【エンジニア採用】就活の座談会でよくされる質問例は?進め方や成功のポイントも

Offers HR Magazine編集部 2023年12月22日

Offers HR Magazine編集部

目次

\ 自社にぴったりのITエンジニア・デザイナーを採用したい企業様必見! /


Offersを導入し、ITエンジニア・デザイナーを採用された方々の事例をケース別にご紹介。ITエンジニア・デザイナーの具体的な採用事例から、カスタマーサクセスが実現した採用工数の大幅な削減、スピード採用を実現する副業採用の実態まで全てこの一冊で徹底解説。


エンジニア採用では、座談会で自社の情報を提供したり、逆に求職者の考えや価値観を確認したりといったやり取りを通じて、採用につなげるのが有効です。就活における座談会で、学生がよくする質問例を紹介するので、回答できるようにしておきましょう。

========================

【Offers / ITエンジニア、Webデザイナーの副業・転職サービス】

📍DeNA、サイバーエージェント、メルカリなどの「上場企業・有名スタートアップのテックリードやCTO」
などのハイクラス会員数25,000人が登録し、アクティブに活用
📍600社以上のスタートアップ・ベンチャー上場企業が利用中
📍ミドルシニアのエンジニア、PMが集まるコミュニティも運営
📍最短2日で採用決定

無料でアプローチするプランに申し込む | 資料・料金のお問い合わせ

========================

就活における座談会の重要性

(出典)https://unsplash.com/

就活における座談会は、学生に対して自社の魅力をアピールしたり、学生の活動事情や応募先の選択基準など、採用につなげるための情報を収集したりするのに役立ちます。まずは座談会の概要や一般的な形式など、基本的なところを確認しておきましょう。

そもそも座談会とは?

一般的に企業が就活中の学生を対象に開く座談会とは、学生が企業の担当者に自由に質問できる場を指します。企業の担当者と複数の学生が対面し、互いにコミュニケーションを取りながら、雑談をしたり質問をし合ったりする場として知られています。

採用には無関係の場として開くのが基本ですが、座談会を通じて開催企業に興味を持ち、応募する学生も珍しくありません。企業にとっては自社の魅力をアピールし、多くの応募者を集めるのに有効な場として機能します。

会社説明会や選考とはどう違う?

企業が座談会を開く主な目的は、求職者との交流を通じた情報収集や情報発信です。

一方、会社説明会は人材採用のために、人事部門が伝えるべきことを発信する場として開くものです。企業が独自に開く場合もあれば、複数の企業が合同で会社説明会を開催するケースもあります。当然、会社説明会は企業の選考プロセスの一環です。

座談会を選考プロセスの一部と位置付けている企業もありますが、求職者が知りたい情報を提供して応募を促すとともに、逆に求職者の情報を収集し、採用活動に生かすために開催する企業がほとんどです。

一般的な座談会の形式

就活の座談会は会社説明会の後に開かれることが多く、自由な雰囲気で学生が質問できる場として設定されます。学生に対して、会社説明会後に座談会を開く旨を通知し、自由に参加を募るのが一般的ですが、企業によっては特に告知することなく、会社説明会の終了後に参加を呼び掛ける場合もあります。

座談会の形式は特に決められたルールはありませんが、参加する学生を数人のグループに分け、それぞれのグループの担当者が、テーブル形式でコミュニケーションを取るのが主流です。あるいは、パーティーの立食のような形式で、参加者が自由に好きなところに行き、各担当者の話を聞く場合などもあります。

座談会は企業側も学生にさまざまな質問ができるので、事前にどういった質問をすべきか考えておき、逆に学生からされる質問も想定し、回答を用意しておかなければいけません。

エンジニア採用で座談会を実施するメリット

(出典)https://unsplash.com/

エンジニアの採用活動において、座談会を取り入れるメリットとしては、以下の点が挙げられます。業種にかかわらず有効な手法ですが、エンジニアのように人材の獲得が難しい職種において、自由な雰囲気で自社の魅力をアピールするのに役立ちます。

求職者に自社のことを知ってもらえる

求職者に対して自社の魅力を知ってもらう場として活用できるのは、座談会の大きなメリットです。一般的に自社の企業ビジョンや事業内容・求める人物像や採用後のキャリアなど、採用に関する情報を提供するのは会社説明会ですが、座談会ではより自由な雰囲気で自社の情報を発信できます。

基本的に学生の質問に対して回答する形になるため、求職者側が知りたい情報をピンポイントで提供できるのが特徴です。会社説明会では発信しないような情報に関しても提供できるので、説明会以上に応募へと結び付けられる可能性もあります。

求職者の動向を調査・確認できる

座談会を通じて求職者の動向を調査できるのもメリットの一つです。

学生がどういった業界や職種に興味を持っているか、応募する企業の基準は何か、企業のどういった部分に魅力を感じるかなど、座談会に参加する社員を通じて確認できます。採用戦略の構築や、採用活動で発信すべき情報に関するヒントなどを得られるでしょう。

自社に対する学生のイメージと、発信しているメッセージとの間にギャップがあるケースも考えられます。本格的な採用活動までに、発信する情報の方向性や内容などの修正を検討するとよいでしょう。

採用のミスマッチを回避できる

座談会で収集した情報を基に、採用活動のやり方や発信する情報を調整することで、結果的に採用のミスマッチを回避できます。座談会での会話や質問を通じて、学生側は自分にこの企業が合っているか、入社後に活躍できるかなどを判断しています。

企業側も、自社に関心を持つ学生にはどういった傾向があるか確認することで、採用ニーズに合った人材を集められているか判断が可能です。採用ニーズとのズレを感じる場合には、上記のように発信する情報を修正したり、採用要件を調整したりすることで、採用後に長く活躍する人材の採用につなげられます。

座談会の基本的な進め方

(出典)https://unsplash.com/

座談会の形式に決まったルールはなく、進め方も企業が自由に決められますが、一般的には以下の流れで開催します。座談会の基本的な進め方を押さえておきましょう。

参加者の受付とグループ分け

会社説明会の後に座談会を開催する場合は、説明会の案内の時点で座談会の告知をして、参加を募るのが一般的です。座談会のみ開催する場合は、詳細な日時を伝えて、開催場所の案内とともに事前に必ずメールなどで通知しておきましょう。

座談会の当日は、まず参加者の受付をして会場に案内します。その際に全体の説明や注意事項などを伝えておくと、運営に支障を来さずに済むでしょう。会場でどう動けばよいか分からない学生も多いので、座る場所や参加してもらうグループなどを丁寧に説明することが大事です。

自己紹介やアイスブレイク

参加者の学生がグループに分かれて着席したら、まずは担当社員に自己紹介をしてもらいましょう。後ほど学生からの質問の時間を設けるので、担当社員の所属部署や立場・具体的な仕事内容・それまでの経歴などを簡単に伝えるようにすると、学生が質問内容を決めやすくなります。

また、その後のディスカッションや質疑応答などをスムーズにするため、アイスブレイクを交えるのも効果的です。アイスブレイクは企業の担当者と、学生との間の緊張感を緩和するだけではなく、参加する学生同士が打ち解けるのにも役立ちます。

アイスブレイクのメリットや注意点・おすすめのゲームなどに関しては、以下の記事で解説しています。こちらも参考にしてみましょう。

アイスブレイクとは?メリットや注意点、おすすめのゲームを紹介 | Offers HR Magazine

ディスカッションや質疑応答

座談会の内容は企業によって異なり、担当者を交えて特定のテーマでディスカッションをしたり、雑談の時間を設けたりする企業は多くあります。ただし、必ず学生からの質疑応答の時間を設けるようにしましょう。

会社説明会のように、学生が挙手して担当者に質問をしてもらうのもよいですが、自分から積極的に質問できないタイプの人もいます。そこで質問をカードに記載してもらい、担当者が任意にピックアップして回答する形式や、単純に時計回りで、全ての学生に質問してもらう形式などにするとよいでしょう。

また、時間を区切って学生にグループを移動してもらい、別の担当者に質問をする機会を設けることもできます。エンジニアを対象とした座談会などは、さまざまなタイプのエンジニア社員に参加してもらうことで、参加者はさまざまな角度から自社のことを理解できるので、満足度を高められるでしょう。

就活の座談会でされることの多い質問例

(出典)https://unsplash.com/

それでは、就活の座談会で学生がする可能性の高い質問を紹介します。以下の質問に対しては、担当者がスムーズに回答できるように準備しておきましょう。

Q.御社の業務内容を教えてください

自社の業務内容に関するものは、どういった角度であれ質問される可能性が高いので、簡潔に分かりやすく説明できるようにしておきましょう。

座談会に参加する学生の多くは、すでに主催企業の基本的な情報を確認しているものですが、公式サイトに記載されているものだけでは、十分に理解できないケースもあります。

そこで担当者を通じて公式サイトだけでは分からない情報を含め、詳しく説明することで、自社をより深く理解してもらえるようになるでしょう。

また、社員の具体的な仕事内容やプロジェクトに関する質問をされるケースもあるので、担当者が関わっていない業務に関しては、ある程度は説明できるようにしておく必要があります。

Q.職場はどのような雰囲気ですか?

社内の雰囲気や社員の様子など、求人情報や求人サイトから得られない内部の状況について、確認するための質問も多い傾向にあります。社員がどのような環境で働いているか、社内の風通しは良いかなど、特に学生は気になるポイントです。

職場の様子は求人情報や求人サイトなどからは確認できないので、できるだけイメージしやすいように伝えるようにしましょう。座談会では社員同士の交流の様子や休憩時間の過ごし方など、会社説明会の質疑応答では出ないような、忌憚のない質問をする学生もいます。

Q.どのような人材を求めていますか?

自社が求めている人材・人物像に関する質問もあります。募集要項は基本的に求人サイトを確認すれば分かりますが、給与や業務時間、残業に関する質問など、より突っ込んだ質問をしたい学生もいます。可能な範囲で答えられるようにしておきましょう。

座談会はある程度、学生が気軽な雰囲気で参加できる場であり、会社説明会や面接の場では聞きにくい質問をされる可能性があります。自由な空気の中でされる質問の方が、より学生の本音が垣間見えるので、どういった学生が参加しているか判断する基準にもなるでしょう。

転勤の可能性や昇給の基準、さらに企業が社員のスキルアップのため、どういったサポートをしているかなど、キャリアアップに関する質問などもされる場合もあります。

Q.どのような社員が活躍していますか?

社内で実際にどのような人が活躍しており、評価される人材はどのようなスキルを持っているかなど、社員に関する質問をする学生も多くいます。

単純な興味から質問をしている場合もありますが、自分が入社後に評価してもらえるか、順調にキャリアアップできるかなどを確認するために、質問をする学生がほとんどです。

内定をもらえる学生のタイプなど、間接的に選考に関連する質問も多いので、担当者は自社の採用ニーズをよく確認した上で、的確に回答する必要があります。

Q.入社後はどのような成長ができますか?

入社後の成長のチャンスやキャリアについて質問したい学生も、少なくありません。若手が任される仕事やキャリアアップのきっかけ、社員はどういった学習機会を得られるかなどを確認することで、入社すべきか判断している学生は多くいます。自社の魅力をうまく伝えられるようにしましょう。

特にエンジニアの場合、自らが成長できる環境であるか、目標とするキャリアを実現できるかなどが、重要な選択基準です。優秀な人材ほどキャリアへのこだわりが強い傾向もあるので、社員のキャリアアップのためにどういったサポートが可能か、分かりやすく説明できると応募につながります。

Q.仕事での体験談を教えてください

座談会に参加した社員自身の体験談を知りたい学生もいます。何を基準に応募したのか、内定をもらえた理由など入社に関するものから、現在の仕事内容や仕事での成功体験など、さまざまな質問をされる可能性があります。新人の頃の失敗談などを聞かれるケースもあるでしょう。

社員個人に関する質問をすることで、学生は自分が入社後に問題なく働けるか、自分の適性や強みを発揮できるかなどを確認したいと考える傾向にあります。体験談を通じて自社の魅力をうまく伝えることにより、応募につなげられる可能性があるので、分かりやすく答えられるようにしておきましょう。

座談会を成功させるポイント

(出典)https://unsplash.com/

就活中の学生に限らず、求職者に向けた座談会を成功させるには、以下の点を意識することが大切です。さまざまなタイプの学生が参加するので、話しやすい雰囲気をつくるのに加えて、参加する社員の態度や発言内容などにも注意が必要です。

誰でも話しやすい雰囲気づくりを心掛ける

座談会では誰もが気軽に話せる雰囲気を醸成し、自由に質問できる場にすることが重要です。

特に学生は社会人と話をするのは緊張するものなので、社員側から積極的に会話のイニシアチブを取るようにしましょう。話をしづらい雰囲気にしてしまうと、学生になかなか質問をしてもらえず、座談会のメリットを得られなくなります。

上記のようにアイスブレイクをうまく導入したり、質問シートを準備したりなど、参加者が質問や意見を自由に発言できる工夫をすることが大事です。

時間配分を決めておく

参加者が平等に発言できるように、質疑応答の時間配分もしっかり決めておきましょう。特定の学生だけが自由に発言できる場になると、他の学生から不満が出てしまいます。とりわけ参加人数が多い座談会では、進行役の社員を用意しておき、参加者全員が話をできるように調整しましょう。

1人の学生に対する質疑応答は、長くても5分程度に収める必要があります。参加人数が少ない座談会や少人数にグループ分けしている場合でも、10分程度に収めることが大事です。

態度や発言内容に十分注意する

学生の自社に対するイメージや応募意欲を下げないため、参加する社員の態度や発言内容には、十分注意しなければいけません。社員が上から目線で学生に接したり、横柄な態度を取ったりすると、応募を検討していた学生の意欲がそがれてしまう可能性があります。

さらに、社員の態度がSNSなどで広く拡散されてしまう恐れもあり、企業全体のイメージの低下につながるケースも考えられます。参加させる社員は、学生に対して丁寧に接することのできる人物を選び、軽率な発言をしないように注意しておきましょう。座談会の目的をきちんと共有しておくことが大切です。

参加者から感想やフィードバックを得る

座談会の参加者から感想やフィードバックをもらい、改善点を明らかにすることも忘れてはいけません。その後も継続して座談会を開くならば、効果を検証して改善すべき点を明らかにした上で、次の開催に生かす必要があります。

参加者からフィードバックを得る方法はさまざまですが、開催後に参加者にアンケートを実施したり、意見や要望を募集したりするのがよいでしょう。開催後のSNSなどの書き込みもチェックすることで、参加者がどのような感想を抱いたか、本音の部分を知ることができます。

座談会に参加する社員は慎重に選ぶ

(出典)https://unsplash.com/

座談会に参加させる社員は、目的をしっかりと達成できる人材を選定しなければいけません。事前にどういった社員を選ぶか人事部でよく話し合い、できるだけ早めに参加のオファーを出すようにしましょう。エンジニア向けの座談会では、技術的な質問に対応できる社員も必要です。

参加する社員を選ぶ基準

座談会に参加する社員は自社の「顔」ともいえるので、ふさわしい人材を慎重に選ぶ必要があります。就活中の学生向けの座談会ならば、学生に分け隔てなく接するのが得意で、自社の魅力をうまくアピールできる社員を選びましょう。

座談会の規模によって参加すべき社員の人数は変わってきますが、若手から中堅・ベテランまで幅広い立場の社員が参加するのが理想です。

学生が投げかける質問に対して、ふさわしい立場の社員がスムーズに回答できる体制にしておけば、参加者の満足度も向上します。テーマによっても、参加させる社員を調整することが大事です。

技術的な質問に対応できる社員も必要

エンジニア向けの座談会では、上記のよくある質問に加えて、技術的な質問をされる可能性もあります。従って現場のエンジニアをはじめ、そういった質問に問題なく答えられる人材を選ぶことも重要です。

開発現場のエンジニアは基本的に忙しく、スケジュールが合わない可能性も高いため、事前に開発部門に協力を要請し、調整しておく必要があります。プロジェクトの状況によっては、急に参加できないエンジニアが出る可能性もあるため、何名か候補を決めておき、話を通しておくとよいでしょう。

就活の座談会で自社のことを知ってもらおう

(出典)https://unsplash.com/

座談会は学生に自社のことを知ってもらえる機会であるとともに、求職者の動向を調査・確認できる場でもあります。参加者とのやりとりを通じて情報を収集すれば、採用戦略の構築や、採用に当たって発信すべき情報の調整などに役立つでしょう。

本来、座談会は採用活動とは別に開催するものですが、うまく自社の魅力をアピールできれば、優秀な人材の応募にもつなげられます。参加する社員は学生からよくある質問に対して、スムーズに答えられるようにしておきましょう。誰でも話しやすい雰囲気づくりに注力し、態度や発言内容などに十分注意する必要があります。

テーマに沿ってふさわしい社員を選定するとともに、事前にしっかりと準備を進めておき、学生にとって満足度の高い座談会を開けるようにしましょう。

\ 自社にぴったりのITエンジニア・デザイナーを採用したい企業様必見! /


Offersを導入し、ITエンジニア・デザイナーを採用された方々の事例をケース別にご紹介。ITエンジニア・デザイナーの具体的な採用事例から、カスタマーサクセスが実現した採用工数の大幅な削減、スピード採用を実現する副業採用の実態まで全てこの一冊で徹底解説。


エンジニア・デザイナー・PMなどの開発組織の人材の採用や組織の作り方やトレンド・ノウハウに関する情報を定期的に配信しております。
ぜひ、メールマガジンにご登録ください!


採用・組織課題別お勧め記事

エンジニア採用の徹底解説。採用戦略、手法まとめ


この記事をシェアする