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採用イベントの集客方法|SNS活用と会場の選び方

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採用イベントを開いても申し込みが伸びない、申し込みはあっても当日の参加が少ない、という悩みは中途採用でもよく聞かれます。

中途採用のイベントに来る人は、いまの仕事を続けながら次の職場を探している人たちです。集客は「仕事を持っている人が、仕事の後や休みの日に参加を決めるか」を軸に、テーマ・日時・形式・告知の経路を組み立てるのが近道です。

Offers HR Magazine編集部監修者

株式会社overflow / 編集担当

Offers HR Magazine編集部

Offers HR Magazine 編集部は、株式会社overflow が運営する採用メディアの編集チームです。エンジニア採用に取り組む人事・採用担当者に向けて、採用手法・人事制度・組織づくりの情報を届けています。

中途採用の採用イベントの形式と集客の考え方

中途採用の採用イベントは、少人数のミートアップや勉強会、オンラインの会社説明会、他社と共催する合同イベントの3つが中心になります。どの形式でも参加者は平日の日中に動きにくいため、平日の夜か週末、またはオンラインで開く前提で集客の計画を立てます。

形式ごとの、集まる人と向く告知経路の違いは次の表のとおりです。

形式

規模の目安

向く時間帯

向く候補者

主な告知経路

ミートアップ・勉強会

10〜50人

平日の夜

技術や職種のテーマに関心がある経験者

社員の SNS・IT 勉強会の告知サイト

オンライン会社説明会

制限なし

平日の夜・昼休み

情報を集めている段階の転職検討者

採用サイト・企業の SNS アカウント

他社と共催する合同イベント

50人以上

平日の夜・週末

業界や職種で会社を比べたい人

共催各社の SNS とメール

テーマは会社説明だけにせず、参加者が仕事に持ち帰れる内容を入れると申し込みにつながります。エンジニア向けなら、自社が使っている技術の設計判断や障害対応の振り返りを、現場の社員が話す形が一例です。

エンジニア向けのイベントの種類と開催の進め方は「エンジニアの採用イベントとは?参加・開催のメリットや成功のポイント」にまとめています。

採用イベントに人が集まらない4つの原因

中途採用の採用イベントに人が集まらない原因は、対象者が曖昧なこと、日時が働く人に合っていないこと、テーマが会社説明だけで参加する理由が弱いこと、告知の期間と経路が足りないことの4つです。申し込み数と当日の参加数のどちらが伸びないかを見ると、どの原因から直すかが見えてきます。

対象者が曖昧

誰に来てほしいかが決まっていないと、テーマも告知の経路も定まりません。職種・経験年数・いま関心を持っていそうな技術や課題まで書き出し、その人が読んで「自分向けだ」と分かる題名にします。

対象を広げるほど申し込みが増えるとは限りません。採用につながらない参加者が増えると、当日の運営の手間だけが重くなります。

日時が働く人に合っていない

平日の日中に開くと、仕事を持つ人は参加しにくくなります。オフラインなら平日の19時前後から、オンラインなら平日の夜や昼休みの短い枠が候補です。

月末や四半期末など、参加者の業務が詰まりやすい時期は避けてください。

テーマが会社説明だけになっている

会社概要と募集職種の説明だけのイベントに集まるのは、すでに応募を考えている人が中心です。転職をまだ決めていない人にも来てもらうには、職種の実務に役立つ話や、現場の社員と直接話せる時間を中心に組み立てます。

告知の期間と経路が足りない

告知を開催の直前に1回出すだけでは、予定を空けてもらえません。告知ページの公開時、1週間前、前日と、時期を分けて複数回流すのが基本です。

経路も採用サイトだけに頼らず、企業と社員の SNS(ソーシャルメディア)、イベントの告知サイト、過去の参加者へのメールを組み合わせます。

SNS を使った採用イベントの告知と年代別の利用率

採用イベントの告知に使う SNS は、来てほしい人の年代でよく使われているものから選びます。総務省情報通信政策研究所の「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」概要(2026年6月公表)では、X の利用率は20代で73.4%、30代で67.7%、40代で57.0%でした。

同じ調査で Instagram は20代82.6%、30代76.6%、40代67.1%です。Facebook は20代の23.4%に対して30代が37.4%、40代が38.9%と、30〜40代のほうが高い値でした。

年代

X

Instagram

Facebook

全年代

44.7%

54.8%

27.0%

20代

73.4%

82.6%

23.4%

30代

67.7%

76.6%

37.4%

40代

57.0%

67.1%

38.9%

50代

40.2%

54.4%

33.1%

20〜40代の経験者を集めるイベントなら、X と Instagram はどの年代でも半数を超えて使われています。

利用率は「使っている人の割合」で、採用イベントの告知を見て申し込むかどうかまでは示していません。どの SNS から申し込みが来たかは、告知のリンクに経路ごとの印を付けて数えます。

X での告知

X は投稿が拡散されやすく、開催の告知と前日のリマインドに使いやすい媒体です。企業のアカウントだけでなく、登壇する社員が自分のアカウントでテーマや話す内容を投稿すると、同じ職種の人に届きやすくなります。

イベント専用のハッシュタグを決めておけば、当日の感想の投稿も追えます。

Instagram での告知

Instagram は、写真と短い動画で職場の雰囲気を伝えるのに向いた SNS です。過去のイベントの様子や登壇する社員の紹介を投稿し、プロフィールのリンクから申し込みページへ進めるようにします。

Facebook での告知

Facebook はイベントページを作って参加の意思表示を集められるのが特長です。社員が過去の同僚とつながっていることも多く、社員のシェアから申し込みが入る場合もあります。

イベントの告知サイトと社員の発信

エンジニア向けのミートアップや勉強会は、connpass などの IT 勉強会の告知サイトに載せると、技術テーマで探している人に届きます。告知サイトと SNS の両方から同じ申し込みページへ集めれば、参加者の管理が1か所で済むのも利点です。

社員の SNS での発信を採用広報として続ける方法は「SNS採用とは|中途採用での媒体選びと募集投稿の6情報」を参照してください。

告知を見た人が確かめる自社の公開情報

告知を見た人は、申し込む前に自社の採用サイト・求人票・技術ブログなどの公開情報を確かめることがあります。告知の内容に関心を持っても、公開情報から仕事の中身や働き方が読み取れなければ、申し込みを見送る理由になりかねません。

公開情報がどう見えているかを外から確かめるなら、エンジニア採用力チェックが使えます。企業の URL を入力すると、公開されている情報を5指標24項目で採点したレポートが原則1営業日以内に届く仕組みです。

告知の時期と申し込みから当日までの流れ

採用イベントの告知は、開催の3〜4週間前に申し込みページを公開し、1週間前と前日にも流すのが基本の流れです。仕事を持つ参加者は予定が埋まりやすいため、早めに日程を知らせ、直前のリマインドで当日の参加を促します。

申し込みページに書くこと

申し込みページには、題名・対象者・話す内容・登壇者・日時・場所または参加方法・所要時間を書きます。対象者と話す内容は、読んだ人が自分に関係あるかを判断できる具体さが必要です。

申し込みの入力項目は、氏名・メールアドレス・職種など最小限に絞ってください。履歴書や職務経歴書の提出を求めると、転職を決めていない人は申し込みをためらいます。

リマインドの送り方

申し込み後の確認メール、1週間前、前日、当日の開始前に連絡を送ります。オンラインなら参加用の URL を、オフラインなら会場の地図と入館の方法を毎回添えるのが親切です。

参加できなくなった人がキャンセルしやすい導線を用意しておくと、当日の人数を読みやすくなります。

採用イベントの会場の選び方

採用イベントの会場は、自社オフィス・貸し会議室・オンラインの3つから、参加人数と見せたいものに合わせて選びます。職場の雰囲気を見せたい少人数のイベントは自社オフィス、人数が多い・共催するイベントは貸し会議室、遠方の人も集めたいならオンラインが合う選択です。

会場

向くイベント

長所

確認すること

自社オフィス

30人までのミートアップ・職場見学つきの説明会

職場を見せられる・会場費がかからない

入館の手続き・机と椅子の数・終業後の空調と退館時刻

貸し会議室

50人以上・他社と共催するイベント

駅に近い場所を選べる・広さを人数に合わせられる

利用時間に準備と片付けを含むか・追加料金・機材の有無

オンライン

遠方の人も対象にした説明会・短時間の勉強会

移動が要らない・録画を後で使える

配信の安定性・質問の受け方・録画を公開する範囲

オフライン会場のチェック項目

オフラインの会場は、仕事帰りに立ち寄れるかを最初に確かめます。駅からの道順が分かりやすいか、終業後の時間帯に使えるかが確認の中心です。

設備では、収容人数、プロジェクターとマイク、Wi-Fi、電源、軽食や飲み物の可否を見ます。登壇の後に参加者と社員が話す時間を取るなら、立って話せる広さがあるかも確かめておいてください。

オンライン開催の注意点

オンラインは参加の手間が少ない分、途中で退出されやすい形式です。質問をチャットで受け付ける、途中にアンケートを挟むなど、聞くだけで終わらない仕掛けを入れます。

録画を後で公開するかどうかは、登壇する社員と事前に決めておいてください。

イベント後のフォローとカジュアル面談への接続

採用イベントの集客は、参加者を次の接点につなげたときに採用の成果になります。イベントの翌日までにお礼の連絡とアンケートを送り、関心が高い人にはカジュアル面談を案内するのが基本の流れです。

お礼の連絡とアンケート

お礼の連絡に入れるのは、当日の資料や録画の案内と、登壇した社員への質問の窓口です。アンケートで内容の満足度に加えて「社員と個別に話してみたいか」を聞いておけば、カジュアル面談を案内する相手を選べます。

参加者との接点を続ける

すぐに転職しない参加者とも、次のイベントの案内や技術ブログの更新を知らせる形で接点を続けます。過去の参加者は、次回の告知で最初に案内できる相手です。

応募を待たずに候補者との接点を作る全体の設計は「母集団形成とは?応募を待たない中途採用の設計」にまとめています。

採用イベントの集客で押さえる点

中途採用の採用イベントの集客で押さえる点は3つです。働きながら転職を考える人が参加できる日時と形式を選ぶこと、来てほしい人の年代で使われている SNS と告知サイトで知らせること、申し込みからイベント後まで連絡を途切れさせないことが要になります。

告知を見た人が自社の公開情報を確かめることもあるため、イベントの告知と同時に、採用サイトや求人票の中身も見直しておくと申し込みにつながります。

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