エンジニアのポテンシャル採用のメリットとデメリット。成功のポイントも解説

Offers HR Magazine編集部 2023年11月27日

Offers HR Magazine編集部

目次

近年、経験豊かなエンジニアの採用とともに、ポテンシャル採用に注力する企業が増えてきました。ポテンシャル採用のメリットやデメリットとともに、成功のポイントを解説します。新卒を含めた未経験者の採用を検討している企業は、参考にしてみましょう。

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エンジニアのポテンシャル採用の有効性

(出典)https://unsplash.com/

IT市場におけるエンジニアの人手不足や、即戦力となる人材の獲得競争の激化などにより、エンジニアの中途採用が難しくなっています。そこで、新卒を含めた未経験者のポテンシャル採用へと、かじを切る企業が増えてきました。まずは、ポテンシャル採用の概要から解説していきます。

そもそもポテンシャル採用とは?

ポテンシャル採用とは、それまでの経験やスキルを評価する方法とは異なり、候補者の将来性に注目して採用する手法です。多くの場合、新卒採用を含め、その業種の未経験者を対象とする場合に、ポテンシャルに基づいた評価を行います。

具体的にどういった項目をポテンシャルとして評価するかは、企業によって変わりますが、一般的には仕事に対する考え方や姿勢、コミュニケーション能力・問題解決能力・リーダーシップなどの点が対象となります。

エンジニア採用の場合、これらの項目に加えて、多くの点からエンジニアとしての資質を評価するのが一般的です。

ポテンシャル採用を導入する企業が増加

エンジニア採用においても、ポテンシャルを重視する企業が増えている背景としては、上述のように経験豊かな人材の採用が難しくなっている点が、まず挙げられます。即戦力となる人材は、大手企業が手放さない傾向にもあるため、そもそも転職市場に出てこないケースは珍しくありません。

そこで中小企業を中心として、新卒の人材を含む未経験者を積極採用し、自社に合った形で育成する方針を取る企業が増えてきたのです。採用の時点ではエンジニアとしての資質や将来性を評価し、育成に力を入れることで、長期的に見て自社に必要な人材を得ようとする企業が、近年目立つようになりました。

また、エンジニア全体の平均年齢が上がっているため、若手の人材を確保して、組織として若返りを図ろうとする企業もあります。今後さらにIT人材は不足するといわれているため、早い段階で能力のある人材を採用し、将来的に競争優位を確立しようとする企業も出てきています。

ポテンシャル採用のメリット

(出典)https://unsplash.com/

企業がポテンシャル採用に力を入れるメリットとしては、具体的に以下の点が挙げられます。将来のシステム開発を担う若手を増やせるのに加えて、一般的な新卒採用に比べて、教育コストを削減できる点もメリットです。

将来有望な若手エンジニアを増やせる

ポテンシャル採用の最大のメリットは、将来有望なエンジニアを得られる点にあります。

当然、人材のポテンシャルを完全に見抜くのは難しく、想定通りの育成ができないケースも考えられます。それでも早い段階で才能豊かな人材を確保できれば、長期的に見て優秀な人材に活躍してもらえる可能性があるのは、間違いありません。

エンジニア採用の場合は、開発部門の中核を担う人材に加えて、将来のプロジェクトリーダーやマネージャー候補を増やすことができます。

長期的なニーズに合った人材を育成できる

自社の文化や価値観に適合した人材の育成ができるのも、ポテンシャル採用のメリットです。経験豊かな人材は即戦力として期待できる半面、それまでの環境や組織文化などに慣れ親しんでいる場合も多く、自社の環境に必ずしも適合できない可能性があります。

一方、新卒を含む未経験者は若手がほとんどであり、自社の企業文化や価値観になじみやすく、長期的なニーズに沿って育成しやすい傾向にあります。

また、ポテンシャル採用によって、長期的に活躍できる人材を得られれば、組織の若返りと活性化も期待でき、企業としてイノベーションも起こりやすくなるでしょう。

新卒採用に比べて教育コストを削減できる

一般的な新卒採用でも、ある程度はポテンシャルを重視した採用をするものですが、とりわけ人材のポテンシャルに注目して採用する方法ならば、長期的に見て教育コストの削減も可能です。

職種は違っても、社会人としての経験がある人を採用する場合は、ビジネスマナーや仕事への姿勢など、基本的な事柄は教育する必要がありません。当然、教育がほぼ必要のない即戦力人材に比べると、育成に手間はかかるものの、長い目で見ればコスト以上の活躍をしてもらえる可能性が高いでしょう。

ポテンシャル採用のデメリット

(出典)https://unsplash.com/

ポテンシャル採用は企業に多くのメリットをもたらしますが、一方で以下のデメリットもあります。双方を比較検討した上で、最適な人材採用戦略を立てる必要があります。

戦力化するまでに時間がかかる

ポテンシャル採用で獲得する人材は、十分なパフォーマンスを発揮するまで育成を前提とするため、戦力化できるまでに時間を要します。エンジニアの場合はOJTをはじめ、一人一人に合った教育プログラムを提供し、長期的な視点で余裕のある育成が求められます。

入社後にすぐ最前線で活躍してもらいたい場合は、ポテンシャル以上に、現時点で有している技能や経験を重視して採用する必要があるでしょう。

育成しても力が発揮されない可能性がある

応募者のポテンシャルを評価する方法は、必ずしも成功するとはいえない点も、デメリットの一つです。エンジニア採用の場合、社内のエンジニアにできる限り採用に参加してもらうことで、資質のある人材の見極めが可能になります。

しかし、必ず活躍できる人材を見極められるとは限らず、採用のミスマッチが生じたり、うまく育成できなかったりするリスクはあります。

どういった職種の採用であっても、ポテンシャルを見誤る可能性は常にあるものです。採用後の育成でフォローしたり、適宜採用基準を見直したりすることで、ミスマッチの可能性を軽減する努力が欠かせません。

離職・転職のリスクもある

ポテンシャルの高い人材を採用しても、職場環境が合わなかったり他のキャリアを目指したりして、早々に離職・転職されてしまうケースもあります。

ただし、これもポテンシャル採用に限った話ではなく、どういった採用手法でも早期離職の可能性はあるので、ある程度のリスクは許容しなければいけません。入社後のフォロー体制を充実させ、エンジニアが柔軟に働ける場を用意するなど、優秀な人材に長く働いてもらえる環境づくりに注力しましょう。

エンジニアのポテンシャル採用を成功させるコツ

(出典)https://unsplash.com/

エンジニアのポテンシャル採用を成功させるには、以下の点を意識する必要があります。まずは採用すべき人材の基準を明確にした上で、情報発信や採用担当者の育成などに力を入れましょう。

採用すべき人材の評価基準を明確にする

ポテンシャル採用は、いわば候補者の将来の可能性を評価するやり方なので、一般的な採用以上に評価基準を明確にする必要があります。ポテンシャルという概念自体が曖昧なものであり、人事担当者によって重視すべき要素が異なっていると、当然ながら公平・公正な評価はできません。

できる限り客観的な基準を設けた上で、人事担当者による評価のブレをなくす工夫が求められます。エンジニアとしての資質をどのような観点から評価するか、さらに問題解決能力やコミュニケーション能力など、どういった項目を評価するかを決めておき、基準を明らかにしておきましょう。

求人サイトやSNSで発信する情報を検討する

さまざまなバックグラウンドを有する人材を広く集めるために、発信する情報を検討し、多くの注目を集められるようにすることも重要です。ポテンシャル採用は即戦力となる中途採用に比べて、より多くの人材の応募が見込めますが、情報発信が不十分だと満足に採用活動ができません。

特にエンジニア採用は、未経験者でも多くの企業が人材を欲しているので、積極的に自社の魅力や提供できるキャリア、職場環境などをアピールする必要があります。

採用担当者の育成にも力を入れる

候補者のポテンシャルを正しく評価するためには、採用担当者のスキルアップも欠かせません。一般採用と変わらないスタンスで採用活動をしていると、ミスマッチが発生してしまう可能性が高まります。そこで採用担当者向けに、ポテンシャル採用に向けたトレーニングを実施するとよいでしょう。

近年は採用担当者向けの研修や、トレーニングも充実しているので、社内での教育が難しければ、外部のリソースを利用するのもおすすめです。また後述するように、エンジニア採用では社内のエンジニアの協力が不可欠なので、開発現場とうまく協力体制が築ける人材が求められます。

ITツールをうまく活用する

 一貫した人材評価ができるように、採用管理システムをはじめとしたITツールをうまく活用しながら、情報を管理・分析することも重要です。応募者の情報を詳細に管理・分析できるツールが増えており、採用に関する業務効率化も同時に実現できます。

さらに、応募者とのメッセージのやりとりや、面接日程の調整もシステム上で可能な製品が多いので、人事部門の業務効率化にも役立つでしょう。

エンジニアのポテンシャルを見極めるには?

(出典)https://unsplash.com/

エンジニアのポテンシャルをできる限り正確に見極めるためには、以下の要素を参考にしつつ、社内のエンジニアと協力して採用活動を進める必要があります。エンジニア評価のポイントを押さえておきましょう。

ポテンシャルの評価で重視すべき要素

ポテンシャル評価で重視すべき要素は、企業の採用ポリシーや評価基準によって変わってきますが、一般的には以下の点に注目すべきとされています。

  • 基本的な性格
  • 学ぶ姿勢
  • 忍耐力
  • コミュニケーション力
  • 論理的思考力
  • キャリアビジョン

必要な事柄を真剣に学べる性格か、困難に遭っても忍耐強く解決ができるかといった要素や、業務を進める上で必要なコミュニケーション力、論理的思考力などの見極めが重要です。さらに、エンジニアとして明確なキャリアを描いているかも、将来の活躍を判断する重要な要素といえるでしょう。

社内のエンジニアにも協力してもらう

評価すべきポテンシャルの要素を明らかにしたら、どういった基準で評価するかを決めていきます。その際には、社内のエンジニアに協力してもらいましょう。特にエンジニアは、ポテンシャル採用でも技術面の評価が必要な場合も多いので、人事部門の社員だけでは対応できないこともあります。

可能であれば書類選考や面接には、現場のエンジニアに同席してもらうのが望ましいですが、業務の都合で難しい場合もあるでしょう。

たとえエンジニアが採用に参加できなくても、人事部門で十分カバーできるように、具体的に採用基準を設けておき、適宜、開発部門からフォローしてもらえる体制をつくりましょう。

エンジニアのポテンシャル採用を検討しよう

(出典)https://unsplash.com/

エンジニアのポテンシャル採用のメリットやデメリット、採用を成功させるポイントを解説しました。ポテンシャル採用は一般採用以上に、人材を見極めるのに工夫を要します。現場のエンジニアに協力してもらいながら、どういった点を評価するか、具体的な基準とともに決めておきましょう。

また、広く応募者を集めるためにも、採用広報やSNSでの情報発信などに注力し、自社の魅力をアピールすることも重要です。採用管理を含めてITツールをうまく活用しながら、効率的に採用活動を進められる体制を整えましょう


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