「デジタルネイティブ」や「ソーシャルネイティブ」と呼ばれるゼット世代は、人材採用の分野でもよく話題になります。ゼット世代にあたるエンジニアを採用・育成する際には、どういった点に注意すれば良いでしょうか?ゼット世代の概要とともに解説します。
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ゼット世代(Z世代)とは?どういう意味?

(出典)https://unsplash.com/
ゼット世代(Z世代)とは、すでにスマートフォンやSNSなどが日常的に使われている世代であり、いわゆる「ミレニアル世代」の後の人々といわれています。まずは、概要から確認していきましょう。
1990年代後半から2012年頃に生まれた世代
ゼット世代の厳密な定義は、実は定まっていません。しかし1990年代の後半から、2010年頃に生まれた世代を呼ぶケースがほとんどです。つまり、2023年の時点において10代~20代前半の若者を指します。
インターネットとその関連サービスに囲まれて育った人々であり、スマートフォンやSNSなどで、日常的にコミュニケーションを取るのが当たり前になっている世代です。それ以前の世代とは物の考え方や、価値観などが異なる場合も多いので、マーケティングの分野や人材育成の分野などでは、よくゼット世代の特徴が取り上げられます。
「ポストミレニアル世代」とも呼ばれる
ミレニアル世代(ミレニアルズ)とは一般的に、1980年代の前半から、1990年代の半ばにかけて生まれた世代を指します。
2023年の時点において、20代の後半から40代の前半を迎える世代であり、インターネットとその関連サービス、SNSなどに慣れ親しんでいる人々です。子どもの頃にインターネットの発展を経験している世代でもあり、IT技術の進展を目の当たりにしてきた人々ともいえるでしょう。
一方、ゼット世代はミレニアルズの後の世代であり、「ポストミレニアル世代」とも呼ばれています。生まれた頃から、すでにインターネットやIT技術が当たり前にある世代です。両世代はそれ以前の世代に比べて、共通した考え方も有していますが、異なる価値観を持っているともいわれています。
ゼット世代の代表的な特徴や価値観

(出典)https://unsplash.com/
ゼット世代の代表的な特徴や価値観としては、以下の点が挙げられます。一部、ミレニアル世代にも該当するところはありますが、ゼット世代はデジタル技術やSNSが当然に受け入れられている世代であり、子どもの頃から使いこなせる点に特徴があります。
デジタルネイティブ
スマートフォンやタブレット端末を自由に使いこなせるのが、ゼット世代の最大の特徴といえるでしょう。インターネット関連技術が日常生活で当たり前になっている世代であり、新しいIT関連技術の理解も早く、技術の進歩にも柔軟に対応できる世代です。
ただし年齢によっては、子どもの頃からパソコンよりも、スマートフォンに慣れ親しんでいます。そのためスマートフォンの操作に関しては、全く問題はないものの、パソコンの文字入力をはじめとした基本操作が苦手な人も少なくありません。
ソーシャルネイティブ(SNSネイティブ)
ゼット世代はTwitterやFacebook、Instagramなどの、SNSでのコミュニケーションが当たり前になっている世代です。友人同士の日常的なコミュニケーションはもちろん、SNSを通じてオンラインでのみ、やり取りする相手も多くいるのが特徴です。相手の顔が分からないまま、長くやり取りを続けるケースも珍しくありません。
なお、ゼット世代の中でも、頻繁に使用しているSNSは年齢によって異なる傾向があります。例えば、20代半ばの人々はTwitterやInstagramの利用率が比較的高めですが、10代から20代前半の人々はInstagramに加えて、TikTokなどが主流のコミュニケーションツールになっています。
タイムパフォーマンスを重視する
ミレニアル世代はコストパフォーマンスを考える傾向にあるとされていますが、ゼット世代はそれ以上に、タイムパフォーマンス(時間対効果)を重視するのが特徴といわれています。
バブルが崩壊し、世紀をまたいで長い不況に陥っていた日本では、限られたお金で、いかに効果の高いものを得るかを重視する人が多くなりました。ミレニアル世代は主にバブル崩壊前後に生まれた人々であり、不況とともに生きてきた側面があるため、それ以前の世代に比べると、コストパフォーマンスを重視せざるを得なかった事情があります。
さらに、その下のゼット世代は、コストパフォーマンスを重視するだけではなく、短い時間でどれぐらいの効果を得られるかも大切にしています。実際、「タイパ」「コスパ」といった表現がよく使われており、動画サイトなどで十分に特徴や評価を確認してから、商品やサービスを購入するのが特徴です。
また、若い世代に好まれる動画も、徐々に時間の短いものになってきています。より短時間で、十分な満足感を得たいというニーズがあるわけです。
ワークライフバランスを大切にする
ゼット世代は、特に仕事とプライベートの両立を大切にしています。いわゆる仕事一筋で生きようとする人は少なく、オンとオフを明確に切り替える人が多いのが特徴です。会社の飲み会や催しに参加するよりも、自分の趣味や友人との時間を重視する人が多く、仕事よりも家庭やプライベートを重視する傾向もあります。
上記のように、タイムパフォーマンスを重視する人が多いため、仕事においても、より効率的で柔軟な働き方を求めるのも特徴といえるでしょう。転職のハードルも低く、20代のうちから副業やフリーランスとして活動する人も増えています。

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