採用広報のKPI:設定方法と効果的な運用方法とは?

Offers HR Magazine編集部 2024年8月10日

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こんにちは。エンジニア、PM、デザイナーの副業・転職採用サービス「Offers(オファーズ)」のOffers HR Magazine編集部です。この記事では、採用広報におけるKPIの設定方法と効果的な運用方法について、詳しく解説していきます。採用広報の効果を最大限に引き出すために、KPIは欠かせない要素です。ぜひ、最後までお読みください。

【Excelテンプレート】採用KPIを管理するための参考シート

優秀な人材の確保は、事業の発展と成功の鍵を握ります。多くの企業が採用計画の立案と実施に課題を抱える中、効果的な戦略の重要性が増しています。そこで、採用計画の策定から具体的な施策、そしてKPIの設定・管理に至るまでを網羅したExcelファイルを用意しました。このテンプレートを活用することで、貴社の採用プロセスを最適化し、目標達成への道筋を明確にすることができます。ぜひご活用いただき、採用活動の効率化と成果向上にお役立てください。

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採用広報におけるKPIの重要性

採用広報は、企業の魅力を効果的に発信し、優秀な人材を獲得するための重要な活動です。しかし、闇雲に活動するだけでは、その効果を最大限に発揮することはできません。そこで重要となるのが、KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)です。

KPIとは何か

KPIとは、目標達成度を測るための指標のこと。ビジネスの世界では広く使われている言葉ですが、採用活動においても、その重要性はますます高まっています。

KPIを設定することで、目標達成に向けた進捗状況を把握し、軌道修正を行うことができます。また、KPIは、チーム全体の目標意識を高め、モチベーション向上にも繋がる重要な要素です。

項目

説明

目標設定

達成したい目標を明確にする

指標選定

目標達成度を測るための指標を選ぶ

目標値設定

各指標における目標値を設定する

進捗管理

定期的に進捗状況を把握する

改善活動

必要に応じて改善活動を行う

KPIは、目標達成のための道しるべとなる重要な指標と言えるでしょう。

KPIを設定する理由

KPIを設定する主な理由は、目標達成度を可視化し、進捗状況を把握するためです。目標達成度を数値化することで、現状を客観的に把握し、課題を明確にすることができます。

また、KPIは、チーム全体の目標意識を高め、モチベーション向上にも繋がる重要な要素です。共通の目標に向かって進むことで、チームワークが強化され、より効果的な活動が期待できます。

さらに、KPIは、過去のデータに基づいて将来の予測を立てる際にも役立ちます。過去のトレンドを分析することで、今後の活動計画をより精度の高いものにすることができます。

採用広報にKPIが必要な理由

採用広報においてKPIが必要な理由は、その活動の効果を測定し、改善につなげるためです。採用広報は、企業の認知度向上や応募者増加など、様々な効果が期待できますが、それらを数値化することで、より具体的な効果を把握することができます。

また、KPIを設定することで、採用広報活動のPDCAサイクルを回すことができます。PDCAサイクルとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の4つのプロセスを繰り返すことで、継続的な改善を目指す手法です。

採用広報においては、KPIを指標として活動の効果を評価し、改善策を検討することで、より効果的な活動へと繋げていくことができます。

採用広報のフェーズ別KPI設定

採用広報活動は、大きく分けて6つのフェーズに分けられます。それぞれのフェーズにおいて、適切なKPIを設定することで、より効果的な採用広報活動を行うことができます。

認知拡大フェーズ

認知拡大フェーズでは、企業の認知度向上を目的としたKPIを設定します。具体的には、Webサイトへのアクセス数やSNSのフォロワー数などが挙げられます。

このフェーズでは、より多くの人に企業を知ってもらうことが重要です。そのため、リーチできる範囲を広げることを意識したKPIを設定する必要があります。

興味・関心フェーズ

興味・関心フェーズでは、企業に興味関心を持つ人を増やすことを目的としたKPIを設定します。具体的には、Webサイトの滞在時間や資料ダウンロード数などが挙げられます。

このフェーズでは、企業の魅力を効果的に伝え、求職者の興味関心を高めることが重要です。そのため、コンテンツの質や魅力度を評価できるKPIを設定する必要があります。

比較・検討フェーズ

比較・検討フェーズでは、企業への応募を検討する人を増やすことを目的としたKPIを設定します。具体的には、採用ページへのアクセス数や説明会への参加者数などが挙げられます。

このフェーズでは、求職者が企業を比較検討する際に必要な情報を提供し、応募を促すことが重要です。そのため、求職者にとって有益な情報を提供できているかを評価できるKPIを設定する必要があります。

応募フェーズ

応募フェーズでは、応募者数を増やすことを目的としたKPIを設定します。具体的には、応募数や応募者一人あたりのコストなどが挙げられます。

このフェーズでは、応募しやすい環境を整え、応募者数を最大化することが重要です。そのため、応募プロセスにおける課題を特定できるKPIを設定する必要があります。

選考・面接フェーズ

選考・面接フェーズでは、選考プロセスを効率化することを目的としたKPIを設定します。具体的には、選考にかかる期間や面接官一人あたりの面接回数などが挙げられます。

このフェーズでは、迅速かつ的確な選考を行うことが重要です。そのため、選考プロセスにおけるボトルネックを特定できるKPIを設定する必要があります。

内定・採用フェーズ

内定・採用フェーズでは、内定承諾率や入社率を高めることを目的としたKPIを設定します。具体的には、内定承諾率や入社後の活躍度などが挙げられます。

このフェーズでは、内定者との良好な関係を構築し、入社後の活躍を支援することが重要です。そのため、内定者とのコミュニケーションの質や入社後のフォロー体制を評価できるKPIを設定する必要があります。

具体的なKPI指標の例

ここでは、採用広報活動における具体的なKPI指標の例を、フェーズ別に紹介します。

認知拡大の指標

指標

説明

Webサイトへのアクセス数

企業のWebサイトへのアクセス数

SNSのフォロワー数

企業のSNSアカウントのフォロワー数

メディア掲載数

企業がメディアに掲載された回数

興味・関心の指標

指標

説明

Webサイトの滞在時間

企業のWebサイトにおける平均滞在時間

資料ダウンロード数

企業が提供する資料のダウンロード数

ブログ記事の閲覧数

企業のブログ記事の閲覧数

比較・検討の指標

指標

説明

採用ページへのアクセス数

企業の採用ページへのアクセス数

説明会への参加者数

企業が開催する説明会への参加者数

企業口コミサイトの閲覧数

企業に関する口コミサイトの閲覧数

応募の指標

指標

説明

応募数

企業への応募数

応募者一人あたりのコスト

応募者一人を獲得するためにかかった費用

応募経路別の応募数

応募経路別の応募数

選考・面接の指標

指標

説明

選考にかかる期間

応募から内定までにかかる期間

面接官一人あたりの面接回数

面接官一人あたりの面接回数

選考通過率

各選考ステップにおける通過率

内定・採用の指標

指標

説明

内定承諾率

内定を出した候補者のうち、承諾した割合

入社率

内定承諾者のうち、実際に入社した割合

入社後の活躍度

入社後のパフォーマンスや定着率

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効果的なKPI設定のポイント

効果的なKPIを設定するためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。

KGIとの連携

KPIを設定する際には、KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)との連携を意識することが重要です。KGIとは、最終的に達成したい目標のことです。

KPIは、KGIを達成するための手段であり、KGIとKPIが連携していないと、効果的な活動を行うことができません。

SMARTの法則

KPIを設定する際には、SMARTの法則を意識することが重要です。SMARTの法則とは、以下の5つの要素を満たすようにKPIを設定する手法です。

  • Specific(具体的)
  • Measurable(測定可能)
  • Achievable(達成可能)
  • Relevant(関連性がある)
  • Time-bound(期限がある)

SMARTの法則に従ってKPIを設定することで、より効果的な目標管理を行うことができます。

具体的な行動フロー

KPIを設定する際には、具体的な行動フローを意識することが重要です。KPIを達成するためには、どのような行動が必要なのかを明確にする必要があります。

具体的な行動フローを明確にすることで、KPI達成に向けた具体的な行動計画を立てることができます。

KPIを運用するための方法

KPIを設定したら、それを効果的に運用していく必要があります。

リアルタイムの数値追跡

KPIを運用するためには、リアルタイムで数値を追跡することが重要です。数値の変化を常に把握することで、問題が発生した場合に迅速に対応することができます。

PDCAサイクルの実践

KPIを運用するためには、PDCAサイクルを実践することが重要です。PDCAサイクルを回すことで、継続的な改善活動を行うことができます。

社内での共有と協力体制

KPIを運用するためには、社内での共有と協力体制が不可欠です。KPIに関する情報を共有し、協力して目標達成を目指すことで、より効果的な活動を行うことができます。

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まとめ

採用広報におけるKPIは、活動の効果を測定し、改善につなげるための重要な指標です。適切なKPIを設定し、効果的に運用することで、採用広報活動を成功させましょう。

KPIの設定は、一度決めたら終わりではありません。定期的に見直しを行い、状況に合わせて最適なKPIを設定することが重要です。

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