近年は、企業がTwitterを活用して採用活動を行う事例が見受けられます。企業がエンジニアを採用する場合、Twitterはどれほど有効なのでしょうか?
Twitterでエンジニアは採用できる?ポイントや注意点を解説
監修者株式会社overflow / 編集担当
Offers HR Magazine編集部Offers HR Magazine 編集部は、株式会社overflow が運営する採用メディアの編集チームです。エンジニア採用に取り組む人事・採用担当者に向けて、採用手法・人事制度・組織づくりの情報を届けています。
Twitterがエンジニア採用に有効な理由

(出典)https://www.pexels.com/
ソーシャルメディアの利用者が増加するのに伴い、SNSを通じて顧客や消費者との接点を増やそうとする企業が増えています。SNSの代表格であるTwitterは、他のSNSに比べて利用者の年齢層が広く、拡散力も高いのが特徴です。
「自社に合ったエンジニアを採用したい」「採用コストを抑えたい」と考えている企業は、エンジニアの採用にTwitterを活用するのも一つの手です。
必要な人材を採用できる
Twitter採用のメリットは、自社にマッチする人材が見つかりやすいことです。採用活動では『採用のミスマッチ』が生じ、採用した社員が十分な能力を発揮できなかったり、組織風土になじめなかったりして、早期離職につながるケースがあります。
採用のミスマッチが起こる要因の一つは、『求職者に開示する情報量の少なさ』です。企業への理解が浅いまま入社した場合、理想と現実のギャップが生じやすくなります。
Twitterを活用すると、社内の日常や社員の働きぶりといった『企業のリアル』をタイムリーに伝えられます。Twitterの内容に共感する人は、企業の価値観に適合する可能性が高く、質のよい母集団形成が期待できるでしょう。
また、個別のアカウントを持つTwitterは、スカウト採用との相性も抜群です。求職者はもちろん、転職市場に現れない『転職潜在層』に対して直接的にアプローチできるため、優秀な人材を獲得しやすくなります。
コストを抑えられる
企業がTwitterを始めるには、Twitterアカウントを取得する必要があります。広告を利用すれば都度料金がかかりますが、Twitterアカウントの設定やツイートの投稿は、目的にかかわらず無料です。
Twitter以外の採用手法としては、求人媒体への広告掲載やエージェントの活用が一般的です。しかし、優秀なエンジニアを求めれば求めるほど、採用コストは高額になりやすく、資金が潤沢でない企業は経営が圧迫される懸念があります。
「エンジニア採用を強化したいけれど、予算がかけられない」という中小企業やスタートアップ企業にとって、Twitterによる採用活動は最適な手段といえるでしょう。
Twitterの利用率が高い
インターノウス株式会社が2019年に実施した『若手エンジニアのライフスタイル調査』によると、SNSを利用している人は全体の84%で、うち約70%がTwitterを利用していることが分かりました。
利用目的について、趣味・エンジニア関連の情報収集や知人との交流に利用している人が大部分で、自身の発信を目的にしている人は半数にも到達しません。
また、総務省の『令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書』によると、Twitterの利用率は20代で78.6%、30代で57.9%で、40代では44.8%です。
Twitterはエンジニアとの親和性が高く、若年層からキャリア層までの幅広い層に情報を発信できるツールといえるでしょう。
出典:95%が会社の飲み会に参加しない?若手エンジニアのライフスタイルの実態に迫る。 | サービス | プロエンジニア
令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省情報通信政策研究所
Twitter採用の課題

(出典)https://www.pexels.com/
Twitterは誰でも気軽に投稿ができる分、使い方を誤ると取り返しがつかない事態を引き起こします。特に企業が情報を発信する際は、炎上のリスクに細心の注意を払う必要があります。Twitter採用にまつわる課題や注意点を理解した上で、正しく活用しましょう。
一括採用には不向き
Twitterは、短期間での一括採用には不向きです。求職者はもちろん、潜在層にまでアプローチできるのは大きな魅力ですが、母集団形成の効果がすぐに表れるわけではありません。
一般の中小企業やスタートアップ企業は、大手企業ほどの認知度がなく、アカウントを開設してもなかなかフォロワーが増えないのが現実です。投稿がバズるケースもごくまれで、Twitter採用の効果が表れるのには一定の時間を要します。
毎年、決まった期間にエンジニアの一括採用を予定しているIT企業は、Twitter採用と並行して、別の手法を検討した方がよいでしょう。
継続的な運用が求められる
Twitterで採用を成功させるには、アカウントを一定レベルにまで育てる必要があります。フォロワーが増え、つぶやきをリツイートしてくれる人がいてこそ、採用プロセスに活用ができるのです。
エンジニア採用を目的にアカウントを開設した場合、目に見える結果が表れなくても運用を続ける必要があります。定期的に情報を発信し、ユーザーのコメントに小まめに返信することが、アカウントを育てる秘訣です。
更新頻度が極端に低い場合、アクティブユーザーとして見なされません。採用時だけアカウントをアクティブにしても、スルーされる可能性が高いでしょう。
炎上の危険がある
Twitterは匿名での利用ができ、かつ拡散力が高いのが特徴です。何げなくつぶやいた一言が多くの人の反感を買い、炎上するリスクがあります。
好意的でないコメントが殺到すれば、企業イメージは大きく毀損します。売上の減少や取引先の離反が相次ぎ、経営の屋台骨が揺らぐ可能性もゼロではありません。
企業がTwitterを活用する際は、「バスりたい」という思いで安易にTwitterを利用する人を避け、ネットリテラシーがある人を担当者に任命しましょう。投稿には文字制限があるため、説明不足による情報誤認にも注意が必要です。
Twitter採用を成功させるポイント

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Twitterには一定のリスクやデメリットがありますが、Twitterのよさを最大限に活用すれば、コストをかけずに優秀な人材を採用できます。Twitter採用を成功させるには、どのような部分に力を入れればよいのでしょうか?
親しみや信頼感を持てるようにする
企業のアカウントというと、堅いイメージがあり、芸能人や一般人のアカウントよりもフォローしにくい傾向があります。運用担当者は、親しみやすさや信頼感を与えられるように表現方法に一工夫しましょう。
あえて担当者の人柄が伝わる投稿をしたり、個性のあるキャラクターを打ち出したりすると、ユーザーは友だちと交流しているような感覚を覚えます。『中の人』にファンがつけば、結果的に企業に対してプラスの印象を持つでしょう。
SNSの魅力は双方向のコミュニケーションが可能な点です。企業からのコメント返しに不快感を覚えるユーザーは少ないため、積極的なコミュニケーションを心掛けましょう。
ペルソナ・コンセプトを守る
Twitter採用を成功させるには、より多くのユーザーにフォローしてもらい、つぶやきをリツイートしてもらう必要があります。とはいえ、やみくもにフォロワー数を増やせばいいわけではありません。
アカウントを開設する前に、自社が必要とする人材像と発信のコンセプトを明確にしましょう。ペルソナやコンセプトが曖昧なままだと、投稿内容の輪郭がぼやけます。
『自社に見合った人材が集まらない』『つぶやきが誰の心にも刺さらない』といった状況が続き、Twitter運用にかけた時間や労力が無駄になってしまうかもしれません。
発信で伝えている自社の魅力がエンジニアに届いているかは、Offers のお役立ち資料にある「あなたの会社は”選ばれる企業”か?」で点検できます。30問の診断で採用ブランド力を可視化し、改善点を洗い出せる資料です。
投稿は毎日行う
前述の通り、多くのエンジニアはTwitterを情報収集のツールとして活用しています。自分にとって有益な情報が多いアカウントであれば、自然とフォローの手が伸びるでしょう。毎日Twitterを閲覧する人も多いため、投稿は休まずに続けるのが理想です。
人間には、接触する回数が増えれば増えるほど、親近感や好感度が高まる心理傾向があります(単純接触効果)。1日に1回ツイートする人と、1カ月に1回だけツイートする人では、どちらの方が親しみを持ってもらえるでしょうか?
まずは毎日1回を目標に、ペルソナにとって有益な情報を発信しましょう。通勤時間帯(7~8時)や昼休み(12~13時)、ゴールデンタイム(19~22時)などを狙って投稿するのがおすすめです。
求人への導線を盛り込む
Twitterを活用する目的は、フォロワーを増やすことでも、投稿をバズらせることでもありません。『自社に合ったエンジニアの採用』という目的を達成させるため、コーポレートサイトの採用ページや求人サイトへの導線を忘れずに整備する必要があります。
Twitter採用でよくある失敗の一つが、Twitter運用にばかり力を入れ過ぎて、受け皿となる採用ページや応募フォームの内容が疎かになってしまうことです。「この会社で働いてみたい」と思ってもらえるような、魅力的な採用ページを作成しましょう。
また、エントリーの仕方が複雑で分かりにくいと、応募を検討していた求職者が離脱する可能性があります。
より自社に必要なエンジニア採用のために

(出典)https://www.pexels.com/
Twitterはエンジニア採用との相性がよく、転職市場に現れない『転職潜在層』にもアプローチできる可能性が高いといえます。他の採用手法に比べて、コストが圧倒的に安く、中小企業やスタートアップ企業の収益を圧迫しないのも大きなメリットでしょう。
ただし、Twitterで一定の効果を出すには、地道な投稿を続けなければなりません。炎上のリスクが隣り合わせなので、運用には常に慎重さが求められます。Twitter採用のデメリットや注意点をよく理解した上で、上手に活用していきましょう。
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