人事部とは?総務部との違いや仕事内容、求められるスキルを解説

Offers HR Magazine編集部 2024年8月30日

Offers HR Magazine編集部

目次

こんにちは。エンジニア、PM、デザイナーの副業・転職採用サービス「Offers(オファーズ)」のOffers HR Magazine編集部です。この記事では、企業の根幹を支える人事部の役割や仕事内容、求められるスキルについて詳しく解説していきます。人事部の仕事に興味がある方、人事部への転職を考えている方、そして、採用担当者の方々にとって有益な情報となるよう、最新のトレンドも踏まえながら分かりやすくお伝えします。ぜひ最後までお読みください。

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人事部とは?基本的な役割と重要性

人事部は、企業において「人」に関するあらゆる業務を担う、いわば企業の心臓部ともいえる重要な部署です。企業の成長と発展には、優秀な人材の確保と育成が不可欠であり、それを実現するのが人事部の使命といえます。

では、具体的に人事部とはどのような役割を担い、なぜ企業にとって重要なのでしょうか。ここでは、人事部の定義と目的、そして企業における重要性について深く掘り下げていきます。

人事部の定義と目的

人事部とは、企業の経営戦略に基づき、人材の採用、育成、評価、配置など、従業員に関するあらゆる業務を統括する部署です。従業員の能力を最大限に引き出し、企業の目標達成に貢献することが、人事部の大きな目的となります。

近年では、従来の人事業務に加え、従業員のエンゲージメント向上や働きがいのある職場づくりなど、より戦略的な役割も担うようになってきています。企業の競争が激化する中で、優秀な人材の確保と定着は企業の持続的な成長に欠かせない要素であり、人事部の役割はますます重要性を増しています。

人事部が企業にとって重要な理由

人事部は、企業の成長戦略を実現するための重要な役割を担っています。優秀な人材を採用し、育成することで、企業の競争力を高め、持続的な成長を可能にします。また、従業員のモチベーションを高め、働きやすい環境を整備することで、生産性の向上や離職率の低下にも貢献します。

さらに、近年では、ダイバーシティ&インクルージョンや働き方改革など、社会的な要請への対応も人事部の重要な役割となっています。企業の社会的責任を果たすためにも、人事部の存在は不可欠と言えるでしょう。

人事部の歴史と進化

人事部の歴史は古く、産業革命以降、工場労働者が増加するにつれて、労働者を管理する必要性から生まれたと言われています。当初は、給与計算や勤怠管理など、事務的な業務が中心でしたが、時代とともに、採用、教育、評価など、より戦略的な業務へと変化してきました。

特に、近年では、グローバル化やIT化の進展に伴い、人事部の役割はさらに多様化・複雑化しています。従来の枠にとらわれず、常に変化に対応していくことが、現代の人事部に求められる姿勢と言えるでしょう。

人事部の具体的な仕事内容

人事部の仕事は多岐にわたり、採用活動から人材育成、評価、労務管理まで、従業員に関するあらゆる業務を網羅しています。ここでは、人事部の具体的な仕事内容について、それぞれの業務内容を詳しく解説していきます。

人事部の仕事は、一見地味で裏方的な仕事に見えるかもしれません。しかし、企業の成長を支える重要な役割を担っており、やりがいのある仕事と言えるでしょう。

採用活動

企業の成長には、優秀な人材の確保が不可欠です。人事部は、企業のニーズに合った人材を採用するために、求人広告の作成や面接の実施、採用後のフォローなど、様々な業務を行います。

近年では、従来の採用手法に加え、ソーシャルメディアを活用した採用活動や、オンライン面接の導入など、新しい手法も積極的に取り入れられています。

採用活動のステップ

具体的な内容

採用計画の策定

必要となる人材の要件や採用人数、予算などを決定する

求人活動

求人広告の作成や掲載、説明会の実施など、求職者へのアプローチを行う

選考

応募書類の選考、面接の実施、適性検査などを行い、候補者を選抜する

内定・入社

内定通知、入社手続き、入社後のフォローなどを行う

人材育成と研修

採用した人材が、企業で活躍できるよう、人事部は様々な研修プログラムを企画・実施します。新入社員研修から、階層別研修、専門スキル研修など、従業員の成長段階やニーズに合わせた研修を提供することで、人材の育成を促進します。

近年では、オンライン研修の導入や、個人のキャリアプランに合わせた研修など、より柔軟で効果的な研修方法が求められています。

評価とフィードバック

従業員の能力や成果を適切に評価し、フィードバックを行うことも、人事部の重要な役割です。評価制度の設計や運用、評価面談の実施などを通して、従業員のモチベーション向上と能力開発を支援します。

近年では、従来の成果主義的な評価だけでなく、多面的な評価や、能力開発に重点を置いた評価など、新しい評価制度の導入も進んでいます。

人事制度設計と運用

給与制度、昇進制度、福利厚生制度など、人事制度の設計と運用も、人事部の重要な業務です。従業員のモチベーション向上と働きやすい環境づくりに貢献する、適切な人事制度を構築・運用することが求められます。

近年では、働き方改革やダイバーシティ&インクルージョンなど、社会的な要請を踏まえた人事制度の改革も進んでいます。

労務管理と福利厚生

労働基準法などの法令を遵守し、従業員が安心して働ける環境を整備することも、人事部の重要な役割です。勤怠管理、給与計算、社会保険手続きなど、労務管理に関する業務を適切に行う必要があります。

また、従業員の健康管理や福利厚生制度の充実など、従業員の生活をサポートする業務も担っています。

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人事部と総務部の違い

人事部と総務部は、どちらも企業の管理部門として重要な役割を担っていますが、その役割や業務内容は異なります。ここでは、人事部と総務部の違いについて、それぞれの役割と業務内容を比較しながら解説していきます。

人事部と総務部は、密接に連携しながら業務を行うことも多く、それぞれの役割を理解しておくことが重要です。

人事部の役割と総務部の役割

人事部は、企業の「人」に関する業務を統括する部署であり、採用、育成、評価、労務管理など、従業員に関するあらゆる業務を担います。一方、総務部は、企業の「物」に関する業務を統括する部署であり、備品管理、施設管理、庶務業務など、企業の運営を支える業務を担います。

業務が重なる部分と異なる部分

人事部と総務部は、どちらも従業員の福利厚生に関する業務を担うなど、業務が重なる部分もあります。しかし、人事部は従業員の能力開発やキャリア形成に重点を置いているのに対し、総務部は従業員の働きやすい環境づくりに重点を置いてます。

企業規模による違い

企業規模によっては、人事部と総務部が統合されている場合もあります。特に、中小企業では、人事総務部として、人事と総務の両方の業務を兼任しているケースも少なくありません。

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人事部に求められるスキル

人事部は、企業の成長を支える重要な役割を担うため、様々なスキルが求められます。ここでは、人事部に求められるスキルについて、特に重要なスキルをいくつかピックアップして解説していきます。

人事部の仕事は、人と関わる仕事であるため、コミュニケーション能力や共感力など、ヒューマンスキルが重要視される傾向にあります。

コミュニケーション能力の重要性

人事部は、社内外の様々な人とコミュニケーションをとる機会が多いため、高いコミュニケーション能力が求められます。相手に分かりやすく情報を伝えたり、相手の意見を丁寧に聞き取ったりする能力は、人事部の業務を円滑に進める上で不可欠です。

情報収集と分析能力

人事部は、常に最新の情報を収集し、分析する能力も求められます。労働法改正や人事制度のトレンドなど、常に変化する状況に対応するためには、情報収集力と分析力が重要となります。

戦略的思考と計画力

人事部は、企業の経営戦略に基づき、人事戦略を立案・実行する必要があります。そのため、戦略的思考と計画力も重要なスキルとなります。

マルチタスク能力

人事部は、採用活動、人材育成、評価、労務管理など、様々な業務を同時並行で進める必要があります。そのため、マルチタスク能力も求められるスキルとなります。

専門知識と法務知識

人事部は、労働法や社会保険制度など、専門知識と法務知識も必要となります。従業員に関する法律や制度を理解し、適切に運用することが求められます。

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現代における人事部の新しい役割

現代社会において、人事部の役割はますます重要性を増しています。グローバル化、IT化、少子高齢化など、企業を取り巻く環境が大きく変化する中で、人事部は従来の役割に加え、新しい役割を担うことが求められています。

ここでは、現代における人事部の新しい役割について、いくつかの重要なテーマを取り上げて解説していきます。

戦略人事の重要性

企業の競争が激化する中で、人事戦略は経営戦略と一体となって推進されることが求められています。人事部は、企業のビジョンや戦略に基づき、人材の採用、育成、配置などを戦略的に行うことで、企業の競争力強化に貢献する必要があります。

働き方改革への対応

長時間労働の是正やワークライフバランスの推進など、働き方改革への対応も、現代の人事部にとって重要な課題です。柔軟な働き方を実現するための制度設計や、従業員の意識改革を促進するための取り組みなどが求められます。

リモートワークとデジタル化

リモートワークの普及や人事システムの導入など、デジタル化の波は人事部の業務にも大きな影響を与えています。人事部は、デジタル技術を積極的に活用することで、業務効率化や生産性向上を図る必要があります。

ダイバーシティとインクルージョンの推進

多様な人材が活躍できる職場環境づくりも、現代の人事部にとって重要な役割です。性別、国籍、年齢、障がいの有無などに関わらず、すべての従業員が能力を最大限に発揮できるよう、ダイバーシティ&インクルージョンの推進に取り組む必要があります。

企業文化の形成

企業文化は、従業員の行動指針となり、企業の成長を支える重要な要素です。人事部は、企業理念や価値観を共有し、従業員のエンゲージメントを高めることで、魅力的な企業文化の形成に貢献する必要があります。

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まとめ

人事部は、企業の成長と発展に欠かせない重要な役割を担っています。採用活動から人材育成、評価、労務管理まで、多岐にわたる業務を通して、従業員の能力を最大限に引き出し、企業の目標達成に貢献しています。

近年では、グローバル化、IT化、少子高齢化など、企業を取り巻く環境が大きく変化する中で、人事部の役割はますます重要性を増しています。従来の役割に加え、戦略人事、働き方改革への対応、リモートワークとデジタル化、ダイバーシティとインクルージョンの推進、企業文化の形成など、新しい役割を担うことが求められています。

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