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リファラル採用サービスの選び方とおすすめ5選

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リファラル採用のサービスには、紹介を集める仕組みを売るものと、紹介が根づくまで人が伴走するものがあり、中身はかなり違います。

同じ「おすすめ」の一覧に並んでいても、合うサービスは自社の人事が割ける時間や、採用管理システムの有無で変わるものです。

Offers HR Magazine編集部監修者

株式会社overflow / 編集担当

Offers HR Magazine編集部

Offers HR Magazine 編集部は、株式会社overflow が運営する採用メディアの編集チームです。エンジニア採用に取り組む人事・採用担当者に向けて、採用手法・人事制度・組織づくりの情報を届けています。

リファラル採用サービスの定義と3つの型

リファラル採用サービスとは、社員が知人を自社に紹介する流れ(求人の共有・紹介の受付・選考の管理・紹介報酬の管理)をクラウドで仕組み化し、サービスによっては制度設計や社内への浸透まで人が支援するものです。

リファラル採用そのものの考え方や制度の作り方は、リファラル採用とは?仕組み・制度設計と社員紹介を回すコツで詳しく扱っています。

リファラル採用を実施する企業の割合

株式会社TalentXの「2026年版 リファラル採用の実施状況に関する企業規模・業界別統計レポート」(法人企業2,073社・2025年1月〜2026年7月)によると、リファラル採用を実施している企業は70.5%で、2018年の調査開始時点の41.7%から28.8ポイント伸びました。

調査の対象は、同社へ問い合わせや相談をした企業が中心です。国内企業全体の実施率ではなく、リファラル採用に関心を持った企業の中での割合として読むのが妥当でしょう。

特化型・採用管理システム搭載型・SNSのつながりで探す型

リファラル採用を支えるサービスは、大きく次の3つの型に分かれます。

型

中身

向いている企業

特化型

紹介専用のアプリやシステムに、制度設計・社内広報の伴走支援が付く

紹介がまだ少なく、仕組みづくりから手伝ってほしい企業

採用管理システム搭載型

応募者管理のシステムの1機能として、紹介者の登録や紹介経由の応募を管理する

媒体・人材紹介・紹介の応募を1か所で管理したい企業

SNSのつながりで探す型

社員のSNSのつながりがある候補者を、スカウトの検索で絞り込む

社員から紹介を待つより、つながりのある人へ会社から声をかけたい企業

特化型の重心は紹介の数を増やすところにあります。採用管理システム搭載型の重心は、紹介経由の応募を他の経路とまとめて管理するところです。

リファラル採用サービスを選ぶ6つの確認点

リファラル採用サービスを選ぶときは、運用を誰が担うか、社員が紹介する手間、既存の採用管理システムとのつながり、活動の見える化、紹介報酬の扱い、料金体系の6点を、自社の状況と照らして確かめます。

運用の担い手と伴走支援の範囲

人事の手が足りない企業は、システムの機能に加えて、制度設計・社内説明会・社内広報の記事づくりといった伴走支援がどこまで含まれるかを確かめます。

制度を作っても、社員が制度を思い出さなければ紹介は増えません。伴走支援の時間の目安や担当者の役割は、契約の前に書面で確かめておくのが安全です。

リファラル採用の運用に加えて、エンジニアの候補者探しから声かけまでを社外に任せたい場合は、Offers の AI RPO に相談できます。CTO・テックリード・AIエンジニアの候補者をAIが探し、時期を合わせて継続的に声をかける採用代行です。

社員が紹介する手間の少なさ

社員が求人を知人に送るまでの手間も確かめます。SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)への共有、URLやQR(Quick Response)コードでの送付、スマートフォンのアプリなど、社員が普段使う手段から数回の操作で送れるかを、デモで試してください。

紹介された側がどこから応募し、応募フォームに何を書くのかも合わせて確かめておくと、紹介から応募までの離脱を減らせます。

既存の採用管理システムとのつながり

すでに採用管理システム(ATS)を使っている企業は、紹介経由の候補者がそのシステムに自動で入るかを確かめます。紹介の記録と選考の記録が別々のままだと、人事の二重入力が生じるためです。

採用管理システムを新しく入れる企業なら、紹介の機能を持つ採用管理システムを選び、1つにまとめる方法もあります。

紹介活動と成果の見える化

誰が、どの求人を、何人に共有し、そのうち何人が応募・入社したかを、社員別・求人別に追えるかが確認点です。

紹介の数・応募率・入社率のどこで止まっているかが分かれば、打ち手を選べます。追う指標の置き方はリファラル採用のKPI|指標の置き方と目標値の決め方にまとめました。

紹介報酬の設計と職業安定法の確認

紹介報酬は、金額を上げるより、社員が制度を思い出すきっかけとして設計するほうが現実的です。

前出のTalentXの調査では、紹介報酬の平均金額は121,806円(最頻値・中央値ともに100,000円)でした。同じ調査は、報酬制度の有無や金額の差で、友人を紹介した社員の比率に大きな変化は見られなかったとしています。

社員に払う紹介報酬で注意が必要なのは、職業安定法の制約です。職業安定法第40条は、募集を行う者がその被用者で募集に従事する者に対し、「賃金、給料その他これらに準ずるもの」を支払う場合などを除いて報酬を与えてはならないと定めています(出所:e-Gov法令検索「職業安定法」)。違反への罰則は、第65条の「六月以下の拘禁刑又は三十万円以下の罰金」です。

厚生労働省の「募集・求人業務取扱要領」は、募集主の被用者が募集主の指示により直接労働者に働きかけて応募を勧誘することを直接募集とし、募集主は募集従事者に対して「賃金、給料その他これに準ずるもの又は厚生労働大臣の認可に係る報酬を与える場合を除き、報酬を与えてはならない」としています(出所:厚生労働省職業安定局「募集・求人業務取扱要領」(令和7年6月))。

社員への紹介報酬の扱いはこれらの規定に関わるため、支払い方を就業規則や賃金規程と合わせて確かめます。ギフト券やポイントで渡す仕組みを使う場合も、その扱いを社会保険労務士や弁護士と確かめてから導入してください。報酬の税務を含む費用の全体は、リファラル採用のコスト|内訳・他手法比較と税務で整理しています。

料金体系と契約期間

リファラル採用サービスの料金は、公式サイトに金額を載せず、資料請求や見積もりで案内するものが多く、比べるときは初期費用・月額費用・成果報酬の有無・最低契約期間の4点を同じ表にそろえて確かめるのが基本です。

月額が人数(ID数)や利用人数で変わるもの、初期費用が0円の成果報酬型と定額型を選べるもの、年間契約が前提のものがあります。同じ月額でも、1年間の総額は契約の形で変わるので注意が必要です。

おすすめのリファラル採用サービスの比較

2026年10月17日に各社の公式サイトとプレスリリースで提供内容を確かめられた5サービスを、型ごとに比べると次のとおりです(料金・機能は各社の公式サイトとプレスリリースの記載・2026年10月17日時点)。

サービス

提供会社

型

主な特徴

料金の出し方

MyRefer(MyTalent Refer)

株式会社TalentX

特化型

リファラル制度の設計・運用定着・社内ブランディングの支援、AIによる運用の自動化

運営会社に確認

Refcome

株式会社ウィルオブ・パートナー

特化型

リファラル特化型RPOとリファラル活性化システムの2本立て

成果報酬型と固定型。初期費用0円のプランあり

リファアルム

株式会社Take Action

特化型

リファラル採用とアルムナイ採用をまとめて仕組み化

初期費用と月額費用。利用人数で変動・年間契約

ビズプラ採用管理

株式会社フューチャート

採用管理システム搭載型

紹介者専用の登録URLで紹介応募を管理

基本プラン月額80,000円(税抜)。リファラル機能は紹介者人数ごとの課金

Talentio

jinjer株式会社

採用管理システム搭載型

採用管理の中でリファラル採用とタレントプールを扱う

3プラン。見積もりを依頼

MyRefer(MyTalent Refer)|株式会社TalentX

MyRefer(MyTalent Refer)は、株式会社TalentXの統合型プラットフォーム「MyTalent Platform」の中のリファラル採用サービスです(出所:株式会社TalentX のプレスリリース(2026年7月28日))。

同社の案内では、リファラル制度の設計や運用定着、社内ブランディングなどを支援する機能を備え、AIによる運用の自動化機能も搭載しています。料金は運営会社に確かめてください。

Refcome|株式会社ウィルオブ・パートナー

Refcome(リフカム)は、株式会社ウィルオブ・パートナーが提供するリファラル採用の特化型サービスで、人による伴走支援の「リファラル特化型RPO」と、ツールの「リファラル活性化システム」の2本で支援します。

システムは、URLやQRコードからの紹介、紹介候補者や辞退者・アルムナイを管理するタレントプール、社内への記事配信やプッシュ通知を備えています。社員の紹介しやすさを8つの要素で見る「リファラルスコア®」も特徴の1つです。

公式サイトは採用支援の実績を1,000社超、伴走支援を月30〜50時間と案内しています。料金は、初期費用0円の成果報酬型プランと、予算を立てやすい固定型プランの2通りです。

リファアルム|株式会社Take Action

リファアルムは、株式会社Take Actionが提供するサービスで、リファラル採用とアルムナイ採用(退職者の再雇用)をまとめて仕組み化し、専門チームが立ち上げから定着まで伴走します。

管理画面では、誰がどれだけ紹介活動をしているかを把握できます。紹介した相手が面接や採用に至ると、設定した謝礼のポイントが社員に付く仕組みです。

料金は初期費用と月額費用の2本立てで、利用人数によって変わります。契約は年間契約が前提です。

ビズプラ採用管理|株式会社フューチャート

ビズプラ採用管理(bizpla)は、株式会社フューチャートが提供する採用管理システムで、オプションのリファラル機能を足すと、紹介者専用の登録URLを発行して社員・スタッフからの紹介応募を管理できます。

機能一覧には、紹介者管理、紹介経由の応募データ、応募詳細への紹介者情報の表示が並びます。求人媒体からの応募と紹介経由の応募を同じ画面で扱えるのは、採用管理システム搭載型の強みです。

料金ページによると、基本プランは300店舗まで月額80,000円(税抜)で、リファラル機能は紹介者人数(ID)ごとの課金となっています。

Talentio|jinjer株式会社

Talentio(タレンティオ)は、採用管理システムの中でリファラル採用とタレントプールを扱えるサービスで、公式サイトの運営会社の表記はjinjer株式会社です。

求人ページの作成、採用媒体との連携、選考の管理に加え、応募状況や通過率のデータを可視化する機能を持ちます。紹介経由の候補者も、他の経路の候補者と同じ選考の流れで管理できます。

プランはEnterprise・Business・Basicの3つで、料金は見積もりの依頼で確かめる形式です。

リファラル採用サービスの導入から定着までの進め方

リファラル採用サービスの導入は、目的と対象職種を決める、制度と報酬を規程に落とす、社員に周知して紹介を始める、数字を見て直す、の4段階で進めると、サービスの選定と社内の準備が食い違いません。

  1. 目的と対象職種を決める:紹介で埋めたい職種と、1年間の採用人数のうち紹介で狙う割合を決める
  2. 制度と報酬を規程に落とす:紹介の対象者・報酬の金額と支払い時期・支払い方を、就業規則や賃金規程に書く
  3. 社員に周知して紹介を始める:説明会と社内広報で制度を知らせ、紹介の手順をサービス上で示す
  4. 数字を見て直す:紹介数・応募数・入社数を月ごとに見て、止まっている段階に手を打つ

各段階で誰が何をするかは、リファラル採用のフロー|7段階と担当・報奨の支給までで詳しく扱っています。

リファラル採用だけで届かない職種の補い方

リファラル採用は社員の人脈の範囲でしか候補者に届かないため、社員の知人に少ない職種は、社員のSNSのつながりを手がかりに会社から声をかける方法で補えます。

正社員の中途採用サービスのOffersでは、メンバーがFacebook・Twitter・GitHubを連携すると、社内のメンバーとSNSでつながりのある候補者を検索で絞り込めます(ライトプラン以上・Offers ヘルプセンター)。

検索で表示しない条件の「Offers未登録ユーザー」と、候補者情報の充実度の「つながり有り」にチェックを入れると、社内メンバーとつながりのある候補者が結果に出ます(手順)。紹介を待つのではなく、つながりのある人へ会社から直接声をかける使い方です。

自社に合うリファラル採用サービスの絞り込み方

リファラル採用サービスは、紹介がまだ少ない企業なら伴走支援の厚い特化型、応募の経路を1つにまとめたい企業なら採用管理システム搭載型から比べると、候補を絞り込みやすくなります。

料金は公式サイトに金額を載せないサービスが多いため、初期費用・月額費用・成果報酬の有無・最低契約期間をそろえて見積もりを取ってください。

紹介報酬の支払い方は職業安定法第40条に関わるため社内規程と合わせて確かめ、金額より制度を思い出してもらう仕掛けに力を割く。TalentXの2026年版調査から読み取れるのは、そうした進め方です。

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