Offers HR Magazine
採用

スカウト返信率の定義とOffers送信数ベース16.5%

公開 更新

スカウトの返信率は、同じデータから出しても数字が変わります。送信数を分母にすれば16.5%、開封されたスカウトだけに絞れば28.4%です。どちらも同じ集計から出た数字ですが、分母を揃えずに比べると、自社の運用が良いのか悪いのかを見誤ります。

材料は、株式会社overflowが運営する採用サービスOffersで、2025年9月から2026年8月に正社員求人へ紐づけて送られたスカウト31,008通の実測です。

Offers HR Magazine編集部監修者

株式会社overflow / 編集担当

Offers HR Magazine編集部

Offers HR Magazine 編集部は、株式会社overflow が運営する採用メディアの編集チームです。エンジニア採用に取り組む人事・採用担当者に向けて、採用手法・人事制度・組織づくりの情報を届けています。

スカウト返信率は返信数を送信数で割った値

返信率(%)は、返信数を送信数で割って100を掛けた値です。ここでの「返信」は候補者が意思表示として返した反応を指し、承諾と辞退の両方を含みます。開封しただけで反応がない状態は返信に数えません。

返信率の分子に承諾だけを数えるか、辞退も含めるかで数字は変わります。辞退の返信も候補者が意思決定した結果なので、運用の良し悪しを測るときは承諾と辞退を合わせた数字を返信率として扱います。

スカウトという言葉そのものの定義と、送り手ごとに変わる職業安定法上の扱いは、スカウト採用とは?誰が送るかで変わる扱いに整理しました。

返信率は分母で16.5%と28.4%に分かれる

Offers(株式会社overflow)調べでは、正社員求人へ送られたスカウト31,008通のうち、送信数を分母にした返信率は16.5%でした。開封済みの18,002通だけに分母を絞ると、返信率は28.4%まで上がります。

分母

件数

返信数

返信率

送信数

31,008通

5,126通

16.5%

開封数(開封済みのみ)

18,002通

5,117通

28.4%

出所:Offers(株式会社overflow)調べ・正社員求人へのスカウト送信・n=31,008・2025年9月〜2026年8月・2026年9月21日時点。

分母の違う数字をそのまま並べても、比較は成立しません。開封率の低い会社が開封後ベースの数字だけを見せると、実際より返信率が高く見える形になります。

16.5%と28.4%は、Offersで送られたスカウト31,008通をまとめて計算した値です。他の媒体やサービスが示す返信率と並べるときも、その数字が何を分母にし、辞退の返信を含めているかを先に確かめます。

開封率・返信率・承諾率を、企業を承諾率で4つの群に分けた比較や、候補者が受け取っているスカウトの社数別・提示年収の上限帯別・送信月別に並べた内訳は、スカウトで返信が来ない原因|止まっている工程の見分け方にまとめています。

返信率16.5%の内訳は承諾率4.3%と辞退率12.2%

返信率16.5%は、承諾4.3%と辞退12.2%の合計です。承諾と辞退では次に打つ手が違うため、返信率という1つの数字だけを見ていると、承諾に近づいているのか遠ざかっているのかが分かりません。

区分

通数

送信数に占める割合

承諾

1,339通

4.3%

辞退

3,787通

12.2%

返信(承諾+辞退)

5,126通

16.5%

出所:Offers(株式会社overflow)調べ・正社員求人へのスカウト送信・n=31,008・2025年9月〜2026年8月・2026年9月21日時点。

返信率が上がっても、その内訳が辞退に偏っていれば、採用は前に進んでいません。改善の効果を追うときは、返信率ではなく承諾率を主指標に置きます。

自社の返信率を計算する手順は3つ

自社の返信率を出す手順は、期間を区切る・分母を決める・返信の範囲を決めるの3つです。この3つを毎回同じ条件でそろえないと、月ごとの比較も他の期間との比較も成立しません。

  1. 期間を区切る(送信日を基準に、直近1〜3ヶ月など固定の幅を決める)
  2. 分母を決める(送信数にするか、開封済みだけに絞るかを先に決めて固定する)
  3. 返信の範囲を決める(承諾のみか、辞退も含めるかを決め、以後の集計で変えない)

3つを固定したら、月ごとに同じ計算式で数字を並べます。改善策の効果を比べられるのは、この条件をそろえた数字だけです。

採用ページや求人票など、候補者から見える自社の採用情報を外から点検したい場合は、エンジニア採用力チェックで5指標24項目の採点を受け取れます。

開封率が5割を切っているなら、まず送り先を見直す

送信数ベースで返信が無かった送信は、全体では開封の前と開封の後の2つにほぼ半分ずつ分かれます。Offers(株式会社overflow)調べでは、送られた31,008通のうち、開かれないまま返信もなかったのが12,997通(41.9%)、開かれたが返信がなかったのが12,885通(41.6%)でした。

文面をどれだけ書き直しても、開かれなければ読まれません。開封率が5割を切っている場合は、文面より先に送信対象と件名を見直します。5割と6割は、Offersで100通以上を送った68社を承諾率で4つの群に分けたとき、下位群の開封率が45.5%、上位2群が67〜68%台だったことから置いた目安です(Offers(株式会社overflow)調べ・n=29,241)。5割から6割の間にあるときは、開封前と開封後の両方を確かめます。

止まっている工程の見分け方と、成果が出ている企業との差がどこにあるかは、スカウトで返信が来ない原因|止まっている工程の見分け方にまとめました。

開封率が6割を超えているのに承諾が伸びないなら、文面を疑う

開封率が6割を超えているのに承諾が伸びない場合は、開封後の承諾の詰まりを疑います。スカウト文面の実測(Offers(株式会社overflow)調べ・2025年9月〜2026年8月の送信分)では、カジュアル面談を提案する一文を書いた19,465通の承諾率が5.0%で、書いていない送信の3.2%を上回りました。書いた102社と書いていない54社をまたいだ横断比較なので、この差には一文の有無だけでなく送り手の違いも含まれており、一文を足せば承諾率が上がるとまでは言えません。

件数が1,000通を超える帯に絞って比べると、件名の長さでは承諾率4.1%〜4.4%(0.3ポイント差)にとどまり、面談提案の有無による差(1.8ポイント)より小さくなります。本文の長さは同じ絞り方で4.1%〜5.2%(1.1ポイント差)と件名より開きがありますが、これも面談提案の有無による差ほどではありません。文面のどの要素が承諾率を分けたかは、スカウト文面の書き方|承諾率を分けた要素に整理しています。

スカウトとダイレクトリクルーティングは同じ指標を使う

ダイレクトリクルーティングは、企業が候補者へ直接アプローチする採用手法全体を指す言葉で、スカウトはその手段の1つです。返信率の計算式はどちらの言葉を使っても同じで、返信数を送信数(または開封数)で割った値を使います。

呼び方が変わっても、指標の中身が変わるわけではありません。分母を揃えて比べるという考え方は、スカウトと呼ぶ場合にもダイレクトリクルーティングと呼ぶ場合にもそのまま当てはまります。

手法全体の位置づけと費用の相場は、ダイレクトリクルーティングとは?利用率37.3%と費用に整理しています。

返信率は分母をそろえてから比較に使う

返信率という数字は、送信数を分母にすれば16.5%、開封数を分母にすれば28.4%です。分子に辞退を含めるかどうかでも数字は動くため、自社の数字を比べるときは期間・分母・返信の範囲の3つを固定してから並べます。

Offersの実測から置いた目安では、開封率が5割を切っているなら送り先の見直しから、6割を超えているのに承諾が伸びないなら文面の見直しから着手すると、止まっている工程に対して的外れな改善を重ねずに済みます。

求人を出して待つ採用から、先に出会いにいく採用へ。

Offers AI RPOは、採用計画の策定から候補者選定・面談調整までAIと専門チームが伴走。転職市場に出る前のエンジニアにアプローチできます。

まずは無料で相談する
55工程の可視化から始めた、Geminiによる採用業務改革 〜採用の質を落とさず業務を効率化するために、AIと協働して面接業務工数を50%削減。サイバーセキュリティクラウドの実践プロセス〜【Claude Code / Codexユーザー歓迎】人事の「こんなツールがあったら」を目の前でつくる夜 〜Ubie×Offersと、持ち寄った"欲しい"を形にするモック大会〜

ハイクラスエンジニア採用の無料相談

オンライン(Zoom)/60分

求人・スカウト・エージェント、AIでの効率化まで進めても、CTO・VPoE・テックリードなどのハイクラスエンジニアの採用が決まらない。その原因がどこにあるのかを、採用中のポジションに該当する登録者の在籍状況とあわせて、一緒に整理します。情報収集の段階でも、お気軽にご利用ください。

よくあるご相談

  • ハイクラスの求人が数ヶ月動かない。何を変えれば決まるのか知りたい
  • いま転職を考えていない優秀なエンジニアに、どう会いに行くのか知りたい
  • 採用予算をお預かりし、使った分だけ課金・未消化分は全額返金する形(予算型リテーナー)の詳細を知りたい

支援実績(一部)

記事一覧へ

イベント・セミナー

イベント・セミナー一覧へ

お役立ち資料

採用計画テンプレート

採用計画テンプレート

採用戦略の立案から予算配分まで、具体的な数値とモデルケースを盛り込んだExcelテンプレート。自社の採用計画を一から組み立てるときのたたき台に使えます。

資料ダウンロード
採用KPI管理テンプレート

採用KPI管理テンプレート

応募から入社までの各段階の数値を1枚で管理できるExcelテンプレート。歩留まりの詰まりを見つけ、採用目標までの道筋を数字で確かめられます。

資料ダウンロード
3分でわかるOffers

3分でわかるOffers

ハイクラスエンジニアの最新トレンド〜Offersの機能・導入実績まで、3分間でご紹介!

資料ダウンロード
Offers採用成功事例集

Offers採用成功事例集

Offersを導入し、採用に成功された事例をご紹介。職種別の課題や工夫をご理解いただけます。

資料ダウンロード
お役立ち資料一覧へ