アイスブレイクとは?メリットや注意点、おすすめのゲームを紹介

Offers HR Magazine編集部 2023年6月29日

Offers HR Magazine編集部

目次

複数の参加者がいる研修やセミナーでは、参加者同士のコミュニケーションを円滑にするため、アイスブレイクを導入することが多くあります。アイスブレイクのメリットや注意点、エンジニアの研修にも利用できるゲームを紹介するので、参考にしてみましょう。

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 アイスブレイクの意味は?

(出典)https://unsplash.com/

アイスブレイクとは、緊張感のある状態を打破し、コミュニケーションを活発化するためのテクニックで、さまざまなシーンで活用されています。まずは、アイスブレイクの意味や、ビジネスシーンで活用されるケースを確認していきましょう。

円滑なコミュニケーションのためのテクニック

アイスブレイクは「氷を壊す」という語源から転じて、緊張感のある場の雰囲気を和ませるテクニックを指す言葉です。研修やセミナー、会議などの前にアイスブレイクをすることで、参加者がリラックスした状態で進行できるようになります。

特に、初対面の参加者が多い会議などでは、そのまま進行すると参加者同士のコミュニケーションがうまくいかず、有効な施策を打ち出せないケースもあるでしょう。そこで、開始前にアイスブレイクによって緊張感をほぐすことで、参加者同士の会話が促進され、積極的に参加してもらえるようになります。

アイスブレイクが有効な場面

面接やミーティング、研修・セミナーなど、初対面の人がコミュニケーションを取る必要がある場で、アイスブレイクは有効です。開始前に身近な話題を取り上げて会話を促したり、皆が参加できるゲームを開催したりすることで、参加者が互いに意思疎通を図りやすい状態で、面接や研修などを始められます。

社内のミーティングや研修などはもちろん、新たに人材を受け入れる面接の場面や、商談のシーンでもアイスブレイクはよく利用されています。初対面の人とやり取りをするあらゆる場面において、活用できるでしょう。

アイスブレイクの効果やメリット

(出典)https://unsplash.com/

アイスブレイクを取り入れることにより、以下のように参加者の緊張を緩和でき、参加者同士の意思疎通がスムーズになったり、心理的安全性を確保できたりするといったメリットがあります。それぞれ簡単に解説します。

参加者の緊張感を和らげてリラックスできる

面接やミーティング、会議などの参加者の緊張感を緩和し、リラックスした状態で本題に入れるのがアイスブレイクの最大の効果とされています。全くの初対面が相手では、ある程度ビジネスパーソンとして経験を積んだ人であっても、なかなかスムーズに話を進められないものです。

そこで、まずはアイスブレイクとして雑談を交わしたり、互いのビジネスについて情報交換をしたりすることで、その後の商談をスムーズに進めようとする人が多くいます。互いに無意識のうちに、アイスブレイクのような会話を交わしているビジネスパーソンは少なくありません。

意思の疎通が円滑になる

アイスブレイクにより、互いのコミュニケーションがスムーズになり、意志の伝達がしやすくなります。相手がどういった人物か、ある程度は把握できるようになるので、何の話題を持ち出せばよいか、どのように話を進めるべきか方針が明らかになります。

研修やセミナーでは、アイスブレイクをした者同士で共同作業やレクリエーションをすることで、より高いパフォーマンスを発揮してもらえるでしょう。その後のプログラムにも、前向きに取り組んでもらえるようになります。

心理的安全性を担保できる

参加者の心理的安全性を担保でき、主体的な発言を促せるのもアイスブレイクのメリットです。周囲とコミュニケーションを取ることで、参加者が自由に発言できる空気を醸成できるので、積極的な発言を促せます。参加者の発言が活発になることで議論も深まり、革新的な意見も出やすくなるでしょう。

また、面接の場面では応募者の緊張をほぐすアイスブレイクをすることで、積極的な質問を促せるようになり、応募者の人となりを判断しやすくなる効果も期待できます。

短時間で可能な代表的アイスブレイク3選

(出典)https://unsplash.com/

それでは、短時間で効果を上げられる代表的なアイスブレイクを紹介します。以下のゲームの他にも多くのアイスブレイクがあるので、調べてみるとよいでしょう。

バースデイライン

バースデイラインは、グループ内で誕生日の早い順に並ぶ単純なゲームです。ただし、制限時間を設けた上で、声を出さず周囲に自分の誕生日をジェスチャーで伝える必要があります。言葉を発したり、筆談をしたりしてはいけません。時間内に、正しい誕生日の順に並んだチームの勝ちとなります。

参加者の誕生日が明らかになることで、互いを知るきっかけになるとともに、いわゆるノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)の重要性を学べるでしょう。ある程度の参加者がいる研修やセミナーなどで、広く活用できるアイスブレイクです。

GOOD&NEW

参加者が直近の24時間以内に起こった、楽しいことや嬉しいことなどを発表するアイスブレイクです。話の内容にこだわる必要はなく、日常のささいな出来事で構いません。仕事の話題だけではなく、プライベートな内容でもOKです。

話を通じて参加者の人となりや価値観、考え方などを知るきっかけになります。興味のある話題については、その人に話しかけて掘り下げてもよいでしょう。特に、同じ価値観を持っている相手とは仲良くなりやすいので、互いに打ち解けるきっかけを作れます。

条件プレゼンテーション

 キーワードをランダムに用意し、それを盛り込んだプレゼンテーションを、制限時間内に完成させるゲームです。参加者をいくつかのチームに分けて、複数のキーワードを網羅したプレゼンテーションを考えてもらいます。

 チームでコミュニケーションを取りながら、発表内容を決めてもらい、最もよかったチームを投票で決める形式です。チームでの話し合いを通じて意思疎通が円滑になるのに加えて、役割分担の重要性も理解してもらえるでしょう。特に、新人研修の場面で役立つアイスブレイクです。

エンジニアの研修にも使えるアイスブレイク3選

(出典)https://unsplash.com/

次に、エンジニアの研修にもおすすめできるアイスブレイクを紹介します。開発現場ではエンジニア同士の密なコミュニケーションが求められるので、これからチームを組む新人のエンジニア同士の仲を深めるのにも、アイスブレイクは有効です。

積み木式自己紹介

参加者一人一人に自己紹介をしてもらうゲームですが、前の人の自己紹介に、自分の内容を足して話すというアイスブレイクです。自己紹介は誰しも大なり小なり緊張するものですが、自分の話す内容を考えるだけではなく、前の人までの自己紹介の分も、しっかりと聞いていなければいけません。

始めに自己紹介をする人は特に問題はありませんが、後から自己紹介をしなければならない人ほど、より多くの人の話す内容を覚える必要があります。参加者の記録力が試されるゲームであると同時に、お互いの自己紹介をよく聞く必要があることから、相互理解が深まるメリットもあります。

他己紹介

他己紹介はその名の通り、自分ではなくペアになった他者の紹介をするゲームです。2人1組になり、相手のことを参加者全員の前で紹介する方法が一般的で、スムーズに話をするためには、相手の話をよく聞き、自分なりに整理しなければいけません。

相手のことを知るためにしっかりヒアリングをする必要があるため、おのずと他者への理解が深まり、その後の研修やセミナーなどで、スムーズにコミュニケーションを取れるようになるでしょう。会議で発言するハードルを下げる効果もあります。

共通点探し

チームやグループ全員の共通点を探すアイスブレイクです。仕事に関する内容だけではなく、趣味や休日の過ごし方、これまでの経歴、仕事に対する考え方や価値観など、さまざまな面から共通点を見いだします。

テーマを絞って共通点を探す場合もありますが、参加者が全て初対面の相手同士の場合は、特にテーマは設けず広く共通点を探してもらうのが有効です。初期の関係性の構築に役立ちます。チームの中で、最もユニークな共通点を見つけたチームを勝ちとするゲーム形式にするのも有効です。

アイスブレイクを実施する際の注意点

(出典)https://unsplash.com/

アイスブレイクを実施する際には、以下の点に注意しましょう。参加者の緊張をほぐすには、アイスブレイクとしてさまざまなゲームが考えられますが、以下のように参加者の性質に合わせて内容を検討することが大事です。また、研修やセミナーの時間は限られているので、時間制限も設けるようにしましょう。

参加者の性質に合わせて内容を考える

参加者の人数や性質に合わせて、アイスブレイクの方法を検討する必要があります。100人規模の参加者がいるにもかかわらず、少人数向けのゲームを実施しても、十分な効果を上げるのは難しいでしょう。参加者を多くのチームに分けなければならず、状況の把握が難しくなってしまいます。

参加者にとって分かりやすく、初対面の相手とも盛り上がるゲームを取り入れることが大事です。参加者の職種や構成などについて事前によく把握しておき、どういったアイスブレイクが有効か検討しましょう。

制限時間をしっかりと設定する

アイスブレイクが盛り上がれば、参加者がスムーズにコミュニケーションを取れるようになりますが、長引くと本題に取れる時間が短くなります。アイスブレイクはあくまでも参加者の緊張感を和らげ、本題にスムーズに入れるようにするためのテクニックなので、制限時間を設けて順守することが大事です。

特に、チーム分けをしてプレゼンテーションをしてもらうゲームなどは、参加者が長く話しすぎてしまい、時間が押す場合がよくあるので注意しましょう。

アイスブレイクでコミュニケーションを円滑に

(出典)https://unsplash.com/

アイスブレイクとは何か、概要と導入効果、アイスブレイクにおすすめのゲームなどを紹介しました。研修やセミナー、会議、商談の場などで、参加者や相手と円滑にコミュニケーションを取れるようにするには、アイスブレイクが有効です。

多くのアイスブレイクに使えるゲームがあるので、参加者の人数や性質に合わせて、取り入れるものを検討することが重要です。まずはさまざまな方法を試してみて、自社に合ったものを本格的に採用するとよいでしょう。

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