced5eb14e">中途採用の流れ｜採用計画から入社までの7段階</h2><p>中途採用のプロセスは、大きく7つのステップで構成されます。採用計画の策定から入社後のオンボーディングまで、各段階で押さえるべきポイントを整理します。</p><h3 id="h6bd35068b7">Step 1. 中途採用計画の策定</h3><p>まず、「なぜ採用するのか」「どのような人材が必要か」を明確にします。欠員補充なのか事業拡大なのかで、求める人材像やスケジュールは大きく変わります。</p><p>確認すべき項目は以下の通りです。</p><ul><li>採用の目的（欠員補充・増員・新規事業）</li><li>必要なスキル・経験年数</li><li>採用人数と予算</li><li>入社時期の目標</li><li>選考に関わるメンバーのアサイン</li></ul><h3 id="h42564157a8">Step 2. 中途採用のジョブディスクリプション（求人票）作成</h3><p>求める人物像を明確にした上で、職務内容・必要スキル・待遇・働き方を具体的に記載します。曖昧な求人票はミスマッチの温床です。「コミュニケーション能力が高い方」のような抽象的な表現ではなく、「クライアントとの折衝経験3年以上」のように具体化します。</p><p>2024年4月施行の職業安定法改正により、就業場所や業務の変更範囲、裁量労働制の適用有無など、明示すべき労働条件が拡大されています。</p><h3 id="hece8ecd12d">Step 3. 中途採用手法の選定と母集団形成</h3><p>求人広告、人材紹介、ダイレクトリクルーティング、リファラル採用など、複数の手法から自社の予算・スピード・求める人材層に合ったものを選びます。手法の詳細は次セクションで整理します。</p><h3 id="he62df4326b">Step 4. 中途採用の書類選考</h3><p>履歴書・職務経歴書を基に、応募者の経験・スキルが自社の要件に合致するかを判断します。選考基準を事前に明文化し、選考のブレを防ぐことが大切です。</p><h3 id="h7057519c07">Step 5. 中途採用の面接・選考</h3><p>一般的には2〜3回の面接を実施します。1次面接では実務スキルと経験の確認、2次以降でカルチャーフィットやキャリアビジョンの擦り合わせを行うパターンが多いです。</p><p>面接では、過去の行動を具体的に掘り下げる「構造化面接」が効果的です。「前職で最も困難だったプロジェクトと、それをどう乗り越えたか」のように、事実ベースの質問で候補者の実力を見極めます。</p><h3 id="hbe1675f392">Step 6. 中途採用の内定・オファー</h3><p>内定通知は迅速に行います。中途採用では複数企業を並行して受けている候補者がほとんどです。マイナビの調査では転職者の平均年収増加額が19.2万円に達しており、待遇面での競争力も必要になります。</p><p>内定辞退を防ぐため、条件面の丁寧なすり合わせと、入社前の不安を払拭するフォローアップが効果を発揮します。</p><h3 id="hb1b5cbb351">Step 7. 中途採用者の入社・オンボーディング</h3><p>入社手続きの完了後、本格的なオンボーディングに入ります。中途入社者は「即戦力だから放っておいても大丈夫」と思われがちですが、社内のルールや人間関係、業務フローへの適応には適切なサポートが必要です。</p><h2 id="h9d7c625ae0">中途採用の手法比較と選び方</h2><p>中途採用の手法は多様化しています。人材紹介がトップシェアの29.2%、次いでダイレクトリクルーティングが21.4%。この2つの手法だけで過半数を占めますが、コスト・スピード・採用の質は手法によって大きく異なります。</p><h3 id="h7ff3c431d9">中途採用の求人広告（転職サイト）</h3><p>転職サイトに求人を掲載し、応募を待つ手法です。母集団を幅広く形成でき、採用までの期間は2〜3ヶ月が目安。掲載費は数万円〜数十万円/回で、応募数によるコスト変動がない点がメリットです。</p><p>一方、応募が殺到した場合のスクリーニング工数や、ターゲット外の応募への対応が課題になります。</p><h3 id="h5c883653d0">中途採用の人材紹介（転職エージェント）</h3><p>人材紹介会社に採用要件を伝え、マッチする候補者を紹介してもらう手法です。成功報酬型で、費用は理論年収の35〜40%が相場。自社の工数を抑えつつ質の高い候補者にアクセスできますが、コストは最も高くなります。</p><h3 id="h93748b2af2">中途採用のダイレクトリクルーティング</h3><p>企業が候補者データベースから直接スカウトを送る「攻め」の手法です。矢野経済研究所の調査によると、ダイレクトリクルーティング市場は2024年度に約1,275億円に到達し、前年比約18.7%で成長を続けています。</p><p>転職潜在層にもアプローチできるため、エージェントでは出会えない人材との接点が生まれます。ただし、スカウト文面の作成や候補者選定に工数がかかる点がネックです。この課題に対しては、AIを活用したスカウト文の自動生成が解決策として広がりつつあります。</p><h3 id="hb760c38a19">中途採用のリファラル採用</h3><p>自社の社員に知人を紹介してもらう手法です。社員が企業文化を理解した上で推薦するため、カルチャーフィットの確率が高く、定着率も良好な傾向にあります。外部コストはほぼかかりませんが、社員の協力を継続的に引き出す仕組みづくりが欠かせません。</p><h3 id="h7ce4977fb1">中途採用の採用代行（RPO）</h3><p>採用業務の一部または全体を外部パートナーに委託する手法です。採用計画の策定からスカウト、面接日程の調整、オファーまでをカバーするケースもあります。採用専任の人事担当者を置けない企業や、短期間で大量採用が必要な場合に有効です。</p><p><a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>は、AIを活用してスカウト運用から書類選考、日程調整までを効率化し、専任のカスタマーサクセスが戦略設計と改善提案を担います。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>手法</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>コスト</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>期間</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用の質</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>母集団の広さ</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>工数</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人広告</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低〜中</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>2〜3ヶ月</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>広い</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>高</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1〜3ヶ月</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>高</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>やや狭い</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ダイレクトリクルーティング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1〜3ヶ月</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>高</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>高</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>リファラル</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>不定</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>高</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>狭い</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用代行（RPO）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中〜高</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>柔軟</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>高</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>柔軟</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低</p></td></tr></tbody></table><h2 id="h4e6bb6906c">中途採用コストの相場と費用削減の方法</h2><p>中途採用の1人当たり平均コストは約100万〜130万円が2026年の相場です。マイナビの調査では、2024年の中途採用費用は1社あたり平均650.6万円、1社平均の採用人数は20.8人でした。</p><h3 id="habf1453cc2">中途採用の手法別コスト比較表</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>手法</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>初期費用</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>成功報酬</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>1人当たり目安</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人広告（転職サイト）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>20万〜100万円/掲載</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>なし</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>30万〜80万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>なし</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>年収の35〜40%</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>150万〜300万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ダイレクトリクルーティング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額5万〜数十万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>サービスによる</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>30万〜80万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>リファラル採用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>なし</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>社内報酬（10万〜30万円）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>10万〜30万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用代行（RPO）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額30万〜100万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>サービスによる</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>案件規模次第</p></td></tr></tbody></table><h3 id="hbc2004bacd">エンジニア・専門職の中途採用単価</h3><p>IT人材の採用は特にコストがかかります。エンジニアやデータサイエンティストなどの専門職では、人材紹介の成功報酬が年収の35%以上に設定されるケースが多く、1人当たりの採用コストが200万〜300万円に達することもあります。</p><p>この背景には、ITエンジニアの有効求人倍率が3.17〜3.4倍と全職種平均を大きく上回る売り手市場があります。</p><h3 id="hcb34896cb5">中途採用コストを抑える3つの方法</h3><p>1つ目は、手法のポートフォリオ化です。人材紹介だけに頼らず、ダイレクトリクルーティングやリファラル採用を組み合わせることで、エージェント依存度を下げられます。</p><p>2つ目は、採用ブランディングの強化です。自社の魅力を発信するオウンドメディアやSNS（Social Networking Service）の運用は初期投資が必要ですが、中長期的には応募単価の低減につながります。</p><p>3つ目は、AIの活用です。スカウト文面の自動生成や書類選考の効率化によって、人事担当者の工数を削減し、1人当たりの採用コストを圧縮できます。</p><h2 id="h7f7bc4a7cf">中途採用の市場動向と2026年の採用環境</h2><p>2026年の中途採用市場は、企業の採用意欲が高止まりする一方、人材確保の難易度は過去最高を更新しています。91.1%の企業が中途採用に積極的ですが、必要な人数を確保できた企業は半数に届きません。</p><h3 id="hb58bd8ef52">中途採用市場の転職率7.6%で過去最高を更新</h3><p>マイナビの<a href="https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260323_108572/">『転職動向調査2026年版（2025年実績）』</a>によると、2025年の正社員の転職率は7.6%で過去最高を記録しました。</p><p>年代別の動きも見逃せません。20代の12.0%が最も高いのは従来通りですが、30代は9.0%、40代は6.8%、50代は3.8%と、30代以上の全年代で前年から上昇しています。「ミドル転職」が本格化している状況です。</p><p>転職後の平均年収は533.7万円で、転職前から19.2万円増加。転職によるキャリアアップが実現しやすい環境が、転職率の上昇を後押ししています。</p><h3 id="h6f1bd9409f">中途採用比率46.8%で新卒に迫る規模へ</h3><p>日本経済新聞の調査では、企業の中途採用比率が過去最高の46.8%に到達しました。中途採用人数は15万人を超え、新卒採用に迫る規模になっています。</p><p>象徴的な動きが金融業界です。大手金融機関では、2024年度に中途採用数が初めて新卒採用を上回りました。DX推進やグローバル対応に必要な専門人材を、新卒育成のスピードでは確保できないという判断です。</p><p>JAC（Japan Asia Consultants）Recruitmentの分析では、21業界中20業界で2026年も中途採用が活況と予測されており、金融DX人材、電気自動車（EV）・自動運転エンジニア、ESG（Environmental, Social, Governance）人材の需要が特に伸びています。</p><h3 id="hd8d9bd1ddb">中途採用市場の人員未充足率54.7%で過去最高</h3><p>リクルートワークス研究所の<a href="https://www.works-i.com/surveys/report/250617_midcareer.html">『中途採用実態調査』</a>によると、2024年度下半期の中途採用で「必要な人数を確保できなかった」企業は54.7%。比較可能な2013年度以降で過去最高を更新しました。</p><p>企業の対応策として多かったのは「未経験者も採用対象とした」「給与などの処遇条件を高めた」「対象年齢の幅を広げた」の3つ。採用要件を緩和してでも人材を確保しようとする動きが広がっています。</p><p>一方で、マイナビの調査では「採用要件に満たない人材は採用しない」と回答した企業が62.1%（前年比+7.7pt）に増加。人材不足の焦点が「量」から「質」へ移行しつつある構図が見えてきます。</p><h3 id="h5c7244261c">中途採用求人倍率の業界別格差</h3><p>2026年2月時点の主要指標です。</p><ul><li>厚生労働省。有効求人倍率 1.19倍（季節調整値）</li><li>doda。転職求人倍率 2.40倍</li></ul><p>業界別では大きな格差があります。<a href="https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/">dodaのレポート</a>によると、コンサルティングは7.77倍、人材サービスは7.41倍、IT/通信は6.3倍と高水準。一方、小売/流通は0.64倍、メディカルは0.95倍と、業界によって売り手・買い手の構図が異なります。</p><p>ITエンジニアに限ると、有効求人倍率は3.17〜3.4倍。経済産業省の試算では、IT人材の需給ギャップは2030年に最大約79万人に拡大する見通しで、エンジニア採用の難易度は今後さらに上がると見られています。</p><h2 id="hc35e19957b">中途採用比率の公表義務化と法規制のポイント</h2><p>中途採用に関わる法制度は近年相次いで改正されています。採用担当者の方が押さえるべき3つのポイントを整理します。</p><h3 id="h53bf0762bd">中途採用比率の公表義務化（労働施策総合推進法）</h3><p>2021年4月に施行された労働施策総合推進法の改正により、常時雇用する労働者が301人以上の企業は、正社員の中途採用比率を直近3事業年度分公表する義務を負っています。</p><p>公表方法は自社ホームページが原則です。厚生労働省が運営する「しょくばらぼ」を利用することもできます。公表は前回から概ね1年以内に行う必要があり、罰則規定はないものの、求職者から「中途採用に消極的な企業」とみなされるリスクがあります。</p><p>この制度の趣旨は、中途採用の促進を通じて、ライフステージに応じた多様な働き方を支援することにあります。</p><p>参考: <a href="https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000737262.pdf">厚生労働省「中途採用比率の公表義務化」</a></p><h3 id="ha53f146224">経団連が中途採用に代わる「経験者採用」呼称を推奨</h3><p>経団連は2022年11月の定例記者会見で、「中途」という言葉が持つ否定的なニュアンスを踏まえ、「経験者採用」への呼称変更を会員企業に呼びかけました。</p><p>実際に、大手企業で「キャリア採用」「経験者採用」への表記切り替えが進んでいます。求人票を作成する際は、自社の方針に合わせて呼称を統一するのが望ましいでしょう。</p><h3 id="h5f917c9aa1">中途採用に関わる職業安定法改正と労働条件の明示義務</h3><p>2024年4月施行の職業安定法改正では、求人時に明示すべき労働条件が拡大されました。就業場所や業務の変更範囲、裁量労働制の適用有無、有期雇用の場合の通算契約期間・更新回数の上限などが新たに明示事項に加わっています。</p><p>中途採用の求人票を作成する際には、この改正内容に準拠しているか確認してください。</p><h2 id="h71b24ba5b8">中途採用×AIによる採用プロセスのテクノロジー活用</h2><p>AIスカウト、AI書類選考、AI面接。中途採用のあらゆるフェーズにAIが浸透し始めています。特にエンジニア・IT人材のように求人倍率が高い職種では、AIの活用が採用成否を分ける要因になりつつあります。</p><h3 id="haad0f37db8">中途採用のAIスカウトによるパーソナライズ自動化</h3><p>スカウトメールの返信率を左右するのは、候補者一人ひとりの経歴や志向に合わせた文面のパーソナライズです。しかし、1通ずつ手書きで作成するのは現実的ではありません。</p><p>Offersが提供する<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">「AIスカウト生成機能」</a>は、候補者の経歴データと求人情報を照合し、最適化されたスカウト文面を自動で生成します。導入企業ではスカウト承諾率が従来比2.4倍に改善し、文面作成の工数も大幅に削減されました。</p><h3 id="h6bcd9fb12d">中途採用のAI書類選考・AI面接の活用</h3><p>応募書類のスクリーニングにAIを導入する企業も増えています。自然言語処理（NLP）技術を用いて、職務経歴書の内容を自動で解析し、要件との適合度をスコアリングする仕組みです。</p><p>AI面接では、対話型AIが候補者と面接を行い、回答内容を分析するサービスが広がっています。時間や場所の制約を受けず、評価基準のブレも軽減できる点が評価されています。</p><h3 id="h5f74e96759">AI RPOによる中途採用プロセス全体の効率化</h3><p>個別のAIツール導入からさらに進んだモデルが<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPO</a>です。求人票作成からソーシング、書類選考、面接支援、オファーまでの採用プロセス全体をAI最適化し、外部パートナーが運用まで担います。</p><p>自社でAI人材を抱えるのが難しい企業にとって、AIと採用代行の両方のノウハウを持つパートナーとの連携は、現実的な打ち手として注目されています。</p><h2 id="hc999ea0889">中途採用の企業事例を課題別に紹介する成功パターン</h2><p>中途採用は「即戦力の獲得」「欠員補充」「事業拡大」など目的が多岐にわたるため、フェーズや職種ごとに取るべきアプローチが変わります。ここでは代表的な5つの中途採用の課題ごとに、Offers導入企業の事例を整理します。</p><h3 id="h2bb98bbd96">スタンバイが機械学習・BEエンジニアの正社員採用を2ヶ月で達成</h3><p>求人検索エンジン「スタンバイ」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">株式会社スタンバイ</a>は、検索技術など専門性の高い技術分野の人材確保が課題でした。専門領域が狭く、即戦力の絶対数が少ない典型的な中途採用の難所です。</p><p>Offersの予算型リテーナープランを活用し、機械学習エンジニアおよびバックエンド・フルスタックエンジニアの要件定義からスカウト運用までを専任チームが伴走。結果として2ヶ月でハイクラス正社員の採用に成功しました。</p><h3 id="h6766bb0141">HRBrainのVPoE採用、選考4ヶ月で経験者1名を正社員化</h3><p>タレントマネジメントSaaS「HRBrain」を提供する<a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">株式会社HRBrain</a>は、開発組織を60名から200名規模へ拡大するフェーズで、VPoEクラスの経験者採用に課題を抱えていました。経験者採用の中でも最も難易度が高いマネジメント層のポジションです。</p><p>Offersで書類選考通過率の高い候補者にアプローチし、選考期間4ヶ月・面談5回を経てVPoE 1名の正社員採用に成功。ミドル・ハイクラス採用を数字でコミットした事例です。</p><h3 id="h97bf649224">CollaboGate Japanがシード期から3ヶ月で経験者8名を採用</h3><p>Web3・ディープテック領域のスタートアップである<a href="https://offers.jp/cases/eyuzjlsszfi">CollaboGate Japan</a>は、開発組織のゼロからの立ち上げという難題を抱えていました。経験者を短期で複数名獲得する必要がある典型的なシード期の採用課題です。</p><p>Offers AI RPOプランを導入し、採用戦略の設計からスカウト実行まで一括でアウトソーシングした結果、3ヶ月で8名のテックリード級エンジニア採用に成功しています。</p><h3 id="hfd57bf6118">株式会社Gaji-LaboのPdM採用、伴走型支援でハイクラス1名を確保</h3><p>プロダクト開発支援を手がける<a href="https://offers.jp/cases/gaji-labo">株式会社株式会社Gaji-Labo</a>は、エンジニアだけでなくプロダクトマネージャー（PdM）など、広義のプロダクト開発人材の経験者採用を必要としていました。</p><p>Offersの伴走型支援を活用し、ハイクラス層への到達を実現。PdM 1名の採用につながっています。エンジニア以外のプロダクト側職種でも、中途採用のチャネルとして機能する事例です。</p><h3 id="h351de53a03">ナイルがAIスカウトで正社員1名と業務委託2名を採用、チャネル多角化を実現</h3><p>定額カーリースサービス「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル株式会社</a>は、主要な求人媒体やエージェントでは求めるスキルと志向性を兼ね備えた人材の採用に至らず、新しいチャネルとしてOffersを導入しました。</p><p>リードエンジニア正社員1名＋業務委託2名を採用。中途採用のチャネル多角化と、伴走サポートで限られた社内リソースでも成果を出せた事例です。</p><h2 id="h660622c7f2">中途採用後のオンボーディングと定着率向上の設計</h2><p>中途採用は「採って終わり」ではありません。マイナビの調査で2025年に退職者が発生した企業は49.3%。「即戦力」として採用した人材が早期に離職すれば、採用コストだけでなくチームのモチベーションにも影響します。</p><h3 id="h4f66b3e454">中途採用入社者が直面する3つの壁</h3><p>中途入社者は、新卒とは異なる固有の壁に直面します。</p><p>1つ目は「暗黙知の壁」です。社内の意思決定プロセスやコミュニケーションスタイルなど、マニュアルに書かれていないルールへの適応が必要になります。</p><p>2つ目は「期待値の壁」です。「即戦力」として入社したがゆえに、周囲からの期待が高く、成果を出すまでのプレッシャーが大きくなります。業務環境が変われば、前職で発揮できていたパフォーマンスがすぐに再現できるとは限りません。</p><p>3つ目は「人間関係の壁」です。既存メンバー同士の関係性ができあがった中に入るため、孤立しやすい状況があります。</p><h3 id="ha254112eab">中途採用のオンボーディングプログラム設計</h3><p>効果的なオンボーディングには、以下の要素を組み込みます。</p><ul><li>入社初日。会社・チームの全体像を共有するオリエンテーション</li><li>1週目。業務に直結するツール・プロセスの習得</li><li>30日目。上司との1on1で期待値のすり合わせ</li><li>60日目。チームメンバーとの関係構築の進捗確認</li><li>90日目。パフォーマンス評価と今後の目標設定</li></ul><p>「中途だから自分で何とかするだろう」という放置型のアプローチは、早期離職の最大の原因になります。体系的なプログラムと定期的なチェックポイントの設定が、定着率の改善につながります。</p><h3 id="h346563d34b">中途採用者の定着支援KPI設定</h3><p>オンボーディングの効果を測定するためのKPIも設定しておくべきです。</p><ul><li>30日・60日・90日時点の自己評価スコア</li><li>上司・メンター評価との乖離度</li><li>入社後6ヶ月・1年の定着率</li><li>中途入社者の満足度アンケートスコア</li></ul><p>数字で追うことで、オンボーディングプログラム自体の改善サイクルが回ります。</p><h2 id="h85f8cead1a">本記事のポイント</h2><p>中途採用は、即戦力の獲得から事業拡大、組織の多様性強化まで、幅広い目的に対応する採用手法です。</p><p>2026年現在、91.1%の企業が中途採用に積極的な姿勢を示す一方、人員未充足率は54.7%と過去最高を更新しました。転職率も7.6%で過去最高に達し、人材の流動性はかつてないレベルで高まっています。</p><p>この環境下で採用を成功させるには、以下の3つが鍵になります。</p><ul><li>採用手法の多様化。人材紹介だけに頼らず、ダイレクトリクルーティング、リファラルなど複数の手法を組み合わせる</li><li>AI・テクノロジーの活用。スカウトの自動生成、書類選考の効率化など、AIを採用プロセスに組み込む</li><li>オンボーディングの体系化。「採って終わり」ではなく、入社後の定着までを設計する</li></ul><p>特にエンジニアやIT人材の中途採用では、求人倍率が3倍を超える売り手市場が続いており、従来の手法だけでは人材確保が難しくなっています。</p><p>スカウト運用の工数削減や採用プロセスの効率化を検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。CTO・VPoEなどハイクラスポジションの採用には、<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>もご用意しています。</p>

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## [スカウト代行おすすめ10社比較、承諾率2.4倍の料金相場と選び方](https://hr-media.offers.jp/articles/scout-outsourcing)

**公開日**: 2026-05-07
**著者**: Offers HR Magazine編集部
**カテゴリ**: 採用

<p>スカウト代行とは、ダイレクトリクルーティングにおけるスカウト業務（候補者の選定・文面作成・送信・返信対応）を、外部の専門チームに委託するサービスです。矢野経済研究所の調査によると、ダイレクトリクルーティング市場は2024年度に1,275億円規模へ成長しており、スカウト代行の需要も拡大しています。</p><p>本記事では、スカウト代行の定義から種類、メリット・デメリット、料金相場、おすすめサービス10社の比較、選び方のポイント、そしてAIスカウト代行という新たな選択肢まで、データとともに解説します。</p><h2 id="h3d6647933b">スカウト代行とは、定義と業務範囲</h2><p>スカウト代行とは、企業に代わってダイレクトリクルーティングのスカウト業務を専門チームが運用するサービスです。採用ターゲットの選定からスカウト文面の作成、候補者への送信、返信対応までを一括で委託できます。</p><p>ダイレクトリクルーティングは、企業から候補者へ直接アプローチする手法です。転職サイトに登録していない潜在層にもリーチできる反面、候補者一人ひとりの経歴を読み込み、パーソナライズしたメッセージを送る作業に膨大な工数がかかります。この「工数の壁」を解決するのがスカウト代行です。</p><h3 id="hd277ae6bfb">スカウト代行で依頼できる6つの業務</h3><ol><li>採用ターゲットの選定: 採用要件に基づく候補者の絞り込みとリスト作成</li><li>スカウト媒体の選定・運用: BizReach、Wantedly、Green、Offersなどの媒体選定とアカウント管理</li><li>スカウト文面の作成: ターゲットのプロフィールに合わせたパーソナライズメッセージの作成</li><li>スカウト送信: 候補者へのメッセージ送信、送信スケジュールの管理</li><li>返信対応・日程調整: 候補者からの返信への一次対応、カジュアル面談の日程調整</li><li>効果測定・改善: 開封率・返信率の分析、A/Bテストによる文面改善のPlan-Do-Check-Action（PDCA）</li></ol><h3 id="hc5728aa136">スカウト代行と採用代行（RPO）の違い</h3><p>スカウト代行はダイレクトリクルーティングの「スカウト業務」に特化しています。一方、RPOは求人要件の定義から母集団形成、選考プロセスの設計・運用、内定者フォローまで、採用プロセス全体を委託する形態です。</p><p>「スカウトの送信と返信対応だけ任せたい」ならスカウト代行特化型、「採用戦略の設計から実行まで丸ごと任せたい」ならRPO型が適しています。AIを活用してスカウト業務と採用プロセス全体の最適化を両立する「<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPO</a>」という形態も登場しています。</p><h2 id="ha5bd995876">スカウト代行の需要が伸びる3つの背景</h2><p>スカウト代行の需要が増えている背景には、ダイレクトリクルーティング市場の成長、エンジニア採用難の深刻化、AI技術の進化があります。</p><h3 id="h71904c17fe">スカウト代行を支えるダイレクトリクルーティング市場は1,275億円規模に成長</h3><p>矢野経済研究所の<a href="https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3593">『ダイレクトリクルーティングサービス市場に関する調査』</a>（2024年）によると、国内のダイレクトリクルーティングサービス市場は2023年度に1,074億円（前年比23.2%増）。2024年度は1,275億円（同18.7%増）に達する見込みです。</p><p>スカウト・逆求人型サービスを利用する企業の割合も、2024年の26.4%から2025年には30.9%へ上昇しました。</p><h3 id="heb3c0006bf">エンジニア採用の求人倍率3.4倍でスカウト代行の需要が拡大</h3><p>スカウト代行の需要が特に高いのがIT・エンジニア領域です。2026年1月時点のITエンジニアの新規有効求人倍率は3.4倍。経済産業省の<a href="https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf">『IT人材需給に関する調査』</a>では、2030年にはIT人材が最大79万人不足すると試算されています。</p><p>エンジニアのスカウト返信率は他の職種と比べて低い水準にあります。BizReachにおけるエンジニアのスカウト返信率は2〜3%程度で、全職種平均の約5%を大きく下回っています。</p><h3 id="hf190bcd2d1">スカウト代行を含むグローバルRPO市場も229億ドルへ拡大</h3><p>Research and Marketsのレポートによると、グローバルのRPO市場は2024年の97億ドルから2030年には229億ドルに成長する見通しです。Society for Human Resource Management（SHRM）の<a href="https://www.shrm.org/topics-tools/research/2025-talent-trends">『2025 Talent Trends』</a>でも、69%の組織がいまだに人材充足に苦戦していると報告されています。</p><h2 id="hcfcb257709">スカウト代行の種類、4つの代行モデル</h2><p>スカウト代行サービスは大きく4タイプに分かれます。自社の課題に合ったモデルを選ぶことが成功の第一歩です。</p><h3 id="h9555e6b197">スカウト代行特化型のモデル</h3><p>ダイレクトリクルーティングの「スカウト送信」に特化したサービスです。プロスカウト（サービス提供元はVOLLECT）やコアスカウト（提供元はシンギョク）がこのタイプの代表例です。</p><p>向いている企業: 採用戦略は自社で設計できるが、スカウト送信の実務に工数がかかっている企業。</p><h3 id="h28557d139f">採用全般代行型（RPO）のスカウト代行</h3><p>スカウト業務だけでなく、求人票作成、媒体選定、選考フロー設計、面接日程調整まで、採用プロセス全体を委託できるモデルです。まるごとスカウト（マルゴト）やキャスタービズリクルーティング（サービス提供元は株式会社キャスター）がこのタイプに該当します。</p><p>向いている企業: 採用専任者がいない、または採用プロセス全体の設計から見直したい企業。</p><h3 id="h4a045d66f6">フリーランス派遣型のスカウト代行</h3><p>採用経験のあるフリーランス人材を自社の採用チームに組み込む形態です。</p><p>向いている企業: 自社にノウハウを蓄積しながら、一時的にリソースを増やしたい企業。</p><h3 id="h6d3ac3cf16">AI × スカウト代行型</h3><p>生成AIやマッチングAIを活用したスカウト代行サービスです。候補者の選定、文面生成、送信タイミングの最適化までをAIが自動化し、人間の担当者は戦略設計と品質管理に集中するハイブリッド型が主流になりつつあります。</p><p>IT分野の調査・助言企業Gartnerは<a href="https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2025-10-07-gartner-says-ai-revolution-and-cost-pressures-are-two-forces-driving-the-top-four-trends-for-talent-acquisition-in-2026">『Top Trends for Talent Acquisition 2026』</a>で、2026年のタレントアクイジション（TA）技術投資で最もビジネス価値が高い領域として「パッシブ候補者のソーシング」「AIスキルマッチング」を挙げています。</p><p>Offers（overflow）やofferBrain、AIスカウトくん（TechSuite）がこのタイプに該当します。</p><h2 id="h31d6fdd0ea">スカウト代行の主要なメリット</h2><p>スカウト代行を導入すると何が変わるのか。「工数が減る」だけではありません。返信率の改善、潜在層へのアプローチ、コストの転換など、採用の質そのものが変わります。</p><h3 id="hea36a33810">スカウト代行で採用工数を大幅に削減できる</h3><p>スカウト文作成、候補者選定、返信対応といった作業は、一件ずつは小さくても積み重なると膨大な工数です。スカウト代行に委託することで、採用担当者は面接や採用戦略といったコア業務に時間を割けます。Offersの「AIスカウト生成機能」を活用した場合、スカウト文作成工数は80%削減されています（PR TIMES、2024年10月）。</p><h3 id="h4fb4ab0a8f">スカウト代行でスカウト返信率が改善する</h3><p>BizReachの平均返信率が約6%、エンジニアに限れば2〜3%という水準の中で、スカウト代行の活用によって返信率を大きく改善した事例が蓄積されています。候補者プロフィールの読み込み、パーソナライズ、送信タイミング最適化といった地道な運用の積み重ねが、返信率を動かします。</p><h3 id="h6cce8876e8">スカウト代行で転職潜在層にリーチできる</h3><p>ダイレクトリクルーティングの最大の価値は、転職サイトに登録していない潜在層にもリーチできる点です。スカウト代行は、媒体選定と運用ノウハウを通じて、自社だけでは届かない候補者層への接点を広げられます。</p><h3 id="h447643b03f">スカウト代行でエージェント依存から脱却しコスト構造を変える</h3><p>スカウト代行の月額費用は30〜70万円が相場であり、複数名を採用できれば1名あたりの採用単価を大幅に抑えられます。人材紹介（年収の30〜35%）依存からスカウト代行へシフトすることで、採用単価の構造そのものを変えられるのが大きなメリットです。</p><h3 id="hdd9ce2f0cb">スカウト代行の専門家ノウハウで媒体運用が効率化される</h3><p>スカウト代行は複数企業の運用実績から蓄積したデータを持っており、自社だけでは見えない最適解を提案できます。「どの媒体を使うべきか」「何曜日の何時に送ると返信率が高いか」といったナレッジは、自社で0から蓄積するには数ヶ月から数年を要するものです。</p><h3 id="he67ac4c8b2">スカウト代行でコア業務（面接・評価）に集中できる</h3><p>候補者の選定とアプローチを外部に委託すれば、採用責任者は初回面談や評価判断に集中できます。特に経営者が初回面談に関与するスタイルを維持したい企業では、スカウト業務の外部委託と面接の内製化を明確に分業することで、採用の質を担保しつつ工数を圧縮できます。</p><h3 id="h73fcf349be">AIスカウト代行なら承諾率が2倍以上に改善するケースも</h3><p>Offersの「AIスカウト生成機能」では、東証グロース上場企業での導入でスカウト承諾率が13.1%から31.7%へ242%改善しました。シード期のスタートアップでも19.0%から32.4%（171%改善）という結果が出ています。</p><h2 id="hc3754604c7">スカウト代行のデメリットと5つの注意点</h2><p>スカウト代行には多くのメリットがある一方で、導入前に理解しておくべきリスクも存在します。デメリットを正しく把握した上で、対策とセットで導入を判断してください。</p><h3 id="h369f84ebb5">スカウト代行では自社にノウハウが蓄積されにくい</h3><p>スカウト業務を丸ごと外部に委託すると、どのような文面が響くのか、どの媒体が自社に合うのかといったナレッジが社内に残りません。</p><p>対策: 代行先との定例ミーティングで運用データ（開封率、返信率、ABテスト結果）を共有してもらい、知見の引き継ぎの仕組みを契約時に組み込みましょう。</p><h3 id="ha4348439e5">スカウト代行者が自社の魅力を伝えきれないリスク</h3><p>外部の担当者が自社のカルチャーや技術スタックの魅力を深く理解するには時間がかかります。</p><p>対策: 初期のオンボーディングで自社の技術的な強み、チームの雰囲気、働き方の特徴を丁寧にインプットしてください。</p><h3 id="h933f3ac786">スカウト代行でコミュニケーションコストが発生する</h3><p>対策: 連絡手段（Slack、メール）、報告頻度（週次/隔週）、エスカレーションルールを事前に明確化することで、不要なやりとりを減らせます。</p><h3 id="ha1527c075b">スカウト代行での候補者データのセキュリティリスク</h3><p>対策: 情報セキュリティマネジメントシステム（ISMS）認証（ISO 27001）やプライバシーマークの取得状況を確認し、契約時にNDA（秘密保持契約）とデータ取扱いに関する条項を盛り込んでください。</p><h3 id="h876fc226b5">スカウト代行はすぐには効果が出にくい</h3><p>対策: 導入初期は効果検証期間として見込んだ上で、月次の改善レポートでPDCAが回っているかをモニタリングしましょう。改善トレンドで判断するのが適切です。</p><h2 id="he1b2df3040">スカウト代行の料金相場と3つの料金体系</h2><p>スカウト代行の料金体系は大きく3つに分かれます。月額定額型が30〜70万円/月、従量課金型が1通1,000〜3,000円、成功報酬型が1名25〜100万円が相場です。</p><h3 id="h85c15b5f5a">スカウト代行の月額定額型は30〜70万円/月</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>サービス例</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>月額（税抜）</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>CASTER BIZ recruiting</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>約39万円（70時間稼働）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Direct Sourcing</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>45万円〜</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>uloqo DR</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>30万円〜</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>まるごとスカウト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>25万円〜（+初期費用10万円）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ネオキャリア</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問い合わせ</p></td></tr></tbody></table><h3 id="hfbd840a2f9">スカウト代行の従量課金型は1通あたり1,000〜3,000円</h3><p>必要なときだけ利用できるため、採用ニーズに波がある企業に適しています。</p><h3 id="hb033807420">スカウト代行の成功報酬型は1名あたり25〜100万円</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>対象</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>相場</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>新卒採用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>25〜40万円/人</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>中途採用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>50〜100万円/人</p></td></tr></tbody></table><h3 id="hd889383874">スカウト代行の料金体系別の向き・不向き</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>料金体系</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>適したケース</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>注意点</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額定額型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>通年採用、一定ボリューム</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>送信数が少ない月も固定費</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>従量課金型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>スポット採用、少量テスト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>大量送信時にコスト増</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>成功報酬型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>初期投資を抑えたい</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>複数採用では月額型より割高に</p></td></tr></tbody></table><h2 id="hcc3bf11190">スカウト代行サービスおすすめ10社比較</h2><p>スカウト代行特化型、採用全般代行型、AI型の3カテゴリから、おすすめの10サービスを厳選しました。各社の強みと向いている企業を明確にした上で比較します。</p><h3 id="hccbfe5a332">AI×RPO型スカウト代行、OffersのAIスカウト機能と伴走運用</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>内容</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>提供元</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>株式会社overflow</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>種別</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI x RPO型</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>特徴</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AIスカウト生成機能で候補者ごとにパーソナライズされた文面を自動生成。スカウト代行だけでなく、求人設計からオンボーディングまで採用プロセス全体をカバーするRPOプランも提供</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>登録者層</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>エンジニア・PM・デザイナーなど35,000人以上のプロダクト開発人材</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>導入実績</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1,000社以上の支援実績。<a href="https://offers.jp/cases/eyuzjlsszfi">CollaboGate Japan</a>（シード期3ヶ月8名）、<a href="https://offers.jp/cases/stanby">スタンバイ</a>（2ヶ月で機械学習+BE/FS）、<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル</a>（リードエンジニア正社員+業務委託2名）など</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>強み</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AIによる承諾率242%改善の実績、エンジニア・プロダクト開発人材に特化、業務委託→正社員という段階的な採用パスが可能</p></td></tr></tbody></table><h3 id="h0ea2776037">スカウト代行特化型のPRO SCOUT、800社の運用実績</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>内容</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>提供元</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>株式会社VOLLECT</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>種別</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>スカウト代行特化型</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>料金</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>従量課金制</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>導入実績</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>800社以上</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>強み</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>豊富な運用実績、BizReachをはじめ主要媒体に対応</p></td></tr></tbody></table><h3 id="h5be955b0be">スカウト代行特化型のcore scout、月額13万円台で導入できる</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>内容</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>提供元</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>株式会社シンギョク</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>料金</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額132,000円〜（税込）+初期費用100,000円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>強み</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低コストから導入でき、スカウト運用の専門性が高い</p></td></tr></tbody></table><h3 id="hc8fc0951cd">スカウト代行特化型のDirect Sourcing、40媒体とLinkedInに対応</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>内容</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>提供元</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>株式会社ダイレクトソーシング</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>料金</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額45万円〜</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>強み</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>40以上の媒体に対応、LinkedInのソーシングに強い</p></td></tr></tbody></table><h3 id="he9c9e9169e">採用全般代行型のまるごとスカウト、月額25万円から採用工程をカバー</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>内容</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>提供元</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>マルゴト株式会社</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>料金</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額25万円〜（+初期費用10万円）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>強み</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用プロセス全体のサポート、比較的リーズナブルな価格設定</p></td></tr></tbody></table><h3 id="hacd1f3dee0">採用全般代行型のCASTER BIZ recruiting、稼働時間ベースの料金体系</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>内容</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>提供元</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>株式会社キャスター</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>料金</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額約39万円（70時間稼働）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>強み</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>リモートネイティブな運用体制、稼働時間ベースの明確な料金</p></td></tr></tbody></table><h3 id="h60854bc760">採用全般代行型のネオキャリア、大規模採用と幅広い職種に対応</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>内容</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>提供元</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>株式会社ネオキャリア</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>料金</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問い合わせ</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>強み</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>大規模運用の実績、幅広い職種への対応力</p></td></tr></tbody></table><h3 id="h1105eb979b">AI型スカウト代行のofferBrain、月額25万円台の低価格で運用</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>内容</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>提供元</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>offerBrain</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>料金</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額25万円〜</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>強み</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AI活用による低価格帯の実現</p></td></tr></tbody></table><h3 id="h012b3cb9b8">AI型スカウト代行のAIスカウトくん、従量課金でスモールスタート</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>内容</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>提供元</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>TechSuite</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>料金</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>従量課金型</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>強み</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>従量課金でスモールスタートが可能</p></td></tr></tbody></table><h3 id="h1840c925ec">AI型スカウト代行のRecUp、新卒ダイレクトリクルーティングに特化</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>内容</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>提供元</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>株式会社Delight21</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>料金</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>要問い合わせ</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>強み</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>新卒採用のダイレクトリクルーティングに特化</p></td></tr></tbody></table><h2 id="hfaaba0b839">スカウト代行の選び方、5つのチェックポイント</h2><p>料金だけで選ぶと失敗します。以下の5項目を比較材料にしてください。</p><h3 id="h53b23c361f">スカウト代行に自社の業界・職種の採用実績があるか</h3><p>「エンジニア採用の実績は何社ありますか」「過去の返信率の実績値を教えてください」と聞くだけで、代行先の実力がある程度わかります。</p><h3 id="h8e47a72c2f">スカウト代行の配信担当者のスキル・経験は開示されているか</h3><p>安さを売りにするサービスの中には、経験の浅いオペレーターがテンプレートで大量送信するケースも存在します。</p><h3 id="h9da9532a5f">スカウト代行に効果測定とPDCAの仕組みがあるか</h3><p>レポートの頻度（週次/月次）、KPIの設定方法、ABテストの実施有無を確認してください。</p><h3 id="h7c7bb752d6">スカウト代行のセキュリティ体制は整っているか</h3><p>ISMS認証（ISO 27001）やプライバシーマークの取得状況、NDAの締結、データの保管・廃棄ルールを確認しましょう。</p><h3 id="hed6bda047c">スカウト代行のAI機能の有無と活用レベル</h3><p>「AIはどの工程で使っていますか」「AIと人間の役割分担はどうなっていますか」。AI x 人のハイブリッド型が現時点では最もバランスが取れたモデルです。</p><h2 id="h0d30193e48">スカウト代行の導入事例を課題別に見る</h2><p>スカウト代行の成果は「どんな採用課題に対してどう運用したか」で変わります。以下、課題タイプ別のOffersの導入事例です。</p><h3 id="h9d528f852b">CollaboGate Japanがシード期にAI RPO型で3ヶ月8名を採用</h3><p>Web3/ディープテック領域のシード企業<a href="https://offers.jp/cases/eyuzjlsszfi">CollaboGate Japan</a>は、開発組織をゼロから立ち上げる必要があり、社内に採用担当もノウハウもない状態でした。OffersのAI RPOプランでスカウト運用を含む採用プロセス全体を委託し、3ヶ月でテックリード級を含むエンジニア8名の採用に成功。スカウト代行だけでなく採用戦略の設計から伴走する必要があるケースで、AI RPO型が機能した例です。</p><h3 id="h4786b62a50">HRBrainのVPoE採用、選考4ヶ月・面談5回でマネジメント層1名を確保</h3><p><a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">HRBrain</a>は、開発組織60→200名拡大の局面でVPoEの採用が課題でした。マネジメント層は母数が限定的でスカウト返信率も通常より低くなります。Offersの採用支援による候補者厳選と丁寧なコミュニケーション設計で、選考期間4ヶ月・面談5回をかけVPoE 1名の採用に成功。書類選考通過率の高さが、スカウト精度の裏付けとなりました。</p><h3 id="h744299c55e">ビットキーがIoT/組込のニッチ領域でソフトウェアエンジニア1名を獲得</h3><p>IoTプラットフォームの<a href="https://offers.jp/cases/bitkey">ビットキー</a>は、IoT・クラウド・ネットワークを複合したSoftware Edge Deviceチームのソフトウェア（SW）エンジニア採用で、母集団そのものが限定的という課題を抱えていました。技術要件に沿った候補者リスト作成とスカウト運用を通じ、Software Edge Device向けSWエンジニア1名の採用に至っています。母集団が狭い領域ほど、テンプレート配信ではなく技術理解のあるスカウト運用が効きます。</p><h3 id="h83583ef24f">スタンバイが予算型リテーナーで2ヶ月、機械学習＋バックエンド/フルスタックの正社員を採用</h3><p>求人検索エンジンを運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">スタンバイ</a>は、機械学習エンジニアとバックエンド/フルスタックのエンジニアの確保に苦戦していました。Offersの予算型リテーナープランで検索技術の要件定義からターゲットリスト作成、スカウト運用までを一体で推進し、2ヶ月で機械学習とバックエンド/フルスタックの正社員採用に至っています。</p><h3 id="hf9758874c7">ナイルのAIスカウト活用、リードエンジニア1名と業務委託2名を獲得</h3><p>デジタルマーケティング事業の<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル</a>は、主要媒体・エージェントでは採用に至らず、OffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを活用。候補者の技術スタックに合わせた個別メッセージを自動生成することで、リードエンジニア1名の正社員採用＋業務委託エンジニア2名を獲得しました。業務委託から正社員化を見据えた複合的な採用ルートの好例です。</p><h3 id="hd52ff3cf35">株式会社Gaji-LaboのPdM採用、伴走型支援でハイクラス人材1名を確保</h3><p>プロダクト開発支援の<a href="https://offers.jp/cases/gaji-labo">株式会社Gaji-Labo</a>は、母集団が限定的で見極め難度の高いプロダクトマネージャーの採用に取り組みました。Offersの伴走型支援を通じて、PdM 1名のハイクラス採用に至っています。エンジニアに偏らないプロダクト側の職種でも、スカウト運用の伴走が成果につながった事例です。</p><h2 id="haf86cdc91e">AIスカウト代行と従来型の違い</h2><p>2025年以降、スカウト代行は転換期を迎えています。「人が送る」から「AIが精度を上げ、人が戦略を設計する」という人とAIの分業型への移行が進んでいます。</p><h3 id="h6b7d177b42">従来型スカウト代行の限界</h3><p>従来型のスカウト代行は、優秀なオペレーターが候補者のプロフィールを一人ずつ読み込み、文面を作成する人力モデルでした。品質は担当者のスキルに依存し、送信量を増やすには人員を増やすしかありません。</p><p>米国人事管理協会（SHRM）は2026年のタレントアクイジションのテーマを<a href="https://www.shrm.org/topics-tools/news/talent-acquisition/talent-acquisition-management-trends-2026">「Precision Over Scale（量より精度）」</a>と定義しています。</p><h3 id="hf65fd7e338">AIスカウト代行が変える3つの業務領域</h3><p>候補者の選定: AIが求人要件と候補者のスキル・経歴を照合し、マッチ度の高い候補者を自動的に抽出します。</p><p>スカウト文面の生成: Offersの<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">AIスカウト生成機能</a>はこの領域の代表例で、スカウト文作成工数の80%削減と承諾率242%改善を同時に達成しました。</p><p>効果分析と最適化: 送信タイミング、文面の長さ、訴求ポイントの組み合わせを機械学習で最適化し、返信率を継続的に改善します。</p><p>Deloitteの<a href="https://www.deloitte.com/us/en/services/consulting/articles/global-outsourcing-survey.html">『Global Outsourcing Survey』</a>（2024年）では、83%の企業がアウトソーシングにAIを組み込んでいると報告されています。SHRMのデータでもHR業務全体でのAI活用率は2024年の26%から2025年に43%へ伸びました。</p><h3 id="h694bab1906">Offers AI RPOによる採用プロセス全体の効率化</h3><p><a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPO</a>は、AIスカウトの枠を超え、採用プロセス全体をAIで最適化するモデルです。シード期のゼロからの組織立ち上げ、マネジメント層の採用、ニッチ技術領域の採用、専門特化人材の短期採用、業務委託からの正社員化ルートなど、課題タイプに応じた伴走が可能です（前述の導入事例マトリクス参照）。</p><p>「スカウト代行だけ」を外注するのか、「採用プロセスごとAIで最適化する」のか。この選択が、これからの採用成果を大きく左右するでしょう。</p><h2 id="h79852f0637">スカウト代行検討のポイント整理</h2><p>スカウト代行とは、ダイレクトリクルーティングのスカウト業務を外部の専門チームに委託するサービスです。ダイレクトリクルーティング市場が1,275億円規模に拡大し、エンジニアの有効求人倍率が3.4倍に達する中、スカウト業務の外部委託は合理的な選択肢になっています。</p><ul><li>4つのタイプ。特化型、採用全般代行型（RPO）、フリーランス派遣型、AI型</li><li>料金相場。月額定額型（30〜70万円）、従量課金型（1通1,000〜3,000円）、成功報酬型（1名25〜100万円）</li><li>選定基準。業界・職種の実績、担当者スキル、PDCAの仕組み、セキュリティ体制、AI機能の有無</li></ul><p>スカウト代行の導入や<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPO</a>を検討されている方は、まず自社の課題と目的を整理した上でサービスを比較してみてください。CTO・VPoEなどハイクラスポジションの採用には、<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>もあります。</p>

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## [オンボーディングとは？定着と育成を支える設計のポイント](https://hr-media.offers.jp/articles/onboarding)

**公開日**: 2026-05-07
**著者**: Offers HR Magazine編集部
**カテゴリ**: 採用

<p>オンボーディングとは、新しく組織に加わったメンバーが早期に力を発揮できるよう、入社前から数カ月〜1年にわたって継続的に支援する施策の総称です。Brandon Hall Groupの調査では、構造化されたオンボーディングを実施した企業は新入社員のリテンション（定着率）を82%改善し、生産性を70%以上向上させたと報告されています。</p><p>本記事では、オンボーディングの定義・目的から、離職率データが示す導入の背景、メリットとROI、フェーズ別プロセス設計、国内企業の成功事例、ツール選定、エンジニア・テック人材特有の設計ポイント、そしてAI活用の最新動向まで解説します。</p><h2 id="h1d3de1083c">オンボーディングの意味・目的とOJTとの違い</h2><p>オンボーディング（on-boarding）とは、新入社員や中途採用者が組織に定着し、期待される成果を出せるようになるまでの一連の支援プロセスです。英語の「on-board（乗船する・搭乗する）」が語源で、新メンバーを組織という船に迎え入れるという意味が込められています。</p><p>単発の入社オリエンテーションや初日の手続きとは異なり、オンボーディングは入社前（プリボーディング）から入社後3カ月〜1年にわたって継続します。業務スキルの習得だけでなく、企業文化の理解、人間関係の構築、キャリアの方向性の共有まで含む幅広い取り組みです。</p><h3 id="h708aa938ec">オンボーディングとOJT・Off-JTの違い</h3><p>オンボーディングとOJT（On-the-Job Training）は混同されがちですが、目的と範囲が異なります。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>オンボーディング</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>OJT</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>Off-JT</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>目的</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>組織への適応と早期戦力化</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>実務スキルの習得</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>知識・理論の習得</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>期間</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>入社前〜1年</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>配属後〜随時</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>数日〜数週間</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>範囲</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>業務+文化+人間関係+キャリア</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>業務スキル中心</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>座学・研修中心</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>主体</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>人事+現場+経営</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>現場の先輩・上司</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>人事・外部講師</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>継続性</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中長期的に継続</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>随時</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>単発または短期間</p></td></tr></tbody></table><p>オン・ザ・ジョブ・トレーニング（OJT）は「仕事のやり方を教える」施策であり、オフ・ザ・ジョブ・トレーニング（Off-JT）は「知識を体系的に学ぶ」場です。一方、オンボーディングはこれらを含みつつ、「この会社で働く意味」を実感してもらうところまでカバーします。</p><h3 id="hb2bd0cd657">オンボーディングの目的は早期戦力化と離職防止</h3><p>オンボーディングの目的は大きく2つです。</p><p>1つ目は早期戦力化。新メンバーが業務に必要な知識・スキル・人脈を短期間で獲得し、成果を出せる状態に到達することです。Google re:Workの社内調査によると、入社初日に適切な準備がされた社員は3カ月以内にパフォーマンスが30%向上したと報告されています。</p><p>2つ目は早期離職の防止。採用に投じたコストと工数を回収するには、入社者が一定期間以上在籍して成果を出す必要があります。Gallupの調査では、自社のオンボーディングが「優れている」と感じている従業員はわずか12%。つまり88%の従業員が入社時の受け入れ体験に不満を抱えている計算になります。ここに改善の余地があります。</p><h2 id="h3b2397c144">オンボーディングの背景と離職率データの現実</h2><p>新卒大卒者の3年以内離職率は33.8%、中途採用では65.4%の企業が「早期離職者がいた」と回答しています。オンボーディングは「あれば良い施策」から「なければ人が辞める施策」へと位置づけが変わりました。</p><h3 id="h84b739d382">オンボーディングの背景となる新卒・中途の離職率（厚労省・マイナビ最新データ）</h3><p>厚生労働省が2025年10月に公表した<a href="https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00010.html">「新規学卒就職者の離職状況」</a>によると、令和4年（2022年）3月に卒業した新規学卒就職者の就職後3年以内の離職率は、大卒で33.8%、高卒で37.9%でした。新卒の約3人に1人が3年以内に最初の職場を離れている計算です。</p><p>中途採用の現状はさらに厳しいものがあります。マイナビの<a href="https://career-research.mynavi.jp/reserch/20250930_101865/">『中途採用実態調査2025年版』</a>では、2025年1〜6月に「早期離職者がいた」と回答した企業は65.4%に達しました。企業が「早期離職」だと認識する勤続期間が平均9.6カ月以内という点も見逃せません。かつての「3年3割問題」は、今や「1年以内の離職」にフォーカスが移りつつあります。</p><p>グローバルのデータはさらに深刻です。FirstHRの集計（2025-2026年）によると、37.9%の従業員が入社1年以内に退職しており、そのうち2/3は最初の6カ月以内に離職しています。米国人事管理協会（SHRM）のデータでは、全離職の20%が入社45日以内に発生しているという結果もあります。</p><h3 id="heac217081f">オンボーディング不足で入社3カ月以内に辞める離職理由の内訳</h3><p>Academy to Innovate HR（AIHR）の集計（2026年）が示す90日以内離職の主要原因は明確です。</p><ul><li>「期待と現実の乖離」。30.3%</li><li>「チーム・文化との接続不足」。19.5%</li><li>「不十分なオンボーディング」。17.4%</li></ul><p>3カ月以内に離職した従業員の60%が「トレーニングが不足していた」または「トレーニングが体系化されていなかった」と回答しています。離職の原因は「入社者側の問題」ではなく、受け入れ体制の不備にあるケースが大半です。</p><h2 id="he50e132b80">オンボーディングの7つのメリットとROI</h2><p>構造化されたオンボーディングは、リテンション82%改善、生産性70%以上向上、ROI 3〜5倍というリターンをもたらします。「なんとなく良さそう」ではなく、グローバル調査が裏付ける定量的な効果を整理します。</p><h3 id="h3157434624">オンボーディングの早期離職防止でリテンション82%改善</h3><p>Brandon Hall Groupの調査では、強力なオンボーディングプログラムを持つ組織は、新入社員のリテンションを82%改善しています。BambooHRのデータでも、優れたオンボーディングを経験した従業員の69%が3年以上同じ企業に在籍する意向を示しました。</p><p>最初の90日間に質の高いオンボーディングを受けた社員は、そうでない社員と比べて定着率が10倍高いというAIHRの集計もあります。入社直後の体験が、その後の在籍期間を決定づけるのです。</p><h3 id="ha6427cc31a">オンボーディングの早期戦力化で生産性到達34%加速</h3><p>正式なオンボーディングプログラムを経た社員は、フル生産性に到達するまでの期間が34%短縮されるとEnboarderは報告しています。Brandon Hall Groupも、強力なオンボーディングで生産性が70%以上向上するというデータを示しました。</p><p>Aberdeen Groupの調査では、ベストインクラスの企業において、265%多い新入社員が早期パフォーマンス目標を達成しています。オンボーディングの質が、立ち上がりの速さに直結している構図です。</p><h3 id="hfbeb916bcb">オンボーディングで離職1件あたり年収6〜9カ月分の採用コスト削減</h3><p>SHRMの推計では、1名の離職者を補充するコストは年収の6〜9カ月分。上級職では最大213%に達します。Deloitteの2025年の調査では、オンボーディングへの投資を10%増やすだけで離職率が6%低下するという結果が出ています。</p><p>構造化されたオンボーディングを導入した組織は、オンボーディングコスト自体も60%削減できるとEnboarderは集計しています。離職を防ぐことで採用費用が下がり、オンボーディングの仕組み化によって運用コストも圧縮される。二重の効果が得られます。</p><h3 id="ha339bb9bb3">オンボーディングによる従業員エンゲージメントの向上</h3><p>オンボーディングの質は、入社後の<a href="https://hr-media.offers.jp/">エンゲージメント</a>に直結します。McKinsey関連の調査では、DEI（多様性・公平性・包括性）を重視したオンボーディングプログラムがエンゲージメントを25%向上させたと報告されています。</p><p>リクルートマネジメントソリューションズの<a href="https://www.recruit-ms.co.jp/issue/inquiry_report/0000001429/">『新入社員意識調査2025』</a>では、若手が理想とする職場像が「活気があって鍛え合う職場」から「個性を尊重しながら助け合う職場」へシフトしていることが確認されました。一方的な教育ではなく、個人を尊重した受け入れ体験が、エンゲージメントの起点になります。</p><h3 id="hf5dc1cdcaa">オンボーディングによる企業文化の浸透と帰属意識</h3><p>入社前に人事と十分なコミュニケーションを取った社員の約8割が、入社後に高いパフォーマンスを発揮している。リクルートキャリアの調査が示すこのデータは、入社前からの関係構築がカルチャーフィットの鍵であることを裏付けています。</p><h3 id="h65cb6dae08">オンボーディング体系化によるチーム全体の生産性向上</h3><p>新メンバーの立ち上がりが遅いと、既存メンバーがフォローに回る時間が増え、チーム全体の生産性が下がります。オンボーディングの体系化は、新メンバー個人だけでなく、受け入れ側のチームの負荷も軽減します。</p><h3 id="h5ee1a82181">オンボーディングの投資対効果、適切な設計で3〜5倍のリターン</h3><p>SHRMとBrandon Hall Groupの共同分析では、構造化されたオンボーディングは3〜5倍のROIをもたらすとされています。リターンの源泉は、離職防止による採用費用の圧縮と、早期戦力化による生産性向上の2つです。離職を1件防ぐだけで年収の6〜9カ月分のコストが浮く計算になるため、多くの企業では導入から6〜12カ月以内に投資回収が可能です。</p><h2 id="h33c02efca2">オンボーディングの課題・デメリット</h2><p>88%の従業員がオンボーディング体験を「不十分」と評価している現実は、多くの企業がオンボーディングの設計・運用に課題を抱えていることを示しています。導入を検討する前に、想定されるハードルを整理しておきます。</p><h3 id="hd49d2625e7">オンボーディングの設計・運用コストの負担</h3><p>オンボーディングプログラムの設計には、人事部門だけでなく現場マネージャーやIT部門の協力が欠かせません。プログラムの企画、研修資料の作成、メンターの選定・トレーニング、ツールの導入といった初期投資に加え、定期的な更新作業も発生します。</p><p>ただし、このコストは離職による損失と比較すれば小さいものです。SHRMの推計では離職1件あたりの補充コストが年収の6〜9カ月分であることを考えると、オンボーディングへの投資は「コスト」ではなく「保険」として捉えるべきでしょう。</p><h3 id="h61c258d3ed">オンボーディングプログラムの形骸化リスク</h3><p>導入直後は機能していたオンボーディングが、時間の経過とともに形骸化するケースは珍しくありません。チェックリストをこなすだけの「作業」になってしまい、新メンバーの状況に応じた柔軟な対応ができなくなるパターンです。</p><p>形骸化を防ぐには、定期的なサーベイで新入社員の声を収集し、プログラムの内容を更新し続ける仕組みが必要です。</p><h3 id="h8403a4997a">オンボーディング効果測定の難しさ</h3><p>「オンボーディングに投資したが、本当に効果があったのか」を定量的に示すのは容易ではありません。離職率の変化、生産性到達までの期間、エンゲージメントスコアの推移など、複数の指標を組み合わせて評価する必要があります。</p><h3 id="hde12e912e0">リモート環境でのオンボーディング実施ハードル</h3><p>パーソルキャリアの<a href="https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/research/2020/20200721_01/">『コロナ禍における中途採用者のオンボーディング実態調査』</a>では、オンボーディングのオンライン化・少人数化を実施した企業の48%が「入社後の活躍に良い影響があった」と回答する一方、対面でしか伝わらない文化的な要素の共有に課題を感じる企業も存在しました。</p><p>AIHRの集計（2026年）では、ハイブリッドオンボーディングの満足度が75%と最も高く、対面の73%、完全リモートの71%を上回っています。対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド設計が、現時点での最適解です。</p><h2 id="h4662d808fb">オンボーディングのプロセス設計と5フェーズ</h2><p>オンボーディングは入社日に始まるものではありません。内定承諾から1年後のフォローアップまで、5つのフェーズに分けて設計することで、「点」の施策ではなく「線」の支援に変わります。</p><p>リクルートマネジメントソリューションズの<a href="https://www.recruit-ms.co.jp/research/hat/new-young-onboarding/0000001332/">研究レポート</a>は、新入社員が組織に適応していく過程を「職場適応の壁」「基本行動の壁」「意味理解の壁」「経験サイクルの壁」「主体性・視座の壁」という5段階でモデル化しています。この「5つの壁」を意識しながら、各フェーズの施策を設計します。</p><h3 id="h31237ff8bd">Phase 1. オンボーディングのプリボーディング（入社前）</h3><p>内定承諾から入社日までの期間は、新メンバーの不安が最も高まる時期です。この期間に何もしなければ、入社前辞退のリスクが高まります。</p><p>やるべきこと: - ウェルカムメッセージの送付（代表・チームリーダーから） - 社内ツール（Slack、Google Workspaceなど）のアカウント事前発行 - 組織図・チームメンバーの紹介資料の共有 - 入社初日のスケジュール案内 - 必要な機材・備品の手配</p><p>リクルートキャリアの調査では、入社前に人事と十分なコミュニケーションを取った社員の約8割が高いパフォーマンスを発揮しています。プリボーディングは「手間」ではなく「投資」です。</p><h3 id="hecc1423fb5">Phase 2. 入社初日〜1週間のオンボーディング</h3><p>Google re:Workの調査では、入社初日に適切な準備がされた社員は3カ月以内にパフォーマンスが30%向上しました。初日の体験が、その後の数カ月を左右します。</p><p>やるべきこと: - オリエンテーション（会社概要、ミッション、バリュー） - メンター/バディの紹介と顔合わせ - IT環境のセットアップ（PC、アカウント、開発環境） - チームメンバーとのランチ/ウェルカムイベント - 最初の1週間の目標・期待値の共有</p><h3 id="h691c30c87a">Phase 3. 入社1〜4週間のオンボーディング</h3><p>業務への本格参加が始まる時期です。この期間に「最初の小さな成功体験（クイックウィン）」を設計できるかどうかが、新メンバーの自信と意欲に直結します。</p><p>やるべきこと: - 業務研修の実施（座学+実践） - <a href="https://hr-media.offers.jp/">1on1</a>の開始（週1回、上司またはメンター） - カルチャー研修（行動規範、意思決定プロセス） - 短期目標の設定と進捗確認 - 社内の他チームとの交流機会</p><h3 id="h0b2aee8178">Phase 4. 入社1〜3カ月のオンボーディング</h3><p>自走に向けた移行期です。AIHRの集計では、90日以内離職の主要原因の1位が「期待と現実の乖離」（30.3%）。このフェーズで定期的にフィードバックを行い、期待値のギャップを早期に解消することが離職防止の要になります。</p><p>やるべきこと: - 中期目標の設定とパフォーマンスレビュー - スキル習得状況の棚卸し - フィードバック面談（双方向） - <a href="https://hr-media.offers.jp/">エンゲージメントサーベイ</a>の実施 - 必要に応じたプログラムの微調整</p><h3 id="hdabed59826">Phase 5. 入社3カ月〜1年の長期オンボーディング</h3><p>定着フェーズです。3カ月を超えると「新人」のラベルが外れ、周囲のサポートが薄くなりがちです。しかし、組織への適応が完了するには半年〜1年を要するケースも多く、このフェーズでのフォローアップが長期定着の分岐点になります。</p><p>やるべきこと: - キャリア面談（半年後、1年後） - 成長計画の更新 - 360度フィードバックの実施 - メンタリングからコーチングへの移行 - オンボーディング体験の振り返りと改善フィードバック</p><h3 id="he7beecaf56">オンボーディングチェックリストの作り方</h3><p>上記の5フェーズを自社に合わせてカスタマイズし、チェックリスト化することを推奨します。ポイントは3つです。</p><ol><li>時系列で整理する。入社前→初日→1週間→1カ月→3カ月→半年→1年の時間軸で施策を並べる</li><li>担当者を明記する。人事、上司、メンター、IT担当など、各施策の実行責任者を決める</li><li>完了基準を設ける。「実施した」ではなく「新メンバーが○○できる状態になった」をゴールにする</li></ol><p>オンボーディングの<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/a_00014/">目標設定</a>については、別記事で詳しく解説しています。</p><h2 id="h35158e0337">オンボーディング施策の新卒・中途・リモート別設計</h2><p>オンボーディングの施策は「一律」ではなく、対象者の属性と就業環境に応じて設計を変える必要があります。新卒・中途・リモートワーカーそれぞれに最適化された施策を、テック企業の実例を交えて整理します。</p><h3 id="hab75919e14">新卒向けオンボーディング施策</h3><p>新卒社員にとっての最大の壁は「社会人としての基本行動」と「組織文化への適応」です。業務スキル以前に、ビジネスマナー、社内コミュニケーションの作法、報告・連絡・相談のタイミングなど、暗黙知の習得が必要になります。</p><p>代表的な施策: - メンター/バディ制度。年齢が近い先輩社員を1対1で紐づけ、業務外の相談もできる関係を構築する - 同期ネットワークの活用。同期入社者同士の横のつながりが、孤立感を軽減する - 段階的な目標設定。最初の1カ月は「理解する」、2カ月目は「やってみる」、3カ月目は「一人でできる」と目標のレベルを引き上げる - カルチャー研修。企業のバリューや行動規範を実体験で学ぶ機会を設ける</p><p>サイボウズでは、入社後3カ月間のオンボーディング研修で体験入部制度を設けています。複数の部署を短期間で経験することで、自分に合ったキャリアパスを入社直後から模索できる仕組みです。</p><h3 id="hf69065dbb9">中途採用者向けオンボーディングの設計ポイント</h3><p>中途入社者は業務スキルを持っている一方、「前職の常識」が新しい組織では通用しないギャップに苦しみがちです。マイナビの調査では企業が「早期離職」と認識する勤続期間が平均9.6カ月。中途こそオンボーディングが欠かせません。</p><p>中途特有の設計ポイント: - アンラーニングの支援。前職のやり方を手放し、新しい組織のプロセスを受け入れる時間を確保する - 暗黙知の明文化。「うちでは当たり前」が中途入社者にとっては未知の情報。社内Wiki、ドキュメント、ポータルサイトで言語化する - 早期の成果機会（クイックウィン）の設計。入社後2〜4週間で小さな成果を出せるタスクを意図的にアサインする - キーパーソンへの接続。業務上のキーパーソンとの1on1を、入社後1カ月以内に全件設定する</p><p>コネヒトでは「入社後90日間」を重視し、クイックウィン支援、カルチャー理解支援、コミュニケーション支援の3本柱でオンボーディングを設計しています。</p><p>中途入社のエンジニア向けオンボーディングについては<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/a_000198/">こちらの記事</a>で詳しく解説しています。</p><h3 id="h123e1fc83a">リモート・ハイブリッド環境でのオンボーディング</h3><p>AIHRの集計では、ハイブリッドオンボーディングの満足度が75%で最も高く、完全対面（73%）、完全リモート（71%）を上回りました。対面とオンラインを組み合わせた設計が、現時点での最適解です。</p><p>リモート環境で特に意識すべきポイント: - 非同期コミュニケーションのルールを先に共有する。Slackでのメンション作法、ドキュメントのフォーマット、レスポンスの期待速度を明文化する - オンラインでの「雑談」を仕組み化する。バーチャルコーヒーチャット、ランダムマッチングの定例化 - オンボーディングポータルの整備。必要な情報を一つのポータルに集約し、新入社員がいつでもアクセスできる状態を構築する</p><p>パーソルキャリアの調査でも、コロナ禍にオンライン化・少人数化を実施した企業の48%が「入社後の活躍に良い影響があった」と回答しており、リモート環境のオンボーディングは工夫次第で成果を出せます。</p><h3 id="h151dfcf25e">オンボーディング期間の1on1を活用したフォローアップ</h3><p>オンボーディング期間中の<a href="https://hr-media.offers.jp/">1on1</a>は、新メンバーの状況を定点観測する仕組みとして極めて有効です。</p><p>推奨頻度: - 入社1カ月目。週1回（15〜30分） - 入社2〜3カ月目。隔週1回 - 入社4カ月目以降。月1回</p><p>1on1で扱うべきテーマは「業務の進捗」だけではありません。「チームに馴染めているか」「困っていることはないか」「期待とのギャップはないか」といった心理的な側面にも踏み込むことが、離職防止につながります。1on1の具体的な進め方については<a href="https://hr-media.offers.jp/">こちらの記事</a>を参照してください。</p><h3 id="h0986d29c0e">オンボーディング資料・ポータルサイトの整備</h3><p>属人的なオンボーディングを脱するには、資料の整備が欠かせません。</p><p>整備すべき資料: - 会社概要・ミッション・バリューの説明資料 - 組織図・チーム構成 - 業務プロセスのフロー図 - 社内ツールの使い方ガイド - FAQ（よくある質問とその回答） - 評価制度・キャリアパスの説明</p><p>これらをポータルサイトやWikiに集約し、新メンバーが自律的に情報を取得できる状態を目指します。</p><h2 id="h259494968a">オンボーディングの企業事例と成功パターン</h2><p>オンボーディングに成功している企業には、「メンター制度」「90日間の集中設計」「定量的な効果測定」という3つの共通点があります。定量的な効果データを持つ企業を中心に、国内の実践例を紹介します。</p><h3 id="hacab62dff5">Offers導入企業による課題別の段階的オンボーディング設計</h3><p>オンボーディングは「入社前（採用段階）」からすでに始まっています。採用課題の類型によって、オンボーディングの設計ポイントも変わります。Offers導入企業の事例を採用課題別にマッピングしました。</p><h4 id="haecb04f16f">HRBrainのVPoE受け入れ、選考4ヶ月・面談5回で1名を正社員化</h4><p><a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">HRBrain</a>は、開発組織を60名から200名規模へ拡大する計画のもと、VPoE採用に取り組みました。選考4ヶ月・面談5回という丁寧なプロセスで双方の期待値とカルチャーフィットを積み上げ、VPoE 1名の正社員採用を実現。マネジメント層ほど「入社前に経営・チームの実態を深く理解してもらう」プリボーディングが、入社後の活躍と定着に直結します。</p><h4 id="hd995963a30">ナイルのAIスカウト＋運用代行、正社員1名と業務委託2名を受け入れ</h4><p><a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル株式会社</a>は、OffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを活用し、リードエンジニア1名の正社員採用と業務委託2名の獲得を実現。採用段階での相互理解が深く進んだため、入社後のオンボーディング負荷を軽減できた事例です。業務委託からの関わりを挟むことで、入社前にチームと自然に接続できる設計にもなっています。</p><h4 id="h192168fed5">スタンバイの検索・ML採用、予算型リテーナーで2ヶ月で受け入れ完了</h4><p><a href="https://offers.jp/cases/stanby">スタンバイ</a>は、予算型リテーナープランを活用し、機械学習・バックエンド/フルスタック領域のハイクラス人材を2ヶ月で正社員採用。専門性が高いポジションでは、入社後の立ち上がりを早めるために、採用段階で技術スタックや開発体制を明示し、期待値のズレを徹底的に潰すことが肝要です。</p><h3 id="h694a2bc1a1">レオパレス21がメンター制度で定着率94%</h3><p>不動産業のレオパレス21では、中途採用者にメンターをつける仕組みを導入しました。業務上の指導だけでなく、組織文化への適応や人間関係の構築をメンターがサポートすることで、3年後の定着率94%を達成しています。</p><h3 id="hc9977cb5f8">エーエスエルが定期ランチミーティングで定着率90%</h3><p>IT企業のエーエスエルでは、営業担当者がエンジニア一人ひとりと定期的にランチミーティングを実施。現場での課題や悩みを吸い上げる仕組みを整えた結果、入社3年後の定着率は約90%という高水準を維持しています。</p><p>技術者と非技術者の接点を意図的に設計している点が特筆に値します。エンジニアは業務上の困りごとを直属の上司には言いにくいケースがあり、別部署の担当者が「聞き役」になることで心理的安全性が確保されます。</p><h3 id="h4a84f1a8ef">セルソースが全社オンボーディングで満足度20%向上</h3><p>バイオテック企業のセルソースでは、全社的なオンボーディングプロセスの構築に取り組みました。部署ごとにバラバラだった受け入れ体制を統一し、入社後の体験を標準化した結果、自社に満足感を抱いている社員の割合が1年で20%増加。早期離職の防止にも成功しています。</p><h3 id="h0b07baa041">GMOペパボが「ペパボカクテル」エンジニア向けプログラム</h3><p>IT企業のGMOペパボ（企業名・GMOインターネットグループ傘下）は、「ペパボカクテル」と名付けたエンジニア向けオンボーディングプログラムを展開しています。中途入社者は社内チャットの専用チャンネル「カクテルチャンネル」に参加し、全社的なコミュニケーションの中で組織文化を自然に吸収する設計です。</p><p>チャットツールによる積極的なコミュニケーション、自身の目標表明を組み合わせることで、チーム生産性の向上と育成スピードの加速を実現しました。</p><h3 id="h38b166e35f">コネヒトが90日間のクイックウィン支援</h3><p>コネヒトでは「入社後90日間」を最重要期間と位置づけ、3本柱のオンボーディングを実施しています。</p><ol><li>クイックウィン支援。入社後早期に小さな成功体験を積める環境の設計</li><li>カルチャー理解支援。企業の価値観や行動規範を体感できるプログラム</li><li>コミュニケーション支援。チームメンバーとの関係構築を促進する仕掛け</li></ol><h3 id="h083223e57c">オンボーディング事例から見る成功パターンの共通点</h3><p>上記の企業に共通するのは以下の3点です。</p><ol><li>メンター/バディ制度の導入。新メンバーに「いつでも聞ける人」を確保する</li><li>90日間の集中設計。入社後3カ月を最重要期間として重点的に施策を投入する</li><li>効果の可視化。定着率、満足度、KPIなどの定量指標でオンボーディングの成否を測る</li></ol><h2 id="h05f76e2d9e">オンボーディングツールの種類と選定基準</h2><p>オンボーディングの属人化を防ぎ、運用負荷を下げるにはツールの活用が有効です。国内外の主要ツールと選定基準を整理します。</p><h3 id="h05f76e2d9e">オンボーディングツールの種類と選定基準</h3><p>オンボーディングツールは大きく3つのカテゴリに分かれます。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>カテゴリ</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>特徴</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>向いている企業</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>離職防止特化型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>入社者のコンディションをサーベイで把握し、離職リスクを早期検知</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>離職率が高く、原因の特定が急務の企業</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>人事労務+オンボーディング統合型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>入社手続き、労務管理からオンボーディングまで一連の流れで対応</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>バックオフィスの効率化も同時に進めたい企業</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>1on1・コミュニケーション支援型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1on1の運用支援、フィードバックの記録を通じて定着を促進</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>マネージャーのピープルマネジメント力を底上げしたい企業</p></td></tr></tbody></table><p>選定のポイントは「価格の安さ」ではなく「自社の優先課題との適合度」です。離職防止が最優先なら離職リスク検知機能を持つツール、知識定着が課題なら学習管理機能を持つツールが候補になります。</p><h3 id="h4031668632">オンボーディング国内主要ツール比較</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>ツール名</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>提供元</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>種別</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>特徴</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>SmartHRタレントマネジメント</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>SmartHR</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>統合型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>人事労務からオンボーディングまでカバー。API連携が豊富</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>HR Onboard</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>エン・ジャパン</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>離職防止特化</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>入社者のコンディション変化を自動検知。アラート機能あり</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>MotifyHR</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AAND</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>オンボーディング特化</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>プリボーディングから活用可能。テンプレートが充実</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Onn</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>onn-hr.com</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>リモート特化</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>リモートワーク環境の入社体験再構築に強み</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Co:TEAM</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>O:</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1on1+OB</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1on1の運用支援とオンボーディングを連携</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Onboarding-NAVI</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>パーソル総合研究所</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>サーベイ+学習</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>サーベイとオンライン学習を組み合わせたプログラム</p></td></tr></tbody></table><p><a href="https://hr-media.offers.jp/">タレントマネジメントシステム</a>との連携を視野に入れて選定すると、データの一元管理が可能になります。</p><h3 id="haff3a53ab2">オンボーディングのグローバルツールの動向</h3><p>海外では、AIを活用したオンボーディングツールが広がっています。Enboarderは「Intelligent Journey Platform」として、AIによるパーソナライズド体験とプレディクティブアナリティクスを搭載。Talmundoはプリボーディングに特化し、入社前からアプリベースのインタラクティブなコンテンツを提供しています。</p><p>日本国内への本格展開はこれからですが、AI活用のトレンドは国内ツールにも波及していく見通しです。</p><h2 id="hdef0700f14">オンボーディング設計の特殊解、エンジニアと開発組織</h2><p>エンジニアのオンボーディングは、一般的な人事施策だけでは不十分です。コードベースの理解、開発環境のセットアップ、技術スタックの習得、コードレビュー文化への適応といった開発者固有の課題に対応する設計が必要になります。</p><h3 id="h34a0396fd0">エンジニアオンボーディングの特殊性</h3><p>エンジニアが新しい組織で成果を出すまでに必要な要素は、一般的なビジネス職とは異なります。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>要素</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>一般的なビジネス職</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>エンジニア</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>業務理解</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>業務フロー、顧客理解</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>+ コードベース全体の構造理解</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>環境構築</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>PC、社内システム</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>+ 開発環境、CI/CD、テスト環境</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>スキル適応</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>社内ツール、プロセス</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>+ 技術スタック、フレームワーク</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>文化適応</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>企業文化、行動規範</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>+ コードレビュー文化、PR作法</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>コミュニケーション</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>対面/チャット</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>+ 技術ドキュメント、設計レビュー</p></td></tr></tbody></table><p>エンジニアの場合、入社初日にローカル開発環境が動く状態を作れるかどうかが、その後の立ち上がり速度を大きく左右します。リポジトリのREADME（概要ドキュメント）の充実、セットアップスクリプトの整備、アーキテクチャドキュメントの更新は、エンジニアオンボーディングの土台です。</p><p>GMOペパボの「ペパボカクテル」のように、エンジニアが自律的に情報を取得できる環境を整備することが成功のポイントです。</p><p>エンジニアのオンボーディング効果を高める方法については<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/a_00052/">こちらの記事</a>で詳しく解説しています。</p><h3 id="h9f0700fed1">業務委託人材のオンボーディング</h3><p>正社員だけでなく、業務委託として参画するエンジニアのオンボーディングも課題になります。稼働時間が限られるため、情報提供の効率化と、最小限の手順で成果を出せる環境設計がポイントです。</p><p>具体的には以下の3点を押さえます。</p><ul><li>mini spec（最小要件定義書）の活用。タスクの目的、完了条件、参照すべきドキュメントを1枚にまとめ、稼働開始と同時に手を動かせる状態を作る</li><li>非同期コミュニケーション前提の設計。議事録・設計メモのドキュメント化を徹底し、稼働時間が異なるメンバーでも情報をキャッチアップできる状態にする</li><li>スコープの明確化。「何をやるか」だけでなく「何をやらなくていいか」を明示する</li></ul><h3 id="h513a8bdf26">AI RPOを活用した採用とオンボーディングの一体設計</h3><p>Offersの<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPOプラン</a>では、採用プロセスとオンボーディングを一体で設計する支援を行っています。35,000人以上のエンジニア・デザイナーが登録するデータベースから、AIがスキルマッチとカルチャーフィットの両面で候補者を推薦します。</p><p>Offersの導入企業である<a href="https://offers.jp/cases/eyuzjlsszfi">CollaboGate Japan</a>では、AI RPOプランを活用して開発組織をゼロから立ち上げ、8名のエンジニア採用に成功しています。</p><h2 id="hf1e41f76cb">オンボーディングのAI活用とパーソナライズ</h2><p>2026年、オンボーディングにもAIの波が到来しています。68%の組織がすでにAIを採用・オンボーディングプロセスに導入しており、AI in HR市場は2029年までに140.8億ドル（CAGR 19.1%）に成長する見通しです。</p><h3 id="h0324e2ad2a">AIオンボーディングツールの広がり</h3><p>AIを活用したオンボーディングは、従来の「全員一律」のプログラムを「個人に最適化」されたプログラムに変えつつあります。</p><p>導入企業では、オンボーディングの完了速度が53%向上し、新入社員の生産性到達が40%早期化するという効果が報告されています。AIオンボーディングソリューションによる平均的なコスト削減効果は年間18,000ドル以上に達するとEnboarderは集計しています。</p><p>具体的な活用領域: - AIチャットボット。入社者からの定型的な質問（経費精算の方法、社内ツールの使い方等）に24時間自動応答 - パーソナライズドラーニング。職種・経験レベル・スキルギャップに応じて研修コンテンツを自動最適化 - 離職リスク予測。サーベイ回答や行動データからリスクの高い社員を早期に特定し、介入を促す</p><h3 id="h5eee85b129">オンボーディングのパーソナライズとプリボーディングの広がり</h3><p>プリボーディング（入社前施策）の重要性が高まっています。内定承諾から入社日までの「空白期間」に何もしなければ、候補者の内定辞退や入社前離脱のリスクが増大します。</p><p>AIの活用により、入社者の職種・バックグラウンドに応じたプリボーディングコンテンツを自動生成し、入社前から組織への接続感を醸成する動きが始まっています。2026年以降は、AIエージェントが入社者のオンボーディング進捗を自律的にモニタリングし、最小限の人的介入で最適な支援を提供する「Agentic Onboarding」が広がると予想されます。</p><h2 id="ha78dbd435c">本記事の要点</h2><p>オンボーディングは、採用の「その後」を決める仕組みです。構造化されたオンボーディングがリテンションを82%改善し、生産性を70%以上向上させ、3〜5倍のROIをもたらすことは、グローバルの調査データが証明しています。</p><p>一方で、88%の従業員がオンボーディング体験を「不十分」と感じているという現実もあります。この記事で紹介した5フェーズのプロセス設計、施策の具体例、成功企業の共通点を、自社のオンボーディング改善に役立てていただければ幸いです。</p><p>特にエンジニア・テック人材の採用においては、コードベース理解や開発環境構築といった職種固有の課題への対応も必要になります。採用段階からオンボーディングを設計するという発想が、定着率改善の鍵を握っています。</p><p>スカウト運用の工数削減や採用プロセスの効率化を検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。CTO・VPoEなどハイクラスポジションの採用には、<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>もご用意しています。</p>

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## [エンジニア採用コストの相場と内訳、削減のポイント](https://hr-media.offers.jp/articles/engineer-recruitment-cost)

**公開日**: 2026-05-07
**著者**: Offers HR Magazine編集部
**カテゴリ**: 採用

<p>エンジニア採用コストとは、エンジニアを1名採用するために企業が投じる費用の総額であり、2026年現在の中途採用では1人あたり100〜300万円が相場帯です。IT人材の転職求人倍率が11倍を超える売り手市場が続く中、採用コストは年々上昇しています。</p><p>本記事では、エンジニア採用コストの定義・計算方法から、新卒・中途・職種別の相場データ、コストが高騰する背景、そして<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPO</a>を含む最新の削減手法までを、一次データに基づいて解説します。</p><h2 id="h92f43d90b8">エンジニア採用コストの定義と計算方法</h2><p>エンジニア採用コストとは、求人広告の出稿から内定承諾までにかかる費用の総額を指し、「外部コスト」と「内部コスト」の2つに大別されます。採用コストの全体像を正しく把握することが、削減の第一歩です。</p><h3 id="h81523d34a5">エンジニア採用における外部コストと内部コストの違い</h3><p>外部コストは、自社以外のサービスに支払う費用です。求人広告の掲載料、人材紹介会社への成功報酬、ダイレクトリクルーティングのデータベース（DB）利用料、採用イベントの出展費などが該当します。領収書が発行されるため可視化しやすいのが特徴です。</p><p>一方、内部コストは社内で発生する費用を指します。採用担当者の人件費、面接官（エンジニアマネージャー等）の拘束時間、応募者への交通費支給、内定者フォローの工数などが含まれます。内部コストは給与に紛れて見えにくく、多くの企業で正確に把握されていません。</p><p>この「見えにくさ」が問題です。外部コストだけを見て「うちの採用コストは低い」と判断してしまうと、実態とかけ離れた認識になりかねません。</p><h3 id="h4e03a7b692">エンジニア採用単価の計算式と算出例</h3><p>採用単価（1人あたりの採用コスト）は、以下の計算式で算出します。</p><p>採用単価 = （外部コスト + 内部コスト）÷ 採用人数</p><p>たとえば、年間の外部コスト500万円、内部コスト300万円で5名のエンジニアを採用した場合、1人あたりの採用単価は160万円です。</p><p>マイナビの<a href="https://career-research.mynavi.jp/reserch/20250326_93514/">『中途採用状況調査2025年版』</a>によると、2024年の中途採用費用総額は1社平均650.6万円（前年比+20.4万円）。全職種の平均であり、エンジニアに限れば数値は大きく跳ね上がります。</p><h2 id="h63359ba690">エンジニア採用コストの相場</h2><p>2026年現在、エンジニア中途採用の1人あたりコストは100〜300万円が相場帯であり、全職種平均（中途103.3万円）を大幅に上回ります。IT・通信業界の年間採用コスト総額は全業種平均の1.3倍に達しており、エンジニア採用は「高コスト体質」が常態化しています。</p><h3 id="h645350855b">中途エンジニア採用単価は平均113万円</h3><p>経験の有無で採用単価は大きく変わります。</p><p>2022年度の調査データでは、エンジニア経験者の採用単価平均は113万円。一方、未経験者の平均は41万円です。経験者は即戦力として年収水準が高く、人材紹介を経由するケースが多いため、単価が押し上げられます。</p><p>2026年の中途採用市場では、一般的な中途採用でも1人あたり100〜130万円が常態化しています。ITエンジニアやデータサイエンティストなどの専門職では、200〜300万円に達するケースも珍しくありません。</p><h3 id="h53c9c58efb">IT・通信業界のエンジニア採用コスト年間総額は898.5万円</h3><p>typeの調査によると、全業種の年間平均採用コスト総額が674.1万円であるのに対し、IT・通信・インターネット業界は898.5万円。約224万円の差は、エンジニアという職種の採用難易度をそのまま反映しています。</p><p>マイナビの調査では、採用にかかったコストへの満足度は59.1%（前年比-4.1ポイント）。コストをかけても満足できていない企業が4割を超えている現実です。</p><h3 id="hb0de59bc1d">エンジニア採用コストのグローバル比較</h3><p>米国人事管理協会（SHRM）の<a href="https://www.shrm.org/topics-tools/research/2025-recruiting-benchmarking">『2025 Benchmarking Report』</a>によると、米国の平均採用単価は$4,700（約70万円）。テック・エンジニア職に限ると約$6,200（約93万円）に跳ね上がります。</p><p>日本のエンジニア採用単価113万円は、米国のテック職と比較すると約1.2倍。人材紹介依存度の高さや成功報酬率30〜35%の水準が、日本の単価を押し上げています。</p><h2 id="hb21ef37397">新卒・中途・職種別のエンジニア採用単価比較</h2><p>エンジニア採用コストは、新卒か中途か、どの職種を採用するかによって数十万円単位で変動します。自社の採用ポートフォリオに合わせたコスト感の把握が欠かせません。</p><h3 id="h610f01314a">新卒エンジニア採用のコスト相場</h3><p>新卒採用の1人あたりコスト相場は、全職種平均で93.6万円（<a href="https://shushokumirai.recruit.co.jp/research_article/20200610001/">リクルート「就職白書2020」</a>、2019年度実績）です。エンジニアに特化した新卒採用では、インターンシップや技術系イベントへの投資が加わるため、全職種平均よりも高くなる傾向があります。</p><h3 id="h1a29e79030">中途エンジニア採用のコスト相場</h3><p>中途エンジニアの採用単価は、採用手法によって大きな差があります。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用手法</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>エンジニア採用単価の目安</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介会社（成功報酬型）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>約133万円（年収442万円x30%）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人広告</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>55.9万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>合同企業説明会</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>74.8万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ダイレクトリクルーティング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>52.4万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>リファラル採用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>0〜50万円</p></td></tr></tbody></table><p>人材紹介経由の133万円とダイレクトリクルーティングの52.4万円には約80万円の開きがあります。ただし、単価の安さだけで手法を選ぶと「安かろう悪かろう」になりかねません。</p><h3 id="hfaea85ee4c">職種別のエンジニア採用コスト</h3><p>同じ「エンジニア」でも、職種やスキル領域によってコストは大きく異なります。</p><p>セキュリティエンジニアの求人倍率は50倍超でレバテック調査における全職種1位。経済産業省の<a href="https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf">「IT人材需給に関する調査」</a>では、2019年時点で1.1万人だったAI人材の需要が、2030年には約12.0万人（約11倍）に拡大すると予測されています。AI・機械学習エンジニアは他職種の倍近い採用単価になるケースも珍しくありません。</p><h2 id="h074788dc49">エンジニア採用コストが高騰する3つの背景</h2><p>エンジニア採用コストが他職種を大きく上回る背景には、IT人材の慢性的な供給不足があります。求人倍率は全業種平均の5〜9倍に達し、企業間の人材獲得競争がコストを押し上げ続けています。</p><h3 id="h4e47cd5b57">エンジニア採用を直撃する2030年最大79万人のIT人材供給ギャップ</h3><p>経済産業省が2019年に公表した<a href="https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf">『IT人材需給に関する調査』</a>は、2030年に日本で最大約79万人のIT人材が不足すると予測しています。低位シナリオでも約16万人の不足が見込まれ、いずれのシナリオでも需要が供給を上回り続ける見通しです。</p><h3 id="haaa413e114">エンジニア採用の求人倍率は11倍超</h3><p><a href="https://levtech.jp/partner/guide/article/detail/34/">レバテックの調査</a>によると、2025年6月時点のIT人材の転職求人倍率は11.2倍。正社員求人数は前年同月比152%に増加しています。一方、全業種の有効求人倍率は1.24倍。IT人材に限れば、約9倍の差があります。</p><h3 id="ha303023e92">エンジニア採用のスキル要件高度化とAI人材需要の拡大</h3><p>DX推進やAI活用の広がりにより、クラウドネイティブ設計、AI/ML、セキュリティなどの専門性を持つ人材への需要が増えています。AI関連の求人倍率はIT・通信分野で3.35倍（doda、2025年度）。スキル要件の高度化がエンジニア採用全体のコスト水準を引き上げています。</p><h2 id="hac4a3fbe05">エンジニア採用の隠れコスト、早期離職と機会損失</h2><p>採用単価だけがエンジニア採用のコストではありません。入社3ヶ月以内に離職するエンジニアは30.3%に達し、1人あたり187〜250万円の損失が発生します。「採用した後」のコストまで含めた「真の採用コスト」を把握する視点が欠かせません。</p><h3 id="h0459b5d520">エンジニア採用後の早期離職コスト</h3><p>エン・ジャパンの試算によると、入社から3ヶ月で退職した場合の損失額は、新卒で約200万円、中途で約250万円です。この損失には、すでに支払った採用コストに加え、研修・OJT（On-the-Job Training）の育成コスト、採用のやり直しコストが含まれます。</p><h3 id="h5a71ae0b13">エンジニア採用で「やっぱり離職」を経験した企業は約4割</h3><p>マイナビの<a href="https://career-research.mynavi.jp/reserch/20250326_93514/">『中途採用状況調査2025年版』</a>によると、「離職リスクが高い懸念がありつつ採用したが、やはり離職となった」を経験した企業は約4割。人手不足から妥協した結果、コストが二重にかかるという悪循環です。</p><h3 id="h7dec33af93">エンジニア採用のポジション空白期間による機会損失</h3><p>離職から次の採用までの空白期間は、定量化しにくいものの無視できないコストです。プロジェクトのスケジュールが遅延し、既存メンバーの業務負荷が増大します。採用単価と隠れコストを合算した「真の採用コスト」は、表面的な単価をはるかに上回ります。</p><h2 id="h3572743867">採用手法別のエンジニア採用コスト比較</h2><p>エンジニア採用の手法は多岐にわたり、手法によって1人あたりの採用単価は52万円台から133万円超まで開きがあります。コストだけでなく、採用にかかる工数や採用後の定着率まで含めて比較してください。</p><h3 id="haebefb25de">エンジニア採用の人材紹介会社は年収の30〜35%が相場</h3><p>成功報酬型で、採用決定時に年収の30〜35%を支払います。エンジニアの平均年収がdodaの調査で442万円の場合、成功報酬は約133万円。シニアエンジニアではさらに高額です。</p><h3 id="h14c222cf98">エンジニア採用の求人広告は大量採用ならコスパ良好</h3><p>求人広告経由のエンジニア採用単価は55.9万円と、人材紹介の半分以下。採用人数が多いほど1人あたりの単価が下がります。</p><h3 id="hdc28f39131">エンジニア採用のダイレクトリクルーティングは最もコスパが高い</h3><p>採用単価は52.4万円と、主要手法の中で最もコストパフォーマンスに優れています。料金体系は成功報酬型（1人あたり60〜90万円）と定額型（年間300〜400万円で利用し放題）の2タイプがあります。</p><h3 id="hbb8e0d2a01">エンジニア採用のリファラル採用は最もコストが低く定着率も高い</h3><p>報奨金0〜50万円で済むため、外部コストが最も低い手法です。<a href="https://hr-tech-lab.lapras.com/knowhow/referral/">LAPRAS（ラプラス）の調査</a>では、エンジニアの35.59%が「友人の所属する会社に訪問した」経験があり、他職種（13.87%）の2.5倍以上。リファラル採用との相性は抜群です。</p><h2 id="ha2eee894ea">エンジニア採用コストを削減する5つの実践手法</h2><p>採用コストの削減は、安い手法への切り替えではありません。採用プロセス全体を見直し、「1人あたりの真のコスト」を下げるアプローチが必要です。</p><h3 id="h2ad47d6bbc">エンジニア採用チャネルの見直し</h3><p>人材紹介経由の採用が全体の7割を超えている場合、ダイレクトリクルーティングやリファラルの比率を段階的に高めることで、平均採用単価は確実に下がります。最初のステップは、現在の採用チャネル別にコストと成果を可視化することです。</p><h3 id="h9bc8ef527a">エンジニア採用でのリファラル採用の強化</h3><p>株式会社ベーシックは、社員紹介の仕組みを整備した結果、1年間で紹介数62名、採用数10名（全体の約4割）、内定承諾率100%を達成しました。紹介プロセスの簡素化、報奨金制度の明確化、そして「自社を紹介したい」と思える組織文化の醸成が欠かせません。</p><h3 id="he38eaaffa2">エンジニア採用でAIスカウトによる工数削減と承諾率改善</h3><p>Offersの<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">「AIスカウト生成機能」</a>は、求人情報と候補者の経歴データを照合し、最適化されたスカウトメッセージを自動生成します。導入企業ではスカウト文作成工数が80%削減されました。</p><p>ある導入企業ではスカウト承諾率が13.1%から31.7%へ242%改善。AIが候補者ごとに最適化した文面を生成することで、量だけでなく質も同時に向上した事例です。</p><h3 id="h19b2ca7641">エンジニア採用ブランディングによる応募数の底上げ</h3><p>技術ブログの運営、カンファレンスでの登壇など、エンジニアコミュニティでの認知を高める施策は、自然応募の増加に直結します。自然応募が増えれば外部コストは下がり、ミスマッチのリスクも低減します。</p><h3 id="h0c935e1f0c">エンジニア採用のミスマッチ防止で早期離職コストを抑える</h3><p>エンジニアの3ヶ月以内離職率は30.3%。技術面接やコードテストによるスキル検証、チームとのカルチャーフィット確認、入社前の業務委託による「お試し期間」の設定が有効です。業務委託から正社員への転換は、早期離職リスクを仕組みとして低減できます。</p><h2 id="h00f602de61">課題別に見るエンジニア採用コスト削減の成功事例</h2><p>コスト削減のアプローチは、採用フェーズやポジションによって大きく異なります。ここでは典型的な3つのコスト課題ごとに、Offers導入企業の事例を整理します。</p><h3 id="h5ce8c06ed8">SmartHRが年間30名以上のエンジニア採用を正社員中心で継続</h3><p>年間30名以上のエンジニア採用を継続する大規模フェーズでは、1名あたりのコストが全体の採用予算を直撃します。<a href="https://offers.jp/cases/g4v019bhgqff">株式会社SmartHR</a>は、開発組織70名以上（正社員9割）の体制を維持しながら年間エンジニア採用30名以上を継続しています。</p><p>Offersを活用したサーバサイド正社員1名の採用をはじめ、バリュー「自律駆動」に合致する人材への直接アプローチで、人材紹介依存を避けた採用コスト構造を実現しています。</p><h3 id="hcbe3cfecd4">CollaboGate Japanのシード期ゼロスタート、3ヶ月8名を紹介依存なしで採用</h3><p>シード期で採用ノウハウもリソースもない状態では、人材紹介に頼るとコストが青天井になります。<a href="https://offers.jp/cases/eyuzjlsszfi">CollaboGate Japan</a>は、OffersのAI RPOプランを活用して3ヶ月で8名のテックリード級エンジニアを採用しました。</p><p>Web3・ディープテックという希少領域でゼロから開発組織を立ち上げたうえに、人材紹介経由の採用単価（1名133万円以上）に依存しない形でエンジニア組織を構築できています。</p><h3 id="h8cbb9d626d">スタンバイが予算型リテーナーで機械学習・BEエンジニアを2ヶ月で採用</h3><p>検索・機械学習（ML）・AIなど専門特化領域は、エージェント経由だと成功報酬が年収の35%以上（1名200万〜300万円）に跳ね上がります。求人検索エンジンを運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">株式会社スタンバイ</a>は、Offersの<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>を活用して2ヶ月で機械学習エンジニアとバックエンド/フルスタックエンジニアの正社員採用に成功しました。</p><p>専任チームが予算にコミットする構造のため、成功報酬型のエージェントと比べてコストの上振れリスクを抑えつつ、希少領域の採用を短期決着できた事例です。</p><h2 id="h85f8cead1a">本記事のポイント</h2><p>エンジニア採用コストは、中途経験者で1人あたり113万円、専門職では200〜300万円に達する水準にあります。IT人材の転職求人倍率11倍超という需給ギャップと、スキル要件の高度化がコスト上昇に拍車をかけています。</p><p>ただし、コスト削減の打ち手がないわけではありません。</p><ul><li>採用チャネルの最適化。人材紹介への依存度を下げ、ダイレクトリクルーティング（単価52.4万円）やリファラル採用（単価0〜50万円）の比率を高める</li><li>隠れコストの抑制。早期離職による187〜250万円の損失を防ぐ。業務委託からの段階的採用でミスマッチを減らす</li><li>AI活用。AIスカウト生成で工数80%削減・承諾率242%改善。AI RPOで採用プロセス全体を最適化する選択肢も</li></ul><p>スカウト運用の効率化を検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。CTO・VPoEなどハイクラスポジションの採用には、<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>もあります。</p>

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## [従業員エンゲージメントとは？高め方と組織業績への影響](https://hr-media.offers.jp/articles/employee-engagement)

**公開日**: 2026-05-07
**著者**: Offers HR Magazine編集部
**カテゴリ**: 採用

<p>エンゲージメントとは、従業員が企業のビジョンに共感し、自発的に貢献しようとする心理状態と行動の総称です。Gallupの<a href="https://www.gallup.com/workplace/349484/state-of-the-global-workplace.aspx">『State of the Global Workplace 2025』</a>によると、グローバルの従業員エンゲージメント率は21%にとどまり、日本はわずか6%で世界最低水準です。</p><p>本記事では、エンゲージメントの定義から類似概念との違い、日本の現状データ、高めるメリットと具体的な施策、測定方法、企業事例、そして採用段階からエンゲージメントを構築する新しいアプローチまで、一次ソースのデータに基づいて解説します。</p><h2 id="h2fd13f2ef3">エンゲージメントの意味とビジネスでの定義</h2><p>エンゲージメントとは、従業員と企業が対等な立場で信頼関係を築き、互いの成長に貢献し合う状態を指します。英語の「engagement」には「婚約」「約束」「契約」といった意味があり、ビジネスにおいては「深いつながりを持った関係性」として使われています。</p><p>ここで押さえておくべきポイントは、エンゲージメントが一方通行ではないということです。企業が従業員に対して成長機会や働きやすい環境を提供し、従業員が企業に対して貢献意欲と自発的な行動で応える。この双方向性こそがエンゲージメントの本質です。</p><h3 id="h7a23d6aa41">従業員エンゲージメントと顧客エンゲージメントの違い</h3><p>ビジネスで「エンゲージメント」という言葉が使われる場面は、大きく2つに分かれます。</p><ul><li>従業員エンゲージメント。企業と従業員の関係性を表す概念。本記事の主題です。従業員が企業のビジョンを理解・共感し、自発的に貢献しようとする心理状態のことです</li><li>顧客エンゲージメント。企業と顧客の関係性を表す概念。マーケティング領域で使われ、顧客が企業やブランドに対して愛着・信頼を持ち、継続的に関わる状態を表します</li></ul><p>本記事では、人事・組織開発の文脈で使われる「従業員エンゲージメント」に焦点を当てます。</p><h3 id="h237e69b219">従業員エンゲージメントの3つの構成要素</h3><p>従業員エンゲージメントは、以下の3つの要素で構成されています。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>要素</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>内容</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>具体例</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>理解度</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>企業のビジョンや方向性を理解し、共感している</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>自社のミッションを自分の言葉で説明できる</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>帰属意識</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>組織の一員であるという自覚を持っている</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>チームの成功を自分のことのように感じる</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>行動意欲</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>会社のために自主的に行動しようとしている</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>指示を待たず、改善提案や新しい取り組みを始める</p></td></tr></tbody></table><p>日本の人事部の調査では、エンゲージメントの構成要素として「仕事への情熱・熱意」を挙げた人が62.9%でトップでした。「会社全般への満足感」（61%）、「会社への愛着」（60.5%）が続いており、単なる満足ではなく「情熱」が核にあることがわかります。</p><h3 id="hd020b5ec20">ワークエンゲージメントとの関係</h3><p>従業員エンゲージメントと混同されやすい概念に「ワークエンゲージメント」があります。</p><p>ワークエンゲージメントは、オランダ・ユトレヒト大学のシャウフェリ教授が提唱した概念で、「活力（Vigor）」「熱意（Dedication）」「没頭（Absorption）」の3要素から成り立ちます。厚生労働省の<a href="https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/19/dl/19-1-2-3.pdf">『令和元年版労働経済白書』</a>でも特集され、国内の注目度が高まりました。</p><p>両者の違いはシンプルです。ワークエンゲージメントは「仕事そのもの」への心理状態を測るのに対し、従業員エンゲージメントは「仕事＋組織」の両方を含む、より広い概念です。</p><h2 id="h31ad11a5d2">エンゲージメントと満足度・ロイヤルティの違い</h2><p>エンゲージメントは「企業と従業員の対等な双方向関係」である点が、類似概念との決定的な違いです。混同されやすい4つの概念を比較表で整理します。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>概念</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>定義</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>方向性</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>業績との相関</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>エンゲージメント</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>企業と従業員が互いに貢献し合う関係</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>双方向（企業⇔従業員）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>高い（収益性+23%）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>従業員満足度</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>職場環境・報酬・人間関係への満足感</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>一方向（企業→従業員への提供）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>限定的（離職率に効果あり、業績との直接相関は弱い）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ロイヤルティ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>企業への忠誠心・帰属意識</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>一方向（従業員→企業への忠誠）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>中程度</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>モチベーション</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>行動を起こすための心理的エネルギー</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>個人内（自分自身の動機）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>変動的（外的要因で容易に変わる）</p></td></tr></tbody></table><h3 id="hf6135188d8">エンゲージメントと従業員満足度との違い（居心地のよさと貢献意欲）</h3><p>従業員満足度（ES）は、福利厚生や職場環境、上司との人間関係に対する「満足感」を測る指標です。「この会社にいて心地よい」という状態であり、必ずしも「この会社のために頑張りたい」という行動意欲を伴いません。</p><p>たとえば、給与と福利厚生に不満がなく、残業もない職場では従業員満足度は高くなります。しかし、それだけで従業員が自発的に業務改善に取り組んだり、新規事業を提案したりするとは限りません。</p><h3 id="hd5f11411e2">エンゲージメントとロイヤルティとの違い（忠誠心と対等な関係）</h3><p>ロイヤルティは「忠誠心」と訳されるように、従業員から企業への一方的な関係を前提としています。組織が上の立場にあり、従業員がそれに従うという主従関係の色合いが強い概念です。</p><p>エンゲージメントは、企業と従業員が対等なパートナーとして互いに価値を提供し合う点が異なります。</p><h3 id="h78d93c9036">エンゲージメントとモチベーションとの違い（個人の動機と組織との絆）</h3><p>モチベーションは「やる気」「意欲」を指し、個人の内面的なエネルギーです。「評価されたい」「スキルを上げたい」「報酬を得たい」といった個人的な動機が中心であり、組織との関係性は必ずしも含みません。</p><p>エンゲージメントは個人のモチベーションに加えて、組織のビジョンへの共感や貢献意欲という「組織との絆」を含む、より広い概念です。</p><h2 id="h47ce3a6292">エンゲージメントが日本で低い理由と現状データ</h2><p>日本の従業員エンゲージメント率は6%。グローバル平均21%と比べて15ポイントもの差があり、調査対象国の中で最低水準です。</p><p>この数字の意味を掘り下げます。</p><h3 id="hd1e5108df2">日本とグローバルのエンゲージメントGallupデータが示す格差</h3><p>Gallupの<a href="https://www.gallup.com/workplace/349484/state-of-the-global-workplace.aspx">『State of the Global Workplace 2025』</a>が明らかにした現実は厳しいものです。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>指標</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>日本</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>グローバル平均</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>差</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>エンゲージメント率</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>6%</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>21%</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>-15pt</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>積極的に無関与（Actively Disengaged）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>24%</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>—</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>engaged の4倍</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>業務ストレスを感じている割合</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>41%</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>—</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>東アジア3位</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>転職を検討・注視中</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>33%</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>—</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>—</p></td></tr></tbody></table><p>グローバルのエンゲージメント率自体も、2023年の23%から2024年は21%に低下しました。12年間で2度目の低下であり、世界的にも逆風が吹いています。しかし日本の6%は、その低下したグローバル平均のさらに3分の1以下という深刻な水準です。</p><h3 id="hf5d2c4e804">エンゲージメント低下による86兆円の経済損失</h3><p>エンゲージメントの低さは、抽象的な組織課題ではありません。Gallupの試算によると、日本企業はエンゲージメント低下の機会費用として86兆円超を失っています。グローバルでは4,380億ドル（US$438B）の生産性損失が発生しており、全世界の国内総生産（GDP）の約9%に相当するという数字です。</p><h3 id="h0977391155">管理型マネジメントと成長機会の欠如がエンゲージメント低下の原因</h3><p>アジャイルHR、インテージ、東京大学の共同研究（2025年）は、日本のエンゲージメントが低い根本的な要因として「管理型の組織マネジメント」を挙げています。</p><p>ボストン コンサルティング グループ（BCG）の<a href="https://www.bcg.com/publications/2025/ai-at-work-momentum-builds-but-gaps-remain">「AI at Work 2025」</a>調査（11カ国・10,600人超対象）も、日本の課題を裏付けています。</p><ul><li>業務上のAI活用率。日本51% vs 世界平均72%（21ポイント差）</li><li>「十分なトレーニングを受けた」と感じる従業員。日本12% vs 世界平均36%</li></ul><p>テクノロジーの活用でも教育の機会でも世界平均から距離がある。成長実感が持てない環境では、エンゲージメントが育たないのは当然の帰結です。</p><h3 id="hf69e1fc07e">40-50代のエンゲージメント・組織コミットメント低下の傾向</h3><p>アジャイルHRの<a href="https://agilehr.co.jp/news/2025/04/775/">第3回全国1万人エンゲージメント調査</a>（2025年）は、年代別の特徴も明らかにしました。</p><p>20代から30代、40代と年齢を重ねるにつれて組織コミットメントは低下し、40-50代が全年代で最も低いスコアを記録しています。一方で60代以上は全年代で最も高い。長年同じ組織で働く中で帰属意識が形成された世代と、キャリアの中間地点で閉塞感を感じる世代のコントラストが鮮明です。</p><p>この結果は、マネージャー層（40-50代に多い）のエンゲージメント低下がチーム全体に波及するリスクも示唆しています。Gallupのデータでは、マネージャーがチームエンゲージメントの差異の70%を説明するとされており、マネージャー自身のエンゲージメント向上が組織全体の鍵を握ります。</p><h2 id="h61f437209d">エンゲージメント向上のメリットと業績への影響</h2><p>エンゲージメントの高い組織は、低い組織と比べて収益性が23%高く、生産性は18%高く、離職率は最大43%低い。Gallupの大規模メタ分析が示すこの数字は、エンゲージメントが「気持ちの問題」ではなく、経営の最重要指標であることを意味しています。</p><h3 id="h7865409845">エンゲージメントのGallup Q12メタ分析で収益性+23%・生産性+18%</h3><p>Gallupの<a href="https://www.gallup.com/workplace/321725/gallup-q12-meta-analysis-report.aspx">Q12メタ分析（11th Edition）</a>は、230組織・82,248事業ユニット・188万人超のデータを分析した世界最大規模のエンゲージメント研究です。</p><p>エンゲージメント上位群と下位群を比較した結果は明確でした。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>指標</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>上位群 vs 下位群の差</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>収益性（Profitability）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>+23%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>生産性・売上（Productivity）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>+18%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>顧客ロイヤルティ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>+10%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>総合パフォーマンスとの真値相関</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>0.43</p></td></tr></tbody></table><p>エンゲージメントと総合パフォーマンスの真値相関が0.43というのは、組織行動学の研究としては非常に強い関係を示す数値です。</p><h3 id="h72363fae28">エンゲージメント向上による離職率最大43%低下の人材定着効果</h3><p>人材の流出を食い止める効果も定量的に裏付けられています。</p><ul><li>低離職組織（もともと離職率が低い企業）。離職率が43%低下</li><li>高離職組織（もともと離職率が高い企業）。離職率が18%低下</li></ul><p>もともと離職率が低い組織ほど、エンゲージメント向上の効果が大きく出ます。優秀な人材が定着している組織にとって、エンゲージメント投資は「良い人材がさらに辞めにくくなる」好循環を生む施策です。</p><h3 id="hdc6f9f4939">エンゲージメントスコア1pt上昇で営業利益率+0.35%の国内研究</h3><p>グローバルデータだけではありません。国内でもエンゲージメントと業績の相関は実証されています。</p><p>リンクアンドモチベーションの研究機関と慶應義塾大学ビジネス・スクール岩本研究室の<a href="https://www.motivation-cloud.com/news/5197">共同研究</a>では、エンゲージメントスコア（ES）が1ポイント上昇すると、当期の営業利益率が0.35%上昇することが明らかになりました。翌四半期では+0.38%と、時間差でさらに効果が高まるという結果です。</p><p>この研究は経済産業省の「人材版伊藤レポート」にも引用されており、エンゲージメントが「比較的短期間で、実際に成果に寄与する」ことの裏付けとなっています。</p><h3 id="h8e5a28db40">エンゲージメント向上による顧客満足度・イノベーション・採用力への効果</h3><p>データで示された主要なメリット以外にも、エンゲージメントの高い組織では以下の効果が報告されています。</p><ul><li>顧客満足度の向上。従業員が自発的に顧客対応の質を高めることで、顧客体験が改善される</li><li>イノベーションの促進。心理的安全性が確保された環境で、新しいアイデアが生まれやすくなる</li><li>採用力の強化。エンゲージメントの高い従業員によるリファラル採用が活性化し、採用コストが低下する</li></ul><p>日本企業を対象としたアンケートでも、エンゲージメント向上に期待する効果として「組織の活性化」（55%以上）、「モチベーション向上」（43.8%）、「業績向上」（39.8%）、「離職率の低下」（37.5%）が挙げられています。</p><h2 id="h7f09dd272e">エンゲージメントと人的資本開示の関係</h2><p>2023年3月期から上場企業に義務化された人的資本情報開示。エンゲージメントはその中核指標の一つとなり、「測る」だけでなく「開示する」対象へと位置づけが変わりました。</p><h3 id="h49e48f0371">エンゲージメントを含む人的資本情報開示の義務化（2023年3月期〜）</h3><p>2023年3月期の有価証券報告書から、上場企業は人的資本に関する情報を開示することが義務化されました。育児休業取得率やジェンダー賃金格差といった定量項目に加えて、従業員エンゲージメントの開示に踏み切る企業が増えています。</p><p>「開示する」ということは、「測定して、改善の進捗を示す」ことを意味します。エンゲージメントは経営層にとって「あったらいい施策」から「ステークホルダーに説明すべき経営指標」へと格上げされたのです。</p><h3 id="hcf6d453bdf">ISO 30414とエンゲージメント指標</h3><p>ISO 30414は、2018年12月に国際標準化機構（ISO）が発行した人的資本に関する情報開示のガイドラインです。11の領域・49の項目で構成され、エンゲージメントは定性的な重要項目として位置づけられています。</p><p>グローバル企業との競争や海外投資家へのアピールを見据えると、ISO 30414に準拠したエンゲージメント指標の整備は今後ますます求められるでしょう。</p><h3 id="h078c3f8218">人材版伊藤レポート2.0が示すエンゲージメントなど8つの重要項目</h3><p>経済産業省が2022年5月に公表した<a href="https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220513001/20220513001.html">「人材版伊藤レポート2.0」</a>は、人的資本経営の実現に向けた8つの重要項目を示しました。従業員エンゲージメントはその一つに位置づけられ、「従業員がやりがいや働きがいを感じ、主体的に業務に取り組める環境を整える要素」と定義されています。</p><p>キリンホールディングスやソニーグループなど、エンゲージメントスコアを役員報酬に反映する企業も出始めており、経営の中核指標としての認知が広がっています。</p><h3 id="hdc6b7c745d">エンゲージメントサーベイ市場の急拡大</h3><p>こうした制度的な後押しを受けて、エンゲージメントサーベイの市場は急成長しています。</p><p><a href="https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3587">矢野経済研究所の調査</a>によると、従業員エンゲージメント診断・サーベイクラウドの市場規模は以下の通りです。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>年度</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>市場規模</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>前年比</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>2023年</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>91億円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>—</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>2024年</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>111.3億円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>+22.3%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>2025年（見込）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>134億円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>+20.4%</p></td></tr></tbody></table><p>2年連続で20%超の成長率を記録しており、エンゲージメント向上への取り組みが一部の先進企業から、事業運営に不可欠な基盤へと移行しつつあることがわかります。</p><h2 id="hbf56b68c0e">エンゲージメント測定のサーベイ手法と指標</h2><p>エンゲージメントを改善するには、まず現状を定量的に把握する必要があります。「なんとなく雰囲気が悪い」という感覚を、数値に変えるのがサーベイの役割です。</p><h3 id="h8724336606">エンゲージメント測定のパルスサーベイとセンサスサーベイ</h3><p>エンゲージメントサーベイには、大きく2つの実施方式があります。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>方式</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>頻度</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>設問数</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>特徴</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>パルスサーベイ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>週1〜月1回</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>5〜15問</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>変化をリアルタイムで追跡。回答負荷が低い</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>センサスサーベイ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>半年〜年1回</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>50〜100問以上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>組織の全体像を深く把握。設計・分析に専門性が必要</p></td></tr></tbody></table><p>パルスサーベイで日常的な変化を検知し、センサスサーベイで年に1〜2回の深い分析を行う。この組み合わせが現在の主流です。</p><h3 id="hf8f30ab286">Gallup Q12、世界標準のエンゲージメント12問</h3><p>Gallupが開発した「Q12」は、わずか12の質問でエンゲージメントを測定する世界標準のフレームワークです。230組織・82,248事業ユニット・188万人超の回答データに裏付けられた設計で、質問は「仕事で期待されていることを知っているか」「成長の機会があるか」といったシンプルなものです。</p><p>Q12の強みは、膨大なベンチマークデータとの比較ができる点にあります。自社のスコアがグローバル平均や業界平均と比べてどの位置にあるかが一目でわかります。</p><h3 id="heb555c04a4">主要なエンゲージメントサーベイツール</h3><p>国内で利用されている主要なツールを整理します。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>ツール名</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>提供元</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>導入規模</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>特徴</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>モチベーションクラウド</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>リンクアンドモチベーション</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>6,620社・157万人超のDB</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>国内最大級のベンチマークデータ</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Wevox</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>アトラエ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>4,100組織以上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>累計回答4億超。パルスサーベイに強み</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>HRBrain 組織診断サーベイ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>HRBrain</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>累計3,500社以上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>タレントマネジメントとの連携</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ミキワメ ウェルビーイングサーベイ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>リーディングマーク</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>累計5,000社・150万人超</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ウェルビーイングとの統合分析</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Gallup Q12</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>Gallup</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>グローバル標準</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>世界最大のベンチマーク</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Qualtrics EmployeeXM</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>Qualtrics</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>グローバル大手</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>多言語対応・大規模組織向け</p></td></tr></tbody></table><h3 id="ha2b13a0cb1">エンゲージメントサーベイ疲れを防ぐ測定・運用の注意点</h3><p>サーベイは「測ること」が目的ではなく、「改善につなげること」が目的です。以下の点に注意が必要です。</p><ul><li>結果をフィードバックする。サーベイを実施したのに結果が共有されないと、「回答しても何も変わらない」という不信感につながります</li><li>アクションプランを示す。結果をもとに「何を、いつまでに、誰が改善するか」を明確にします</li><li>頻度を適切に設定する。パルスサーベイの頻度が高すぎると「サーベイ疲れ」を招きます。月1回程度が一つの目安です</li><li>匿名性を担保する。個人が特定される懸念があると、正直な回答が得られません</li></ul><h2 id="h18943aed89">エンゲージメントを高める7つの施策</h2><p>エンゲージメントの70%はマネージャーによって決まる。Gallupのこのデータは、「全社一律のキャンペーン」ではなく、マネジメントの質を変えることが最も効果的であることを示しています。</p><p>経営・管理職・現場の3レイヤーで取り組むべき7つの施策を整理します。</p><h3 id="h4fbde65404">施策1. 経営レイヤーで進めるエンゲージメント基盤、企業理念・ビジョンの浸透</h3><p>エンゲージメントの土台は、従業員が「この会社のために働きたい」と思えるビジョンの存在です。ビジョンが抽象的なスローガンにとどまっている限り、エンゲージメントにはつながりません。</p><p>実践のポイントは、経営層が日常的にビジョンを語り、事業判断の根拠としてビジョンを引用すること。キックオフミーティングや社内報で繰り返し伝えるだけでなく、「このプロジェクトはビジョンのどの部分を実現するものか」を現場レベルで接続することが必要です。</p><h3 id="hdb455f8e7a">施策2. エンゲージメントを左右する、公平で透明な人事評価制度</h3><p>評価制度への不信感は、エンゲージメント低下の大きな要因です。特に日本では、年功序列的な評価から脱却し、成果やバリュー（行動指針の体現度）を反映した評価制度へ移行する企業が増えています。</p><p>ポイントは、評価基準を「事前に」「具体的に」「全員に」公開すること。何を達成すれば評価されるのかが不透明な状態では、従業員は「頑張っても報われない」と感じてしまいます。</p><h3 id="h68db77fc32">施策3. エンゲージメントを高める1on1と心理的安全性の確保</h3><p>好業績かつエンゲージメントの高い米国本社企業の85.7%が1on1ミーティングを導入しています。1on1は上司と部下が週1回・30分程度、ざっくばらんに対話する場です。業務報告の場ではなく、部下のキャリアや悩みに耳を傾ける場として設計することがカギになります。</p><p>Googleの「Project Aristotle」は、高成果チームの最大の共通要因が「心理的安全性」であることを明らかにしました。何を言っても否定されないという安心感が、建設的なフィードバックや挑戦的な提案を生み出す土壌となります。</p><h3 id="hebcc34aaae">施策4. エンゲージメントに直結する成長機会とキャリアパスの提示</h3><p>Gallupの調査で、82%の従業員が「意味のある学習機会がモチベーションに直接影響する」と回答しています。特にエンジニアやIT人材にとって、技術的な成長の実感はエンゲージメントに直結します。</p><p>アジャイルHRの調査でも、日本の「成長」スコアは海外企業と比べて特に低く、「若くても活躍できる場や、成果を認めてもらう機会が乏しい」ことがエンゲージメント低下の根本的な要因となっています。</p><h3 id="h208d8e8ea9">施策5. エンゲージメントを支える柔軟な働き方とリモートワーク制度</h3><p>リモートワークやフレックスタイムといった柔軟な働き方は、エンゲージメント向上に寄与する施策です。特にIT・エンジニア職種では、働く場所や時間の自由度が企業選びの判断基準になっています。</p><p>社外での経験を持ち帰る「越境学習」の効果にも注目が集まっています。自社の枠を超えた経験が、本業でのイノベーションや新しい視点をもたらすことがあります。</p><h3 id="h8a2b28dcc1">施策6. エンゲージメントの7割を左右するマネージャー層の育成</h3><p>Gallupのデータによると、マネージャーのエンゲージメントは2024年に30%から27%へ低下しました。特に若手マネージャーと女性マネージャーの低下が顕著です。</p><p>チームのエンゲージメントの70%を左右するマネージャー自身が疲弊している。この問題を放置したまま現場施策を重ねても効果は限定的です。マネージャーに対するコーチング研修、業務負荷の見直し、マネージャー同士のピアサポート体制の構築が優先課題となります。</p><p>小松製作所は2012年からマネージャー層教育に注力し、組織全体のエンゲージメント改善に取り組んでいる先行事例です。</p><h3 id="h802a3d5f17">施策7. 全レイヤーで回す、エンゲージメントサーベイのPDCA</h3><p>施策を実行して終わりではありません。サーベイで定期的に効果を測定し、結果に基づいて次のアクションを決める。この計画・実行・検証・改善（PDCA）のサイクルを回し続けることが、エンゲージメント向上の持続性を担保します。</p><p>重要なのは、サーベイの結果をマネージャーだけでなくチーム全体にフィードバックし、「何が改善されたか」「次に何に取り組むか」をオープンに共有することです。</p><h2 id="h8b51bf4fac">エンゲージメント向上の企業事例</h2><p>エンゲージメント向上に成功した企業に共通するのは、「測定→分析→施策→再測定」のサイクルを経営主導で回し続けている点です。</p><h3 id="h47da97d9f9">Offers導入企業による採用段階からのエンゲージメント構築（課題別マトリクス）</h3><p>エンゲージメントは入社後にゼロから築くものとは限りません。採用段階でのマッチング精度を高めることで、入社直後からエンゲージメントが高い状態を実現できます。Offers導入企業のうち、職種・フェーズ別に4ケースを紹介します。</p><h4 id="ha2284bc2c3">スタンバイの検索技術ハイクラス採用、予算型リテーナーで2ヶ月決着</h4><p>求人検索エンジンを運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">スタンバイ</a>は、機械学習・バックエンド/フルスタックといった検索技術の中核を担うハイクラス人材を、Offersの<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>で2ヶ月で正社員採用しました。専門特化領域は入社後の活躍度が期待値とズレると双方のエンゲージメント低下が大きくなるため、採用段階での要件合意が決定的です。</p><h4 id="h57c90d6261">HRBrainのVPoE採用、選考4ヶ月・面談5回で1名を正社員化</h4><p>タレントマネジメントSaaSの<a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">HRBrain</a>は、開発組織60→200名規模への拡大局面でVPoE 1名の採用に成功しました。選考期間は約4ヶ月、面談5回を重ねる丁寧なプロセスで、書類選考通過率も高水準。マネジメント層は採用時点のカルチャーフィットと権限合意が、入社後のチームエンゲージメント全体を左右します。</p><h4 id="hfd57bf6118">株式会社Gaji-LaboのPdM採用、伴走型支援でハイクラス1名を確保</h4><p>プロダクト開発支援企業の<a href="https://offers.jp/cases/gaji-labo">株式会社Gaji-Labo</a>は、PdM（プロダクトマネージャー）1名の採用をOffersの伴走型支援で実現。ハイクラス人材に到達しました。PdMは事業と開発の橋渡し役であり、採用段階でのミッションすり合わせの深さが、入社後のプロダクト推進エンゲージメントに直結します。</p><h4 id="h5ce8c06ed8">SmartHRが年間30名以上のエンジニア採用を正社員中心で継続</h4><p>クラウド人事労務SaaSの<a href="https://offers.jp/cases/g4v019bhgqff">SmartHR</a>は、開発組織70+名（正社員9割）で年間エンジニア採用30名以上を継続しています。大規模採用では「採用して終わり」ではなく、オンボーディング設計・1on1運用・サーベイによる継続測定までのサイクルでエンゲージメントを維持しているのが特徴です。</p><h3 id="hfba7e4de74">サイバーエージェントのGEPPOで「働きがい」87%</h3><p>サイバーエージェントは、月1回のパルスサーベイ「ゲッポウ（GEPPO）」を運用し、従業員のコンディション変化をリアルタイムで検知する仕組みを構築しました。さらに「ヒストリエ」と呼ばれる社史作成プロジェクトでビジョンの共有を図るなど、複数の施策を組み合わせています。</p><p>その結果、「働きがいがある」と回答した従業員は87%に達しました。サーベイの実施だけでなく、結果に基づいた具体的なアクションを継続している点が特徴です。</p><h3 id="hb1bd9f7469">LIXILのEmployee Listeningでエンゲージメント10pt改善</h3><p>住宅設備大手のLIXIL（リクシル）は2020年にQualtrics EmployeeXMを導入し、「Employee Listening」戦略を展開しています。従業員の声に体系的に耳を傾ける仕組みを整備した結果は明確です。</p><ul><li>サーベイ回答率。87%（2022年）→ 89%（2024年）→ 90%（2025年）</li><li>エンゲージメントスコア。導入当初から10ポイント改善</li><li>現在のエンゲージメント。71%</li></ul><p>回答率が毎年上昇しているのは、「回答すれば改善につながる」という信頼が従業員の間に根づいている証拠です。</p><h3 id="ha55dc3aa86">スターバックス、マニュアルなしで自発的行動が生まれる組織</h3><p>スターバックスの接客にはマニュアルがほとんど存在しません。ドリンクカップへのメッセージ、おすすめドリンクの紹介、常連客への声かけ——これらはすべて「パートナー」と呼ばれる従業員の自発的な行動です。</p><p>従業員の8割超がパートタイマーであるにもかかわらず、高いエンゲージメントが維持されている背景には、「パートナー」という呼称に象徴される対等な関係性と、徹底した理念共有があります。</p><h3 id="he1f636e8ed">GoogleのProject Aristotleと心理的安全性の発見</h3><p>Googleが社内の180以上のチームを調査した「Project Aristotle」は、高成果チームの最大の共通要因が「心理的安全性」であることを明らかにしました。メンバーが「ここでは失敗しても責められない」と感じられる環境が、チームのパフォーマンスを左右するという発見です。</p><p>この研究は、エンゲージメント向上における「環境づくり」の重要性を定量的に示した点で、多くの企業に影響を与えています。</p><h3 id="h5c0fd9b60a">キリンHD・ソニーによるエンゲージメントスコアの役員報酬反映</h3><p>キリンホールディングスとソニーグループは、エンゲージメントスコアを役員報酬の評価指標に組み込んでいます。「エンゲージメントは経営責任である」というメッセージを制度設計に落とし込んだ先進的な事例です。</p><h2 id="h3d805579d2">エンゲージメント構築は採用段階から始める</h2><p>エンゲージメントの起点は入社日ではありません。採用プロセスの設計次第で、入社前から信頼関係の土台を築くことが可能です。</p><h3 id="hdcd9887289">なぜ「採用×エンゲージメント」なのか</h3><p>多くの企業がエンゲージメント施策を「入社後の取り組み」として位置づけています。しかし、採用段階でのミスマッチが入社後の早期離職やエンゲージメント低下の大きな原因となっているケースは少なくありません。</p><p>「この会社のビジョンに共感できるか」「チームの雰囲気は自分に合うか」「成長機会はあるか」——エンゲージメントの構成要素（理解度・帰属意識・行動意欲）を採用プロセスの中で候補者が体験できれば、入社後のエンゲージメントは自然と高まります。</p><h3 id="ha3df33ec3c">マッチング精度向上によるカルチャーフィット確認とエンゲージメント</h3><p>エンジニア採用において、技術スタックへの適応度やチームとのコミュニケーションスタイルは面接だけでは見極めが難しい。採用段階でのマッチング精度を上げることが、入社後のエンゲージメント向上に直結します。</p><p>Offersには35,000人超のプロダクト開発人材が登録しており、AIがスキル・経験・志向性と企業のカルチャー・ポジション要件を照合することで、入社後にエンゲージメントが高まりやすい人材とのマッチング精度を高めています。</p><h3 id="h84689c8112">AI RPOが実現するマッチング精度向上とエンゲージメントの起点</h3><p>採用プロセス全体をAIで最適化する<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPO</a>は、エンゲージメントの観点からも注目される手法です。</p><p>野村総合研究所（NRI）の調査では、企業の生成AI導入率は2023年33.8%から2025年57.7%へと伸びており、採用領域でのAI活用も広がっています。</p><p>採用担当者の方にとって、エンゲージメント向上は「入社後の人事施策」と「採用段階のマッチング精度」の両輪で取り組むのが効果的です。CTO・VPoE・Engineering Manager（EM）など採用難易度の高いポジションには、専任チームが予算にコミットする<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>も選択肢になります。</p><h2 id="h85f8cead1a">本記事のポイント</h2><p>エンゲージメントとは、従業員と企業が対等な立場で信頼関係を築き、互いの成長に貢献し合う状態です。日本の従業員エンゲージメント率はわずか6%で世界最低水準にありますが、Gallupのメタ分析が示すように、エンゲージメントの高い組織は収益性+23%、生産性+18%、離職率最大-43%という明確なリターンが得られます。</p><p>本記事のポイントを整理します。</p><ul><li>エンゲージメントは従業員満足度やロイヤルティとは異なる「双方向の関係性」</li><li>日本の6%は管理型マネジメントと成長機会の欠如が根本的要因</li><li>メリットはデータで実証済み（収益性+23%、営業利益率ES 1pt=+0.35%）</li><li>人的資本開示の義務化により、経営アジェンダとしての優先度が上昇</li><li>施策は経営・管理職・現場の3レイヤーで取り組む（マネージャーが70%を左右）</li><li>採用段階からのエンゲージメント構築が、入社後のミスマッチを防ぐ</li></ul><p>エンゲージメント向上に「一つの正解」はありません。しかし、測定→分析→施策→再測定のサイクルを回し続けることで、組織は確実に変わっていきます。まず自社のエンゲージメントを測ることから始めてみてください。</p><p>スカウト運用の工数削減や採用プロセスの効率化を検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。CTO・VPoEなどハイクラスポジションの採用には、<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>もご用意しています。</p>

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## [リファラル採用とは？仕組み・制度設計と社員紹介を回すコツ](https://hr-media.offers.jp/articles/referral-recruitment)

**公開日**: 2026-05-07
**著者**: Offers HR Magazine編集部
**カテゴリ**: 採用

<p>リファラル採用とは、自社の従業員が友人・知人を採用候補者として紹介する採用手法です。TalentXの<a href="https://mytalent.jp/lab/resource_337/">『リファラル採用の実施状況に関する企業規模・業界別統計レポート』</a>（2025年版）によると、日本企業の62.5%がリファラル採用を実施しており、2018年の41.7%から20.8ポイント増加しました。</p><p>本記事では、リファラル採用の定義からメリット・デメリット、報酬制度の設計、導入ステップ、企業事例、そしてリファラル採用の限界を補完する<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPO</a>との連携まで、データに基づいて解説します。</p><h2 id="haa834d69d7">リファラル採用の定義と仕組み</h2><p>リファラル採用とは、自社の従業員に採用候補者を紹介してもらい、選考を経て採用する手法です。人材紹介会社や求人広告に依存せず、社員のネットワークを採用チャネルに変えるという発想が根底にあります。</p><p>「リファラル（referral）」は英語で「紹介・推薦」を意味します。従業員が自社の求人情報を把握し、自分のネットワークから適任と思われる人材を推薦する。推薦を受けた候補者は通常の選考プロセスを経て、合否が判断されます。</p><p>この手法は一部の先進企業だけのものではなくなっています。TalentXの統計レポート（2025年版）では、リファラル採用制度を「持っていない」企業のうち18.0%が紹介実績を持っています。制度化されていなくても、事実上リファラルが行われている企業を含めれば、実質的な浸透率はさらに高いという現実があります。</p><h3 id="h44bc500865">リファラル採用の基本的な流れ</h3><p>リファラル採用は、一般的に以下のステップで進みます。</p><ol><li>採用ポジションの社内告知。人事部門が募集ポジションの要件を社員向けに共有する</li><li>社員による候補者の紹介。社員が自身のネットワークから候補者を推薦する。紹介専用フォームやツールを活用する企業も増えている</li><li>選考の実施。通常の採用フローと同じ基準で選考する。「紹介だから優遇」ではなく、スキルとカルチャーフィットを見極める</li><li>合否通知と紹介者へのフォロー。採用・不採用のいずれの場合も、紹介した社員へ結果とプロセスを丁寧にフィードバックする</li><li>インセンティブの支給。採用が決まった場合、紹介者に報酬（インセンティブ）を支給する。支給タイミングは入社後一定期間経過後が一般的</li></ol><h3 id="h30e5df35a5">リファラル採用と縁故採用の違い</h3><p>リファラル採用は縁故採用と混同されがちですが、両者は本質的に異なります。</p><p>縁故採用は、経営層や社員の親族・身内を「関係性」を理由に優先的に採用する手法です。能力や適性よりも人間関係が優先されるケースがあり、ネガティブな印象を持つ人も少なくありません。</p><p>一方、リファラル採用は候補者の紹介こそ社員が行いますが、選考基準は一般応募と同じです。リファラル採用の採用率（紹介から実際に採用に至る割合）は約20%とされ、紹介されたら採用が確約されるわけではありません。あくまで「質の高い候補者プールを社員のネットワークから形成する仕組み」であり、選考の公平性は担保されます。</p><h2 id="h6df5994cd7">リファラル採用の導入状況と国内外データ</h2><p>リファラル採用は一時的なブームではありません。国内実施率は6割を超え、支援サービス市場はCAGR 58.5%で成長しています。仕組みとしての定着が進んでいることを、データが裏付けています。</p><h3 id="h7adafa2e56">リファラル採用の国内導入状況（実施率は62.5%に到達）</h3><p>TalentXの<a href="https://mytalent.jp/lab/resource_337/">『リファラル採用の実施状況に関する企業規模・業界別統計レポート』</a>（2025年版）が示す数字は明確です。</p><ul><li>2018年。リファラル採用を実施している企業は41.7%</li><li>2025年。62.5%まで増加（20.8ポイント増）</li><li>制度なし・紹介実績あり。18.0%</li></ul><p>矢野経済研究所が2024年10〜11月に全国834社を対象に実施した調査でも、リファラル採用の実施経験がある企業は50.1%に達しました。アルムナイ採用（元社員の再雇用）も38.8%が実施経験ありと回答しています。</p><p>HR総研の<a href="https://www.hrpro.co.jp/research_detail.php?r_no=223">『キャリア採用に関する調査』</a>はさらに踏み込んだ結果を示しています。「今後利用が高まると思われるキャリア採用の手段」の1位がリファラル採用で53%。人材紹介（34%）や転職サイト（30%）を上回り、採用担当者が最も期待を寄せる手法になりました。</p><h3 id="h0b74ee1651">リファラル採用のグローバル導入状況（米国大企業の87%が導入）</h3><p>海外に目を向けると、リファラル採用の浸透度はさらに高いレベルにあります。</p><p>米国では71%の企業がリファラルプログラムを導入しており、大企業に限ると87%に達します（<a href="https://erinapp.com/blog/enterprise-employee-referral-statistics-you-need-to-know-for-2026/">erinapp.com「Enterprise Employee Referral Statistics 2026」</a>）。</p><p>Ashbyの<a href="https://www.ashbyhq.com/talent-trends-report/reports/referrals">『Talent Trends Report』</a>が示すデータは、リファラルの「投資対効果」を端的に表しています。リファラルは全応募のわずか2%に過ぎないにもかかわらず、全採用の11%を占めている。つまり、リファラル候補者のコンバージョン率は一般応募の約10倍です。</p><p>Apollo Technicalのデータでも同様の傾向が確認できます。リファラルは応募全体の7%だが、成功した採用の40%を占めている。リファラル候補者が採用される確率は、求人サイト経由の候補者の4倍です。</p><h3 id="h38a274f539">リファラル採用支援サービスの市場規模</h3><p><a href="https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3732">矢野経済研究所</a>が2025年に発表したデータは、この市場の成長を数字で裏付けています。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>年度</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>市場規模</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>前年比</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>2022年度</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>18.5億円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>--</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>2023年度</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>30億円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>162.2%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>2024年度（見込）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>50.7億円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>169%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>2028年度（予測）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>300億円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>--</p></td></tr></tbody></table><p>2023年度から2028年度までのCAGR（年平均成長率）は58.5%。リファラル採用が「知っている人に声をかける」という属人的な行為から、ツールやサービスで仕組み化する段階に移行していることが読み取れます。</p><h2 id="h828e41cf55">リファラル採用が普及した3つの背景</h2><p>リファラル採用がここまで広がった背景には、3つの要因があります。いずれも一時的な現象ではなく、今後さらに深刻化する課題です。</p><h3 id="h8e3df4eec1">リファラル採用を後押しする労働人口減少と採用難</h3><p>パーソル総合研究所と中央大学の共同研究『労働市場の未来推計2030』は、2030年に約644万人の労働人口不足が生じると予測しています。求人広告を出せば応募が集まる時代は終わりつつあり、「待ちの採用」から「攻めの採用」への転換を迫られている企業が増えています。</p><p>この変化の中で、従業員のネットワークを活用するリファラル採用は、外部の採用チャネルに依存しない自律的な採用力の構築手段として注目を集めました。</p><h3 id="hd4eb8cf703">採用コスト高騰とリファラル採用への追い風</h3><p>人材紹介会社を経由した採用の手数料は、一般的に年収の約30%です。年収600万円のエンジニアを1名採用すれば、紹介手数料だけで180万円。複数名を採用する企業にとって、このコスト負担は無視できません。</p><p>米国のデータでは、SHRM（米国人事管理協会）が平均採用コストを$4,700（約70万円）と報告しています。一方、リファラル採用ではインセンティブを含めても1件あたり$1,000〜$3,500のコスト削減が見込めるとされています（<a href="https://www.employeereferrals.com/post/employee-referral-statistics-for-2025">employeereferrals.com</a>）。</p><h3 id="h34b7752844">「量から質へ」の転換とリファラル採用への関心の高まり</h3><p>応募数を増やすことよりも、入社後のパフォーマンスや定着率を重視する企業が増えています。大量のエントリーからスクリーニングする手法は、採用工数の増大と歩留まりの悪化を招きやすい。</p><p>リファラル採用は、この「量から質へ」のシフトと相性が良い手法です。既存社員が「この人なら活躍できる」と判断して紹介するため、スキルフィットとカルチャーフィットの双方が担保されやすくなっています。</p><h2 id="he2c4404267">リファラル採用の6つのメリットとデータ</h2><p>リファラル採用のメリットは「なんとなくコストが安い」程度の認識にとどまりがちです。しかしグローバルのデータを見ると、コスト以外にも定着率、パフォーマンス、採用スピードなど複数の指標で明確な優位性が確認されています。</p><h3 id="h0577b15196">メリット1. リファラル採用で採用コストを大幅削減</h3><p>リファラル採用が最も直接的に効果を発揮するのがコスト面です。</p><p>人材紹介を経由すれば年収の30%が手数料としてかかります。一方、リファラル採用の主なコストはインセンティブ（国内の相場は1〜10万円程度）と社内の運用工数のみ。仮にインセンティブを10万円に設定しても、年収600万円の人材紹介手数料180万円と比較すれば、1件あたり170万円のコスト削減です。</p><p>グローバルのデータでも同様の傾向が確認されています。<a href="https://www.employeereferrals.com/post/employee-referral-statistics-for-2025">employeereferrals.com</a>の調査では、リファラル採用1件あたり$3,500（約50万円）のコスト削減効果が報告されています。</p><h3 id="h4ed7d0e627">メリット2. リファラル採用のミスマッチ防止と高い定着率</h3><p>コスト以上に目を向けたいのが定着率です。</p><p><a href="https://www.zippia.com/advice/employee-referral-statistics/">Zippia</a>のデータによると、リファラル採用者の45%が4年以上在籍しています。求人サイト経由の採用者では25%にとどまるため、その差は歴然です。<a href="https://www.employeereferrals.com/post/employee-referral-statistics-for-2025">employeereferrals.com</a>のデータでも、リファラル採用者の定着率は42%で、求人サイト経由の32%、キャリアサイト経由の14%を大きく上回りました。</p><p>なぜ定着率が高いのか。紹介する社員は自社の文化や仕事の実態を知っています。候補者に対して「良い面も悪い面も」率直に伝えられるため、入社後の「思っていたのと違う」が起きにくい。75%のリファラル採用者がカルチャーフィットしているというデータがこの仕組みを裏付けています。</p><h3 id="h86c020a82e">メリット3. リファラル採用で転職潜在層にアプローチ</h3><p>求人サイトや人材紹介には、転職活動を能動的に行っている「顕在層」しか集まりません。一方、リファラル採用では「いい話があれば聞いてみたい」という転職潜在層にアプローチできます。</p><p>潜在層の中にこそ、現職で活躍している優秀な人材が多く存在します。こうした人材は自ら転職サイトに登録することが少なく、従来の採用チャネルでは接点を持ちにくい。社員の個人的なネットワークを通じたアプローチだからこそ、「話を聞いてみよう」という心理的ハードルが下がります。</p><h3 id="h83b0b9eb24">メリット4. リファラル採用で採用の質とパフォーマンスが向上</h3><p>リファラル採用者は入社後のパフォーマンスでも高い数値を示しています。</p><p><a href="https://www.apollotechnical.com/employee-referral-statistics/">Apollo Technical</a>の調査では、リファラル採用者はパフォーマンス評価が25%高いという結果が出ました。<a href="https://www.employeereferrals.com/post/employee-referral-statistics-for-2025">employeereferrals.com</a>のデータでも、リファラル採用者は33%のパフォーマンス向上を示しています。</p><p><a href="https://erinapp.com/blog/enterprise-employee-referral-statistics-you-need-to-know-for-2026/">erinapp.com</a>が2026年に発表したデータでは、リファラル採用者は非リファラル採用者に比べて27%多い利益を企業にもたらすと報告されています。</p><h3 id="h639d6545e0">メリット5. リファラル採用のスピード向上</h3><p>リファラル採用は、選考スピードの面でも優位性があります。</p><p>紹介者が候補者のスキルや人柄をあらかじめ伝えてくれるため、書類選考や初期面談の段階で判断材料が揃いやすくなります。LinkedInの調査では、リファラル候補者は一般候補者に比べて採用までの時間が20%短縮されたと報告されています。</p><h3 id="h2832b52c7a">メリット6. リファラル採用による従業員エンゲージメントの向上</h3><p>リファラル採用は、紹介する側の社員にもプラスの影響を与えます。</p><p>友人や知人に自社を紹介するという行為は、「自分の会社は人に薦められる場所だ」という自己認識を強化します。採用活動を通じて自社の強みや文化を改めて言語化するプロセスが、社員自身のエンゲージメント向上に寄与するケースは多く報告されています。</p><p>逆に言えば、リファラル採用が活性化しない組織は、社員が自社を「人に紹介したい職場」とは思っていない可能性があります。リファラル採用の活動状況は、組織の健全性を測るバロメーターにもなります。</p><h2 id="hb5d7c7779a">リファラル採用のデメリットと対策</h2><p>リファラル採用はメリットの多い手法ですが、「導入したのに紹介が全然来ない」「制度を作っただけで形骸化している」という声は少なくありません。課題を事前に把握し、制度設計で対策を打っておくことが成否を分けます。</p><h3 id="h892c3287e5">デメリット1. リファラル採用は採用までに時間がかかる</h3><p>リファラル採用の候補者は、多くの場合「今すぐ転職したい」人ではありません。転職潜在層へのアプローチがメリットである一方、退職準備や現職の引き継ぎを含めると、紹介から入社まで2〜3ヶ月かかるケースが一般的です。</p><p>急募のポジションにはリファラル採用は向いていません。「中長期的に候補者パイプラインを形成する手法」として位置づけ、急募ポジションはダイレクトソーシングや人材紹介と併用するのが現実的です。</p><h3 id="h29858b55df">デメリット2. リファラル採用による人材の同質化と多様性の低下</h3><p>社員のネットワークは、似たバックグラウンドや価値観を持つ人材に偏りやすい傾向があります。リファラル採用に依存しすぎると、組織内の多様性が損なわれ、「似た人ばかりの組織」になるリスクがあります。</p><p>対策として、リファラル採用の比率に上限を設ける、または複数の採用チャネルを意図的に併用する方法があります。</p><h3 id="h7e226a2fc1">デメリット3. リファラル採用で不採用時の人間関係への配慮が必要</h3><p>「紹介した友人が不採用になったら気まずい」。これは社員がリファラル採用への協力をためらう最大の理由の一つです。</p><p>この課題への対策は制度設計の段階で組み込んでおく必要があります。</p><ul><li>紹介者には「紹介しても採用を保証するものではない」ことを事前に明示する</li><li>不採用の場合でも、紹介者には丁寧にフィードバックする</li><li>紹介行為そのものに感謝を示す仕組み（紹介件数に対する表彰、採用結果に関わらないインセンティブ等）を設ける</li></ul><h3 id="hac61ed1c13">デメリット4. リファラル採用の社内浸透の難しさ</h3><p>リファラル採用制度を導入しても、社員から紹介が集まらないケースは珍しくありません。その理由は主に3つです。</p><p>1つ目は「誰を紹介すればいいかわからない」。採用要件が曖昧なまま「いい人がいたら紹介して」と呼びかけても、社員は動けません。具体的なペルソナや求めるスキルを可視化する必要があります。</p><p>2つ目は「紹介の手続きが面倒」。紹介フォームが複雑だったり、応募までのステップが多かったりすると、紹介のハードルが上がります。ワンクリックで紹介できるツールの導入が有効です。</p><p>3つ目は「会社に対する熱量が低い」。社員が自社を「人に薦めたい会社」と思っていなければ、どれだけ制度を整えても紹介は増えません。リファラル採用の活性化は、組織のエンゲージメント改善と表裏一体の関係にあります。</p><h3 id="h5a8890691c">デメリット5. リファラル採用は大量採用に不向き</h3><p>リファラル採用は、社員個人のネットワークに依存する手法です。数十名から数百名規模の大量採用を短期間で行いたい場合、リファラル単独では候補者のボリュームが確保しにくいという限界があります。</p><p>リファラル採用は複数の採用手法の一つとして組み込み、ダイレクトリクルーティングやAI RPOなど他の手法と組み合わせて運用するのが効果的です。</p><h2 id="h4ea2275a34">リファラル採用の報酬制度と違法リスクの回避</h2><p>リファラル採用の報酬（インセンティブ）は、社員の紹介意欲を左右する要素です。一方で、金額設定を誤ると職業安定法に抵触するリスクがあります。相場感と法的な注意点の両方を押さえたうえで制度を設計する必要があります。</p><h3 id="h2f89d2fedf">リファラル採用報酬の相場（国内1〜10万円、米国$1,000〜$5,000）</h3><p>国内のリファラル採用における報酬の分布は以下のとおりです。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>報酬額</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>企業割合</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>報酬なし</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>14.3%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>1〜9万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>46.9%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>10〜29万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>31.3%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>30万円以上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>6.8%</p></td></tr></tbody></table><p>約半数の企業が1〜9万円の範囲で設定しています。正社員の場合は5万〜30万円程度、アルバイト・パートの場合は1万〜5万円程度が一般的な相場です。</p><p>米国では70%以上の企業が$1,000〜$5,000（約15万〜75万円）の金銭インセンティブを提供しています。日本と比べて金額が高いのは、人材紹介手数料の水準や採用市場の競争環境が異なるためです。</p><h3 id="h99adfe93a3">リファラル採用報酬が違法になるケースと職業安定法の要点</h3><p>リファラル採用のインセンティブは、法的には「報酬」ではなく「社員に対する賃金・給料に準ずるもの」として扱う必要があります。</p><p><a href="https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000141">職業安定法（法令番号322AC0000000141）</a>第40条は、労働者の募集を行う際に報酬を支払うことを原則として制限しています。社員に紹介活動を「業務」として行わせる場合、給与やそれに準ずる範囲を超えて報酬を支払うことはできません。違反した場合、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科される可能性があります（職業安定法第65条6号）。</p><p>実務上のポイントは以下の3点です。</p><ul><li>インセンティブは「採用活動に協力してくれたことに対する費用弁償・福利厚生の一環」として設計する</li><li>金額は社会通念上の範囲に収める（1〜10万円程度が安全圏）</li><li>短期間に多数の紹介で高額を得るような運用は、「職業紹介業」とみなされるリスクがある</li></ul><p>不安がある場合は、社内の規程で明文化し、社会保険労務士や弁護士に確認を取ることを推奨します。</p><h3 id="ha10cab2cf0">リファラル採用で金銭以外のインセンティブを設計する</h3><p>金銭報酬だけがインセンティブではありません。以下のような設計も効果的です。</p><ul><li>ギフト券・商品券。現金よりも「ご褒美」感があり、心理的に受け取りやすい</li><li>特別休暇。紹介から採用が決まった社員に特別休暇を付与</li><li>表彰・社内認知。全社ミーティングでの表彰、社内報での紹介。金銭以上に「承認欲求」を満たす効果がある</li><li>食事券・会食費の補助。リファラル採用の会食費を企業が負担し、心理的負担を軽減する方法も有効</li></ul><h3 id="hdd1c189541">リファラル採用報酬の支給タイミング設計</h3><p>インセンティブの支給タイミングは、「入社後一定期間（3ヶ月または6ヶ月）が経過した時点」が最も推奨されます。入社直後に支給すると、早期離職のリスクを考慮していない設計になりかねません。定着を確認してから支払うことで、「とりあえず紹介する」ではなく「本当に活躍できそうな人を紹介する」インセンティブになります。</p><h2 id="h9f7ecb57b3">リファラル採用の始め方と導入5ステップ</h2><p>リファラル採用は「制度を作って終わり」ではありません。社内に浸透させ、継続的に紹介が発生する仕組みを構築することが成否を分けます。ここでは導入から活性化までの5ステップを整理します。</p><h3 id="ha17655cd5d">ステップ1. リファラル採用ターゲットの明確化</h3><p>「いい人がいたら紹介してください」という曖昧な呼びかけでは、社員は誰を紹介すればいいかわかりません。</p><p>募集ポジションごとに、求めるスキル・経験年数・人物像を具体的に定義し、社員が「ああ、あの人のことか」とイメージできる粒度まで落とし込む必要があります。「Pythonの実務経験3年以上、チームリーダーの経験があるとなお良い」のように、具体的なペルソナを提示します。</p><h3 id="h45176a0ebc">ステップ2. リファラル採用制度の設計（報酬・フロー・ルール）</h3><p>前章の報酬制度に加え、以下を明文化します。</p><ul><li>紹介フロー。紹介フォームの提出先、選考プロセス、紹介者への結果通知方法</li><li>対象範囲。全社員が紹介可能か、特定部門のみか</li><li>選考基準。通常選考と同一基準であることの明示</li><li>不採用時の対応方針。紹介者・候補者双方へのフォロー方法</li></ul><p>制度は複雑にしすぎないことがポイントです。紹介のステップが多いほど、社員の紹介意欲は下がります。</p><h3 id="hf1c1395826">ステップ3. リファラル採用の社内告知と経営層の巻き込み</h3><p>リファラル採用が活性化している企業には共通点があります。経営層が率先して動いていることです。</p><p>社内告知の手段としては、全社ミーティングでの告知、Slack/Teamsでの定期的な募集情報の配信、社内イベント（カジュアルな交流会）の開催などが有効です。</p><h3 id="he90815f608">ステップ4. リファラル採用で紹介の実行とフォロー</h3><p>紹介が発生したら、紹介者と候補者の双方に対する丁寧なコミュニケーションが欠かせません。</p><p>紹介者に対しては、選考の進捗状況を定期的にフィードバックします。「紹介したけど、その後どうなったかわからない」という状態は、次回の紹介意欲を大きく下げます。</p><p>候補者に対しては、「社員の紹介で応募していただいた」ことへの感謝を示しつつ、選考基準は一般応募と同じであることを伝え、公平性を担保します。</p><h3 id="hb2e7d42d57">ステップ5. リファラル採用のKPI計測と改善サイクル</h3><p>リファラル採用の成果を定量的に測定し、PDCA（Plan-Do-Check-Act）を回すことで継続的な改善が可能になります。</p><p>計測すべきKPIは以下のとおりです。</p><ul><li>紹介数。社員からの紹介件数（月間/四半期）</li><li>紹介率。全社員のうち、紹介行動を起こした社員の割合</li><li>選考通過率。紹介候補者が各選考ステージを通過する率</li><li>採用決定率。紹介から実際に採用に至った割合</li><li>定着率。リファラル採用者の入社後3ヶ月・6ヶ月・1年の定着率</li><li>コスト per hire。リファラル採用1件あたりのコスト（インセンティブ＋運用工数）</li></ul><h3 id="h2c8baee43b">新卒リファラル採用のポイント</h3><p>リファラル採用は中途採用だけの手法ではありません。新卒採用でもリファラルを活用する企業が増えています。</p><p>HR総研の2024年新卒採用動向調査によると、大企業のダイレクトソーシング施策で「社員からの紹介」が最多の39%を記録し、従来1位だった「逆求人サイトの活用」を上回りました。</p><p>新卒リファラルのポイントは以下の3点です。</p><ul><li>若手社員（入社1〜3年目）を中心に、大学の後輩や同期を紹介してもらう</li><li>インターンシップとの組み合わせで、候補者との接点を増やす</li><li>紹介者自身が「この会社で働く意義」を言語化できる状態をつくる</li></ul><h2 id="hc02ebe6aac">リファラル採用の成功事例と補完アプローチを課題別に紹介</h2><p>リファラル採用は万能ではなく、「候補者母数の限界」「特定領域への偏り」「急募ポジションへの弱さ」など、構造的な限界があります。ここではリファラル採用単独では解決しにくい採用課題と、Offersを併用することで成果につながった事例を整理します。</p><h3 id="hd3b10ee69f">SmartHRが年間30名以上のエンジニア採用を直接アプローチで継続</h3><p>リファラル採用単独では年間数十名の採用をカバーしきれないのが実情です。<a href="https://offers.jp/cases/g4v019bhgqff">株式会社SmartHR</a>は、開発組織70名以上（正社員9割）を維持しながら年間エンジニア採用30名以上を継続しています。</p><p>Offersを活用したサーバサイド正社員1名の採用をはじめ、バリュー「自律駆動」に合致する人材への直接アプローチでチャネルを拡張。リファラルだけでは到達できない母集団を、データベース経由のダイレクトソーシングで補完している事例です。</p><h3 id="h57dfa81515">ビットキーがIoT複合スキル採用をデータベース経由で実現、社員外母集団を補完</h3><p>社員のネットワークに該当者がいないニッチ技術領域は、リファラル採用の弱点が露呈しやすいポジションです。スマートロック「bitlock」を展開する<a href="https://offers.jp/cases/bitkey">株式会社ビットキー</a>は、Software Edge DeviceチームでIoT・クラウド・ネットワークを横断する複合スキルの採用に取り組んでいました。</p><p>開発組織90名規模の中で、OffersからSoftware Edge Deviceチームのソフトウェアエンジニア1名を採用。一般的な求人媒体や社員ネットワークでは出会えない専門領域で、データベースベースのアプローチが効いた事例です。</p><h3 id="h10173e5d9e">CollaboGate Japanがシード期から3ヶ月8名を採用、リファラルの限界をAI RPOで補完</h3><p>社員数が少ないシード期はリファラルのリーチ範囲が構造的に狭いフェーズです。Web3・ディープテック領域の<a href="https://offers.jp/cases/eyuzjlsszfi">CollaboGate Japan</a>は、取締役3名体制から開発組織を立ち上げる必要がありました。</p><p>Offers AI RPOプランを活用し、3ヶ月で8名のテックリード級エンジニアを採用。リファラル採用の母集団が限定される初期フェーズを、AIとデータベースで補完した典型例です。</p><h3 id="hc8116eef7c">Offersとリファラル採用の併用効果</h3><p>Offersには35,000人超のプロダクト開発人材（エンジニア、PM、デザイナー）が登録しており、経験3年以上が約50%、10年以上のベテラン層が約21%を占めます。リファラル採用の「質の高いが狭い」候補者プールに、「広く深い」データベースを組み合わせることで、候補者の質と量を両立できます。</p><h2 id="h8d783ebafa">リファラル採用ツールの比較と選び方</h2><p>リファラル採用を属人的な運用にとどめず仕組み化するうえで、専用ツールの導入は有効な選択肢です。紹介フローの可視化、活動量の計測、報酬管理の自動化など、手作業では限界がある領域をカバーします。</p><p>米国では75%の企業がリファラルのライフサイクル全体を自動化しています（erinapp.com）。日本でも市場規模の成長（2024年50.7億円→2028年300億円予測）が示すとおり、ツール導入が広がっています。</p><h3 id="h55512a5086">リファラル採用ツールのMyRefer（TalentX）</h3><p>800社以上の利用実績を持つ国内最大級のリファラル採用サービスです。社員がアプリやWebページで自社の求人情報を確認し、SNS（Social Networking Service）やQR（Quick Response）コードを介してワンクリックで友人へ紹介できます。</p><h3 id="ha5c1c3029a">リファラル採用ツールのRefcome（リフカム）</h3><p>スマートフォン最適化されたマイページを提供し、いつでもどこでもワンクリックで紹介が可能です。ゲーミフィケーション要素を取り入れ、社員の自発的なリファラル活動を持続させる設計が特徴です。</p><h3 id="h93fe52b73e">リファラル採用ツールのリファアルム（テイクアクション）</h3><p>リファラル採用とアルムナイ採用（元社員の再雇用）を同時に支援するサービスです。退職した社員のネットワークも採用チャネルとして活用できます。</p><h3 id="h7130eb199c">リファラル採用ツール選定の3つのポイント</h3><ol><li>紹介フローのシンプルさ。社員が「面倒だ」と感じた時点で紹介は止まる。ワンクリックで紹介が完結する導線設計を最優先で確認</li><li>データの可視化。紹介数、選考通過率、採用決定率などのKPIをダッシュボードで確認できるか。数字が見えない状態では改善サイクルが回らない</li><li>既存システムとの連携。ATS（採用管理システム）やSlack/Teams等のコミュニケーションツールとの連携可否。二重管理は運用負荷の原因になる</li></ol><h2 id="ha661f7a37f">リファラル採用の限界とAI RPOによる補完</h2><p>リファラル採用は有効な手法ですが、仕組み上の限界があります。その限界を認識し、補完する手段と組み合わせることで、採用全体の成果を最大化できます。</p><h3 id="hc46e1390fd">リファラル採用の仕組み上の限界</h3><p>リファラル採用が依存するのは、自社の従業員のネットワークです。つまり、社員数が少ない企業ほどリーチできる候補者の母数は小さくなり、社員のネットワークが似通っていれば同質的な人材にしかアプローチできません。</p><p>50〜300名規模のスタートアップが大企業と同じ規模の成果をリファラルだけで再現するのは難しい。リファラル採用は複数チャネルの一つとして設計し、他の手法で候補者母数を補う必要があります。</p><h3 id="hfaece1e654">AI RPOでリファラル採用の弱点を補完する</h3><p>リファラル採用のもう一つの弱点は、「候補者の発見」が社員個人の記憶と人脈に依存することです。「あの人、今何してるかな」「誰かいい人いないかな」という属人的なプロセスでは、見逃される人材が必ず出てきます。</p><p><a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPO</a>（AI × 採用代行）は、求人票作成からソーシング、候補者のマッチングまでをAIで最適化し、外部パートナーが運用まで担う形態です。リファラル採用は「人のネットワーク」を活用する手法、AI RPOは「テクノロジーとデータ」を活用する手法。両者を組み合わせることで、採用チャネルの幅と質を同時に高められます。</p><p>OffersのAIスカウト機能は、採用工数の80%を削減しながら、候補者ごとに最適化されたアプローチを自動生成します。リファラル採用で構築した「社員が推薦する」文化に、AIが「データで推薦する」機能を加えることで、採用活動全体の精度と効率が上がります。</p><p>CTO・VPoE・EM（Engineering Manager）など採用難易度の高いポジションには、専任チームが予算にコミットする<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>も選択肢になります。</p><h2 id="h85f8cead1a">本記事のポイント</h2><p>リファラル採用は、採用コストの削減、定着率の向上、採用の質の改善を同時に実現できる手法です。</p><ul><li>導入状況。国内実施率は62.5%に到達。米国では大企業の87%がプログラムを保有。支援サービス市場は2028年に300億円規模へ成長予測</li><li>メリット。コスト削減（1件あたり170万円の差も）、定着率45%が4年超（求人サイト25%）、パフォーマンス25〜33%向上</li><li>デメリット。採用に時間がかかる、人材の同質化、社内浸透の難しさ。制度設計と経営層のコミットメントで対策可能</li><li>報酬制度。国内相場は1〜10万円。職業安定法を踏まえ、社会通念上の範囲で設計する</li><li>成功のポイント。経営層の率先垂範、紹介ハードルの低減、継続的な浸透施策の3つが共通パターン</li><li>限界と補完。リファラル採用単独では候補者の母数に限界がある。AI RPOとの併用で、リーチの幅と質を同時に高められる</li></ul><p>リファラル採用の導入を検討している、または導入したが活性化に課題を感じている方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。35,000人超のエンジニア・PM・デザイナーへのアプローチと、AI RPOによる採用プロセス全体の最適化を支援しています。</p>

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## [エンジニア採用の手法と、採用難の市場で成果を出す企業の共通点](https://hr-media.offers.jp/articles/engineer-recruitment)

**公開日**: 2026-05-07
**著者**: Offers HR Magazine編集部
**カテゴリ**: 採用

<p>エンジニア採用とは、IT・ソフトウェア開発に携わる技術人材を確保する採用活動全般を指します。2025年12月時点でITエンジニアの転職求人倍率は10.4倍（レバテック調査）。ManpowerGroupの2026年グローバル調査では、日本の雇用主の84%が「人材確保が困難」と回答しており、世界平均の72%を12ポイント上回る数値です。</p><p>本記事では、エンジニア採用が難しい理由から、7つの採用手法の比較、手法別コスト、成功事例、そしてAIスカウトやAI RPOの活用まで、採用担当者が押さえるべき全体像を解説します。</p><h2 id="h2209523549">エンジニア採用の定義とIT人材の全体像</h2><p>エンジニア採用とは、ITサービスやソフトウェアの開発・運用を担う技術人材を確保する採用活動です。他職種と比べて、スキルの客観評価が難しく、転職潜在層が厚く、技術トレンドの変化速度が速いという3つの特徴があります。</p><h3 id="hba3229ff4f">エンジニア採用の対象となるIT人材の定義と3つの類型</h3><p>経済産業省は、IT人材を「ITサービスやソフトウェアの提供を担う人材、および企業においてITを高度に活用する人材」と定義しています。同省の<a href="https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf">「IT人材需給に関する調査」</a>では、IT人材を以下の3つに分類しています。</p><ul><li>従来型IT人材。システム運用・保守、プログラミングを中心とした業務を担う人材</li><li>高度IT人材。クラウドやAI、ビッグデータなどの専門技術を駆使し、戦略的なIT活用を推進する人材</li><li>先端IT人材。最新のテクノロジーを駆使して新たな価値を創造し、ビジネス変革をリードする人材</li></ul><p>「エンジニア採用」と一括りにしても、この3類型のどこを狙うかで、採用手法もコストもまったく変わります。バックエンドエンジニアの中途採用と、AI/MLエンジニアの採用では、候補者のいる場所も競合の激しさも別物です。自社が必要とする人材がどの類型に当たるのかを明確にすることが、エンジニア採用の出発点になります。</p><h3 id="hfbc9e60701">エンジニア採用が他職種と異なる3つのポイント</h3><p>なぜエンジニア採用は営業職やバックオフィスの採用と同じアプローチではうまくいかないのか。3つの根本的な違いがあります。</p><ol><li>スキルの客観評価が難しい。履歴書や面接だけでは技術力を測れません。コーディングテスト、技術面接、GitHubやポートフォリオのレビューなど、エンジニア特有の評価プロセスが必要です</li><li>転職潜在層が厚い。優秀なエンジニアほど、積極的に転職サイトに登録していないケースが多く見られます。「声をかけなければ出会えない」層にどうアプローチするかが勝負を分けます</li><li>技術トレンドの変化速度が速い。開発言語やフレームワークの流行り廃りが激しく、「3年前は需要の高かったスキルセットが、今は標準的」ということが起こります。採用要件を定期的にアップデートしなければ、市場とのずれが生じます</li></ol><h2 id="h88c8843e95">エンジニア採用が難しい5つの理由</h2><p>エンジニア採用が難しい最大の理由は、IT人材の需給ギャップです。転職求人倍率10.4倍という数字は、エンジニア1人に対して10社以上が争っている状態を意味します。ただし「人手不足」だけでは説明しきれない根本的な要因が5つあります。</p><h3 id="h1ab2a2a3d5">エンジニア採用で10社が1人を争う需給ギャップ</h3><p>レバテックの調査では、2025年12月時点のIT人材の転職求人倍率は10.4倍。正社員求人数は前年比126%と増加を続けています。dodaのデータでも、2026年2月の全体転職求人倍率が2.40倍であるのに対し、IT・通信エンジニア分野は10倍超を維持しています。</p><p>セキュリティ領域はさらに深刻です。レバテックの同調査では、セキュリティ関連の正社員求人倍率は42.6倍。直近3年で求人数が約2.5倍に拡大しました。</p><h3 id="h9da92f6a49">エンジニア採用で発生するスキルのミスマッチ</h3><p>転職希望者は増えています。レバテックの調査では、IT人材の転職希望者数は前年同月比136%で過去最高を更新しました。にもかかわらず求人倍率が高止まりしているのは、企業が求めるスキルと候補者が持つスキルにギャップがあるためです。</p><p>ManpowerGroupの<a href="https://www.manpowergroup.com/en/insights/2026-global-talent-shortage">『2026 Global Talent Shortage Survey』</a>では、AI関連スキルが初めて「最も確保が困難なスキル」のトップに立ちました。特定言語やフレームワークの経験者が少ないだけでなく、AIに関連する新しいスキルセットへの需要がここ数年で高まっています。</p><h3 id="hbf11e30e87">エンジニア採用を難しくする働き方の多様化</h3><p>「正社員として1社に所属する」という働き方を選ばないエンジニアが増えています。</p><p>LAPRAS（ラプラス）の調査によると、業務委託で活動するエンジニアの割合は2024年の13.9%から2025年には17.0%に増加しました。INSTANTROOM（インスタントルーム）社の<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000116595.html">『ITフリーランス及びフリーランスエージェント市場白書 2025』</a>では、ITフリーランス人口は2024年に35万人を突破しています。</p><p>一方で、安定した開発環境やチームでの長期的なキャリア形成を求めて正社員ポジションを選び直すエンジニアも増えており、正社員採用のチャンスは広がっています。課題は、こうした潜在層に企業側から能動的にアプローチする手法を持てるかどうかです。</p><h3 id="hfc10c6d41b">エンジニア採用担当者の技術理解不足</h3><p>エンジニアの採用活動を、非エンジニアの人事担当者が主導するケースは少なくありません。しかし、求人票（JD）の技術要件が現場と合っていなかったり、面接で技術力を適切に評価できなかったりすると、候補者から「この会社はエンジニアを理解していない」と判断されてしまいます。</p><p>IPA（独立行政法人情報処理推進機構）の<a href="https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/discussion-paper/dx2025_digital_talent_ai_era.html">『DX動向2025』</a>では、日本企業の85.1%がDX推進人材の不足を感じていると報告されています。</p><h3 id="h4ca9dcfac2">エンジニア採用における競合他社との待遇競争</h3><p>大手企業やメガベンチャー、外資系企業との年収格差は、スタートアップにとって大きなハードルです。ただし、年収だけが勝負ではありません。リモートワークの柔軟性、技術的チャレンジの面白さ、裁量の大きさ、開発環境の充実度など、エンジニアが転職先を選ぶ基準は多様化しています。</p><p>「待遇で勝てないから採れない」と諦めるのではなく、自社ならではの訴求ポイントを明確にすることが、競争を乗り越える第一歩です。</p><h2 id="h50f4e4434c">エンジニア採用を取り巻くIT人材不足データと日本の現在地</h2><p>日本のIT人材不足は2030年に最大79万人に達すると予測されています（経済産業省、中位シナリオでは45万人）。ただしこの予測は2019年の公表データです。最新調査の数字を確認します。</p><h3 id="ha59ba8d425">日本のエンジニア採用市場とIT人材不足</h3><p>経済産業省が2019年に公表した<a href="https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf">「IT人材需給に関する調査」</a>は、IT人材の需給ギャップが2030年に最大約79万人（高位シナリオ）に拡大すると試算しました。中位シナリオでも約45万人です。</p><p>その後の状況はさらに悪化しています。IPAの<a href="https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/discussion-paper/dx-talent-shortage.html">『DX動向2024』</a>では、DX推進人材が「大幅に不足している」と回答した企業が62.1%に達し、調査開始以来初めて過半数を超えました。翌年の<a href="https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/discussion-paper/dx2025_digital_talent_ai_era.html">『DX動向2025』</a>では、DX推進人材の不足感を持つ企業が85.1%と、日米独比較でも突出して高い水準です。</p><h3 id="hd1aafc2a3e">グローバルのエンジニア採用難とIT人材不足</h3><p>エンジニア不足は日本だけの問題ではありません。ManpowerGroupが41カ国・約39,000社を対象に実施した<a href="https://www.manpowergroup.com/en/insights/2026-global-talent-shortage">『2026 Global Talent Shortage Survey』</a>によると、世界の雇用主の72%が人材確保に苦戦しています。日本は84%で、世界平均を12ポイント上回りました。</p><p>ソフトウェアエンジニアに限ると、世界全体で約400万人の不足が推計されています。特に顕著なのがAI人材の需要で、直近1年でAI/ML関連の求人タイトルは50%増加しています。</p><h2 id="ha094567e14">エンジニア採用のコストと手法別採用単価</h2><p>エンジニア1人の中途採用にかかるコストは、手法によって90万〜300万円と幅があります。どの手法にいくら投資するかの判断が、採用成果を左右します。</p><h3 id="hf3b5201c9c">エンジニア採用の手法別平均単価</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用手法</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>平均採用単価</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>特徴</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介（エージェント）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>295.3万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>年収の30〜35%が成功報酬。専門職は35%以上のことも</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人広告</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>273.6万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>掲載費+採用単価の合算。母集団の質にばらつき</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ダイレクトリクルーティング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>253.0万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>媒体利用料+工数。転職潜在層にリーチ可能</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>リファラル採用</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>大幅に低い</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>インセンティブ費用のみ。マッチング精度が高い</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>新卒エンジニア</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>90〜120万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ただし育成コストは別途発生</p></td></tr></tbody></table><p>中途エンジニアの場合、年収500万円の人材をエージェント経由で採用すると150〜175万円の成功報酬が発生します。年収700万円以上のシニアクラスでは、1人あたり200万〜300万円に達することも珍しくありません。</p><h3 id="h17c2ca420c">エンジニア採用コストを下げる3つの戦略</h3><ol><li>ダイレクトリクルーティングへのシフト</li></ol><p>エージェント依存から脱却し、自社でスカウト活動を行うことで、採用単価を引き下げられます。ただし、スカウト文面の作成や候補者選定に工数がかかるのが課題です。</p><ol><li>AIスカウトによる工数削減</li></ol><p>Offersの<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">「AIスカウト生成機能」</a>を導入した企業では、スカウト文作成工数が80%削減されています。ある東証グロース上場企業ではスカウト承諾率が13.1%から31.7%へ改善（242%向上）。シード期スタートアップでも19.0%から32.4%へ（171%向上）と、企業規模を問わず効果が確認されています。</p><ol><li>リファラル採用の仕組み化</li></ol><p>社員紹介を通じた採用は、ミスマッチのリスクが低く、エージェント費用もかかりません。リファラルなど「関係性を先に築く」採用は、コストとマッチング精度の両面で優れた選択肢です。</p><h2 id="h97f3acb782">エンジニア採用の7つの手法と選び方</h2><p>エンジニア採用には大きく7つの手法があり、それぞれに向いている企業フェーズやコストが異なります。1つの手法に頼るのではなく、複数を組み合わせるのが成功の基本パターンです。</p><h3 id="hd38daf9a8b">エンジニア採用で増えるダイレクトリクルーティング（スカウト採用）</h3><p>企業がデータベースから候補者を検索し、直接スカウトメールを送る手法です。転職サイトに登録していない潜在層にもアプローチできるため、エンジニア採用では最も推奨される手法の一つです。</p><p>エンジニア特化の主要サービスとしては、Offers、Forkwell Jobs、LAPRAS SCOUT（ラプラス スカウト）、paiza、転職ドラフトなどがあります。特にAIスカウト機能を備えたサービスでは、候補者の経歴と求人要件を照合して最適化されたメッセージを自動生成できます。Offersの場合、35,000人以上のエンジニア・デザイナーが登録しており、AIスカウト機能の導入後に承諾率が2.4倍に改善した実績があります。</p><h3 id="h5d7227ad6c">エンジニア採用の人材紹介（エージェント）</h3><p>転職エージェントが候補者を紹介し、採用が決まった場合に年収の30〜35%を成功報酬として支払うモデルです。即戦力のシニアエンジニアや、ニッチな技術領域の人材を探す場合に有効です。</p><p>ただし、1人あたりの採用コストは最も高くなる傾向があります。年収600万円のエンジニアであれば180〜210万円の費用が発生します。</p><h3 id="h90c7037b4e">エンジニア採用を加速するリファラル採用</h3><p>社員が知人や元同僚を紹介する手法です。紹介者が自社の文化や業務内容を理解したうえで推薦するため、マッチング精度が高いのが特徴です。リファラル採用の決定率は40%と報告されており、他の手法の3〜4%と比較して10倍以上の差があります。</p><h3 id="hb7710c6756">エンジニア採用の求人広告（求人サイト）</h3><p>Green、type、Wantedlyなどの求人サイトに募集を掲載する手法です。母集団形成には向いていますが、エンジニア採用では応募数の割にマッチする候補者が少ないケースも多く、スクリーニングの工数が課題になりがちです。</p><h3 id="hc30a4962af">エンジニア採用における業務委託からの正社員化</h3><p>業務委託として一緒に働いた後に正社員として迎えるパスは、ミスマッチのリスクが低く、エージェント費用もかかりません。一緒に働くことで互いの適合性を確認でき、正社員採用の確度を高められます。</p><h3 id="hc42ce2dd74">エンジニア採用を支える技術広報・テックブログ</h3><p>自社の技術スタックや開発チームの取り組みを発信し、中長期的に採用ブランドを構築する手法です。即効性はありませんが、「この会社で働きたい」と思わせる土壌を作ることで、他の手法の効果を底上げします。</p><h3 id="h60f157a5b7">エンジニア採用の採用代行（RPO）</h3><p>採用戦略の設計からスカウト送信、候補者対応、選考管理までをまとめて外部に委託する手法です。Offersの<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPOプラン</a>では、ダイレクトリクルーティングの運用代行にAIスカウト機能を組み合わせた効率的な採用を支援しています。CollaboGate Japan社は、AI RPOプランを活用して3ヶ月で8名のテックリード級エンジニアを採用しました（後述）。</p><h2 id="h44d2d39cf5">エンジニア採用の成功事例を課題別に紹介</h2><p>エンジニア採用に成功した企業に共通するのは、「従来の手法に固執せず、自社の課題に合った新しいアプローチを試している」という点です。ここでは典型的な5つの採用課題ごとに、Offers導入企業の事例を整理します。</p><h3 id="h0b42775b77">HRBrainのVPoE採用、選考4ヶ月で1名を正社員化</h3><p>タレントマネジメントSaaS「HRBrain」を提供する<a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">株式会社HRBrain</a>は、開発組織を60名から200名規模へ拡大する計画を支えるVPoE候補の確保が課題でした。CTO・VPoEクラスは市場に出回らず、エージェント経由でも推薦が来にくいポジションです。</p><p>Offersの候補者データベースから書類選考通過率の高い候補者にピンポイントでアプローチ。選考期間4ヶ月・面談5回という丁寧なプロセスを経て、VPoE 1名の正社員採用に成功しています。</p><h3 id="h723b164d83">ビットキーのIoT複合スキル採用、Software Edge Deviceチーム1名</h3><p>スマートロック「bitlock」を展開する<a href="https://offers.jp/cases/bitkey">株式会社ビットキー</a>は、Software Edge Deviceチームでの採用が課題でした。IoT・クラウド・ネットワークを横断する複合スキルが求められるポジションで、候補者の母集団そのものが限られる領域です。</p><p>開発組織90名規模の中で、Offersを活用してSoftware Edge Deviceチームのソフトウェアエンジニア1名を採用。通常の媒体では出会えないニッチ技術領域で、ターゲット候補者への的確なアプローチにつなげました。</p><h3 id="hd3024e6cd0">CollaboGate Japanのシード期ゼロスタート、AI RPOで3ヶ月8名を採用</h3><p>分散型アイデンティティ（ID）・Web3・ディープテック領域を手がける<a href="https://offers.jp/cases/eyuzjlsszfi">CollaboGate Japan</a>は、取締役3名体制から開発組織をゼロから構築する必要がありました。採用ノウハウもリソースも限られるシード期の典型的な課題です。</p><p>OffersのAI RPOプランを導入し、採用戦略の策定から候補者スクリーニング、オファー対応までを一貫して支援。3ヶ月で8名のテックリード級エンジニアを採用しました。</p><h3 id="h3f03f99c9c">スタンバイの検索・ML採用、予算型リテーナーで2ヶ月決着</h3><p>求人検索エンジン「スタンバイ」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">株式会社スタンバイ</a>は、検索・機械学習という超専門領域の人材確保が課題でした。母集団の絶対数が小さく、通常の採用チャネルでは数ヶ月待っても出会えないポジションです。</p><p>Offersの<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>を活用し、専任チームが予算と期間にコミットする体制で探索を実施。2ヶ月で機械学習エンジニアとバックエンド/フルスタックエンジニアの正社員採用に成功しました。超専門領域でスピードと精度を両立させたい場合の有効パターンです。</p><h3 id="hd93a11877e">ナイルのAIスカウト伴走、リードエンジニア1名と業務委託2名を確保</h3><p>定額カーリース「カーリースカルモくん」を運営する<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル株式会社</a>は、主要な求人媒体やエージェントでは技術力とビジネス理解を兼ね備えたハイクラスエンジニアの採用に至らない状況が続いていました。</p><p>OffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを導入した結果、リードエンジニア正社員1名と業務委託2名の採用に成功。運用代行により社内リソースを大幅に削減し、その後は内製化に移行するステップも踏めました。</p><h2 id="h6435d9dcc6">エンジニア採用の成功に必要な5つの原則</h2><p>エンジニア採用の成否は、手法選び以上に「採用プロセスの設計」で決まります。どの手法を使うにしても、共通して効く5つの原則を整理します。</p><h3 id="h3ea6b49ab8">エンジニア採用ペルソナを「スキル x カルチャー」で定義する</h3><p>「Pythonが書けるエンジニア」というスキル要件だけでは不十分です。自社の開発チームの文化、プロダクトのフェーズ、コミュニケーションスタイルまで含めてペルソナを設計します。現場のエンジニアと人事が一緒にペルソナを作ることで、ミスマッチを防げます。</p><h3 id="hba4e97a828">エンジニア採用で読まれるJD（求人票）を書く</h3><p>JDは候補者のための営業資料です。使用する技術スタック、チーム構成、開発プロセス、裁量の範囲。これらが明示されているかがポイントです。「経験3年以上」「コミュニケーション能力が高い方」といった抽象的な表現は、エンジニアに響きません。</p><h3 id="ha6b534ec0e">エンジニア採用の選考プロセスに現場エンジニアを巻き込む</h3><p>技術面接は現場のエンジニアが担当するのが基本です。人事だけで進めると、候補者の技術力を正しく評価できないだけでなく、候補者からも「エンジニアと話せない会社」と映ります。</p><h3 id="he4c2933a44">エンジニア採用の候補者体験（CX）を設計する</h3><p>技術職のポジションを埋めるまでに、世界平均で66日かかっています。選考スピードの改善、面接後の丁寧なフィードバック、カジュアル面談の活用。こうした積み重ねが内定承諾率に直結します。</p><h3 id="hb2250e0bce">エンジニア採用の複数チャネルを組み合わせる</h3><p>1つの手法に依存する採用は脆弱です。ダイレクトリクルーティングをメインに、リファラルで社員のネットワークを活かし、業務委託からの正社員化で確度の高い採用を積み重ねる。複数チャネルを組み合わせることで、採用計画全体の安定性が上がります。</p><h2 id="h1cdfa59adb">エンジニア採用の未来を変えるAI RPO</h2><p>エンジニア採用の手法は、AIの進化と働き方の多様化によって変わりつつあります。押さえておくべき3つのトレンドを整理します。</p><h3 id="h1ec9208b91">エンジニア採用におけるAIスカウトの活用</h3><p>AIスカウトは「文面を自動生成する便利ツール」から、候補者の発見・評価・アプローチを一連の流れで支援する基盤へと変化しています。</p><p>Offersの「AIスカウト生成機能」は、求人情報と候補者の経歴データを照合し、一人ひとりに最適化されたスカウトメッセージを自動生成します。導入企業ではスカウト文作成工数が80%削減され、承諾率は最大2.4倍に改善しました。</p><h3 id="h6465860383">エンジニア採用で進む正社員採用への揺り戻し</h3><p>安定した開発環境、チームでのものづくり、長期的なキャリア形成を求めて正社員ポジションを選び直すエンジニアが増えています。業務委託から正社員への転換パスを用意することで、「いきなり正社員」のリスクを回避しながら、確度の高い採用を実現できます。</p><h3 id="h47cbdfa191">AI RPOによるエンジニア採用プロセスの効率化</h3><p>個別のツール導入だけでなく、採用プロセス全体をAIで最適化し、外部パートナーが運用まで担う<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">AI RPO</a>という形態が広がっています。特にリソースが限られるスタートアップにとって、AI RPOは有力な選択肢です。</p><h2 id="h85f8cead1a">本記事のポイント</h2><p>エンジニア採用は、IT人材の需給ギャップ、スキルのミスマッチ、働き方の多様化によって難しさが増しています。ITエンジニアの転職求人倍率は10.4倍、日本の雇用主の84%が人材確保に苦戦しているのが現状です。</p><p>一方で、この難しさを乗り越えた企業には共通するアプローチがあります。</p><ul><li>手法を組み合わせる。ダイレクトリクルーティング、リファラル、業務委託からの正社員化の複合戦略</li><li>AIを活用する。AIスカウトで工数80%削減・承諾率2.4倍改善</li><li>プロセス全体を設計する。ペルソナ定義からJD作成、選考設計、候補者体験まで一貫した設計</li></ul><p>スカウト運用の工数削減や採用プロセスの効率化を検討している方は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>をご確認ください。CTO・VPoEなどハイクラスポジションの採用には、<a href="https://offers.jp/client/retainer">予算型リテーナープラン</a>もあります。</p>

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## [ダイレクトリクルーティングとは？3社に1社が導入、費用・メリット・始め方](https://hr-media.offers.jp/articles/direct-recruiting)

**公開日**: 2026-05-07
**著者**: Offers HR Magazine編集部
**カテゴリ**: 採用

<p>ダイレクトリクルーティング（DR）とは、企業が人材データベースから候補者を選び、スカウトメッセージで直接アプローチする「攻めの採用手法」です。矢野経済研究所の調査によると国内DR市場は2024年度に1,275億円に達する見込みで、マイナビの<a href="https://career-research.mynavi.jp/reserch/20250326_93514/">『中途採用状況調査2025年版』</a>では中途採用における利用率が36.5%まで上昇しました。</p><p>本記事では、ダイレクトリクルーティングの定義から類似用語との違い、メリット・デメリット、費用相場、導入企業の成功事例、始め方のステップまで、採用担当者が押さえるべき基本をまとめて整理します。</p><h2 id="hca207f16bd">ダイレクトリクルーティングとは、定義と仕組み</h2><p>ダイレクトリクルーティングとは、企業が候補者データベースから自社の要件に合う人材を検索し、スカウトメッセージを送って直接アプローチする採用手法です。求人広告を出して応募を待つ「受けの採用」に対し、企業側からアクションを起こす「攻めの採用」と呼ばれています。</p><h3 id="h6092c3c78d">DRの基本的な仕組み</h3><p>ダイレクトリクルーティングの流れは、大きく5つのステップに分かれます。</p><ol><li>サービスへの登録。ダイレクトリクルーティング専用のサービスに企業アカウントを開設し、求人情報と企業ページを作成する</li><li>候補者の検索・選定。サービス上の人材データベースを、スキル・経験年数・希望条件などのフィルターで検索し、アプローチすべき候補者をリストアップする</li><li>スカウトメッセージの作成・送信。候補者一人ひとりの経歴やスキルに合わせたパーソナライズドメッセージを作成し送信する</li><li>カジュアル面談・選考。スカウトに承諾した候補者とカジュアル面談を実施し、相互に理解を深めたうえで本選考へ進む</li><li>効果測定・改善。送信数・開封率・返信率・承諾率などの指標を分析し、ターゲティングや文面を改善する</li></ol><p>従来の採用手法では「応募してくれた人の中から選ぶ」のが基本でした。ダイレクトリクルーティングでは「欲しい人材を自分たちで見つけに行く」という発想に切り替わります。</p><h3 id="hdba6cbda52">ダイレクトリクルーティングと求人広告・人材紹介の3つの採用手法比較</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>比較項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>ダイレクトリクルーティング</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>求人広告</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>アプローチ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>企業 → 候補者（攻め）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>候補者 → 企業（待ち）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>エージェント → 候補者</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>候補者の層</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>転職潜在層を含む</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>転職顕在層が中心</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>エージェントが紹介する層</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>コスト構造</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>定額 or 成功報酬（年収の15〜20%）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>掲載料（固定費）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成功報酬（年収の30〜35%）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用単価（中途平均）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>約232.7万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>媒体・プランにより変動</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>約372.1万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>自社へのノウハウ蓄積</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>高い</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低い</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低い</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>運用負荷</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>高い（自社でスカウト運用）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低い</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低い（エージェントに委託）</p></td></tr></tbody></table><p>採用単価はマイナビ<a href="https://career-research.mynavi.jp/reserch/20250326_93514/">『中途採用状況調査2025年版（2024年実績）』</a>より。</p><h2 id="h80922ffe44">ダイレクトリクルーティングとスカウトの違い</h2><p>ダイレクトリクルーティング・ダイレクトソーシング・スカウトは、実務上ほぼ同義で使われるケースが多いものの、厳密には対象範囲が異なります。「とは」を検索する段階で用語の混乱を解消しておくことで、以降の情報収集がスムーズになります。</p><h3 id="h95e6e0c500">ダイレクトリクルーティングとダイレクトソーシングの違い</h3><p>ダイレクトソーシングは「候補者を企業が自ら発掘する（ソーシングする）」プロセスに限定された概念です。ダイレクトリクルーティングは発掘からスカウト送信、面談、採用決定までの一連のプロセスを含む上位概念です。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>用語</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>対象範囲</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>具体的な活動</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ダイレクトソーシング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>候補者の発掘まで</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>DB検索、SNSリサーチ、リスト作成</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ダイレクトリクルーティング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>発掘から採用決定まで</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>DB検索 → スカウト → 面談 → 採用</p></td></tr></tbody></table><p>日本の採用市場では両者を区別せずに使う企業がほとんどです。</p><h3 id="h80922ffe44">ダイレクトリクルーティングとスカウトの違い</h3><p>「スカウト」は候補者にオファーメッセージを送るアクション自体を指します。ダイレクトリクルーティングは「スカウトを含む採用活動全体の設計」という、より広い概念です。</p><p>従来のスカウトサービスでは条件でフィルターした候補者群に一斉送信するケースが一般的でした。ダイレクトリクルーティングでは、候補者のプロフィールを一人ずつ読み込み、経歴やスキルに合わせた文面をカスタマイズして送ります。</p><h2 id="h3ade0138d3">ダイレクトリクルーティングの市場規模と普及率</h2><p>国内のダイレクトリクルーティング市場は3年間で約1.5倍に成長し、2024年度には1,275億円規模に達する見込みです。「攻めの採用」が一部の先進企業だけの手法ではなくなりつつある実態を、データから確認します。</p><h3 id="ha5f29248f6">ダイレクトリクルーティング市場規模は3年で約1.5倍</h3><p>矢野経済研究所の<a href="https://www.yano.co.jp/market_reports/C66103100">『ダイレクトリクルーティングサービス市場に関する調査』</a>によると、国内のDR市場規模は以下のように推移しています。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>年度</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>市場規模</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>前年比</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>2022年度</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>872億円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>—</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>2023年度</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1,074億円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>+23.2%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>2024年度（見込）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1,275億円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>+18.7%</p></td></tr></tbody></table><p>背景にあるのは、労働力人口の減少と人材獲得競争の激化です。企業が「自ら候補者を探しに行く」手法への転換が、市場成長を牽引しています。</p><h3 id="h07793723f8">ダイレクトリクルーティングを3社に1社が利用</h3><p>マイナビの<a href="https://career-research.mynavi.jp/reserch/20250326_93514/">『中途採用状況調査2025年版（2024年実績）』</a>では、中途採用におけるダイレクトリクルーティングの利用率が年々上昇しています。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>年</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>中途採用でのDR利用率</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>2022年</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>34.1%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>2023年</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>35.1%</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>2024年</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>36.5%</p></td></tr></tbody></table><p>企業規模と業種による差も明確です。従業員1,001名以上の大企業では利用率が51.1%と過半数を超えました。</p><h2 id="h9f9090921a">ダイレクトリクルーティングのメリット6選</h2><p>ダイレクトリクルーティングの最大のメリットは、「欲しい人材にピンポイントでアプローチできる」ことです。採用コストの削減からノウハウの蓄積まで、導入企業が実感している効果をデータで示します。</p><h3 id="hd10abfeea3">ダイレクトリクルーティングで欲しい人材にピンポイントでアプローチできる</h3><p>Offersを活用した<a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">HRBrain</a>の事例では、VPoEという難易度の高いポジションの要件を明確化したうえで候補者を絞り込んだ結果、選考4ヶ月・面談5回で1名のVPoE採用に成功しました。書類選考通過率も高く、要件に合致した候補者にピンポイントでアプローチできたことが成果につながっています。</p><h3 id="h93ab6d5c62">ダイレクトリクルーティングで転職潜在層にリーチできる</h3><p><a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル</a>はOffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを活用し、転職顕在層では出会えなかったリードエンジニア1名の正社員採用と業務委託2名の獲得につなげました。</p><h3 id="h39e432f63a">ダイレクトリクルーティングは人材紹介比で約140万円の採用コスト削減</h3><p>マイナビの調査によると、2024年の中途採用における平均採用単価は、人材紹介が約372.1万円/名、ダイレクトリクルーティングが約232.7万円/名。その差は約140万円です。</p><h3 id="hfc9b4f783e">ダイレクトリクルーティングで自社の採用力・ノウハウが蓄積される</h3><p>「どんな条件の候補者に、どんな文面を送ると返信が来るか」というデータが社内に蓄積されます。送信数・開封率・返信率・承諾率をPDCA（Plan-Do-Check-Act）で改善し続けることで、採用チームの実力が着実に上がっていきます。</p><h3 id="hfb333f86d2">ダイレクトリクルーティングでミスマッチを減らせる</h3><p>候補者のプロフィールを事前に詳細に確認した上でアプローチするため、書類選考段階でのミスマッチが起こりにくい特徴があります。</p><h3 id="hf2bc8764c1">ダイレクトリクルーティングが企業ブランディングにつながる</h3><p>長期的に見ると、スカウトでの接点が企業の採用ブランディングを強化し、将来的な応募やリファラル採用にもつながっていきます。</p><h2 id="h60b69eb70c">ダイレクトリクルーティングのデメリットと注意点</h2><p>ダイレクトリクルーティングの最大のデメリットは、採用担当者の業務負荷が大きいことです。メリットだけでなくリスクも正しく把握した上で導入を検討しましょう。</p><h3 id="h73b8ae4843">ダイレクトリクルーティング運用で採用担当者の業務負荷が大きい</h3><p>候補者の検索、プロフィールの読み込み、個別のスカウト文面作成、返信対応。人材紹介に比べて工数がかかります。</p><p>対策としては、AIスカウト生成ツールの活用やスカウト代行サービスの併用があります。OffersのAIスカウト生成機能ではスカウト文作成工数を80%削減した実績があります。</p><h3 id="h2d8fd6b522">ダイレクトリクルーティングは大量採用には不向き</h3><p>候補者を一人ずつ選定してアプローチする手法です。100名規模の大量採用には適しておらず、求人広告やリファラル採用と組み合わせる必要があります。</p><h3 id="h480a4c0dd3">ダイレクトリクルーティング運用にはスカウトのノウハウ・スキルが必要</h3><p>採用チームにノウハウがない段階では、スカウトの外部パートナー（RPO）を活用してノウハウを吸収しながら、徐々に内製化していく方法が現実的です。</p><h3 id="hea87816dcc">DRスカウトは返信率が低い場合がある</h3><p>DRのスカウトメール平均返信率は約10%。ただしサービスや職種によって大きく変動し、Offersを活用したHRBrainの事例では選考4ヶ月でVPoE採用、ナイルではAIスカウト生成機能でリードエンジニア1名の正社員採用という成果が出ています。</p><h3 id="h76bfeb1f13">ダイレクトリクルーティングは効果が出るまでに時間がかかる</h3><p>一般的には3〜6ヶ月の運用で効果が安定してきます。「すぐに1名採用したい」という緊急性の高いケースでは、人材紹介と併用する判断も合理的です。</p><h2 id="hd8353e0d8e">ダイレクトリクルーティングの費用相場と料金比較</h2><p>ダイレクトリクルーティングの料金体系は「成功報酬型」と「定額型」の2つに大別され、中途採用の平均採用単価は約232.7万円です。人材紹介の約372.1万円と比較して約140万円安いという数字が、DR導入検討の大きな動機になっています。</p><h3 id="h245651c301">ダイレクトリクルーティングの成功報酬型と定額型の2つの料金モデル</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>料金モデル</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>仕組み</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>中途の相場</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>新卒の相場</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>向いているケース</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>成功報酬型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用決定時に料金が発生</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>年収の15〜20%</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>35〜50万円/名</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>少人数採用。採用が確定するまでコストを抑えたい</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>定額型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額または年額の固定料金</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>年間300〜400万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>年間60〜150万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>複数名採用。採用人数が増えるほど1名あたりの単価が下がる</p></td></tr></tbody></table><h3 id="hd13735a234">ダイレクトリクルーティングと人材紹介の採用単価比較</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用手法</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>平均採用単価</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>コスト構造</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>約372.1万円/名</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成功報酬型（年収の30〜35%）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ダイレクトリクルーティング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>約232.7万円/名</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>成功報酬（年収15〜20%）or 定額制</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人広告</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>媒体・プランにより変動</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>掲載料（固定費）</p></td></tr></tbody></table><p>DRには「運用コスト」を加味する必要があります。採用担当者がスカウト運用に費やす人件費を考慮すると、実質コストの差は上記ほど単純ではありません。</p><h2 id="h010081f7f0">ダイレクトリクルーティングサービスを中途・新卒別に見る</h2><p>ダイレクトリクルーティングサービスは中途採用向けと新卒採用向けで特徴が異なり、自社のターゲットに合ったサービスを選ぶことが成果を左右します。</p><h3 id="h239137727d">中途採用向けダイレクトリクルーティングサービス</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>サービス</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>提供元</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>特徴</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>強み</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Offers</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>overflow</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>エンジニア・デザイナー特化。35,000人以上のエンジニア・デザイナーが登録</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AIスカウト生成機能、業務委託→正社員転換の独自導線</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ビズリーチ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ビジョナル</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ハイクラス特化。307万人会員/約34,700社導入</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>年収600万円以上のミドル〜ハイクラス人材に強い</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Green</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>Atrae</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>IT・Web業界特化。20〜30代中心</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>カジュアル面談文化が浸透</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>dodaダイレクト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>パーソルキャリア</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>総合型。338万人会員</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>定額制プランで複数職種に対応</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>Wantedly</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ウォンテッドリー</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>価値観マッチング重視</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>「なぜやるのか」を軸に共感採用ができる</p></td></tr></tbody></table><p>エンジニア・デザイナーの採用に特化したい場合は、技術者が多く登録しているサービスを選ぶことが返信率に直結します。OffersはVPoE採用（HRBrain事例）やリードエンジニア正社員採用（ナイル事例）といった、要件難易度の高いポジションでも成果を上げた実績があります。</p><h3 id="h24f4cf8a09">新卒採用向けダイレクトリクルーティングサービス</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>サービス</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>提供元</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>特徴</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>OfferBox</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>i-plug</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>新卒DR最大手。約24.3万人の学生が登録、16,726社が導入</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>キミスカ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>グローアップ</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>3段階のスカウト設計。約13.5万人の学生が登録</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>TECH OFFER</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>テックオーシャン</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>理系学生に特化</p></td></tr></tbody></table><h2 id="h6f2def5ed5">ダイレクトリクルーティングの成功事例（課題別マトリクス）</h2><p>DRで成果を出している企業は、自社の採用課題に合ったサービス・プランを選び、運用を最適化しています。「誰を、どの規模で、どの期間で採るか」で取るべき打ち手は大きく変わります。Offers導入企業の事例を、代表的な5つの採用課題にマッピングして紹介します。</p><h3 id="h57c90d6261">HRBrainのVPoE採用、選考4ヶ月・面談5回で1名を正社員化</h3><p><a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">HRBrain</a>は、開発組織を60名から200名規模へ拡大する計画の中で、組織をリードするVPoEの採用を必要としていました。Offersで候補者プロフィールを精査することで書類選考通過率が高く保たれ、選考4ヶ月・面談5回を経てVPoE 1名の正社員採用に成功。マネジメント層は推薦が回ってきにくく、「欲しい人材を自社で探す」DRの価値がもっとも出る領域です。</p><h3 id="hf66b5575e1">スタンバイの検索・ML・AI人材採用、予算型リテーナーで2ヶ月で正社員化</h3><p><a href="https://offers.jp/cases/stanby">スタンバイ</a>は、検索技術という専門性の高い技術分野でハイクラス人材を採りたいという課題を抱えていました。予算型リテーナープランで専任チームがコミットし、機械学習・バックエンド/フルスタック領域の要件に合う候補者へ直接アプローチ。2ヶ月でハイクラス正社員の採用を実現しています。専門性の高いポジションは転職市場に出てこないことが多く、潜在層へのリーチが成否を分けます。</p><h3 id="he4347979f3">ビットキーのIoT複合スキル採用、Software Edge Deviceチーム1名を正社員化</h3><p>IoT・デジタルコネクトサービスを提供する<a href="https://offers.jp/cases/bitkey">ビットキー</a>は、IoT・クラウド・ネットワークを横断する複合スキルを持つエンジニアという、母集団が限定される採用課題に取り組みました。開発組織90名規模の中で専門チームの採用を進め、Software Edge Deviceチームのソフトウェアエンジニア1名の正社員採用を実現しています。</p><h3 id="hd3024e6cd0">CollaboGate Japanのシード期ゼロスタート、AI RPOで3ヶ月8名を採用</h3><p>Web3/ディープテック領域の<a href="https://offers.jp/cases/eyuzjlsszfi">CollaboGate Japan</a>は、経営陣のみで採用ノウハウもリソースもない状態でした。OffersのAI RPOプランを導入し、3ヶ月で8名のテックリードクラスのエンジニアを採用して開発組織の立ち上げに成功しています。社内に採用専任者を置けないフェーズでは、スカウト送信から選考調整までの外部委託が合理的です。</p><h3 id="h8d5b265159">ナイルのAIスカウト伴走、リードエンジニア1名＋業務委託2名を確保</h3><p><a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル</a>は、求人媒体やエージェントではスキル・志向性を兼ね備えた人材の採用に至らない状況でした。OffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを組み合わせ、リードエンジニア1名の正社員採用と業務委託2名の獲得を実現しています。AIによるパーソナライズと運用代行の組み合わせは、採用工数が限られる企業でDRを軌道に乗せる現実解です。</p><h3 id="h8dc5d4f8b7">AIスカウト生成機能で承諾率2.4倍・工数80%削減</h3><p>Offersが2024年10月にリリースした<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">AIスカウト生成機能</a>は、候補者の経歴・スキルデータを分析し、一人ひとりに最適化されたスカウトメッセージを自動生成する機能です。</p><ul><li>上場企業A社。スカウト承諾率13.1% → 31.7%（242%改善）</li><li>シード企業B社。スカウト承諾率19.0% → 32.4%（171%改善）</li><li>スカウト文作成工数。80%削減</li></ul><h2 id="hde4891bf6d">ダイレクトリクルーティングの始め方5ステップ</h2><p>初めてDRに取り組む採用担当者に向けて、各ステップのポイントを順にまとめます。</p><h3 id="headd6b4f3f">Step 1. ダイレクトリクルーティング導入に向けた採用課題の明確化とペルソナ設計</h3><p>現在の採用活動でどこにボトルネックがあるかを整理します。課題が明確になったら、「どんなスキル・経験を持つ人を、いつまでに、何名採用したいか」をペルソナとして言語化してください。</p><h3 id="he37d764d52">Step 2. ダイレクトリクルーティングサービスの選定</h3><p>自社の採用ターゲットに合ったDRサービスを選びます。登録者層、料金体系、機能、サポート体制を確認してください。</p><h3 id="h94b30b816f">Step 3. DR向け企業ページ・求人の作成</h3><p>候補者はスカウトを受け取ると、まず企業ページを確認します。「どんな事業をしているか」「どんな開発環境か」「チームの雰囲気はどうか」が伝わる情報を充実させましょう。</p><h3 id="h00cab024cc">Step 4. DRスカウト文面の作成と送信</h3><p>テンプレートの一斉送信では返信率は上がりません。「なぜあなたなのか」「何ができるか」「次のアクション」を具体的に伝えてください。</p><h3 id="h90a0fb3dab">Step 5. ダイレクトリクルーティングの効果測定とPDCA</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>指標</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>目安</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>改善のポイント</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>スカウト送信数</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>週20〜50通</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>ターゲットの幅を調整</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>開封率</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>50%以上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>件名（タイトル）の改善</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>返信率</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>10%以上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>メッセージ内容の改善</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>面談設定率</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>返信の50%以上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>日程調整のスピード</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用決定率</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>面談の10〜20%</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>選考フローの最適化</p></td></tr></tbody></table><h2 id="h823a382b6a">ダイレクトリクルーティングはAI活用で変わる</h2><p>AIの進化がダイレクトリクルーティングの運用を変えつつあります。LinkedInの調査では、タレントアクイジション（TA）担当者の61%が「AIで採用品質が向上する」と期待しており、AI活用組織の割合は前年の27%から37%に増加しました。</p><h3 id="h8413cd579f">ダイレクトリクルーティングを変えるAIスカウト自動生成</h3><p>DRの最大のボトルネックは「スカウト文面の作成工数」です。OffersのAIスカウト生成機能では、工数80%削減と承諾率2.4倍改善を同時に達成。LinkedInの<a href="https://business.linkedin.com/talent-solutions/resources/future-of-recruiting">『Future of Recruiting 2025』</a>でもAIによるパーソナライズドアウトリーチは主要トレンドとして挙げられています。</p><h3 id="h7f5a3285a7">ダイレクトリクルーティングAI活用のグローバルトレンド</h3><p>米国人事管理協会（SHRM）の<a href="https://www.shrm.org/topics-tools/research/2025-talent-trends">『2025 Talent Trends』</a>によると、HR業務でのAI活用率は2024年の26%から2025年に43%へ伸びました。日本のDR市場においても、AIスカウト自動化やマッチングAIの実装が進んでおり、「運用負荷が大きい」というDR最大のデメリットが技術的に解消される局面に入りつつあります。</p><h2 id="ha78dbd435c">本記事の要点</h2><p>ダイレクトリクルーティングとは、企業が候補者に直接アプローチする「攻めの採用」です。国内市場は2024年度に1,275億円規模に達し、中途採用の3社に1社以上が利用する標準的な手法になりました。</p><p>人材紹介と比較して採用単価を約140万円抑えられるコストメリット、転職潜在層へのリーチ、自社採用力の蓄積が主な導入理由です。一方で運用負荷の大きさがデメリットですが、AIスカウト生成ツールの登場により、工数80%削減・承諾率2.4倍改善といった成果が実証されています。</p><p>「まず試してみたい」という方は、自社の採用課題を整理した上で、ターゲットに合ったDRサービスを1つ選んで小さく始めるのが現実的です。運用リソースに不安がある場合は、<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOプラン</a>で効率的にスタートできます。</p>

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## [採用代行（RPO）の費用相場・料金体系・選び方の基本](https://hr-media.offers.jp/articles/rpo-cost)

**公開日**: 2026-05-07
**著者**: Offers HR Magazine編集部
**カテゴリ**: 採用

<p>採用代行（RPO）の費用相場は、月額5万円〜100万円です。依頼する業務範囲と料金体系によって大きく変動し、スカウト配信のみなら月額3万円から、採用プロセス全体を委託する場合は月額40万円以上が目安となります。SaaS比較メディア（BOXIL）の実態調査（n=342）によると、最も多い月額費用帯は「10〜20万円未満」（18.8%）でした。</p><p>本記事では、採用代行の料金体系別・業務範囲別の費用内訳、人材紹介や求人広告との費用比較、そして費用対効果（ROI）の考え方から<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo?utm_source=hr_media&amp;utm_medium=ai-rpo&amp;utm_campaign=pagemiddle-cv_client-2026_04_01_text-ad_component">AI RPO</a>による費用構造の変化まで解説します。</p><h2 id="h61096ff25d">採用代行（RPO）の費用相場と実態調査データ</h2><p>BOXIL実態調査（n=342、2025年11〜12月実施）によると、採用代行の月額費用は「10〜20万円未満」が最多で18.8%、5万円〜60万円未満に全体の約57%が集中しています。</p><p>ただし、この数字には注意が必要です。月額10万円台で利用している企業の多くはスカウト配信や応募者対応など特定業務のみを委託しているケースであり、採用プロセス全体を委託する場合は月額40万円以上が一般的な水準となります。</p><h3 id="h2f9f17233c">採用代行の月額費用の分布</h3><p>SaaS比較サイト「BOXIL」を運営するスマートキャンプ社が、採用代行サービスの導入に携わった20〜60代の342人を対象に実施した<a href="https://boxil.jp/mag/a8409/">実態調査</a>の結果は以下の通りです。</p><p>最多は「10万円〜20万円未満」で18.8%。5万円〜60万円未満で全体の約57%を占めるという結果です。月額100万円以上の利用企業も一定数存在しますが、ボリュームゾーンは5〜60万円の範囲に収まっています。</p><h3 id="hf8cb7bf79b">採用代行の初期費用の相場</h3><p>初期費用の最多回答は「5万円〜10万円未満」で17.7%でした。採用代行サービスの多くは、導入時のヒアリング、採用要件の整理、業務フローの設計にかかるセットアップ費用を初期費用として設定しています。初期費用がかからないサービスも存在するため、見積もり時に確認すべきポイントの一つです。</p><h3 id="h0c4fee9b49">採用代行の契約期間の実態</h3><p>年間の稼働期間は「3か月」が20.7%で最多。12か月継続して利用した企業は6.9%にとどまりました。</p><p>採用代行を通年で利用する企業は少数派であり、採用の繁忙期に合わせたスポット利用が主流という実態が見えてきます。</p><p><a href="https://boxil.jp/mag/a8409/">BOXIL「【実態調査】採用代行(RPO)費用相場は月5万円～60万円」</a></p><h2 id="h526ce716fd">採用代行の3つの料金体系と選び方</h2><p>採用代行の料金体系は「月額固定制」「成果報酬型」「従量課金制」の3つに大別されます。自社の採用計画に合った体系を選ぶことが、費用対効果を高める第一歩です。</p><h3 id="habbd5ffd49">採用代行の月額固定制は予算管理しやすい定額型</h3><p>毎月一定額を支払う方式です。採用の結果に関わらず費用が固定されるため、予算の見通しを立てやすいのが特徴です。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>委託範囲</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>月額相場</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用業務の一部（スカウト配信、応募者対応など）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>5〜30万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用業務全般（戦略設計〜内定者フォローまで）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>40〜100万円</p></td></tr></tbody></table><p>月額固定制のメリットは、複数名を採用した場合に1人あたりの単価が下がる点です。一方で、採用が計画通りに進まなかった場合でも費用は発生するため、採用数が少ないケースでは割高になるリスクがあります。</p><h3 id="h52d7b4c848">採用代行の成果報酬型は採用成功時のみ課金</h3><p>採用が決定した場合にのみ費用が発生する方式です。2つの課金パターンがあります。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>課金パターン</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>相場</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>1名採用あたりの定額</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>60〜120万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用者の想定年収に対する料率</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>20〜45%</p></td></tr></tbody></table><p>初期投資を抑えられるのがメリットです。しかし、1名あたりの費用は月額固定制と比較して高くなるため、複数名を採用する場合はトータルコストが膨らみやすくなります。人材紹介会社の手数料（年収の30〜35%）と比較して検討する必要があるでしょう。</p><h3 id="he09d7e9201">採用代行の従量課金制は必要な業務だけピンポイントで依頼</h3><p>依頼した業務量に応じて料金が変動する方式です。月によって採用業務の負荷が変わる企業に適しています。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>業務内容</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>相場</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>スカウトメール配信</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額3〜10万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人媒体の管理</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額5〜10万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>応募者対応</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額20〜30万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>面接日程調整</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額5万円〜</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>面接実施（代行）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1回8,000〜15,000円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>合否連絡</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額2万円〜</p></td></tr></tbody></table><p>必要な業務だけを切り出せるため、無駄な費用を抑えやすいのが利点です。ただし、業務が増えるにつれて月額固定制よりも割高になる逆転ポイントがある点に留意してください。</p><h3 id="h05c84f327b">採用代行の3料金体系の費用比較</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>比較項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>月額固定制</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>成果報酬型</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>従量課金制</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額目安</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>5〜100万円</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用時のみ発生</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>業務量による</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>1名あたりコスト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用数が増えるほど低下</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>60〜120万円/人</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>業務量による</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>予算の見通し</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>立てやすい</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>立てにくい</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>やや立てにくい</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>向いている企業</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>複数名を継続採用する企業</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用数が少ない・不確実な企業</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>業務負荷に波がある企業</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>リスク</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用できなくても費用発生</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>1人あたりが割高になりやすい</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>業務増で想定超過の可能性</p></td></tr></tbody></table><h2 id="hc804c84e0c">採用代行の業務範囲別・費用内訳</h2><p>採用代行の費用は「何を頼むか」で決まります。スカウト配信だけなら月額3万円から始められますが、採用戦略の設計から面接代行まで全てを委託すると月額40万円を超えるのが一般的です。</p><p>自社の採用課題と照らし合わせて、どの業務を委託するかを整理することが費用最適化の出発点となります。</p><h3 id="h96903f55bb">採用代行でスカウト配信のみ委託（月額3〜10万円）</h3><p>採用代行の中で最もライトな委託形態です。ダイレクトリクルーティング媒体でのスカウトメール送信を外部に任せるケースが該当します。スカウト文面の作成・送信・返信対応までを含む場合は月額10万円前後、送信作業のみであれば月額3万円程度から利用可能です。</p><h3 id="h224370a1c5">採用代行で応募者対応・書類選考を委託（月額20〜30万円）</h3><p>応募受付から書類スクリーニング、候補者への連絡までを委託する形態です。応募者数が多い企業や、人事担当者が他業務と兼務している場合に導入されるケースが多いです。</p><h3 id="hde0f9376ec">採用代行で面接代行を委託（1回8,000〜15,000円）</h3><p>一次面接やスクリーニング面接を外部の面接官が代行します。面接代行は従量課金で提供されることが多く、面接回数に応じた費用設定が一般的です。</p><h3 id="h6274e20cb4">採用代行で採用プロセス全体を委託（月額40〜100万円）</h3><p>採用戦略の設計からスカウト、応募者対応、面接調整、内定者フォローまでを一括で委託する形態です。採用責任者のリソースが限られるスタートアップや、採用専任者がいない中小企業での導入が増えています。</p><p>矢野経済研究所の調査によると、国内の採用アウトソーシング市場は2021年度628億円から2022年度706億円へと前年比12.4%増で成長しており、採用業務全体を外部に委託する動きは広がっています。</p><p>矢野経済研究所「人事・総務関連業務アウトソーシング市場に関する調査」</p><h2 id="h6be9738bc4">採用代行と人材紹介・求人広告の費用比較</h2><p>採用代行は「高い」のか。結論から言えば、複数名を採用する場合、人材紹介よりもトータルコストが低くなるケースが多いです。</p><p>採用代行の費用を検討するとき、「月額○万円」という数字だけを見て高い・安いを判断するのはミスリードにつながります。人材紹介、求人広告、ダイレクトリクルーティングとの比較で全体像を把握しましょう。</p><h3 id="h8c3b6801b5">採用代行と人材紹介（エージェント）の費用比較</h3><p>人材紹介の手数料は、採用者の理論年収の30〜35%が相場です。ハイクラス人材では40〜50%に達することもあります。</p><p>年収600万円のエンジニアを1名採用する場合の試算を示します。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用手法</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>費用目安</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介（年収の35%）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>210万円</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用代行・月額固定制（月額50万円 × 3か月）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>150万円（複数名採用可）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用代行・成果報酬型</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>60〜120万円</p></td></tr></tbody></table><p>1名だけの採用であれば成果報酬型の採用代行が最もコストを抑えられます。一方、3名以上を採用する場合は月額固定制の採用代行のほうがコスト効率で大きな差が出ます。人材紹介は1名ごとに手数料が発生するため、採用数が増えるほどコストが積み上がる構造です。</p><h3 id="h8a059fc12b">採用代行と求人広告の費用比較</h3><p>マイナビの中途採用状況調査によると、IT・通信業界の中途採用コストは全業界平均を大きく上回る水準です。求人広告の掲載費は1媒体あたり数十万円が一般的ですが、応募が集まらなければ追加出稿が必要になり、トータルコストは読みにくくなります。</p><p>採用代行を利用する場合、媒体選定から運用までを委託できるため、広告費の無駄打ちを抑えられるメリットがあります。</p><h3 id="h4d68f06d8f">採用代行とダイレクトリクルーティングの費用比較</h3><p>ダイレクトリクルーティング経由のエンジニア採用コストは平均253.0万円/人とされています。媒体利用料に加え、スカウト文面の作成・送信にかかる社内工数を考慮すると、実質的なコストはさらに高くなります。</p><p>スカウト業務を採用代行に委託する場合、月額3〜10万円でプロに運用を任せられるため、社内工数の削減とスカウトの質の向上を同時に実現できます。</p><h3 id="hdfe4d396fa">採用手法別の採用代行コスト比較表</h3><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用手法</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>1名あたりコスト目安</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用数が増えた場合</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>社内工数</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>人材紹介</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>年収の30〜35%</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>コスト比例増</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低い</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人広告</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>掲載費+運用工数</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>追加出稿が必要</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>高い</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>ダイレクトリクルーティング</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>平均253万円/人</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>工数が比例増</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>非常に高い</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用代行（月額固定制）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用数で単価低下</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>コスト効率が向上</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低い</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用代行（成果報酬型）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>60〜120万円/人</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>コスト比例増</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>低い</p></td></tr></tbody></table><h2 id="hddbba3df5d">採用代行の費用対効果（ROI）の考え方</h2><p>RPO導入企業はcost-per-hire（採用1人あたりのコスト）を40〜50%削減しているという報告があります。採用代行の費用は「いくらかかるか」ではなく「その費用で何が得られるか」で評価すべきです。</p><h3 id="hc2833a9aae">採用代行（RPO）導入による採用コスト削減の実績データ</h3><p>米国人事管理協会（SHRM）が示す平均cost-per-hireは約$4,700（約70万円）です。RPO導入企業ではこの数字が40〜50%削減され、$2,350〜2,820（約35〜42万円）の水準まで下がるとされています。</p><p>年間200名を採用する企業がRPOを導入した場合、試算上の年間削減額は$47万〜94万（約7,000万〜1.4億円）に達します。これは管理費型のRPO費用（月額$5,000〜15,000）を差し引いても十分なリターンが見込める水準です。</p><h3 id="h4f537b2a9d">採用代行によるtime-to-fill（採用リードタイム）の短縮効果</h3><p>SHRMデータでは、ポジションの充足にかかる平均日数は42日です。RPO導入企業ではこの期間が30〜40%短縮され、26〜31日で採用が完了するという実績が報告されています。</p><p>ポジションが空いている期間が短くなれば、その分だけ売上機会の損失が減ります。特にエンジニアのように採用難易度が高い職種では、空席1日あたりの機会損失コストが大きいため、リードタイム短縮のインパクトは無視できません。</p><h3 id="h5629c17e39">採用代行の間接コストも含めた費用対効果の計算</h3><p>採用代行の費用対効果を正確に測るには、直接コストだけでなく間接コストも考慮する必要があります。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>コスト項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>自社採用の場合</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>採用代行の場合</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用担当者の人件費</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>全額自社負担</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>大幅に削減可能</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>求人媒体の運用工数</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>内製（高い）</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>委託（低い）</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>面接官の時間コスト</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>全面接に参加</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>一次面接を代行</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>空席期間の機会損失</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>time-to-fill 42日</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>30〜40%短縮</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>エージェント手数料</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>年収の30〜35%</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>月額固定で吸収</p></td></tr></tbody></table><p>採用担当者が採用業務に多くの時間を費やしている場合、その人件費は無視できません。採用代行を導入すれば、採用担当者の工数を大幅に削減しつつ、空いた時間をオンボーディングや組織開発に振り向けられます。</p><h2 id="h091da2977d">エンジニア採用における採用代行の費用感</h2><p>IT人材の転職求人倍率は10.4倍（レバテック、2025年12月時点）。エンジニア採用は採用単価が高く、採用代行の費用対効果が最も出やすい領域の一つです。</p><p>エンジニアの採用難度は年々上昇しています。レバテックの調査では、セキュリティ関連の求人数は直近3年で約2.5倍、製造業界でのIT人材求人数は同4.6倍に増加しました。人材の取り合いが激化する中、採用単価も高騰しています。</p><h3 id="h7ee300984c">エンジニア採用単価は人材紹介で1人180〜210万円、採用代行で圧縮可能</h3><p>人材紹介経由でのエンジニア採用単価は、年収の30〜35%が相場です。年収600万円のエンジニアであれば180〜210万円。求人広告経由では平均273.6万円、ダイレクトリクルーティング経由では平均253.0万円という数値もあります。</p><p>マイナビの調査では、IT・通信業界の中途採用コストは全業界平均を大きく上回っています。</p><p>エンジニアを3名採用する場合、人材紹介を利用すると540〜630万円の手数料が発生します。月額50万円の採用代行を6か月利用した場合は300万円。この差額240〜330万円が、採用代行を選ぶ経済合理性です。</p><h3 id="h5f5e2b6c48">採用代行でエンジニア採用コストを下げた企業事例を課題別に見る</h3><p>採用代行で費用対効果を出せるのは、「どんな採用課題を抱える企業が、どの料金体系・業務範囲で委託したか」で決まります。以下、課題タイプ別の事例です。</p><p>【シード期のゼロから組織立ち上げ】CollaboGate Japan — AI RPOで3ヶ月8名 ディープテック領域のシード企業<a href="https://offers.jp/cases/eyuzjlsszfi">CollaboGate Japan</a>は、Offersの<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo?utm_source=hr_media&amp;utm_medium=ai-rpo&amp;utm_campaign=pagemiddle-cv_client-2026_04_01_text-ad_component">AI RPOプラン</a>を導入し、開発組織をゼロから立ち上げました。採用戦略の策定から実行までを一括委託し、当初のフルスタック想定を「各領域の専門人材を複数名採用」に転換。3ヶ月でテックリード級を含むエンジニア8名採用に至っています。人材紹介で8名を年収600万円で採用した場合の約1,680万円と比べ、RPO月額費×3ヶ月で同等人数を確保できるインパクトは大きく、戦略設計込みの費用対効果を生んだ事例です。</p><p>【専門特化人材の短期採用】スタンバイ — 予算型リテーナーで2ヶ月 求人検索エンジンを運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">スタンバイ</a>は、機械学習・バックエンド/フルスタックの専門人材確保に苦戦していました。Offersの予算型リテーナープランを活用して要件定義からスカウト運用までを一体で推進し、2ヶ月で機械学習とバックエンド/フルスタックの正社員採用に至りました。専門領域×短期というミッションで、成果報酬型よりも予算コミット型の月額がフィットした例です。</p><p>【ハイクラス伴走・AIスカウト活用】ナイル — 正社員1名+業務委託2名で社内工数削減 デジタルマーケティング事業の<a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル</a>は、主要媒体・エージェントでは採用に至らず、OffersのAIスカウト生成機能と運用代行プランを活用。リードエンジニア1名の正社員採用＋業務委託2名を実現し、スカウト送信・候補者選定を代行することで社内リソースを大幅削減。その後は内製化への移行にもつなげた、「代行→内製化」型のコスト構造変化の好例です。</p><h2 id="hb0cb1904e1">採用代行の費用を抑える5つの方法</h2><p>採用代行の費用は「業務範囲」「契約期間」「採用手法の組み合わせ」の3つで大きく変わります。以下の5つのポイントを押さえることで、限られた予算でも費用対効果を最大化できます。</p><h3 id="h1c9e045242">採用代行の費用を抑える方法1. 委託業務を絞り込む</h3><p>「何でもお任せ」では費用が膨らみます。自社で対応できる業務と、外部に任せたい業務を切り分けてください。たとえば面接は自社で行い、スカウト配信と応募者対応だけを委託するケース。この場合、月額10〜20万円の範囲に収められます。</p><h3 id="ha427341234">採用代行の費用を抑える方法2. 繁忙期だけのスポット利用を検討する</h3><p>BOXIL調査では、年間稼働期間「3か月」が20.7%で最多でした。新卒採用のピーク期や、事業拡大に伴う中途採用の集中期にだけ利用する方法は、費用を抑える現実的な手段です。</p><h3 id="hba237dc398">採用代行の費用を抑える方法3. 月額固定制で複数名を採用し、1人あたり単価を下げる</h3><p>月額50万円で3か月利用した場合の総費用は150万円です。この期間に3名を採用できれば1人あたり50万円。人材紹介（年収600万円 × 35% = 210万円/人）と比較して、1人あたり160万円の差額が生まれます。</p><h3 id="h7e2488c5b7">採用代行の費用を抑える方法4. AIツールと組み合わせて工数を削減する</h3><p>AIを活用したスカウト生成は、従来のスカウト業務に比べて工数を大幅に削減できます。Offersが提供するAIスカウト生成機能では、スカウト文作成工数が80%削減され、導入企業ではスカウト承諾率が13.1%から31.7%へ242%改善した実績があります（PR TIMES、2024年10月）。</p><p>工数が減ればその分だけ委託業務の範囲を絞れるため、採用代行の月額費用を抑えられます。</p><h3 id="hf8191d899e">採用代行の費用を抑える方法5. 見積もりを取る際のチェックポイント</h3><p>見積もりの比較で失敗しないために、以下の項目を必ず確認してください。</p><ul><li>含まれる業務範囲。スカウト送信、応募者対応、面接調整、戦略設計のどこまでが含まれるか</li><li>初期費用の有無。セットアップ費用が別途発生するか</li><li>最低契約期間。3か月・6か月・12か月のいずれか</li><li>追加費用の条件。想定を超えた応募者数や面接回数が発生した場合の扱い</li><li>解約条件。中途解約時の費用負担</li></ul><p><a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000053307.html">Offers「AIスカウト生成機能」リリース（PR TIMES）</a></p><h2 id="h9cc382a49b">AI RPOによる採用代行の費用構造の変化</h2><p>AIを組み込んだ採用代行（AI RPO）が登場し、従来型RPOの「人月単価 × 工数」という費用構造が変わり始めています。AIがスカウト文面の生成や候補者のスクリーニングを担うことで、同じ業務範囲でも必要な人的リソースが減少し、コストが下がる構造です。</p><h3 id="hd2d2d34b7d">従来型の採用代行（RPO）とAI RPOの費用構造の違い</h3><p>従来型RPOの費用は、担当者の稼働時間に連動します。スカウト100通を送るなら、1通あたりの作成時間 × 100通分の工数が費用の根拠です。</p><p>AI RPOでは、AIがスカウト文面を自動生成するため、100通の作成にかかる工数が大幅に圧縮されます。OffersのAIスカウト生成機能の実績では、スカウト文作成工数が80%削減されました。人間の担当者は、AIが生成した文面の確認・調整と、候補者との対話に集中できるようになります。</p><p>この構造変化は、採用代行の費用に2つのインパクトをもたらします。</p><ul><li>同じ予算でより多くの候補者にアプローチできる。AIによる工数削減分を、スカウト送信数の増加に振り向けられる</li><li>スカウトの質が向上し、承諾率が上がる。AI生成のスカウト文面は候補者の経歴に最適化されるため、テンプレート送信より高い承諾率を実現</li></ul><h3 id="h9c571365b6">AI採用代行導入企業の費用構造インパクトを課題別に検証</h3><p>AI RPOは単なるコスト削減ではなく、「採用課題のタイプごとに費用構造を変える」価値を持ちます。前述のエンジニア採用事例に加えて、別タイプの課題での費用構造変化も見ていきます。</p><p>【マネジメント層（VPoE）の採用】HRBrain — 選考4ヶ月・面談5回で1名 タレントマネジメントSaaS提供の<a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">HRBrain</a>は、開発組織60名→200名拡大の局面でVPoE人材の採用に取り組みました。選考期間4ヶ月・面談回数5回をかけてVPoE 1名の採用に至っています。マネジメント層を人材紹介で採用する場合は年収の30〜35%（年収1,200万円ならば360〜420万円）の成功報酬がかかりますが、RPOの月額費用は採用対象の年収に連動しないため、ハイクラスほど月額固定型の費用対効果は大きくなります。</p><p>【大規模・継続的採用】SmartHR — 年間30名以上のエンジニア採用体制 クラウド人事労務SaaSの<a href="https://offers.jp/cases/g4v019bhgqff">SmartHR</a>は、70名以上の開発組織（正社員比率9割）で年間30名以上のエンジニア採用を継続しています。AI RPO伴走によるサーバサイドをはじめとする継続的母集団形成を通じ、人材紹介依存からの脱却を進めています。仮に30名を年収600万円・人材紹介35%で採用すれば6,300万円ですが、月額固定型RPO+自社運用を組み合わせれば、継続採用時の単価を大幅に抑えられる構造です。</p><p>Offersは2025年に<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000197.000053307.html">「RPOサービスカオスマップ」</a>を公開し、多様化するRPO市場を整理しています。スタートアップ特化、地域特化、新卒特化など、自社の課題に合ったサービスを選ぶための情報も充実してきました。</p><p><a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000197.000053307.html">Offers「2025年度版 RPOサービスカオスマップ」（PR TIMES）</a></p><h2 id="h3c9686b4a8">採用代行の費用に関するよくある質問</h2><p>採用代行の費用について、よく寄せられる質問に回答します。</p><h3 id="h4264d46e69">Q. 採用代行の初期費用はかかりますか？</h3><p>BOXIL実態調査によると、初期費用の最多回答は「5万円〜10万円未満」（17.7%）です。ヒアリングや業務フロー設計などのセットアップ費用として設定されるケースが多いですが、初期費用がかからないサービスも存在します。見積もり時に必ず確認してください。</p><h3 id="h2f352d6015">Q. 採用代行の成果報酬型と月額固定型、どちらが安いですか？</h3><p>採用する人数によって異なります。1〜2名の採用であれば成果報酬型が費用を抑えやすく、3名以上の場合は月額固定型の方がトータルコストは低くなる傾向があります。年収600万円の人材を3名採用する場合、成果報酬型（1名120万円 × 3名 = 360万円）より月額固定型（月50万円 × 3か月 = 150万円）の方が約210万円低コストです。</p><h3 id="h4ec31ed9b2">Q. 採用代行を途中で解約した場合、費用はどうなりますか？</h3><p>多くのサービスでは最低契約期間（3か月、6か月など）が設定されており、期間内の解約には違約金が発生する場合があります。契約前に最低契約期間と中途解約条件を確認しておくことが重要です。</p><h3 id="h96cb3da1f0">Q. 採用代行と人材紹介、どちらがコストパフォーマンスが良いですか？</h3><p>採用人数と採用難易度に依存します。少数名の採用で確実に決めたい場合は人材紹介の方がリスクを抑えられます。複数名を継続的に採用する場合は、月額固定制の採用代行の方がコストパフォーマンスに優れています。両者を併用する企業も少なくありません。</p><h3 id="h00c3328fcb">Q. 1名だけの採用でも採用代行は使えますか？</h3><p>利用可能です。成果報酬型のサービスを選べば、採用決定まで費用が発生しないため、1名の採用でもリスクを抑えて利用できます。ただし、採用代行の費用対効果が最大化されるのは複数名を採用するケースです。1名のみの場合は、人材紹介やダイレクトリクルーティングとの比較も検討してください。</p><h2 id="h71564c55a2">採用代行費用検討のポイント整理</h2><p>採用代行（RPO）の費用は、料金体系と業務範囲によって月額5万円から100万円まで幅があります。BOXIL実態調査では「10〜20万円未満」が最多であり、5万円〜60万円未満に約57%が集中しています。</p><p>費用を検討する際に見落としがちなのが、「採用代行の費用」だけを見て高い・安いを判断してしまうことです。人材紹介やダイレクトリクルーティングとのトータルコスト比較、採用リードタイムの短縮による機会損失の削減、採用担当者の工数削減まで含めて評価すれば、採用代行のROIは決して低くありません。</p><p>特にエンジニア採用では、人材紹介1名あたり180〜210万円のコストを、採用代行の月額固定制で大幅に圧縮できるケースがあります。AIを活用したRPOがスカウト工数を80%削減するなど、費用構造そのものが変化している点にも注目してください。</p><p>まずは自社の採用課題と予算を整理し、複数の採用代行サービスから見積もりを取ることが第一歩です。</p>

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## [AI RPOとは？従来のRPOとの違いとエンジニア採用で効果が出る仕組み](https://hr-media.offers.jp/articles/ai-rpo)

**公開日**: 2026-05-07
**著者**: Offers HR Magazine編集部
**カテゴリ**: 採用

<p>「DR（ダイレクトリクルーティング）のスカウト返信率が伸びない」「エンジニア採用の母集団が広がらない」。こうした声が増えてきました。経済産業省・厚生労働省の公的統計をもとに株式会社overflow（Offers）が推計したデータでは、自ら転職サイトに登録して活動中のエンジニアは<strong>わずか8%</strong>。残り92%の大半（67%）は「良い話があれば聞いてもいい」という潜在層でした。</p><p>従来のDRは、この8%をめぐる奪い合いになっています。 潜在層67%に先に出会うには、採用プロセスそのものを設計し直す必要があるでしょう。その解として登場したのが<strong>AI RPO</strong>です。本記事では、AI RPOの定義、従来のRPOやAI採用ツールとの違い、エンジニア採用で効果が出る仕組みを、導入企業の成果とあわせて整理していきます。</p><h2 id="hebf6a478a9">AI RPOとは、採用プロセス全体をAIで再設計する仕組み</h2><p><strong>AI RPO</strong>は、候補者のソーシングからスカウト、スクリーニング、日程調整、面接補助までの採用プロセス全体をAIで再設計するサービスです。 従来の採用代行（RPO）が「人手で業務を代行する」のに対し、AI RPOは「AIがプロセスを自律的に回す」点で性質が異なります。</p><p>本メディアを運営する株式会社overflowが提供するOffersでは、35,000人以上のエンジニアデータベースと独自AI技術を組み合わせ、候補者発見からスカウト、面談調整までをAIで最適化してきました（<a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers公式</a>）。2024年10月に<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000053307.html">公表したデータ</a>では、AIスカウト生成機能の導入でスカウト文作成の工数は<strong>約80%削減</strong>、承諾率は導入企業で<strong>13.1%から31.7%（2.4倍）</strong>まで改善しました。</p><h3 id="h484f27fa7c">AI RPOの定義と、採用代行の進化形ではない理由</h3><p>AI RPOは「採用代行にAIを追加したもの」ではありません。採用プロセスのどこにAIを組み込むかという発想ではなく、<strong>AIを前提に採用プロセス全体を組み直す</strong>発想に立つサービスです。</p><p>従来のRPOは人的オペレーターが中核で、業務量に比例して人員・コストが増えていました。AI RPOではAIエージェントが中核を担い、スカウト文面生成や候補者スクリーニングといった反復業務を自律的に処理していきます。人間の役割は「判断」と「関係構築」に集約されていくでしょう。</p><h3 id="h5102ef7480">AI RPOが扱う採用フェーズ、ソーシングから分析まで</h3><p>AI RPOが扱う領域は、採用プロセスの5段階にわたります。ソーシングでは候補者データベースから要件に合う人材を抽出し、スカウトでは生成AIによる文面の個別最適化を実行。スクリーニングはレジュメ・ポートフォリオの適合度スコアリングで、面接・日程調整は自動応答とAI面接、カレンダー連携でカバーされてきました。分析・レポーティングでは採用KPIをダッシュボード化する設計です。</p><p>特にエンジニア採用では、GitHubの貢献履歴や技術スタックなど非構造データの解釈が重要になります。AI RPOはこうした技術シグナルを機械的に処理できる点で、汎用RPOより精度が出やすいといえるでしょう。</p><h3 id="h6edcc5706c">AI RPOが生まれた背景、生成AI台頭と採用難の同時進行</h3><p>AI RPOという概念が登場したのは、生成AIの実装コストが下がったことと、採用市場の構造変化が同時に起きたためでした。経済産業省の推計では2030年に国内IT人材は最大79万人不足するとされ、エンジニアを奪い合う競争が激しくなっています。</p><p>この2つの流れが交差する場所にAI RPOがあります。「AIで採用プロセスを省力化しつつ、候補者への到達範囲を広げる」という二重の解が、いま必要とされてきました。採用領域全体でAIがどう使われているかは、<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/ai-recruitment">AI採用とは</a>の記事で全体像を整理しています。</p><h2 id="hff8018acb1">エンジニア採用の92%は潜在層、AI RPOが必要な理由</h2><p>エンジニア採用で最も見落とされているのは、転職サイトに登録して活動している顕在層が全体の8%しかいないという構造です。 残り92%の市場にどう到達するかが、これからの採用競争の中心論点になってきました。</p><p> 出所：経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」・厚生労働省「雇用動向調査」をもとにOffers推計（令和6年）</p><h3 id="h3c5dbe42f2">エンジニア転職市場は顕在層8%、潜在層67%、転職意向なし25%</h3><p>Offersが経済産業省・厚生労働省の公的統計をもとに推計した令和6年データでは、国内エンジニアの転職状況は次のように分布していました。顕在層は<strong>8%</strong>で、自ら転職サイトに登録して積極的に活動している層。潜在層は<strong>67%</strong>を占め、「良い話があれば聞いてもいい」という関心層にあたります。残る<strong>25%</strong>は当面の転職を考えていない層でした。</p><p>つまりエンジニアの約70%は「良い話があれば聞いてもいい」と考えているのに、従来の採用アプローチはそこに届いていません。</p><h3 id="hfb75242a7f">ダイレクトリクルーティングは8%の奪い合い、返信率は2024年平均7.2%</h3><p>ダイレクトリクルーティングの国内市場は拡大を続け、2024年度は約1,275億円規模に達しました（<a href="https://directsourcing-lab.com/blog/direct_recruiting/ranking/">株式会社ダイレクトソーシング</a>の調査）。一方、スカウト返信率は頭打ちの状態です。同社の2025年版データによれば、2024年のスカウト平均返信率は<strong>7.2%</strong>。媒体別ではLinkedInが8月に12.6%、ビズリーチが12月に9.0%を記録したタイミングが最も高く、それ以外は一桁台で推移してきました。</p><p>これは偶然の数字ではありません。顕在層8%という限られたプールに、全企業がスカウト配信を集中させた結果、候補者1人あたりが受け取るスカウト数が増え、個別案件への反応率が下がってきたわけです。</p><h3 id="hc4717709f2">潜在層67%の「良い話があれば聞いてもいい」に先に出会えるか</h3><p>潜在層の特徴は、<strong>自ら情報を取りに来ないが、良い話があれば検討する</strong>という点にあります。彼らは転職サイトに登録していないため、従来のDRでは捕捉できません。</p><p>潜在層にアプローチする方法は理論上は存在しました。GitHubの活動履歴、技術ブログ、OSS（オープンソースソフトウェア）コミット、X（旧Twitter）の技術発信、カンファレンス登壇、Zennでの寄稿など、公開シグナルは山のようにあるでしょう。問題は、これらを人手で追うには時間がかかりすぎることでした。AI RPOはこの制約を外す技術です。</p><h3 id="h1030b6987f">AI RPOは潜在層アプローチをどう自動化するか</h3><p>AI RPOでは、複数の公開シグナルを横断的に解析し、要件に合致する潜在候補者を抽出していきます。抽出された候補者には、その人のキャリア文脈に沿ったスカウト文面を生成AIが個別に起草。文面の個別最適化と配信タイミングの調整まで、自動で回る設計になりました。</p><p>Offersの場合、プラットフォームに登録された35,000人以上のエンジニアデータと、外部の公開シグナルを組み合わせて潜在層にリーチする設計を取っています。AIスカウト機能を導入した企業では、スカウト文作成の工数が約80%減り、承諾率が2.4倍になりました。このデータが示すのは単なる効率化ではなく、「これまで届かなかった層に届くようになった」という質的変化でしょう。</p><p>潜在層67%にアプローチする採用設計を相談する → <a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOの詳細を見る</a></p><h2 id="h4141b440a2">AI RPOと従来のRPO・AI採用ツールの違い</h2><p>AI RPOは、従来のRPO（業務代行型）とAI採用ツール（単機能型）の中間ではなく、両者を包摂してプロセス全体を組み直すサービスです。 似た名前のサービスが複数存在するため、違いを整理しておきましょう。</p><h3 id="hb017e998ca">AI RPOと従来のRPO、業務代行型との違い</h3><p>従来のRPOは人的オペレーターが中核で、候補者リスト作成、スカウト配信、日程調整といった業務を代行してきました。工数に応じて月額50〜200万円の料金が発生し、人員を増やすほどコストが積み上がる構造です。</p><p>AI RPOでは、反復業務はAIエージェントが処理していきます。そのため、限界費用が逓減し、採用規模が増えても人件費が比例しない構造になりました。</p><table><tbody><tr><th colspan="1" rowspan="1"><p>項目</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>従来のRPO（業務代行型）</p></th><th colspan="1" rowspan="1"><p>AI RPO（プロセス再設計型）</p></th></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>中核リソース</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>人的オペレーター</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>AIエージェント</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>料金の増え方</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>工数に比例</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>規模拡大で逓減</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>スカウト作成</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>テンプレをベースに人手編集</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>生成AIによる個別最適化</p></td></tr><tr><td colspan="1" rowspan="1"><p>対応範囲</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>業務単位の切り出し</p></td><td colspan="1" rowspan="1"><p>採用プロセス全体</p></td></tr></tbody></table><h3 id="h77f2c82434">AI RPOとAI採用ツール、単機能型との違い</h3><p><a href="https://hr-media.offers.jp/articles/ai-recruitment">AI採用</a>ツールは、採用プロセスの特定工程（スクリーニングだけ、スカウト生成だけ）をAIで自動化する単機能型サービスでした。既存の採用フローにピンポイントで組み込むのに向いています。</p><p>AI RPOは、単機能ツールを束ねて「プロセスとして」運用するサービスです。ソーシングからスカウト、スクリーニングまでを分断せずに回すため、工程間のデータが連携し、次のスカウトの質が前工程の結果で磨かれていく設計になりました。</p><h3 id="hcb8e16776a">AI RPOと採用代行・人材紹介との関係</h3><p>採用代行（RPO）、人材紹介（エージェント）、ダイレクトリクルーティング、AI RPOは、目的も料金体系も異なります。採用代行は業務代行型で工数ベースの月額料金。人材紹介は候補者紹介を中心に、年収の30〜35%が相場の成果報酬型で動いてきました。ダイレクトリクルーティングは自社で候補者にスカウトを送る設計で、媒体費ベースの料金構造。AI RPOは採用プロセス全体の再設計を担い、サブスクと成果の組み合わせで提供されることが多くなってきています。</p><p>AI RPOはこれらを置き換えるのではなく、併用を前提に設計されることが多いサービスです。採用代行に頼っていた業務の多くをAIで処理し、人間の採用担当者はAIが出したアウトプットを評価・判断する側に回ることになるでしょう。</p><h2 id="haf262c690f">AI RPOで採用プロセスはこう変わる、5つの活用領域</h2><p>AI RPOは採用プロセスの5領域でまとまった効果を発揮します。 中でも候補者ソーシングとスカウト文面生成は、定量的な成果が出やすい領域でした。</p><h3 id="h6500396860">候補者ソーシングでのAI RPO活用、ターゲティング精度の向上</h3><p>AI RPOでは、要件定義をAIが読み取り、候補者データベースから条件に合う人材を抽出していきます。従来のキーワード検索型では拾いきれなかった「要件に近いが表記が異なる」候補者も、ベクトル検索や言語モデルによる類似度評価で捕捉できるでしょう。</p><p>Offersの場合、35,000人を超える登録エンジニアから要件に合う候補者を抽出する仕組みを備えました。</p><h3 id="h82ffc3cb1d">スカウト文面生成でのAI RPO活用、工数80%削減</h3><p>スカウト文面は、候補者の経歴・技術スタック・関心領域に合わせて個別化するほど返信率が上がります。ただし、1通ずつ人手で書くとスケールしません。</p><p>2024年10月に発表した<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000053307.html">Offersのデータ</a>では、AIスカウト生成機能の導入で、スカウト文作成の工数が約<strong>80%削減</strong>されました。導入企業のうち、A社ではスカウト承諾率が<strong>13.1%から31.7%（2.4倍）</strong>、B社では<strong>19.0%から32.4%（1.7倍）</strong>まで改善しています。</p><h3 id="hf44094ed00">スクリーニングでのAI RPO活用、レジュメ評価と適合度スコア</h3><p>大量応募が集まる職種では、書類選考の負荷が大きな論点になってきました。AI RPOでは、レジュメやポートフォリオをAIが読み取り、要件への適合度をスコア化していきます。エンジニア採用の場合、GitHubリポジトリの技術スタック解析や、コミット履歴から判断できる実務経験の推定も含まれるでしょう。</p><p>ここで重要なのは、<strong>最終判断は人間が行う</strong>という設計です。適合度スコアはあくまで優先順位付けの材料で、合否判定そのものを任せるわけではありません。後述のAIバイアス論点と関係してきます。</p><h3 id="h4bebe14a30">面接・日程調整でのAI RPO活用、自動応答とAI面接</h3><p>日程調整は、採用担当者の時間を奪う代表的な業務でした。AI RPOでは、候補者と面接官のカレンダーを連動させて、候補者とのやり取りを自動応答するエージェントが調整を担います。</p><p>一次面接の一部をAIが担当する「AI面接」を組み合わせる企業もあるでしょう。AI面接は候補者の受け答えを構造化データとして記録でき、複数候補者の比較が容易になる点が評価されてきました。ただしAI面接は法規制・差別リスクの論点があるため、<a href="https://hr-media.offers.jp/articles/ai-interview">AI面接</a>の記事で詳述しています。</p><h3 id="h462509eedf">採用分析でのAI RPO活用、KPIダッシュボード</h3><p>採用プロセスがAI RPO上に統合されると、スカウト配信数、返信率、書類通過率、面接通過率、内定承諾率といったKPIが自動で蓄積されていきます。これを元に「どのスカウト文面が効いたか」「どの媒体から採用まで至ったか」をダッシュボードで可視化できるようになりました。</p><p>結果として、採用担当者は「データを眺めて仮説を立て、AIに次の打ち手を委ねる」という役割に変わっていくでしょう。</p><h2 id="h180df135b2">AI RPOを導入するメリットと気をつけたい注意点</h2><p>AI RPOの主なメリットは工数削減・精度向上・スピードの3点、注意点は定性判断の限界・AIバイアス・データ管理の3点です。 楽観論と懐疑論のどちらにも寄らず、採用の現場でどう使うかを設計することが重要になってきました。</p><h3 id="hef85275f8a">AI RPOの主なメリット、工数削減・精度向上・スピード・再現性</h3><p>AI RPOを導入した企業で共通して報告されるメリットは次の4つでした。</p><ol><li><strong>工数削減</strong> — スカウト文作成80%削減、日程調整・スクリーニングの自動化による採用担当者の時間解放</li><li><strong>精度向上</strong> — 候補者データベースとAI解析の組み合わせで、要件への適合度が上がる</li><li><strong>採用スピード</strong> — 24時間稼働するAIエージェントが、候補者の反応に即時対応する</li><li><strong>再現性</strong> — データ駆動のプロセスが定着し、採用担当者の属人性に依存しなくなる</li></ol><p>特に4つ目の再現性は、長期の採用戦略を考える上で大きな意味を持ちます。採用が個人の腕前に依存していると、担当者の退職・異動で採用力が失われますが、AI RPOではプロセスとデータが資産として蓄積されていくでしょう。</p><h3 id="h61d6d4c2f0">AI RPOで気をつけたい注意点、定性判断・AIバイアス・データ管理</h3><p>一方で、導入前に理解しておくべき論点が3つあります。</p><p><strong>定性判断の限界</strong> — カルチャーフィット、マネジメントスタイル、プロダクトへの共感といった定性要素は、AIが判断しきれません。最終面接や重要ポジションでは、人間の判断が中心になるでしょう。</p><p><strong>AIバイアスのリスク</strong> — AIが学習データから性別・年齢・国籍に関するバイアスを持ち込む可能性があります。EU AI Actでは採用AIが「高リスク」に分類されており、国内でも経産省のAI事業者ガイドラインで公平性確保が求められてきました。</p><p><strong>データ管理</strong> — 候補者の個人情報をAIに渡す以上、個人情報保護法への準拠、データ保管先の管理、オプトアウト対応は必須です。</p><h3 id="h191d68a681">AI RPOと人間、役割分担はどう変わるか</h3><p>AI RPOは採用担当者の仕事を奪う技術ではなく、業務内容を組み替える技術でした。反復業務（スカウト配信、日程調整、一次スクリーニング）がAIに移ることで、採用担当者の時間は「候補者との関係構築」と「採用戦略の設計」に再配分されていきます。</p><p>採用の価値は、いかに候補者に信頼されるか、いかに自社の提供価値を伝えられるかにあります。この部分こそ、AIでは置き換えられません。</p><h2 id="h8941ef993f">AI RPO導入企業の成果と事例</h2><p>Offers AI RPOの導入企業では、エンジニア採用の母集団形成から正社員採用までの成果が報告されています。 以下、採用プロセスの中で起きた変化を企業ごとに整理しましょう。</p><h3 id="h80c5323ec0">株式会社HRBrainのVPoE採用、ヘッドハントで面接設定率を改善</h3><p>タレントマネジメントSaaSを提供する<a href="https://offers.jp/cases/hrbrain">株式会社HRBrain</a>は、VPoE（Vice President of Engineering）採用にOffersヘッドハントを活用しました。採用には1〜2年をかけ、開発組織100〜200名規模への拡大を見据えたハイレベル人材の確保が目的でした。</p><p>同社は「ダイレクトリクルーティングの質が上がり、求める人にほぼ100%面接に来てくれるようになった」と事例内で語っています。DRの量ではなく質で採用を組み直した事例といえるでしょう。</p><h3 id="ha576c1b3f4">株式会社スタンバイのエンジニア正社員採用</h3><p>求人検索エンジンを運営する<a href="https://offers.jp/cases/stanby">株式会社スタンバイ</a>では、データエンジニアをはじめとするエンジニア正社員採用でOffersを活用してきました。ビッグデータ分析・分散処理プラットフォーム開発という専門性の高い領域で、要件に合致する候補者への到達を強化しています。</p><h3 id="h2e74e7fa28">ナイル株式会社のエンジニア採用、再現性の強化</h3><p><a href="https://offers.jp/cases/nyle">ナイル株式会社</a>では、Offers経由のエンジニア採用で、AIスカウトを組み合わせた伴走型支援を利用しました。リードエンジニアと業務委託の複数名を確保した事例として、事例ページで公開されています。</p><h3 id="h520bb276be">株式会社ビットキーのエンジニア組織拡大</h3><p>IoT複合サービスを展開する<a href="https://offers.jp/cases/bitkey">株式会社ビットキー</a>では、Engineering Management DivisionとHR Recruiting Teamが協業し、Offersを通じてエンジニア組織の拡大を進めてきました。Software Edge Deviceチームなど、専門性の高い領域での採用実績が報告されています。</p><h3 id="h802ef735da">株式会社Gaji-Laboのシード期からの正社員採用</h3><p>PdM・フロントエンド領域でスペシャリストが集まる<a href="https://offers.jp/cases/gaji-labo">株式会社Gaji-Labo</a>は、シード期からのスケール局面で、Offersの伴走型支援によりハイクラス人材を確保しました。初期スタートアップが採用市場で埋没しやすい課題を、プロセス設計で解いた事例です。</p><p>自社の採用でもAI RPOが使えるか、無料相談で確認できます → <a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOに相談する</a></p><h2 id="h0d99f6063e">AI RPOの選び方、エンジニア採用で失敗しない5つの基準</h2><p>AI RPOを選ぶときに見るべき基準は、対象職種の専門性、対応プロセス範囲、候補者データベースの質、料金体系、既存ツールとの連携の5つです。 汎用サービスとエンジニア特化サービスでは、同じ「AI RPO」を名乗っていても設計が大きく異なってきました。</p><h3 id="h27d73a778b">AI RPO選定の第1基準、対象職種の専門性</h3><p>エンジニア採用では、技術スタックや開発経験の評価精度が成果を左右します。営業・バックオフィス採用と同じAI RPOでエンジニア採用を回すと、技術シグナルの読み解きが甘くなり、要件に合わない候補者ばかり抽出される事態が起きがちでした。</p><p>エンジニア特化型のAI RPOは、GitHubやZenn、技術ブログなどのエンジニア固有のシグナルを学習データに取り込んでいます。Offersは、35,000人以上のエンジニア登録データと独自のAI解析を組み合わせた専門特化型の設計でした。</p><h3 id="h84ecc9f427">AI RPO選定の第2基準、対応する採用プロセスの範囲</h3><p>AI RPOといっても、ソーシングだけのサービス、スカウトだけのサービス、プロセス全体を扱うサービスがあるでしょう。自社の採用課題がどこにあるかで選び方が変わってきます。</p><ul><li>母集団形成が弱い → ソーシング・スカウトに強いサービス</li><li>書類選考で時間を取られる → スクリーニング機能のあるサービス</li><li>全工程で人手不足 → プロセス全体をカバーするサービス</li></ul><h3 id="h9bbfb86189">AI RPO選定の第3基準、候補者データベースの質</h3><p>AIの性能はデータの量と質で決まります。AI RPOの差別化ポイントの多くは、独自の候補者データベースを持っているかどうか、そのデータがどこまで新鮮に保たれているかでした。</p><p>Offersのように登録エンジニア35,000人以上のデータを保持するプラットフォームは、AIのソーシング精度で有利に働いてきました。一方、データを持たずに外部シグナルだけで運用するAI RPOは、公開情報の網羅性が鍵になるでしょう。</p><h3 id="h0d0df1df7b">AI RPO選定の第4基準、料金体系</h3><p>AI RPOの料金体系は大きく3タイプに分かれます。サブスク型は月額固定でAI機能を利用する方式で、採用ボリュームが読めない企業に向いてきました。成果報酬型は採用決定ごとに報酬が発生する仕組みで、コストを抑えたい企業に選ばれがちです。ハイブリッド型はサブスクと成果報酬の組み合わせで、両者の利点を取り込めるでしょう。</p><p>どの型が合うかは、採用計画と既存のコスト構造によります。成果報酬型は単発採用には向きますが、継続採用ではサブスク型の方がトータルコストで有利になるケースが多いでしょう。</p><h3 id="hac217c3501">AI RPO選定の第5基準、既存ATS・ツールとの連携</h3><p>AI RPOを導入しても、既存の採用管理システム（ATS）と連携できなければ、データが分断されて効果が半減します。導入前に、自社で使っているATSとのAPI（Application Programming Interface、外部連携用の接続仕様）連携、SlackやGoogle Workspaceとの統合、候補者情報のエクスポート形式を確認するのが必須でした。</p><h2 id="h5c6561a141">AI RPOのよくある質問</h2><p>AI RPO導入検討時によく寄せられる5つの質問を、回答とともに整理します。</p><h3 id="ha538683f79">AI RPOと従来のRPOは併用できるか</h3><p>併用できます。むしろ併用するケースが一般的でした。AIが得意な反復業務（スカウト配信、日程調整、スクリーニング）はAI RPOで処理し、複雑な要件定義や候補者との関係構築は従来のRPOの人的支援に任せる、という組み合わせが現実的です。</p><h3 id="hd06cbd0944">AI RPOの費用相場はいくらか</h3><p>料金体系によって幅があります。サブスク型の場合、月額数十万円〜100万円前後が目安でした。成果報酬型は採用決定1名あたり数十万円〜100万円超。エンジニア特化型は、汎用AI RPOより単価が高めに設定される傾向があるでしょう。正確な金額は提供会社に直接確認するのが確実です。</p><h3 id="h17acb45570">AI RPOを導入すると採用担当者の仕事はどう変わるか</h3><p>反復業務の多くがAIに移ることで、採用担当者の仕事は「候補者との関係構築」「採用戦略の設計」「AIのアウトプット評価」にシフトしていきます。採用担当者が不要になるのではなく、<strong>より判断と戦略に集中する役割</strong>に変わるわけです。</p><h3 id="hcfe35431be">小規模な採用でもAI RPO導入メリットはあるか</h3><p>あります。むしろ採用担当者が兼任で忙しい小規模企業ほど、AI RPOによる工数削減の恩恵が大きくなるでしょう。月1〜2名の採用でも、スカウト文面生成や日程調整の自動化だけで担当者の稼働時間が大きく変わってきました。</p><h3 id="h23b971ca14">AI RPO導入までの期間はどれくらいか</h3><p>サービス・プランによりますが、1〜4週間が目安でした。既存ATSとの連携設定、要件定義、スカウト文面のトーン調整などを経て、実際の稼働に入ります。Offersの場合、初期設定から最短2週間で運用開始できる設計になっています。</p><h2 id="h8c234849f6">AI RPOで採用は奪い合いから先に出会う設計に変わる</h2><p>AI RPOは、採用プロセス全体をAIで再設計することで、エンジニア転職市場の92%を占める潜在層にアプローチする仕組みです。 従来のダイレクトリクルーティングが顕在層8%の奪い合いになっている今、差が出るのは「残り92%にどう出会うか」でした。</p><p>本記事で見てきたポイントを整理しましょう。</p><ul><li>エンジニア転職市場は顕在層8%・潜在層67%・転職意向なし25%という構造で、残り92%の大半は「良い話があれば聞いてもいい」層</li><li>AI RPOは採用プロセス全体をAIで再設計する仕組みで、従来のRPO（業務代行型）やAI採用ツール（単機能型）とは設計思想が異なる</li><li>導入企業ではスカウト文作成工数80%削減、承諾率2.4倍といった成果が報告されている</li><li>エンジニア採用では、候補者データベースの質と職種特化の設計がサービス選定の中心論点になる</li></ul><p>採用が奪い合いから先に出会う設計に変わる転換点に、いま来ています。</p><p>AI RPOでエンジニア採用を組み直す → <a href="https://offers.jp/client/ai-rpo">Offers AI RPOの詳細・無料相談はこちら</a></p>

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