エンジニア採用におすすめの支援サービスは?利用のメリットや注意点とともに紹介

Offers HR Magazine編集部 2024年1月24日

Offers HR Magazine編集部

目次

IT市場の拡大やDXの推進に伴い、エンジニアのニーズが高まっています。エンジニア採用に課題を抱える企業は、採用支援サービスの利用を検討しましょう。利用のメリットや注意点、自社に役立つサービスの見極め方を解説します。

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エンジニア採用の現状と最新の動向

IT市場の拡大に伴い、IT人材を求める企業が増加傾向にあります。エンジニア採用をスタートさせるに当たり、採用市場の最新動向を把握しましょう。

IT業界における人材採用の状況

IT業界では、エンジニアを含むIT人材の不足が続いています。特に、AI・クラウドコンピューティング・IoT・ビッグデータ・サイバーセキュリティーといった最新技術を扱える人材はまだまだ少なく、需要が供給を大きく上回る状態です。

また、コロナ禍をきっかけにリモートワークが進み、社会全体のデジタル化が加速しました。DXに着手する企業も着実に増えており、あらゆる産業でIT人材の需要が拡大しています。IT業界の人材採用は、売り手優勢が続くでしょう。

即戦力となるエンジニアの採用は困難

ITが社会のインフラと化した現代、IT企業以外の企業でもエンジニアを採用する動きがあります。

東京ハローワークが公開する「職種別有効求人・求職状況(2023年9月分)」によると、エンジニアを含むIT技術関連の有効求人倍率は3.02倍です。職業全体の有効求人倍率(1.48倍)と比べると、採用難易度の高さが分かります。

デジタル化が加速する中、多くの企業はエンジニアの経験者採用を強化しています。中でも、ITとビジネスの知見を持ち合わせた人材や最新技術を扱える人材の採用は困難を極めるでしょう。企業には、これまで以上に戦略的な採用活動が求められます。

経験者採用のポイントについては、以下のコラムをご覧ください。

中途採用とは?エンジニア採用における新卒採用との相違点やメリットを解説 | Offers HR Magazine

出典:【東京】職種別有効求人・求職状況(平成29年度) | 東京ハローワーク

エンジニア採用に役立つ支援サービスとは?

難易度の高いエンジニア採用を成功させるため、採用支援サービスを利用する企業が増えています。自社に適したサービスを選択できれば、エンジニアの採用実績が乏しい企業でも、採用活動を有利に進められるでしょう。

人材採用に特化した専門サービス

多くの企業は、「採用に割ける十分なリソースがない」「求める人材が採用できない」「早期離職が相次ぐ」などの採用課題を抱えています。採用支援サービスとは、採用課題を抱える企業に対し、人材採用に特化したサポートを行うことです。

例えば、採用に工数がかかりすぎている企業の場合、採用プロセスの一部を委託することで、人事担当者の業務負担を減らせます。

採用コンサルタントにフィードバックを依頼すれば、自社の課題を解決する施策や有効な採用戦略をアドバイスしてもらえるでしょう。

代表的な採用支援サービス

ひと口に採用支援サービスといっても、サービス範囲や内容はさまざまです。以下は、代表的なサービスの一例です。

  • 求人広告の掲載
  • 転職エージェント
  • 採用コンサルティング
  • 各種代行サービス
  • システム・ツール導入支援
  • 入社後の研修支援
  • 入社後の契約事務の支援

求人広告の掲載は、最も代表的な採用支援サービスの一つです。知名度の低い中小企業の場合、自社の採用ページだけでは、十分な数の応募者が集まりません。

サービス会社が運営する転職サイトや求人検索サイトに求人を掲載すれば、効率的に応募者数を増やせます。

採用支援サービスを利用するメリット

エンジニア採用で採用支援サービスを利用すると、どのようなメリットが得られるのでしょうか?サービスごとに特徴や強みが異なるため、複数を組み合わせて使う方法も有効です。

効率的に採用力を伸ばせる

全ての採用支援サービスに共通するメリットとして、「採用力の向上」が挙げられます。採用力は、「求める人材を採用できる力」のことで、その企業の知名度や採用ノウハウの有無などに影響されます。

エンジニアの採用実績がない企業は、採用プロセスを手探りで進めなければならず、思うような結果が出ないケースがほとんどです。

例えば、採用コンサルティングを利用した場合、アドバイザーが採用課題の洗い出しや採用戦略の決定をサポートします。エンジニア採用が未経験でも、プロのノウハウによって着実に採用力を伸ばせるでしょう。

スムーズな母集団形成ができる

労働人口の減少や有効求人倍率の上昇などを背景に、多くの企業は母集団形成に課題を抱えています。知名度が低い企業は、求人広告を出しても応募者が集まらず、量・質ともに十分な母集団を形成できないケースが珍しくありません。

転職エージェントや採用コンサルティングを活用すると、自社の魅力をアピールする方法や採用手法の選定などに関する助言が得られるため、求める人材を引き寄せやすくなるでしょう。

母集団形成代行サービスを提供する会社に、母集団形成をアウトソーシングする方法もあります。

人事部門の負担軽減と業務効率化が可能に

近年は、採用手法の多様化や新卒採用の早期化が進んでいます。優秀な人材を獲得するには、採用プロセスに十分な時間と労力をかける必要がありますが、日々の人事業務に追われ、採用業務に手が回らない企業も多いでしょう。

スカウトメールの送信や母集団の形成、面接の日程調整といった一部の業務を採用支援サービスに委託すれば、人事部門の負担が大幅に軽減されます。

人事担当者は、採用戦略の構築や採用後の人材サポートなどの「より重要度の高い業務」に携われるようになり、結果的に企業の採用力向上につながります。

採用支援サービスの選び方

採用支援サービスの利用には、一定の費用がかかります。自社のニーズに合わないものを選んだ場合、効果が得られないばかりか、コストの増大につながるでしょう。どのような点に着目してサービスを選べばよいのでしょうか?

採用に関する問題・課題を解決できるか?

採用課題は、企業ごとに異なります。課題を明確にした上で、課題解決に直結する採用支援サービスを選びましょう。大手のサービスだからといって、自社のニーズに合っているとは限りません。

例えば、人事部門のリソースが足りず、候補者への対応が十分に行えていない企業は、採用代行を利用するのが望ましいといえます。

エンジニア採用のノウハウが蓄積しておらず、場当たり的な施策を繰り返している企業には、採用コンサルティングが有用でしょう。

エンジニア職は、一般職よりも採用難易度が高いため、コンサルタントがIT業界やエンジニア採用に精通しているかどうかも重要なチェックポイントです。

採用までにかかるコストはどの程度か?

採用支援サービスを利用する主な目的は、自社のニーズに合ったエンジニアを採用することですが、「優秀な人材を採用できさえすれば、お金と時間はいくらかけても構わない」という企業は少ないはずです。

特に、中小企業やスタートアップ企業は、採用活動にかけられる資金が限られています。人材不足でプロジェクトを始動できない場合もあり、人材獲得までのスピードを最優先する企業も多く見受けられます。

費用対効果はもちろん、時間対効果の予測を立てた上で、利用を検討しましょう。

担当者とコミュニケーションは取りやすいか?

サービス会社の担当者と良好な協力関係を築けなければ、採用支援サービスの効果は半減します。例えば、コミュニケーション不足がある場合、認識のずれによる採用のミスマッチやトラブルを招きます。

先方が積極的に情報を共有してくれなければ、社内に採用ノウハウが蓄積されず、内製化に支障が出る恐れがあるでしょう。利用を開始する前に、以下の点を確認しておきましょう。

  • サービス会社の担当者の人柄・態度
  • コミュニケーションの取りやすさ
  • 連絡方法と連絡頻度
  • 情報共有ミーティングの有無

採用支援サービスを利用する際の注意点

良い面ばかりを見て安易にサービスを利用すると、思わぬ手間や費用の発生に「期待外れ」を感じてしまう可能性があるでしょう。採用支援サービスには多くのメリットがありますが、事前に理解しておくべき注意点もあります。

初期段階では手間と時間を要する

採用支援サービスの導入直後は、一時的に人事担当者の業務負荷が大きくなる点に注意が必要です。採用代行を利用する場合、サービス会社の担当者と業務範囲について擦り合わせをしたり、基準やルールをまとめたマニュアルを作ったりする作業が発生します。

運用後は効果検証を行いながら、プロセスや業務内容の改善を行わなければなりません。新たなシステムの導入が必要になれば、データ移行やツール使用に関する研修も必要です。

運用が定着するまでには一定の時間・労力・費用が費やされるため、事前に導入計画を策定しましょう。

ノウハウの蓄積にも目を向ける

採用支援サービスのメリットは、プロが持つ専門知識やノウハウによって、企業の採用活動が円滑に進むことです。

一方で、サービス会社に業務を丸投げすると、「人事担当者の採用スキルが向上しない」「自社に採用ノウハウが蓄積されない」という問題が生じます。結果的に内製化が進まず、長期的なサービス利用によってコストがかさむでしょう。

将来的な内製化を見据え、人事担当者は意識的に知識やスキルの習得に努めなければなりません。業務を任せきりにせず、サービス会社にアドバイザーという形で参加してもらう手もあります。

エンジニア採用におすすめの支援サービス8選

エンジニア採用を成功に導くおすすめの採用支援サービスを厳選して紹介します。複数を比較し、自社に本当に役立つサービスを見極めましょう。

【転職エージェント】マイナビクリエイター

マイナビクリエイターは、Web・IT・ゲーム業界に特化した転職エージェントで、マイナビグループの株式会社マイナビワークスが運営しています。

一般的な人材紹介サービスとの違いは、企業にマッチした人材紹介サービスのほかに、スカウトサービス「MATCHBOX」を提供している点です。

「人材の紹介を受ける」と「人材をスカウトする」の両面で採用を進められるため、理想の人材に巡り合える確率が高まります。費用は、候補者が入社に至ったときの手数料のみで、初期費用やランニングコストはかかりません(完全成功報酬型)。

出典:Web・IT・ゲーム業界のクリエイター採用をお考えの企業様へ | マイナビクリエイター

【転職エージェント】レバテックキャリア

レバテックキャリアは、エンジニアとデザイナーに特化した転職エージェントです。マッチング精度の高さが強みで、技術理解のあるコンサルタントが、企業の採用課題やニーズを丁寧にヒアリングします。

求人票作成・人材紹介・面接の設定・合否通知・次回選考の案内・採用後のサポートはコンサルタントが代行するため、人事担当者の業務負担が大きく軽減されるでしょう。

対象エリアは、首都圏・関西・愛知県・福岡県です(フルリモートは他エリアも可能)。2023年7月時点の登録者数は45万人以上で、フリーランスや派遣社員にも対応しています。

出典:法人さまお問い合わせ | レバテック

【転職エージェント】Geekly

Geeklyは、IT・Web・ゲーム業界の経験者採用に適した転職エージェントです。業界・職種ごとにアドバイザーがおり、専門性の高さと情報量の多さが評価されています。

登録者の8割が即戦力人材(希望職種の経験がある人材)なので、「育成コストを削減したい」「入社後はできるだけ早く活躍してもらいたい」という企業には最適でしょう。

2023年10月時点における登録者数は約9万人以上です。「求職者スカウト」を活用すれば、Geeklyのデータサービスから自社に合った人材を探し、直接アプローチできます(一次面接確約が条件)。

出典:IT採用のお悩みは、IT採用のプロに。

【採用メディア・スカウトサービス】Findy

Findyは、エンジニア採用に特化したスカウト型サービスです。企業がエンジニアに「いいね」を送り、エンジニアが企業に「いいかも」を返せば、対象者のGitHubが公開されます。企業のスカウトメールに相手が応じた場合のみ、面談・面接を設定できる流れです。

マッチングでは、AIが企業に合う人材を自動でレコメンドするため、検索にかける工数が減らせるのがメリットです。

サービス導入後は、エンジニア採用に精通したカスタマーサクセスがプロセスをサポートします。求人票の改善やスカウトメールのアップデートなど、さまざまな採用ノウハウを共有してもらえるでしょう。

出典:Findy Enterprise エンジニア採用 | 優秀な人材と会える新時代のエンジニア採用媒体

【採用メディア・スカウトサービス】Green

Greenは、成功報酬型の求人掲載メディアで、登録者数の半数をエンジニアやデザイナーなどのIT・Web系人材が占めています。若手経験者の採用に強く、採用実績の約70%が25〜39歳(※2022年5月-2023年5月の採用実績)です。

申し込み後は、プロのライターやフォトグラファーが企業の魅力が伝わる企業紹介ページを構築します。毎月1,000通までのスカウトメールを無料で送付できる機能もあり、ダイレクトリクルーティングに力を入れたい企業にもおすすめです。

求人掲載期間・求人数に制限がないため、自社にマッチする人材をじっくりと探せるでしょう。成功報酬は職種別に固定されており、年収による変動はありません。

出典:【公式:掲載はこちら】IT/WEB業界の採用・求人ならGreen(グリーン)

【採用メディア・スカウトサービス】paiza

paizaは、「エンジニアの転職でプログラミング力、コーディング力を最初に見ないのはナンセンス」という考えから生まれたサービスです。

コーディングテストによるエンジニアのスキル可視化を行っており、企業はpaizaランクをチェックした上で、求職者にスカウトメールを送信できます。

paizaの求人票には、開発手法・開発環境・利用ツール・評価方法・上司プロフィールなどを掲載します。エンジニアが知りたい情報を網羅しているため、採用のミスマッチが減らせるでしょう。

出典:エンジニア採用ご担当者のための「採用成功ガイド」 | ITエンジニア向け転職・就活・学習サービス【paiza】

【採用メディア・スカウトサービス】転職ドラフト

転職ドラフトは、エンジニアに特化した成功報酬型のスカウトサービスです。登録者は、厳しい審査をクリアした優秀層のみで、ハイクラスエンジニアに出会える確率が高いのが強みです。

一般的なスカウトサービスと異なり、企業が年収を提示した上でエンジニアを競争入札します。1to1でスカウトを送る分、やや工数はかかりますが、返信率は平均90%以上(面談承諾率は平均35%程度)を誇ります※。

開催時期は月に1回程度で、指名できる期間は約2週間です。エンジニアの実力や思考性が分かるレジュメが提供されるため、相手の心に刺さる指名理由を作成しましょう。

※2019年4月~2020年3月に開催された転職ドラフト各回の指名数・返答数・承諾数より算出(転職ドラフト調べ)

出典:IT・Web系エンジニアの成功報酬型スカウト・採用は転職ドラフト|ITエンジニアを年収・仕事内容つきで競争入札

【採用メディア・スカウトサービス】Forkwell Jobs

Forkwell Jobsは即戦力のあるエンジニアに特化したサービスで、「求人票の掲載」「データベースの利用」「スカウトメールの送信」が可能です。

登録されている転職顕在層は約5万人で、20~30代の現役エンジニアが中心です。プロフィールからは「転職意欲」「興味を持った企業」「リアクション期待値」などが分かるため、人材に適したアプローチ方法を考えられます。

公式サイトによると、スカウトの開封率は65.2%、スカウト返信率は16.9%です(2023年2月集計)。カスタマーサクセスによるサポートやフィードバックが充実しているため、スカウトが不慣れな企業でも安心して利用できるでしょう。

出典:【採用担当者向け】ITエンジニアの即戦力採用ならフォークウェル

選ばれる理由 | ITエンジニアの即戦力採用ならフォークウェル

フリーランスや副業人材の活用も検討しよう

「良い人材なら雇用形態にこだわらない」という企業は、フリーランスや副業人材の活用を検討しましょう。育成コストや採用コストを抑えられる上、他社で正社員として働く優秀層を採用できる可能性があります。

エンジニアの副業採用なら「Offers」

Offersは、エンジニア・デザイナーの最短採用を目指す「総合採用プラットフォーム」です。データベースの中からスキルや経歴などで人材を絞り込み、企業側からオファーを送信します。

正社員はもちろん、フリーランスや副業を希望するハイクラス人材が多く登録しており、条件交渉が成立すれば、申し込みから最短2日のスピード採用できます。

また、Offersが運営する求人・案件サイト「Offers Jobs」は、求人掲載費が無料です。求人掲載とダイレクトリクルーティングを併用すれば、優秀なエンジニアとの接点を効率良く増やせるでしょう。

<企業様向け>Offers「オファーズ」 - ハイクラスITエンジニア/デザイナーの副業・転職サービス

採用支援サービスを活用して優秀なエンジニアを獲得する

エンジニアの有効求人倍率は高く、採用市場では多くの企業が採用合戦を繰り広げています。採用支援サービスは、企業が採用難を乗り切るための切り札といえますが、やみくもに導入しても、求める人材の採用には結び付つきません。

人事担当者に必要なのは、「自社に役立つサービスを見極める力」です。まずは、自社の採用プロセスを見直し、課題やボトルネックを整理しましょう。自社の課題にしっかりとアプローチできるサービスを選んでこそ、求める人材の獲得につながります。

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