エンジニアの採用を効率化するポイント。導入すべき手法や人材の選び方を解説

Offers HR Magazine編集部 2023年11月24日

Offers HR Magazine編集部

目次

エンジニアの採用は、多くの企業にとって重要な課題です。即戦力となるエンジニアは採用が難しい状況にあるので、採用活動を効率化して、必要な人材を確実に採用できる体制を整えましょう。エンジニア採用で導入すべき手法や人材評価のポイントも解説します。

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エンジニアの採用を効率化するポイント

(出典)https://unsplash.com/

採用活動の効率化はニーズに合った人材のスムーズな採用と、人事部門の負担軽減につながります。エンジニアの採用活動を効率化するには、以下のポイントを重視することが大事です。

採用すべき人材を定義・明確化する

エンジニア採用に限らず、効率的な採用活動のためには、まず採用すべき人材を明確に定義する必要があります。企業としてどういった人材を欲しているのか確認した上で、具体的な人物像や有しているスキル、これまでの実績などをペルソナとしてまとめてみましょう。

設定したペルソナを基に採用の要件や基準を具体化すれば、人事担当者によって評価のブレが発生するのを防ぎつつ、公平性を担保した採用が可能になります。採用プロセスをスムーズに進められ、ニーズに合った候補者を特定しやすくなるでしょう。

採用フローの見直しや改善を検討・実行する

採用すべき人材を定義するとともに、これまでの採用フローも見直してみましょう。

現状の採用プロセスにおいて工数の無駄が発生していたり、内定辞退が頻発していたりする場合などは、改善が必要です。さらに、人事担当者間の情報共有不足やスキル不足などにより、採用のミスマッチが発生しているケースも考えられます。

採用フローを見直した上で、どういった問題があるか確認し、人事部内で共有しましょう。その上で、改善に向けた施策を立案します。社内のエンジニアの意見を取り入れながら、どういった部分を改善すれば、スムーズに採用活動ができるか検討しましょう。

エンジニア採用はなぜ難しい?

(出典)https://unsplash.com/

エンジニア採用を効率化するに当たっては、以下のような問題も認識しなければいけません。エンジニア採用は他の職種に比べて難しいといわれています。採用活動を効率化するには、エンジニア採用の現状と、多くの企業が抱える課題を理解した上で、採用業務の最適化を図る必要があります。

経験豊かなエンジニアの採用競争が激化

IT市場全体でエンジニアが不足気味である一方、AI(人工知能)の台頭やDXの浸透などにより、多くの企業が優秀なエンジニアを欲しています。人材需要が供給を大きく上回っており、経験豊かなエンジニアの採用競争が激化している状況です。

開発プロジェクトの中心となるエンジニアは大手企業が囲い込む傾向もあり、転職市場に人材がなかなか出てこない現象も見られます。こういった中でニーズに合ったエンジニアを採用するには、一般的な採用手法のみならず、企業側から積極的に人材にアプローチする姿勢が重要です。

採用条件や報酬・待遇などの合意が得られない

企業側の採用条件と、応募側の求める報酬・待遇などの面でなかなか合意が得られず、採用につながらないケースも少なくありません。エンジニアの採用市場は売り手有利の状況であり、エンジニア側が企業に求める条件のレベルも上がっています。

経験豊かでスキルの高い人材に提供できる、十分な待遇を用意できない企業も多く、応募があっても最終的に他の企業に行ってしまうケースもあります。

エンジニアの技能評価が難しい

エンジニアは他の職種に比べて、技能面の評価に工夫を要する点も、採用が難しいとされる理由の一つです。人事部門の担当者は、エンジニアの関わる技術に詳しくないため、履歴書や職務経歴書を確認しても、実際の技能レベルは評価できないケースが多くあります。

実際、人事部門の担当者のみの採用では、入社後にミスマッチが発覚する場合もあり、採用にかかった手間とコストの無駄になってしまうリスクがあります。後述しますが、エンジニアの採用では社内のエンジニアに協力を要請し、適宜フォローしてもらうことが重要です。

採用ニーズに合ったエンジニアを選ぶために

(出典)https://unsplash.com/

採用ニーズに合致したエンジニアを確実に採用するためには、以下のポイントを意識する必要があります。採用プロセスの多くの場面で、社内のエンジニアの協力を得るのに加えて、市場や競合の分析も徹底することが重要です。

社内のエンジニアに参加してもらう

人事担当者では技術面が評価できない場合が多いので、採用活動のあらゆる面において、社内のエンジニアに参加してもらうのが理想です。

エンジニアの業務状況によっては、なかなか人事部門への協力が難しい場合もありますが、採用ニーズを明確にする上では、必ず社内のエンジニアの意見を聞く必要があります。また、書類選考や面接のプロセスでは、できる限りエンジニアに参加してもらうようにしましょう。

自社の置かれた環境や競合について理解する

採用市場において、自社がどういったポジションにあるのか、採用力はどの程度かといったように、自社の置かれた環境を冷静に分析しましょう。その上で求職者にアピールすべき魅力や強みなどを、明らかにすることが重要です。

例えば、資本力のある企業ならば、他社よりも条件を打ち出すことで、エンジニアの求職者を引きつけられる可能性があります。

一方、採用にかけられるコストが少なく、他社に比べて知名度も劣っているならば、仕事内容の魅力や提供できるキャリアパスなどの面で、アピールできる点を探しましょう。求職中のエンジニアが求めている条件を調査し、できる限り提供できる体制を整えるのも効果的です。

また、競合の採用状況も調査・分析することで、優れたエンジニアの採用に成功している企業の戦略を参考にできます。どういった採用施策を実行するにせよ、自社の置かれた状況を客観的に把握することが大事です。

未経験の採用も視野に入れる

即戦力となるエンジニアの採用が難しいならば、未経験者の採用も検討してみましょう。事実、多くの企業が新卒を含めた未経験のエンジニアの採用に注力し始めており、人材ニーズに沿った育成を進めています。

当然、中途採用に比べて育成コストはかかるものの、長い目で見れば、自社の文化や価値観に合った人材に育てやすく、ビジネス環境の変化にも対応しやすいのがメリットです。エンジニアも徐々に全体の高齢化が進んでいるため、組織の若返りのためにも、未経験者を積極的に採用するのもよいでしょう。

エンジニア採用におすすめの手法

(出典)https://unsplash.com/

エンジニア採用におすすめの手法をいくつか紹介します。採用活動を効率化するには、自社の強みを生かせる採用手法も重要です。従来の求人サイトや転職エージェントを利用した採用に加えて、ダイレクトリクルーティングやリファラル採用なども検討してみましょう。

求人サイト・転職エージェント

エンジニア採用においても、従来型の求人サイトや転職エージェントを利用した採用活動は有効です。ただし、他の職種に比べて、エンジニアは転職市場に出てこない人材も多いので、これらをベースとしつつも、後述するダイレクトリクルーティングや、副業採用などと組み合わせるのがよいでしょう。

また、求人サイトはスカウト機能が利用できるので、求人情報を掲載して応募を待つだけではなく、採用ニーズに合った人材を見つけたら、積極的にアプローチする姿勢が重要です。

ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングは、企業が自ら採用ニーズに合った人材を見つけ出し、直接アプローチする手法です。エンジニア採用では特に有効で、他社に先駆けてアプローチすれば、一般的な認知度が低い中小企業でも、優秀な人材を採用できるチャンスがあります。

求人サイトのスカウト機能を利用して、登録している人材にメッセージを送る方法が一般的ですが、近年はSNSを通じて直接オファーを出す企業も増えてきました。今現在、転職を考えていない相手にもアプローチできるので、工夫次第で将来的に応募してもらえる可能性もあります。

リファラル採用

リファラル採用は、既存の社員から必要な人材を紹介してもらう方法です。社員に自社の文化や価値観、事業の方向性などに合った人材を紹介してもらえれば、採用のミスマッチが発生しづらく、長期に活躍してもらえる可能性があります。

紹介してくれた社員に多少のインセンティブを提供する必要はあるものの、一般的な採用に比べてコストがかからず、スピーディーに人材を得られるのがメリットです。エンジニア採用の場合は、社内のエンジニアのつながりを利用できる場合も多いので、積極的に利用したい手法といえるでしょう。

自社に合った採用媒体を選ぶ基準

(出典)https://unsplash.com/

採用媒体の選択も、効率的なエンジニア採用に欠かせない要素です。以下のように、できるだけ多くのエンジニアの応募が見込まれるか、ニーズに合った人材を見つけやすいサービスかどうかなど、注目すべきポイントを解説します。

エンジニア採用向けであること

まずは媒体選びの大前提として、エンジニアの登録者が多い、あるいはエンジニア採用に特化した媒体であることが重要です。求職者は基本的に複数の採用媒体に登録していますが、エンジニアの場合は特化型のサービスに登録する傾向が強いためです。

また、エンジニア採用に特化したサービスは、エンジニアの有する経験やスキルを可視化できるものも多く、スキルレベルを評価しやすいメリットもあります。母集団形成がしやすくオファーも出しやすいので、採用媒体の選択に悩んでいるならば、エンジニア向けのものを選びましょう。

情報管理が容易で検索性に優れていること

採用候補者やオファーを出す人材に関する情報をまとめて管理でき、エンジニアの絞り込みなどの検索性に優れているサービスが望ましいといえます。

エンジニア採用では、特定の技術やスキルを有する人材をピンポイントで検索したい場合も多いため、検索条件を詳細に設定でき、適切なフィルタリングをかけられる媒体がおすすめです。開発言語やプラットフォームなど、具体的にどういった検索項目があるか、事前に確認してみるとよいでしょう。

人材に直接オファーできること

採用ニーズに合った人材を見つけたら、直接アプローチできるサービスであるかも重要です。エンジニアに特化した採用媒体に限らず、近年はほとんどの求人サービスでスカウト機能が実装されていますが、まれに求人情報の掲載のみしか許されていないサービスもあります。

一般的な採用に加えて、ダイレクトリクルーティングをするならば、最低限スカウトメールが出せるサービスでなければいけません。直接個人にメッセージが送れる媒体を選びましょう。

副業人材やフリーランスも活用しよう

(出典)https://unsplash.com/

エンジニア採用に課題を抱えているならば、一般的な採用に加えて、副業人材やフリーランスとの契約も視野に入れてみましょう。副業に従事しているエンジニアやフリーランスとの業務委託契約ならば、転職を考えていない層にも広くアプローチできます。

副業従事者やフリーランスと契約するメリット

近年は柔軟な働き方を求めて副業を始めたり、フリーランスとして独立したりするエンジニアが増えています。どちらも自ら仕事を獲得する必要があるため、経験豊かでスキルの高い人材が多い傾向にあり、業務委託契約を結べば、優秀な人材のリソースを必要な期間のみ活用できます。

また、正社員よりも安く契約できるケースが多いので、人材採用にかかるコストを抑えられるのに加えて、人材の教育にかかるコストも不要です。現時点で必要な技能を有する人材と契約すればよいので、採用のミスマッチが起こりづらいのもメリットです。

さらに、業務委託契約の形で活躍してもらえる人材には、本格的に正社員雇用のオファーも出せるので、エンジニア側と応募側、双方が納得した上で採用に結び付けられます。

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さらに、一般採用の管理システムとしても活用でき、採用候補者の情報や応募情報などをまとめて管理できるため、人事担当者の業務負担も軽減できます。申し込みからオファー開始まで最短2日で利用できるので、この機会に導入を検討してみましょう。

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採用プロセスを効率化して優秀な人材を獲得する

(出典)https://unsplash.com/

エンジニア採用を効率化するポイントとおすすめの採用手法、媒体の選び方などを解説しました。エンジニアのような人材の獲得競争が激しい職種ほど、採用プロセスを最適化して、スピーディーな採用が必要です。まずは採用すべき人材を明らかにして、採用フローの見直しや改善を進めましょう。

採用ニーズに合ったエンジニアを採用するためには、社内のエンジニアの協力が不可欠です。採用プロセスの多くの場面で協力してもらえるように、開発部門との関係を深めておきましょう。部門の垣根を越えて、全社的に採用活動に取り組む姿勢も重要です。

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