エンジニア採用で座談会は有効?積極的な質問を促すためのポイント

Offers HR Magazine編集部 2023年8月13日

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会社説明会とともに座談会を開催することで、応募者に社内の雰囲気や具体的な仕事内容などについて、質問の機会を設ける企業が増えています。エンジニア採用の場面で座談会を開く有効性や、参加者に積極的な質問を促すためのポイントなどを解説します。

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そもそも座談会とは?エンジニア採用でも有効?

(出典)https://unsplash.com/

座談会はさまざまな目的で開催されるイベントの1種です。特に企業の人材採用の場面においては、以下のように、応募者と社員とが直接やり取りできる場として、広く導入されています。まずは、エンジニア採用における座談会の有効性について解説します。

社員と応募者が話をする場

就職・転職活動(企業側からすれば採用活動)における座談会とは、社員と応募者とが直接顔を合わせてやり取りできる場であり、リラックスした雰囲気の中で対話ができるのが特徴です。

社内のさまざまな部門・部署で働いている代表的な社員が登壇し、参加者に対して職場の雰囲気や仕事内容など、就職・転職希望者が知りたい情報を開示するのが一般的です。

時間は30分から1時間程度のケースが多く、会社説明会の一環として、開催される場合も少なくありません。また、近年は参加者と社員が、1対1でやり取りできる場を設ける企業も増えています。

応募者とエンジニアがコミュニケーションを図れる

エンジニアの採用においても、座談会を開けば応募者と社内のエンジニアとが、直接コミュニケーションを図る場を提供できます。応募者は入社後のイメージやエンジニアとしての具体的な業務内容、キャリアなどについて理解を深められるので、応募してもらえる可能性を高められるでしょう。

実際、優秀なエンジニアを擁する多くの企業が、現場のエンジニアが参加する座談会を開催しています。後述するように、会社説明会の場で座談会を開く場合や、座談会の様子を動画や記事にした上で、公式サイトで配信する企業も多くあります。

座談会の種類と形式

座談会を設けるタイミングとしては、会社説明会の後や説明会と同時に開催する場合、採用プロセスの任意のタイミングで開催する場合などがあります。人材採用の場面では、会社説明会とともに開かれるのが一般的になっていますが、自社のやりやすいタイミングで開催して問題ありません。

エンジニア採用の場合、インターンシップを通じて採用に至るケースもあるので、インターンの参加者を対象に座談会を開催してもよいでしょう。応募を促したり、互いの理解を深めたりするなど、目的に応じて最適なタイミングを検討することが大事です。

座談会を開くメリット

(出典)https://unsplash.com/

人材採用の場面で座談会を開くメリットとしては、以下のように自社のこと深く知ってもらえる点や、応募者の考え方や価値観を把握できる点などがあります。それぞれみていきましょう。

自社をより深く理解してもらえる

座談会を開催することで、自社のことをより深く理解してもらえるようになります。一般的に企業は自社の公式サイトやSNSなどを通じて、企業理念や社内文化、具体的な仕事内容などを発信しますが、座談会を開いて社員の口から直接説明してもらうことで、情報に説得力を持たせることが可能です。

応募者からしてみれば、企業サイトを確認するよりも、より信ぴょう性が高い情報を得られるでしょう。さらに、直接社員に質問できるので、自分の知りたい情報をピンポイントで知ることができます。

応募者の考え方や価値観を把握できる

応募者の考え方や価値観、どういった企業を評価するかなど、本音の部分を把握できるのも座談会を開くメリットです。

採用面接において、応募者は内定を得るために、取り繕った回答をするケースは珍しくありません。また、緊張で思うような回答や質問ができない場合もあるでしょう。その結果、採用担当者が応募者のポテンシャルや、考え方を正確に把握できない可能性もあります。

一方、座談会はリラックスした雰囲気でやり取りが可能です。応募者が何を考えているのか、どういった基準で企業を評価しているかなど、ある程度は把握できます。その情報を採用活動に生かすことで、より多くの応募者を集められるようになり、自社に合った人材を評価するヒントを得られるでしょう。

座談会でよくされる質問

(出典)https://unsplash.com/

それでは、会社説明会をはじめ、人材採用の場面で開催される座談会の場面において、参加者がよくする質問を紹介します。登壇する社員がスムーズに答えられるようにしておけば、自社の情報を正しく伝えられるようになり、採用ニーズに合った人材を獲得できる可能性を高められます。

具体的な業務内容や仕事の流れは?

具体的な業務内容や1日の仕事の流れなどについて、質問する参加者は多くいます。特にエンジニアの業務内容は多岐に渡るため、応募者は入社後にどういった仕事を任せられるのか、質問を通じて確認しようとする傾向にあります。

エンジニア採用における座談会を開催するならば、現場のエンジニアに登壇してもらうのが有効です。具体的な仕事の内容や任されているポジション、どういった目標を持って仕事をしているかなど、詳しく説明してもらうとよいでしょう。

入社後どういった成長ができるか?

エンジニアとして入社した後、具体的に歩めるキャリアや、どういった成長ができるかなども、応募者が特に知りたい部分です。

入社後の扱いについて質問を受けるケースも多いので、座談会に登壇する社員は、しっかりと答えられるようにしておきましょう。仕事に対するやりがいなども聞かれるので、エンジニアとしての仕事の魅力や楽しさなどを、具体的に伝えられると効果的です。

どういった人物を求めているか?

企業としてどういったエンジニアを求めているか、どのような経験やスキルが評価されるかなど、採用に関する質問は、当然されることを想定しておく必要があります。

応募側が特に必要としている情報ではありますが、企業側にとっても、自社が本当に求める人材に応募してもらうために重要です。採用後のミスマッチを防ぐためにも、理想とする人物像やエンジニアとして求める経験、スキルなどを明確に伝えるようにしましょう。

応募者の質問を促すポイント

(出典)https://unsplash.com/

座談会は面接とは異なり、リラックスした雰囲気で進められますが、それでも質問をためらう参加者は少なくありません。以下の点を意識しながら、参加者が質問しやすい場を作りましょう。

質問しやすい雰囲気作りに注力する

座談会では参加者の心理的安全性を担保し、質問しやすい雰囲気作りを心掛ける必要があります。参加者からすれば、座談会は公式サイトやSNSなどでは確認できない、企業の内情や雰囲気などを確認できるよい機会です。できるだけ気軽に質問できる空気を作ることで、積極的な質問を促すようにしましょう。

基本的にどういった質問であっても、座談会では歓迎するといったメッセージを発信し、登壇者は砕けた質問にも対等な立場で回答することが大事です。

質問内容が採用に無関係である点を強調する

人によっては、質問が採用に影響してしまうのではないかと、不安になる場合もあります。質問したくても控えてしまう場合があるので、座談会の質問に関しては、採用とは一切無関係である点を説明することも重要でしょう。

あるいは質問時に名乗ることを廃止したり、事前に匿名で質問を受け付けたりするのも有効です。参加者が気兼ねなく質問できるように工夫しましょう。

座談会では質問しやすい環境を整えよう

(出典)https://unsplash.com/

エンジニア採用における座談会の有効性や、メリットなどを解説しました。座談会は参加者と社員(エンジニア)とが、直接顔を合わせてコミュニケーションを取れるよい機会です。積極的に開催して、自社のことを深く理解してもらうことが重要です。社員の口から魅力を伝えてもらえば、応募者数を効率的に増やせるでしょう。

参加者が気軽に質問できる空気を作り上げ、登壇する社員は質問にスムーズに答えられるように、十分に準備しておくことが重要です。座談会をうまく活用して、応募者を増やしましょう。

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