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エンジニアのパフォーマンスを向上させるには「チームビルディング」が不可欠です。何でも相談できるチームを作ることで、メンバーは自分の能力を最大限に発揮できるようになります。チームビルディングの代表的手法やつながりを強化するゲームを紹介します。
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チームビルディングの目的
(出典)https://unsplash.com/
チームや組織のパフォーマンスを向上させるため「チームビルディング」を取り入れる企業は少なくありません。チームビルディング(Team building)には「チームを構成する」ことという意味があります。
組織の目標を達成するには、ただ人員を配置するだけでは不十分です。個性や能力を発揮できるような環境・仕組みがあってこそ、大きな成果が生まれます。企業がチームビルディングを取り入れる目的について詳しく見ていきましょう。
目標達成の意思統一
チームを構成する目的の一つは、目標達成に向けてメンバーの意識を統一させることです。バラバラだったベクトルが同じ方向を向けば、大きな力が生まれます。
チームとよく似た言葉に「グループ」があります。グループは単なる人の集まりに過ぎませんが、チームは共通の目標・目的を達成するために形成された集団です。
プロジェクトの成功にはチームが不可欠であり、チームビルディングの良しあしが結果に大きな影響を与えます。
目標達成の意思が統一され、それぞれが自分の能力を余すことなく発揮できれば、チームとして最高の成果が残せるでしょう。
社内人材の育成
チームビルディングを「人材育成の手段」や「次世代リーダーの育成」として活用する企業もあります。
就業経験のない新入社員は、社会人としてのコミュニケーション能力や業務遂行能力が不足しています。1日でも早く即戦力になってもらうには、社内教育が不可欠です。
集団研修を通じてスキルを身に付ける手もありますが、チームを結成した方がコミュニケーションが活発になります。新入社員は、ベテラン社員の仕事ぶりを間近で観察できるため、成長スピードが加速するでしょう。
他方、ベテラン社員・中堅社員はチームリーダーの役割が求められます。チームをまとめたり、管理職と若手社員の橋渡しをしたりする中で、マネジメントスキルが磨かれていきます。
チームメンバーの関係性を強める
組織の規模が大きいほど、個々のつながりは弱くなります。「共に働く人」の顔が見えない状態では一体感が醸成されず、モチベーションもなかなか上がりません。
チームビルディングには、メンバー同士の横のつながりを強化し、心理的安全性の高い状態を作る目的があります。「心理的安全性(Psychological safety)」とは、自分の率直な考えを安心して開示できる状態のことです。
アイデアや考えをオープンに話し合えるチームは、イノベーションが自発的に起こりやすい傾向があります。適切なタイミングで報連相がなされるため、問題が小さいうちに対処できます。
主体性を身に付ける
エンジニアには、自ら学ぶ姿勢や主体的に仕事に取り組む姿勢が求められます。命令に従って淡々と作業をこなすだけでは個人の成長は見込めず、組織も活性化されません。
チームビルディングを実践すると、主体性が育まれます。「目標達成のために何が必要か」「自分が担うべき役割は何か」を強く意識するため、チームとして最大限のパフォーマンスが発揮できるようになるのです。
新入社員の場合、「仕事を最後までやり遂げる」「自律的に行動する」といった社会人としての基本姿勢が身に付きます。
チームビルディングの段階「タックマンモデル」とは
(出典)https://unsplash.com/
タックマンモデルとは、理想的なチームに成長を遂げるまでのプロセスを示したもので、心理学者のブルース・W・タックマンが1965年に提唱しました。当初は4段階で構成されていましたが、1977年に「散会期」が加えられています。
タックマンモデルを理解すれば、リーダーはチームの状況に応じた対策を打ち出せるでしょう。
形成期/Forming
「形成期(Forming)」は、チームが形成されたばかりの時期を指します。互いに対する理解が浅く、本音での議論は起こりません。
一見すると和やかな雰囲気ですが、誰もが遠慮がちで、心には不安や緊張が残る状態です。チームの目標や役割が定まっていないため、新入社員や若手社員は上司に指示を求めるでしょう。
形成期は、コミュニケーションの機会を増やし、関係性の構築を促進することが重要です。飲み会や交流会、社内のアクティビティを通じて、相互理解を深めていきましょう。
混乱期/Storming
形成期を過ぎると、メンバー同士の相互理解が少しずつ深まっていきます。「私はこうしたい」という個人の主張もなされるようになり、メンバー間での対立や意見の食い違いが生まれるのが「混乱期(Storming)」です。
混乱期を乗り越えるポイントは、納得いくまで対話を続けることです。価値観やバックグラウンドの違いから生じるすれ違いは、単なるゲームやレクリエーションだけでは解決が難しく、対応によってはチームが離散する可能性があります。
混乱期は、寛容さや忍耐を学ぶ絶好の機会です。リーダーが適切にチームを誘導できれば、次の成長段階である「統一期」にうまく移行ができるでしょう。
統一期/Norming
コミュニケーションの活発化に伴って共通の目標や規範が生まれ、チーム内での役割分担が明らかになるのが「統一期(Norming)」です。
相互理解が深まると、自分とは異なる価値観や意見を受け入れられるようになります。
対立は起こりますが、話し合いによって自然に解決できるケースが多くなるでしょう。メンバーの発言に「うちのチーム」という言葉が目立つようになるのもこの時期です。
リーダーには、メンバーを正しい方向に導く役割が求められます。メンバーが出した結論に問題点がないかを判断し、必要に応じて軌道修正を行います。
機能期/Performing
チームが「機能期(Performing)」に入ると、メンバーのベクトルが完全に統一されます。それぞれが自分の役割を認識しているため、リーダーは細かな指示を出す必要がありません。チームとしては最も理想的な状態です。
個性や能力が遺憾なく発揮され、チームは小さな成功を何度も経験するようになります。パフォーマンスとモチベーションをできるだけ長く維持できるよう、リーダーはメンバーのサポート役に回りましょう。
多忙で体調を崩すメンバーも出てくるため、適度な休息とリフレッシュを促すようにします。
散会期/Adjourning
目的の達成やプロジェクトの終了などにより、チームは散会期(Adjourning)を迎えます。成長の結果、それぞれが目指すべきものが明らかになったり、方向性にズレが出てきたりして、チームが解散を迎えるケースもあるようです。
メンバーはチームで培った経験を糧に、次に目指すべき方向へと進んでいきます。別のプロジェクトに参加する人もいれば、上のポジションを目指す人もいるでしょう。
散会期を迎える際、全てのメンバーが「このチームでよかった」という充足感に満たされるのが理想です。高いモチベーションのまま次の段階に移行できるように、リーダーはメンバーを激励しましょう。
チームビルディングの手法
(出典)https://unsplash.com/
ただ人を集めただけでは、チームとしての能力は発揮できません。チームビルディングの手法は複数あるため、メンバーの年齢層やシーン、目的に応じて使い分けましょう。代表的な四つの手法を解説します。
コミュニケーションを深める「ゲーム」
チームビルディングの手法の中でも、メンバー同士の距離を一気に縮められるのがゲームです。仕事との関係のない協働作業なら、普段会話の少ないメンバーとも容易に打ち解けられます。ディスカッションに苦手意識がある人でも気軽に参加できるでしょう。
具体的な例を挙げると、30枚のA4用紙を使ってチームでタワーを作る「ペーパータワー」や、描いた似顔絵が誰かを当てる「似顔絵当てゲーム」、ヒーローインタビュー風に質問と回答を繰り返す「ヒーローインタビュー」などがあります。
一部のゲームを除いては、リモート環境でも実施が可能です。複数人が参加でき、かつ画面共有ができるオンラインツールを活用しましょう。
主体性を身に付けさせる「ワークショップ」
ワークショップは作業場を意味する言葉ですが、現代では「体験型のイベント」の意味で使われています。与えられたテーマに対し、参加者たちが共同で作業をしていくのが特徴です。
一方的に情報を伝えるだけのセミナーや研修に対し、ワークショップは個人の主体性が発揮されます。周囲との協力が求められる点において、チームの一体感や相互理解が高まり始めた「統一期」に最適です。
ワークショップで重要なのは、メンバーの多様性を認め合うことです。課題解決のためのディスカッションやディベートとは本質が異なるため、相手を尊重する姿勢を忘れないようにしましょう。
共通意識を持たせる「ディスカッション」
ディスカッションは、チームの間で共通認識を確立させたいときや、役割や考え方を明確にしたいときに採用されます。
ディスカッションというと相手を論破するイメージがありますが、チームビルディングでは共通の結論を見いだすことに重きが置かれます。
意見の相違や利害をうまく調整しながら、全てのメンバーが納得できる落としどころを探っていく必要があるため、チームの協調性が大きく向上するでしょう。
また、論理的思考(ロジカルシンキング)に基づいた話し方が身に付くと同時に、自分の意見をはっきりと主張できるようになります。
緊張を解く「ランチ」
コミュニケーションを活性化させるために、定期的なランチ会を取り入れる企業は少なくありません。以前は、お酒を飲みながら親睦を深める「飲みニケーション」が一般的でしたが、近年は飲み会に参加したがらない若年層が増加傾向にあります。
ランチ会のメリットは、飲み会よりもハードルが低いことです。仕事の話が不要なため、上司や先輩とも緊張せずに話ができるでしょう。
お酒が飲めない人が疎外感を覚えたり、羽目を外してひんしゅくを買ったりするケースもなく、短時間でポジティブな関係性が構築できます。
チームが形成されたばかりの「形成期」において、ディスカッションやワークショップはやや難易度が高いですが、ランチ会なら気軽に参加しやすいでしょう。
チームビルディングにおすすめのゲーム
(出典)https://unsplash.com/
エンジニアのチームビルディングには、IT技術に関連したゲーム・イベントを取り入れるのが理想です。チームワークの強化につながるだけでなく、コミュニケーション力や問題解決能力の向上も期待できます。
プログラミングリレー
プログラミングリレーは、複数のプログラマーが順番にプログラムを書き加えていくゲームです。最初のメンバーが書いたプログラムを次のメンバーが引き継ぎ、新機能を加えたり、不具合を修正したりしてお題を満たすプログラムを完成させます。
プログラミングリレーの良さは、自分と他人のコードの書き方・考え方の違いが理解できる点です。話し合いながらゲームを進めていく中で、協調性も育まれるでしょう。
一堂に会する必要はなく、オンライン環境でも問題なく行えます。音声通話やチャット機能を活用してコミュニケーションを取りましょう。
エスケープルーム
エスケープルームとは、制限時間内に密室から脱出するアクティビティで、日本語では「脱出部屋」や「脱出ゲーム」と呼ばれています。制限時間は30分~1時間に設定しましょう。
室内には脱出に必要なヒントや資料がちりばめられており、メンバーで協力しながら謎や仕掛けを解いていきます。
ゲームを通じてメンバーの個性やスキルを再認識できる上、エンジニアに不可欠な「論理的思考」「観察力」「問題解決能力」などが養われます。コミュニケーションの活性化や関係性の強化にもつながるでしょう。
ハッカソン
ハッカソンとは、プログラマーやグラフィックデザイナーなどがチームを組み、共同でアプリケーションやソフトウェアを作り上げるイベントです。技術革新や開発力の向上を目的に実施されるケースが多いですが、チームビルディングにも活用できます。
参加者はあらかじめ決められたテーマを基にアイデアを具現化し、デモやプレゼンテーションによってその成果を競います。一つの作品を協働で作り上げる過程では、メンバー同士の絆が深まるでしょう。
また、ゼロから完成までを一貫して担当するため、普段は断片的な作業しか行わないプログラマーは大きな達成感を得られます。
バグハント
バグハントとは、ソフトウェアやシステム開発でバグ(プログラム上の誤り)を見つけ出し、制限時間内にできるだけ多くを修正する作業です。
見つけたバグの数や重要度、修正の品質などを評価基準とし、チーム内、またはチーム対抗でどれだけのバグハントができるかに挑戦します。
バグを見つけるには、調査・解析・実証といった地道な作業を繰り返す必要があります。メンバーが一丸となってアプローチすることで、チームワークが鍛えられます。開発者のデバッグスキルやコードリーディングスキルの向上も期待できるでしょう。
ブレインストーミングバトル
ブレインストーミングは、1950年頃に生まれた会議手法です。「集団発想法」とも呼ばれる通り、集団の力で斬新なアイデアを数多く生み出すのが主な目的です。
最初にテーマや問題を定義した後、複数人で自由にアイデアを出し合います。全てのアイデアを対等に受け入れることで、単独では思いつかないような発想や解決法が生まれる可能性があるでしょう。
ブレインストーミングバトルでは、どのチームが最も優れた解決策を見つけられるかを競います。自由な発言を促すため、チーム内では以下のようなルールを定めるのが通例です。
- 相手の意見を否定しない
- ユニークなアイデアを歓迎する
- 質より量を重視する
- 相手のアイデアに便乗する
自由な意見交換によって、コミュニケーションが活発化されます。チームメンバー間の信頼関係を構築するのにも役に立つでしょう。
技術クイズ
クイズはチームビルディングで最も盛り上がるゲームの一つです。チームメンバーは、自分の考えや知識を出し合いながら、チームとしての解答を決定します。個人戦でもよいですが、チーム対抗は競争心を刺激し、メンバー同士の結束力を高めます。
エンジニアであれば、プログラミング言語やデータ構造、アルゴリズムといった「技術クイズ」がおすすめです。制限時間内での解答数を競う方法のほか、制限付きの早押しにする手もあります。
人数が多すぎると、話し合いに参加できないメンバーも出てくるため、1チームは2~4人で構成するのがベターです。
ペアプログラミング対決
ペアプログラミングとは、一つのプログラムを2人で共同開発する手法です。2人が同じ作業を行うのではなく、コード記述の指示をする「ナビゲーター」とナビゲーターの指示に基づいて記述を行う「ドライバー」に役割を分担します。
ペアプログラミング対決では2人1組がチームとなり、与えられたプログラミング課題をこなします。コードの品質や完了したタスクの数、効率性などを評価基準に、優秀なペアを決定する流れです。
開発過程では、密なコミュニケーションが生まれます。ペア同士の相互理解が深まることで、チーム全体にもプラスの影響がもたらされるでしょう。
テクノロジーチャレンジ
テクノロジーチャレンジとは、テクノロジー分野のアイデアや技術力を競うイベントで、主に企業・非営利団体・大学などが主催しています。
参加者はチームで協力し、ロボットのプログラミング・ゲーム開発・仮想現実アプリケーションの作成といったプロジェクトに取り組みます。
イベントでよい成績を収めるには、高度なIT技術とチームワークが欠かせません。協力して課題に取り組む中で、メンバー間の相互信頼が深まります。新たな技術スキルの習得による自己成長も期待できるでしょう。
屋内・屋外でできるゲーム例は以下のコラムでも紹介しています。スポーツやアスレチック、ドミノなど、業務に関連のないイベントでリフレッシュするのもおすすめです。
参考:チームビルディングのゲーム研修例まとめ。意味と効果とは? | Offers Magazine
チームビルディングによりパフォーマンスを向上させる
(出典)https://unsplash.com/
高いパフォーマンスを発揮する組織をつくるには、チームビルディングを意識的に行う必要があります。いくら優秀なエンジニアを集めたとしても、個人プレーが多かったり、仕事の進め方や方向性が違っていたりすれば、思い通りの成果は得られません。
理想のチームが形成されるまでには、いくつものプロセスを経る必要があります。チームの離散が起こらないように、管理者やリーダーは各段階に応じた対策を打ち出しましょう。
チームビルディングによってエンジニアチームのパフォーマンスが上がれば、組織全体にも良い影響を与えます。
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