採用手法完全ガイド - メリット・デメリット・予算・採用リードタイムを徹底比較

Offers HR Magazine編集部 2024年3月30日

Offers HR Magazine編集部

目次

企業が求める人材を確保するための採用活動は欠かせません。しかし、採用手法は多種多様で、一概には言えません。 本記事では、主要な採用手法の一覧と最新トレンド、そしてメリット・デメリットを徹底的に解説します。予算と戦略に合わせた最適な採用手法を見つける参考にしてみてください。

誰向けの記事か

  • 採用手法別のメリットデメリットがわからない方
  • これから採用活動を進めていきたい方
  • 採用手法で、今何を利用すべきか迷っている方

採用の手法によって、予算・リードタイム・工数・採用候補者の質・コントロールできるかどうかが変わってきます。
それでは採用手法は何があるのかからご紹介します。

採用手法は何があるのか・採用手法の一覧

代表的な採用手法を12つ挙げると以下の通りです。

採用手法

特徴

予算

経験者レベル

一般公募

裾野が広い。質の確保が課題

低~中

新卒~経験者

新卒採用

若手の長期雇用が可能

中~高

新卒者

中途採用

即戦力として活用できる

中~高

経験者中心

リファラル採用

優秀な人材が集まりやすい

経験者中心

スカウト採用

優秀な人材に直接アプローチ

経験者中心

インターン採用

事前の適性確認が可能

低~中

新卒者

パート・アルバイト採用

即時の人員確保が可能

経験不問

オープンイノベーション採用

特殊分野の優秀な人材が集まる

中~高

経験者中心

障がい者採用

法定雇用率の対応ができる

経験不問

高齢者採用

熟練人材の活用が可能

低~中

経験者中心

留学生採用

グローバル人材の確保が可能

新卒~経験者

合同企業説明会

低コストで広く発信できる

新卒者中心

1. 一般公募

自社の採用サイトや求人サイトで公開し、不特定多数の応募を受け付ける手法。

2. 新卒採用

大学などを直接回り、新卒者を対象に採用活動を行う手法。

3. 中途採用

経験者を対象とした通年採用。転職サイトなどを利用する。

4. リファラル採用

従業員の紹介による採用手法。報酬を支払う。

5. スカウト採用

ダイレクトリクルーティングと呼ばれる採用手法で、主にダイレクトリクルーティングの採用媒体を利用します。

6. インターン採用

インターン生の中から優秀な学生を選抜して採用する手法。

7. パート・アルバイト採用

単発や短期の人材を募集する手法。

8. オープンイノベーション採用

アイデアコンテストなどを通じて、特定分野の優秀な人材を発掘する手法。

9. 障がい者採用

法定雇用率を満たすための採用手法。取り組み企業には助成金あり。

10. 高齢者採用

シニア層を対象とした定年延長などの採用手法。

11. 留学生採用

外国人留学生を採用する手法。グローバル人材の確保が狙い。

12. 合同企業説明会

複数企業が協力し、一括して採用活動を行う手法。

このように様々な手法があり、企業の事業内容や規模、ニーズによって使い分ける必要があります。

中途採用の場合の一覧

さらに中途採用の場合の採用手法に特化して、表形式でご紹介します。

採用手法

特徴

メリット

デメリット

転職サイト公募

一般求人サイトや転職サイトで公募する

- 幅広く応募が集まる
- 比較的低コスト

- 応募者の質が確保しづらい場合がある

転職エージェント活用

転職エージェントに人材紹介を依頼する

- スクリーニングされた人材が紹介される
- 手数料制なので初期費用不要

- 手数料が高い場合がある
- エージェントとの方針すり合わせが必要

リファラル採用

従業員の紹介で人材を採用する

- 優秀な人材が集まりやすい
- 採用コストが低い

- 従業員の人脈に依存する側面がある

スカウト採用

スカウト媒体を介して直接スカウトを送信する

- 優秀な人材に直接アプローチできる

- コストが高い
- 採用活動での工数がかかる

オープンイノベーション採用

アイデアコンテストなどで優秀な人材を発掘する

- 特殊な分野の優秀な人材が集まる

- 自社ニーズと合致する人材の発掘が難しい

エージェント依存に要注意

転職エージェントの活用をする企業は多いですが、企業のブランド・一定の採用予算がないとエージェント企業側の対応の優先度が下がります
もしくは、エージェント手数料で50~100%など高い手数料に引き上げられる可能性があります。

エージェント企業も社内の人員が限られており、ビジネスなので、人材を紹介して決まりやすい企業・決まる人に優先度をつけて対応します。

上記の表の通り、スカウト媒体利用などを含めて再現性のある優秀な人材確保をするための手段にですので、「エージェント活用で採用工数を浮かせる・楽をしたいし、採用媒体にイニシャルコストを払いたくない」というスタンスだけの企業では、良い人は集まりづらくなるので注意が必要です。再現性高く、良い人を採用できるような採用の仕組みに投資する意識を持ちましょう。

中途採用の採用手法ごとの予算・リードタイム・経験レベル

採用手法

予算

採用リードタイム

経験者レベル

転職サイト公募

低~中

中~長

幅広い

転職エージェント活用

中~高

中堅~ベテラン

リファラル採用

短~中 ◯

幅広い

スカウト採用

短 ◯

中堅~ベテラン

スタートアップや企業規模が小さい場合

リファラル採用で予算をかけずに採用していくことが多いですが、リファラルだとリファラルが枯渇すると採用媒体やエージェント活用になっていきます。

企業規模共通

エージェントだと経験者のレベルや採用までのリードタイムをコントロールできないため、採用媒体をしっかり運用していくことが求められます。

経験者のレベルを求めず、ハイクラスエージェントはありますが、ハイクラス人材だけを採用し続けられる企業・紹介し続けることができるエージェントは少ないです。結果、新卒やジュニア・ミドルの採用でも良い場合はエージェントに流れる企業が多くなります。

エージェント比率が高い企業の特徴

育成・教育の体制ができており、ジュニア・ミドルの人材が入ってきても再現性高く事業・プロダクト開発が進み、事業成長に影響がない・問題ない企業に関してはエージェント比率が高くなります。

逆に、教育体制がちゃんとできてない中でエージェント活用を進めてしまうと組織が作れず、事業成長の鈍化・組織崩壊などを招く危険性があります。

採用手法のトレンド

ここ数年の採用手法のトレンドを3つ挙げると以下の通りです。

1. オンライン化の進展

コロナ禍の影響もあり、Web面接やオンラインイベントなどオンライン採用が定着してきました。Offersでもオンラインの技術共有イベントを毎月3-4回実施していますが、オンラインで認知を高めることによってその後求人やスカウトをもらったときに「聞いたことあるな! 」と思い出してもらうことができます。候補者のレベルが高くなるほど多くのスカウトをもらっており、企業として認知度を高めることが大事になります。

Offers|オファーズ

【雑談night】CTO・VPoEと考える!マネージャーのフィードバックのあり方 (2023/06/20 19:00〜)

イベントに登壇し、採用・技術広報をする方法もあります。技術・採用工法についてはこちらを併せてどうぞ。

採用を加速する技術・採用広報の目的・進め方・メリット

2. AIやデータ駆動型の採用

適正検査のAI分析や膨大な求職者データの活用など、AIとデータの活用が進んでいます。

採用媒体やエージェント紹介など、採用ファネル・チャネルの全体の分析をして採用体制づくりと予算組みをしていきましょう。

3. リファラルとスカウト重視

コストと精度を両立するため、リファラルとスカウト採用に注目が集まっています。

今後さらに急速なデジタルシフトが進むと予想されます。テクノロジーを積極的に取り入れていく必要があります。

リファラル採用について詳しく知りたい方はこちら

スカウト返信率が4倍!カルチャーマッチも促進するリファラル採用 | Offers HR Magazine

採用手法ごとのメリット・デメリット

採用手法

メリット

デメリット

一般公募

- 応募者の裾野が広い
- 一般認知度が高まる

- 質の高い人材が来るか分からない

新卒採用

- 若手人材を長期雇用できる
- 教育がしやすい

- 即戦力としての活用は難しい
- 成長するまで教育、育成のコスト・リソースが必要になる

中途採用

- 経験者なので即戦力として活用できる

- 求める応募者の質が十分でない可能性がある

リファラル採用

- 質の高い人材の確保が見込める
- 採用コストが抑えられる

- 応募者は従業員の人脈に依存する

スカウト採用

- 優秀な人材に直接アプローチできる

- コストが高い
- 採用候補者を見つけるのに手間がかかる

インターン採用

- 事前に適性を見極められる
- 教育コストが抑えられる

- 優秀なインターンを確保する必要がある
- 難易度の高いタスクが依頼できない

パート・アルバイト採用

- 求人が即時に発信でき、即戦力が得られる

- 単発・短期の対応しかできない
- 難易度の高いタスクが依頼できない

オープンイノベーション採用

- 特殊な人材が発掘できる
- 裾野が広い

- ニーズとのマッチングが難しい

障がい者採用

- 法定雇用率の対応できる
- 助成金がある

- 業務への適正が不明確な場合がある

高齢者採用

- 熟練人材の確保が期待できる

- 長期雇用は難しい
- デジタルリテラシーに課題

留学生採用

- グローバル人材を発掘できる

- コミュニケーションにリスクあり

合同企業説明会

- 低コストで広く発信できる

- 差別化が図れない
- イベント運営の手間がかかる

スカウトで手間がかからないRPO(採用代行)について詳しく知りたい場合はこちら。

自社採用で返信はn営業日以内にできてる?採用組織の内製化とRPO活用の比較点 | Offers HR Magazine

一般公募

  • メリット:応募者の裾野が広い、一般認知度が高まる
  • デメリット:質の高い人材が来るか分からない

新卒採用

  • メリット:若手人材を長期雇用できる、教育がしやすい
  • デメリット:即戦力としての活用は難しい

中途採用

  • メリット:経験者なので即戦力として活用できる
  • デメリット:応募者の質が十分でない可能性がある

リファラル採用

  • メリット:質の高い人材の確保が見込める、採用コストが抑えられる
  • デメリット:応募者は従業員の人脈に依存する

スカウト採用

  • メリット:優秀な人材に直接アプローチできる
  • デメリット:コストが高い、人材発掘に手間がかかる

インターン採用

  • メリット:事前に適性を見極められる、教育コストが抑えられる
  • デメリット:優秀なインターンを確保する必要がある

パート・アルバイト採用

  • メリット:求人が即時に発信でき、即戦力が得られる
  • デメリット:単発・短期の対応しかできない

オープンイノベーション採用

  • メリット:特殊な人材が発掘できる、裾野が広い
  • デメリット:ニーズとのマッチングが難しい

障がい者採用

  • メリット:法定雇用率の対応できる、助成金がある
  • デメリット:業務への適正が不明確な場合がある

高齢者採用

  • メリット:熟練人材の確保が期待できる
  • デメリット:長期雇用は難しい、デジタルリテラシーに課題

留学生採用

  • メリット:グローバル人材を発掘できる
  • デメリット:コミュニケーションにリスクあり

合同企業説明会

  • メリット:低コストで広く発信できる
  • デメリット:差別化が図れない、イベント運営の手間がかかる

おわりに

採用手法は多様化しており、時代に合わせた進化を続けています。

企業の成長にとって人材の確保は極めて重要です。本記事を参考に、ぜひ戦略的な採用活動を実践してみてください。

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